JP4775122B2 - ドキュメント印象評価装置及びドキュメント印象評価プログラム - Google Patents

ドキュメント印象評価装置及びドキュメント印象評価プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ドキュメントから取得される視覚的情報に基づいて、当該ドキュメントが人間に与える印象に関する情報を提示するドキュメント印象評価装置及びドキュメント印象評価プログラムに関する。
企業のコーポレートマーク、商品、プレゼンテーション資料やウェブサイトのページ等の近年の情報処理の高速化及び大容量化に伴って、プレゼンテーション資料や各種のウェブサイトにおいて多数の色彩を施されたドキュメントが利用されるようになっている。これらのドキュメントにおいては、ドキュメント中に用いられる色の選択、配置、面積及び面積比などによって、人間に与える視覚的な印象が大きく異なる。
しかしながら、実際のドキュメント作成の多くは一般的なユーザに委ねられている。ドキュメント作成に不慣れな一般的なユーザは、ドキュメントをいかに着色及び配色することによって、自分の意図する雰囲気、美観及び視認性が得ることができるか分からないことが多い。また、ドキュメント作成の専門家にとっても、作成したドキュメントがユーザに与える印象を客観的に評価する手段が必要とされている。
この問題を解決するために、人間の感性に基づいた処理やドキュメント評価の研究が盛んに行われており、なかでも人間の感性を評価する感性評価手段と、その結果とドキュメントの特徴とを解析するドキュメント解析手段とを結びつけた感性的ドキュメント作成支援手段が数多く提案されている。
特許文献1及び特許文献2には、対話型の配色支援方法及びそれを用いた配色支援装置が開示されている。この配色支援方法では、ユーザが画像データを編集する際に、画像の背景、文字又はグラフなどの配色の適正を具体的な数値として提示したり、配色に適した色彩を候補として提示したりする。
また、特許文献3には、画像に関する視覚的な特徴量に対する条件と画像を見た人が感じる印象を表す表現情報とを関連付けたデータベースを参照して、評価対象となる画像から特徴量を抽出し、抽出された特徴量が満たす条件と関連付けられた表現情報を抽出し、その表現情報を画像が人間に与える印象に関する情報として出力画面に表示する画像印象評価装置が開示されている。
特開平7−306935号公報 特開平8−249441号公報 特開2004−30377号公報
上記従来技術では、評価対象とされるドキュメントに含まれる繰り返しパターンが人に与える印象を評価していなかった。例えば、図14に示すように、所定の画像パターンが被評価ドキュメント内に繰り返し配置されているような場合、画像パターン自体が人に与える印象に加えて、画像パターンの繰り返しの周期によっても被評価ドキュメントが人に与える印象が異なってくる。しかしながら、このようなドキュメント内に含まれる画像パターンの繰り返しを考慮した印象評価は行うことができなかった。
本発明は、上記従来の技術の課題を鑑み、評価対象ドキュメントに含まれる画像パターンの繰り返しに応じたドキュメントの印象の評価を可能としたドキュメント印象評価装置及びドキュメント印象評価プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、ドキュメントから抽出される視覚的情報に基づいて、当該ドキュメントが人間に与える印象に関する情報を提示するドキュメント印象評価装置であって、被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と、色成分の平均値と、を抽出する特徴量抽出手段と、ドキュメントに関する * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせの条件と、ドキュメントを見た人間が感じる印象を表す表現情報と、を関連付けた表現情報データベースを参照して、前記被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせが満たす条件、と関連付けられた表現情報を抽出する表現情報抽出手段と、前記抽出された表現情報を、前記被評価ドキュメントとなるドキュメントが人間に与える印象に関する情報として出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
前記空間的特徴量は、視覚的な空間周波数特性、又は、視覚的な空間配置的特性、又は、視覚的な空間位置的特性のいずれか1つを含むものしてもよい。空間周波数特性とは、ドキュメントのデザインに含まれる繰り返しの程度を示す特性であって、例えば、デザイン全体又はデザインの一部をフーリエ変換して得られる周波数成分で表される。また、空間配置的特性及び空間位置的特性とは、ドキュメントのデザインに含まれる構成要素の相対的な配置や絶対的な位置の特性であって、例えば、デザインの濃淡や色合いが異なる複数のコンテンツのデザイン内における相対的な配置や絶対的な位置で表される。
ここで、前記出力手段は、出力画面の領域を複数の分割画面領域に分割し、前記分割画面領域毎に前記条件を割り当て、前記表現情報抽出手段において満たされた条件に対応する前記分割画面領域に前記抽出された表現情報を表示することが好適である。
また、前記出力手段は、出力画面の領域を複数の分割画面領域に分割し、前記分割画面領域毎に前記条件を割り当て、前記表現情報抽出手段において満たされた条件に対応する前記分割画面領域に前記被評価ドキュメントの特徴量に関する情報を表示することが好適である。
また、前記視覚的な空間的特徴量を空間周波数特性とした場合、ドキュメントの輝度、明度又は反射率の空間周波数特性であることが好ましい。具体的には、ドキュメントをL空間で表現した場合にドキュメントのL成分の空間周波数特性であることが好適である。
本発明は、ドキュメントから抽出される視覚的情報に基づいて、当該ドキュメントが人間に与える印象に関する情報を提示するドキュメント印象評価を行うためのドキュメント印象評価プログラムであって、コンピュータを、被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と、色成分の平均値と、を抽出する特徴量抽出手段と、ドキュメントに関する * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせの条件と、ドキュメントを見た人間が感じる印象を表す表現情報と、を関連付けた表現情報データベースを参照して、前記被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせが満たす条件、と関連付けられた表現情報を抽出する表現情報抽出手段と、前記抽出された表現情報を、前記被評価ドキュメントとなるドキュメントが人間に与える印象に関する情報として出力する出力手段と、として機能させることを特徴とする。

本発明によれば、評価対象ドキュメントに含まれるパターンの繰り返しに応じてドキュメントの印象の評価を行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態における印象評価装置は、図1のように、制御部10、内部記憶部12、大容量記憶部14、出力部16、標準入力部18及びドキュメント入力部20から基本的に構成される。制御部10、内部記憶部12、大容量記憶部14、出力部16、標準入力部18及びドキュメント入力部20はバス24を介して情報(データ)伝達可能に接続される。
印象評価装置は、さらに、インターフェース部22を含んでなることが好適である。インターフェース部22は、他の構成要素とバス24を介して情報(データ)伝達可能に接続される。インターフェース部22は、ネットワーク26を介して、印象評価装置の外部のサーバからウェブページ等のドキュメントデータを読み込むために用いることができる。
制御部10は、内部記憶部12に保持されているドキュメント印象評価プログラムを実行し、大容量記憶部14に格納されているドキュメントデータ又はネットワーク26を介してドキュメントデータを適宜読み込んで、そのドキュメントデータにより表現されるドキュメントの印象評価を行う。印象評価の結果は、出力部16又は内部記憶部12へ出力される。制御部10には、一般的なコンピュータのCPUを用いることができる。
内部記憶部12は、制御部10で実行される印象評価プログラム、評価処理に用いられる各パラメータ及び処理結果である印象評価値等を格納及び保持する。内部記憶部12に保持されたデータは、バス24を介して、制御部10から適宜参照することができる。内部記憶部12は、一般的な半導体メモリ、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置等を適宜選択して用いることができる。
大容量記憶部14は、制御部10での印象評価の対象となるドキュメント(以下、被評価ドキュメントという)のドキュメントデータを格納及び保持する。ドキュメントデータは、ビットマップ形式、jpeg形式、tiff形式、HTML形式などの様々なデータ形式で保持される。大容量記憶部14に保持されたドキュメントデータは、バス24を介して、制御部10から適宜参照することができる。大容量記憶部14は、一般的なハードディスク装置、光磁気ディスク装置等の大容量の記憶装置を選択して用いることができる。
出力部16は、制御部10から出力された処理結果をユーザが確認可能な情報として出力する。また、印象評価の処理に必要な制御コマンドやパラメータをユーザが入力する際のユーザインターフェースとしても用いられる。出力部16は、ディスプレイ装置、プリンタ又はタッチパネル等を適宜選択して用いることができる。
標準入力部18は、ドキュメントの評価を行う際の制御コマンドやパラメータをユーザが入力するために用いられる。例えば、制御部10に対して、内部記憶部12に保持された印象評価プログラムの実行開始を命令する制御コマンドを入力する際に用いられる。標準入力部18は、キーボード、マウス又はタッチパネル等を適宜選択して用いることができる。
ドキュメント入力部20は、印象評価の対象となるドキュメントデータの入力を行う。ドキュメント入力部20から入力されたドキュメントデータは、大容量記憶部14又は内部記憶部12に格納及び保持される。ドキュメント入力部20は、スキャナ、デジタルカメラ又はデジタルビデオなどの一般的なドキュメント入力装置を適宜選択して用いることができる。
本実施の形態の印象評価装置は、一般的なコンピュータによって基本的に構成することができる。また、上記構成に限定されるものではなく、適宜構成要素を付加、削除又は変更することが好適である。
<ドキュメント印象評価方法>
以下に、上記印象評価装置を用いたドキュメントの印象評価の処理方法について、図を参照して説明する。図2に、第1のドキュメントの印象評価方法におけるフローチャートを示す。
本印象評価方法は、図2のように、被評価ドキュメントの入力(ステップS1)、物理的特徴量を取得するサブルーチン(ステップS2)、印象評価の抽出(ステップS3)及び評価結果の出力(ステップS4)を含み、各ステップを順次行うことによって実行される。具体的には、各ステップをコンピュータで実行可能な印象評価プログラムとして内部記憶部12に格納及び保持し、制御部10によってその印象評価プログラムを実行することによって行われる。
ユーザが、標準入力部18から印象評価プログラムの実行開始の制御コマンドを入力することによって、制御部10は内部記憶部12に保持された印象評価プログラムを実行する。その結果、直ちにステップS1へ処理が移行される。
ステップS1では、ドキュメント入力部20を用いて、印象の評価対象となるドキュメントのドキュメントデータが取得される。例えば、ネットワーク26を介して、ウェブページ等のディスプレイ上に表示されるドキュメントデータが取得される。また、ドキュメント入力部20を用いて、紙等の印刷媒体上に表示されるドキュメントデータを取得してもよい。ドキュメントデータは、大容量記憶部14又は内部記憶部12に格納及び保持され、制御部10によって適宜読み出されて処理に供される。
本実施の形態では、取得されたドキュメントをそのまま被評価ドキュメントとしてもよいし、取得されたドキュメントを複数の画像領域に分割して各画像領域をそれぞれ被評価ドキュメントとしてもよい。画像領域への分割は、一般的な画像リタッチャ方法を用いて行うことができる。このとき、出力部16を用いて被評価ドキュメントを表示し、ユーザはそのドキュメントを確認しながら標準入力部18を用いて、ドキュメント中の任意の領域を選択して分割することができる。また、被評価ドキュメントがビットマップ形式のドキュメントデータである場合には、良く知られたK平均アルゴリズムによるクラスタリング等に代表される画像領域分割アルゴリズムを適用した画像処理方法を用いて、ドキュメントを自動的に領域分割することも好適である。分割されたドキュメント領域は、それぞれ大容量記憶部14又は内部記憶部12に格納及び保持される。
例えば、図3に示すように、被評価ドキュメントがウェブページから取り込まれたドキュメントである場合には、ドキュメントデータはヘッダ部30、タイトル部31、見出し部32、リンクボタン部33、イメージ画像部34及びテキスト部35等に領域分割される。図3では、イメージ画像部34に繰り返しパターンが含まれている。
ステップS2では、被評価ドキュメントから物理的な特徴量が算出される。ステップS2は、図4に示すように、サブルーチンとして処理される。
ここで、物理的な特徴量とは、ドキュメント領域の面積、ドキュメント領域の幅w及び高さh、ドキュメント領域全体の色平均、L成分の平均値、a成分の平均値、b成分の平均値、ドキュメント領域内における色の分散、同色数などのドキュメントの特徴をいう。また、ドキュメントのデザインにおける空間的な特徴量を含むものとする。空間的特徴量は、視覚的な空間周波数特性、又は、視覚的な空間配置的特性、又は、視覚的な空間位置的特性のいずれか1つを含む。空間周波数特性とは、ドキュメントのデザインに含まれる空間的な繰り返しの程度を示す特性であって、例えば、デザイン全体又はデザインの一部をフーリエ変換して得られる周波数成分で表される。また、空間配置的特性及び空間位置的特性とは、ドキュメントのデザインに含まれる構成要素の相対的な配置や絶対的な位置の特性であって、例えば、デザインの濃淡や色合いが異なる複数のコンテンツのデザイン内における相対的な配置や絶対的な位置で表される。本実施の形態では、空間周波数特性を例に説明を行う。
以下、各特徴量の算出方法について説明するが、本実施の形態では総ての特徴量について算出する必要はなく、ステップS3以降においてドキュメントの評価に使用される特徴量のみについて算出すればよい。
ステップS21では、被評価ドキュメントのドキュメントデータの色空間がRGB空間からL空間に変換される。通常、コンピュータで利用されるドキュメントデータは、不均等色空間であるRGB色空間によって表現されていることが多く、人の感覚に近い分析ができない。そこで、不均等色空間であるRGB色空間から均等色空間であるL色空間に変換することによって、ドキュメントをより人の感性に近い印象として分析・評価することができる。また、L空間はドキュメントのダイナミックレンジを表現できる点からも好適である。勿論、ドキュメントデータが既にL色空間で表現されている場合には変換をする必要はない。
図5に、均等色空間を一般的なマンセル色相環として表現した例を示す(図面上において、異なる色は、異なるハッチングによって表現する)。通常、マンセル色相環はさらに多色の色分類を行っているが、図5にはその一部を示した。以下、色空間を色相及び明度ともに10分割したマンセル色相環を用いて説明する。勿論、さらに色空間を細分化したカラーパレットを用いることが好適である。
ステップS22では、色空間変換されたドキュメントデータを大容量記憶部14又は内部記憶部12に格納及び保持する。
ステップS23では、被評価ドキュメントに対して位置、面積、色平均、色の分散及び色数の特徴量の抽出を行う。大容量記憶部14又は内部記憶部12に保持されている被評価ドキュメントのドキュメントデータを読み出し、ドキュメントに対する各特徴量を求める。このとき、全ドキュメント領域の中において最大面積を有するドキュメント領域を背景領域と定義する。
例えば、位置は、ドキュメント領域に対して左上の画素の位置x,yを求めることにより決定する。面積は、ドキュメント領域の幅w及び高さhを抽出することによって決定する。色平均及び色の分散は、ドキュメント領域内の全画素のL成分、a成分及びb成分に対して、それぞれ算術平均及び分散値を求めることによって決定する。また、色数は、ドキュメント領域内の全画素に対して、L成分、a成分及びb成分の全てが異なる色の数を累積することによって決定する。同様に、ドキュメント全体及び背景領域の色平均、色の分散及び色数を求めることができる。
図6に、被評価ドキュメントに対して求められた特徴量の例を示す。これらの特徴量は、被評価ドキュメントと対応付けられて大容量記憶部14又は内部記憶部12に格納及び保持される。
ステップS24では、特徴量の空間周波数変換処理が行われる。空間周波数変換処理は、既知の高速フーリエ変換アルゴリズムを用いて行うことができる。例えば、ステップS21でL色空間に変換された被評価ドキュメントのL成分、a成分、b成分のそれぞれについて2次元フーリエ変換を施し、L周波数強度成分、L周波数角度成分、a周波数強度成分、a周波数角度成分、b周波数強度成分及びb周波数角度成分を求める。各特徴量の抽出を終了すると、メインルーチンのステップS3に処理を移行する。
ステップS3では、ステップS2で抽出された各特徴量に基づいてドキュメントの印象に対する評価を求める。具体的には、ドキュメントの特徴量の値とドキュメントの印象を表現する表現情報とを関連付けた表現情報データベースを予め準備しておき、ステップS2で抽出された特徴量に対応する表現情報を抽出する。表現情報データベースは、内部記憶部12又は大容量記憶部14に格納及び保持される。表現情報は、テキスト情報のみならず、画像情報や音声情報とすることも好適である。
このとき、本実施の形態では、少なくとも1つの特徴量の空間周波数特性にドキュメントを見た人間が感じる印象に関する表現情報を関連付けた表現情報データベースを用いて評価を行う。
例として、図7に示す表現情報データベースを用いて説明を行う。表現情報データベースには、被評価ドキュメント内のL成分の平均値、a成分及びb成分の平均値、及び、L成分の空間周波数の組み合わせに対してそれぞれ表現情報が登録されている。ここで、L成分の空間周波数は、所定の空間周波数範囲よりも低いか、所定の空間周波数範囲内か、所定の空間周波数範囲よりも高いかによって「低」、「中」、「高」の三段階に分けて条件とされている。
ステップS2において被評価ドキュメントのL成分の平均値が65、a成分及びb成分の平均値が3、L成分の空間周波数が「高」である場合、表現情報データベースが参照されて「さっぱりした」という表現情報が抽出される。また、一方、L成分の平均値が65、a成分及びb成分の平均値が3、L成分の空間周波数が「低」である場合、表現情報データベースが参照されて「フォーマルな」という表現情報が抽出される。
なお、本実施の形態では、少なくとも1つの特徴量の空間周波数特性に基づいてドキュメントの印象に関する情報を抽出することができればよく、データベースの条件として用いることができる特徴量はL成分の空間周波数特性に限定されるものではない。例えば、a成分の空間周波数特性やb成分の空間周波数特性をデータベースの条件の1つとして用いてもよい。ただし、ドキュメントの輝度を表すL成分の空間周波数特性は、ドキュメントの色差を表すa成分及びb成分の空間周波数特性よりもそのドキュメントが人に与える印象に強い影響を及ぼすので、L成分の空間周波数特性を条件に含めることが好適である。
また、データベースの条件として組み合わされるドキュメントの特徴量はL成分の平均値、a成分及びb成分の平均値に限定されるものではない。例えば、背景領域の色平均(L成分、a成分及びb成分)、背景領域からの色差が所定値以上で面積が最も大きいドキュメント領域(メイン領域)の色成分に関する特徴量、面積が所定値以下で背景領域からの色差が最も大きいドキュメント領域(アクセント領域)の色成分であってもよい。また、特徴量としてはドキュメント領域の面積、ドキュメント領域の幅w及び高さh、ドキュメント領域全体の色平均、L成分の平均値、a成分の平均値、b成分の平均値、ドキュメント領域内における色の分散、同色数を用いてもよい。
また、これらの特徴量を組み合わせた条件とドキュメントの印象に関する表現情報とを関連付けた多次元の表現情報データベースを用いてもよい。このように、出来る限り多くの特徴量を組み合わせることにより、ドキュメントが人間に与える印象をより詳細なものとすることができる。
ステップS4では、出力部16において、取得された特徴量に関する情報及び抽出された表現情報を表示する。出力は、ドキュメントに関する情報がユーザに把握し易い態様で行うことが好適である。
例えば、図8に示すように、被評価ドキュメント90、被評価ドキュメントに含まれる各ドキュメント領域の面積及び平均色の分布を示すドキュメント色彩情報表示部91、特徴量に基づいて抽出された表現情報を示すカラーイメージ92及び主なドキュメント領域の平均色を示す表示部93を含むことが好適である。
ドキュメント色彩情報表示部91は、図9に示すように、被評価ドキュメントに含まれる分割領域毎の平均色に最も近似するカラーパレット上の色を求め、カラーパレットの色毎に、その色に近似する平均色を有するドキュメント領域の合計面積を求め、その面積に比例した領域をそのカラーパレットの色で塗り潰して表示する。なお、被評価ドキュメントを分割しない場合にはドキュメント色彩情報表示部91を表示しなくてもよい。
具体的には、図10に示すように、ドキュメント色彩情報表示部91の画面位置とカラーパレットに含まれる色成分範囲の条件とを関連付けたデータベースを内部記憶部12又は大容量記憶部14に格納及び保持しておき、内部記憶部12又は大容量記憶部14に保持された各分割ドキュメント領域の平均色の各色成分(L成分、a成分及びb成分)及び面積を参照して、各色成分範囲の条件と一致する平均色を有するドキュメント領域の合計面積を求め、その色成分範囲の条件に関連付けられた画面位置に、その合計面積に比例する領域をそのカラーパレットの色で塗り潰したドキュメント情報を表示する。このドキュメント色彩情報表示部91によって、ユーザは、評価対象となった各分割ドキュメント領域に含まれる色(平均色)の分布を一見して確認することができる。
カラーイメージ92は、図11に示すように、出力画面の領域を複数の分割画面領域95として分割し、分割画面領域95毎に表現情報データベースに含まれる特徴量に対する条件を予め割り当てておき、ステップ3においてドキュメントの印象に関する情報を抽出する際に該当した条件が割り当てられた分割画面領域95に、その条件から抽出された表現情報を表示する。
具体的には、図12に示すように、各分割画面領域95の位置情報と、図7に示す表現情報データベースに含まれる特徴量に対する条件と、を対応付けた表示用データベースを予め内部記憶部12又は大容量記憶部14に保持しておき、この表示用データベースを参照して、一致する条件の画面の位置に表現情報を表示する。このとき、分割画面領域95に条件を割り当てる際に、人間がドキュメントから感じる印象が近い条件ほど、互いに近接する分割画面領域95に割り当てることが好適である。
例えば、図8のカラーイメージ92では、“暖かい”印象を与える条件ほどカラーイメージ92の左側に割り当て、逆に、“冷たい”印象を与える条件ほどカラーイメージ92の右側に割り当てている。また、“柔らかい”印象を与える条件ほどカラーイメージ92の上側に割り当て、逆に、“硬い”印象を与える条件ほどカラーイメージ92の下側に割り当てている。但し、これらに限られるものではなく、ユーザが必要とする情報に応じて割り当てを変更しても良い。
例えば、画面領域の左側から右側に向けてa成分が増加し、画面領域の下側から上側に向けてb成分が増加するような条件を割り当てることによって、人間に与える印象が近い条件を、より近接する分割画面領域95に割り当てることができる。他の特徴量についても同様である。このように、条件を傾向付けて割り当てることによって、カラーイメージ92に表示された情報の位置や集中度から評価対象となったドキュメントの印象に対する傾向を知ることができる。
例えば、被評価ドキュメントの特徴量が図7の条件F1に合致して、「さっぱりした」という表現情報が抽出された場合、図8及び図13に示すように、カラーイメージ92における条件F1が割り当てられた分割画面領域96に表現情報である「さっぱりした」という文字を表示させる。
さらに、条件に合致した特徴量を示す情報を同時に表示することが好適である。例えば、図8及び図13に示すように、被評価ドキュメントに含まれる繰り返しパターンを表示する。このように、カラーイメージ92上にドキュメントの印象を示すテキスト情報と特徴量を示す情報とを同時に表示することによって、ユーザは、どのような特徴量に基づいてドキュメントの印象が評価されたかを、その特徴量に対応付けて容易に認識することが可能となる。
なお、本実施の形態では、ドキュメントを複数のドキュメント領域に分割して各々の領域について特徴量を抽出して処理を行ったが、1つのドキュメント全体から特徴量を抽出して、その抽出された特徴量に基づいてドキュメントの印象を決定する処理を行ってもよい。この場合、1つのドキュメント全体を1つのドキュメント領域に相当するものとして処理すればよい。
また、本実施の形態では、空間的特徴量として空間周波数特性を例に説明したが、空間配置的特性や空間位置的特性を用いてドキュメントのデザインの印象を評価することもできる。すなわち、ドキュメントのデザインに含まれるデザインの濃淡や色合いが異なる複数のコンテンツの相対的な配置や絶対的な位置を求め、それらの配置の関係や絶対的な位置を条件として、その条件に合った印象を表現する印象情報を抽出してユーザに呈示する。この場合も、印象マップ上に抽出された印象情報をマッピングして表示してもよい。
<第2のドキュメント印象評価方法>
ハイパーテキスト形式等のコンテンツが構造化されたドキュメントの場合には、それらを構成しているテキスト情報の構文を解析することによって、ドキュメントの領域分割及び特徴量の抽出を自動で行うことができる。
以下に、構造化されたドキュメントの印象評価の処理方法について、図を参照して説明する。上記第1のドキュメント印象評価方法と同様に、被評価ドキュメントの入力(ステップS1)、物理的特徴量を取得するサブルーチン(ステップS2)、印象評価の抽出(ステップS3)及び評価結果の出力(ステップS4)を含み、各ステップを順次行うことによって実行される。
ステップS1では、第1のドキュメント印象評価方法と同様に評価ドキュメントが取得される。本方法では、被評価ドキュメントを複数の領域に分割する際に、構造化されたドキュメントデータを解析し、構造化されているコンテンツ毎に分割ドキュメント領域として分割する。例えば、ネットワーク26から読み込まれたHTML形式で記述されたドキュメントが評価対象である場合は、そのドキュメントデータに含まれる各タグで括られるコンテンツを1つの分割ドキュメント領域とする。例えば、<head>タグと</head>タグの間をヘッダ部として分割することができる。
ステップS2では、分割された各ドキュメント領域から特徴量を抽出する。すなわち、各ドキュメント領域について、L空間に変換し、ドキュメントの特徴量を抽出する。このとき、特徴量の空間周波数に関する情報も抽出する。
以下、ステップS3及びステップS4では、第1のドキュメント印象評価方法と同様に処理を行うため、説明を省略する。
以上のように、第2のドキュメント印象評価方法によれば、ハイパーテキスト形式等の構造化されたドキュメントデータから特徴量を抽出し、そのドキュメントが人間に与える印象に関する情報を提示することができる。さらに、被評価ドキュメントのビットマップ形式のドキュメントデータと、上記構文解析を組み合わせることによって、より正確な領域分割を行うこともできる。
本実施の形態におけるドキュメント印象評価装置の構成のブロック図である。 本実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法のフローチャートを示す図である。 評価対象となるドキュメントの例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法のステップS2のフローチャートを示す図である。 均等色空間におけるマンセル色相環を示す図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法で取得された特徴量の例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法で用いられる表現情報データベースの例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法の評価結果の出力例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法のドキュメント色彩情報表示部を表示する方法の説明図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法のドキュメント色彩情報表示部を表示する方法の説明図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法のカラーイメージを表示する方法の説明図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法の表示用データベースの例を示す図である。 本発明の実施の形態における第1のドキュメント印象評価方法のカラーイメージの表示例を示す図である。 繰り返しパターンを含むドキュメントの例を示す図である。
符号の説明
10 制御部、12 内部記憶部、14 大容量記憶部、16 出力部、18 標準入力部、20 ドキュメント入力部、22 インターフェース部、24 バス、26 ネットワーク、30 ヘッダ部、31 タイトル部、32 見出し部、33 リンクボタン部、34 イメージ画像部、35 テキスト部、90 被評価ドキュメント、91 ドキュメント色彩情報表示部、92 カラーイメージ、93 平均色表示部、95 分割画面領域、96 表示領域、160 被評価ドキュメント、161 ドキュメント色彩情報表示部、162 カラーイメージ、163 カラー表示部。

Claims (4)

  1. ドキュメントから抽出される視覚的情報に基づいて、当該ドキュメントが人間に与える印象に関する情報を提示するドキュメント印象評価装置であって、
    被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と、色成分の平均値と、を抽出する特徴量抽出手段と、
    ドキュメントに関する * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせの条件と、ドキュメントを見た人間が感じる印象を表す表現情報と、を関連付けた表現情報データベースを参照して、前記被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせが満たす条件、と関連付けられた表現情報を抽出する表現情報抽出手段と、
    前記抽出された表現情報を、前記被評価ドキュメントとなるドキュメントが人間に与える印象に関する情報として出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするドキュメント印象評価装置。
  2. 請求項に記載のドキュメント印象評価装置であって、
    前記出力手段は、出力画面の領域を複数の分割画面領域に分割し、前記分割画面領域毎に前記条件を割り当て、前記表現情報抽出手段において満たされた条件に対応する前記分割画面領域に前記抽出された表現情報を表示することを特徴とするドキュメント印象評価装置。
  3. 請求項1又は2に記載のドキュメント印象評価装置であって、
    前記出力手段は、出力画面の領域を複数の分割画面領域に分割し、前記分割画面領域毎に前記条件を割り当て、前記表現情報抽出手段において満たされた条件に対応する前記分割画面領域に前記被評価ドキュメントの空間的特徴量に関する情報を表示することを特徴とするドキュメント印象評価装置。
  4. ドキュメントから抽出される視覚的情報に基づいて、当該ドキュメントが人間に与える印象に関する情報を提示するドキュメント印象評価を行うためのドキュメント印象評価プログラムであって、
    コンピュータを、
    被評価ドキュメントの視覚的な * 成分の空間周波数特性と、色成分の平均値と、を抽出する特徴量抽出手段と、
    ドキュメントに関する * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせの条件と、ドキュメントを見た人間が感じる印象を表す表現情報と、を関連付けた表現情報データベースを参照して、前記被評価ドキュメントの * 成分の空間周波数特性と色成分の平均値との組み合わせが満たす条件、と関連付けられた表現情報を抽出する表現情報抽出手段と、
    前記抽出された表現情報を、前記被評価ドキュメントとなるドキュメントが人間に与える印象に関する情報として出力する出力手段と、
    として機能させることを特徴とするドキュメント印象評価プログラム。
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