JP4777084B2 - ガスハイドレート生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスハイドレートに付着している未反応水を、原料ガスと反応させることによって除去するようにしたガスハイドレート生成装置に関するものである。
ガスハイドレートは、水分子と気体分子により形成された氷状の固体結晶であり、水分子が構築する立体構造の籠(ケージ)の内部に気体分子が介在する包接水和物(ハイドレート)の総称である。天然ガスハイドレートは、1m3 のガスハイドレートの中に天然ガスを約165Nm3 も包蔵しているため、天然ガスの輸送及び貯蔵手段として研究開発が盛んに行われている。
ガスハイドレートを生成する方法としては、図3に示すように、天然ガスと水とを氷点よりも高温で、かつ、大気圧よりも高圧で反応させて天然ガスハイドレートを生成する生成工程101、生成されたが天然ガスハイドレートを物理的に脱水する物理脱水工程102、脱水過程又は脱水後において天然ガスハイドレートに含まれる残存水分を天然ガスと反応させて天然ガスハイドレートを生成する水和脱水工程103、生成されたが天然ガスハイドレートを冷却する冷却工程104、冷却された天然ガスハイドレートを大気圧まで減圧する減圧工程105、減圧後の天然ガスハイドレートを成形固化する成形工程106よりなるガスハイドレート生成方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、水和脱水工程103で使用している脱水装置は、2軸スクリュー型の脱水装置であるから設備コストが過大になるばかりでなく、この脱水装置は、横型の脱水装置であるから、設置面積が過大になるなどの問題があった。
そこで、発明者らは、従来の2軸スクリュー型の脱水装置の代わるものとして、図4に示すように、流動層方式の縦型のガスハイドレート生成器(2次生成器)を考案した。この2次生成器111は、耐圧容器112内に設けたガス噴射ノズル113より上方に向って高速で噴出する原料ガスgによって耐圧容器112内のガスハイドレートnを上下に激しく流動化させ、その流動化によってガスハイドレートnに付着している未反応水を原料ガスgと反応させてガスハイドレートnに付着している未反応水を除去するようにしたものである。
しかし、流動層方式の2次生成器111は、ガスハイドレートnを上下に流動化させる必要があることから耐圧容器112の容積が過大なものとなる。例えば、ガスハイドレートを1000T/Dの割合で連続的に処理しようとした場合、耐圧容器112の直径が約3.4m、高さが約7mとなる。また、サイクロン114より排出した原料ガスgをコンプレッサ115で昇圧した後、上記ガス噴射ノズル113より噴出するようにしているので、大型のコンプレッサが必要となり、設備コストや動力費などが過大となるという不都合があった。
特開2003−105362号公報
本発明は、係る問題を解消するためになされたものであって、その目的とするところは、設備コストや設置面積などの低減が可能でありながら、ガスハイドレートに付着している未反応水を効率的に除去することが可能であるガスハイドレート生成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係るガスハイドレート生成装置は、ガスハイドレートに付着している未反応水を、原料ガスと反応させることによって除去するようにしたガスハイドレート生成装置において、耐圧性を有する倒立円錐形状の反応容器内にリボンスクリューを有する攪拌機を設けると共に、前記反応容器に湿潤状態のガスハイドレートを導入するバルブ付きのガスハイドレート供給部と、前記原料ガスを供給する原料ガス供給部とを設け、更に、前記反応容器の下部に反応完了後のガスハイドレートを排出するガスハイドレート排出バルブを設け、かつ、前記反応容器の側面に反応熱除去用の冷却部を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係るガスハイドレート生成装置は、請求項1記載のガスハイドレート生成装置において、前記攪拌機のリボンスクリューの直径を、前記攪拌機の上方に行くにしたがって拡大するようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係るガスハイドレート生成装置は、請求項1又は2記載のガスハイドレート生成装置において、前記攪拌機のリボンスクリューを1条又は複数条とすることを特徴とする。
上記のように、請求項1に記載の発明は、ガスハイドレートに付着している未反応水を、原料ガスと反応させることによって除去するようにしたガスハイドレート生成装置において、耐圧性を有する倒立円錐形状の反応容器内にリボンスクリューを有する攪拌機を設けると共に、前記反応容器に湿潤状態のガスハイドレートを導入するバルブ付きのガスハイドレート供給部と、前記原料ガスを供給する原料ガス供給部とを設け、更に、前記反応容器の下部に反応完了後のガスハイドレートを排出するガスハイドレート排出バルブを設け、かつ、前記反応容器の側面に反応熱除去用の冷却部を設けたので、攪拌機が回転すると、リボンスクリューによってガスハイドレートが反応容器の内壁に沿って持ち上げられると共に、リボンスクリューの上端から反応容器の中心部を通って下方に落下する循環運動を繰り返すようになる。
このため、ガスハイドレートと原料ガスとの混合が促進され、ガスハイドレートに付着している未反応水と原料ガスとが反応し易くなることから、ガスハイドレートに付着している未反応水を効率的に除去することができる。
請求項2に記載の発明に係るガスハイドレート生成装置は、請求項1記載のガスハイドレート生成装置において、前記攪拌機のリボンスクリューの直径を、前記攪拌機の上方に行くにしたがって拡大するようにしたので、請求項1の効果に加え、ガスハイドレートを反応容器の内壁に沿って持ち上げ易くなるという効果がある。
請求項3に記載の発明に係るガスハイドレート生成装置は、請求項1又は2記載のガスハイドレート生成装置において、前記攪拌機のリボンスクリューを1条又は複数条とするので、請求項2の効果と同様に、ガスハイドレートを反応容器の内壁に沿って持ち上げ易くなると共に、ガスハイドレートを攪拌し易くなるなどの効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、ガスハイドレート生成装置1は、1次生成器10、重力脱水塔20、及び2次生成器30により構成されている。
1次生成器10は、耐圧性の反応容器11、ガス噴出ノズル12、及び攪拌機13により構成され、反応容器11に供給された原料ガスgと水wとが反応してガスハイドレートとなる。その際、反応容器11内の原料ガスgは、コンプレッサ14によって昇圧された後、第1冷却器15によって冷却され、上記ガス噴出ノズル12より反応容器11内に微細な気泡となって噴出される。また、反応促進のため、反応容器11内を攪拌機13によって攪拌するようになっている。
他方、反応容器11内のガスハイドレートスラリーsは、スラリーポンプ16によって重力脱水塔20に供給されるが、その一部は、第2冷却器17によって冷却又は除熱した後、反応容器11内に戻すようになっている。
重力脱水塔20は、中間部に金網や多孔板製などの水切り部21を有する筒形の塔体22と、水切り部21を取り囲むように塔体22の外側に設けた塔体22よりも大径の水切り部屋23により形成されている。1次生成器10より塔体22の下部に供給されたガスハイドレートスラリーsは、塔体22内を上昇する間に水切り部21において重力脱水される。水切り部21で除去された水wは、水切り部屋23及び配管24を経て1次生成器10の反応容器11に戻される。水切り部21で脱水されたガスハイドレートnは、重力脱水塔20の塔体22の頂部に設けた横型のスクリューフィーダー25によって2次生成器30に供給される。
2次生成器30は、図1に示すように、耐圧性を有する倒立円錐形状の反応容器31内にリボンスクリュー32を有する攪拌機33を設けている。この攪拌機33は、螺旋状のリボンスクリュー32内に回転軸34を貫通させた構造となっており、螺旋状のリボンスクリュー32は、回転軸34に設けた片持ち式の多数の支持アーム35の先端部分に固定されている。回転軸34は、反応容器31の上端開口部を覆う天板36を貫通し、支持枠上に設けた電動モーター37によって駆動するようになっている。
リボンスクリュー32の見掛け上の直径は、攪拌機33の上方に行くにしたがって連続的に拡大し、リボンスクリュー32の外縁と反応容器31の内壁との間隔が略一定になるようになっている。攪拌機33のリボンスクリュー32は、1条でもよいが、複数条とすることにより攪拌力を増加させることができる。
また、上記天板36には、第1バルブ38を備えたガスハイドレート導入管39と、第2バルブ40を備えた原料ガス導入管41とを設けている。更に、反応容器31は、その下端部にロータリーバルブ42を設けている。更に、反応容器31の側面に冷却コイル43を設けている。また、反応容器31の上部側壁には、圧力計44を設け、反応が進んで反応容器31内の圧力が設定値より低下した時、第2バルブ40を制御して原料ガスgを反応容器31内に供給するようになっている。
符号45は制御装置、46は反応容器31の外殻を示している。この原料ガスgは、1次生成器10の原料ガスgに利用される。なお、この2次生成器30は、バッチ式であるから同様のものを複数個用意して交互に使用するようになっている。
次に、図2を用いて2次生成器の作用を説明する。
上記重力脱水塔20のスクリューフィーダー25より2次生成器30の反応容器31内に所定量のガスハイドレートnが供給されると、ガスハイドレート導入管41の第1バルブ38を閉め、電動モーター37によって攪拌混合機33を回転させる。
攪拌機33が高速回転すると、リボンスクリュー32によってガスハイドレートnが反応容器31の内壁に沿って、矢印aのように、持ち上げられると共に、リボンスクリュー32の上端から反応容器31の中心部を通って、矢印bのように、下方に落下する循環運動を繰り返すようになる。そこへ、原料ガスgを原料ガス導入管41より反応容器31に供給すると、ガスハイドレートnと原料ガスgとの混合が促進され、ガスハイドレートnに付着している未反応水(図示せず)と原料ガスgとが反応がガスハイドレートnに付着している未反応水が実質的に除去される。
所定の時間が経過して、ガスハイドレートnに付着している未反応水が除去されると、第2バルブ40を閉めて原料ガスgの供給を停止した後、2次生成器30の下部のロータリーバルブ42を回転させて、ほぼ乾燥したガスハイドレートnを図示しない冷却装置に供給する。
本発明の2次生成器を含むガスハイドレート製造装置の概略構成図である。 本発明に係る2次生成器の断面図である。 従来のガスハイドレート生成システムのブロック図である。 従来の2次生成器の断面図である。
符号の説明
g 原料ガス
n ガスハイドレート
1 ガスハイドレート生成装置
31 反応容器
32 リボンスクリュー
33 攪拌機
39 バルブ付きのガスハイドレート供給部
41 原料ガス供給部
42 ガスハイドレート排出バルブ
43 反応熱除去用の冷却部

Claims (3)

  1. ガスハイドレートに付着している未反応水を、原料ガスと反応させることによって除去するようにしたガスハイドレート生成装置において、耐圧性を有する倒立円錐形状の反応容器内にリボンスクリューを有する攪拌機を設けると共に、前記反応容器に湿潤状態のガスハイドレートを導入するバルブ付きのガスハイドレート供給部と、前記原料ガスを供給する原料ガス供給部とを設け、更に、前記反応容器の下部に反応完了後のガスハイドレートを排出するガスハイドレート排出バルブを設け、かつ、前記反応容器の側面に反応熱除去用の冷却部を設けたことを特徴とするガスハイドレート生成装置。
  2. 前記攪拌機のリボンスクリューの直径を、前記攪拌機の上方に行くにしたがって拡大するようにしたことを特徴とする請求項1記載のガスハイドレート生成装置。
  3. 前記攪拌機のリボンスクリューを1条又は複数条とすることを特徴とする請求項1又は2記載のガスハイドレート生成装置。
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