JP4775925B2 - 光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の製造方法 - Google Patents

光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬、農薬等の原料又は中間体として有用な光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸及びそのエステルは、従来1,1,1-トリフルオロアセトンとシアン化ナトリウムを原料として合成されることが報告されている(Journal of Chemical Society, 2329, 1951) 。また、同報告においてはブルシンを用いた光学分割法によるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸からの光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の製造方法を報告している。また、WO9323358号、特開2000-007618号および特開2001-213843号には光学活性分割剤を用いたジアステレオマー法による光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の製造方法が報告されている。
【0003】
しかしながら、いずれの方法も光学純度を上げるためには高価な分割剤を必要とし、生産コストが高額となる。更に、これらの方法では、分割剤との塩の形で数回以上再結晶を繰り返した後に、脱分割剤処理を行う必要があり、操作が煩雑である。
【0004】
一方、酵素法による光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の製造はα−トリフルオロメチル乳酸アミドを原料に該化合物を製造する方法(WO9801568号)、トリフルオロアセトンシアンヒドリン誘導体を原料に該化合物を製造する方法(特表2000−509254号)が知られている。
また、α−トリフルオロメチル乳酸と脂肪族アルコールとのエステルを原料に不斉加水分解する方法についても、特表2000−509254号、DE19725802号、特開平11-75889号、特開2000−14397号およびTetrahedron Asymmetry, (1999),10(4),679-87が提案されている。
【0005】
しかし、これらの方法で使用されている微生物学的触媒は、特表2000−509254号にはキャンディダ(Candida)属、アスペルギルス(Aspergillus)属、バチルス(Bacillus)属、シュードモナス(Pseudomonas)属、リゾプス(Rhizopus)属由来の酵素のみで、DE19725802号にはキャンディダ(Candida)属、サーモアナエロビューム(Thermoanaerobium)属由来の酵素のみで、特開平11-75889号にはキャンディダ(Candida)属、アスペルギルス(Aspergillus)属、バチルス(Bacillus)属、シュードモナス(Pseudomonas)属、リゾプス(Rhizopus)属、ムコール(Mucor)属、フミコーラ(Humicola)属由来の酵素のみで、特開2000−14397号にはアルスロバクター(Arthrobacter)属、アスペルギルス(Aspergillus)属、バチルス(Bacillus)属、キャンディダ(Candida)属、クロモバクテリウム(Chromobacterium)属、フミコーラ(Humicola)属、ムコール(Mucor)属、シュードモナス(Pseudomonas)属、リゾプス(Rhizopus)属、ストレプトマセス(Streptomyces)属、サーマス(Thermus)属、ブタ肝臓、ブタ膵臓または牛腎臓を起源とする酵素小麦を起源とする酵素のみで、Tetrahedron Asymmetry, (1999),10(4),679-87にはバチルス(Bacillus)属、ストレプトマセス(Streptomyces)属由来の酵素のみである。
【0006】
また、特表2000−509254号、DE19725802号、特開平11-75889号、特開2000−14397号およびTetrahedron Asymmetry, (1999),10(4),679-87に記載の方法では酵素触媒の光学選択性が低く、そのため、高い光学純度のα−トリフルオロメチル乳酸を得ようとすれば、理論量以上に反応させ(収率を下げ)、残存エステル(未反応物)を回収する必要があった。
一方、特開平11-313695号記載の方法では、光学選択性の低さを補うために、立体的に嵩高い芳香族アルコールとα−トリフルオロメチル乳酸とのエステルを原料に同様に不斉加水分解することが提案されている。
【0007】
以上のように、一般式(I)およびその加水分解物の光学活性体の製造はその触媒の種類が限定されているばかりではなく、さらに、その酵素触媒の光学選択性の低さゆえに低収率であった。従って、本発明で提供されるような新たな酵素触媒による合成方法の開発、さらには効率的な酵素触媒による合成方法の開発が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、医薬、農薬等の原料又は中間体として有用な光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステルのより効率的且つ新たな酵素触媒による製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本反応を触媒することがこれまでに知られていない微生物の特定の酵素において、本反応を触媒するものが多数存在することを新たに見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、
一般式(I):
【化2】
(式中、Rは置換又は非置換の炭素原子数1〜4の炭化水素基である。)で表されるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルに、アエロモナス(Aeromonas)属、アグロバクテリウム(Agrobacterium)属、アシネトバクター(Acinetobacter)属、アセトバクター(Acetobacter)属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、イサタケンキア(Issatchenkia)属、ウイリオポシス(Williopsis)属、エセリキア(Escherichia)属、エンテロバクター(Enterobacter)属、オウレオバクテリウム(Aureobacterium)属、オウレオバシディーム(Aureobasidium)属、オベスムバクテリウム(Obesumbacterium)属、カエトリウム(Chaetomium)属、カルダリオマイセス(Caldariomyces)属、キサントモナス(Xanthomonas)属、ジベレラ(Gibberella)属、クリプトコッカス(Cryptococcus)属、クルイベロマイセス(Kluyveromyces)属、クレブシラ(Klebsilla)属、ゲオトリカム(Geotrichum)属、コウニングハメリア(Cunninghamella)属、コクリア(Kocuria)属、コマモナス(Comamonas)属、コリネバクテリウム(Corynebacterium)属、サッカロマイセス(Saccharomyces)属、ジーゴサッカロマイセス(Zygosaccharomyces)属、ジーゴリンチス(Zygorhynchus)属、シトロバクター(Citrobacter)属、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属、ステノトロホナス(Stenotrophomonas)属、スフィンゴモナス(Sphingomonas)属、スポリディオボルス(Sporidiobolus)属、セラチア(Serratia)属、デバリヨマイセス(Debaryomyces)属、トリコデルマ(Trichoderma)属、トルラスポラ(Torulaspora)属、ニューロスポラ(Neurospora)属、ノカルデア(Nocardia)属、バーチシリウム(Verticillium)属、パントエア(Pantoea)属、ピキア(Pichia)属、ピチオプシス(Pythiopsis)属、フォトバクテリウム(Photobacterium)属、ブレビバクテリウム(Brevibacterium)属、ブレブンディモナス(Brevundimonas)属、プロヴィデンシア(Providencia)属、プロテウス(Proteus)属、ペニシリム(Penicillium)属、ボトリオティニア(Botryotinia)属、マイコプラナ(Mycoplana)属、ミクロコッカス(Micrococcus)属、ミクロバクテリウム(Microbacterium)属、メチロバクテリウム(Methylobacterium)属、モルゲネリア(Morganella)属、モルテエレラ(Mortierella)属、ヤマダジーマ(Yamadazyma)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ロイコスポリディーム(Leucosporidium)属、ルテオコッカス(Luteococcus)属、ロッドコッカス(Rhodococcus)属、ロドスポリジーム(Rhodosporidium)属、ロドトルラ(Rhodotorula)属またはロドバクター(Rhodobactor)属に属する微生物、微生物培養液又はそれらの処理物を接触させる光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステルの製造方法、である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
一般式(I)中において、Rは置換又は非置換の炭素原子数1〜4の炭化水素基である。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基等の炭素原子数1〜4のアルキル基;ビニル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、イソブテニル基等の炭素原子数2〜4のアルケニル基;エチニル基、プロピニル基、ブチニル基等の炭素原子数2〜4のアルキニル基等が例示される。また、この炭化水素基は、その炭素原子に結合する水素原子がハロゲン等の置換基で置換されていてもよい。
【0012】
原料となるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルは、例えば、Journal of Chemical Society, 2329(1951) 等に記載の方法により合成することができる。すなわち、1,1,1-トリフルオロアセトン水溶液に、冷却下でシアン化ナトリウム水溶液を滴下した後、硫酸を添加して室温にて一昼夜反応させることによってα−トリフルオロメチルラクトニトリルを合成し、次いで、これを硫酸等の強酸で加水分解することによりα−トリフルオロメチル乳酸を合成し、続いてこれを常法に従いエステル化することにより製造することができる。
【0013】
本発明において、使用する微生物は、アエロモナス(Aeromonas)属、アグロバクテリウム(Agrobacterium)属、アシネトバクター(Acinetobacter)属、アセトバクター(Acetobacter)属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、イサタケンキア(Issatchenkia)属、ウイリオポシス(Williopsis)属、エセリキア(Escherichia)属、エンテロバクター(Enterobacter)属、オウレオバクテリウム(Aureobacterium)属、オウレオバシディーム(Aureobasidium)属、オベスムバクテリウム(Obesumbacterium)属、カエトリウム(Chaetomium)属、カルダリオマイセス(Caldariomyces)属、キサントモナス(Xanthomonas)属、ジベレラ(Gibberella)属、クリプトコッカス(Cryptococcus)属、クルイベロマイセス(Kluyveromyces)属、クレブシラ(Klebsilla)属、ゲオトリカム(Geotrichum)属、コウニングハメリア(Cunninghamella)属、コクリア(Kocuria)属、コマモナス(Comamonas)属、コリネバクテリウム(Corynebacterium)属、サッカロマイセス(Saccharomyces)属、ジーゴサッカロマイセス(Zygosaccharomyces)属、ジーゴリンチス(Zygorhynchus)属、シトロバクター(Citrobacter)属、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属、ステノトロホナス(Stenotrophomonas)属、スフィンゴモナス(Sphingomonas)属、スポリディオボルス(Sporidiobolus)属、セラチア(Serratia)属、デバリヨマイセス(Debaryomyces)属、トリコデルマ(Trichoderma)属、トルラスポラ(Torulaspora)属、ニューロスポラ(Neurospora)属、ノカルデア(Nocardia)属、バーチシリウム(Verticillium)属、パントエア(Pantoea)属、ピキア(Pichia)属、ピチオプシス(Pythiopsis)属、フォトバクテリウム(Photobacterium)属、ブレビバクテリウム(Brevibacterium)属、ブレブンディモナス(Brevundimonas)属、プロヴィデンシア(Providencia)属、プロテウス(Proteus)属、ペニシリム(Penicillium)属、ボトリオティニア(Botryotinia)属、マイコプラナ(Mycoplana)属、ミクロコッカス(Micrococcus)属、ミクロバクテリウム(Microbacterium)属、メチロバクテリウム(Methylobacterium)属、モルゲネリア(Morganella)属、モルテエレラ(Mortierella)属、ヤマダジーマ(Yamadazyma)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ロイコスポリディーム(Leucosporidium)属、ルテオコッカス(Luteococcus)属、ロッドコッカス(Rhodococcus)属、ロドスポリジーム(Rhodosporidium)属、ロドトルラ(Rhodotorula)属またはロドバクター(Rhodobactor)属に属し、且つ、一般式(I)に示されるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルを不斉加水分解する能力を有する微生物菌体、微生物培養液又はそれらの処理物であれば、その種類及び製造方法は問わない。
【0014】
そのような微生物としては、例えば、アエロモナス(Aeromonas)属に属する微生物としては、例えばAeromonas punctata subsp. caviae(IFO 13288)、Aeromonas punctata subsp. punctate(IFO 12716)およびAeromonas hydrophila(IFO 3820)等が、アグロバクテリウム(Agrobacterium)属に属する微生物としては、例えばAgrobacterium radiobacter(IAM 1526)、Agrobacterium rhizogenes(IFO 13257)、Agrobacterium tumefaciens(IAM 1037)、Agrobacterium tumefaciens(ATCC 4720)およびAgrobacterium tumefaciens(IFO 14554)等が、アシネトバクター(Acinetobacter)属に属する微生物としては、例えばAcinetobacter calcoaceticus(IFO 12552)等が、アセトバクター(Acetobacter)属に属する微生物としては、例えばAcetobacter pasteurianus(IFO 3223)等が、アルカリゲネス(Alcaligenes)属に属する微生物としては、例えばAlcaligenes denitrificans(JCM 5490)、Alcaligenes eutrophus(IAM 12305)、Alcaligenes faecalis(IFO 13111)およびAlcaligenes faecalis(JCM 5485)等が、イサタケンキア(Issatchenkia)属に属する微生物としては、例えばIssatchenkia terricola(IFO 933)等が、ウイリオポシス(Williopsis)属に属する微生物としては、例えば等Williopsis saturnus(IFO 117)が、エセリキア(Escherichia)属に属する微生物としては、例えばEscherichia coli(IFO 3301)およびEscherichia coli(IFO 13500)等が、エンテロバクター(Enterobacter)属に属する微生物としては、例えばEnterobacter aerogenes(IAM 12348)、Enterobacter aerogenes(JCM 1235)、Enterobacter cancerogenus(JCM 3943)、Enterobacter cloacae(IAM 1624)、Enterobacter cloacae(JCM 1232)、Enterobacter cloacae(IFO 3320)、Enterobacter intermdium(JCM 1238)およびEnterobacter sakazakii(JCM 1233)等が、オウレオバクテリウム(Aureobacterium)属に属する微生物としては、例えばAureobacterium flavescens(ATCC 8315)およびAureobacterium saperdae(JCM 1352)等が、オウレオバシディーム(Aureobasidium)属に属する微生物としては、例えばAureobasidium pullulans(IFO 4464)等が、オベスムバクテリウム(Obesumbacterium)属に属する微生物としては、例えばObesumbacterium proteus(ATCC 12841)等が、カエトリウム(Chaetomium)属に属する微生物としては、例えばChaetomium semispirale(IFO 8363)等が、カルダリオマイセス(Caldariomyces)属に属する微生物としては、例えばCaldariomyces fumago(ATCC 11925)等が、キサントモナス(Xanthomonas)属に属する微生物としては、例えばXanthomonas citri(IFO 3829)およびXanthomonas maltophilia(IAM 1554)等が、ジベレラ(Gibberella)属に属する微生物としては、例えばGibberella fujikuroi(IFO 5268)等が、クリプトコッカス(Cryptococcus)属に属する微生物としては、例えばCryptococcus flavus(IFO 407)等が、クルイベロマイセス(Kluyveromyces)属に属する微生物としては、例えばKluyveromyces lactis(IFO 648)等が、クレブシラ(Klebsilla)属に属する微生物としては、例えばKlebsilla plnticola(IFO 3317)、Klebsilla pneumoniae(ATCC 9621)およびKlebsilla pneumoniae(IFO 12019) 等が、ゲオトリカム(Geotrichum)属に属する微生物としては、例えばGeotrichum candidum(IFO 4597)等が、コウニングハメリア(Cunninghamella)属に属する微生物としては、例えばCunninghamella echinulata var. elegans(IFO 4446)およびCunninghamella echinulate(IFO 6334)等が、コクリア(Kocuria)属に属する微生物としては、例えばKocuria roseus (IFO 3768)等が、コマモナス(Comamonas)属に属する微生物としては、例えばComamonas acidovorans(IFO 13582)およびComamonas testosteroni(IFO 12047)等が、コリネバクテリウム(Corynebacterium)属に属する微生物としては、例えばCorynebacterium ammoniagenes(IAM 1645)、Corynebacterium ammoniagenes(IFO 12072)およびCorynebacterium nitrilophilus(ATCC 21419)等が、サッカロマイセス(Saccharomyces)属に属する微生物としては、例えばSaccharomyces carlsbergensis(ATCC 9080)、Saccharomyces cerevisiae(IFO 2044)、Saccharomyces cerevisiae(IFO 2011)、Saccharomyces cerevisiae(IFO 2018)、Saccharomyces cerevisiae(IFO 1225)、Saccharomyces cerevisiae(IFO 2347)、Saccharomyces cerevisiae(ATCC 32694-2B)、Saccharomyces cerevisiae(ATCC 32694-D)、Saccharomyces cerevisiae(IFO 2359)およびSaccharomyces cerevisiae(ATCC 32694-2C)等が、ジーゴサッカロマイセス(Zygosaccharomyces)属に属する微生物としては、例えばZygosaccharomyces fermentat(IFO 21)、Zygosaccharomyces fermentati(IFO 1996)およびZygosaccharomyces ouxii(IFO 510)等が、ジーゴリンチス(Zygorhynchus)属に属する微生物としては、例えばZygorhynchus exponens var. smithii(IFO 6665)等が、シトロバクター(Citrobacter)属に属する微生物としては、例えばCitrobacter freundii(IFO 12681)等が、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属に属する微生物としては、例えばStaphylococcus aureus(IFO 12732)等が、ステノトロホナス(Stenotrophomonas)属に属する微生物としては、例えばStenotrophomonas maltophilia(IFO 12690)およびStenotrophomonas maltophilia(IFO 12020)等が、スフィンゴモナス(Sphingomonas)属に属する微生物としては、例えばSphingomonas capsulatum(IFO 12533)等が、スポリディオボルス(Sporidiobolus)属に属する微生物としては、例えばSporidiobolus johnsonii(IFO 6903)等が、セラチア(Serratia)属に属する微生物としては、例えばSerratia marcescens(IAM 1205)およびSerratia marcescens(IFO 3046)等が、デバリヨマイセス(Debaryomyces)属に属する微生物としては、例えばDebaryomyces hansenii(IFO 34)およびDebaryomyces hansenii(IFO 1084)等が、トリコデルマ(Trichoderma)属に属する微生物としては、例えばTrichoderma longibrachiatum(IFO 4847)等が、トルラスポラ(Torulaspora)属に属する微生物としては、例えばTorulaspora delbrueckii(IFO 1083)等が、ニューロスポラ(Neurospora)属に属する微生物としては、例えばNeurospora sitophila(IFO 6069)等が、ノカルデア(Nocardia)属に属する微生物としては、例えばNocardia polychromogenes(IFM 19)およびNocardia rubra(IFM 18) 等が、バーチシリウム(Verticillium)属に属する微生物としては、例えばVerticillium fungicola(IFO 30616)等が、パントエア(Pantoea)属に属する微生物としては、例えばPantoea agglomerans(JCM 1236)等が、ピキア(Pichia)属に属する微生物としては、例えばPichia anomala(IFO 146)およびPichia anomala(IFO 707)等が、ピチオプシス(Pythiopsis)属に属する微生物としては、例えばPythiopsis cymosa(ATCC 26880)等が、フォトバクテリウム(Photobacterium)属に属する微生物としては、例えばPhotobacterium phosphoreum(IFO 13896)等が、ブレビバクテリウム(Brevibacterium)属に属する微生物としては、例えばBrevibacterium linens(ATCC 8377)等が、ブレブンディモナス(Brevundimonas)属に属する微生物としては、例えばBrevundimonas diminuta(IFO 14213)等が、プロヴィデンシア(Providencia)属に属する微生物としては、例えばProvidencia rettgeri(ATCC 35565)、Providencia rettgeri(ATCC 25932)、Providencia rettgeri(ATCC 21118)およびProvidencia rettgeri(ATCC 9919)等が、プロテウス(Proteus)属に属する微生物としては、例えばProteus mirabilis(IFO 3849)、Proteus vulgaris(IFO 3167)およびProteus vulgaris(IAM 1025)等が、ペニシリム(Penicillium)属に属する微生物としては、例えばPenicillium canescens(IFO 7108)およびPenicillium citrinum(IAM 7008)等が、ボトリオティニア(Botryotinia)属に属する微生物としては、例えばBotryotinia fuckeliana(IAM 5126)等が、マイコプラナ(Mycoplana)属に属する微生物としては、例えばMycoplana dimorpha(ATCC 4279)等が、ミクロコッカス(Micrococcus)属に属する微生物としては、例えばMicrococcus luteus(IFO 12708)、Micrococcus luteus(IFO 3064)、Micrococcus luteus(ATCC 383)、Micrococcus luteus(IFO 3333)、Micrococcus luteus(IFO 12992)、Micrococcus luteus(IFO 13867)およびMicrococcus varians(IAM 1099)等が、ミクロバクテリウム(Microbacterium)属に属する微生物としては、例えばMicrobacterium barkeri(JCM 1343)、Microbacterium liquefaciens(JCM 3878)およびMicrobacterium trichothecenolyticum(JCM 1358)等が、メチロバクテリウム(Methylobacterium)属に属する微生物としては、例えばMethylobacterium radiotolerans(IAM 12098)等が、モルゲネリア(Morganella)属に属する微生物としては、例えばMorganella morganii(IFO 3848)等が、モルテエレラ(Mortierella)属に属する微生物としては、例えばMortierella humicola(IFO 8188)およびMortierella isabellina(IFO 7824)等が、ヤマダジーマ(Yamadazyma)属に属する微生物としては、例えばYamadazyma farinosa(IFO 465)およびYamadazyma farinosa(IFO 193)等が、ラクトバチルス(Lactobacillus)属に属する微生物としては、例えばLactobacillus rhamnosus(JCM 1553)およびLactobacillus rhamnosus(JCM 1136)等が、ロイコスポリディーム(Leucosporidium)属に属する微生物としては、例えばLeucosporidium scotti(IFO 9474)等が、ルテオコッカス(Luteococcus)属に属する微生物としては、例えばLuteococcus japonicus(IFO 12422)等が、ロッドコッカス(Rhodococcus)属に属する微生物としては、例えばRhodococcus bronchialis(IFM 150)、Rhodococcus corallinus(IFM 147)、Rhodococcus equi(IFO 3730)、Rhodococcus equi(IFM 162)、Rhodococcus erythropolis(IFO 12540)、Rhodococcus erythropolis(IFO 12538)、Rhodococcus erythropolis(IFO 12320)、Rhodococcus erythropolis(IFM 165)、Rhodococcus fascians(ATCC 12974)、Rhodococcus rhodnii(IFM 149)、Rhodococcus rhodochrous(IFM 163)、Rhodococcus ruber(IFM 148)、Rhodococcus rubropertincta(IFM 33)、Rhodococcus rubropertinctus(IFM 146)およびRhodococcus terrae(IFM 161)等が、ロドスポリジーム(Rhodosporidium)属に属する微生物としては、例えばRhodosporidium toruloides(IFO 413)等が、ロドトルラ(Rhodotorula)属に属する微生物としては、例えばRhodotorula glutinis var. dairenensis(IFO 415)、Rhodotorula graminis(IFO 190)、Rhodotorula minuta(IFO 387)、Rhodotorula minuta var. texensis(IFO 1102)、Rhodotorula minuta var. texensis(IFO 1006)およびRhodotorula rubra(IFO 894)等が、ロドバクター(Rhodobactor)属に属する微生物として、Rhodobactor sphaeroides(ATCC 17023)等が例示される。
【0015】
これらの微生物は、財団法人発酵研究所(IFO)、東京大学分子細胞生物学研究所微生物微細藻類総合センター(IAM)、理化学研究所微生物系統保存施設(JCM)、アメリカタイプカルチャーコレクション(ATCC)および千葉大学真核微生物研究センター(IFM)等から容易に入手することができる。
【0016】
また、これらの微生物の変異体またはた目的の酵素遺伝子を単離し、常法に従い各種宿主ベクター系に導入した遺伝子操作微生物の利用も可能である。
本発明において、これらの微生物を培養するための培地としては、通常これらの微生物が生育し得るものであれば何れのものでも使用できる。炭素源としては、例えば、グルコース、シュークロースやマルトース等の糖類、酢酸、クエン酸やフマル酸等の有機酸あるいはその塩、エタノールやグリセロール等のアルコール類等を使用できる。窒素源としては、例えば、ペプトン、肉エキス、酵母エキスやアミノ酸等の一般天然窒素源の他、各種無機、有機酸アンモニウム塩等が使用できる。その他、無機塩、微量金属塩、ビタミン等が必要に応じて適宜添加される。また、高い酵素活性を得るために、一般式(I)で示されるα−トリフルオロメチル乳酸エステル、エステル結合あるいはアミド結合を持つ化合物等を酵素産生の誘導物質として培地に添加することも有効である。その培養は常法に従って行えばよく、例えば、pH4〜10、温度15〜40℃の範囲にて好気的に6〜96時間培養する。
【0017】
このようにして得られた微生物は、培地中で培養して得られる培養物をそのままか、若しくは該培養物から遠心分離等の集菌操作によって得られる微生物菌体または培養上清、若しくは菌体処理物若しくはこれら微生物により生産される酵素等の形で、一般式(I)で表されるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルを接触させ、光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステルを製造することができる。
【0018】
処理物としては、目的の酵素活性を損なわない限り、その使用形態は特に限定されず、アセトン、トルエン等で処理した菌体、菌体の破砕物、菌体を破砕した無細胞抽出物、粗酵素、精製した酵素等が挙げられる。
【0019】
微生物菌体、微生物培養液又はそれらの処理物を反応に供するに際して、適当な担体に固定化して使用することもできる。例えば、架橋したアクリルアミドゲル、多糖類などで包括したり、イオン交換樹脂、珪藻土、セラミックなどの固体担体に物理的、化学的に固定化することができる。固定化して用いることにより、触媒活性が上昇する場合があるばかりではなく、反応終了後の光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステル並びに触媒の分離/回収およびその再利用が容易になる。
さらに、通常これら触媒は1種類用いるが、同様な能力を有する2種以上のそれを混合して用いることも可能である。
【0020】
本発明において、ラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルの光学選択的加水分解反応は、以下の方法で行うことができる。反応溶媒に基質であるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルを溶解もしくは懸濁する。また、基質を反応溶媒に添加する前に又は添加した後に生体触媒となる上記不斉加水分解する能力を有する微生物菌体、微生物培養液又はそれらの処理物を添加する。そして、反応温度、必要により反応液のpHを制御しながらα−トリフルオロメチル乳酸エステルの半量程度が加水分解されるまで反応を行う。場合によっては反応の初期段階で反応を中断したり、あるいは過剰に反応させることもある。
【0021】
反応液の基質濃度は、0.1 〜80質量%の間で特に制限はないが、生産性等を考慮すると0.5〜50質量%の濃度で実施するのが好ましい。反応液の触媒濃度は、その活性で適宜決定するもので特に制限はないが、通常、0.001〜20質量%であり、好ましくは 0.005 〜10質量%である。反応液のpHは、用いる触媒の至適pHに依存するが、一般的にはpH3〜11の範囲である。化学的加水分解反応による光学純度の低下及び収率の低下を抑える目的で、pH4〜9で反応を行うことが好ましい。また、反応が進行するに従いpHが低下してくるが、この場合は適当な中和剤、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム水溶液等を添加して最適pHに調整することが望ましい。反応温度は化学的加水分解反応の抑制および用いる触媒の至適温度によって適宜決定されるもので特に制限はないが、0〜70℃が好ましく、5〜50℃がより好ましい。
【0022】
反応溶媒は、通常イオン交換水、緩衝液等の水性媒体を使用するが、有機溶媒を含んだ系でも反応を行うことができる。有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、t-ブチルアルコール、t-アミルアルコール等のアルコール系溶媒、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、その他アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド等を適宜使用できる。また、これらの有機溶媒を水への溶解度以上に加えて2層系で反応を行うことも可能である。有機溶媒を反応系に共存させることで、選択率、変換率、収率等が向上することも多い。
【0023】
反応時間は、通常、1時間〜1週間、好ましくは1〜72時間であり、そのような時間で反応が終了する反応条件を選択することが好ましい。尚、以上のような基質濃度、触媒濃度、pH、温度、溶媒、反応時間及びその他の反応条件はその条件における反応収率、光学収率等を勘案して目的とする光学活性化合物が最も多く採取できる条件を適宜選択することが望ましい。
【0024】
上記の反応により、ラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルが不斉加水分解されて、光学活性α−トリフルオロメチル乳酸が生成する。また、残存基質は、その生成した光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の対掌体エステルとなる。
生成した光学活性α−トリフルオロメチル乳酸を単離後、再びエステル化したもの、または未反応対掌体エステルを再度同様な反応に供することで、さらに高光学純度の光学活性体の製造も可能である。
【0025】
生成した光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及び未反応対掌体エステルの反応混合液からの単離は抽出、蒸留、昇華、カラム分離等通常の単離法で行うことができる。
例えば、光学活性α−トリフルオロメチル乳酸エステルは、例えば、反応液のpHを中性付近に調整後、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類;酢酸エチル等のエステル類;ヘキサン、オクタン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素等、一般的な有機溶媒により抽出分離することができる。一方、光学活性α−トリフルオロメチル乳酸は、上記抽出残液に硫酸、塩酸等の強酸を加えた後に、上記と同様の一般的な有機溶媒で抽出分離することができる。
【0026】
更に、光学活性α−トリフルオロメチル乳酸エステルは、通常の方法で加水分解することにより光学活性を維持したままα−トリフルオロメチル乳酸にすることができる。また、光学活性α−トリフルオロメチル乳酸は通常の方法でエステル化することにより光学活性を維持したままα−トリフルオロメチル乳酸エステルにすることができる。従って、任意の立体配置のα−トリフルオロメチル乳酸及びそのエステルを取得することができる。
【0027】
これら光学活性α−トリフルオロメチル乳酸の光学純度は、例えば、以下に示す高速液体クロマトグラフィ条件により容易に測定することができる。
カラム: Sumichiral OA-5000,住化分析センター株式会社製、4.6×150 mm,
移動相:2mM CuSO4水溶液/2-プロパノール=85/15
流速:1.0 mL/分
検出:UV 230nm
光学純度(エナンチオマー過剰率;%e.e.)は、一般的に、GCによる(S)-α−トリフルオロメチル乳酸及び(R)-α−トリフルオロメチル乳酸の各ピーク面積から、以下の式によって算出することができる。
【0028】
R>Sの場合:R体の光学純度(%e.e.)=(R−S/R+S)×100
S>Rの場合:S体の光学純度(%e.e.)=(S−R/R+S)×100
〔Sは、(S)-α−トリフルオロメチル乳酸のピーク面積を示し、Rは、(R)-α−トリフルオロメチル乳酸のピーク面積を示す。〕
【0029】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
<実施例1>
グルコース20g、ペプトン5g、酵母エキス 5g、食塩 5g、KHPO 5g、蒸留水1L(pH7.0)からなる組成の液体培地を調製し、この液体培地を試験管に10mlづつ分注し、121 ℃で15分間蒸気滅菌した後、乳酸メチルを8μL加え、表1に示す微生物を植菌し、30℃で振盪培養した。次に各試験管内の培養液から遠心分離により菌体を回収後、50mMリン酸緩衝液(pH=7.0) で3回洗浄した(10℃以下)。菌体を50mMリン酸緩衝液(pH=7.0) 1ml に懸濁した。この菌体懸濁液にラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸メチルエステル10mgを加え、30℃にて15時間、振盪しながら反応した。
【0030】
反応液を遠心分離にて除菌後、分解されたα−トリフルオロメチル乳酸の光学純度を分析した。反応液分析結果を表1〜表4に示した。
【0031】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0032】
<実施例2>
実施例1と同様にMortirella isabellina (IFO 7824)を培養及び洗浄を行い、菌体懸濁液を得た。これにラセミ体α−トリフルオロ乳酸ブチルエステル 50mgを加え、30℃にて15時間、振とうしながら反応した。反応終了後、反応液を遠心分離にて除菌後、加水分解されたα−トリフルオロ乳酸の光学純度を測定した。
結果、収率25%で、88% eeのR−トリフルオロ乳酸が生成していた。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、本発明の課題は、医薬、農薬等の原料又は中間体として有用な光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステルの新たな酵素酵素触媒による製造方法が提供される。

Claims (1)

  1. 一般式(I):
    (式中、Rは置換又は非置換の炭素原子数1〜4の炭化水素基である。)で表されるラセミ体α−トリフルオロメチル乳酸エステルに、Corynebacterium ammoniagenes、Mortierella isabellinaまたはYamadazyma farinosa、当該微生物培養液又はそれらの処理物を接触させる光学活性α−トリフルオロメチル乳酸及びその対掌体エステルの製造方法。
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