JP4773804B2 - ガスタービン - Google Patents

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    • F01D11/06Control thereof

Description

本発明は、圧縮した圧縮空気に燃料を供給して燃焼し、発生した燃焼ガスをタービンに供給して回転動力を得るガスタービンに関する。
例えば、ガスタービンは、圧縮機と燃焼器とタービンにより構成されており、空気取入口から取り込まれた空気が圧縮機によって圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となり、燃焼器にて、この圧縮空気に対して燃料を供給して燃焼させ、高温・高圧の燃焼ガスがタービンを駆動し、このタービンに連結された発電機を駆動する。この場合、タービンは、車室内に複数の静翼及び動翼が交互に配設されて構成されており、燃焼ガスにより動翼を駆動することで発電機の連結される出力軸を回転駆動している。そして、タービンを駆動した燃焼ガスは、排気車室のディフューザにより静圧に変換されてから大気に放出される。
このように構成されるタービンにて、複数の動翼が固定されるタービン軸は、入口車室側と排気車室側でそれぞれ軸受部によりケーシングに回転自在に支持されている。この場合、各軸受部には潤滑油が供給されると共に、供給した潤滑油が軸受部から流出しないように、この軸受部の近傍に多段のシールリングが設けられている。そして、圧縮機から抽出したシールエアをこのシールリングに供給することで、軸受部からの潤滑油の漏洩を抑制すると共に、軸受部への高温ガスの浸入を抑制している。
このようなガスタービンとしては、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開2005−023812号公報
上述した従来のガスタービンでは、圧縮機から抽出したシールエアをシールリングに供給することで、軸受部からの潤滑油の漏洩を抑制すると共に、軸受部への高温ガスの浸入を抑制している。ところが、ガスタービンを停止したときには圧縮機も停止するため、この圧縮機に取り込んだ空気は圧縮されず、圧縮機からシールエアのための圧縮空気を抽気することができない。そのため、シールリングにシールエアを供給することができず、周辺の高温ガスが軸受部内に侵入したり、軸受部内の潤滑油が外部に漏洩するおそれがあり、ガスタービンの停止後に軸受部の潤滑油が加熱されてしまう。すると、軸受部に供給されている潤滑油が炭化して固形化し、シールリングのシール面に潤滑油の炭化物が付着し、この炭化物がタービン軸と接触することで振動が発生するおそれがある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、軸受部に供給される潤滑油の高温化を防止することで振動の発生を抑制して信頼性の向上を図ったガスタービンを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1の発明のガスタービンはービン軸を回転自在に支持する排気側軸受部と、該排気側軸受部の潤滑油の漏洩を阻止すると共に該排気側軸受部内への高温ガスの侵入を阻止するシールエアを供給するシールエア供給路と、前記圧縮機から抽気した圧縮空気を前記シールエア供給路に供給可能な第1エア供給手段と、外部の補助エア源からの圧縮空気を前記シールエア供給路に供給可能な第2エア供給手段と、前記ガスタービンのキャビティ温度と運転負荷とタービン回転数とに基づいて前記第1エア供給手段と第2エア供給手段とを切換える制御装置とを具え、前記制御装置は、前記ガスタービンの稼動時に前記第1エア供給手段により圧縮空気を前記シールエア供給路に供給する一方、前記ガスタービンへの燃料供給が停止したときに前記第2エア供給手段により圧縮空気を前記シールエア供給路に供給し、ガスタービンが停止した時間から前記キャビティ温度が定められた温度に低下するまでの所定時間が経過した後、前記シールエア供給路への圧縮空気の供給を停止する、ことを特徴とするものである。
請求項1の発明のガスタービンによれば、タービン軸を回転自在に支持する排気側軸受部の潤滑油の漏洩を阻止すると共に、この排気側軸受部内への高温ガスの侵入を阻止するシールエアを供給するシールエア供給路を設けると共に、圧縮機から抽気した圧縮空気をシールエア供給路に供給可能な第1エア供給手段と、外部の補助エア源からの圧縮空気をシールエア供給路に供給可能な第2エア供給手段とを設け、エア切換手段によりキャビティ温度と運転負荷とタービン回転数とに基づいて第1エア供給手段と第2エア供給手段とを切換え可能とし、且つ、ガスタービンの稼動時に第1エア供給手段により圧縮空気をシールエア供給路に供給する一方、ガスタービンへの燃料供給が停止したときに第2エア供給手段により圧縮空気をシールエア供給路に供給し、ガスタービンが停止した時間からキャビティ温度が定められた温度に低下するまでの所定時間が経過した後、シールエア供給路への圧縮空気の供給を停止するので、ガスタービンの運転状態に応じて第1エア供給手段または第2エア供給手段により圧縮空気をシールエア供給路に供給し、必要時に、このシールエア供給路から所定の位置に確実にシールエアを供給することができ、排気側軸受部の潤滑油の漏洩を阻止すると共に、この排気側軸受部内への高温ガスの侵入を阻止し、高温ガスによる潤滑油の高温化を防止することができ、排気側軸受部の潤滑油が炭化することはなく、タービン軸での振動の発生を抑制し、信頼性の向上を図ることができる。
この場合、ガスタービンの通常運転時には、第1エア供給手段により圧縮機から抽気した圧縮空気をシールエア供給路に供給する一方、ガスタービンの停止時には、第2エア供給手段により補助エア源からの圧縮空気をシールエア供給路に供給することとなり、必要時に、このシールエア供給路から所定の位置に確実にシールエアを供給することで、排気側軸受部の潤滑油の漏洩を阻止すると共に、この排気側軸受部内への高温ガスの侵入を阻止し、高温ガスによる潤滑油の高温化を適正に防止することができる。
また、ガスタービンの通常状態からガスタービンへの燃料供給が停止して稼動が停止したときに、制御装置は第1エア供給手段から第2エア供給手段に切換え、圧縮空気を継続してシールエア供給路に供給することができ、高温ガスによる潤滑油の高温化を適正に防止することができる。
また、ガスタービンが停止して第2エア供給手段により圧縮空気をシールエア供給路に供給してから所定時間が経過した後、シールエア供給路への圧縮空気の供給を停止するので、排気側軸受部の温度が停止した後のシールエアの無駄な供給を防止することができる。
また、排気側軸受部の高温化を確実に検出して制御装置により切換えることで、高温ガスによる潤滑油の高温化を確実に防止することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るガスタービンの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係るガスタービンの制御装置を表す概略構成図、図2は、ガスタービンの停止時における運転制御及び運転状態の変化を表すグラフ、図3は、本実施例のガスタービンの概略構成図である。
本実施例のガスタービンは、図3に示すように、圧縮機11と燃焼器12とタービン13と排気室14により構成され、このタービン13に図示しない発電機が連結されている。この圧縮機11は、空気を取り込む空気取入口15を有し、圧縮機車室16内に複数の静翼17と動翼18が交互に配設されてなり、その外側に抽気マニホールド19が設けられている。燃焼器12は、圧縮機11で圧縮された圧縮空気に対して燃料を供給し、バーナーで点火することで燃焼可能となっている。タービン13は、タービン車室20内に複数の静翼21と動翼22が交互に配設されている。排気室14は、タービン13に連続する排気ディフューザ23を有している。また、圧縮機11、燃焼器12、タービン13、排気室14の中心部を貫通するようにロータ(タービン軸)24が位置しており、圧縮機11側の端部が軸受部25により回転自在に支持される一方、排気室14側の端部が軸受部26により回転自在に支持されている。そして、このロータ24に複数のディスクプレートが固定され、各動翼18,22が連結されると共に、空気取入口15側の端部に図示しない発電機の駆動軸が連結されている。
従って、圧縮機11の空気取入口15から取り込まれた空気が、複数の静翼21と動翼22を通過して圧縮されることで高温・高圧の圧縮空気となり、燃焼器12にて、この圧縮空気に対して所定の燃料が供給されることで燃焼する。そして、この燃焼器12で生成された作動流体である高温・高圧の燃焼ガスが、タービン13を構成する複数の静翼21と動翼22を通過することでロータ24を駆動回転し、このロータ24に連結された発電機を駆動する一方、排気ガスは排気室14の排気ディフューザ23で静圧に変換されてから大気に放出される。
ところで、このように構成されたガスタービン排気室14側では、圧縮機11から抽出した圧縮空気をシールエアとしてシールリングに供給することで、排気側軸受部26からの潤滑油の漏洩を防止すると共に、排気側軸受部26への高温ガスの浸入を防止しているが、ガスタービンを停止すると、圧縮機11からシールエアのための圧縮空気を抽気することができない。そのため、シールリングにシールエアを供給することができず、周辺の高温ガスが軸受部内に侵入したり、軸受部内の潤滑油が外部に漏洩して排気側軸受部26が加熱される。すると、この軸受部26に供給されている潤滑油が炭化して固形化し、潤滑油の漏洩を防止しているシールリングのシール面に潤滑油の炭化物が付着し、この炭化物がロータ24と接触することで振動が発生するおそれがある。
そこで、本実施例のガスタービンでは、圧縮機11から抽気した圧縮空気をシールエア供給路に供給可能な第1エア供給手段と、外部の補助エア源からの圧縮空気をシールエア供給路に供給可能な第2エア供給手段とを設け、制御装置(エア切換手段)によりガスタービンの運転状態に基づいて第1エア供給手段と第2エア供給手段とを切換可能としている。以下、本実施例を具体的に説明する。
本実施例のガスタービンにおいて、図1に示すように、ロータ24は、排気側軸受部26を構成するジャーナル軸受31を介して軸受箱32により回転自在に支持されており、このジャーナル軸受31に対して潤滑油が供給されている。この軸受箱32の端部には、4つのシールリング33,34,35,36が所定間隔をもって固定され、各シールリング33,34,35,36の内周部にシール部材33a,34a,35a,36aが装着され、ロータ24の外周面と微小隙間をもって位置している。そして、中央のシールリング34に、シールエアを供給するシールエア供給孔37が径方向に沿って形成され、基端部にシールエア配管38が連結される一方、先端部がシール部材34aシール面に開口している。
このシールエア配管38は、中途部にレデューサ39を有し、切換弁40を介して第1エア供給配管(第1エア供給手段)41と第2エア供給配管(第2エア供給手段)42の先端部が連結されている。この第1エア供給配管41は、中途部にレデューサ43を有し、基端部が圧縮機11の抽気マニホールド19に連結され、抽気した所定圧力のエアをシールエア配管38に供給可能となっている。一方、第2エア供給配管42は、中途部に開閉弁44を有し、基端部がガスタービンが設置された建屋内の補助エア源45に連結され、所定圧力のエアをシールエア配管38に供給可能となっている。そして、制御装置(エア切換手段)46は、ガスタービンの運転状態に基づいて切換弁40を切換え制御可能であると共に、開閉弁44を開閉制御可能となっている。
従って、ガスタービンの運転時には、制御装置46が切換弁40により第1エア供給配管41とシールエア配管38とを連通すると共に、第2エア供給配管41とを遮断し、且つ、開閉弁44を閉止することで、圧縮機11の抽気マニホールド19から抽気した圧縮空気が第1エア供給配管41及びシールエア配管38を通してシールエア供給孔37に導入され、シールリング34のシール部材34aにシールエアを供給する。この供給されたシールエアは、シールリング34におけるシール部材34aのシール面とロータ24の外周面を通って軸受箱32の外側のシールリング33側と、内側のシールリング35側に流動する。すると、中央のシールリング34から軸受箱32の外側のシールリング33側に流動したシールエアにより、軸受箱32内への高温の排気ガスの浸入を阻止することができる。一方、中央のシールリング34から軸受箱32の内側のシールリング35側に流動したシールエアにより、ジャーナル軸受31からの潤滑油の漏洩を阻止することができる。
そして、ガスタービンの停止時には、制御装置46が切換弁40により第2エア供給配管42とシールエア配管38とを連通すると共に、第1エア供給配管41とを遮断し、且つ、開閉弁44を開放することで、補助エア源45からの圧縮空気が第2エア供給配管42及びシールエア配管38を通してシールエア供給孔37に導入され、シールリング34のシール部材34aにシールエアを供給する。この供給されたシールエアは、シールリング34におけるシール部材34aのシール面とロータ24の外周面を通って軸受箱32の外側のシールリング33側と、内側のシールリング35側に流動する。すると、中央のシールリング34から軸受箱32の外側のシールリング33側に流動したシールエアにより、軸受箱32内への高温の排気ガスの浸入を阻止することができる。一方、中央のシールリング34から軸受箱32の内側のシールリング35側に流動したシールエアにより、ジャーナル軸受31からの潤滑油の漏洩を阻止することができる。
ここで、上述したガスタービンの運転状態に応じた制御装置46によるシールエアの切換制御について具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、ガスタービンの運転時には、燃料供給が実行(ON)されると、制御装置46は、切換弁40をONしてシールエア配管38を第1エア供給配管41と連通し、開閉弁44を閉止(OFF)する。従って、タービン回転数Nは所定の回転数に維持されると共に、ガスタービン負荷(圧力)Fも所定の負荷に維持される。このとき、圧縮機11の抽気マニホールド19から抽気した圧縮空気が第1エア供給配管41、シールエア配管38、シールエア供給孔37からシールリング34にシールエアとして供給され、軸受箱32内への高温の排気ガスの浸入を阻止すると共に、ジャーナル軸受31からの潤滑油の漏洩を阻止するため、高温の排気ガスにより潤滑油が加熱されることはなく、キャビティ温度Tは所定の温度に維持される。
そして、この運転状態からガスタービンを停止するために、時間t1にて、燃料供給が停止(OFF)されると、制御装置46は、切換弁40をOFFしてシールエア配管38を第2エア供給配管42と連通し、開閉弁44を開放(ON)する。従って、タービン回転数Nが低下すると共に、ガスタービン負荷(圧力)Fも低下する。このとき、補助エア源45からの圧縮空気が第2エア供給配管42、シールエア配管38、シールエア供給孔37からシールリング34にシールエアとして供給され、軸受箱32内への高温の排気ガスの浸入を阻止すると共に、ジャーナル軸受31からの潤滑油の漏洩を阻止するため、高温の排気ガスにより潤滑油が加熱されることはなく、キャビティ温度Tは徐々に低下する。一方、従来のように、補助エア源45からの圧縮空気をシールエアとしてシールリング34に供給しないと、軸受箱32内への高温の排気ガスの浸入が阻止されず、ジャーナル軸受31からの潤滑油の漏洩を阻止できないため、高温の排気ガスにより潤滑油が加熱されてキャビティ温度T0が上昇してしまう。
そして、ガスタービンが停止した時間t1から所定時間tp(例えば、15分)が経過した時間t2になると、制御装置46は、開閉弁44を閉止(OFF)する。従って、補助エア源45からシールエア配管38への圧縮空気の供給が停止される。このとき、キャビティ温度Tが十分に低下しているため、排気ガスにより潤滑油が加熱されることはない。
このように本実施例のガスタービンの制御装置にあっては、ロータ24を回転自在に支持する排気側軸受部26の潤滑油の漏洩を阻止すると共に、この排気側軸受部26内への高温ガスの侵入を阻止するシールエアを供給するシールエア供給孔37を設けてシールエア配管38を連結すると共に、圧縮機11から抽気した圧縮空気をシールエア配管38に供給可能な第1エア供給配管41と、補助エア源45からの圧縮空気をシールエア配管38に供給可能な第2エア供給配管42を設け、制御装置46によりガスタービンの運転状態に基づいて第1エア供給配管41と第2エア供給配管42とを切換可能としている。
従って、ガスタービンの運転状態に応じて第1エア供給配管41または第2エア供給配管42により圧縮空気をシールエア供給孔37に供給し、必要時に、所定の位置に確実にシールエアを供給することができ、排気側軸受部26からの潤滑油の漏洩を阻止すると共に、この排気側軸受部26内への高温ガスの侵入を阻止し、高温ガスによる潤滑油の高温化を防止することができ、排気側軸受部26の潤滑油が炭化することはなく、ロータ24での振動の発生を抑制し、信頼性の向上を図ることができる。
また、制御装置46は、ガスタービンの正常運転時に、第1エア供給配管41により圧縮空気をシールエア供給孔37に供給する一方、ガスタービンの停止時に第2エア供給配管42により圧縮空気をシールエア供給孔37に供給するようにしている。従って、ガスタービンの通常運転時には、圧縮機11から抽気した圧縮空気をシールリング34に供給する一方、ガスタービンの停止時には、補助エア源45からの圧縮空気をシールリング34に供給することとなり、必要時に、このシールエアを所定の位置に確実に供給することで、排気側軸受部26からの潤滑油の漏洩を阻止すると共に、この排気側軸受部26内への高温ガスの侵入を阻止し、高温ガスによる潤滑油の高温化を適正に防止することができる。
更に、制御装置46は、ガスタービンへの燃料供給が停止したときに、切換弁40を作動して第2エア供給配管42により圧縮空気をシールエア供給孔37に供給するようにしている。従って、ガスタービンの通常状態からガスタービンへの燃料供給が停止して稼動が停止したときに、シールエアの供給源を切換えることで、圧縮空気をシールエアとして継続してシールリング34に供給することができ、高温ガスによる潤滑油の高温化を適正に防止することができる。
また、ガスタービンが停止し、第2エア供給配管42により圧縮空気をシールエア供給孔37に供給してから所定時間が経過した後は、シールエア供給孔37への圧縮空気の供給を停止している。従って、排気側軸受部26の温度が停止した後のシールエアの無駄な供給を防止することができる。
なお、上述した実施例では、ガスタービンへの燃料供給が停止したときに、シールエアの供給源を圧縮機11から補助エア源45に切換えるようにしたが、この方法に限らず、ガスタービンが停止したとき、または停止して所定時間が経過した後、キャビティ温度、運転負荷、タービン回転数の少なくともいずれか一つが所定値以下になったときに、シールエアの供給源を圧縮機11から補助エア源45に切換えるようにしてもよい。
本発明に係るガスタービンは、タービン軸を支持する排気側軸受部に確実にシールエアを供給して潤滑油の高温化による劣化を防止するものであり、いずれの種類のガスタービンにも適用することができる。
本発明の一実施例に係るガスタービンの制御装置を表す概略構成図である。 ガスタービンの停止時における運転制御及び運転状態の変化を表すグラフである。 本実施例のガスタービンの概略構成図である。
符号の説明
11 圧縮機
12 燃焼器
13 タービン
14 排気室
20 タービン車室
21 タービン静翼
22 タービン動翼
23 排気ディフューザ
24 ロータ(タービン軸)
25 圧縮側軸受部
26 排気側軸受部
31 ジャーナル軸受
32 軸受箱
33,34,35,36 シールリング
37 シールエア供給孔
38 シールエア配管
40 切換弁
41 第1エア供給配管
42 第2エア供給配管
44 開閉弁
45 補助エア源
46 制御装置(エア切換手段)

Claims (1)

  1. タービン軸を回転自在に支持する排気側軸受部と、該排気側軸受部の潤滑油の漏洩を阻止すると共に該排気側軸受部内への高温ガスの侵入を阻止するシールエアを供給するシールエア供給路と、前記圧縮機から抽気した圧縮空気を前記シールエア供給路に供給可能な第1エア供給手段と、外部の補助エア源からの圧縮空気を前記シールエア供給路に供給可能な第2エア供給手段と、前記ガスタービンのキャビティ温度と運転負荷とタービン回転数とに基づいて前記第1エア供給手段と第2エア供給手段とを切換える制御装置とを具え、
    前記制御装置は、前記ガスタービンの稼動時に前記第1エア供給手段により圧縮空気を前記シールエア供給路に供給する一方、前記ガスタービンへの燃料供給が停止したときに前記第2エア供給手段により圧縮空気を前記シールエア供給路に供給し、
    ガスタービンが停止した時間から前記キャビティ温度が定められた温度に低下するまでの所定時間が経過した後、前記シールエア供給路への圧縮空気の供給を停止する、
    ことを特徴とするガスタービン。
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