JP4775568B2 - フィルム付容器 - Google Patents

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Description

本発明は、シュリンクフィルムを巻着したフィルム付容器に関する。
一般に、PETボトル等の胴部には、製品名、内容物、メーカー名等を記載したシュリンクフィルムが熱収縮により巻着されている。
このシュリンクフィルムは、塩化ビニル、ポリプロピレン等の延伸フィルムからなり、PETボトルの構成樹脂であるポリエチレンテレフタレートと異なる。そのため、リサイクルの点から、容器の廃棄に際しては、PETボトルの容器本体からシュリンクフィルムを分別する要請が強い。そこで、従来より、容器本体に巻着されたシュリンクフィルムの引き剥がしを容易にするために、シュリンクフィルムに帯状にミシン目を設け、その帯状部の端部を舌片状に突出させること(特許文献1)、シュリンクフィルムに多数列の切目線を設けること(特許文献2)、角型ペットボトルに巻着したシュリンクフィルムについて、ボトルの稜線部にミシン目を設けること(特許文献3)等が提案されている。
実開平5−16634号公報 特開2000−159235号公報 特開2002−326638号公報
しかしながら、シュリンクフィルムに単にミシン目を形成しても、シュリンクフィルムには種々の情報が印刷され、色や柄がデザインされているので、シュリンクフィルムの破断開始部とするミシン目の端部が視認されにくい。ミシン目を大きく、あるいは多数列形成すると、ミシン目は視認されやすくなるが、過度に裂けやすくなり、搬送中や落下時の衝撃により不要に裂ける場合がある。
シュリンクフィルムに舌片状の突出部(特許文献1)を設けると、シュリンクフィルムの破断開始部は容易に視認されるようになる。しかしながら、舌片状の突出部は容器本体上で周囲の物に引っかかってめくれ上がることがある。
これに対して、本発明は、シュリンクフィルムを巻着したフィルム付容器において、シュリンクフィルムの破断開始部が極めて容易に見つけられ、破断開始部にめくれ上がりがなく、かつ容器の廃棄時等にシュリンクフィルムを引き剥がそうとする場合には、容易に引き剥がすことのできるフィルム付容器を提供することを目的とする。
本発明者は、角型容器本体にシュリンクフィルムを巻着したフィルム付容器において、シュリンクフィルムの延伸方向を容器本体の周方向(横方向)に一致させ、かつ、容器本体の少なくとも一つのパネル面上のシュリンクフィルム上縁部又は下縁部の左右両端部に、シュリンクフィルムの破断開始部として、一対のノッチを設け、そのノッチ間を特定の距離にすると、ノッチ間のフィルムをつまんで引っ張ることにより、ミシン目を形成しなくても、フィルムを容易に面状に引き剥がせることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、角型容器本体にシュリンクフィルムが巻着されているフィルム付容器であって、シュリンクフィルムの延伸方向が容器本体の周方向であり、少なくとも容器本体の1つのパネル面上で、シュリンクフィルム縁部の左右両端部に一対のノッチが設けられているフィルム付容器を提供する。
ここで、角型容器本体とは角型容器の容器本体をいい、角型容器とは、概ね平坦なパネル面を少なくとも一つ有する容器をいう。例えば、胴部が略矩形4つのパネル面からなる容器や、胴部が対向する一対のパネル面を有し、パネル面とパネル面との間が曲面をなし、横断面がカプセル形状である容器等も含まれる。
また、ノッチとは、V字型、U字型等の切れ込みをいう。
本発明によれば、角型容器本体にシュリンクフィルムが巻着されているフィルム付容器において、シュリンクフィルムの延伸方向が容器本体の周方向となっており、かつ、一つのパネル面上で、シュリンクフィルム縁部に一対のノッチが形成されているので、ノッチ間のシュリンクフィルムをつまんで引っ張ることにより、ノッチ間のシュリンクフィルムを引き剥がすことが可能となる。
さらに、この一対のノッチは、上記シュリンクフィルム縁部の左右両端部に設けられているので、ノッチ間のシュリンクフィルムをつまんで引っ張ることにより、シュリンクフィルムにミシン目を形成していなくても、パネル面上のシュリンクフィルムを一気に面状に引き剥がしきることが可能となる。したがって、ミシン目を大きく、あるいは多数列形成することにより破断容易性を高めることが不要となり、輸送中や陳列時などにミシン目が不要に破断することを解消できる。
また、一対のノッチは一見して視認することができるので、従来のミシン目の破断開始部を探す場合のような手間がない。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一態様のフィルム付容器1Aの斜視図である。このフィルム付容器1Aは、茶等の飲料を収容する容器で、4つのパネル面を有する角型PETボトルを容器本体2とし、その上端開口部にはキャップ4が取り付けられている。容器本体2の肩部から胴部の下端部にかけてはシュリンクフィルム10が巻着しており、1つのパネル面3上のシュリンクフィルム10の上縁部11に一対のノッチ20a、20bが設けられている。
このように、このフィルム付容器1Aでは、1つのパネル面3上に一対のノッチ20a、20bが設けられているので、ノッチ20a、20bの間でフィルムをつまんで引っ張ることにより、図2に示すように、パネル面3上のシュリンクフィルム10を面状に引き剥がすことが可能となる。
この場合、ノッチ20a、20bが、このパネル面3上の上縁部11の左右両端部、即ち、パネル面3の両側の稜線13a、13b近傍に設けられているので、確実に上縁部11から下縁部12まで破断することが可能となる、これに対し、ノッチ20a、20bの間隔が狭すぎると、破断がシュリンクフィルム10の上縁部11から下縁部12にまで達しない場合がある。
ノッチ20a、20bの好ましい間隔は、パネル面3上のシュリンクフィルム10の高さと幅に応じて定まり、一対のノッチ20a、20bの谷底間の距離L1を、該ノッチの下面に位置するパネル面の最大幅(容器本体の周方向の最大幅)の70〜100%とすることが好ましい。この距離L1は、容器本体2の内容量が300mL〜1000mLの場合、通常、30mm以上となる。
なお、一対のノッチ20a、20bの谷底部を、パネル面3の両側の稜線13a、13b上に位置させると、ノッチを視覚で認識しにくく、特に、一対のノッチとして把握しにくいためシュリンクフィルムを面状で引き剥がすことを誘導しにくいので好ましくない。
各ノッチ20a、20bは、略V字型をしているが、シュリンクフィルム10の上縁部11側のノッチの角隅部21は丸み付けにより面取りされた形状となっている。この面取り部分は、シュリンク前のフィルムに、角隅部21を面取りしたノッチ20a、20bを形成しておき、それをシュリンクさせることにより形成したものであり、このようにノッチ20a、20bの角隅部21を面取りすることにより、シュリンクにノッチの角隅部21でフィルム10に浮きやめくれが生じるのを防止できるので好ましい。
この場合、丸み付けの程度は、図3に示すように、略V字型の切り込み角度θ、切り込み深さL2、角隅部21の曲率半径R等に応じて定めることが好ましく、例えば、切り込み角度θが0度より大きく150度以下、切り込み深さL2=1mm〜4mmの場合に、角隅部21の曲率半径R=1mm〜10mmとすることが好ましく、そのためには、シュリンク前のノッチ形状を、切り込み角度θ=0度〜120度、切り込みの深さL2=1.2mm〜4.5mm、角隅部21の曲率半径R=0.5mm〜8mmとすることが好ましい。
一方、シュリンクフィルム10としては、特に制限はなく、2軸延伸ポリスチレンフィルム(OPS)、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)等を使用することができる。これらのフィルムは、その延伸方向に裂けやすいことから、本発明においては、シュリンクフィルム10の延伸方向を容器本体2の周方向、即ち、ノッチ20a、20bによる引き裂き方向と概ね直交させる。これにより、シュリンクフィルム10にミシン目が形成されていなくても、一対のノッチ20a、20bの作用と相まって、ノッチ20a、20bの間フィルムをつまんで引っ張ることにより、一気にパネル面3上のシュリンクフィルム10を上縁部11から下縁部12まで引き剥がしきることが可能となる。
シュリンクフィルム10を容器本体2に巻着する位置は、少なくとも容器本体2の胴部の一部又は全部がシュリンクフィルム10で被われるようにするが、容器本体2に巻着させたシュリンクフィルム10が容器本体2から抜け落ちることを防止する点から、容器本体2の肩部から胴部の下端部にかけてがシュリンクフィルム10で被われるようにすることが好ましい。
フィルム付容器1Aの製造方法は、シュリンク前のフィルムに前述の間隔でノッチを形成しておき、常法にしたがい、容器本体2にフィルムを被せ、そのフィルムを加熱によりシュリンクさせればよい。
本発明は、上述のフィルム付容器1Aの他に、種々の態様をとることができる。
例えば、図4に示すように、ノッチ20a、20bのV字型の形状としては、各ノッチにおいて谷底部を各ノッチの中央部に位置させてもよく(同図(a))、パネル面3の外側方向に偏心させてもよく(同図(b))、内側方向に偏心させてもよい(同図(c))。
一対のノッチ20a、20bは、角型PETボトルの一つのパネル面に設ける他、図5のフィルム付容器1Bのように、一対のノッチ20a、20bを角型PETボトルの各パネル面3に設けてもよい。これにより、正面、背面、側面のいずれの方向から見た場合でも、破断開始部とするノッチ20a、20bを容易に視認することができるので好ましい。
一対のノッチ20a、20bは、シュリンクフィルム下縁部に設けてもよく、図6のフィルム付容器1Cのように、シュリンクフィルム10の上縁部11と下縁部12の双方に設けてもよい。これにより、シュリンクフィルム10の上縁部11と下縁部12のいずれからもシュリンクフィルム10を引き裂くことが可能となる。
さらに、図7のフィルム付容器1Dのように、ノッチ20a、20bの谷部から容器本体2の高さ方向にミシン目13を設けてもよい。これにより、ノッチ20a、20bの間でフィルムをつまんで引っ張ると、ミシン目14に沿ってシュリンクフィルム10が破断し、シュリンクフィルム10の破断を一層容易に行うことが可能となる。なおこの場合、破断開始部が視認され易くなるように、ミシン目を過度に大きくしたり、多数列形成したりすることは不要であり、ミシン目は、破断誘導の補助的な役割を果たせるように設ければよい。
本発明は、容器の廃棄時にシュリンクフィルムの分別が必要とされる、飲料、食用油、洗剤等のフィルム付容器において有用となる。
フィルム付容器の斜視図である。 シュリンクフィルムを引き剥がしている状態のフィルム付容器の斜視図である。 ノッチの角隅部が面取りされているフィルム付容器のノッチ付近の拡大斜視図である。 ノッチ形状の説明図である。 フィルム付容器の斜視図である。 フィルム付容器の斜視図である。 フィルム付容器の斜視図である。
符号の説明
1A、1B、1C、1D フィルム付容器
2 容器本体
3 パネル面
4 キャップ
10 シュリンクフィルム
11 上縁部
12 下縁部
14 ミシン目
20a、20b ノッチ
21 ノッチの角隅部


Claims (4)

  1. 角型容器本体にシュリンクフィルムが巻着されているフィルム付容器であって、シュリンクフィルムの延伸方向が容器本体の周方向であり、少なくとも容器本体の1つのパネル面上で、シュリンクフィルム縁部の左右両端部に一対のノッチが設けられているフィルム付容器。
  2. 一対のノッチの谷底間の距離が、該ノッチの下面に位置するパネル面の最大幅の70〜100%である請求項1記載のフィルム付容器。
  3. 一対のノッチの谷底間の距離が、30mm以上である請求項1又は2記載のフィルム付容器。
  4. ノッチの谷部から容器本体の高さ方向にミシン目が形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のフィルム付容器。
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