JP4778059B2 - 効率的なアップリンク電力およびレート制御のための、umtstddシステムにおけるアップリンク・ソフト・ハンドオフ・サポート - Google Patents

効率的なアップリンク電力およびレート制御のための、umtstddシステムにおけるアップリンク・ソフト・ハンドオフ・サポート Download PDF

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Description

以下の記述は、一般に、無線通信に関し、更に詳しくは、ユニバーサル・モバイル通信システム無線環境において、仮想アクティブ・セットを用いて、ユーザ・デバイスのアップリンク・ソフト・ハンドオフを提供することに関する。
(35 U.S.C.119条の下の優先権主張)
本願は、2005年8月26日に出願され、本願の譲受人に譲渡され、本明細書において参照によって明確に組み込まれている「UPLINK SOFT HANDOFF SUPPORT IN UMTS TDD SYSTEMS FOR EFFICIENT UPLINK POWER AND RATE CONTROL」と題された米国出願60/711,974番の優先権を要求する。
無線通信システムは、普及している手段であり、世界中の多くの人々がこの手段を使用して通信をするようになっている。無線通信デバイスは、消費者のニーズを満たし、携帯性および利便性を向上させるため、さらに小型で高性能になっている。携帯電話のようなモバイル・デバイスの処理能力が向上したことで、無線ネットワーク送信システムに対する需要が増してきている。このようなシステムは一般的に、これらのシステムを介して通信をするセル式デバイスのように簡単に更新できない。モバイル・デバイスの機能が拡張するにつれ、新しく改良された無線デバイスの機能を容易にフル活用するような形で旧式の無線通信システムを維持することは難しい場合がある。
特に、周波数分割に基づく技術では、一般にスペクトルを均一量の帯域に分割することによってスペクトルを別のチャネルに分ける。例えば、無線通信用に割り当てられた周波数帯域の分割は30チャネルに分けることができる。各チャネルは音声会話を搬送でき、デジタル・サービスではデジタル・データを搬送できる。各チャネルには、1度に1ユーザにしか割り当てることができない。周知の別の技術の1つに、システムの全帯域幅を多数の直交サブバンドへ効果的に分割する直交周波数分割技術がある。これらのサブバンドは、トーン、キャリア、サブキャリア、ビン、および/または周波数チャネルとも称される。各サブバンドは、データとともに変調することができるサブキャリアに関連付けられる。時分割に基づく技術では、帯域は時間的にシーケンシャルなタイム・スライスまたはタイム・スロットに分割される。チャネルの各ユーザには、ラウンドロビン方式で情報を送受信するタイム・スライスが提供される。例えば、任意の時間tに、ショートバースト用のチャネルへのアクセスがユーザに提供される。次いで、アクセスは情報を送受信するためにショートバースト時間が提供されている他のユーザに切り替わる。この「交代」のサイクルが続き、最終的に各ユーザに多数の送受信バーストが提供される。
符号分割に基づく技術では、一般に1つの領域において任意の時に利用可能な複数の周波数にてデータを送信する。一般的に、データはデジタル化され、利用可能な帯域幅で拡散される。ここで多数のユーザをチャネル上で重ねることができ、それぞれのユーザにユニークなシーケンス符号を割り当てることができる。ユーザは、同じ広帯域のスペクトルの量において送信することができ、各ユーザの信号は、それぞれユニークな拡散符号によって帯域全体に拡散される。この技術は、1人または複数のユーザが同時に送受信できる共有に対応できる。このような共有は、スペクトラム拡散デジタル変調によって実現される。スペクトラム拡散デジタル変調では、ユーザのビット・ストリームが符号化され、疑似乱数式に非常に広いチャネルを通って拡散される。受信器は、関連するユニークな連続符号を認識し、コヒーレントな方法で特定のユーザのビットを集めるために乱数化を復元するように設計されている。
(例えば、周波数分割、時分割、および符号分割技術を使用する)典型的な無線通信ネットワークには、有効範囲領域を提供する1または複数の基地局および有効範囲領域内でデータの送受信ができる1または複数の移動(例えば、無線)端末が含まれる。典型的な基地局は、ブロードキャスト、マルチキャスト、および/またはユニキャスト・サービス用の多数のデータ・ストリームを同時に送信することができる。ここでのデータ・ストリームは1つの移動端末にとって、個別に関心がある受信とすることができる。基地局の有効範囲領域内の移動端末は、複合ストリームによって搬送される1つ、2つ以上、またはすべてのデータ・ストリームに注目することができる。同様にして、移動端末は、基地局または他の移動端末にデータを送信することができる。基地局と移動端末との間、または移動端末間のこのような通信は、チャネルの変化および/または干渉電力の変化によって品位が劣化することがある。例えば、上記の変化は、基地局の1または複数の移動端末に対するスケジューリング、電力制御、および/またはレート予測に影響が及ぶことがある。
従来UMTS TDDシステムは、アップリンクにおけるソフト・ハンドオフをサポートせず、ユーザ・デバイスからそのサービング・セクタへの電力送信中に、隣接セクタにおいて、望まれない干渉をもたらしうる干渉をもたらしているユーザ・デバイスは、そのサービング・セクタからのものではない送信を聞かないので、従来のシステムでは、干渉を受けたセクタは、干渉をもたらしているユーザ・デバイスの電力を低減するための頼み(recourse)を持っていない。したがって、そのような無線ネットワーク・システムにおけるスループットを改善するシステムおよび/または方法論に対する未解決のニーズが当該技術分野において存在する。
発明の概要
ここで図面を参照しながら様々な実施形態を説明するが、全体を通して同じ参照符号は同じ要素を示すために使用されている。以下の記載において、1または複数の実施形態を完全に理解するために、説明の目的で具体的な内容が多く開示されている。しかし、このような(複数の)実施形態をこれらの特定の詳細なしに実施できることも明らかであろう。別の例では、1または複数の実施形態の説明を容易とするために、周知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
1または複数の実施形態、およびその対応する開示にしたがって、様々な局面が、UMTS TDD無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフをサポートすることと関連して述べられる。1つの局面によれば、各ユーザ・デバイスのための仮想アクティブ・セット(VAS)が、通信環境のネットワーク側において生成され、各VASにリストされたセクタに、各それぞれのリストが通知される。ユーザ・デバイスのVAS内のセクタには、ユーザ・デバイスにサービス提供する公称セクタ(nominal sector)から、スクランブル符号およびリソース割当(例えば、タイム・スロット、チャネル等)が付加的に提供される。その情報は、VAS内の全ての基地局において、ユーザ・デバイスからのアップリンク信号の受信および復調を試みるために適用されうる。さらに、そのようなリソースは、ダウンリンクでユーザ・デバイスへ電源制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを送信するために用いることができる。
その他の局面によれば、無線通信環境においてソフト・ハンドオフを実行する方法は、セクタ基地局において、ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を評価することを備える。ここで、VASは、ユーザ・デバイス送信を受信し復調することができるセクタのリストを備える。さらにこの方法は、ユーザ・デバイスに関連するチャネルおよびリソース割当情報と、ユーザ・デバイスによって用いられるスクランブル符号とを、VAS内にリストされた全てのセクタに提供することと、VAS内にリストされた全てのセクタにおいて、ユーザ・デバイスから通信信号を受信し復調することとを備える。この方法は更に、VAS内にリストされた全てのセクタからユーザ・デバイスへと、電力制御コマンドとリバース・アクティビティ・コマンドとを送信することを備える。さらにこの方法は、VAS内にリストされたセクタにおいて干渉をもたらしているユーザ・デバイスを識別することと、ユーザ・デバイスにおける送信電力またはデータ・レートを低減して干渉を緩和するために、干渉をうけたセクタから電力制御コマンドまたはリバース・アクティビティ・コマンドを提供することとを備えることができる。
他の局面にしたがって、無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフを容易にする装置は、基地局がリストされているセクタ・リストを備えたユーザ・デバイスに関連する情報を格納するメモリを基地局内に備える。また、この装置は、メモリに格納された情報を分析し、ユーザ・デバイスに割り当てられたスクランブル符号を用いて、ユーザ・デバイスから受信した情報を処理し、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドのユーザ・デバイスへの送信を開始するプロセッサを備える。セクタ・リストは、ユーザ・デバイスからの信号の受信および復調を試みる全てのセクタのリストを含むことができる。このセクタは、スクランブル符号および通信リソースをユーザ・デバイスへ割り当てる公称セクタを含む。セクタ・リスト内の全てのセクタは、電力制御コマンドとリバース・アクティビティ・コマンドとのうちの少なくとも1つを、公称セクタ・スクランブル符号を用いてユーザ・デバイスへ送信することができる。さらにプロセッサは、ユーザ・デバイスが、予め定めたしきい値よりも高い電力レベルで送信して、セクタ基地局において干渉を引き起こしている場合、このユーザ・デバイスを攻撃的であると識別することができる。そして、この攻撃的なユーザ・デバイスへの、電力制御コマンドまたはリバース・アクティビティ・コマンドの送信を開始し、この攻撃的なユーザ・デバイスに対して、干渉を緩和するために、送信電力またはデータ・レートを、予め定めたしきい値よりも低く下げるように指示する。
さらに別の局面にしたがって、無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフをサポートすることを容易にする装置は、ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を評価する手段を備えることができる。VASは、ユーザ・デバイスからの信号を受信および復調することができる全てのセクタのリストを備えている。また、この装置は、VASにリストされた全てのセクタからユーザ・デバイスへと、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビィティ・コマンドを送信する手段を備える。この装置は更に、予め定めたしきい値より高い電力レベルで送信して、セクタ基地局において干渉を引き起こす攻撃的なユーザ・デバイスを検出する手段を備えることができる。そして、干渉を受けた基地局は、電力制御コマンドまたはリバース・アクティビティ・コマンドを送信し、このユーザ・デバイスに対して、送信電力またはデータ・レートを低下させ、攻撃を受けたセクタ基地局における干渉を緩和させることができる。さらに、この装置は、ユーザ・デバイスからの信号を受信し復調する複数のセクタの能力をモニタする手段と、このモニタする手段によって生成された情報に少なくとも部分的に基づいて、VASを定期的に更新する手段とを備えうる。
また、別の局面は、ユーザ・デバイスからの信号を受信し復調することができる全てのセクタの識別情報を備えるセクタのリストを基地局において生成し、このセクタのリスト内で識別される全てのセクタからユーザ・デバイスへと電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを送信するコンピュータ実行可能命令を格納しているコンピュータ読取可能媒体に関する。このコンピュータ読取可能媒体は更に、そのセクタのリストにリストされたセクタ内に干渉を引き起こすユーザ・デバイスを識別し、干渉を受けたセクタから、干渉を起こしているユーザ・デバイスへと電力制御コマンドまたはリバース・アクティビティ・コマンドを送信する命令を備えることができる。このコマンドは、ユーザ・デバイスに対して、低い電力レベルまたは低いデータ・レートで送信するように指示する。更に、コンピュータ読取可能媒体は、複数のセクタの、ユーザ・デバイスからの通信信号を受信し復調する機能に関する測定値に少なくとも部分的に基づいて、セクタのリストを定期的に更新する命令を備える。
更に別の局面は、無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフのための命令を実行する、基地局内のプロセッサに関連する。この命令は、ユーザ・デバイスと通信可能な全てのセクタのリストを備えた仮想アクティブ・セット(VAS)を分析することと、ユーザ・デバイスのVASに基地局がリストされていることを確認することと、ユーザ・デバイスからの通信信号を受信し、復調することと、電力制御コマンドとリバース・アクティビティ・コマンドとをユーザ・デバイスへ送信することとを備える。プロセッサは更に、基地局が、ユーザ・デバイスの公称セクタ内にあるのであれば、データ信号をユーザ・デバイスへ送信し、基地局が、ユーザ・デバイスの公称セクタ内にないのであれば、公称セクタによってユーザ・デバイスへ割り当てられた通信リソースおよびスクランブル符号を適用する命令を実行することができる。
前述および関連する目的を達成するため、1または複数の実施形態には、以下に完全に説明される特徴、特に特許請求の範囲で指摘される特徴が含まれる。以下の説明および添付の図面は、1または複数の実施形態の特定の例としての態様を詳細に開示するものである。ただし、これらの態様は、種々の実施形態の原理を使用できる種々の方法のうちの数例を示しているに過ぎず、記載された実施形態はこのような態様および同等物すべてを含むものとする。
詳細な説明
ここで図面を参照しながら様々な実施形態を説明するが、全体を通して同じ参照符号は同じ要素を示すために使用されている。以下の記載において、1または複数の実施形態を完全に理解するために、説明の目的で具体的な内容が多く開示されている。しかし、このような(複数の)実施形態をこれらの特定の詳細なしに実施できることも明らかであろう。別の例では、1または複数の実施形態の説明を容易とするために、周知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示されている。
本出願で使用されているような、「コンポーネント」、「システム」等の用語は、ハードウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかのコンピュータ関連のエンティティを示すものとする。例えば、コンポーネントはプロセッサ上で実行するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであればよいが、これに限定されない。1または複数のコンポーネントがプロセスおよび/または実行スレッド内にあってもよく、コンポーネントは1台のコンピュータ上に配置され、かつ/または2台以上のコンピュータ間に分散されてもよい。さらに、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造が格納された様々なコンピュータ読取可能媒体から実行できる。コンポーネントは、1または複数のデータ・パケット(例えば、ローカルシステム、分散システムおよび/またはインターネットのような信号によって他のシステムと繋がるネットワークの別のコンポーネントと交信する1つのコンポーネントからのデータ)を有する信号に従うなどして、ローカルおよび/または遠隔のプロセスを経由して通信できる。
さらにここで、加入者局に関する様々な実施形態を説明する。加入者局は、システム、加入者ユニット、移動局、移動体、遠隔局、アクセスポイント、基地局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザ・エージェント、またはユーザ機器と呼ぶこともできる。加入者局は、セル式電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol:SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(wireless local loop:WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、無線接続機能を有する携帯用デバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイスであればよい。
さらに、本願明細書に記載の様々な態様または機能は、標準的なプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、製品として実現できる。ここで使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラムを含めるものとする。例えば、コンピュータ読取可能媒体には、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光学ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)等)、スマートカード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ等)を含めることができるが、これに限定されない。
様々な局面によれば、本明細書では、UMTS TDDシステムにおいて、アップリンクにおけるソフト・ハンドオフを容易にするシステムおよび方法が記載される。アップリンク・ソフト・ハンドオフは、ユーザ・デバイスの送信電力の制御を容易にするCDMAシステムの所望される機能であり、ネットワーク・コントローラにおける残留(residual)フレーム誤り率(FER)が、特定の設定値になる。したがって、ユーザ・デバイスは、不必要な電力浪費なく、また、自身のセクタまたは隣接するセクタにおける望まれない干渉の増加もなく、ネットワーク・コントローラにおいて目標FER設定点を達成することを可能にする最小電力を送信することになる。さらに、アップリンク・ソフト・ハンドオフは、リバース・アクティビティに関連する情報を送信することによって、個々の受信セクタがそれぞれ、システム負荷を制御することを可能にする。したがって、ユーザ・デバイスは、ユーザ・デバイスが、干渉レベルを低減するためにその送信データ・レートを低減するか否か、およびシステム負荷(RoT)に関する情報を受信することができる。したがって、本明細書に記載の様々な局面は、UMTS TDDシステムのアップリンクにおけるソフト・ハンドオフの実施を可能にするアルゴリズムを説明する。さらに、そのようなシステムおよび方法は、UMTS TDDの高チップレート(HCR)のみならず、低チップレート(LCR)にも当てはまる。
図1に示すように、システム100は、ソフト・ハンドオフが、cdma2000 1xエボリューション・データ・オプティマイズド(EvDO)無線通信環境において可能とされるように例示されている。第1の基地局104の第1のセクタ102が第2の基地局108の第2のセクタ106とオーバラップする有効範囲領域とともに示されている。第1の基地局104および第2の基地局108は、同一の基地局であってもよく、同一の基地局でなくてもよい。ユーザ・デバイス110は、オーバーラップ・エリア112内に示されている。このエリアは、第1の基地局104が第2の基地局108とは別である場合はソフト・ハンドオフ領域であり、第1の基地局104が第2の基地局108と同一である場合にはソフタ・ハンドオフ領域である。したがって、第1のセクタ102および第2のセクタ106の両方が、ユーザ・デバイス110のアクティブ・セットの中にある。第1の基地局104が第2の基地局108とは異なる基地局の場合は、基地局104および108からのアップリンク・トラフィックを結合する選択結合器116を有する基地局コントローラ114が示される。さらに、コントローラ114は、ダウンリンクでの送信用のデータ・パケットを一時的に格納するキュー118も備える。コントローラ114はキュー118と関連付けられ、基地局104(例えば、図において送信を行っている基地局)はキュー130に関連付けられることに注目されたい。ダウンリンク・データ120はキュー118からキュー130、基地局104へと送信され、基地局104は順にデータをユーザ・デバイス110へ送信する。ダウンリンク情報122は、基地局104からユーザ・デバイス110へ送信されることができ、この情報にはダウンリンク・データ、アップリンク電力管理情報、リバース・アクティビティ(reverse activity)情報を備えることができる。基地局108は、電力制御情報およびリバース・アクティビティ情報を備える信号124を送信することもできるが、ダウンリンク・データの送信はしないことは分かるであろう。ユーザ・デバイス110は、データのほか、サービング・セル情報も備えるアップリンク信号126および128をそれぞれ送信することによって、基地局104および108と通信することができる。信号126および128は同一(例えば、基地局104および108の両方に対して送信される単一の信号とすることができる)のものとすることができることは分かるであろう。
従来システムのEvDOのダウンリンクでは、ユーザ・デバイスのアクティブ・セット中のすべてのセクタによってユーザ・デバイスのアップリンク送信が復調および復号される間、単一のセクタ(例えば、セクタ102)が「サービング・セクタ」になる。ユーザ・デバイスのアップリンクでの送信はユーザ・デバイスのアクティブ・セット内のすべてのセクタによって復調および復号されるので、ユーザ・デバイスはそれらのセクタのどれかを「サービング・セクタ」として選択すればよい。EvDOでは、ダウンロード・レート・コントロール(DRC)カバーを経由してポインティング操作(pointing operation)が行われる。したがって、EvDOでのDRCカバーの変更は、サービング・セクタの変更を意味し、これにはセクタの送信バッファでパケットをデキューおよびエンキューすることを含めることができる。使用されていないセクタは、そのユーザ・デバイスを自身の送信バッファからデキューし、新しいサービング・セクタがユーザ・デバイスのデータを自身の送信バッファにエンキューする。このデキュー/エンキュー操作は、実装によって高速にも低速にもなりうる。例えば、パケット・データ・キューはコントローラまたはコントローラの複製に保持することができる。新しいセクタが選択された場合、古いサービング・セクタが地理的に新しいサービング・セクタと並べて配置されてもよい(例えば両方のセクタが同一のセルの場所に属する場合)ので、コントローラ114または古いサービング・セクタから新しいセクタのキューを埋めることができる。サービング・セクタを変更する(時間的)「費用」の推定をユーザ・デバイスに与えるために、2つの遅延、すなわちSoftHandoffDelayおよびSofterHandoffDelayを使用することができる。このような推定値は、アルゴリズムを統制するのに適切なヒステリシスを選択するために、ユーザ・デバイスの再ポインティング・アルゴリズムによって使用できる。
このように、図1はEvDOシステムにおけるダウンリンクおよびアップリンクの波形の送受信を示している。図から分かるように、1つのセクタ(セクタ102)だけが所与のユーザに対しダウンリンクでトラフィック/データを送信する。しかしながら、ユーザ・デバイスのアクティブ・セット内のすべてのセクタは、コントローラ114の選択結合器116の出力において、ユーザ・デバイスの送信電力を実行的な1%のPERまで電力制御するアップリンク電力制御コマンドをそれぞれのダウンリンク送信の中で送る。また、ユーザ・デバイス110のアクティブ・セット内の全てのセクタは、それぞれのダウンリンク送信においてリバース・アクティビィティ・コマンドを送り、ユーザ・デバイスの送信データ・レートを、最大許容可能アップリンク負荷を危険にさらさないレベルへレート制御する。レート制御コマンドは、リバース・アクティビティティ・ビットによって、ユーザ・デバイスのアクティブ・セット内の各セクタによって見られるようなシステム負荷(RoT)を制御することができる。そのようなコマンドは、特定のセクタによって見られるシステム負荷が、所望のしきい値を超えたかを示す単一のビットを備える。
電力およびレート制御コマンドを解釈するために、異なるルールが使用されうることに注目されたい。EvDOエア・インタフェースは、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを受信すると、ユーザ・デバイスが従う必要があるルールを特定する。要するに、ルール“OR of downs”が、電力制御コマンドに使用される。このルールは、“down”電力制御コマンドを示す単一セクタが存在する限り、少なくともそのセクタは、ユーザ・デバイス送信を適切に受信することができるので、ユーザ・デバイスは、その送信電力を低減するものとする。一方、リバース・アクティビティ・コマンドには“OR of busy”が適用される。同様に、このルールは、システム負荷が非常に高いことを示す単一セクタが存在する限り、ユーザ・デバイスは、幾つかの手順を開始し、その送信レートを低減し、もって、課せられたシステム負荷を実質的に低減するだろう。
図2は、UMTS TDD規格にしたがって、UMTS TDD通信環境における通信を容易にするシステムの例示である。現在のUMTS TDDシステムは、規格が書かれ、加入者ユニットおよびインフラストラクチャが実現される方式によって、アップリンク・ソフト・ハンドオフを提供しない。この図によれば、第1のネットワークセクタ202が、第1の基地局204内で示され、第2の基地局208内の第2のネットワークセクタ206とオーバラップする。ユーザ・デバイス210は、セクタ202とセクタ206とがオーバラップする領域212内に示されている。この図によれば、セクタ202は、ユーザ・デバイス210のサービング・セクタであるため、図1に関して説明したキューと同様のキュー216を備えるコントローラ214からダウンリンク・データを送信する。コントローラ214は、キュー216を介して、セクタ202および/または基地局204に関連付けられた別のキュー224にダウンリンク・パケット・データ218を送信する。続いて、ダウンリンク情報が、ダウンリンク・データおよびアップリンク電力制御情報を備える信号220によってサービング・セクタの基地局204からユーザ・デバイス210へ送信される。次いでユーザ・デバイス210は、アップリンク222において情報を送信する。アップリンク222では、サービング・セクタ特有のスクランブル符号でデータを送信することができる。したがって、信号222は基地局204および基地局208の両方に送信されるように図示されているが、基地局204(例えば、サービング・セクタの基地局)だけがアップリンク・データ送信を復号する。
UMTS TDDシステムでの送受信の主な特徴は、ユーザ・デバイスでのデータ送受信において使用されるスクランブル符号にある。これらの符号は一般に16チップ長であり、システム内の各セクタが送信用に割り当てられたユニークなスクランブル符号を有することができるようにセクタを完全に定義する。したがって、セクタ202からのダウンリンク送信に使用される同一のスクランブル符号をユーザ・デバイス210用の送信に使用することができる。
図2から分かるように、所与の時間にネットワーク側とユーザ・デバイス210を接続しているダウンリンクおよびアップリンクには単一のリンクがある。このことは、ユーザ・デバイス210がセクタ202および206の両方の有効範囲領域にあるにもかかわらず言えることである。このような従来のUMTSシステムにおいては、(EvDOシステムと反して)アップリンクにはソフタ・ハンドオフはなく、ユーザ・デバイスの送信電力またはレートの調節のためのマルチセクタ電力制御またはレート制御もない。スクランブル符号が送信に使用されるセクタは、「公称セクタ」と呼ぶことができ、これは典型的なUMTS TDD通信環境のユーザ・デバイス210に関連する唯一のセクタである。アドバンスト・マルチ・ユーザ検出(Advanced multi-user detection:AMUD)技術は、公称セクタ以外のセクタによるユーザ・デバイス送信の受信を可能にできる。さらに、ユーザ・デバイスが使用するスクランブル符号とは別のスクランブル符号を持つセクタであるが、ユーザ・デバイスの波形を受信し復調しようとするセクタは、「AMUDセクタ」と呼ぶことができる。
ユーザ・デバイスの送信をセクタ206が復調および復号するために、ユーザ・デバイス210は、セクタ206に特有なスクランブル符号を用いて送信しなければならない。1セクタよりも多いセクタを介した通信を同時に実行するユーザ・デバイス実施は、以下の2つのシナリオに従ってなされる。第1のシナリオによれば、ユーザ・デバイスは、セクタそれぞれのスクランブル符号の各々を用いてスクランブルされたデータを送信することができる。これは、1より多い変調器を必要とし、1より多いセクタにおいてアップリンク・リソースを利用するユーザ・デバイスを必要とする。しかしながら、そのようなシナリオは、ユーザ・デバイス内に複数の変調器を適用することは、ユーザ・デバイスに関連付けられたリンク・バジェットに不利益になりうるという点において非現実的である。例えば、2つのセクタと同時に通信しており、その間に関連付けられたそれぞれのスクランブル符号を用いるユーザ・デバイスは、アップリンク・バジェットを3dB低減することができる。
第2のシナリオによれば、特定のスクランブル符号を用いるユーザ・デバイス送信は、スクランブル符号が割り当てられるセクタによってのみならず、ユーザ・デバイスの送信を受信することができるセクタによっても復調することができる。このシナリオでは、セクタは、そのスクランブル符号に割り当てられた全てのユーザ・デバイスから波形を、その境界において見ることができ、別のセクタのスクランブル符号を用いるユーザ・デバイスとともに受信する。
図3は、本願明細書で開示される1または複数の実施形態と併せて使用できるような多元接続無線通信システム300を示す図である。3つのセクタで構成される基地局302は、多数のアンテナ・グループ、すなわちアンテナ304および306を含む1つ目のグループ、アンテナ308および310を含む2つ目のグループ、ならびにアンテナ312および314を含む3つ目のグループを含む。この図によると、各アンテナ・グループにつき2つのアンテナだけが示されているが、これよりも少ないまたは多いアンテナを各アンテナ・グループで使用してもよく、送信アンテナと受信アンテナのセットの数が等しくなくてもよい。例えば、あるセクタまたはセルに2つの受信アンテナと1つの送信アンテナを使用しても、この逆であってもよく、または3つの送信アンテナと2つの受信アンテナを使用するなどでもよい。さらに、セクタ同士がそれぞれ同じ数のアンテナを有する必要もない。当業者であれば分かるように、例えば、第1のセクタは受信アンテナ2つと送信アンテナ2つを使用し、第2のセクタは受信アンテナ2つと送信アンテナ1つを使用し、第3のセクタは受信アンテナ1つと送信アンテナ1つを使用するなど、送信アンテナおよび/または受信アンテナの数およびタイプの組み合わせを、所与のセクタで任意に使用することができる。
モバイル・デバイス316は、アンテナ312および314と通信する。ここでアンテナ312および314は、順方向リンク320によってモバイル・デバイス316へ情報を送信し、逆方向リンク318によってモバイル・デバイス316からの情報を受信する。モバイル・デバイス322は、アンテナ304および306と通信する。ここでアンテナ304および306は、順方向リンク326によってモバイル・デバイス322へ情報を送信し、逆方向リンク324によってモバイル・デバイス322からの情報を受信する。
通信を行うよう指定されたアンテナの各グループおよび/またはエリアは、しばしば基地局302のセクタと称される。図示された実施形態では、アンテナのグループは、基地局302によってカバーされるエリアのセクタ中のモバイル・デバイスと通信するように指定されている。順方向リンク320および326での通信において、基地局302の送信中のアンテナは、別々のモバイル・デバイス316および322用の順方向リンクのSN比を改善するために、ビーム・フォーミング技術を使用できる。さらに、基地局が、有効範囲領域に無作為に点在するモバイル・デバイスへの送信にビーム・フォーミングを使用していると、有効範囲領域内のすべてのモバイル・デバイスへの送信に単一のアンテナを使用する基地局に比べ、隣接するセル/セクタのモバイル・デバイスへの干渉が少なくなる。基地局は、端末との通信に使用される固定局であればよく、アクセスポイント、ノードBまたは他の用語で称されてもよい。モバイル・デバイスも、移動局、ユーザ機器(UE)、無線通信デバイス、端末、アクセス端末、ユーザ・デバイス、または他の用語で称されてもよい。当業者であれば分かるように、本願明細書に記載のユーザ・デバイスは、例えば、セル式電話、スマートフォン、ラップトップ、PDA,ハンドヘルド通信機器、ハンドヘルド計算器、衛星ラジオ、全地球測位システム、または無線ネットワークで通信する他の適切なデバイスとすることができる。
図4乃至図6を参照して、無線通信環境においてVASを生成することおよび/またはソフト・ハンドオフをサポートすることに関する方法が例示される。例えば、方法は、UMTS TDD無線環境、OFDM環境、OFDMA環境、CDMA環境、TDMA環境、TDD環境、SDMA環境、または他の適切な無線環境におけるソフト・ハンドオフの実行に関する。説明を簡単にするために、これらの方法は一連の動作として示され説明されているが、1または複数の実施形態に従ったいくつかの動作は、ここで示され説明されるものとは別の順序および/または他の動作と同時に発生し得るため、これらの方法は動作の順序に限定されないことは理解および認識すべきである。例えば、方法が状態図のように一連の相互関係のある状態または状況として別に示されてもよいことは当業者であれば理解および認識できるであろう。さらに、図示された動作すべてが1または複数の実施形態に従った方法を実施する必要があるわけではない。
図4は、1または複数の局面にしたがって、仮想アクティブ・セット(VAS)を用いて、UMTS TDD無線通信環境におけるソフト・ハンドオフをイネーブルする方法400を例示する。VASは、与えられたユーザ・デバイスの送信を復調および復号することを試みるセクタのリストであり、ユーザ・デバイス自身と同様、ネットワーク側でも生成され、知られている。公称セクタは、ユーザ・デバイスが信号を送信するために、そのスクランブル符号を適用するセクタであり、ユーザ・デバイスのVAS内にリストされる。その他のセクタ(AMUDセクタ)は、(例えば、ユーザ・デバイスが、そのようなセクタの有効範囲領域に接近したり、入ったりして)ユーザ・デバイスからの送信を受信できるようになるので、そのようなセクタは、ユーザ・デバイスのVASへ追加される。上記を考慮して、402では、ユーザ・デバイスのVASが生成および/または定義され、ユーザ・デバイスが、複数のセクタの有効範囲領域を横切ると更新される。正式にセクタへ属している訳ではないユーザ・デバイスを復調および復号するセクタ機能は、AMUDアルゴリズムによって試みられる(例えば、この場合、セクタは、自身以外のセクタ内のユーザ・デバイスを共に復調することを試みる)。VASは、VAS内にセクタをリストするユーザ・デバイスからの信号の復調を続ける与えられたセクタの機能に関連するネットワーク側からの測定値を用いて、時間にわたって更新される。404では、ユーザ・デバイス送信が、ユーザ・デバイスに関連付けられた公称セクタからのスクランブル符号を用いて実行される。したがって、(NodeBの)セクタとコントローラ(RNC)との間の通信は、システム内の全てのユーザ・デバイスの最新のVASを維持するように提供される。ユーザ・デバイスのVASに変更がある場合、ネットワークは、それについて、シグナリングによってユーザ・デバイスに通知することができる。
406では、VAS内の全セクタに、ダウンリンクとアップリンクとの両方での通信のためにユーザ・デバイスへ割り当てられたリソースおよびチャネル(例えば、タイム・スロット、チャネル化符号等)に関する情報が提供される。このように、AMUDセクタは、ユーザ・デバイスから送信された場合、どのチャネルが受信および復調されるかに関する情報を、AMUDセクタがリストされたVASに保持することができる。したがって、VASの概念は、408で起こりうるように、与えられたユーザ・デバイスのVAS内の全てのセクタが、ユーザ・デバイスからなされた送信の受信および復調を試みることが期待されているという点で代償的(reciprocal)である。同様に、ユーザ・デバイスは、そのVAS内の全てのセクタからの送信の受信を試みることが期待されている。したがって、ユーザ・デバイス側では、全ての送信は、その公称セクタのオリジナルのリソース割当およびスクランブル符号を用いて実行され、ユーザ・デバイスは、そのVAS内の全てのセクタからの電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドの受信および復調を行うことができる。AMUDセクタからのリバース・アクティビティ・コマンドおよび電力制御コマンドの送信は、そのセクタが、対応するVAS内にリストされているユーザ・デバイスの電力およびレート制御情報の通信のために、ダウンリンク・リソース(例えば、タイム・スロット、チャネル符号等)の追加割当を必要とする。
図5は、本明細書に記載の1または複数の局面にしたがって、VASを用いて、UMTS TDD通信環境において情報を通信する方法500を例示する。502において、ネットワークの観点からは、ユーザ・デバイスのVASにおける全てのセクタは、ユーザ・デバイスへのリバース・アクティビティ・コマンドおよび/またはメッセージと同様、電力制御コマンドおよび/またはメッセージを送信することができる。各セクタにおけるダウンリンク情報の送信は、その関連するスクランブル符号と整合している。さらに、ユーザ・デバイスのVAS内の全てのセクタは、ユーザ・デバイスからの送信の受信および復調を試みることができる。さらに、ユーザ・デバイスの公称セクタ内のチャネル割当およびリソース割当を知っている。504では、ユーザ・デバイスは、このユーザ・デバイスの公称セクタに関連付けられたスクランブル符号を用いてデータを送信することができる。506では、ダウンリンク・ソフト・ハンドオフが生じるイベントにおいて、ユーザ・デバイスの公称セクタが変化するであろう。そして、ユーザ・デバイスは、新たな公称セクタのスクランブル符号を用いて送信を開始することができる。そのような情報は、リソース/チャネル情報等を更新するために、ユーザ・デバイスのVAS内の全てのセクタと(例えば、ネットワーク・コントローラ等を介して)共有することができる。
ユーザ・デバイスにおいて、電力コマンドおよびレート・コマンドを解釈するためのルールは、例えば、電力制御コマンドの場合の“OR of downs”、リバース・アクティビティ・コマンドの場合の“OR of busy”のように、EvDOシステムにおける場合と同じ原理に従うことができる。さらに、記述したアルゴリズムは、ダウンリンク・ハンドオフが「公称セクタ」として識別されたセクタを変えることができるという事実を除いては、何れにせよ、規則的なダウンリンク・ハンドオフと干渉しない。「公称セクタ」を変えることによって、ユーザ・デバイスは、新たな「公称セクタ」に対応するチャネル/リソースおよびスクランブル符号を利用し始めるだろう。
図6は、本明細書に記載の様々な局面にしたがって、UMTS TDD無線通信環境におけるユーザ・デバイスのための、電力およびレート制御情報の送信のための専用の物理チャネルを生成する方法600を例示する。602では、与えられたセクタをVAS内にリストしているユーザ・デバイスの電力およびレート制御情報の送信のために物理チャネルが生成される。ただし、このセクタは、ユーザ・デバイスの「公称セクタ」ではない。604では、システム負荷の精細調整制御およびシステムグラニュラリティを増加するために、複数レベルのリソース占有(例えば、送信電力および送信レートのうちの少なくとも1つに関連するリソース)を、例えば、「1/2キャパシティ占有」、「1/4キャパシティ占有」、「3/4キャパシティ占有」のような中間レベル、または、その他任意の数の中間レベルと同様に、busy/not busyのように定義することができる。606では、新たなチャネルが602において生成されたセクタが、リバース・アクティビティ情報および/またはレート制御情報のみならず、電力制御情報を、それぞれのVAS内にリストされたセクタを有する全てのユーザ・デバイスへ通信するために、新たなチャネルを適用することができる。
606では、通信された電力制御情報は、UMTS TDD LCR内で特定されるような単一のup/downコマンドであるか、または、UMTS TDD HCRでなされるようなメッセージでありうる。同様に、606において通信されたレート制御情報はまた、単一のbusy/not busyコマンドでありうるか、または、システム負荷の精細制御のために幾つかのレベルを持つことができる。レート制御情報はまた、新たな物理チャネルの一部として、または、メッセージの一部として送信されることが可能である。レート制御を行なう場合、システム負荷に関連付けられうる局面の1つは、現在のレートにおいて、ユーザ・デバイス情報の受信および復調を行うセクタの機能である。その点に関し、特に、AMUDセクタによるユーザ・デバイス送信全体の実質的な受信のために利用可能な次元のような要因が、レート制御情報を生成する場合に考慮される。実際、AMUDアルゴリズムの効率的な実施は、セクタの、その信号空間(例えば、セクタのスクランブル符号以外のスクランブル符号を用いたユーザ・デバイス)の外側のセクタを受信および復調する機能を制限しうるので、レート制御情報は、それをユーザ・デバイスへ示すことができる。
電源制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドの送信の物理的チャネル・リソースに関する位置は、本明細書で記述された方法とは無関係である。したがって、VASがセクタを含んでいる全てのユーザ・デバイスのために、電力およびレート制御を伝送する新たな物理チャネルを生成することによって、このアルゴリズムの効率を大幅に高めることができる。あるいは、メッセージ・ベースの実施は、メッセージの生成を容易にするために、各特有なユーザ・デバイスの電力およびレート情報をコントローラへ通信する、各セクタを備えることができる。ネットワーク・コントローラに関連付けられたセクタの各々のメッセージは、エアを介したユーザへの送信のためにセクタへ配信される。あるいは、ユーザ・デバイスのVAS内の全てのセクタからの電力およびレート制御情報が、ユーザ・デバイスの「公称セクタ」を介して送信されるメッセージまたは複数のメッセージで運ばれる。
図7は、様々な局面にしたがって、UMTS TDD無線通信環境におけるシステム負荷を管理する方法700を例示する。702では、電力およびレート制御情報が、ユーザ・デバイスのVAS内の全てのセクタ(例えば、基地局)からユーザ・デバイスへ提供される。704では、ユーザ・デバイスのVAS内にリストされた全てのセクタが、図面に関連させて説明したように、ユーザ・デバイスからの送信の受信および復調を試みることができる。706では、与えられたセクタにおける干渉が、予め定めたしきい値を超えているかに関する判定がなされる。706では、セクタが、所望よりも高いレベルの干渉を経験していると判定された場合、708において、攻撃しているユーザ・デバイス(例えば、しきい値を超える干渉レベルに寄与しているユーザ・デバイス)は、干渉レベルを許容可能なレベルへ戻すことを促進するために、送信電力および/またはレートを低減させることができる。そのような電力および/またはレート低減は、領域コントローラにシグナリングすることによって達成される。領域コントローラは、攻撃しているユーザ・デバイスへ送信されている電力制御信号および/またはレート制御信号を変えるために、攻撃しているユーザ・デバイスのVAS内にリストされた全てのセクタにシグナルすることができる。
関連する局面によれば、攻撃されているセクタ自身が、708において、攻撃しているユーザ・デバイスに対し、送信電力を下げ、干渉レベルを、予め定めた許容可能なしきいレベルより下に戻すよう、シグナルを送ることができる。この局面によれば、干渉情報は、コントローラを通じて送信される必要はない。なぜなら、最も負荷の高いセクタ(例えば、攻撃されているセクタ)は、708において、“busy”ビット・コマンドをブロードキャストすることができるからである。それは、攻撃しているユーザ・デバイスによって受信され、(例えば、“OR of busy”ルールによって)その送信データ・レートが低減される。これは、当業者によって理解されるであろう。
706において、干渉レベルが、予め定めたしきいレベルを超えないと判定された場合、この方法は、702に戻り、電力コマンドおよび/またはレート制御コマンドが、調節されることなく、送信され続ける。このように、方法700は、複数のセクタおよび/または基地局を介して、その間の許容できない干渉レベルを緩和するために、複数のユーザ・デバイスのフィードバック制御を提供することを容易にすることができる。さらに、本図面および前の図面に関連して説明したように、改良されたマルチ・ユーザ検出技術が、当業者によって理解されるように、線形ブロックMMSE実施によって、あるいは、その他の線形または非線形適応スキームによって適用され、干渉キャンセルが促進されることが認識されよう。
本明細書に記載された1または複数の実施形態および/または方法に従って、ユーザ・デバイスのソフト・ハンドオフを実行すること等に関し、推論がなされることが認識されよう。本明細書で用いられるように、用語「推論する」(infer)または「推論」(inference)は、一般に、イベントおよび/またはデータを介して取得されるような観察結果のセットから、システム、環境、および/またはユーザの状態を推論すること、あるいはそれに関する理由付けを行うプロセスを称する。推論は、例えば、特定の内容または動作を識別するために適用されるか、または、状態にわたる確率分布を生成することができる。推論は、確率論、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、興味のある状態にわたって確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、高次レベルのイベントを構成するために適用される技術を称することもできる。そのような推論によって、観察されたイベントおよび/または格納されたイベントデータのセット、イベントが、時間的に近接して相関付けられているか否か、イベントおよびデータが、1または幾つかのイベントソースおよびデータソースに由来するかから、新たなイベントまたは動作が構築される。
一例によれば、上述した1または複数の方法は、ユーザ・デバイスのアップリンクにおいてソフト・ハンドオフを行うことに関する推論を行うことを含む。例えば、ユーザ・デバイスのVASに含まれるセクタに関し、与えられたセクタのビーコン信号強度が、ユーザ・デバイスのVAS内にセクタが含まれていることを保証するのに十分であるかに関する推論がなされる。この例によれば、ユーザ・デバイスからの信号を受信し復号することが潜在的に可能なセクタは、そのビーコン信号がモニタされ、その信号が、予め定めたしきいレベルを超える強度を示すかに関する推論がなされる。予め定めたしきいレベルを超えるのであれば、セクタは、ユーザ・デバイスのVAS内に、ユーザ・デバイスと通信可能なセクタとして含まれうる。セクタのビーコン信号強度が、予め定めたしきい値よりも低いのであれば、例えば、ユーザ・デバイスの移動方向に基づいて(この場合、例えば、ユーザ・デバイスの以前にマップされた位置情報は、ユーザ・デバイスが、問題となっているセクタに向かっていることを示している)、それでもやはりこのセクタをユーザ・デバイスのVAS内に含めるかに関する推論がなされる。
別の例によれば、どのセクタがユーザのVASに含まれるかに関して、領域コントローラによって推論がなされる。そのような推論は、例えば、1または複数の潜在的なVASセクタにおける通信トラフィックに基づくことができる。これによって、キャパシティ・レベルのトラフィックを経験するセクタを、セクタの端部において、ユーザ・デバイスのVASから一時的に除外することができる。同様の例において、コントローラは、与えられた時間において、強い通信機能および/またはシグナルを有する他のセクタの存在に基づいて、1または複数のセクタを除外することに関し推論を行うことができる。先の例は、本質において例示的であり、本明細書に記述された様々な実施形態および/または方法に関連して推論がなされる方法、または、なされうる推論の数を制限することは意図されていないことが理解されよう。
図8は、本願明細書に記載の1または複数の実施形態に従って、UMTS TDD無線通信環境において、アップリンク・ソフト・ハンドオフを実行することを容易にするユーザ・デバイス800を示す図である。ユーザ・デバイス800は、例えば受信アンテナから信号を受信し、受信した信号に対し一般的な動作(例えば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバートなど)を実行し、サンプルを得るために調整された信号をデジタル化する受信器802を備える。復調器804は、各シンボルに追加された周期的プレイフィクスを除去することができる。また、受信パイロット・シンボルを、チャネル推定のためにプロセッサ806へ提供するのみならず、受信シンボルを、各シンボル期間のために、サブバンドのために取得することができる。
プロセッサ806は、受信器コンポーネント802によって受信された情報を分析し、かつ/または送信器コンポーネント816によって送信する情報の生成を専用で行うプロセッサ、ユーザ・デバイス800の1または複数のコンポーネントを制御するプロセッサ、および/または受信器802によって受信された情報の分析と送信器816によって送信する情報の生成との両方を行って、ユーザ・デバイス800の1または複数のコンポーネントを制御するプロセッサとすることができる。
ユーザ・デバイス800はさらに、プロセッサ806に動作可能に接続され、ユーザ・デバイス800のVAS810に関連する情報、VAS810内のセクタ、セクタ選択プロトコルおよび/またはアルゴリズム、ユーザ・デバイス800の公称セクタに関連するスクランブル符号情報、または本願明細書に記載のように、ユーザ・デバイス800のためのアップリンクにおけるソフト・ハンドオフを容易にすることに関連するその他の適切な情報を格納するメモリ808を備えることができる。メモリ808はさらに、ユーザ・デバイス800が、本願明細書に記載されたようなソフト・ハンドオフを容易にするために、格納されたプロトコル、アルゴリズム、情報を使用できるように、セクタ識別情報、指定(例えば、サービング、公称、AMUDなど)等に関連する情報を格納できる。さらに、所与のセクタ(例えば、基地局)がユーザ・デバイス800からの信号の復調を続ける能力に関して、ネットワーク側からの測定によって、メモリ808を経時的に更新できる。例えば、コントローラ(図示せず)があれば、ネットワーク内の各ユーザ・デバイス用のVAS810を最新のものに維持でき、ユーザ・デバイス800の現在のサービング・セクタを介してメモリ808を更新することができる。さらに、コントローラは、公称セクタなどに割り当てられたスクランブル符号を使用している間、ユーザ・デバイス800とサービング・セクタとの間の通信を容易にするため、ユーザ・デバイス800に割り当てられたチャネルに関連する情報のほか、公称セクタに割り当てられたリソースに関連する情報をユーザ・デバイス800のVAS810中のすべてのセクタに提供できる。
当然ではあるが、本願明細書に記載のデータ格納(例えば、メモリ)コンポーネントは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれか、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含めることができる。例であり、これに制限されないが、不揮発性メモリには、読出し専用メモリ(ROM)、書き込み可能ROM(PROM)、電気的書き込み可能ROM(electrically programmable ROM:EPROM)、電気的消去可能書き込み可能ROM(electrically erasable ROM:EEPROM)、またはフラッシュメモリを含めることができる。揮発性メモリには、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含めることができる。例であり、これに制限されないが、RAMは、同期RAM(synchronous RAM:SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、Synchlink DRAM(SLDRAM)、およびダイレクトRambus RAM (direct Rambus RAM:DRRAM)のような様々な形式で利用可能である。対象となるシステムおよび方法のメモリ808は、これらおよび他の適切なタイプのメモリを備えるものとするが、これらに限定されない。
プロセッサ806は更に、メモリ808に格納された情報、および/または、プロセッサ806によって受信および処理された情報のうちの少なくとも一部に基づいて、1または複数の基地局によるソフト・ハンドオフを容易にすることができるVAS810に接続される。VAS810は、公称セクタ識別子812と動作可能に関連付けられている。公称セクタ識別子812もまた、プロセッサ806に接続されることが可能であり、ユーザ・デバイス800から発せされる送信が、ユーザ・デバイスの公称セクタのスクランブル符号を用いてなされることを確認することができる。公称セクタは、VAS810内に、および、ユーザ・デバイス800のメモリ808内に含まれうる。ユーザ・デバイス800はさらに、シンボル変調器814と、公称セクタ識別子812を識別した公称セクタに関連付けられたスクランブル符号を用いて変調信号を送信する送信機816とを備える。このように、ユーザ・デバイス800は、UMTS TDD通信環境において、VAS810内のセクタ間のアップリンク・ソフト・ハンドオフを容易にすることができる。
図9は、本願明細書に記載の1または複数の態様に従った、UMTS TDD無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフを容易にするシステム900を示す図である。システム900は、送信アンテナ906および受信アンテナ908を介して1または複数のユーザ・デバイス904と通信する基地局902を備えるが、1または複数の送受信アンテナを様々な態様とともに使用することができる。基地局902は、受信アンテナ908から情報を受信し、受信した情報を復調する復調器912と動作可能に関連付けられる受信器910を備える。復調されたシンボルは、図8に関連して上記で説明したプロセッサと同様のプロセッサ914によって分析できる。プロセッサ914は、メモリ916に接続される。メモリ916には、ユーザ・デバイス904に関連する情報、各ユーザ・デバイス904のVAS、各VAS中の公称セクタおよび任意のAMUDセクタを含めた各ユーザ・デバイスのVAS中のセクタ識別情報のほか、このセクタ用のスクランブル符号、タイム・スロット情報およびその類、リソース割り当て、および/または基地局902が、本願明細書に記載したように、アップリックにおけるソフト・ハンドオフを実行することを可能にすることに関連するその他任意の適切な情報が格納される。
プロセッサ914はさらに、VASアナライザ908に接続されている。VASアナライザ918は、ユーザ・デバイスVASに関連する情報、その間の最新値、ユーザ・デバイス904に割り当てられたリソース、および/または、基地局902がリストされている各ユーザ・デバイスのVASにリストされたその他のセクタ等に関連する情報を処理し、基地局902内の変調器902および/または送信機924が、通信信号を適切に変調し、送信アンテナ906を介してユーザ・デバイス904に適切に送信できるようにする。このような情報に基づいて、基地局902は、その関連するスクランブル符号を使用して、ユーザ・デバイス904に割り当てられたチャネルによって、ユーザ・デバイス904へ送信することができる。ユーザ・デバイス904へ割り当てられたチャネルは、オーバヘッドを最小にするために、その他のユーザ・デバイスと共有されうる。
さらに、VASアナライザ918は、しきい値モニタ920と動作可能に関連付けられる。しきい値モニタ920は、基地局902によってサービス提供されるセクタ内の干渉レベルを連続的に評価および/または査定することができる。例えば、そのVAS内の基地局902を聞いているユーザ・デバイスは、基地局902が復調を試みることができるが、ある電力レベルにおいては、基地局902のために極めて不利益になる(例えば、あるレベルでは、干渉レベルが、許容可能なしきい値レベルを超える)というシグナルを送信することができる。VASアナライザ918は、どのユーザ・デバイスが、攻撃的な送信に寄与しているかを判定することができる。基地局902は、ユーザ・デバイスのVAS内の全ての基地局に対し、ユーザ・デバイスの送信電力を低減せよという電力コマンドシグナル(および/またはレート制御情報)を送るようにシグナリングすることができる。このように、攻撃しているユーザ・デバイスは、アップリンクにおけるユーザ・デバイスの送信のフィードバック制御を可能にするために、シグナルの受信および復調を行うことが可能な全てのセクタによって集合的にシグナルされうる。
当然ではあるが、基地局902は、任意の所与の時点で、1または複数のユーザ・デバイス904のVASのサービング局、公称局、またはAMUD局となることができ、コントローラ(図示せず)からの指示があると、および/またはユーザ・デバイスによってサービング・セクタ基地局として選択されると、これらの間で切り替わることができる。さらに、基地局902は、基地局902がリストされているVASを有するすべてのユーザ・デバイスからの信号の受信および復号を試みることができる。さらに、VASにリストされているすべてのAMUDセクタのこのような基地局は、このような各AMUDセクタの特定のユーザ・デバイスの公称セクタにおいてのチャネル割り当ておよびリソース割り当てを認識することができる。このような情報を用いて、AMUDセクタは、VAS内のAMUDセクタを聞いている与えられたユーザ・デバイスへ電力制御コマンドおよび/またはリバース・アクティビティ・コマンドを送信することができる。そして、そのようなユーザ・デバイスからの送信の受信および復調を行うことができる。
図10は、無線通信システム1000の例を示している。無線通信システム1000では、簡略化のため1つの基地局と1つの端末が示されている。しかし、当然ではあるが、システムには、1または複数の基地局および/または1または複数の端末を含めることができ、追加される基地局および/または端末は、以下に記載の例としての基地局および端末とほぼ同様のものとすることも別のものとすることもできる。さらに、当然ではあるが、この基地局および/または端末は、これらの間の無線通信を容易にするために、本願明細書に記載のシステム(図8から図9)および/または方法(図4から図7)を使用することができる。
ここで図10を参照すると、アクセスポイント1005でのダウンリンクにおいて、送信(TX)データ・プロセッサ1010は、トラフィック・データを受信し、フォーマットし、符号化し、インタリーブし、変調し(またはシンボルマッピング(symbol maps)し)、変調シンボル(「データ・シンボル」)を提供する。シンボル変調器1015は、このデータ・シンボルおよびパイロット・シンボルを受信して処理し、シンボルのストリームを提供する。シンボル変調器1020は、データおよびパイロット・シンボルを多重化し、これらを送信器ユニット(TMTR)1020に提供する。各送信シンボルは、データ・シンボル、パイロット・シンボル、またはゼロの信号値であればよい。パイロット・シンボルは、各シンボル期間に連続して送られればよい。パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(frequency division multiplexed:FDM)、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexed:OFDM)、時分割多重化(Time division multiplexed:TDM)、周波数分割多重化(FDM)、または符号分割多重化(code division multiplexed:CDM)することができる。
TMTR1020は、シンボルのストリームを受信して1または複数のアナログ信号に変換し、さらに無線チャネルを通る伝送に適したダウンリンク信号を生成するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタリング、周波数アップコンバート)する。次いで、ダウンリンク信号は、アンテナ1025を介して端末に送信される。端末1030において、アンテナ1035は、ダウンリンク信号を受信し、受信した信号を受信器ユニット(RCVR)1040に提供する。受信器ユニット1040は、サンプルを得るために、受信した信号を調整(例えば、増幅、フィルタリング、周波数ダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化する。シンボル復調器1045は、受信されたパイロット・シンボルを復調し、チャネル評価のためにこれをプロセッサ1050に提供する。シンボル復調器1045はさらに、プロセッサ1050からダウンリンク用の周波数レスポンス推定を受信し、(送信されたデータ・シンボルの推定である)データ・シンボル推定を得るために、受信された信号に対するデータ復調を実行し、RXデータ・プロセッサ1055にこのデータ・シンボル推定を提供する。このRXデータ・プロセッサ1055は、送信されたトラフィック・データを復元するためにデータ・シンボル推定を復調(すなわち、シンボル・デマッピング(symbol demaps))し、デインタリーブし、復号する。シンボル復調器1045およびRXデータ・プロセッサ1055による処理はそれぞれ、アクセスポイント1005におけるシンボル変調器1015およびTXデータ・プロセッサ1010による処理と相補的である。
アップリンクでは、TXデータ・プロセッサ1060がトラフィック・データを処理し、データ・シンボルを提供する。シンボル変調器1065は、このデータ・シンボルを受信し、パイロット・シンボルで多重化し、変調を行い、シンボルのストリームを提供する。次いで、送信器ユニット1070は、アンテナ1035によってアクセスポイント1005に送信されるアップリンク信号生成するために、このシンボルのストリームを受信し、処理する。
アクセスポイント1005において、端末1030からのアップリンク信号はアンテナ1035によって受信され、サンプルを得るために受信器ユニット1075によって処理される。次いでシンボル復調器1080は、サンプルを処理し、受信されたパイロット・シンボルおよびデータ・シンボルのアップリンク用の評価を提供する。RXデータ・プロセッサ1085は、端末1035によって送信されたトラフィック・データを復元するため、データ・シンボル評価を処理する。プロセッサ1090は、アップリンクで送信している各アクティブの端末用のチャネル評価を行う。多数の端末は、アップリンクにおいてそれぞれの割り当てられたパイロット・サブバンドのセットでパイロットを同時に送信でき、パイロット・サブバンドのセットは組み合わせられてもよい。
プロセッサ1090および1050は、アクセスポイント1005および端末1030それぞれでの操作を指示(例えば、制御、調整、管理など)する。それぞれのプロセッサ1090および1050は、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ・ユニット(図示せず)に関連付けることができる。プロセッサ1090および1050は、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれの周波数およびインパルス応答評価を導き出す演算を行うこともできる。
多元接続システム(例えば、FDMA、OFDMA、CDMA、TDMAなど)では、多数の端末が同時にアップリンクで送信することができる。このようなシステムでは、異なる端末間でパイロット・サブバンドを共有することができる。このチャネル評価技術は、各端末のパイロット・サブバンドが動作帯域全体にわたる(場合によってはバンド端を除く)場合に使用すればよい。このようなパイロット・サブバンド構造は、各端末の周波数ダイバーシティを得るためには望ましいであろう。本願明細書に記載の技術は、様々な手段によって実施できる。例えば、これらの技術は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせに実装されてもよい。ハードウェア実装では、チャネル評価に使用される処理ユニットは、1または複数の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuits:ASICs)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processors:DSPs)、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices:DSPDs)、プログラマブル・ロジック・デバイス(programmable logic devices:PLDs)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレー(field programmable gate arrays:FPGAs)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本願明細書に記載の機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組み合わせに実装すればよい。ソフトウェアでは、実装は、本願明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、機能など)によって行うことができる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニットに格納されればよく、プロセッサ1090および1050によって実行されればよい。
ソフトウェア実装では、本願明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロシージャ、機能など)とともに本願明細書に記載の技術を実装することができる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニットに格納されればよく、プロセッサによって実行されればよい。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装すればよく、外部に実装される場合、当技術分野で周知の様々な手段を介してプロセッサに通信可能に接続できる。
上記の記載事項は、1または複数の実施形態の例を含むものである。当然ながら、上記の実施形態を記載する目的のためにすべての考えられ得るコンポーネントまたは方法の組み合わせを記載することは不可能であるが、このような実施形態のさらに種々の組み合わせおよび入れ換えが可能であることは、当業者であれば分かることである。したがって、記載された実施形態は、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に収まるこのようなすべての改変、変更および変形を含むものとする。さらに、発明を実施するための最良の形態または特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される用語「含む(includes)」の範囲について、用語「備える(comprising)」が特許請求の範囲において遷移語として使用される際に包括的であると解釈されるのと同じく包括的な用語であるものとする。
図1は、アップリンク・ソフト・ハンドオフがcdma2000 1xエボリューション・データ・オプティマイズド(EvDO)無線通信環境でイネーブルされるシステムを例示する。 図2は、UMTS TDD規格にしたがって、UMTS TDD通信環境における通信を容易にするシステムの例示である。 図3は、1または複数の実施形態にしたがった多元接続無線通信システムの例示である。 図4は、1または複数の局面にしたがって、仮想アクティブ・セット(VAS)を用いて、UMTS TDD無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフをイネーブルする方法を例示する。 図5は、本明細書に記載の1または複数の局面にしたがって、VASを用いて、UMTS TDD通信環境において情報を通信する方法を例示する。 図6は、本明細書に記載の様々な局面にしたがって、UMTS TDD無線通信環境におけるユーザ・デバイスのための、電力およびレート制御情報の送信のための専用の物理チャネルを生成する方法を例示する。 図7は、様々な局面にしたがって、UMTS TDD無線通信環境におけるシステム負荷を管理する方法を例示する。 図8は、本明細書に記載の1または複数の実施形態にしたがって、UMTS TDD無線通信において、アップリンク・ソフト・ハンドオフを実行することを容易にするユーザ・デバイスを例示する。 図9は、本明細書に記載の1または複数の局面にしたがって、UMTS TDD無線通信環境におけるアップリンク・ソフト・ハンドオフを容易にするシステムを例示する。 図10は、本明細書に記載の様々なシステムおよび方法とともに使用できる無線ネットワーク環境を示す図である。

Claims (29)

  1. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力またはレート制御を行うことにより、ソフト・ハンドオフを行う方法であって、
    ユーザ・デバイス送信の受信および復調を行うことが可能なセクタ基地局のリストを備えた、ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を分析し、前記VASにセクタ基地局がリストされていることを確認することと、
    前記VASにリストされたセクタ基地局において干渉を引き起こしているユーザ・デバイスを識別することと、
    前記ユーザ・デバイスに関連するリソース割当情報と、前記ユーザ・デバイスによって使用されるスクランブル符号とを、前記VAS内にリストされたセクタ基地局に提供することと、
    前記VASにリストされたすべてのセクタ基地局において、前記リソース割当情報を用いて、前記ユーザ・デバイスからの通信信号を受信し、復調することと、
    前記VASにリストされたすべてのセクタ基地局から、前記スクランブル符号を用いて、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへ、電力制御コマンドを送信することと
    を備える方法。
  2. 前記VAS内のすべてのセクタ基地局から、前記ユーザ・デバイスへ、リバース・アクティビティ・コマンドを送信することを更に備える請求項1に記載の方法。
  3. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力またはレート制御を行うことにより、ソフト・ハンドオフを行う方法であって、
    ユーザ・デバイス送信の受信および復調を行うことが可能なセクタ基地局のリストを備えた、ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を分析し、前記VASにセクタ基地局がリストされていることを確認することと、
    前記VASにリストされたセクタ基地局において干渉を引き起こしているユーザ・デバイスを識別することと、
    前記ユーザ・デバイスに関連するリソース割当情報と、前記ユーザ・デバイスによって使用されるスクランブル符号とを、前記VAS内にリストされたセクタ基地局に提供することと、
    前記VASにリストされたすべてのセクタ基地局において、前記リソース割当情報を用いて、前記ユーザ・デバイスからの通信信号を受信し、復調することと、
    前記VAS内にリストされたすべてのセクタ基地局から、前記スクランブル符号を用いて、前記リバース・アクティビティ・コマンドによって、干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへ、レート制御情報を送信することと
    を備える方法。
  4. チャネル割当情報、タイム・スロット情報、および符号割当情報のうちの少なくとも1つを、前記リソース割当情報内に提供することを更に備える請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の方法。
  5. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力またはレート制御を行うことにより、ソフト・ハンドオフを行う方法であって、
    ユーザ・デバイス送信の受信および復調を行うことが可能なセクタ基地局のリストを備えた、ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を分析し、前記VASにセクタ基地局がリストされていることを確認することと、
    前記VAS内のセクタ基地局において干渉を引き起こす電力レベルを示す予め定めたしきいレベルを超えるレベルにおいて送信するユーザ・デバイスを識別することと、
    前記ユーザ・デバイスに関連するリソース割当情報と、前記ユーザ・デバイスによって使用されるスクランブル符号とを、前記VAS内にリストされたセクタ基地局に提供することと、
    前記VASにリストされたすべてのセクタ基地局において、前記リソース割当情報を用いて、前記ユーザ・デバイスからの通信信号を受信し、復調することと、
    前記ユーザ・デバイスにおける送信電力を低減し、それによって引き起こされる干渉を緩和するように、前記スクランブル符号を用いて、前記VAS内にリストされたすべてのセクタ基地局から前記ユーザ・デバイスへと電力制御コマンドを提供することと
    を備える方法。
  6. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力またはレート制御を行うことにより、ソフト・ハンドオフを行う方法であって、
    ユーザ・デバイス送信の受信および復調を行うことが可能なセクタ基地局のリストを備えた、ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を分析し、前記VASにセクタ基地局がリストされていることを確認することと、
    前記VAS内のセクタ基地局において干渉を引き起こす電力レベルを示す予め定めたしきいレベルを超えるレベルにおいて送信するユーザ・デバイスを識別することと、
    前記ユーザ・デバイスに関連するリソース割当情報と、前記ユーザ・デバイスによって使用されるスクランブル符号とを、前記VAS内にリストされたセクタ基地局に提供することと、
    前記VASにリストされたすべてのセクタ基地局において、前記リソース識別情報を用いて、前記ユーザ・デバイスからの通信信号を受信し、復調することと、
    前記ユーザ・デバイスに関連する情報を受信し、前記VAS内のすべてのセクタ基地局に対して、送信電力を低減するように前記ユーザ・デバイスへ指示する電力制御コマンドを、前記スクランブル符号を用いて送信するようにシグナルする基地局コントローラを適用することと
    を備える方法。
  7. 前記ユーザ・デバイスからの送信の受信および復調を開始および/または継続するために、セクタ基地局の能力に関連する測定値を用いて前記VASを定期的に更新することを更に備える請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の方法。
  8. 前記ユーザ・デバイスが、セクタ基地局の有効範囲領域内にあるかを評価することと、
    前記セクタ基地局を前記VAS内に含めるかを判定することと
    を更に備える請求項7に記載の方法。
  9. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力制御を行うことにより、アップリンク・ソフト・ハンドオフを容易にする装置であって、
    ユーザ・デバイス送信の受信および復調を行うことが可能なセクタ基地局がリストされているセクタ・リストとともに、少なくともリソース割当情報を含むユーザ・デバイスに関連する情報を格納する、前記基地局内のメモリと、
    前記セクタ・リストにリストされたセクタ基地局において干渉を引き起こしているユーザ・デバイスを識別するコントローラと、
    前記メモリに格納された情報を分析し、前記ユーザ・デバイスへ割り当てられたスクランブル符号を用いて、前記ユーザ・デバイスから受信された情報を処理し、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドの前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへの送信を開始するプロセッサと
    を備える装置。
  10. 前記セクタ・リストは、前記ユーザ・デバイスからの信号の受信および復調を試みるすべてのセクタのリストを備える請求項9に記載の装置。
  11. 前記セクタ・リストは、前記スクランブル符号および通信リソースを前記ユーザ・デバイスへ割り当てる公称セクタを備える請求項10に記載の装置。
  12. 前記通信リソースは、チャネル・リソース、タイム・スロット、および符号リソースのうちの少なくとも1つを備える請求項11に記載の装置。
  13. 前記セクタ・リストにリストされたセクタは、前記ユーザ・デバイスへ割り当てられたスクランブル符号および通信リソースを知っている請求項12に記載の装置。
  14. 前記セクタ・リスト内のセクタは、前記公称セクタ・スクランブル符号を用いて、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドのうちの少なくとも1つを前記ユーザ・デバイスへ送信する請求項13に記載の装置。
  15. 前記コントローラは、予め定めたしきい値を超える電力レベルで送信しているユーザ・デバイスを、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスとして識別する請求項14に記載の装置。
  16. 前記プロセッサは、前記ユーザ・デバイスへの電力制御コマンドの送信を開始し、前記予め定めたしきい値よりも低く送信電力を下げ、干渉を緩和するように前記ユーザ・デバイスに対して指示する請求項15に記載の装置。
  17. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力制御を行うことにより、アップリンク・ソフト・ハンドオフをサポートすることを容易にする装置であって、
    ユーザ・デバイスからの信号の受信および復調を行うことが可能なすべてのセクタ基地局のリストを備えた、前記ユーザ・デバイスの仮想アクティブ・セット(VAS)を分析し、前記VASにセクタ基地局がリストされていることを確認する手段と、
    前記VASにリストされたセクタ基地局において干渉を引き起こしているユーザ・デバイスを識別する手段と、
    前記VASにリストされたセクタ基地局から前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへ、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを送信する手段と
    を備える装置。
  18. 前記識別する手段は、予め定めたしきい値よりも高い電力レベルで送信しているユーザ・デバイスを、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスとして識別する請求項17に記載の装置。
  19. 前記送信する手段はさらに、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスに対して、送信電力を下げさせ、セクタ基地局における干渉を緩和させるために、電力制御コマンドを送信する請求項18に記載の装置。
  20. 前記VAS内の各セクタ基地局は、前記ユーザ・デバイスの公称セクタに関連付けられたスクランブル符号を知っており、
    前記公称セクタは、前記ユーザ・デバイスへ割り当てられたスクランブル符号および通信リソースをユーザ・デバイスへ割り当てる請求項19に記載の装置。
  21. 前記ユーザ・デバイスからの信号の受信および復調を行い、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを変調し、前記ユーザ・デバイスへ送信するために、各セクタ基地局が、前記スクランブル符号を用いる請求項20に記載の装置。
  22. 前記ユーザ・デバイスからの信号を受信し復調する複数のセクタ基地局の能力をモニタする手段を更に備える請求項17に記載の装置。
  23. 前記モニタする手段によって生成された情報に少なくとも部分的に基づいて、前記VASを定期的に更新する手段を更に備える請求項22に記載の装置。
  24. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力制御を行うことにより、ソフト・ハンドオフをサポートすることを容易にするためのコンピュータ実行可能命令を格納して有するコンピュータ読取可能媒体であって、
    ユーザ・デバイスからの信号を受信および復調することが可能なセクタの識別情報を備えるセクタのリストを基地局において生成することと、
    前記セクタのリストにリストされた基地局において干渉を引き起こしているユーザ・デバイスを識別することと、
    前記セクタのリストにおいて識別されるセクタから、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへと、電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを送信することと
    のためのコンピュータ実行可能命令を格納して有するコンピュータ読取可能媒体。
  25. 前記干渉を受けているセクタから、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへと電力制御コマンドを送信する命令を更に備え、
    前記電力制御コマンドは、低い電力レベルで送信するように、前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへ命令する請求項24に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  26. 前記ユーザ・デバイスから通信信号を受信し復調するために、複数のセクタの能力に関連する測定値に少なくとも部分的に基づいて、セクタのリストを定期的に更新する命令を更に備える請求項24に記載のコンピュータ読取可能媒体。
  27. 無線通信環境において、効率的なアップリンク電力制御を行うことにより、アップリンク・ソフト・ハンドオフする命令を実行する、基地局のプロセッサであって、
    前記命令は、
    ユーザ・デバイスと通信することが可能なセクタのリストを備えた仮想アクティブ・セット(VAS)を分析することと、
    前記VASにリストされたセクタにおいて干渉を引き起こしているユーザ・デバイスを識別することと、
    前記基地局が、前記ユーザ・デバイスのVAS内にリストされていることを確認することと、
    前記ユーザ・デバイスから通信信号を受信して復調することと、
    電力制御コマンドおよびリバース・アクティビティ・コマンドを前記干渉を引き起こしているユーザ・デバイスへ送信することと
    を備えるプロセッサ。
  28. 前記基地局が、前記ユーザ・デバイスの公称セクタ内にあるのであれば、前記ユーザ・デバイスへデータ信号を送信する命令を更に備え、
    前記公称セクタは、前記ユーザ・デバイスへ割り当てられたスクランブル符号および通信リソースをユーザ・デバイスへ割り当てる請求項27に記載のプロセッサ。
  29. 前記基地局が、前記ユーザ・デバイスの公称セクタにないのであれば、
    前記公称セクタによって前記ユーザ・デバイスへ割り当てられたスクランブル符号および通信リソースを用いる命令を更に備え、
    前記公称セクタは、前記ユーザ・デバイスへ割り当てられたスクランブル符号および通信リソースをユーザ・デバイスへ割り当てる請求項27に記載のプロセッサ。
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