JPH10100396A - インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法及びライン間の混色の防止方法 - Google Patents
インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法及びライン間の混色の防止方法Info
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- JPH10100396A JPH10100396A JP25990296A JP25990296A JPH10100396A JP H10100396 A JPH10100396 A JP H10100396A JP 25990296 A JP25990296 A JP 25990296A JP 25990296 A JP25990296 A JP 25990296A JP H10100396 A JPH10100396 A JP H10100396A
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カラーフィルタ基板にゴミが付着することを防
止することが出来るインクジェット記録システムを提供
する。 【解決手段】カラーフィルタを製造するためのカラーフ
ィルタの製造システムであって、複数のインクジェット
ヘッドを有するインクジェットヘッドユニット55を基
板に対して相対的に走査させながら基板に向けてインク
を吐出し、各画素を着色することによりカラーフィルタ
を製造する製造装置と、この製造装置と別体に設けら
れ、インクジェットヘッドユニット55を製造装置から
取り外した状態で調整する調整装置300とを具備す
る。
止することが出来るインクジェット記録システムを提供
する。 【解決手段】カラーフィルタを製造するためのカラーフ
ィルタの製造システムであって、複数のインクジェット
ヘッドを有するインクジェットヘッドユニット55を基
板に対して相対的に走査させながら基板に向けてインク
を吐出し、各画素を着色することによりカラーフィルタ
を製造する製造装置と、この製造装置と別体に設けら
れ、インクジェットヘッドユニット55を製造装置から
取り外した状態で調整する調整装置300とを具備す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドにより被記録部材に向けてインクを吐出して、記録
を行うインクジェット記録システム及びインクジェット
記録方法及びライン間の混色の防止方法に関するもので
ある。
ッドにより被記録部材に向けてインクを吐出して、記録
を行うインクジェット記録システム及びインクジェット
記録方法及びライン間の混色の防止方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用パーソナルコンピュータの発達に伴い、液晶
ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及の
ためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフイルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。従来から、カラー
フイルタの要求特性を満足しつつ上記の要求に応えるべ
く種々の方法が試みられているが、いまだ全ての要求特
性を満足する方法は確立されていない。以下にそれぞれ
の方法を説明する。第1の方法は顔料分散法である。こ
の方法は、基板上に顔料を分散した感光性樹脂層を形成
し、これをパターニングすることにより単色のパターン
を得る。更にこの工程を3回繰り返すことによりR、
G、Bのカラーフイルタ層を形成する。
特に携帯用パーソナルコンピュータの発達に伴い、液晶
ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及の
ためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフイルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。従来から、カラー
フイルタの要求特性を満足しつつ上記の要求に応えるべ
く種々の方法が試みられているが、いまだ全ての要求特
性を満足する方法は確立されていない。以下にそれぞれ
の方法を説明する。第1の方法は顔料分散法である。こ
の方法は、基板上に顔料を分散した感光性樹脂層を形成
し、これをパターニングすることにより単色のパターン
を得る。更にこの工程を3回繰り返すことによりR、
G、Bのカラーフイルタ層を形成する。
【0003】第2の方法は染色法である。染色法は、ガ
ラス基板上に染色用の材料である水溶性高分子材料を塗
布し、これをフオトリソグラフィー工程により所望の形
状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴に
浸漬して着色されたパターンを得る。これを3回繰り返
すことによりR、G、Bのカラーフイルタ層を形成す
る。
ラス基板上に染色用の材料である水溶性高分子材料を塗
布し、これをフオトリソグラフィー工程により所望の形
状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴に
浸漬して着色されたパターンを得る。これを3回繰り返
すことによりR、G、Bのカラーフイルタ層を形成す
る。
【0004】第3の方法としては電着法がある。この方
法は、基板上に透明電極をパターニングし、顔料、樹
脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第1の色を
電着する。この工程を3回繰り返してR、G、Bのカラ
ーフイルタ層を形成し、最後に焼成するものである。
法は、基板上に透明電極をパターニングし、顔料、樹
脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第1の色を
電着する。この工程を3回繰り返してR、G、Bのカラ
ーフイルタ層を形成し、最後に焼成するものである。
【0005】第4の方法としては印刷法がある。この方
法は、熱硬化型の樹脂に顔料を分散させ、印刷を3回繰
り返すことによりR、G、Bを塗り分けた後、樹脂を熱
硬化させることにより着色層を形成するものである。ま
た、いずれの方法においても着色層上に保護層を形成す
るのが一般的である。
法は、熱硬化型の樹脂に顔料を分散させ、印刷を3回繰
り返すことによりR、G、Bを塗り分けた後、樹脂を熱
硬化させることにより着色層を形成するものである。ま
た、いずれの方法においても着色層上に保護層を形成す
るのが一般的である。
【0006】これらの方法に共通している点は、R、
G、Bの3色を着色するために同一の工程を3回繰り返
す必要があり、コスト高になることである。また、工程
が多いほど歩留りが低下するという問題を有している。
更に、電着法においては、形成可能なパターン形状が限
定されるため、現状の技術ではTFT用には適用が難し
い。また、印刷法は、解像性、平滑性が悪いためファイ
ンピッチのパターンは形成が難しい。
G、Bの3色を着色するために同一の工程を3回繰り返
す必要があり、コスト高になることである。また、工程
が多いほど歩留りが低下するという問題を有している。
更に、電着法においては、形成可能なパターン形状が限
定されるため、現状の技術ではTFT用には適用が難し
い。また、印刷法は、解像性、平滑性が悪いためファイ
ンピッチのパターンは形成が難しい。
【0007】これらの欠点を補うべく、特開昭59−7
5205号公報、特開昭63−235901号公報ある
いは特開平1−217320号公報等には、インクジェ
ット方式を用いてカラーフイルタを製造する方法が開示
されている。これらの方法は、R(赤)、G(緑)、B
(青)の三色の色素を含有するインクをインクジェット
方式で光透過性の基板上に噴射し、各インクを乾燥させ
て着色画像部を形成するものである。こうしたインクジ
ェット方式では、R、G、Bの各画素の形成を一度に行
うことが可能で大幅な製造工程の簡略化と、大幅なコス
トダウン効果を得ることが出来る。
5205号公報、特開昭63−235901号公報ある
いは特開平1−217320号公報等には、インクジェ
ット方式を用いてカラーフイルタを製造する方法が開示
されている。これらの方法は、R(赤)、G(緑)、B
(青)の三色の色素を含有するインクをインクジェット
方式で光透過性の基板上に噴射し、各インクを乾燥させ
て着色画像部を形成するものである。こうしたインクジ
ェット方式では、R、G、Bの各画素の形成を一度に行
うことが可能で大幅な製造工程の簡略化と、大幅なコス
トダウン効果を得ることが出来る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ット方式によりカラーフィルタを製造する場合、各画素
をR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に着色するため
に、R、G、Bの各色インクを吐出する3種類のヘッド
が必要となる。そのため、カラーフィルタを着色する前
工程として、これらの各ヘッドの相対位置及び傾き角度
の調整を行うことが必須である。この調整を行う場合、
カラーフィルタの製造装置に各インクジェットヘッドを
取り付けた状態で行うことが精度的に一番良いが、この
ようにインクジェットヘッドを製造装置に取り付けた状
態で調整を行うと、これから着色しようとするカラーフ
ィルタ基板上にゴミが落下するという問題点がある。イ
ンクジェット法によりカラーフィルタを製造する場合に
は、隣の異なる色の画素同士でインクが混色を起こすこ
とが大きな問題となるが、本願発明者等が鋭意検討した
結果、上記のようなカラーフィルタ基板上のゴミを介し
て図30に示す様に隣り合う画素に着弾したインクが引
き寄せられて混色を引き起こすことが発見され、カラー
フィルタの製造装置の周辺をクリーン環境に保つことが
高品位なカラーフィルタを製造する上で非常に重要であ
ることが分かってきた。そのため、インクジェットヘッ
ドの調整作業時にゴミが発生することは大きな問題であ
る。
ット方式によりカラーフィルタを製造する場合、各画素
をR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に着色するため
に、R、G、Bの各色インクを吐出する3種類のヘッド
が必要となる。そのため、カラーフィルタを着色する前
工程として、これらの各ヘッドの相対位置及び傾き角度
の調整を行うことが必須である。この調整を行う場合、
カラーフィルタの製造装置に各インクジェットヘッドを
取り付けた状態で行うことが精度的に一番良いが、この
ようにインクジェットヘッドを製造装置に取り付けた状
態で調整を行うと、これから着色しようとするカラーフ
ィルタ基板上にゴミが落下するという問題点がある。イ
ンクジェット法によりカラーフィルタを製造する場合に
は、隣の異なる色の画素同士でインクが混色を起こすこ
とが大きな問題となるが、本願発明者等が鋭意検討した
結果、上記のようなカラーフィルタ基板上のゴミを介し
て図30に示す様に隣り合う画素に着弾したインクが引
き寄せられて混色を引き起こすことが発見され、カラー
フィルタの製造装置の周辺をクリーン環境に保つことが
高品位なカラーフィルタを製造する上で非常に重要であ
ることが分かってきた。そのため、インクジェットヘッ
ドの調整作業時にゴミが発生することは大きな問題であ
る。
【0009】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、カラーフ
ィルタ基板にゴミが付着することを防止することが出来
るインクジェット記録システム及びインクジェット記録
方法及びライン間の混色の防止方法を提供することにあ
る。
されたものであり、その目的とするところは、カラーフ
ィルタ基板にゴミが付着することを防止することが出来
るインクジェット記録システム及びインクジェット記録
方法及びライン間の混色の防止方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わるインクジェット
記録システムは、インクジェット記録システムであっ
て、複数のインクジェットヘッドを有するインクジェッ
トヘッドユニットを被記録部材に対して相対的に走査さ
せながら該被記録部材に向けてインクを吐出し、記録を
行うインクジェット記録装置と、該インクジェット記録
装置と別体に設けられ、前記インクジェットヘッドユニ
ットを前記記録装置から取り外した状態で調整する調整
装置とを具備することを特徴としている。
目的を達成するために、本発明に係わるインクジェット
記録システムは、インクジェット記録システムであっ
て、複数のインクジェットヘッドを有するインクジェッ
トヘッドユニットを被記録部材に対して相対的に走査さ
せながら該被記録部材に向けてインクを吐出し、記録を
行うインクジェット記録装置と、該インクジェット記録
装置と別体に設けられ、前記インクジェットヘッドユニ
ットを前記記録装置から取り外した状態で調整する調整
装置とを具備することを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記記録装置は、前記インクジェ
ットヘッドユニットを前記被記録部材に対して相対的に
走査させるための第1の移動手段と、前記インクジェッ
トヘッドユニットからインクを吐出させるタイミングと
吐出させる量とを制御する制御手段とを備えることを特
徴としている。
録システムにおいて、前記記録装置は、前記インクジェ
ットヘッドユニットを前記被記録部材に対して相対的に
走査させるための第1の移動手段と、前記インクジェッ
トヘッドユニットからインクを吐出させるタイミングと
吐出させる量とを制御する制御手段とを備えることを特
徴としている。
【0012】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記調整装置は、前記インクジェ
ットヘッドユニットを被描画部材に対して相対的に走査
させるための第2の移動手段と、前記インクジェットヘ
ッドユニットからインクを吐出させて前記被描画部材上
に所定の調整用パターンを描画させる制御装置とを備え
ることを特徴としている。
録システムにおいて、前記調整装置は、前記インクジェ
ットヘッドユニットを被描画部材に対して相対的に走査
させるための第2の移動手段と、前記インクジェットヘ
ッドユニットからインクを吐出させて前記被描画部材上
に所定の調整用パターンを描画させる制御装置とを備え
ることを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記調整装置は、描画された前記
調整用パターンを撮像するためのカメラをさらに備える
ことを特徴としている。
録システムにおいて、前記調整装置は、描画された前記
調整用パターンを撮像するためのカメラをさらに備える
ことを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記調整装置は、前記カメラによ
り撮像された調整用パターンの画像に基づいて、前記複
数のインクジェットヘッドの相対位置ズレと、前記複数
のインクジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きと
を算出する第1の演算手段をさらに備えることを特徴と
している。
録システムにおいて、前記調整装置は、前記カメラによ
り撮像された調整用パターンの画像に基づいて、前記複
数のインクジェットヘッドの相対位置ズレと、前記複数
のインクジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きと
を算出する第1の演算手段をさらに備えることを特徴と
している。
【0015】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記調整装置は、前記カメラによ
り撮像された調整用パターンの画像に基づいて、前記複
数のインクジェットヘッドの複数のノズルからのインク
吐出量のバラつきを算出する第2の演算手段をさらに備
えることを特徴としている。
録システムにおいて、前記調整装置は、前記カメラによ
り撮像された調整用パターンの画像に基づいて、前記複
数のインクジェットヘッドの複数のノズルからのインク
吐出量のバラつきを算出する第2の演算手段をさらに備
えることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記調整装置は、前記第2の演算
手段により演算された前記複数のノズルからのインク吐
出量のバラつきのデータに基づいて、前記複数のノズル
からのインク吐出量を補正するデータを作成する第3の
演算手段をさらに備えることを特徴としている。
録システムにおいて、前記調整装置は、前記第2の演算
手段により演算された前記複数のノズルからのインク吐
出量のバラつきのデータに基づいて、前記複数のノズル
からのインク吐出量を補正するデータを作成する第3の
演算手段をさらに備えることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記インクジェットヘッドは、熱
エネルギーを利用してインクを吐出するヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー発生体を備えることを特徴としている。
録システムにおいて、前記インクジェットヘッドは、熱
エネルギーを利用してインクを吐出するヘッドであっ
て、インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エ
ネルギー発生体を備えることを特徴としている。
【0018】また、この発明に係わるインクジェット記
録システムにおいて、前記インクジェットヘッドによ
り、カラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を
着色し、カラーフィルタを製造することを特徴としてい
る。
録システムにおいて、前記インクジェットヘッドによ
り、カラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を
着色し、カラーフィルタを製造することを特徴としてい
る。
【0019】また、本発明に係わるインクジェット記録
方法は、複数のインクジェットヘッドを有するインクジ
ェットヘッドユニットを被記録部材に対して相対的に走
査させながら該被記録部材に向けてインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録方法であって、前記インク
ジェットヘッドユニットを、前記被記録部材上に記録を
行う記録装置とは別体に設けられた調整装置により調整
する調整工程と、該調整工程で調整された前記インクジ
ェットヘッドユニットを前記記録装置に装着する装着工
程と、前記インクジェットヘッドユニットと前記被記録
部材とを相対的に走査させながら前記被記録部材に記録
を行う記録工程とを具備することを特徴としている。
方法は、複数のインクジェットヘッドを有するインクジ
ェットヘッドユニットを被記録部材に対して相対的に走
査させながら該被記録部材に向けてインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録方法であって、前記インク
ジェットヘッドユニットを、前記被記録部材上に記録を
行う記録装置とは別体に設けられた調整装置により調整
する調整工程と、該調整工程で調整された前記インクジ
ェットヘッドユニットを前記記録装置に装着する装着工
程と、前記インクジェットヘッドユニットと前記被記録
部材とを相対的に走査させながら前記被記録部材に記録
を行う記録工程とを具備することを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記装着工程では、前記インクジェッ
トヘッドユニットの前記走査方向に対する傾きを調整し
て前記記録装置に装着することを特徴としている。
録方法において、前記装着工程では、前記インクジェッ
トヘッドユニットの前記走査方向に対する傾きを調整し
て前記記録装置に装着することを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記調整工程では、前記インクジェッ
トヘッドにより被描画部材上に所定の調整用描画パター
ンを描画し、該調整用描画パターンに基づいて前記複数
のインクジェットヘッドの相対位置と、該複数のインク
ジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを調整す
ることを特徴としている。
録方法において、前記調整工程では、前記インクジェッ
トヘッドにより被描画部材上に所定の調整用描画パター
ンを描画し、該調整用描画パターンに基づいて前記複数
のインクジェットヘッドの相対位置と、該複数のインク
ジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを調整す
ることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記調整工程は、前記複数のインクジ
ェットヘッドの複数の吐出ノズルの吐出量のバラつきを
測定し、該バラつきを補正するデータを作成する工程を
さらに含むことを特徴としている。
録方法において、前記調整工程は、前記複数のインクジ
ェットヘッドの複数の吐出ノズルの吐出量のバラつきを
測定し、該バラつきを補正するデータを作成する工程を
さらに含むことを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記インクジェットヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー発生体を備えることを特徴としている。
録方法において、前記インクジェットヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー発生体を備えることを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記インクジェットヘッドにより、カ
ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色
し、カラーフィルタを製造することを特徴としている。
録方法において、前記インクジェットヘッドにより、カ
ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色
し、カラーフィルタを製造することを特徴としている。
【0025】また、本発明に係わるライン間の混色の防
止方法は、クリーン環境内で、複数のインクジェットヘ
ッドを有するインクジェットヘッドユニットを被記録部
材に対して相対的に走査させながら該被記録部材に向け
てインクを吐出して各ラインを記録する場合におけるラ
イン間の混色の防止方法であって、前記インクジェット
ヘッドユニットを、前記被記録部材上の各ラインを記録
する記録装置とは別体に設けられた調整装置により調整
する調整工程と、該調整工程で調整された前記インクジ
ェットヘッドユニットを前記記録装置に装着する装着工
程と、前記インクジェットヘッドユニットと前記被記録
部材とを相対的に走査させながら前記被記録部材に記録
を行う記録工程とを具備することを特徴としている。
止方法は、クリーン環境内で、複数のインクジェットヘ
ッドを有するインクジェットヘッドユニットを被記録部
材に対して相対的に走査させながら該被記録部材に向け
てインクを吐出して各ラインを記録する場合におけるラ
イン間の混色の防止方法であって、前記インクジェット
ヘッドユニットを、前記被記録部材上の各ラインを記録
する記録装置とは別体に設けられた調整装置により調整
する調整工程と、該調整工程で調整された前記インクジ
ェットヘッドユニットを前記記録装置に装着する装着工
程と、前記インクジェットヘッドユニットと前記被記録
部材とを相対的に走査させながら前記被記録部材に記録
を行う記録工程とを具備することを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わるライン間の混色の
防止法方において、前記装着工程では、前記インクジェ
ットヘッドユニットの前記走査方向に対する傾きを調整
して前記記録装置に装着することを特徴としている。
防止法方において、前記装着工程では、前記インクジェ
ットヘッドユニットの前記走査方向に対する傾きを調整
して前記記録装置に装着することを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わるライン間の混色の
防止法方において、前記調整工程では、前記インクジェ
ットヘッドにより被描画部材上に所定の調整用描画パタ
ーンを描画し、該調整用描画パターンに基づいて前記複
数のインクジェットヘッドの相対位置と、該複数のイン
クジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを調整
することを特徴としている。
防止法方において、前記調整工程では、前記インクジェ
ットヘッドにより被描画部材上に所定の調整用描画パタ
ーンを描画し、該調整用描画パターンに基づいて前記複
数のインクジェットヘッドの相対位置と、該複数のイン
クジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを調整
することを特徴としている。
【0028】また、この発明に係わるライン間の混色の
防止法方において、前記調整工程は、前記複数のインク
ジェットヘッドの複数の吐出ノズルの吐出量のバラつき
を測定し、該バラつきを補正するデータを作成する工程
をさらに含むことを特徴としている。
防止法方において、前記調整工程は、前記複数のインク
ジェットヘッドの複数の吐出ノズルの吐出量のバラつき
を測定し、該バラつきを補正するデータを作成する工程
をさらに含むことを特徴としている。
【0029】また、この発明に係わるライン間の混色の
防止法方において、前記クリーン環境とはクラス100
以下のクリーン環境であることを特徴としている。
防止法方において、前記クリーン環境とはクラス100
以下のクリーン環境であることを特徴としている。
【0030】また、この発明に係わるライン間の混色の
防止法方において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、
インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
ギー発生体を備えることを特徴としている。
防止法方において、前記インクジェットヘッドは、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、
インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
ギー発生体を備えることを特徴としている。
【0031】また、この発明に係わるライン間の混色の
防止法方において、前記インクジェットヘッドにより、
カラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色
し、カラーフィルタを製造することを特徴としている。
防止法方において、前記インクジェットヘッドにより、
カラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色
し、カラーフィルタを製造することを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1はカラーフィルタの製造装置の一実施
形態の構成を示す概略図である。
形態の構成を示す概略図である。
【0034】図1において、51は装置架台、52は架
台51上に配置されたXYθステージ、53はXYθス
テージ52上にセットされたカラーフィルタ基板、54
はカラーフィルタ基板53上に形成されるカラーフィル
タ、55はカラーフィルタ54の着色を行うR(赤),
G(緑),B(青)の各インクジェットヘッドとそれら
を支持するヘッドマウント55aとからなるヘッドユニ
ット、58はカラーフィルタ製造装置90の全体動作を
制御するコントローラ、59はコントローラの表示部で
あるところのティーチングペンダント(パソコン)、6
0はティーチングペンダント59の操作部であるところ
のキーボードを示している。ヘッドユニット55は、カ
ラーフィルタ製造装置90の支持部90aに対して着脱
自在に、且つ水平面内で回動角度を調整可能に装着され
ている。
台51上に配置されたXYθステージ、53はXYθス
テージ52上にセットされたカラーフィルタ基板、54
はカラーフィルタ基板53上に形成されるカラーフィル
タ、55はカラーフィルタ54の着色を行うR(赤),
G(緑),B(青)の各インクジェットヘッドとそれら
を支持するヘッドマウント55aとからなるヘッドユニ
ット、58はカラーフィルタ製造装置90の全体動作を
制御するコントローラ、59はコントローラの表示部で
あるところのティーチングペンダント(パソコン)、6
0はティーチングペンダント59の操作部であるところ
のキーボードを示している。ヘッドユニット55は、カ
ラーフィルタ製造装置90の支持部90aに対して着脱
自在に、且つ水平面内で回動角度を調整可能に装着され
ている。
【0035】図2はカラーフィルタ製造装置90の制御
コントローラの構成図である。59は制御コントローラ
58の入出力手段であるティーチングペンダント、62
は製造の進行状況及びヘッドの異常の有無等の情報を表
示する表示部、60はカラーフィルタ製造装置90の動
作等を指示する操作部(キーボード)である。
コントローラの構成図である。59は制御コントローラ
58の入出力手段であるティーチングペンダント、62
は製造の進行状況及びヘッドの異常の有無等の情報を表
示する表示部、60はカラーフィルタ製造装置90の動
作等を指示する操作部(キーボード)である。
【0036】58はカラーフィルタ製造装置90の全体
動作を制御するところのコントローラ、65はティーチ
ングペンダント59とのデータの受け渡しを行うインタ
フェース、66はカラーフィルタ製造装置90の制御を
行うCPU、67はCPU66を動作させるための制御
プログラムを記憶しているROM、68は生産情報等を
記憶するRAM、70はカラーフィルタの各画素内への
インクの吐出を制御する吐出制御部、71はカラーフィ
ルタ製造装置90のXYθステージ52の動作を制御す
るステージ制御部、90はコントローラ58に接続さ
れ、その指示に従って動作するカラーフィルタ製造装置
を示している。
動作を制御するところのコントローラ、65はティーチ
ングペンダント59とのデータの受け渡しを行うインタ
フェース、66はカラーフィルタ製造装置90の制御を
行うCPU、67はCPU66を動作させるための制御
プログラムを記憶しているROM、68は生産情報等を
記憶するRAM、70はカラーフィルタの各画素内への
インクの吐出を制御する吐出制御部、71はカラーフィ
ルタ製造装置90のXYθステージ52の動作を制御す
るステージ制御部、90はコントローラ58に接続さ
れ、その指示に従って動作するカラーフィルタ製造装置
を示している。
【0037】次に、図3は、上記のカラーフィルタ製造
装置90に使用されるインクジェットヘッドIJHの構
造を示す図である。図1では、ヘッドユニット55内に
おいて、インクジェットヘッドIJHはR,G,Bの3色
に対応して3個設けられているが、これらの3個のヘッ
ドは夫々同一の構造であるので、図3にはこれらの3個
のヘッドのうちの1つの構造を代表して示している。
装置90に使用されるインクジェットヘッドIJHの構
造を示す図である。図1では、ヘッドユニット55内に
おいて、インクジェットヘッドIJHはR,G,Bの3色
に対応して3個設けられているが、これらの3個のヘッ
ドは夫々同一の構造であるので、図3にはこれらの3個
のヘッドのうちの1つの構造を代表して示している。
【0038】図3において、インクジェットヘッドIJ
Hは、インクを加熱するための複数のヒータ102が形
成された基板であるヒータボード104と、このヒータ
ボード104の上にかぶせられる天板106とから概略
構成されている。天板106には、複数の吐出口108
が形成されており、吐出口108の後方には、この吐出
口108に連通するトンネル状の液路110が形成され
ている。各液路110は、隔壁112により隣の液路と
隔絶されている。各液路110は、その後方において1
つのインク液室114に共通に接続されており、インク
液室114には、インク供給口116を介してインクが
供給され、このインクはインク液室114から夫々の液
路110に供給される。
Hは、インクを加熱するための複数のヒータ102が形
成された基板であるヒータボード104と、このヒータ
ボード104の上にかぶせられる天板106とから概略
構成されている。天板106には、複数の吐出口108
が形成されており、吐出口108の後方には、この吐出
口108に連通するトンネル状の液路110が形成され
ている。各液路110は、隔壁112により隣の液路と
隔絶されている。各液路110は、その後方において1
つのインク液室114に共通に接続されており、インク
液室114には、インク供給口116を介してインクが
供給され、このインクはインク液室114から夫々の液
路110に供給される。
【0039】ヒータボード104と、天板106とは、
各液路110に対応した位置に各ヒータ102が来る様
に位置合わせされて図3の様な状態に組み立てられる。
図3においては、2つのヒータ102しか示されていな
いが、ヒータ102は、夫々の液路110に対応して1
つずつ配置されている。そして、図3の様に組み立てら
れた状態で、ヒータ102に所定の駆動パルスを供給す
ると、ヒータ102上のインクが沸騰して気泡を形成
し、この気泡の体積膨張によりインクが吐出口108か
ら押し出されて吐出される。従って、ヒータ102に加
える駆動パルスを制御、例えば電力の大きさを制御する
ことにより気泡の大きさを調整することが可能であり、
吐出口から吐出されるインクの体積を自在にコントロー
ルすることができる。
各液路110に対応した位置に各ヒータ102が来る様
に位置合わせされて図3の様な状態に組み立てられる。
図3においては、2つのヒータ102しか示されていな
いが、ヒータ102は、夫々の液路110に対応して1
つずつ配置されている。そして、図3の様に組み立てら
れた状態で、ヒータ102に所定の駆動パルスを供給す
ると、ヒータ102上のインクが沸騰して気泡を形成
し、この気泡の体積膨張によりインクが吐出口108か
ら押し出されて吐出される。従って、ヒータ102に加
える駆動パルスを制御、例えば電力の大きさを制御する
ことにより気泡の大きさを調整することが可能であり、
吐出口から吐出されるインクの体積を自在にコントロー
ルすることができる。
【0040】図4は、このようにヒータに加える電力を
変化させてインクの吐出量を制御する方法を説明するた
めの図である。
変化させてインクの吐出量を制御する方法を説明するた
めの図である。
【0041】この実施形態では、インクの吐出量を調整
するために、ヒータ102に2種類の定電圧パルスを印
加する様になされている。2つのパルスとは、図4に示
す様にプレヒートパルスとメインヒートパルス(以下、
単にヒートパルスという)である。プレヒートパルス
は、実際にインクを吐出するに先立ってインクを所定温
度に暖めるためのパルスであり、インクを吐出するため
に必要な最低のパルス幅t5 よりも短い値に設定されて
いる。従って、このプレヒートパルスによりインクが吐
出されることはない。プレヒートパルスをヒータ102
に加えるのは、インクの初期温度を、一定の温度にまで
上昇させておくことにより、後に一定のヒートパルスを
印加したときのインク吐出量を常に一定にするためであ
る。また、逆にプレヒートパルスの長さを調節すること
により、予めインクの温度を調節しておき、同じヒート
パルスが印加された場合でも、インクの吐出量を異なら
せることも可能である。また、ヒートパルスの印加に先
立ってインクを暖めておくことにより、ヒートパルスを
印加した時のインク吐出の時間的な立ち上がりを早めて
応答性を良くする働きも持っている。
するために、ヒータ102に2種類の定電圧パルスを印
加する様になされている。2つのパルスとは、図4に示
す様にプレヒートパルスとメインヒートパルス(以下、
単にヒートパルスという)である。プレヒートパルス
は、実際にインクを吐出するに先立ってインクを所定温
度に暖めるためのパルスであり、インクを吐出するため
に必要な最低のパルス幅t5 よりも短い値に設定されて
いる。従って、このプレヒートパルスによりインクが吐
出されることはない。プレヒートパルスをヒータ102
に加えるのは、インクの初期温度を、一定の温度にまで
上昇させておくことにより、後に一定のヒートパルスを
印加したときのインク吐出量を常に一定にするためであ
る。また、逆にプレヒートパルスの長さを調節すること
により、予めインクの温度を調節しておき、同じヒート
パルスが印加された場合でも、インクの吐出量を異なら
せることも可能である。また、ヒートパルスの印加に先
立ってインクを暖めておくことにより、ヒートパルスを
印加した時のインク吐出の時間的な立ち上がりを早めて
応答性を良くする働きも持っている。
【0042】一方、ヒートパルスは、実際にインクを吐
出させるためのパルスであり、上記のインクを吐出する
ために必要な最低のパルス幅t5 よりも長く設定されて
いる。ヒータ102が発生するエネルギーは、ヒートパ
ルスの幅(印加時間)に比例するものであるため、この
ヒートパルスの幅を調節することにより、ヒータ102
の特性のばらつきを調整することが可能である。
出させるためのパルスであり、上記のインクを吐出する
ために必要な最低のパルス幅t5 よりも長く設定されて
いる。ヒータ102が発生するエネルギーは、ヒートパ
ルスの幅(印加時間)に比例するものであるため、この
ヒートパルスの幅を調節することにより、ヒータ102
の特性のばらつきを調整することが可能である。
【0043】なお、プレヒートパルスとヒートパルスと
の間隔を調整して、プレヒートパルスによる熱の拡散状
態を制御することによってもインクの吐出量を調整する
ことが可能となる。
の間隔を調整して、プレヒートパルスによる熱の拡散状
態を制御することによってもインクの吐出量を調整する
ことが可能となる。
【0044】上記の説明から分かる様に、インクの吐出
量は、プレヒートパルスとヒートパルスの印加時間を調
節することによって制御することも可能であるし、また
プレヒートパルスとヒートパルスの印加間隔を調節する
ことによっても可能である。従って、プレヒートパルス
及びヒートパルスの印加時間やプレヒートパルスとヒー
トパルスの印加間隔を必要に応じて調整することによ
り、インクの吐出量やインクの吐出の印加パルスに対す
る応答性を自在に調節することが可能となる。
量は、プレヒートパルスとヒートパルスの印加時間を調
節することによって制御することも可能であるし、また
プレヒートパルスとヒートパルスの印加間隔を調節する
ことによっても可能である。従って、プレヒートパルス
及びヒートパルスの印加時間やプレヒートパルスとヒー
トパルスの印加間隔を必要に応じて調整することによ
り、インクの吐出量やインクの吐出の印加パルスに対す
る応答性を自在に調節することが可能となる。
【0045】次に、このインクの吐出量の調整について
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0046】例えば、図4に示す様に吐出口(ノズル)
108a,108b,108cが、同じエネルギーを加
えた時のインクの吐出量が異なっている場合について説
明する。詳しくは、一定温度で、一定エネルギーを印加
したときに、ノズル108aのインク吐出量が36pl
(ピコリットル)、ノズル108bのインク吐出量が4
0pl、ノズル108cのインク吐出量が40plであ
り、ノズル108aに対応するヒータ102a及びノズ
ル108bに対応するヒータ102bの抵抗値が200
Ω、ノズル108cに対応するヒータ102cの抵抗値
が210Ωであるものとする。そして、それぞれのノズ
ル108a,108b,108cの吐出量を全て40p
lに合わせたいものとする。
108a,108b,108cが、同じエネルギーを加
えた時のインクの吐出量が異なっている場合について説
明する。詳しくは、一定温度で、一定エネルギーを印加
したときに、ノズル108aのインク吐出量が36pl
(ピコリットル)、ノズル108bのインク吐出量が4
0pl、ノズル108cのインク吐出量が40plであ
り、ノズル108aに対応するヒータ102a及びノズ
ル108bに対応するヒータ102bの抵抗値が200
Ω、ノズル108cに対応するヒータ102cの抵抗値
が210Ωであるものとする。そして、それぞれのノズ
ル108a,108b,108cの吐出量を全て40p
lに合わせたいものとする。
【0047】それぞれのノズル108a,108b,1
08cの吐出量を同じ量に調整するためには、プレヒー
トパルスとヒートパルスの幅を調整すれば良いのである
が、このプレヒートパルスとヒートパルスの幅の組み合
わせには種々のものが考えられる。ここでは、ヒートパ
ルスにより発生するエネルギーの量を3つのノズルで同
じになる様に設定し、吐出量の調整は、プレヒートパル
スの幅を調整することにより行なうものとする。
08cの吐出量を同じ量に調整するためには、プレヒー
トパルスとヒートパルスの幅を調整すれば良いのである
が、このプレヒートパルスとヒートパルスの幅の組み合
わせには種々のものが考えられる。ここでは、ヒートパ
ルスにより発生するエネルギーの量を3つのノズルで同
じになる様に設定し、吐出量の調整は、プレヒートパル
スの幅を調整することにより行なうものとする。
【0048】まず、ノズル108aのヒータ102aと
ノズル108bのヒータ102bの抵抗値は同じ200
Ωであるので、ヒートパルスにより発生するエネルギー
を同じにするには、ヒータ102a,102bに同じ幅
の電圧パルスを印加すればよい。ここでは、電圧パルス
の幅を前述したt5 よりも長いt3 に設定する。一方、
ノズル108aと108bとは、同じエネルギーを加え
た時の吐出量が、36plと40plと異なるため、ノ
ズル108aの吐出量を多くするために、ヒータ102
aには、ヒータ102bのプレヒートパルスの幅t1 よ
りも長いt2 のプレヒートパルスを加える。このように
すれば、ノズル108aと108bの吐出量を同じ40
plにそろえることができる。
ノズル108bのヒータ102bの抵抗値は同じ200
Ωであるので、ヒートパルスにより発生するエネルギー
を同じにするには、ヒータ102a,102bに同じ幅
の電圧パルスを印加すればよい。ここでは、電圧パルス
の幅を前述したt5 よりも長いt3 に設定する。一方、
ノズル108aと108bとは、同じエネルギーを加え
た時の吐出量が、36plと40plと異なるため、ノ
ズル108aの吐出量を多くするために、ヒータ102
aには、ヒータ102bのプレヒートパルスの幅t1 よ
りも長いt2 のプレヒートパルスを加える。このように
すれば、ノズル108aと108bの吐出量を同じ40
plにそろえることができる。
【0049】一方、ノズル108cのヒータ102cの
抵抗値は、他の2つのヒータ102a,102bの抵抗
値よりも高い210Ωであるため、ヒータ102cか
ら、他の2つのヒータと同じエネルギーを発生させるた
めには、ヒートパルスの幅を長くする必要がある。その
ため、ここでは、ヒートパルスの幅を前述したt3 より
も長いt4 に設定している。また、プレヒートパルスの
幅に関しては、一定エネルギーを加えた時のノズル10
8bと108cの吐出量が同じであるため、ヒータ10
2bと同じにすればよく、t1 の幅のプレヒートパルス
を加える。
抵抗値は、他の2つのヒータ102a,102bの抵抗
値よりも高い210Ωであるため、ヒータ102cか
ら、他の2つのヒータと同じエネルギーを発生させるた
めには、ヒートパルスの幅を長くする必要がある。その
ため、ここでは、ヒートパルスの幅を前述したt3 より
も長いt4 に設定している。また、プレヒートパルスの
幅に関しては、一定エネルギーを加えた時のノズル10
8bと108cの吐出量が同じであるため、ヒータ10
2bと同じにすればよく、t1 の幅のプレヒートパルス
を加える。
【0050】以上の様にして、抵抗値と一定エネルギー
を加えた時のインク吐出量の異なる3つのノズル108
a,108b,108cから同じ量のインクを吐出させ
ることができる。また、同じ手法により、インクの吐出
量を意識的に異ならせることも可能である。なお、プレ
ヒートパルスを利用するのは、ノズルごとの吐出のバラ
つきを低減するためである。
を加えた時のインク吐出量の異なる3つのノズル108
a,108b,108cから同じ量のインクを吐出させ
ることができる。また、同じ手法により、インクの吐出
量を意識的に異ならせることも可能である。なお、プレ
ヒートパルスを利用するのは、ノズルごとの吐出のバラ
つきを低減するためである。
【0051】次に、図5は、カラーフィルタの製造工程
の例を示した図である。
の例を示した図である。
【0052】本実施形態においては、基板1として一般
にガラス基板が用いられるが、液晶用カラーフィルタと
しての透明性、機械的強度等の必要特性を有するもので
あればガラス基板に限定されるものではない。
にガラス基板が用いられるが、液晶用カラーフィルタと
しての透明性、機械的強度等の必要特性を有するもので
あればガラス基板に限定されるものではない。
【0053】図5(a)は、光透過部7と遮光部である
ブラックマトリクス2を備えたガラス基板1を示す。ま
ず、ブラックマトリクス2の形成された基板1上に光照
射又は光照射と加熱により硬化可能であり且つインク受
容性を有する樹脂組成物を塗布し、必要に応じてプリベ
ークを行って樹脂層3’を形成する(図5(b))。樹
脂層3’の形成には、スピンコート、ロールコート、バ
ーコート、スプレーコート、ディップコート等の塗布方
法を用いることができ、特に限定されるものではない。
ブラックマトリクス2を備えたガラス基板1を示す。ま
ず、ブラックマトリクス2の形成された基板1上に光照
射又は光照射と加熱により硬化可能であり且つインク受
容性を有する樹脂組成物を塗布し、必要に応じてプリベ
ークを行って樹脂層3’を形成する(図5(b))。樹
脂層3’の形成には、スピンコート、ロールコート、バ
ーコート、スプレーコート、ディップコート等の塗布方
法を用いることができ、特に限定されるものではない。
【0054】次に、ブラックマトリクス2により遮光さ
れる部分の樹脂層をフォトマスク4’を使用して予めパ
ターン露光を行うことにより樹脂層の一部を硬化させて
インクを吸収しない部位5’(非着色部位)を形成し
(図5(c))、その後インクジェットヘッドを用いて
R、G、Bの各色を一度に着色し(図5(d))、必要
に応じてインクの乾燥を行う。
れる部分の樹脂層をフォトマスク4’を使用して予めパ
ターン露光を行うことにより樹脂層の一部を硬化させて
インクを吸収しない部位5’(非着色部位)を形成し
(図5(c))、その後インクジェットヘッドを用いて
R、G、Bの各色を一度に着色し(図5(d))、必要
に応じてインクの乾燥を行う。
【0055】パターン露光の際に使用されるフォトマス
ク4’としては、ブラックマトリクスによる遮光部分を
硬化させるための開口部を有するものを使用する。この
際、ブラックマトリクスに接する部分での着色剤の色抜
けを防止するために、比較的多くのインクを付与するこ
とが必要である。そのためにブラックマトリクスの(遮
光)幅よりも狭い開口部を有するマスクを用いることが
好ましい。
ク4’としては、ブラックマトリクスによる遮光部分を
硬化させるための開口部を有するものを使用する。この
際、ブラックマトリクスに接する部分での着色剤の色抜
けを防止するために、比較的多くのインクを付与するこ
とが必要である。そのためにブラックマトリクスの(遮
光)幅よりも狭い開口部を有するマスクを用いることが
好ましい。
【0056】着色に用いるインクとしては、色素として
染料系又は顔料系共に用いることが可能であり、また液
状インク、ソリッドインク共に使用可能である。
染料系又は顔料系共に用いることが可能であり、また液
状インク、ソリッドインク共に使用可能である。
【0057】本発明で使用する硬化可能な樹脂組成物と
しては、インク受容性を有し、且つ光照射と加熱の少な
くとも一方の処理により硬化し得るものであればいずれ
でも使用可能であり、樹脂としては例えばアクリル系樹
脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース
誘導体あるいはその変性物等が挙げられる。
しては、インク受容性を有し、且つ光照射と加熱の少な
くとも一方の処理により硬化し得るものであればいずれ
でも使用可能であり、樹脂としては例えばアクリル系樹
脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース
誘導体あるいはその変性物等が挙げられる。
【0058】これらの樹脂を光あるいは光と熱により架
橋反応を進行させるために光開始剤(架橋剤)を用いる
ことも可能である。光開始剤としては、重クロム酸塩、
ビスアジド化合物、ラジカル系開始剤、カチオン系開始
剤、アニオン系開始剤等が使用可能である。またこれら
の光開始剤を混合して、あるいは他の増感剤と組み合わ
せて使用することもできる。更にオニウム塩などの光酸
発生剤を架橋剤として併用することも可能である。な
お、架橋反応をより進行させるために光照射の後に熱処
理を施してもよい。
橋反応を進行させるために光開始剤(架橋剤)を用いる
ことも可能である。光開始剤としては、重クロム酸塩、
ビスアジド化合物、ラジカル系開始剤、カチオン系開始
剤、アニオン系開始剤等が使用可能である。またこれら
の光開始剤を混合して、あるいは他の増感剤と組み合わ
せて使用することもできる。更にオニウム塩などの光酸
発生剤を架橋剤として併用することも可能である。な
お、架橋反応をより進行させるために光照射の後に熱処
理を施してもよい。
【0059】これらの組成物を含む樹脂層は、非常に耐
熱性、耐水性等に優れており、後工程における高温ある
いは洗浄工程に十分耐え得るものである。
熱性、耐水性等に優れており、後工程における高温ある
いは洗浄工程に十分耐え得るものである。
【0060】本発明で使用するインクジェット方式とし
ては、エネルギー発生素子として電気熱変換体を用いた
バブルジェットタイプ、あるいは圧電素子を用いたピエ
ゾジェットタイプ等が使用可能であり、着色面積及び着
色パターンは任意に設定することができる。
ては、エネルギー発生素子として電気熱変換体を用いた
バブルジェットタイプ、あるいは圧電素子を用いたピエ
ゾジェットタイプ等が使用可能であり、着色面積及び着
色パターンは任意に設定することができる。
【0061】また、本例では基板上にブラックマトリク
スが形成された例を示しているが、ブラックマトリクス
は、硬化可能な樹脂組成物層を形成後、あるいは着色後
に樹脂層上に形成されたものであっても特に問題はな
く、その形態は本例に限定されるものではない。また、
その形成方法としては、基板上にスパッタもしくは蒸着
により金属薄膜を形成し、フォトリソ工程によりパター
ニングすることが好ましいが、これに限定されるもので
はない。
スが形成された例を示しているが、ブラックマトリクス
は、硬化可能な樹脂組成物層を形成後、あるいは着色後
に樹脂層上に形成されたものであっても特に問題はな
く、その形態は本例に限定されるものではない。また、
その形成方法としては、基板上にスパッタもしくは蒸着
により金属薄膜を形成し、フォトリソ工程によりパター
ニングすることが好ましいが、これに限定されるもので
はない。
【0062】次いで光照射のみ、熱処理のみ、又は光照
射及び熱処理を行って硬化可能な樹脂組成物を硬化させ
(図5(e))、必要に応じて保護層8を形成(図5
(f)する。なお、図中hνは光の強度を示し、熱処理
の場合は、hνの光の代わりに熱を加える。保護層8と
しては、光硬化タイプ、熱硬化タイプあるいは光熱併用
タイプの第2の樹脂組成物を用いて形成するか、あるい
は無機材料を用いて蒸着またはスパッタによって形成す
ることができ、カラーフィルタとした場合の透明性を有
し、その後のITO形成プロセス、配向膜形成プロセス
等に十分耐えうるものであれば使用可能である。
射及び熱処理を行って硬化可能な樹脂組成物を硬化させ
(図5(e))、必要に応じて保護層8を形成(図5
(f)する。なお、図中hνは光の強度を示し、熱処理
の場合は、hνの光の代わりに熱を加える。保護層8と
しては、光硬化タイプ、熱硬化タイプあるいは光熱併用
タイプの第2の樹脂組成物を用いて形成するか、あるい
は無機材料を用いて蒸着またはスパッタによって形成す
ることができ、カラーフィルタとした場合の透明性を有
し、その後のITO形成プロセス、配向膜形成プロセス
等に十分耐えうるものであれば使用可能である。
【0063】図6は上記のカラーフィルタを組み込んだ
カラー液晶表示装置30の基本構成を示す断面図であ
る。
カラー液晶表示装置30の基本構成を示す断面図であ
る。
【0064】カラー液晶表示装置は、一般的にカラーフ
ィルタ基板1と対向基板21を合わせこみ、液晶化合物
18を封入することにより形成される。液晶表示装置の
一方の基板21の内側に、TFT(Thin Film Transisto
r)(不図示)と透明な画素電極20がマトリックス状に
形成される。また、もう一方の基板1の内側には、画素
電極に対向する位置にRGBの色材が配列するようカラ
ーフィルタ54が設置され、その上に透明な対向電極
(共通電極)16が一面に形成される。ブラックマトリ
クス2は、通常カラーフィルター基板1側に形成され
る。さらに、両基板の面内には配向膜19が形成されて
おり、これをラビング処理することにより液晶分子を一
定方向に配列させることができる。また、それぞれのガ
ラス基板の外側には偏光板11,22が接着されてお
り、液晶化合物18は、これらのガラス基板の間隙(2
〜5μm程度)に充填される。また、バックライトとし
ては蛍光灯(不図示)と散乱板(不図示)の組み合わせ
が一般的に用いられており、液晶化合物をバックライト
光の透過率を変化させる光シャッターとして機能させる
ことにより表示を行う このような液晶表示装置を情報処理装置に適用した場合
の例を図7乃至図9を参照して説明する。
ィルタ基板1と対向基板21を合わせこみ、液晶化合物
18を封入することにより形成される。液晶表示装置の
一方の基板21の内側に、TFT(Thin Film Transisto
r)(不図示)と透明な画素電極20がマトリックス状に
形成される。また、もう一方の基板1の内側には、画素
電極に対向する位置にRGBの色材が配列するようカラ
ーフィルタ54が設置され、その上に透明な対向電極
(共通電極)16が一面に形成される。ブラックマトリ
クス2は、通常カラーフィルター基板1側に形成され
る。さらに、両基板の面内には配向膜19が形成されて
おり、これをラビング処理することにより液晶分子を一
定方向に配列させることができる。また、それぞれのガ
ラス基板の外側には偏光板11,22が接着されてお
り、液晶化合物18は、これらのガラス基板の間隙(2
〜5μm程度)に充填される。また、バックライトとし
ては蛍光灯(不図示)と散乱板(不図示)の組み合わせ
が一般的に用いられており、液晶化合物をバックライト
光の透過率を変化させる光シャッターとして機能させる
ことにより表示を行う このような液晶表示装置を情報処理装置に適用した場合
の例を図7乃至図9を参照して説明する。
【0065】図7は上記の液晶表示装置をワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
ッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複
写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した場
合の概略構成を示すブロック図である。
【0066】図中、1801は装置全体の制御を行う制
御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/Oポ
ートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力した
り、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御を
行っている。1802はディスプレイ部で、この表示画
面には各種メニューや文書情報及びイメージリーダ18
07で読み取ったイメージデータ等が表示される。18
03はディスプレイ部1802上に設けられた透明な感
圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を押圧する
ことにより、ディスプレイ部1802上での項目入力や
座標位置入力等を行うことができる。
御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/Oポ
ートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力した
り、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御を
行っている。1802はディスプレイ部で、この表示画
面には各種メニューや文書情報及びイメージリーダ18
07で読み取ったイメージデータ等が表示される。18
03はディスプレイ部1802上に設けられた透明な感
圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を押圧する
ことにより、ディスプレイ部1802上での項目入力や
座標位置入力等を行うことができる。
【0067】1804はFM(Frequency Modulation)音
源部で、音楽エディタ等で作成された音楽情報をメモリ
部1810や外部記憶装置1812にデジタルデータと
して記憶しておき、それらメモリ等から読み出してFM
変調を行うものである。FM音源部1804からの電気
信号はスピーカ部1805により可聴音に変換される。
プリンタ部1806はワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置の出力端末と
して用いられる。
源部で、音楽エディタ等で作成された音楽情報をメモリ
部1810や外部記憶装置1812にデジタルデータと
して記憶しておき、それらメモリ等から読み出してFM
変調を行うものである。FM音源部1804からの電気
信号はスピーカ部1805により可聴音に変換される。
プリンタ部1806はワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置の出力端末と
して用いられる。
【0068】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路中に設け
られており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原稿
の読取りを行う。
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路中に設け
られており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原稿
の読取りを行う。
【0069】1808はイメージリーダ部1807で読
取った原稿データのファクシミリ送信や、送られてきた
ファクシミリ信号を受信して復号するファクシミリ(F
AX)の送受信部であり、外部とのインタフェース機能
を有する。1809は通常の電話機能や留守番電話機能
等の各種電話機能を有する電話部である。
取った原稿データのファクシミリ送信や、送られてきた
ファクシミリ信号を受信して復号するファクシミリ(F
AX)の送受信部であり、外部とのインタフェース機能
を有する。1809は通常の電話機能や留守番電話機能
等の各種電話機能を有する電話部である。
【0070】1810はシステムプログラムやマネージ
ャープログラム及びその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォント及び辞書等を記憶するROMや、外
部記憶装置1812からロードされたアプリケーション
プログラムや文書情報、さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
ャープログラム及びその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォント及び辞書等を記憶するROMや、外
部記憶装置1812からロードされたアプリケーション
プログラムや文書情報、さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
【0071】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
力するキーボード部である。
【0072】1812はフロッピーディスクやハードデ
ィスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記
憶装置1812には文書情報や音楽あるいは音声情報、
ユーザのアプリケーションプログラム等が格納される。
ィスク等を記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記
憶装置1812には文書情報や音楽あるいは音声情報、
ユーザのアプリケーションプログラム等が格納される。
【0073】図8は図7に示す情報処理装置の模式的概
観図である。
観図である。
【0074】図中、1901は上記の液晶表示装置を利
用したフラットパネルディスプレイで、各種メニューや
図形情報及び文書情報等を表示する。このディスプレイ
1901上ではタッチパネル1803の表面は指等で押
圧することにより座標入力や項目指定入力を行うことが
できる。1902は装置が電話機として機能するときに
使用されているハンドセットである。キーボード190
3は本体と着脱可能にコードを介して接続されており、
各種文書機能や各種データ入力を行うことができる。ま
た、このキーボード1903には各種機能キー1904
等が設けられている。1905は外部記憶装置1812
へのフロッピーディスクの挿入口である。
用したフラットパネルディスプレイで、各種メニューや
図形情報及び文書情報等を表示する。このディスプレイ
1901上ではタッチパネル1803の表面は指等で押
圧することにより座標入力や項目指定入力を行うことが
できる。1902は装置が電話機として機能するときに
使用されているハンドセットである。キーボード190
3は本体と着脱可能にコードを介して接続されており、
各種文書機能や各種データ入力を行うことができる。ま
た、このキーボード1903には各種機能キー1904
等が設けられている。1905は外部記憶装置1812
へのフロッピーディスクの挿入口である。
【0075】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を載置する用紙載置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907よりプリン
トされる。
取られる原稿を載置する用紙載置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907よりプリン
トされる。
【0076】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部1811から入力された各種情報が制御部1801に
より所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部1
806に画像として出力される。
【0077】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0078】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0079】なお、上述した情報処理装置は図9に示す
ようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体型
としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高める
ことが可能となる。同図において、図8と同一機能を有
する部分には、対応する符号を付す。
ようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体型
としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高める
ことが可能となる。同図において、図8と同一機能を有
する部分には、対応する符号を付す。
【0080】次に、カラーフィルタの各画素の濃度ムラ
を軽減する代表的な2つの方法について説明する。
を軽減する代表的な2つの方法について説明する。
【0081】図10乃至図12は複数のインク吐出ノズ
ルを有するインクジェットヘッドIJHの各ノズル間の
インク吐出量の差を補正する方法(以下ビット補正と呼
ぶ)を示した図である。
ルを有するインクジェットヘッドIJHの各ノズル間の
インク吐出量の差を補正する方法(以下ビット補正と呼
ぶ)を示した図である。
【0082】まず、図10に示すようにインクジェット
ヘッドIJHの例えば3つのノズルであるノズル1,ノ
ズル2,ノズル3からインクを所定の基板上に吐出さ
せ、夫々のノズルから吐出されるインクが基板P上に形
成するインクドットの大きさあるいは濃度を測定し、各
ノズルからのインク吐出量を測定する。このとき、各ノ
ズルのヒータに加えるヒートパルス(図4参照)を一定
幅とし、既に説明したようにプレヒートパルス(図4参
照)の幅を変化させる。これにより図11に示すような
プレヒートパルス幅(図11に加熱時間として示す)と
インク吐出量の関係を示す曲線が得られる。ここで、例
えば、各ノズルからのインク吐出量を全て20ngに統
一したいとすると、図11に示す曲線から、ノズル1に
加えるプレヒートパルスの幅は1.0μs、ノズル2で
は0.5μs、ノズル3では0.75μsであることがわ
かる。従って、各ノズルのヒータに、これらの幅のプレ
ヒートパルスを加えることにより、図12に示すように
各ノズルからのインク吐出量を全て20ngに揃えるこ
とができる。このようにして、各ノズルからのインク吐
出量を補正することをビット補正と呼ぶ。本実施形態で
は、例えばプレヒートパルスの幅を4段階に変化させ、
約30%の補正幅を実現している。また補正の分解能は
2〜3%である。
ヘッドIJHの例えば3つのノズルであるノズル1,ノ
ズル2,ノズル3からインクを所定の基板上に吐出さ
せ、夫々のノズルから吐出されるインクが基板P上に形
成するインクドットの大きさあるいは濃度を測定し、各
ノズルからのインク吐出量を測定する。このとき、各ノ
ズルのヒータに加えるヒートパルス(図4参照)を一定
幅とし、既に説明したようにプレヒートパルス(図4参
照)の幅を変化させる。これにより図11に示すような
プレヒートパルス幅(図11に加熱時間として示す)と
インク吐出量の関係を示す曲線が得られる。ここで、例
えば、各ノズルからのインク吐出量を全て20ngに統
一したいとすると、図11に示す曲線から、ノズル1に
加えるプレヒートパルスの幅は1.0μs、ノズル2で
は0.5μs、ノズル3では0.75μsであることがわ
かる。従って、各ノズルのヒータに、これらの幅のプレ
ヒートパルスを加えることにより、図12に示すように
各ノズルからのインク吐出量を全て20ngに揃えるこ
とができる。このようにして、各ノズルからのインク吐
出量を補正することをビット補正と呼ぶ。本実施形態で
は、例えばプレヒートパルスの幅を4段階に変化させ、
約30%の補正幅を実現している。また補正の分解能は
2〜3%である。
【0083】次に、図13乃至図15は、各インク吐出
ノズルからのインク吐出密度を調整することにより、イ
ンクジェットヘッドの走査方向の濃度ムラを補正する方
法(以下シェーディング補正と呼ぶ)を示す図である。
ノズルからのインク吐出密度を調整することにより、イ
ンクジェットヘッドの走査方向の濃度ムラを補正する方
法(以下シェーディング補正と呼ぶ)を示す図である。
【0084】例えば、図13に示すように、インクジェ
ットヘッドのノズル3のインク吐出量を基準としたとき
に、ノズル1のインク吐出量が−10%、ノズル2のイ
ンク吐出量が+20%であったとする。このとき、イン
クジェットヘッドIJHを走査させながら、図14に示
すように、ノズル1のヒータには基準クロックの9回に
1回ずつヒートパルスを加え、ノズル2のヒータには基
準クロックの12回に1回ずつヒートパルスを加え、ノ
ズル3のヒータには基準クロックの10回に1回ずつヒ
ートパルスを加える。このようにすることにより、走査
方向のインク吐出数を各ノズル毎に変化させ、図15に
示すようにカラーフィルタの画素内の走査方向のインク
密度を一定にすることができ、各画素の濃度ムラを防止
することができる。このようにして、走査方向のインク
吐出密度を補正することをシェーディング補正と呼ぶ。
本実施形態では、この補正により約40%の補正幅を実
現している。また、補正の分解能については、細かく無
制限に制御することは可能であるが、データが大きくな
ってスピードが遅くなるという制約があり、実際上は1
0%程度が限界である。
ットヘッドのノズル3のインク吐出量を基準としたとき
に、ノズル1のインク吐出量が−10%、ノズル2のイ
ンク吐出量が+20%であったとする。このとき、イン
クジェットヘッドIJHを走査させながら、図14に示
すように、ノズル1のヒータには基準クロックの9回に
1回ずつヒートパルスを加え、ノズル2のヒータには基
準クロックの12回に1回ずつヒートパルスを加え、ノ
ズル3のヒータには基準クロックの10回に1回ずつヒ
ートパルスを加える。このようにすることにより、走査
方向のインク吐出数を各ノズル毎に変化させ、図15に
示すようにカラーフィルタの画素内の走査方向のインク
密度を一定にすることができ、各画素の濃度ムラを防止
することができる。このようにして、走査方向のインク
吐出密度を補正することをシェーディング補正と呼ぶ。
本実施形態では、この補正により約40%の補正幅を実
現している。また、補正の分解能については、細かく無
制限に制御することは可能であるが、データが大きくな
ってスピードが遅くなるという制約があり、実際上は1
0%程度が限界である。
【0085】次に、本実施形態においては、既に述べた
様にヘッドユニット55がカラーフィルタ製造装置に対
して着脱自在に、かつ水平面内での回動角度を調整可能
に装着されている。そして、ヘッドユニット55内の
R,G,Bの各インクジェットヘッドの調整をカラーフィ
ルタ製造装置90とは別体に設けられた調整装置で行
い、この調整装置で調整されたヘッドユニット55をカ
ラーフィルタ製造装置90に装着し、水平面内の回動角
度のみを調整する。これにより、ヘッドユニット55
を、カラーフィルタ製造装置90に装着して簡単な調整
を行うだけで、他の調整作業を行うことなく、すぐにカ
ラーフィルタの着色を開始することが出来る。このよう
に、ヘッドユニット55の調整を別に設けられた調整装
置で行うことにより、ヘッドの調整をカラーフィルタ製
造装置90に装着したままの状態で行う場合に比較し
て、ごみの発生を防止することができるとともに、カラ
ーフィルタ製造装置90をヘッドの調整のために停止さ
せる時間が必要なくなるので、装置の稼働率を向上させ
ることが出来る。また、特にカラーフィルタの製造にお
いては、カラーフィルタ基板1にゴミが付着するとその
ゴミを介して隣の異なる色の画素列のインクが混ざり混
色が起こることが本願発明者等の検討により見出され、
ゴミの発生を抑制することが良質なカラーフィルタを製
造する上で非常に重要であることが分かった。そのた
め、カラーフィルタの製造は、例えばクラス100以下
のクリーン環境内で行われることが望ましく、上記の様
にヘッドユニット55の調整を別装置で行うことは、ゴ
ミの発生を防いで良質なカラーフィルタを製造する上で
きわめて有効である。なお、クリーン度100とは、米
国連邦規格209に規定されているものであり、概略的
には1リットルの体積中に粒径0.5μm以上の粒子が
3.5個存在するクリーン度を示すものである。
様にヘッドユニット55がカラーフィルタ製造装置に対
して着脱自在に、かつ水平面内での回動角度を調整可能
に装着されている。そして、ヘッドユニット55内の
R,G,Bの各インクジェットヘッドの調整をカラーフィ
ルタ製造装置90とは別体に設けられた調整装置で行
い、この調整装置で調整されたヘッドユニット55をカ
ラーフィルタ製造装置90に装着し、水平面内の回動角
度のみを調整する。これにより、ヘッドユニット55
を、カラーフィルタ製造装置90に装着して簡単な調整
を行うだけで、他の調整作業を行うことなく、すぐにカ
ラーフィルタの着色を開始することが出来る。このよう
に、ヘッドユニット55の調整を別に設けられた調整装
置で行うことにより、ヘッドの調整をカラーフィルタ製
造装置90に装着したままの状態で行う場合に比較し
て、ごみの発生を防止することができるとともに、カラ
ーフィルタ製造装置90をヘッドの調整のために停止さ
せる時間が必要なくなるので、装置の稼働率を向上させ
ることが出来る。また、特にカラーフィルタの製造にお
いては、カラーフィルタ基板1にゴミが付着するとその
ゴミを介して隣の異なる色の画素列のインクが混ざり混
色が起こることが本願発明者等の検討により見出され、
ゴミの発生を抑制することが良質なカラーフィルタを製
造する上で非常に重要であることが分かった。そのた
め、カラーフィルタの製造は、例えばクラス100以下
のクリーン環境内で行われることが望ましく、上記の様
にヘッドユニット55の調整を別装置で行うことは、ゴ
ミの発生を防いで良質なカラーフィルタを製造する上で
きわめて有効である。なお、クリーン度100とは、米
国連邦規格209に規定されているものであり、概略的
には1リットルの体積中に粒径0.5μm以上の粒子が
3.5個存在するクリーン度を示すものである。
【0086】以下、ヘッドユニット55を調整するため
の調整装置について説明するのであるが、その前にヘッ
ドユニット55の構造について説明する。
の調整装置について説明するのであるが、その前にヘッ
ドユニット55の構造について説明する。
【0087】本実施形態のヘッドユニット55は、複数
本のノズルを持つマルチノズルタイプのインクジェット
ヘッドを複数本用い、それらをヘッドマウント55aで
支持して構成されている。
本のノズルを持つマルチノズルタイプのインクジェット
ヘッドを複数本用い、それらをヘッドマウント55aで
支持して構成されている。
【0088】ヘッドマウント55aは、複数本のヘッド
の取り付け角度を同時に変える機構と、ヘッド個別に副
走査方向に位置を調整できる機構を有している。
の取り付け角度を同時に変える機構と、ヘッド個別に副
走査方向に位置を調整できる機構を有している。
【0089】インクジェット法でカラーフィルタの画素
を着色する場合、基本的には、一定の間隔(ピッチ)で
複数個のノズルを有するマルチノズルヘッドを用いて、
画素ピッチに合うノズルを使用して主走査方向に着色し
て、次に副走査方向にヘッドまたは基板を移動させて、
続いて主走査方向の着色を繰り返す。
を着色する場合、基本的には、一定の間隔(ピッチ)で
複数個のノズルを有するマルチノズルヘッドを用いて、
画素ピッチに合うノズルを使用して主走査方向に着色し
て、次に副走査方向にヘッドまたは基板を移動させて、
続いて主走査方向の着色を繰り返す。
【0090】本実施形態のマルチノズルのインクジェッ
トヘッドの場合、ノズルのピッチの方が画素のピッチよ
り細かいため、何本かおきのノズルを使用して着色する
ことになる。また、画素のピッチとノズルのピッチの倍
数が合わない場合は、インクジェットヘッドの角度を主
走査方向に垂直ではなくある角度をつけて画素のピッチ
に合わせるようにセットする。
トヘッドの場合、ノズルのピッチの方が画素のピッチよ
り細かいため、何本かおきのノズルを使用して着色する
ことになる。また、画素のピッチとノズルのピッチの倍
数が合わない場合は、インクジェットヘッドの角度を主
走査方向に垂直ではなくある角度をつけて画素のピッチ
に合わせるようにセットする。
【0091】この際、同じノズルピッチをもつ複数個の
ヘッドを同時に回転させる機構と、このヘッドの角度を
微調整する機構とを設けることにより画素ピッチとイン
クジェットヘッドの使用ノズルのピッチを効率良く合わ
せることが可能となる。
ヘッドを同時に回転させる機構と、このヘッドの角度を
微調整する機構とを設けることにより画素ピッチとイン
クジェットヘッドの使用ノズルのピッチを効率良く合わ
せることが可能となる。
【0092】また、各個別のインクジェットヘッドを副
走査方向に微動できる機構を設けることにより、複数の
ヘッドのノズル位置を、カラーフィルタの画素の所望の
位置に合わせることが可能となる。
走査方向に微動できる機構を設けることにより、複数の
ヘッドのノズル位置を、カラーフィルタの画素の所望の
位置に合わせることが可能となる。
【0093】図16は、ヘッドマウント55aの内部構
成を示した斜視図であり、図17は図16を上側から見
た平面図である。
成を示した斜視図であり、図17は図16を上側から見
た平面図である。
【0094】図16及び図17において、204a,2
04b,204cはそれぞれマルチノズルのインクジェ
ットヘッドであり、通常はR(赤)用ヘッド204a、
G(緑)用ヘッド204b、B(青)用ヘッド204c
の3本のインクジェットヘッドを装着できるようになっ
ている。205はノズル(ノズルはインクジェットヘッ
ドの下面にあるので、実際は図17では見えないが説明
の便宜上実線で示してある)であり、複数のノズルがヘ
ッドの長手方向に同一ピッチで並んでいる。インクジェ
ットヘッド204a,204b,204cは、その一端部
をホルダ208a,208b,208cに夫々支持されて
おり、これらのホルダはヘッドマウント55aに固定さ
れた回転軸206a,206b,206cを中心にヘッド
マウント55aに対して水平面内で回動可能に支持され
ている。また、インクジェットヘッド204a,204
b,204cは、その他端部をホルダ210a,210
b,210cに支持されており、これらのホルダはスラ
イド部材214に対して回転軸212a,212b,21
2cを中心に水平面内で回動可能に支持されている。な
お、回転軸212a,212b,212cは、偏芯軸から
なっており、その頭部のすり割り部212a1,212b
1,212c1(212c1のみ不図示)を回転させること
により、ホルダ210a,210b,210cを、スライ
ド部材214に対して矢印I方向に微動させることが出
来る様になされている。これにより各インクジェットヘ
ッド204a,204b,204cの回動角度を夫々独立
に微調整することが出来る。スライド部材214は、ヘ
ッドマウント55aに対してX方向及びY方向に移動可
能に支持されており、バネ216により矢印A方向に付
勢されている。ヘッドマウント55aのバネ216と反
対側の位置には、微動ネジ218が設けられており、こ
の微動ネジ218を回転させることにより、スライド部
材216がX方向に移動される。これにより、3つのイ
ンクジェットヘッド204a,204b,204cを図1
7に破線で示す位置に対して(Y軸に対して)任意の角
度θだけ同時に傾けることができ、走査方向に対する傾
きが調整される。また、偏芯軸212a,212b,21
2cを回転させることにより、各ヘッドの傾き角を夫々
独立に微調整することが出来る。また、ホルダ210
a,210b,210c内には圧縮バネ220a,220
b,220cが設けられており、インクジェットヘッド
204a,204b,204cを図中右方向に付勢してい
る。一方、ホルダ208a,208b,208cには、圧
縮バネ220a,220b,220cに対向して微動ネジ
222a,222b,222cが設けられており、この微
動ネジを回転させることにより、各インクジェットヘッ
ドを矢印B方向(副走査方向)に位置調整することがで
きる。
04b,204cはそれぞれマルチノズルのインクジェ
ットヘッドであり、通常はR(赤)用ヘッド204a、
G(緑)用ヘッド204b、B(青)用ヘッド204c
の3本のインクジェットヘッドを装着できるようになっ
ている。205はノズル(ノズルはインクジェットヘッ
ドの下面にあるので、実際は図17では見えないが説明
の便宜上実線で示してある)であり、複数のノズルがヘ
ッドの長手方向に同一ピッチで並んでいる。インクジェ
ットヘッド204a,204b,204cは、その一端部
をホルダ208a,208b,208cに夫々支持されて
おり、これらのホルダはヘッドマウント55aに固定さ
れた回転軸206a,206b,206cを中心にヘッド
マウント55aに対して水平面内で回動可能に支持され
ている。また、インクジェットヘッド204a,204
b,204cは、その他端部をホルダ210a,210
b,210cに支持されており、これらのホルダはスラ
イド部材214に対して回転軸212a,212b,21
2cを中心に水平面内で回動可能に支持されている。な
お、回転軸212a,212b,212cは、偏芯軸から
なっており、その頭部のすり割り部212a1,212b
1,212c1(212c1のみ不図示)を回転させること
により、ホルダ210a,210b,210cを、スライ
ド部材214に対して矢印I方向に微動させることが出
来る様になされている。これにより各インクジェットヘ
ッド204a,204b,204cの回動角度を夫々独立
に微調整することが出来る。スライド部材214は、ヘ
ッドマウント55aに対してX方向及びY方向に移動可
能に支持されており、バネ216により矢印A方向に付
勢されている。ヘッドマウント55aのバネ216と反
対側の位置には、微動ネジ218が設けられており、こ
の微動ネジ218を回転させることにより、スライド部
材216がX方向に移動される。これにより、3つのイ
ンクジェットヘッド204a,204b,204cを図1
7に破線で示す位置に対して(Y軸に対して)任意の角
度θだけ同時に傾けることができ、走査方向に対する傾
きが調整される。また、偏芯軸212a,212b,21
2cを回転させることにより、各ヘッドの傾き角を夫々
独立に微調整することが出来る。また、ホルダ210
a,210b,210c内には圧縮バネ220a,220
b,220cが設けられており、インクジェットヘッド
204a,204b,204cを図中右方向に付勢してい
る。一方、ホルダ208a,208b,208cには、圧
縮バネ220a,220b,220cに対向して微動ネジ
222a,222b,222cが設けられており、この微
動ネジを回転させることにより、各インクジェットヘッ
ドを矢印B方向(副走査方向)に位置調整することがで
きる。
【0095】なお、主走査方向Xと、各ヘッドの回転軸
206a,206b,206cを結ぶ直線が同一方向にな
るようにヘッドマウント55aを調整装置にセットする
と、調整のとき便利である。
206a,206b,206cを結ぶ直線が同一方向にな
るようにヘッドマウント55aを調整装置にセットする
と、調整のとき便利である。
【0096】実際のヘッドの調整時には、ヘッド回転軸
206a,206b,206cを中心として、複数のヘッ
ドを同時に回転させて、所望のノズル(着色用のノズ
ル)のピッチと画素のピッチを合わせるようにヘッドの
角度θを調整する。また、各ヘッドの相対角度の微小な
ずれを偏芯軸212a,212b,212cを回転させて
調整する。このとき、ノズルピッチをa(μm)とし、
画素ピッチをb(μm)とすると、b=na・cosθ
(但し、nは正の整数)を満たすような角度θだけヘッ
ドを傾ける。次に、微調整ネジ222a,222b,22
2cを調整して、ノズルの位置をR,G,Βのそれぞれの
画素パターンの位置に合わせ込む。
206a,206b,206cを中心として、複数のヘッ
ドを同時に回転させて、所望のノズル(着色用のノズ
ル)のピッチと画素のピッチを合わせるようにヘッドの
角度θを調整する。また、各ヘッドの相対角度の微小な
ずれを偏芯軸212a,212b,212cを回転させて
調整する。このとき、ノズルピッチをa(μm)とし、
画素ピッチをb(μm)とすると、b=na・cosθ
(但し、nは正の整数)を満たすような角度θだけヘッ
ドを傾ける。次に、微調整ネジ222a,222b,22
2cを調整して、ノズルの位置をR,G,Βのそれぞれの
画素パターンの位置に合わせ込む。
【0097】次に、図18は、ヘッドユニット55の調
整を行うための調整装置300の構成を示す平面図であ
り、図19は、図18を右方向から見た側面図である。
整を行うための調整装置300の構成を示す平面図であ
り、図19は、図18を右方向から見た側面図である。
【0098】図18及び図19において、不図示の基台
上には、X方向に延びるXスライドガイド306が載置
されている。Xスライドガイド306上には、Y方向に
延びるYスライドガイド308がX方向にスライド自在
に支持されており、Yスライドガイド308は不図示の
駆動機構によりXスライドガイド306上でX方向にス
ライド駆動される。Yスライドガイド308上には、ヘ
ッド調整のためにインクが吐出されるガラス基板302
を載置したテーブル304が、Y方向にスライド自在に
支持されている。テーブル302は、不図示の駆動機構
によりYスライドガイド308上でY方向にスライド駆
動される。結果として、テーブル304すなわちガラス
基板302が、不図示の基台に対してXY方向に2次元
的に移動駆動されることとなる。
上には、X方向に延びるXスライドガイド306が載置
されている。Xスライドガイド306上には、Y方向に
延びるYスライドガイド308がX方向にスライド自在
に支持されており、Yスライドガイド308は不図示の
駆動機構によりXスライドガイド306上でX方向にス
ライド駆動される。Yスライドガイド308上には、ヘ
ッド調整のためにインクが吐出されるガラス基板302
を載置したテーブル304が、Y方向にスライド自在に
支持されている。テーブル302は、不図示の駆動機構
によりYスライドガイド308上でY方向にスライド駆
動される。結果として、テーブル304すなわちガラス
基板302が、不図示の基台に対してXY方向に2次元
的に移動駆動されることとなる。
【0099】また、テーブル304の上方には、図19
に示す様に、ヘッドユニット55が、調整装置300の
ヘッド支持支柱312に装着された状態で配置される。
また、ヘッドユニット55の側方には、ガラス基板30
2に描画されたインクドットを読み取るためのラインセ
ンサカメラ310が配置されている。
に示す様に、ヘッドユニット55が、調整装置300の
ヘッド支持支柱312に装着された状態で配置される。
また、ヘッドユニット55の側方には、ガラス基板30
2に描画されたインクドットを読み取るためのラインセ
ンサカメラ310が配置されている。
【0100】なお、Xスライドガイド306の延長上に
は、インクジェットヘッド204a,204b,204c
の各インク吐出ノズルからインクを吸引してノズルの吐
出不良の回復を図るための回復ユニット314が配置さ
れている。
は、インクジェットヘッド204a,204b,204c
の各インク吐出ノズルからインクを吸引してノズルの吐
出不良の回復を図るための回復ユニット314が配置さ
れている。
【0101】以上の様に構成される調整装置における、
ヘッドユニット55の調整手順について以下説明する。
ヘッドユニット55の調整手順について以下説明する。
【0102】図20は、ヘッドユニットの調整手順の全
体的な流れを示すフローチャートである。このフローチ
ャートを参照してヘッドユニットの調整手順の全体的な
流れについて説明し、各ステップの詳細な内容について
は後述する。
体的な流れを示すフローチャートである。このフローチ
ャートを参照してヘッドユニットの調整手順の全体的な
流れについて説明し、各ステップの詳細な内容について
は後述する。
【0103】まず初めに、組み立てられたインクジェッ
トヘッドユニット55を調整装置300のヘッド支持支
柱312に装着する(ステップS1)。
トヘッドユニット55を調整装置300のヘッド支持支
柱312に装着する(ステップS1)。
【0104】次に、ヘッドユニット55の各ヘッド20
4a,204b,204cによりガラス基板302上に各
ヘッドの角度調整及び相対位置調整のためのパターンを
描画し(ステップS2)、そのパターンをラインセンサ
カメラ310で読み取って、読み取ったパターンから得
られるデータに基づいて各ヘッドの傾き角度及び相対位
置の調整を行う(ステップS3)。
4a,204b,204cによりガラス基板302上に各
ヘッドの角度調整及び相対位置調整のためのパターンを
描画し(ステップS2)、そのパターンをラインセンサ
カメラ310で読み取って、読み取ったパターンから得
られるデータに基づいて各ヘッドの傾き角度及び相対位
置の調整を行う(ステップS3)。
【0105】次に、各ヘッドによりガラス基板302上
にヘッドの夫々のノズルのインク吐出量を検出するため
のパターンを描画し、そのパターンをラインセンサカメ
ラ310で読み取って、そのパターンの濃度から夫々の
ノズルのインク吐出量を検出する(ステップS4)。
にヘッドの夫々のノズルのインク吐出量を検出するため
のパターンを描画し、そのパターンをラインセンサカメ
ラ310で読み取って、そのパターンの濃度から夫々の
ノズルのインク吐出量を検出する(ステップS4)。
【0106】次に、各ノズルのヒータに加えるプレヒー
トパルスの長さを変えた場合(前述したbit補正の手
法を用いる)の各ノズル毎のインク吐出量の変化の程度
を測定する(ステップS5)。
トパルスの長さを変えた場合(前述したbit補正の手
法を用いる)の各ノズル毎のインク吐出量の変化の程度
を測定する(ステップS5)。
【0107】次に、ステップS4で求めた各ノズルのイ
ンク吐出量のデータと、ステップS5で求めたプレヒー
トパルスの長さに対するインク吐出量の変化のデータか
ら、各ノズルのヒータにどれだけの長さのプレヒートパ
ルスを加えれば各ノズルの吐出量が同じになるかという
データを作成する。そして、作成されたデータに基づい
て前述したbit補正を行って描画を行い、ノズル毎の
補正後のインク吐出量の差を確認する(ステップS
6)。
ンク吐出量のデータと、ステップS5で求めたプレヒー
トパルスの長さに対するインク吐出量の変化のデータか
ら、各ノズルのヒータにどれだけの長さのプレヒートパ
ルスを加えれば各ノズルの吐出量が同じになるかという
データを作成する。そして、作成されたデータに基づい
て前述したbit補正を行って描画を行い、ノズル毎の
補正後のインク吐出量の差を確認する(ステップS
6)。
【0108】ステップS6でビット補正を行ってもノズ
ル毎にインク吐出量に微妙な差があった場合には、各ノ
ズル毎に描画を行ったときの描画パターンの濃度を合わ
せるために、インクの吐出密度のデータ、すなわち前述
したシェーディング補正を行うためのデータを各ノズル
毎に作成する。そして、ステップS6で作成されたbi
t補正データと今作成されたシェーディング補正データ
に基づいてbit補正及びシェーディング補正を行って
描画を行い描画パターンの濃度差(走査方向の単位長さ
あたりのインク吐出総量に対応する)を確認する(ステ
ップS7)。
ル毎にインク吐出量に微妙な差があった場合には、各ノ
ズル毎に描画を行ったときの描画パターンの濃度を合わ
せるために、インクの吐出密度のデータ、すなわち前述
したシェーディング補正を行うためのデータを各ノズル
毎に作成する。そして、ステップS6で作成されたbi
t補正データと今作成されたシェーディング補正データ
に基づいてbit補正及びシェーディング補正を行って
描画を行い描画パターンの濃度差(走査方向の単位長さ
あたりのインク吐出総量に対応する)を確認する(ステ
ップS7)。
【0109】次に、ステップS7でbit補正及びシェ
ーディング補正を行ってもまだノズル毎の描画パターン
に濃度差がある場合には、複数回の走査で1つの画素を
着色する様にして(以下マルチパスと呼ぶ)、各1回の
走査毎に使用するノズルを変更する動作を行う。例え
ば、3回の走査で1つの画素列の着色を完了する場合
は、1回目の走査では第1ノズル、2回目の走査では第
2ノズル、3回目の走査では第3ノズルを使用するとい
った様に、1回の走査毎に使用するノズルを変更する。
この場合、1回目、2回目、3回目の各走査で、何番目
のノズルを使用すれば、画素列毎の濃度差が最も少なく
なるかというシミュレーションを行う。ステップS8に
おいては、このシミュレーションを行い、各走査におい
て何番目のノズルを使用するかというデータを作成す
る。
ーディング補正を行ってもまだノズル毎の描画パターン
に濃度差がある場合には、複数回の走査で1つの画素を
着色する様にして(以下マルチパスと呼ぶ)、各1回の
走査毎に使用するノズルを変更する動作を行う。例え
ば、3回の走査で1つの画素列の着色を完了する場合
は、1回目の走査では第1ノズル、2回目の走査では第
2ノズル、3回目の走査では第3ノズルを使用するとい
った様に、1回の走査毎に使用するノズルを変更する。
この場合、1回目、2回目、3回目の各走査で、何番目
のノズルを使用すれば、画素列毎の濃度差が最も少なく
なるかというシミュレーションを行う。ステップS8に
おいては、このシミュレーションを行い、各走査におい
て何番目のノズルを使用するかというデータを作成す
る。
【0110】最後に、上記のステップS6乃至ステップ
S8で得られたデータに基づいて、実際にカラーフィル
タを着色する場合にどのノズルを使用してどのようなパ
ターンでインク吐出を行わせるかを規定する量産用デー
タを作成する(ステップS9)。
S8で得られたデータに基づいて、実際にカラーフィル
タを着色する場合にどのノズルを使用してどのようなパ
ターンでインク吐出を行わせるかを規定する量産用デー
タを作成する(ステップS9)。
【0111】なお、上記のシミュレーション計算及びヘ
ッドの調整動作の制御は、制御装置330により行われ
る。
ッドの調整動作の制御は、制御装置330により行われ
る。
【0112】以上によりヘッドユニット55の調整動作
を終了する。
を終了する。
【0113】次に、図20に示したフローチャートの各
ステップにおける詳しい操作手順について説明する。
ステップにおける詳しい操作手順について説明する。
【0114】図20のステップS2においては、まず、
ヘッドユニット55の微動ネジ218を回転させて、カ
ラーフィルタの画素ピッチにノズルのピッチが概略一致
する様にR,G,Bの各ヘッド204a,204b,204
cを傾けておく。本実施形態においては、例えば、画素
列間のピッチは264μmである。次に、Xスライドガ
イド306を駆動させてステージ304をX方向に移動
させ、ヘッドユニット55をガラス基板302に対して
X方向に相対的に走査させながら、各ヘッド204a,
204b,204cの各ノズルで、例えば走査方向に4
00μmピッチで夫々5個ずつのインクドットをガラス
基板302上に描画する。この描画パターンを示した図
が図21である。
ヘッドユニット55の微動ネジ218を回転させて、カ
ラーフィルタの画素ピッチにノズルのピッチが概略一致
する様にR,G,Bの各ヘッド204a,204b,204
cを傾けておく。本実施形態においては、例えば、画素
列間のピッチは264μmである。次に、Xスライドガ
イド306を駆動させてステージ304をX方向に移動
させ、ヘッドユニット55をガラス基板302に対して
X方向に相対的に走査させながら、各ヘッド204a,
204b,204cの各ノズルで、例えば走査方向に4
00μmピッチで夫々5個ずつのインクドットをガラス
基板302上に描画する。この描画パターンを示した図
が図21である。
【0115】次に、Yスライドガイド308を駆動させ
てステージ304をY方向に移動させ、ラインセンサカ
メラ310をガラス基板302に対してY方向に相対的
に走査させながら、上記の描画パターンを読み取る。読
み取った描画パターンを画像処理して、各インクドット
の重心位置を求め、最小二乗近似によりそれらの略重心
を通る直線I1〜I5を求める。そして、それらの直線I
1〜I5とY軸とのなす角θ1〜θ5を求め、それらの平均
値をとって各ヘッド204a,204b,204cとY軸
とのなす角θa,θb,θcとする。また、X方向に並ぶ各
ドットの重心を通る直線から各ヘッドのノズルのY方向
の相対距離db,dcを求める。
てステージ304をY方向に移動させ、ラインセンサカ
メラ310をガラス基板302に対してY方向に相対的
に走査させながら、上記の描画パターンを読み取る。読
み取った描画パターンを画像処理して、各インクドット
の重心位置を求め、最小二乗近似によりそれらの略重心
を通る直線I1〜I5を求める。そして、それらの直線I
1〜I5とY軸とのなす角θ1〜θ5を求め、それらの平均
値をとって各ヘッド204a,204b,204cとY軸
とのなす角θa,θb,θcとする。また、X方向に並ぶ各
ドットの重心を通る直線から各ヘッドのノズルのY方向
の相対距離db,dcを求める。
【0116】次にステップS3において、上記のステッ
プS2で求めたθa,θb,θcが所望の角度となる様に、
各ヘッドの角度微調整用の偏芯軸212a,212b,2
12cを回転させて微調整する。また、各ヘッドのY方
向の相対距離db,dcが所望の距離となる様に、各ヘッ
ドの副走査方向の微調整ネジ222a,222b,222
cを回転させて各ヘッドの位置を微調整する。以上によ
り、各ヘッドの角度調整及び位置調整が終了する。
プS2で求めたθa,θb,θcが所望の角度となる様に、
各ヘッドの角度微調整用の偏芯軸212a,212b,2
12cを回転させて微調整する。また、各ヘッドのY方
向の相対距離db,dcが所望の距離となる様に、各ヘッ
ドの副走査方向の微調整ネジ222a,222b,222
cを回転させて各ヘッドの位置を微調整する。以上によ
り、各ヘッドの角度調整及び位置調整が終了する。
【0117】次に、図20のフローチャートにおける各
ノズル毎の吐出量のバラつきの測定定手順(ステップS
4)の詳しい内容を示したものが図22のフローチャー
トである。
ノズル毎の吐出量のバラつきの測定定手順(ステップS
4)の詳しい内容を示したものが図22のフローチャー
トである。
【0118】まず、ヘッドユニット55をガラス基板3
02に対してX方向に相対的に走査させながら、各ヘッ
ドの各ノズルからインクを吐出させ、図23に示すよう
な長さ5mm程度のラインパターンを描画させる。この
とき、各ノズルのヒータには全て同じパターンのプレヒ
ートパルスとヒートパルスを印加し、bit補正は中間
点(bit補正8)とする(ステップS10)。
02に対してX方向に相対的に走査させながら、各ヘッ
ドの各ノズルからインクを吐出させ、図23に示すよう
な長さ5mm程度のラインパターンを描画させる。この
とき、各ノズルのヒータには全て同じパターンのプレヒ
ートパルスとヒートパルスを印加し、bit補正は中間
点(bit補正8)とする(ステップS10)。
【0119】次に、ラインセンサカメラ310をガラス
基板302に対してY方向に相対的に走査させながら、
ステップS10で描画した各ラインパターンの濃度を測
定する(ステップS11)。
基板302に対してY方向に相対的に走査させながら、
ステップS10で描画した各ラインパターンの濃度を測
定する(ステップS11)。
【0120】次に、ステップS11で求めた各ラインパ
ターンの濃度から各ノズルのインク吐出量を求める(ス
テップS12)。以上により、各ノズルのインク吐出量
のバラつきのデータが得られることとなる。
ターンの濃度から各ノズルのインク吐出量を求める(ス
テップS12)。以上により、各ノズルのインク吐出量
のバラつきのデータが得られることとなる。
【0121】なお、ここで、上記の様にラインパターン
の濃度からインクの吐出量を求める具体的な方法につい
て説明しておく。
の濃度からインクの吐出量を求める具体的な方法につい
て説明しておく。
【0122】まず、図23の様に描画したラインパター
ンの濃度をラインセンサカメラ310により測定する。
このとき、本実施形態においては、ラインパターンは7
0μm程度の幅となるので、ラインパターンのY方向の
重心位置から±40μm程度の範囲の濃度の積算値を測
定する。
ンの濃度をラインセンサカメラ310により測定する。
このとき、本実施形態においては、ラインパターンは7
0μm程度の幅となるので、ラインパターンのY方向の
重心位置から±40μm程度の範囲の濃度の積算値を測
定する。
【0123】次に、インクジェットヘッドの任意のノズ
ルから任意の条件下で吐出された1回当たりのインク吐
出量を測定する基準となる検量線を求める。なお、ここ
で1回当たりのインク吐出量とは、通常は1滴のインク
の量を指すが、インクは場合によっては滴状にならない
場合もあるので、1滴とは表現せずに1回当たりのイン
ク吐出量という表現にしている。
ルから任意の条件下で吐出された1回当たりのインク吐
出量を測定する基準となる検量線を求める。なお、ここ
で1回当たりのインク吐出量とは、通常は1滴のインク
の量を指すが、インクは場合によっては滴状にならない
場合もあるので、1滴とは表現せずに1回当たりのイン
ク吐出量という表現にしている。
【0124】まず、最初の作業として、吐出量を測定し
ようとするインクジェットヘッドの複数のノズルのう
ち、一定条件下での1回の吐出量がなるべく異なる少な
くとも2つ以上のノズルの吐出量を重量法あるいは吸光
度法により求めておく。
ようとするインクジェットヘッドの複数のノズルのう
ち、一定条件下での1回の吐出量がなるべく異なる少な
くとも2つ以上のノズルの吐出量を重量法あるいは吸光
度法により求めておく。
【0125】本実施形態では、一定条件下での吐出量の
異なる4つのノズルの1回あたりの吐出量を予め重量法
を用いて求めた。
異なる4つのノズルの1回あたりの吐出量を予め重量法
を用いて求めた。
【0126】次に、このようにして1回あたりの吐出量
が判明した4つのノズルから、吐出量を求めたときと同
じ条件下でインクを吐出させ、これらのインクがガラス
基板302上に形成するインクドットの濃度を測定す
る。このような測定を行うことにより、4つのノズルに
おけるインクの吐出量と、そのインクが形成するインク
ドットの濃度とが1対1に対応した状態で求められるこ
とになる。なお、4ノズルの作るインクドットの濃度デ
ータは描画したドットを50個サンプリングしてその平
均値で求めた。その際の濃度データの標準偏差は平均値
に対して5%以内であった。
が判明した4つのノズルから、吐出量を求めたときと同
じ条件下でインクを吐出させ、これらのインクがガラス
基板302上に形成するインクドットの濃度を測定す
る。このような測定を行うことにより、4つのノズルに
おけるインクの吐出量と、そのインクが形成するインク
ドットの濃度とが1対1に対応した状態で求められるこ
とになる。なお、4ノズルの作るインクドットの濃度デ
ータは描画したドットを50個サンプリングしてその平
均値で求めた。その際の濃度データの標準偏差は平均値
に対して5%以内であった。
【0127】図24は、上記の4つのノズルについて、
インクの1回の吐出量と、そのインクがガラス基板30
2上に形成するインクドットの濃度の関係をグラフ上に
プロットしたものである。図24中で、黒丸で示したも
のが、4つのノズルのインク吐出量とインクドット濃度
を示す点である。この図を見ると、4つの点が略一直線
上にあることがわかる。従って、これら4つの点を通る
直線を引けば、この直線上の点として任意の吐出量に対
するインクドットの濃度が一義的に求められることとな
る。この直線を検量線と呼ぶことにする。
インクの1回の吐出量と、そのインクがガラス基板30
2上に形成するインクドットの濃度の関係をグラフ上に
プロットしたものである。図24中で、黒丸で示したも
のが、4つのノズルのインク吐出量とインクドット濃度
を示す点である。この図を見ると、4つの点が略一直線
上にあることがわかる。従って、これら4つの点を通る
直線を引けば、この直線上の点として任意の吐出量に対
するインクドットの濃度が一義的に求められることとな
る。この直線を検量線と呼ぶことにする。
【0128】なお、この検量線は直線で表わされること
から、検量線を求めるためには、グラフ上に最低2個の
点がプロットできればよい。従って、上記の様に4つの
異なるノズルを使用しなくとも、最低2つのノズルを使
用するだけでも検量線を求めることは可能である。但
し、本実施形態では、検量線を求める上で重量法あるい
は吸光度法によるインク吐出量のデータを使用するた
め、それぞれの測定法の精度はそのまま本実施形態にお
ける吐出量測定の精度に影響する。そのため検量線は3
つ以上のノズルを使用して求めることがより望ましいと
考えられる。また、検量線は使用するインクが変わる毎
に再度求める必要があることは言うまでもない。
から、検量線を求めるためには、グラフ上に最低2個の
点がプロットできればよい。従って、上記の様に4つの
異なるノズルを使用しなくとも、最低2つのノズルを使
用するだけでも検量線を求めることは可能である。但
し、本実施形態では、検量線を求める上で重量法あるい
は吸光度法によるインク吐出量のデータを使用するた
め、それぞれの測定法の精度はそのまま本実施形態にお
ける吐出量測定の精度に影響する。そのため検量線は3
つ以上のノズルを使用して求めることがより望ましいと
考えられる。また、検量線は使用するインクが変わる毎
に再度求める必要があることは言うまでもない。
【0129】次に、既に求められているラインパターン
の濃度と上記の検量線とから、ラインパターンの濃度に
対応する1つのノズルからの1回あたりのインク吐出量
を求める。なお、本工程で求めようとするインクの吐出
量は、1つのノズルからの1回当りの吐出量であって、
ラインパターンの様に複数のインクの吐出量ではない
が、1回あたりのインクの吐出量を求めるのに、ライン
パターンの濃度を用いても吐出量の測定精度にはほとん
ど影響がないことが、本願発明者等によって実験的に確
認されている。
の濃度と上記の検量線とから、ラインパターンの濃度に
対応する1つのノズルからの1回あたりのインク吐出量
を求める。なお、本工程で求めようとするインクの吐出
量は、1つのノズルからの1回当りの吐出量であって、
ラインパターンの様に複数のインクの吐出量ではない
が、1回あたりのインクの吐出量を求めるのに、ライン
パターンの濃度を用いても吐出量の測定精度にはほとん
ど影響がないことが、本願発明者等によって実験的に確
認されている。
【0130】以上の様にして、各ヘッド204a,20
4b,204cの各ノズルからの1回あたりのインク吐
出量が求められ、各ノズルのインク吐出量のバラつきを
測定することが出来る。
4b,204cの各ノズルからの1回あたりのインク吐
出量が求められ、各ノズルのインク吐出量のバラつきを
測定することが出来る。
【0131】次に、図20のフローチャートにおけるb
it補正情報の測定手順(ステップS5)の詳しい内容
を示したものが図25のフローチャートである。
it補正情報の測定手順(ステップS5)の詳しい内容
を示したものが図25のフローチャートである。
【0132】本実施形態では、bit補正を行うために
プレヒートパルスの幅を16段階(bit補正0〜1
5)に変化させる。そして、このbit補正情報の測定
は、プレヒートパルスの幅を16段階のうちの1段階変
化させるとインクの吐出量がどれだけ変化するかという
情報を各ノズル毎に得るためのものである。
プレヒートパルスの幅を16段階(bit補正0〜1
5)に変化させる。そして、このbit補正情報の測定
は、プレヒートパルスの幅を16段階のうちの1段階変
化させるとインクの吐出量がどれだけ変化するかという
情報を各ノズル毎に得るためのものである。
【0133】まず、bit補正8の場合については、既
に前のステップS4において図23に示すラインパター
ンを描画しているので、ここでは、ステップS15にお
いて、プレヒートパルスの幅を最も短くした状態(bi
t補正0)で、図23に示すラインパターンを描画す
る。
に前のステップS4において図23に示すラインパター
ンを描画しているので、ここでは、ステップS15にお
いて、プレヒートパルスの幅を最も短くした状態(bi
t補正0)で、図23に示すラインパターンを描画す
る。
【0134】次に、プレヒートパルスの幅を16段階目
まで、すなわち最大の長さまで長くした状態(bit補
正15)で、再び図23に示すラインパターンを描画す
る(ステップS16)。このようにbit補正値を増加
させながら描画すると、インクの吐出量が多くなってい
くため、ラインパターンの濃度は次第に濃くなってい
く。
まで、すなわち最大の長さまで長くした状態(bit補
正15)で、再び図23に示すラインパターンを描画す
る(ステップS16)。このようにbit補正値を増加
させながら描画すると、インクの吐出量が多くなってい
くため、ラインパターンの濃度は次第に濃くなってい
く。
【0135】次に、ラインセンサカメラ310をガラス
基板302に対して走査させて、bit補正0の場合の
ラインパターンの濃度と、bit補正8の場合のライン
パターンの濃度と、bit補正15の場合のラインパタ
ーンの濃度をそれぞれ読み取る(ステップS17)。そ
して、この濃度情報から、bit補正0の場合と、bi
t補正8の場合と、bit補正15の場合の各ノズルの
インク吐出量を前述した検量線に基づいて求める。
基板302に対して走査させて、bit補正0の場合の
ラインパターンの濃度と、bit補正8の場合のライン
パターンの濃度と、bit補正15の場合のラインパタ
ーンの濃度をそれぞれ読み取る(ステップS17)。そ
して、この濃度情報から、bit補正0の場合と、bi
t補正8の場合と、bit補正15の場合の各ノズルの
インク吐出量を前述した検量線に基づいて求める。
【0136】これにより、bit補正の段階に対する吐
出量の変化の様子が、bit補正0、bit補正8、b
it補正15の3点について求められるので、これらの
3点を通る曲線を最小二乗法により各ノズル毎に求め
る。このようにして求められた曲線に基づけば、bit
補正の1段階の変化に対する吐出量の変化が各ノズル毎
に求められることとなる(ステップS18)。すなわ
ち、この曲線に基づけば、各ノズルのbit補正値を何
段階目、言い換えればプレヒートパルスの幅をどれだけ
の長さにすれば、各ノズルのインク吐出量が同一になる
かが分かるわけである。
出量の変化の様子が、bit補正0、bit補正8、b
it補正15の3点について求められるので、これらの
3点を通る曲線を最小二乗法により各ノズル毎に求め
る。このようにして求められた曲線に基づけば、bit
補正の1段階の変化に対する吐出量の変化が各ノズル毎
に求められることとなる(ステップS18)。すなわ
ち、この曲線に基づけば、各ノズルのbit補正値を何
段階目、言い換えればプレヒートパルスの幅をどれだけ
の長さにすれば、各ノズルのインク吐出量が同一になる
かが分かるわけである。
【0137】このようにbit補正情報が得られたの
で、この情報に基づいて、図20のステップS6におい
て、各ノズルのインク吐出量が同一になる様にbit補
正を行い、図23に示したラインパターンを再び描画す
る。そして、このラインパターンの濃度を再びラインセ
ンサカメラ310で測定する。この段階では、各ノズル
のインク吐出量は略一定になっているので、ラインパタ
ーンの各ラインの濃度は略一定になっているはずであ
る。
で、この情報に基づいて、図20のステップS6におい
て、各ノズルのインク吐出量が同一になる様にbit補
正を行い、図23に示したラインパターンを再び描画す
る。そして、このラインパターンの濃度を再びラインセ
ンサカメラ310で測定する。この段階では、各ノズル
のインク吐出量は略一定になっているので、ラインパタ
ーンの各ラインの濃度は略一定になっているはずであ
る。
【0138】もし、bit補正を行った後でもまだライ
ンパターンの各ラインに濃度差がある場合には、図20
のステップS7において、前述したシェーディング補正
を行い、インクの吐出密度を各ノズル毎に変えることに
より濃度ムラを解消する。既にbit補正を行った後の
濃度ムラのデータ(言い換えれば、bit補正を行った
後の各ノズルのインク吐出量の差のデータ)は得られて
いるので、このデータに基づいて各ノズルのインク吐出
密度をどのように変えれば良いかのデータを作成する。
このインク吐出密度は、走査方向(X方向)の単位長さ
当たりに着弾するインクの総量が各ノズルで一定になる
様に決定される。すなわち、1回のインク吐出量が少な
いノズルでは、走査方向へのインク吐出密度を多くし、
1回のインク吐出量が多いノズルでは、走査方向へのイ
ンク吐出密度を少なくする。このようにして得られたデ
ータに基づいて、bit補正及びシェーディング補正を
同時に行い、ガラス基板302上に、図23のラインパ
ターンを描画し、再びラインセンサカメラ310により
ラインパターンの濃度を検出する。
ンパターンの各ラインに濃度差がある場合には、図20
のステップS7において、前述したシェーディング補正
を行い、インクの吐出密度を各ノズル毎に変えることに
より濃度ムラを解消する。既にbit補正を行った後の
濃度ムラのデータ(言い換えれば、bit補正を行った
後の各ノズルのインク吐出量の差のデータ)は得られて
いるので、このデータに基づいて各ノズルのインク吐出
密度をどのように変えれば良いかのデータを作成する。
このインク吐出密度は、走査方向(X方向)の単位長さ
当たりに着弾するインクの総量が各ノズルで一定になる
様に決定される。すなわち、1回のインク吐出量が少な
いノズルでは、走査方向へのインク吐出密度を多くし、
1回のインク吐出量が多いノズルでは、走査方向へのイ
ンク吐出密度を少なくする。このようにして得られたデ
ータに基づいて、bit補正及びシェーディング補正を
同時に行い、ガラス基板302上に、図23のラインパ
ターンを描画し、再びラインセンサカメラ310により
ラインパターンの濃度を検出する。
【0139】もし、bit補正及びシェーディング補正
の双方を行ってもさらに各ノズル毎の濃度ムラが残って
いる場合には、前述したマルチパスの描画において、各
1回の走査(1パス)毎に走査方向の1列の画素を着色
するノズルを変更する。図20のステップS8では、各
走査毎に、何番目のノズルを使用するかというノズルの
組み合わせのデータを作成する。このデータの作成にお
いては、既にbit補正を行った後の各ノズルのインク
吐出量のデータが得られているので、この吐出量のデー
タに基づいて、1パス目が1番目のノズルで2パス目が
2番目のノズル、1パス目が1番目のノズルで2パス目
が3番目のノズル、…、1パス目が1番目のノズルで2
パス目がn番目のノズル、さらに、1パス目が2番目の
ノズルで2パス目が3番目のノズル、1パス目が2番目
のノズルで2パス目が4番目のノズル、…、1パス目が
2番目のノズルで2パス目がn番目のノズルという様
に、全てのノズルの組み合わせについてインク吐出量の
シミュレーション計算をコンピュータを用いて行い、走
査方向の単位長さ当りのインク吐出総量の画素列毎のム
ラが最も少なくなる様な組み合わせを選択する。また、
同様に何パスで1つの画素列の着色を行えばインク吐出
総量のムラが最も少なくなるかについても、上記のシミ
ュレーション計算により求める。
の双方を行ってもさらに各ノズル毎の濃度ムラが残って
いる場合には、前述したマルチパスの描画において、各
1回の走査(1パス)毎に走査方向の1列の画素を着色
するノズルを変更する。図20のステップS8では、各
走査毎に、何番目のノズルを使用するかというノズルの
組み合わせのデータを作成する。このデータの作成にお
いては、既にbit補正を行った後の各ノズルのインク
吐出量のデータが得られているので、この吐出量のデー
タに基づいて、1パス目が1番目のノズルで2パス目が
2番目のノズル、1パス目が1番目のノズルで2パス目
が3番目のノズル、…、1パス目が1番目のノズルで2
パス目がn番目のノズル、さらに、1パス目が2番目の
ノズルで2パス目が3番目のノズル、1パス目が2番目
のノズルで2パス目が4番目のノズル、…、1パス目が
2番目のノズルで2パス目がn番目のノズルという様
に、全てのノズルの組み合わせについてインク吐出量の
シミュレーション計算をコンピュータを用いて行い、走
査方向の単位長さ当りのインク吐出総量の画素列毎のム
ラが最も少なくなる様な組み合わせを選択する。また、
同様に何パスで1つの画素列の着色を行えばインク吐出
総量のムラが最も少なくなるかについても、上記のシミ
ュレーション計算により求める。
【0140】そして、図20のステップS9では、上記
のステップS6、ステップS7、ステップS8で得られ
たデータに基づいて、カラーフィルタの量産用のインク
吐出方法及び使用ノズルについてのデータを作成する。
のステップS6、ステップS7、ステップS8で得られ
たデータに基づいて、カラーフィルタの量産用のインク
吐出方法及び使用ノズルについてのデータを作成する。
【0141】このようにしてヘッドユニット55の調整
装置300で得られた量産用データが、カラーフィルタ
の製造装置90に送られるとともに、調整装置300で
走査方向の傾き角度と相対位置が調整されたヘッドユニ
ットが製造装置90に装着され、水平面内の回動角度調
整のみが行われ、実際のカラーフィルタの着色が行われ
る。
装置300で得られた量産用データが、カラーフィルタ
の製造装置90に送られるとともに、調整装置300で
走査方向の傾き角度と相対位置が調整されたヘッドユニ
ットが製造装置90に装着され、水平面内の回動角度調
整のみが行われ、実際のカラーフィルタの着色が行われ
る。
【0142】次に、上記の様にして調整が終了したイン
クジェットヘッドユニット55を用いてカラーフィルタ
を着色する場合の更なるムラ消しの方法について説明す
る。まず、本実施形態のムラ消しの方法について説明す
る前に、現在行われているマルチパスによるカラーフィ
ルタの着色方法について説明する。
クジェットヘッドユニット55を用いてカラーフィルタ
を着色する場合の更なるムラ消しの方法について説明す
る。まず、本実施形態のムラ消しの方法について説明す
る前に、現在行われているマルチパスによるカラーフィ
ルタの着色方法について説明する。
【0143】ここで、1つの例として3パスによりカラ
ーフィルタを着色し、1パス毎に使用するノズルを1つ
ずつずらして着色する場合について考える。カラーフィ
ルタの1つの画素列G1と、この画素列を着色する3つ
の隣り合うノズルN1,N2,N3に着目し、例えばノズル
N1の1回の吐出量が10ng(ナノグラム)、ノズル
N2の1回の吐出量が20ng、ノズルN3の1回の吐出
量が40ngという様に吐出量がばらついているものと
する。
ーフィルタを着色し、1パス毎に使用するノズルを1つ
ずつずらして着色する場合について考える。カラーフィ
ルタの1つの画素列G1と、この画素列を着色する3つ
の隣り合うノズルN1,N2,N3に着目し、例えばノズル
N1の1回の吐出量が10ng(ナノグラム)、ノズル
N2の1回の吐出量が20ng、ノズルN3の1回の吐出
量が40ngという様に吐出量がばらついているものと
する。
【0144】このようなノズルで、1パスで画素列G1
を着色する場合、例えば画素列の長さが約200mm
で、ノズルN1では、画素列G1を着色するのに、200
0発のインクが必要であると仮定する。このときの画素
列G1を着色するためのインクの総量は、10(ng)
×2000=20000ngである。通常、シェーディ
ング補正を行う場合、1画素列を着色するインクの総量
が同じになる様にインク吐出密度を設定する。そのた
め、ノズルN2を使用して同じ画素列G1を着色する場合
には、20000(ng)÷20(ng)=1000発
のインクが必要となる。この場合、ノズルN1で画素列
G1を着色する場合の1発毎のインクの間隔は、200
(mm)÷2000(発)=100μmであり、ノズル
N2で着色する場合には、1画素列を着色する弾数がノ
ズルN1の1/2であるため、1発毎のインクの間隔は
200μmとなる。また、同様に、ノズルN3を使用す
る場合には、インクの弾数は、20000ng÷40n
g=500発となり、1発毎のインクの間隔は400μ
mとなる。
を着色する場合、例えば画素列の長さが約200mm
で、ノズルN1では、画素列G1を着色するのに、200
0発のインクが必要であると仮定する。このときの画素
列G1を着色するためのインクの総量は、10(ng)
×2000=20000ngである。通常、シェーディ
ング補正を行う場合、1画素列を着色するインクの総量
が同じになる様にインク吐出密度を設定する。そのた
め、ノズルN2を使用して同じ画素列G1を着色する場合
には、20000(ng)÷20(ng)=1000発
のインクが必要となる。この場合、ノズルN1で画素列
G1を着色する場合の1発毎のインクの間隔は、200
(mm)÷2000(発)=100μmであり、ノズル
N2で着色する場合には、1画素列を着色する弾数がノ
ズルN1の1/2であるため、1発毎のインクの間隔は
200μmとなる。また、同様に、ノズルN3を使用す
る場合には、インクの弾数は、20000ng÷40n
g=500発となり、1発毎のインクの間隔は400μ
mとなる。
【0145】言い換えれば、上記の吐出量の異なる3つ
のノズルを用いて、1パスで1画素列を着色する場合、
ノズルN1では10ngのインク弾を100μm間隔2
000発吐出し、ノズルN2では20ngのインク弾を
200μm間隔で1000発吐出し、ノズルN3では4
0ngのインク弾を400μm間隔で500発吐出する
こととなる。
のノズルを用いて、1パスで1画素列を着色する場合、
ノズルN1では10ngのインク弾を100μm間隔2
000発吐出し、ノズルN2では20ngのインク弾を
200μm間隔で1000発吐出し、ノズルN3では4
0ngのインク弾を400μm間隔で500発吐出する
こととなる。
【0146】次に、このような3つのノズルを用いて1
パス毎にノズルを変更しながら3パスで1つの画素列G
1を着色する場合を考える。この場合、3つのノズル
で、夫々必要なインク総量の1/3ずつを吐出するのが
一般的に考えられる方法である。そのため、ノズルN1
からは、1パス目で2000(発)/3=667発のイ
ンクを吐出する。この667発のインクを画素列G1の
走査方向に均等に配分するには、10ngのインク弾を
100μmの3倍の300μmの間隔で吐出する必要が
ある。同様に、ノズルN2からは、2パス目で1000
(発)/3=333発のインクを吐出することになり、
20ngのインク弾を600μmの間隔で吐出すること
となる。さらに、ノズルN3からは、3パス目で500
(発)/3=167発のインクを吐出することになり、
40ngのインク弾を1200μmの間隔で吐出するこ
ととなる。
パス毎にノズルを変更しながら3パスで1つの画素列G
1を着色する場合を考える。この場合、3つのノズル
で、夫々必要なインク総量の1/3ずつを吐出するのが
一般的に考えられる方法である。そのため、ノズルN1
からは、1パス目で2000(発)/3=667発のイ
ンクを吐出する。この667発のインクを画素列G1の
走査方向に均等に配分するには、10ngのインク弾を
100μmの3倍の300μmの間隔で吐出する必要が
ある。同様に、ノズルN2からは、2パス目で1000
(発)/3=333発のインクを吐出することになり、
20ngのインク弾を600μmの間隔で吐出すること
となる。さらに、ノズルN3からは、3パス目で500
(発)/3=167発のインクを吐出することになり、
40ngのインク弾を1200μmの間隔で吐出するこ
ととなる。
【0147】このように、各ノズルから吐出されるイン
ク弾の吐出間隔が決定されるのであるが、現在では、こ
れを単純に各ノズル毎に吐出開始位置を同じにして3パ
スで画素列の着色を行う様にしている。ところが、3パ
スの吐出開始位置を同じにすると、図26に示す様に、
インクの吐出開始位置及びこの吐出開始位置から120
0μm毎の位置では、10ngのインクと20ngのイ
ンクと40ngのインクが1ヶ所に集中し、吐出開始位
置から600μm毎の位置では、10ngと20ngの
インクが1ヶ所に集中し、その他の位置では10ngの
インクのみとなる。そのため、着弾したインクが図27
の様にインクが集中する位置では大きく、集中しない位
置では小さくガラス基板上に広がって、画素の着色ムラ
が発生してしまうこととなる。これを改善するために各
パスの吐出開始位置をずらしたとしても、1パス目のイ
ンクの吐出間隔の整数倍=(nパス目のインクの吐出間
隔の整数倍+開始位置のずらし量)となる点が出てくる
ので、やはりインクが重なってしまう場合があり、上記
の問題点の完全な解決策とはならない。
ク弾の吐出間隔が決定されるのであるが、現在では、こ
れを単純に各ノズル毎に吐出開始位置を同じにして3パ
スで画素列の着色を行う様にしている。ところが、3パ
スの吐出開始位置を同じにすると、図26に示す様に、
インクの吐出開始位置及びこの吐出開始位置から120
0μm毎の位置では、10ngのインクと20ngのイ
ンクと40ngのインクが1ヶ所に集中し、吐出開始位
置から600μm毎の位置では、10ngと20ngの
インクが1ヶ所に集中し、その他の位置では10ngの
インクのみとなる。そのため、着弾したインクが図27
の様にインクが集中する位置では大きく、集中しない位
置では小さくガラス基板上に広がって、画素の着色ムラ
が発生してしまうこととなる。これを改善するために各
パスの吐出開始位置をずらしたとしても、1パス目のイ
ンクの吐出間隔の整数倍=(nパス目のインクの吐出間
隔の整数倍+開始位置のずらし量)となる点が出てくる
ので、やはりインクが重なってしまう場合があり、上記
の問題点の完全な解決策とはならない。
【0148】そこで、本実施形態では以下のような方法
をとることにより上記の問題を解決している。
をとることにより上記の問題を解決している。
【0149】すなわち、1つの画素列を3パスで着色す
るのに必要な総インク弾数は、ノズルN1の667発と
ノズルN2の333発とノズルN3の167発を加えた、
667+333+167=1167発である。本実施形
態では、この総インク弾数1167発を単純に3等分し
て、ノズルN1,N2,N3の夫々の吐出インク弾数を11
67÷3=389発に揃えてしまう。そして各ノズルの
インク吐出間隔を画素列の長さ200mmを1167で
割った200(mm)÷1167=171μmの等間隔
とする。
るのに必要な総インク弾数は、ノズルN1の667発と
ノズルN2の333発とノズルN3の167発を加えた、
667+333+167=1167発である。本実施形
態では、この総インク弾数1167発を単純に3等分し
て、ノズルN1,N2,N3の夫々の吐出インク弾数を11
67÷3=389発に揃えてしまう。そして各ノズルの
インク吐出間隔を画素列の長さ200mmを1167で
割った200(mm)÷1167=171μmの等間隔
とする。
【0150】より詳しく説明すると、図28に示す様
に、まず吐出開始位置にノズルN1から10ngのイン
ク弾を吐出し、その後はノズルN1からは、171μm
の3倍の513μm間隔で10ngのインク弾を順次吐
出する。また、ノズルN2からは、吐出開始位置から1
71μmずれた位置を始点として、同じく513μm間
隔で20ngのインクを吐出する。さらに、ノズルN3
からは、吐出開始位置から342μmずれた位置を始点
として、同じく513μm間隔で40ngのインクを吐
出する。このようにすれば、ノズルN1からの10ng
のインクと、ノズルN2からの20ngのインクと、ノ
ズルN3からの40ngのインクが、画素列上に全て1
71μmの等間隔で並ぶ様になり、インクが重なって着
弾することがない。これにより、図26及び図27に示
すような着色ムラが緩和されて、より高品位なカラーフ
ィルタを製造することが出来る。
に、まず吐出開始位置にノズルN1から10ngのイン
ク弾を吐出し、その後はノズルN1からは、171μm
の3倍の513μm間隔で10ngのインク弾を順次吐
出する。また、ノズルN2からは、吐出開始位置から1
71μmずれた位置を始点として、同じく513μm間
隔で20ngのインクを吐出する。さらに、ノズルN3
からは、吐出開始位置から342μmずれた位置を始点
として、同じく513μm間隔で40ngのインクを吐
出する。このようにすれば、ノズルN1からの10ng
のインクと、ノズルN2からの20ngのインクと、ノ
ズルN3からの40ngのインクが、画素列上に全て1
71μmの等間隔で並ぶ様になり、インクが重なって着
弾することがない。これにより、図26及び図27に示
すような着色ムラが緩和されて、より高品位なカラーフ
ィルタを製造することが出来る。
【0151】なお、上記の説明では、本来1つの画素列
を着色するインク弾数が、ノズルN1で667発、ノズ
ルN2で333発、ノズルN3で167発であるところ
を、ノズルN1、N2、N3ともに389発に揃えてしま
っているため、1つの画素列を着色するインク総量が、
本来必要とされる量とは異なってくる。より詳しくは、
本来必要なインク総量が、10(ng)×667+20
(ng)×333+40(ng)×167=19890
ngであるところが、10(ng)×389+20(n
g)×389+40(ng)×389=27230ng
となってしまう。しかしながら、上記の実施形態では、
説明を分かりやすくするために、各ノズルの吐出量のバ
ラつきを10ng、20ng、40ngと大きく異なっ
た値に設定したものであって、実際上は、bit補正を
行った後のインク吐出量のバラつきは、例えば1番目の
ノズルの吐出量が10ngとすれば、2番目のノズルは
9.5ng、3番目のノズルは10.5ngというよう
に、せいぜい±5%程度の量であるため、上記のような
ノズルの吐出インク弾数を揃える処理を行ったとして
も、1つの画素列を着色するインク総量にはほとんど影
響が出ない。従って、本実施形態のような方法を用いて
も、インク総量が異なってインクが溢れたりするような
不都合は起こらず、着色ムラを軽減するという効果のみ
が得られることとなる。
を着色するインク弾数が、ノズルN1で667発、ノズ
ルN2で333発、ノズルN3で167発であるところ
を、ノズルN1、N2、N3ともに389発に揃えてしま
っているため、1つの画素列を着色するインク総量が、
本来必要とされる量とは異なってくる。より詳しくは、
本来必要なインク総量が、10(ng)×667+20
(ng)×333+40(ng)×167=19890
ngであるところが、10(ng)×389+20(n
g)×389+40(ng)×389=27230ng
となってしまう。しかしながら、上記の実施形態では、
説明を分かりやすくするために、各ノズルの吐出量のバ
ラつきを10ng、20ng、40ngと大きく異なっ
た値に設定したものであって、実際上は、bit補正を
行った後のインク吐出量のバラつきは、例えば1番目の
ノズルの吐出量が10ngとすれば、2番目のノズルは
9.5ng、3番目のノズルは10.5ngというよう
に、せいぜい±5%程度の量であるため、上記のような
ノズルの吐出インク弾数を揃える処理を行ったとして
も、1つの画素列を着色するインク総量にはほとんど影
響が出ない。従って、本実施形態のような方法を用いて
も、インク総量が異なってインクが溢れたりするような
不都合は起こらず、着色ムラを軽減するという効果のみ
が得られることとなる。
【0152】なお、図29は、本実施形態によるカラー
フィルタの着色方法を概念的に示した図であり、1パス
目、2パス目、3パス目で使用するノズルをずらしなが
ら、インク弾の吐出間隔を全て等間隔に揃えて着色を行
う様子を示している。実際には、隣り合う画素列はR、
G、Bの異なる色に着色されるのであるが、この図にお
いては、説明の便宜上画素列の色が同じ色である場合を
示している。また、インクの吐出量の差をノズルの直径
の大きさを異ならせて示している。
フィルタの着色方法を概念的に示した図であり、1パス
目、2パス目、3パス目で使用するノズルをずらしなが
ら、インク弾の吐出間隔を全て等間隔に揃えて着色を行
う様子を示している。実際には、隣り合う画素列はR、
G、Bの異なる色に着色されるのであるが、この図にお
いては、説明の便宜上画素列の色が同じ色である場合を
示している。また、インクの吐出量の差をノズルの直径
の大きさを異ならせて示している。
【0153】なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲で、上記実施形態を修正または変形したものに適用可
能である。
囲で、上記実施形態を修正または変形したものに適用可
能である。
【0154】例えば、上記実施形態では、3パスでカラ
ーフィルタの着色を行う場合について説明したが、この
パス数は、上記の実施形態において説明したシミュレー
ションにより決定されるものであり、3パスに限定され
るものではない。
ーフィルタの着色を行う場合について説明したが、この
パス数は、上記の実施形態において説明したシミュレー
ションにより決定されるものであり、3パスに限定され
るものではない。
【0155】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0156】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0157】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0158】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0159】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0160】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0161】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0162】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、使用記録信号付与時にインクが液
状をなすものであればよい。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、使用記録信号付与時にインクが液
状をなすものであればよい。
【0163】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0164】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、カ
ラーフィルタの製造装置からインクジェットヘッドユニ
ットを取り外し、製造装置とは別体に設けられた調整装
置でインクジェットヘッドの調整を行うことにより、製
造装置上でゴミが発生することが防止され、混色のない
高品位なカラーフィルタを製造することが出来る。
ラーフィルタの製造装置からインクジェットヘッドユニ
ットを取り外し、製造装置とは別体に設けられた調整装
置でインクジェットヘッドの調整を行うことにより、製
造装置上でゴミが発生することが防止され、混色のない
高品位なカラーフィルタを製造することが出来る。
【0165】
【図1】カラーフィルタの製造装置の一実施形態の構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図2】カラーフィルタの製造装置の動作を制御する制
御部の構成を示す図である。
御部の構成を示す図である。
【図3】カラーフィルタの製造装置に使用されるインク
ジェットヘッドの構造を示す図である。
ジェットヘッドの構造を示す図である。
【図4】インクジェットヘッドのヒータに印加される電
圧波形を示した図である。
圧波形を示した図である。
【図5】カラーフィルタの製造工程を示した図である。
【図6】一実施形態のカラーフィルタを組み込んだカラ
ー液晶表示装置の基本構成を示す断面図である。
ー液晶表示装置の基本構成を示す断面図である。
【図7】液晶表示装置が使用される情報処理装置を示し
た図である。
た図である。
【図8】液晶表示装置が使用される情報処理装置を示し
た図である。
た図である。
【図9】液晶表示装置が使用される情報処理装置を示し
た図である。
た図である。
【図10】各ノズル毎の吐出量の差を補正する方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図11】各ノズル毎の吐出量の差を補正する方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図12】各ノズル毎の吐出量の差を補正する方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図13】インクの吐出密度を変更する方法を説明する
ための図である。
ための図である。
【図14】インクの吐出密度を変更する方法を説明する
ための図である。
ための図である。
【図15】インクの吐出密度を変更する方法を説明する
ための図である。
ための図である。
【図16】ヘッドマウントの内部構成を示した斜視図で
ある。
ある。
【図17】図16を上側から見た平面図である。
【図18】ヘッドユニットの調整を行うための調整装置
の構成を示す平面図である。
の構成を示す平面図である。
【図19】図18を右方向から見た側面図である。
【図20】ヘッドユニットの調整手順の全体的な流れを
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図21】ヘッドの角度調整と相対位置調整を行うため
の描画パターンを示した図である。
の描画パターンを示した図である。
【図22】ヘッドの各ノズルの吐出量のバラつきを検出
する手順を示すフローチャートである。
する手順を示すフローチャートである。
【図23】ヘッドの各ノズルの吐出量のバラつきを検出
するための描画パターンを示した図である。
するための描画パターンを示した図である。
【図24】インクドットの濃度とインク吐出量の関係を
示す図である。
示す図である。
【図25】bit補正情報を得る手順を示したフローチ
ャートである。
ャートである。
【図26】インクが重なる様子を示した図である。
【図27】インクが重なったときのインクの広がり方を
示す図である。
示す図である。
【図28】インクを等間隔で吐出した様子を示す図であ
る。
る。
【図29】本実施形態によるカラーフィルタの着色方法
を概念的に示した図である。
を概念的に示した図である。
【図30】ゴミを介して画素間の混色が起こる様子を示
した図である。
した図である。
52 XYθステージ 53 ガラス基板 54 カラーフィルタ 55 着色ヘッド 58 コントローラ 59 ティーチングペンダント 60 キーボード
Claims (22)
- 【請求項1】 インクジェット記録システムであって、 複数のインクジェットヘッドを有するインクジェットヘ
ッドユニットを被記録部材に対して相対的に走査させな
がら該被記録部材に向けてインクを吐出し、記録を行う
インクジェット記録装置と、 該インクジェット記録装置と別体に設けられ、前記イン
クジェットヘッドユニットを前記記録装置から取り外し
た状態で調整する調整装置とを具備することを特徴とす
るインクジェット記録システム。 - 【請求項2】 前記記録装置は、前記インクジェットヘ
ッドユニットを前記被記録部材に対して相対的に走査さ
せるための第1の移動手段と、前記インクジェットヘッ
ドユニットからインクを吐出させるタイミングと吐出さ
せる量とを制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る請求項1に記載のインクジェット記録システム。 - 【請求項3】 前記調整装置は、前記インクジェットヘ
ッドユニットを被描画部材に対して相対的に走査させる
ための第2の移動手段と、前記インクジェットヘッドユ
ニットからインクを吐出させて前記被描画部材上に所定
の調整用パターンを描画させる制御装置とを備えること
を特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録シス
テム。 - 【請求項4】 前記調整装置は、描画された前記調整用
パターンを撮像するためのカメラをさらに備えることを
特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録システ
ム。 - 【請求項5】 前記調整装置は、前記カメラにより撮像
された調整用パターンの画像に基づいて、前記複数のイ
ンクジェットヘッドの相対位置ズレと、前記複数のイン
クジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを算出
する第1の演算手段をさらに備えることを特徴とする請
求項4に記載のインクジェット記録システム。 - 【請求項6】 前記調整装置は、前記カメラにより撮像
された調整用パターンの画像に基づいて、前記複数のイ
ンクジェットヘッドの複数のノズルからのインク吐出量
のバラつきを算出する第2の演算手段をさらに備えるこ
とを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録シ
ステム。 - 【請求項7】 前記調整装置は、前記第2の演算手段に
より演算された前記複数のノズルからのインク吐出量の
バラつきのデータに基づいて、前記複数のノズルからの
インク吐出量を補正するデータを作成する第3の演算手
段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のイ
ンクジェット記録システム。 - 【請求項8】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
ギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イン
クに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
発生体を備えることを特徴とする請求項1に記載のイン
クジェット記録システム。 - 【請求項9】 前記インクジェットヘッドにより、カラ
ーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色し、
カラーフィルタを製造することを特徴とする請求項1乃
至8のいずれか1項に記載のインクジェット記録システ
ム。 - 【請求項10】 複数のインクジェットヘッドを有する
インクジェットヘッドユニットを被記録部材に対して相
対的に走査させながら該被記録部材に向けてインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録方法であって、 前記インクジェットヘッドユニットを、前記被記録部材
上に記録を行う記録装置とは別体に設けられた調整装置
により調整する調整工程と、 該調整工程で調整された前記インクジェットヘッドユニ
ットを前記記録装置に装着する装着工程と、 前記インクジェットヘッドユニットと前記被記録部材と
を相対的に走査させながら前記被記録部材に記録を行う
記録工程とを具備することを特徴とするインクジェット
記録方法。 - 【請求項11】 前記装着工程では、前記インクジェッ
トヘッドユニットの前記走査方向に対する傾きを調整し
て前記記録装置に装着することを特徴とする請求項10
に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項12】 前記調整工程では、前記インクジェッ
トヘッドにより被描画部材上に所定の調整用描画パター
ンを描画し、該調整用描画パターンに基づいて前記複数
のインクジェットヘッドの相対位置と、該複数のインク
ジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを調整す
ることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット
記録方法。 - 【請求項13】 前記調整工程は、前記複数のインクジ
ェットヘッドの複数の吐出ノズルの吐出量のバラつきを
測定し、該バラつきを補正するデータを作成する工程を
さらに含むことを特徴とする請求項12に記載のインク
ジェット記録方法。 - 【請求項14】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー発生体を備えることを特徴とする請求項10に記載の
インクジェット記録方法。 - 【請求項15】 前記インクジェットヘッドにより、カ
ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色
し、カラーフィルタを製造することを特徴とする請求項
10乃至14のいずれか1項に記載のインクジェット記
録方法。 - 【請求項16】 クリーン環境内で、複数のインクジェ
ットヘッドを有するインクジェットヘッドユニットを被
記録部材に対して相対的に走査させながら該被記録部材
に向けてインクを吐出して各ラインを記録する場合にお
けるライン間の混色の防止方法であって、 前記インクジェットヘッドユニットを、前記被記録部材
上の各ラインを記録する記録装置とは別体に設けられた
調整装置により調整する調整工程と、 該調整工程で調整された前記インクジェットヘッドユニ
ットを前記記録装置に装着する装着工程と、 前記インクジェットヘッドユニットと前記被記録部材と
を相対的に走査させながら前記被記録部材に記録を行う
記録工程とを具備することを特徴とするライン間の混色
の防止方法。 - 【請求項17】 前記装着工程では、前記インクジェッ
トヘッドユニットの前記走査方向に対する傾きを調整し
て前記記録装置に装着することを特徴とする請求項16
に記載のライン間の混色の防止方法。 - 【請求項18】 前記調整工程では、前記インクジェッ
トヘッドにより被描画部材上に所定の調整用描画パター
ンを描画し、該調整用描画パターンに基づいて前記複数
のインクジェットヘッドの相対位置と、該複数のインク
ジェットヘッドの前記走査方向に対する傾きとを調整す
ることを特徴とする請求項16に記載のライン間の混色
の防止方法。 - 【請求項19】 前記調整工程は、前記複数のインクジ
ェットヘッドの複数の吐出ノズルの吐出量のバラつきを
測定し、該バラつきを補正するデータを作成する工程を
さらに含むことを特徴とする請求項18に記載のライン
間の混色の防止方法。 - 【請求項20】 前記クリーン環境とはクラス100以
下のクリーン環境であることを特徴とする請求項16に
記載のライン間の混色の防止方法。 - 【請求項21】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー発生体を備えることを特徴とする請求項16に記載の
ライン間の混色の防止方法。 - 【請求項22】 前記インクジェットヘッドにより、カ
ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素列を着色
し、カラーフィルタを製造することを特徴とする請求項
16乃至21のいずれか1項に記載のライン間の混色の
防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25990296A JPH10100396A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法及びライン間の混色の防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25990296A JPH10100396A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法及びライン間の混色の防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100396A true JPH10100396A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17340528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25990296A Withdrawn JPH10100396A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | インクジェット記録システム及びインクジェット記録方法及びライン間の混色の防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10100396A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001162207A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-06-19 | Tokyo Electron Ltd | 塗布装置 |
WO2002040280A1 (de) * | 2000-11-17 | 2002-05-23 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Verfahren und vorrichtung zum ausrichten von druckköpfen |
JP2003103766A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Brother Ind Ltd | 液滴ジェットパターニングシステム |
US6948533B2 (en) | 2002-01-11 | 2005-09-27 | Seiko Epson Corporation | Manufacturing method for display device, display device, manufacturing method for electronic apparatus, and electronic apparatus |
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JP2006289229A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Dainippon Printing Co Ltd | パターン形成装置、ヘッド調整装置、パターン形成方法、ヘッド調整方法 |
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JP2007244941A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Toppan Printing Co Ltd | インクジェット塗工装置 |
CN101927610A (zh) * | 2009-06-17 | 2010-12-29 | 株式会社爱发科 | 喷出装置 |
JP2016215390A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | キヤノン株式会社 | 液体吐出制御方法 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP25990296A patent/JPH10100396A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6805421B2 (en) | 2000-11-17 | 2004-10-19 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Method and device for aligning print heads |
JP2003103766A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Brother Ind Ltd | 液滴ジェットパターニングシステム |
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US7510272B2 (en) | 2001-10-22 | 2009-03-31 | Seiko Epson Corporation | Apparatus and method of assembling head unit, of positioning liquid droplet ejection head, and of fixing liquid droplet ejection head; as well as method of manufacturing LCD device, organic EL device, electron emission device, PDP device, electrophoretic display device, color filter, organic EL, spacer, metallic wire, lens, resist, and light diffusion member |
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US6997990B2 (en) | 2002-04-08 | 2006-02-14 | Lg Electronics Inc. | Device and method for fabricating display panel having ink-jet printing applied thereto |
JP2005352143A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Seiko Epson Corp | 液晶基板の製造方法および液晶基板の製造装置 |
JP2006289229A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Dainippon Printing Co Ltd | パターン形成装置、ヘッド調整装置、パターン形成方法、ヘッド調整方法 |
JP2007244941A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Toppan Printing Co Ltd | インクジェット塗工装置 |
CN101927610A (zh) * | 2009-06-17 | 2010-12-29 | 株式会社爱发科 | 喷出装置 |
JP2016215390A (ja) * | 2015-05-14 | 2016-12-22 | キヤノン株式会社 | 液体吐出制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |