JP5670883B2 - 印刷装置における基板及び印刷アレイを調節する方法 - Google Patents

印刷装置における基板及び印刷アレイを調節する方法 Download PDF

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Description

本発明は、互いに相対的に、記録基板及び少なくとも1つのアレイを調節する方法に関し、記録基板及び少なくとも1つのアレイは互いに相対位置を有し、少なくとも1つのアレイは、記録基板上に第2の検査マークを形成するために第1の方向にほぼ平行の行に配置されるノズルを有し、アレイを搭載するための収容構造を有する印刷装置の一部であり、記録基板は第1の検査マークを含む事前印刷パターンを含み、上記方法は、第1の検査マーク及び第2の検査マークを含む検査パターンを形成する工程であって、第1の検査マーク及び第2の検査マークそれぞれは、基板上の位置を有する工程と、第1のマーク及び第2のマークの位置を検出する工程とを含む。
従来技術によって知られており、少なくとも1つの印刷ヘッドを有するインク・ジェット・プリンタでは、印刷ヘッドが搭載されるキャリッジは、一般に、画像のスワスを記録する目的で、y軸に平行の主走査方向における記録基板じゅうを移動する。印刷ヘッドは、サブ走査方向である、x軸とほぼ平行の方向に延びる少なくとも1つのノズル・アレイを有する。サブ走査方向xは主走査方向yに垂直である。画像スワスは、印刷ヘッドの活性化されたノズルの数に対応する特定数の画素線を含む。X軸に沿った基板及びアレイの特定の相対位置では、アレイ及び記録基板は少なくとも部分的には互いに側面に位置し、第1の検査マークによって事前印刷された基板上に第2の検査マーク(ドットとしても表す)をつけるよう構成される。一部の画素線は、よって、アレイのノズルに対応する第2の検査マークによって構成される一方、他の画素線は、記録媒体上に事前印刷された第1の検査マークによって構成される。第1の検査マークは、第2の検査マークを印刷する前に記録基板上に既に存在している予め印刷されたパターンを形成する。予め印刷されたパターンは、同じ印刷装置又は別の印刷装置で基板上に印刷され得る。予め印刷された画素線はよって、第1の検査マークにより、記録媒体上に構成され、よって、印刷された第2の検査とあわせて、検査パターンを形成する。一般に、第1の検査マークによって構成される画素線、及び第2の検査マークによって構成される画素線のインタレースは、記録画像の高分解能を得るために望ましく、線間の間隔は、できる限り、等間隔とする。予め印刷された記録基板にわたるキャリッジの一単一パスの間に、単一のアレイの分解能の最大2倍の印刷分解能を達成することができる。したがって、x軸に沿ってアレイ及び基板の相対位置を求めるために、第1の検査マークの位置及び第2の検査マークの位置を比較し、分析する。求められた相対位置は、アレイ及び基板の所望の相対位置における高精度に達するよう調節しなければならないことがあり得る。検査パターンにおける偏差を検出することができ、アレイ及び基板の相対位置を調節するために使用することができる。更に、画素の位置決めにおける共通の誤差は、理想的なジェット角度から偏倚するジェット角度によってもたらされる。前述の不具合は、ノズルにおいて存在している不純物によってもたらされ得る。前述の不具合は、第1のマークの位置と第2のマークの位置との間の偏差につながり得る。第1の検査マークの位置付けにおける偏差は、基板上の第1の検査マークの事前印刷中にもたらされ得、第2の検査マークの位置付けにおける偏差は、事前印刷された基板上のアレイによる第2の検査マークの印刷中にもたらされ得る。前述の不具合は、グラフィカル・アプリケーションの場合、「バンディング」効果として知られている、画像内の白色又は明るい色のストライプが現れることにつながり得る。インク・ジェット手法が、製造手法(例えば、プリンテッド・エレクトロニクス)として適用される場合、位置決め誤差の数は、ゼロに向けて極小にしなければならない。
独国19829280A1により、第1の画像装置及び第2の画像装置の相対位置を求める方法であって、記録基板上に、第1の撮像装置により、参照パターンの画像を設定し、記録基板の同じ部分上に、第2の撮像装置により、参照パターンの画像を設定し、それにより、組み合わせパターンがもたらされ、それから、第1の撮像装置及び第2の撮像装置の相対位置を求めることが可能な工程を含む方法が知られている。
米国特許出願公開第2003/0144815号により、第1の画像装置及び第2の画像装置による画像の設定前に、記録基板上に既に存在している基本パターンにより、第1の画像装置及び第2の画像装置によって印刷された2つのパターンの相対位置が求められる別の手法が知られている。
本発明の目的は、画素線間で等間隔を有するインタレースされた画素線を得ることが可能であるように印刷装置において互いに相対的に少なくとも1つのアレイ及び記録基板を調節する方法を改善することである。画素線間の間隔が等間隔であることにより、「バンディング」の現象がかなり削減される。
この目的は、印刷装置において互いに相対的に少なくとも1つのアレイ及び記録基板を調節する方法によって達成され、更に、検出された位置に基づいて、達成可能な複数の相対位置の複数の偏差因子を求める工程を更に含み。偏差因子のそれぞれ1つは、別個に達成可能な相対位置の属性であり、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離が名目距離から偏倚する量を示し、複数の偏差因子に施される選択基準を満たす達成可能な複数の相対位置のうち、達成可能な相対位置を選択する工程を含む。
達成可能な相対位置の属性である偏差因子が求められた後、第1の検査マークを備える線と第2の検査マークを備える線との間の間隔内に生起する不具合は、対応する達成可能な相対位置について定量化することが可能である。偏差因子は、画素線間の距離が、名目距離から偏倚する量を特徴としている。偏差因子は、達成可能な複数の相対位置について求められる。よって、達成可能な位置毎に、印刷された画像に現れる不具合が数量化される。これは、記録基板と、アレイの最適な達成可能な相対位置である達成可能な相対位置との選択を可能にする。最適な達成可能相対位置を選択するために、達成可能な複数の相対位置に帰する複数の偏差因子に選択基準が適用される。
本発明による方法の一実施例では、選択された達成可能な相対位置は、複数の偏差因子のうちの最小の偏差因子を有するものである。前述の選択基準では、選択された達成可能な相対位置は、偏倚するジェット角度などによって生じる不具合の生起が最小にされる、印刷された画像につながる。
本発明による方法の別の実施例では、最大関数は、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離と名目距離との間で計算される差の集合のうち、絶対値で、最大差の値を取るよう、別個の達成可能相対位置に与えられる偏差因子を制約する。偏差因子を設定するためにこの最大関数を使用することは、達成可能な相対位置の選択につながり、印刷画像における画素線間の大きなスペーシングが避けられる。この実施例は、印刷エッチレジストなどのプリンテッド・エレクトロニクスに関する適用例について特に興味深い。ここでは、印刷パターンにおける最大偏差は、最小にしなければならず、小滴の位置付けにおける一様な分布よりも重要である。この手法が適用されると、高信頼度の印刷回路基板が得られる。
本発明による方法の更に別の実施例では、最大関数は、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離と名目距離との間で絶対値で計算された、平均化された差の値を取るよう、別個の達成可能相対位置に与えられる偏差因子を制約する。偏差因子を設定するためにこの平均化関数を使用することは、達成可能な相対位置の選択につながり、画素線間の平均化されたスペーシングは、名目値にできるだけ、近い。これは、特に、グラフィカル・アプリケーションの場合に興味深く、画素分布の良好な均一性を備えた印刷画像につながる。
本発明による方法による更に別の実施例では、最大関数は、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離と名目距離との間で最大差の値を取るよう、別個の達成可能相対位置に与えられる偏差因子を制約する。この最大関数では、印刷された画像につながる達成可能な相対位置を選択することができる。ここでは、画像バンディングが大きく削減される。
好ましい実施例では、本発明による方法は、更に、アレイ及び記録基板を、選択された達成可能な相対位置に移すためにアレイ及び記録基板の少なくとも一方を変位させる工程を更に含む。この工程が行われると、アレイ及び記録媒体は、最適な状態の下での印刷が開始し得るように、互いに相対的に配置される。この方法は。記録媒体とともに備えられるアレイを含む印刷装置を校正するために、時々適用し得る。あるいは、方法は、印刷装置上で、新たな基板が使用される前に、又は全ての印刷セッション前に適用し得る。
本発明は、収容構造上に搭載されたアレイを備える印刷装置にも関し、アレイは、第1の検査マークを含む事前印刷パターンを含む記録基板上に第1のマークを形成するための方向にほぼ平行の行に配置されたノズルを有し、達成可能な相対位置において、アレイが記録基板に沿って移動し、アレイ及び記録基板の少なくとも一方を変位させる変位手段はそれにより、達成可能な相対位置における変動をもたらし、検査パターンを形成する記録基板上に第2の検査マークを付けるようにアレイを制御し、第1の検査マーク及び第2の検査マークは記録基板上に位置を有し、第1のマーク及び第2のマークの位置を検出する検出手段を制御するよう適合される
上記タイプの印刷装置は、記録基板上のマークの配置の高精度が不可欠である、プリンテッド・エレクトロニクスなどの特殊な適用例に使用することができる。実際に、印刷された行の相対位置における誤差は、スペーシング幅における誤差を有する導電トラックの生起につながる。これは、隣接トラック間の電気的絶縁が不十分であることをもたらし得る。参照パターンとして、基板上に既に印刷されている第2のマークには、アレイによって印刷された第2のマークが厳密に重なり得る。
更に、前述の適用例では、第1のアレイの一部のノズルの誤動作が検出された場合、バックアップの目的で第2のアレイが使用される一方、第1のアレイが通常、印刷目的で使用されるように少なくとも、それぞれの側面に部分的に立つ同じ印刷ヘッド上に上記アレイとともに第2のアレイが搭載される一構成が考えられる。このことが起きると、第1のアレイの誤動作ノズルは動作停止状態に設定し、第2のアレイのノズルが上記機能にとって代わり得る。この種の適用例では、第2のアレイによって形成されたマークが、第1のアレイが適切に機能している場合に第1のアレイによって形成される第1のマークとほぼ同じ位置で、記録された基板上に位置することが不可欠である。従来技術の印刷装置は、第2のアレイによって形成されるマークが、所望の位置に対して適切に配置されていないという課題を有する。
本発明の目的は、前述の問題が最小にされるように、上述のタイプの印刷装置を改善することである。
この目的は、検出された位置に基づいて、達成可能な複数の相対位置の複数の偏差因子を求める工程を実行するために計算モジュールを制御するよう適合された制御手段を有する印刷装置において達成される。上記偏差因子のそれぞれ1つは、別個の達成可能な相対位置の属性であり、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離が名目距離から偏倚する量を示し、複数の偏差因子に施される選択基準を満たす達成可能な複数の相対位置のうち、達成可能な相対工程を選択する工程を含む。
達成可能な相対位置の属性である偏差因子が求められた後、第1の検査マークを備える線と第2の検査マークを備える線との間のスペーシング内に生起する不具合は、対応する達成可能な相対位置について数量化することが可能である。偏差因子は、画素線間の距離が、名目距離から偏倚する量を特徴としている。偏差因子は、達成可能な複数の相対位置について求められる。よって、達成可能な位置毎に、印刷された画像に現れる不具合が数量化される。これは、記録基板と、アレイの最適な達成可能な相対位置である達成可能な相対位置との選択を可能にする。最適な達成可能相対位置を選択するために、達成可能な複数の相対位置に与えられる複数の偏差因子に選択基準が適用される。
本発明による印刷装置の一実施例では、制御手段は、選択された達成可能な相対位置をアレイ及び記録基板を含めるための変位手段を制御するよう適合される。これは、例えば、画像の印刷の時点それぞれに先行して、自動的に容易に実行し得る、互いに相対的にアレイ及び記録基板を調節するための校正手順を動作可能にする。
本発明による印刷装置の別の実施例では、検出手段は、キャリッジ上に搭載され、検査パターンを走査するよう構成されたCCDカメラである。好ましくは、CCDカメラは、検査パターンにおける第1の検査マーク及び第2の検査マークそれぞれの幾何重心を求め、軸に沿って第1の検査マーク及び第2の検査マークの座標を抽出するよう構成される。前述のCCDカメラでは、検査パターンにおける検査マークの位置を高精度に求めることが可能である。更に、抽出された座標では、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離を高精度に抽出することも可能である。これは、達成可能な相対位置に応じて画像内の不具合を適切に特徴付ける、求められた偏差因子につながる。
本発明による印刷装置の更に別の実施例では、アレイのノズルは、ピッチに応じて等間隔に配置され、第1の検査マークが構成する画素線は同じピッチに応じて等間隔に配置される。これは、高分解能グラフィカル・アプリケーション又はプリンテッド・エレクトロニクス・アプリケーションなどの多くのアプリケーションに有用である。名目距離がピッチの半分に等しい場合、2倍の分解能での印刷を好適な品質を伴って達成することができる。名目距離がゼロに等しい場合、信頼度が高いプリンテッド・エレクトロニクスの印刷装置を達成することが可能である。第2のアレイは、第1のアレイにおける一部のノズルが、その不具合により、イナクティブ状態に設定されなければならない場合にバックアップ・アレイとしての役目を担い得るからである。
別の実施例では、少なくとも1つのアレイのノズルはピッチに応じて等間隔に配置され、選択された達成可能な相対位置を得るための少なくとも1つのアレイの変位は、第1の方向(X)における印刷ヘッドの平行移動を含むのみならず、角度の余弦で乗算したピッチが第1の方向(X)における記録基板上の隣接する第1の検査マーク間の距離に等しいような角度に及ぶ印刷ヘッドの回転も含む。達成可能な複数の相対位置は、少なくとも1つのアレイの達成可能な平行移動及び達成可能な回転の全ての組み合わせを含み得る。達成可能な複数の相対位置のうち、複数の偏差因子に適用される選択基準を満たす平行移動及び回転の特定の組み合わせの結果として、達成可能な1つの相対位置が選択される。これは、少なくとも1つのアレイの回転が、第1の方法(X)における隣接する第2の検査マーク間の最適な距離を得るために必要である場合、更に柔軟性をもたせる。これは、隣接する第1の検査マーク間の名目距離が、少なくとも1つのアレイのノズルのピッチに等しくない場合に特に効果的である。
記録基板上に事前印刷された理想的なマーク・パターンとともに、1つのアレイを備えた印刷ヘッドを有する印刷装置の不可欠な部分を示す概略図である。 記録基板上に事前印刷された第1の検査マークの偏差を示す記録基板の断面図である。 アレイの各ノズルに関連付けられたジェット角度の偏差を示すアレイの断面図である。 アレイが記録基板とまだアラインされていない場合の、印刷パターンの概略表面を示す図である。 x軸上へのマークの垂直の投影とともに、検査マークを備える記録された検査パターンを表す概略図である。 アレイ及び記録基板の実現可能な相対位置において得られるマーク・パターンを表す図である。 アレイ及び記録基板の実現可能な相対位置において得られるマーク・パターンを表す図である。 アレイ及び記録基板の実現可能な相対位置において得られるマーク・パターンを表す図である。 アレイ及び記録基板の実現可能な相対位置において得られるマーク・パターンを表す図である。 アレイ及び記録基板の実現可能な相対位置において得られるマーク・パターンを表す図である。 アレイ及び記録基板の実現可能な相対位置において得られるマーク・パターンを表す図である。 図4に示す検査パターンの記録されたマークそれぞれにx座標を関連付けた表である。 アレイ及び記録基板が相対位置1(図5A)にあり、相対位置3(図5C)にある場合に生じる、隣接する第1の点及び第2の点の間の距離を表す図である。 アレイ及び記録基板が相対位置1(図5A)にあり、相対位置3(図5C)にある場合に生じる、隣接する第1の点及び第2の点の間の距離を表す図である。 記録基板の断面図である。 相対位置3におけるアレイの断面図である。 本発明の方法により、アレイ及び記録基板がアラインされた場合の印刷パターンを略示する図である。 本発明の実施例による、方法の工程を表すフロー図である。 重なる画素線の印刷に適した相対位置における記録基板及びアレイを示す断面図である。 グラフィカル・アプリケーションのマークの配置を示す図である。 印刷回路基板製造のための導電材料及び/又は印刷エッチレジスト・インクなどの特殊アプリケーションのためのマークの配置を示す図である。 理想的な事前印刷検査マーク・パターン及び印刷画像を含む記録基板及び1つの回転させたアレイを備えた印刷ヘッドを有する印刷装置の不可欠な部分を示す概略図である。
本発明は、請求項1乃至10の何れかの方法を少なくとも1つの処理装置に行わせる命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体上に常駐しているコンピュータ・プログラムにも関する。
本発明による方法及び印刷装置の実施例は以降、図面を参照して明らかにする。
図1は、キャリッジ10上に搭載された印刷ヘッドを有するインク・ジェット・プリンタを略示する。印刷ヘッドは、行にアラインされたノズル18のアレイ12を有する。1つのアレイ12のみを図面に示しているが、キャリッジ10上に更なるアレイを搭載することが可能である。アレイ12は、プリンテッド・エレクトロニクス・アプリケーションに適したエッチレジスト・インク又は黒インクなどの同じマーキング材料の記録マークに適していることがあり得る。アレイ12は、導電材料及びエッチレジスト材料などの別々のマーキング材料のマークの記録に適していることがあり得る。
より多くのアレイにより、フルカラー・プリンタ(更なる複数のアレイが、黄色、シアン色、及びマゼンタ色に印刷するために使用される)を得ることができる。以下に説明するものなどの記録基板及び1つのアレイを調節する方法は、2つ以上のアレイに容易につながる。
アレイ12は、記録信号に応じてインク滴の吐出に適した何れのタイプのものであってよい。ノズルのアレイを備えた既知のインク・ジェット印刷ヘッドは、複数の圧力チェンバを備え、圧力チェンバそれぞれが、一方でインク供給路を介してインク貯蔵部に流体連結されている一方、他方でノズルに連結され、制御装置によって供給される記録信号に応じてノズルを介してインク滴を吐出するように、中に含まれるインクを加圧するための圧力チェンバ毎に、アクチュエータが設けられる。ノズルは行に配置されるので、画像の複数の画素線を同時に記録することが可能である。アクチュエータは、インク・チャネルそれぞれに沿って配置された圧電素子又は熱素子によって形成され得る。インク滴を特定のノズルから放出すると、関連付けられたアクチュエータが励起され、よって、インク・チャネルに含まれる液体インクが加圧され、インク滴がノズルを介して吐出される。
アレイ12にノズル18の行が設けられ、この行は、x軸に平行のいわゆるサブ走査方向に延びる。サブ走査方向は、記録基板26(紙シートなど)がステップ単位で進められる方向である。画像のスワスを印刷するために、キャリッジ10を、x軸に垂直のy軸に平行の主走査方向に基板26を介して移動させる。制御装置11は、アレイ12で印刷ヘッドに連結され、ノズルを画像単位で起動させるように記録信号を印刷ヘッドに供給するよう構成される。
キャリッジ10は、x軸に沿ってアレイ12及び基板26の相対位置を調節するよう構成される。構成要素16は、アレイ12及び基板26の相対位置が修正されるようにx軸に沿ってアレイを変位させるために印刷ヘッドに機械的に連結される。構成要素16は、制御装置11によって供給される電気信号に応じて、x軸に沿って伸縮するよう適合された圧電素子であり得る。基板は基板テーブル(図示せず)によって案内される。基板テーブルには、x軸に沿ってアレイ12及び基板26の相対位置を調節するように構成された構成要素も提供することができる。基板テーブルは、選択された相対位置における印刷ヘッドに配置することができる。
図1に示す例では、アレイ12のノズル18は、ほぼ一定のピッチpに応じて互いに間隔が空けられる。第1の検査マーク24を含む第1の画素線は、記録基板上に事前印刷され、同じピッチpに応じて等間隔に配置される。アレイ12は、x軸に沿った分解能が1/p(通常、インチ毎ドットで表す)にほぼ等しい、ノズル18からのインク滴の吐出によって生じる検査マーク(又はドット)22の印刷に適している。図1にみられるように、第2の検査マーク22を有する第2の画素線が、記録基板26上に形成され、y軸に沿って延びる。記録基板26上では、第1の検査マーク24は同じ分解能を有する。第2のマーク24を有し、y軸に沿って延びる第2の画素線は、アレイ12での印刷の開始前に基板26上に既に存在している。アレイ12及び基板26が、ノズル18が長手方向にずらした配置であるようにアレイ12及び基板26が比較的にアラインされている場合、図1に示すような、第1の線及び第2の線が交番するパターンを得ることができる。このとき、印刷分解能は2/pにほぼ等しい。矢印Sで示す、キャリッジ10の1つの単一パスで、画像スワスにおけるこの印刷分解能を達成するためには、アレイ12は、1つの単一パス内で、画像単位で起動される。図1では、y軸に沿って延びるパターンを表し、それにより、アレイ12の考えられるノズル全てが起動させる。しかし、実際には、アレイ12は、画像単位でノズルを起動させるために制御装置11によって駆動させる。プリンテッド・エレクトロニクスなどのアプリケーションの場合、アレイ12のノズルによって行われるエッチング処理により、導電材料の軌跡をその後、生成するために、特殊なエッチ耐性インクを使用して基板26上に行を、当初、印刷する前に記録することができる。
しかし、図1に表すものなどの検査マーク22及び24での記録パターンは、現実的でなく、実際には、記録パターンは不完全である。デフォルトのソースは、x−z平面において考慮されるジェット角度が、90°という理想的なジェット角度から偏倚する。理想的なジェット角度からのジェット角度の偏差は、図2Bにおけるアレイ12のノズル18について略示する。他方で、印刷前に記録基板26上に既に存在していた検査マーク24は、例えば、ジェット偏差という同じ理由で、偏差を有し得る。第1の検査マーク20a乃至20uは、図2Aに示すように記録基板26上に配置されていたかもしれない。図面では、アレイ12は、アレイ12の相対位置、及び断面に応じて表し、基板26は図1に示すものと同様であるとみなす、以下明細書では、アレイは21個のノズル(18a18u)を有するという状況が示されているが、現実には、アレイはずっと多くのノズルを含み得る。一部のノズル(例えば、18b,18c、18g等)は、左に媒体偏差を有する軌跡に応じて小滴を吐出する。第1の検査マーク(例えば、20e)は、左に主たる偏差を有する。しかし、他のノズルは右に小さな偏差を有する(例えば、18a、18d、18e等)。しかし、他の第1の検査マークは、右にわずかな偏差を有する(例えば、20b、20d、20f)。ジェット角度が理想的な角度から偏倚することにより、図3に示すように、記録されたドット・パターンにおけるバンディングを生じ得る。パターンの一部の位置では、望ましくない空き状態の(又は「白色の」)線が生じる一方、一部の他の位置では、重なりにより、望ましくない暗色が存在する。前述の不具合は特に、領域23で顕著であり、垂直線間の大きなスペーシング、及び強いオーバラップが眼にみえる。バンディングの現象は、視覚的に不快である。プリンテッド・エレクトロニクス・アプリケーションの場合、これは、導電トラック間の絶縁の問題につながる。
本発明の実施例による、アレイ及び基板を互いに相対的に調節する方法を次に、図10のフロー図を参照して説明する。方法の工程を自動化することができる。この目的で、制御装置11は、以後説明するものなどの別々のモジュールに対する命令を発出するよう適合される。このタスクを行うために、制御装置11は、例えば、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するための、EPROMなどの第2メモリ手段、及び調節手順中にデータを書き込むことができるRAMなどの第1のメモリ手段、プロセッサを含み得る。あるいは、手順は、半自動で、又は手作業で行うことができる。
第1の工程S2では、調節手順は、制御装置11上に設置することができる基板及びアレイの相対位置を調節するためのプログラムを立ち上げるためにユーザによって開始される。
工程S4では、制御装置11は、記録基板上に検査パターンを記録するための命令を印刷装置に発出し、この記録基板は既に、事前印刷されたパターンで提供されている。工程S4では、アレイ及び記録基板は、図2A及び図2Bに示すものなどの当初の相対位置に応じて配置される。適切な検査パターンの例は図4に示す。検査パターンは、記録基板上に第2の検査マークを形成するために各ノズルが少なくとも1つのインク滴を吐出するようにアレイのノズル全てを起動させることによって得られる。記録基板は、記録基板上に第1の検査マークを形成する少なくとも1つのインク滴を各位置20a−20u(図2A参照)が含むようなやり方で事前印刷される。図4に示す検査パターンが形成されると、アレイ12及び基板26は当初位置にあり、キャリッジ10は固定である。記録された検査パターンは、第2の検査マーク群22a...22h...22j等、及び第1の検査マーク群24a...24h...24j等を含み、両方の群がx軸に平行の方向に延びる。あるいは、検査パターンを記録するために、アレイ12及び基板26は当初位置にあり、キャリッジ10は、画像のスワスを形成するためにy軸に沿って移動させる。この場合、キャリッジ10を移動させる間に全てのノズルが起動されると、画素線が記録基板上に形成される。
工程S6では、制御装置11は、検査パターンの第1の検査マーク及び第2の検査マークの基板上の位置の検出に適したデータを生成するためにCCDカメラ(図示せず)などの光電センサに対して命令を発出する。CCDカメラ(図示せず)は、印刷装置のキャリッジ10上に設置することができ、検査パターンの光学的な走査に適している。走査された検査パターンは次いで、制御装置11による更なる分析のために第1のメモリ手段に、適切な画像形式で保存することができる。第1の検査マーク及び第2の検査マークを表すデータを含む画像である走査パターンに基づいて、第1の検査マーク及び第2の検査マークの位置は、制御装置11上で実行する画像分析ソフトウェア・モジュールによって求められる。記録された第2の検査マークの垂直投影が、x座標(x22a...x22h... x22i等)を有する点を画定する。同様に、記録された第1の検査マークの垂直投影が、x座標(x24a...x24h... x24i等)を有する点を画定する。第1の検査マーク及び第2の検査マークの求められた位置に基づいて、制御装置11の解析モジュールは、点のx座標を抽出し、記録された第1の検査マーク及び第2の検査マークに対応するx座標のリストを生成する。前述のリストの例は図6に表す、あるいは、CCDカメラには、第1の検査マーク及び第2の検査マークの位置を求めるタスク及びx座標を抽出するタスクを行うためにマイクロプロセッサを設け得る。この場合、CCDカメラは、好ましくは、記録された検査マークそれぞれの幾何重心を求めるよう構成される。重心の判定は、接続手段を介して制御装置11にCCDカメラによって送信された(図6に例証されたような)x座標に直接つながる。
「達成可能な相対位置」の概念を次に説明する。達成可能な相対位置は、記録基板上の事前印刷パターン及びアレイが少なくとも部分的に互いの側面に配置され、それにより、x軸に沿った長手方向の重なりの度合いを規定する位置である。記録基板に対して達成可能な相対位置におけるアレイは、図3の当初パターンと同等の交番する画素線でパターンを記録することが可能であるが、重なる領域の外側に位置するノズルはもう使用可能でなくなるので、記録されたパターンのx方向における幅は小さくなる。所望の分解能と比較して分解能は受け入れ可能でなくなるので、ノズルはもう使用可能でない。実際に、重なっている領域の外側に位置するノズルは、1/pに等しい印刷分解能をもたらす一方、重なる領域内に位置するノズルは、2/p(これは、上記例では、所望の分解能である)に等しい分解能につながる。アレイ12及び記録基板26を、特定の達成可能な位置に移動させ、アレイ12のノズル全てが起動され、第1の検査マーク全てが事前印刷された記録基板上に存在している場合、記録されたマーク・パターンは、位置P1の場合、図5Aに示すようになり、位置P2の場合、図5Bに示すようになり、位置P3の場合、図5Cに示すようになり、位置P4の場合、図5Dに示すようになり、位置P5の場合、図5Eに示すようになり、位置P6の場合、図5Fに示すようになる。位置P1は単に当初位置に対応し、長手方向の重なりの度合いは100%である。ノズルは全て、パターンを記録するために使用することができる。位置P2は、位置に対応し、アレイ及び記録基板は、一ピッチpに等しい距離だけ、x軸に沿って相対的に変位させられている。長手方向の重なりの度合いは約95%である。事前印刷された記録基板上の最も外の左の検査マーク(すなわち、位置20a上の検査マーク)は、更なる算出においてもう使用可能でない。アレイ12の最も外のノズル(すなわち、ノズル18u)はもう使用可能でなく、検査マークを印刷するために必要でない。
位置P3は、2ピッチ(2p)に等しい距離だけ、x軸に沿ってアレイが相対的に変位させられている位置に対応する。長手方向の重なりの度合いは約90%である。事前印刷された記録基板上の最も外の左の検査マーク(すなわち、位置20a上及び位置20b上の検査マーク)は、更なる算出においてもう使用可能でない。同じことが、アレイ12の最も外側の2つの右ノズル(すなわち、ノズル18u及び18t)についてあてはまる。位置P4(図5D参照)、ノズル18u、18t及び18s、並びに位置20a、20b、20cはもう使用可能でない。位置P4では、長手方向の重なりの度合いは約85%である。位置P5(図5E参照)、ノズル18u、18t、18s、18r、並びに位置20a、20b、20c、20dはもう使用可能でない。位置P5では、長手方向の重なりの度合いは約80%である。最後に、位置P6(図5F参照)、ノズル18u、18t、18s、18r、及び18q、並びに位置20a、20b、20c、20d、20eはもう使用可能でない。位置P6では、長手方向の重なりの度合いは約75%である。達成可能な位置の数は自由に選ぶことができ、主にアレイの設計、及び受け入れ可能な最小印刷幅について行われる選択に依存する。
理想的には、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の、X軸上への投影距離は、名目距離に等しい。この例では、名目距離はピッチpの半分に等しい。ここでは、ピッチpは、80任意単位(a.u)に等しいはずである。したがって、隣接する第1のマークと第2のマークとの間の投影された距離は、理想的には40a.u(名目距離)に等しいはずである。工程S8では、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離のリストは、アレイ及び基板の達成可能な相対位置毎に制御装置11によって計算される。「隣接するマーク」という語は、互いに傍らに配置された第1のマーク及び第2のマークに関する。隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離は、アレイ及び基板が、達成可能な相対位置の一方に移された場合に、隣接する第1の点及び第2の点間で生じるx軸に対する投影距離であり得る。図5A乃至5Fでは、隣接する第1のマーク及び第2のマークの距離をいくつか示す。例えば、図5Aに示す位置P1の場合、d11は、第1のマーク24aと第2のマーク22aとの間の投影距離である。距離d11は、d11=x22a−x24aという関係によって得られるに過ぎない。この位置P1では、関係の他の例には、d115=x22h−x24h、d116=x24i−x22h等がある。よって、図6中の表に表すx座標に基づいて、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離のリストLを相対位置P1について計算し、図7Aに示す。
工程S8では、隣接する第1のマーク及び第2のマークの間の距離のリストは、位置P2についても計算される(図5B参照)。位置20aはもう使用可能でなく、相対位置は1ピッチpに等しい距離だけ移動しているので、位置P2のリストの第1の距離はd23(第2のマーク22aと第1のマーク24bとの間の投影距離)である。1ピッチだけの移動により、d23は以下の関係によって得られる。d23=x22a+p−x24b。他の例は、d215=x22g+p−x24h、d216=x24i−x22g−p等である。
工程S8では、同様に、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離のリストは、位置P3についても計算される。この場合、検査マーク24a及び24bはもう使用可能でない。アレイ及び記録基板の相対位置が、当初位置と比較して2つのピッチ(2p)に等しい距離だけ、移動させられているからである。P3に対応するリストの第1の距離はその場合、d35であり、これは、d35=x22a+2p−x24cという関係によって表される。位置P3における他の例は、d315=x22f+2p−x24h、d316=x24i−x22f−2p等である。図6中の表に表すx座標に基づいて、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離のリストLを相対位置P3について計算し、図7Bに示す。
隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離のリストが、達成可能な位置P1、P2、P3、P4、P5及びP6毎に算出されると、制御装置11上で実行するプログラムは工程S10に進む。
工程S10では、いわゆる偏差因子Fが距離のリスト毎に制御装置11によって抽出される。偏差因子Fは、相対位置(P1あるいはP2あるいはP3等)の属性であり、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離が名目位置から偏倚する量を示す。偏差因子は、リスト(例えば、L1やL3)中の距離が名目距離から偏倚する量を実際に示す。上述の通り、名目距離は、理想的なケースでも、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間のx軸に対して、投影された距離であり得る。名目値は、この例では、行におけるノズルのピッチの半分(すなわち、40a.u.)に等しい。図7AのリストLでは、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の一部の距離が、40a.u.という名目位置とかなり偏倚するということが分かる。隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離と、名目距離との間で計算される差Δnは、リストL1及びL3の第2の部分において例証する。例えば、差Δ11は、Δ11=40−d11という関係によって得られ、ここで、40は名目距離である。
最大関数は、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離と名目距離との間で計算された差の集合Δnのうちで、絶対値で、最大差の値を得るよう、別個の達成可能相対位置に与えられる偏差因子を制約し得る。(達成可能な相対位置に対応する)特定のリストの偏差因子はよって、リスト中に存在している最大Δnに等しいことがあり得る。実際に、値が大きいほど、不具合はよりよく目にとまる。リストの偏差因子が絶対値で最大差に設定されると、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離と名目距離との間の計算される差の集合Δnのうちで、偏差因子は、明らかに、理想な状況からの偏倚の度合いを示す。リストLの偏差因子F(図7AのリストL中の灰色の領域を参照)は、30a.u.であり、Δ19に対応する。達成可能な位置毎に対応するリスト毎に、偏差因子が抽出される。例えば、リストL(図7BのリストL3の灰色領域)からの偏差因子Fは、いくつかの差Δn(Δ35、Δ310、Δ319等)に対応する20a.u.である。
次の工程(S12)では、制御装置11の選択モジュールは、達成可能な複数の相対位置のうちの達成可能な相対位置を選択する。選択された相対位置は、達成可能な複数の相対位置に与えられる偏差因子に施される選択基準を特定しなければならない。最適な達成可能な位置がよって、抽出された複数の偏差因子F1...等に基づいて選択される。例えば、達成可能な相対位置は、相対位置に与えられる偏差因子が、与えられる偏差因子のうちで最も小さい場合に、選択基準をみたす。ここで表す例では、全てのリストを示している訳でない。しかし、リストは全て、制御装置11の解析モジュールによって計算され、リストLは、上記の通り、20a.u.に等しいFである最小の偏差因子によって特徴付けられる。したがって、位置P3(図5C)は、記録基板26及びアレイ12の最も好適な相対位置であるようにみえる。位置P3は、制御装置11の選択モジュールによって選択される。
工程S14では、信号は、アレイ12を変位させ、それにより、位置P3である選択された相対位置に記録基板及びアレイをもたらすための変位手段16に向けて制御装置11によって送出される。アレイ及び基板は、2つのピッチ(2p)に等しい距離だけ、当初の位置P1から移動させられる。
工程S16では、プログラムを終了させる。アレイ及び記録基板はこの場合、最適な相対位置にあり、印刷装置を、記録されたパターンのために使用することが可能である。特定の期間後、又は特定量の記録後、ノズルに関連付けられた偏差角度が生じ得る。したがって、図10のフロー図に示すように、方法は再び、行わなければならない。場合によっては、別の相対位置が選択される。
位置P3を図8A及び図8Bによって示し、ここで、アレイ12は図8Bにおける断面図で表し、基板26は図8Aにおける断面図で表す。重なる領域28も示す。図示された装置における事前印刷された基板上にアレイによって記録され得るパターンの例を図9に示す。上述の通り、ノズル18t及び18u、並びに第1の検査マーク20a及び20bの位置はもう使用可能でない。重なり領域28の外側にあるからである。したがって、ノズル18t及び18uは、制御装置11により、イナクティブにセットされ、第1の検査マーク20a及び20bの位置は制御装置11によって行われる更なる算出に使用されない。一方、ノズル18a乃至18sは、重なり領域内に存在し、図9に示すパターンを形成するよう起動される。重なる領域内に存在しているノズルが全て、図9に示すパターンを形成するよう起動させる場合、完全に記録された表面が得られる。図3に示すパターンと比較すれば、相対位置を調節する前、バンディングの現象は、より可視でない。不具合(充填されていない領域、マークが重なる領域)がなお存在しているが、しかし、図3において得られるパターンと比較して、少なくとも1つの大きな不具合が抑制されている。実際には、大きな空きバンドを備えた、図3中の領域23は図9のパターンでは消滅している。
上記例では、位置P3は、アレイ12及び基板26の最も効果的な相対位置であるようにみえる。図8A及び図8Bによって示す例では、アレイからの18個のノズル及び記録基板上の第1の検査マークの18個の位置は、重なる領域に存在する。18個のノズルが、パターンを記録するために画像単位で起動される。別の位置が最適であることがわかった場合、異なる数のノズルが、重なる領域に存在することになる。位置P6(図5F参照)の場合、アレイからの16個のノズル、及び記録基板上の第1の検査マークの16個の位置は重なる領域に存在する。最適な相対位置に応じて、いくつかのノズルを画像単位で移動させることは望ましくないことがあり得る。その代わりに、画像単位の起動のために、所定数のノズルを選び得る。前述の数は、考えられる最も移動させた位置にアレイがある場合に、重なる領域に存在しているノズルの上記数に等しいことがあり得る。上記例では、これは、相対位置について求められる最適値と無関係に、起動される対象の画像単位の数(すなわち、アレイが位置P6にある場合に、重なる領域におけるノズルの数)が16になる。前述の選択が行われた場合、最適な相対位置P3では、重なり領域における16個のノズルのみが、画像単位の起動のために選ばれる。選択は再び、重なる領域内の第1のマーク及び第2のマークの考えられる最善の相対的な位置付けに基づき得る。
本発明による方法の別の実施例は図13に示す。達成可能な相対位置を得るためにアレイ12の変位及びピッチpによって等間隔で配置されたアレイ12のノズル18は、第1の方向(x)におけるアレイ12の平行移動を含み得るのみならず、角度Rにわたるアレイの回転も含み得る。角度Rは、角度Rの余弦で乗算されたピッチpが、第1の方向(x)における、記録基板26上の隣接する第1の検査マーク24の算出された距離pにほぼ等しく、記録基板26上の隣接する第2の検査マーク22の算出された距離parrayにほぼ等しいように選択し得る。距離pは、記録基板26上の隣接する第1の検査マーク24の距離全てを平均化することによって算出することができ、距離parrayは、記録基板26上の隣接する第2の検査マーク22の距離全てを平均化することによって算出することができる。達成可能な複数の相対位置は、アレイ12の達成可能な平行移動及び達成可能な回転の全ての組み合わせを含み得る。達成可能な複数の相対位置のうちで、複数の偏差因子に施される選択基準を満たす、回転及び平行移動の特定の組み合わせの結果である達成可能な相対位置が選択される。これは、アレイ12の回転が、第1の方法(X)における隣接する第2の検査マーク22間の最適な距離を得るために必要である場合、更に柔軟性をもたせる。記録基板26上の隣接する第1の検査マーク24間の目標距離が、アレイ12のノズルのピッチpに等しくない場合に、このことは特に効果的である。図13は、第1の検査マーク24の事前印刷パターン、及び黒色の基板画像8を含む記録基板26を示す。灰色印刷画像9は、基板画像8とアラインされて印刷されている。このアレイ12と記録基板26とのアラインメントを実現するために、第2の検査マークのパターンが記録基板26上に印刷されている。第1の検査マーク及び第2の検査マークの位置がスキャナ2で測定される。
印刷ヘッド3は、第1の方向(x)においてアレイ12の位置を調節するための構成要素7、及びアレイ12の角度Rを調節するよう構成された構成要素6を有する。構成要素6、7は、第1の方向(x)に沿ってアレイ12を変位させ、別の方向(z)に沿ってアレイ12を回転させるために、アレイ12に機械的に連結され得る。構成要素6、7は、電気信号に応じて、回転軸(y’,x’)に沿って収縮するよう適合された圧電素子であり得る。
図13によれば、アレイ12のノズル13は、第2の検査マーク22及び印刷画像9を既に印刷している。第2の検査マーク22及び印刷画像9を印刷する間に、第1の検査マーク及び第2の検査マークの位置の判定、及び更なる算出を実行することが可能であり、続いて、アレイ12の考えられる変位を実行することが可能である。図13によれば、アレイの変位は、角度Rでのアレイ12の回転である。印刷画像9は、2つ以上の印刷パス後に実現されるより大きな印刷画像の一部であり得る。その場合、検査パターンは、例えば第1の印刷パス中に、より大きな画像についてのみ印刷することができる。
本発明による方法の別の実施例では、名目距離がゼロであるようにアレイ及び記録基板が互いに調節される。ゼロに等しい名目距離を伴う調節は例えば、第2のタイプのインクによって形成されるマークと、記録基板上で同じ位置に、第1のタイプのインクによって形成されるマークを印刷しなければならないアプリケーションの場合に興味深い。本発明の実施例による印刷装置では、アレイのノズルがピッチに応じて等間隔に配置され、記録基板上の事前印刷されたパターンの画素線が、同じピッチに応じて等間隔に配置される。アレイ及び記録基板は、名目距離が、図11に示すようにゼロであるように互いに相対的に調節され、記録基板上に事前印刷された画素線は、アレイのノズルによって形成される画素線に重なる。
ゼロに等しい名目距離による調節は、グラフィカル・アプリケーションの場合、興味深い。結果として生じる考えられるパターンの断面は部分的に図12Aに示す。記録基板30上で、マーク32は、第1の着色剤のインク滴によって事前印刷される。マーク32の形成の直後、第2の着色剤のインク滴によって形成されるマーク34は、ノズルのアレイを使用してマーク32の最上部に印刷される。当然、グラフィカル・アプリケーションの場合、より多くの着色剤を使用することができる。グラフィカル・アプリケーションの場合、偏差因子は、好ましくは、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離と、名目距離との間の絶対値で計算された平均化された差の値を取るよう、別個の達成可能な相対位置に与えられる偏差因子を制約する平均関数で得られる。選択された達成可能な相対位置は、複数の偏差因子のうちの最小偏差因子を有するものである。よって、第1のマーク及び第2のマーク間の重なりは平均して、考えられる限り好適なものである。
更に、ゼロに等しい名目距離での調節は、印刷回路基板の製造に関するものなどの特殊アプリケーションの場合、興味深いものであり得る。マークの考えられる配置の断面は部分的に図12Bに示す。適切な記録基板36上に、第1のマーク38が事前印刷される。好ましくは、第1のマーク38を形成するために使用される材料は、導電性インク又は金属である。第1のマーク38を形成する、事前印刷されたパターンの印刷中に液体金属が射出されている場合、印刷ヘッドは、液体金属小滴を放出するよう適合しなければならない。第1のマーク38の最上部では、第2のマーク40が形成される。マーク40を形成するために使用される材料は、電気的に絶縁されたインクであり得る。印刷回路基板アプリケーションの場合、偏差因子は、好ましくは、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離と、名目距離との間で計算される差の集合のうちで、絶対値での最大差の値を取るよう、別個の達成可能な相対位置に与えられる偏差因子を制約する最大関数で得られる。選択された達成可能な相対位置は、複数の偏差因子のうちの最小偏差因子を有するものである。よって、第1のマークと第2のマークとの間の重なりにおける最大の誤差は、できる限り、避けられる。このことは、基板上で必要な導電トラック間の好適な電気的絶縁を確実にするために、印刷回路基板アプリケーションにとって非常に重要である。

Claims (22)

  1. 互いに相対的に少なくとも1つのアレイ及び記録基板を調節する方法であって、
    前記記録基板及び前記少なくとも1つのアレイは互いに対して相対位置を有し、前記アレイは、前記記録基板上に第2の検査マークを形成するために第1の方向にほぼ平行の行に配置されたノズルを有し、前記アレイを搭載するための収容構造を有する印刷装置の一部であり、前記記録基板は、第1の検査マークを含む事前印刷されたパターンを含み、前記方法は、
    a)前記記録基板上に前記第2の検査マークを付けることにより、検査パターンを形成する工程であって、前記第1の検査マーク及び前記第2の検査マークが、重なる行上に配置された、前記記録基板上の位置を有し、重なりの範囲内で、第1の検査マークはそれぞれ、その近傍として前記第2の検査マークのうちの対応する1つを有する工程と、
    b)前記第1の検査マーク及び前記第2の検査マークの位置を検出する工程と
    を含み、前記方法は、
    c)前記検出された位置に基づいて、複数の達成可能な相対位置について複数の偏差因子を求め、前記偏差因子それぞれは、別個の達成可能な相対位置の属性であり、隣接する第1のマーク及び第2のマーク間の距離が前記名目距離から逸脱する量を示し、前記複数の達成可能な相対位置のうち、前記複数の偏差因子に適用される選択基準を満たす達成可能な相対位置を選択する工程と
    を更に含む方法。
  2. 請求項1記載の少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、前記選択された達成可能な相対位置は、前記複数の偏差因子のうちの最小偏差因子を有するものである方法。
  3. 請求項2記載の、少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、最大関数は、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離と前記名目距離との間で計算された差の部分集合のうちで、絶対値で、最大差の値を取るよう、別個の達成可能な相対位置に与えられる偏差因子で求められる方法。
  4. 請求項2記載の、少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、平均関数は、平均化された差の値を取るよう、別個の達成可能な相対位置に与えられる偏差因子で求められる方法。
  5. 請求項2記載の、少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、最大関数は、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離と、前記名目距離との間の最大差の値を取るよう、別個の達成可能な相対位置に与えられる偏差因子で求められる方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の、少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、前記少なくとも1つのアレイの前記ノズルがピッチに応じて等間隔に配置される方法。
  7. 請求項6記載の、少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、前記名目距離が前記ピッチの半分に等しい方法。
  8. 請求項6記載の、少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、前記名目距離がゼロに等しい方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の少なくとも1つのアレイに対して相対的に記録基板を調節する方法であって、前記選択された相対的な達成可能位置に印刷ヘッドを移すように前記少なくとも1つのアレイ及び前記記録基板の群のうちの少なくとも一方を変位させる工程を更に含む方法。
  10. 請求項9記載の方法であって、変位させる工程は、前記少なくとも1つのアレイの平行移動、前記少なくとも1つのアレイの回転、及び前記少なくとも1つのアレイの回転及び平行移動の組み合わせの群のうちの何れかを含む方法。
  11. 請求項9記載の方法であって、前記少なくとも1つのアレイの前記ノズルはピッチに応じて等間隔に配置され、変位させる工程は、角度の余弦で乗算されたピッチが第1の方向における隣接する第1の検査マークの算出された距離に等しいような、前記少なくとも1つのアレイの回転を含む
    方法。
  12. 収容構造上に搭載された少なくとも1つのアレイを備えた印刷装置であって、前記少なくとも1つのアレイは、記録基板上に第2の検査マークを形成するために第1の方向にほぼ平行の行に配置されたノズルを有し、前記基板は、第1の検査マークを含む事前印刷されたパターンを含み、前記記録基板及び前記少なくとも1つのアレイは、達成可能な相対位置にあり、前記印刷装置は、前記少なくとも1つのアレイ及び前記記録基板
    の群の少なくとも一方を変位させるための変位手段を有し、前記記録基板上に前記第2の検査マークを付け、検査パターンを形成し、前記第1の検査マーク及び前記第2の検査マークが、重なる行上に配置された、前記基板上の位置を有し、重なりの範囲内で、第1の検査マークはそれぞれ、その近傍として前記第2の検査マークのうちの対応する1つを有し、前記少なくとも1つのアレイを制御し、前記第1の検査マーク及び前記第2の検査マークの位置を検出するための検出手段を制御するよう適合された制御手段を更に有し、前記制御手段は、前記検出された位置に基づいて複数の達成可能な相対位置について複数の偏差因子を求める工程を実行するための計算モジュールを制御するよう適合され、前記偏差因子それぞれは別個の達成可能な相対位置の属性であり、隣接する第1の検査マーク及び第2の検査マーク間の距離が名目距離から偏倚する量を示し、更に、前記複数の達成可能な相対位置のうち、前記複数の偏差因子に適用された選択基準を満たす達成可能な相対位置を選択する印刷装置。
  13. 請求項12記載の印刷装置であって、前記制御手段は、前記選択された達成可能な相対位置を前記少なくとも1つのアレイ及び前記基板に持たせるための変位手段を制御するよう適合された印刷装置。
  14. 請求項12又は13記載の印刷装置であって、前記検出手段は、キャリッジ上に搭載され、前記検査パターンを走査するよう構成されたカメラである印刷装置。
  15. 請求項14記載の印刷装置であって、前記カメラは、前記検査パターンにおける前記第1の検査マーク及び前記第2の検査マークそれぞれの幾何重心を求め、軸に沿って前記第1の検査マーク及び前記第2の検査マークの座標を抽出するよう構成される印刷装置。
  16. 請求項12乃至15の何れかに記載の印刷装置であって、前記少なくとも1つのアレイの前記ノズルがピッチに応じて等間隔に配置される印刷装置。
  17. 請求項16記載の印刷装置であって、前記名目距離は前記ピッチの半分に等しい印刷装置。
  18. 請求項16記載の印刷装置であって、前記名目距離はゼロに等しい印刷装置。
  19. 請求項12乃至18の何れかに記載の印刷装置であって、前記少なくとも1つのアレイはキャリッジ上に搭載され、キャリッジ及び前記記録基板は、前記第1の方向に対して垂直の第2の方向に互いに相対的に移動可能である印刷装置。
  20. 請求項12乃至19の何れか一項に記載の印刷装置であって、前記変位手段は圧電アクチュエータを含む印刷装置。
  21. 請求項12乃至20の何れか一項に記載の印刷装置を備えるインク・ジェット・プリンタ。
  22. 請求項1乃至11の何れかの方法を少なくとも1つの処理装置に行わせる命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体上に常駐しているコンピュータ・プログラム。
JP2011510003A 2008-05-23 2009-05-25 印刷装置における基板及び印刷アレイを調節する方法 Expired - Fee Related JP5670883B2 (ja)

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