JP4773312B2 - ファイル転送サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、異なるネットワーク上に存在するファイルにアクセスする技術に関する。
SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御プロトコルや、DDNS(Dynamic Domain Name System)を利用して、異なるLANに存在する通信端末同士が、WANを越えて直接通信することが可能である。いわゆるVPN(Virtual Private Network)と呼ばれる技術であり、遠隔地にある異なるLANを、あたかも直接接続されているネットワークのように利用することができる。
このような技術を利用することで、たとえば、本社と支社の間のLANを接続し、それぞれのLANに接続された端末間で、インターネットを越えた通信などを行うことが可能である。
特許文献1では、インターネットを越えて、異なるLANに接続された通信端末同士が通信を行うことを可能としている。この技術では、異なるLANに接続されている異なる通信端末が、それぞれゲートウェイを経由してインターネットに接続された中継サーバに対してログインし、中継サーバとの間でそれぞれ通信経路を確立するようにしている。そして、この通信経路を利用して、通信端末間でインターネットを越えて通信することを可能としている。この特許文献1の技術は、WAN上に存在する中継サーバを利用して、LAN間で通信を可能とする技術である。
また、異なるLANに存在するファイルを共有する技術が存在する。たとえば、社内の異なるフロアに構築されたLAN間で、ファイル共有を行うことが可能である。あるフロアの社員は、ネットワーク共有フォルダを参照することで、別のフロアのLANに存在するファイルなどにアクセスすることが可能である。
特開2002−217938号公報
上記のように、異なるLAN間でファイルを共有することは可能であったが、インターネットなどを越えて異なるLAN間で安全にファイルを共有するには様々な障害があった。つまり、ファイルの共有情報をそのままインターネットなどを経由して参照可能とすることはセキュリティ上の問題が多いため、別の仕組みが必要であった。
あるいは、共有するファイルの情報を動的に他のLANへ通知する仕組みが構築されていないため、実用面で問題があった。つまり、インターネットなどを越えてファイル共有を行う場合、あるLANが共有対象としているファイルの情報を、他のLANに提示する必要があるが、共有対象となっているファイルの追加や削除が発生した場合、その情報を動的に他のLANに反映させる仕組みが構築されていなかった。さらに、従来のVPNなどでは、LAN同士を固定的に接続してしまうので、特定のファイルやフォルダが必要なときに、必要な他のLANとファイルを共有するといった動的な変更ができるように、VPNの仕組みが構築されていなかった。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、インターネットなどのワイドエリアネットワークを越えてファイルを安全に、且つ、実用的に共有できる仕組みを構築し、特定のリソースが必要なときに、特定のLANと共有するなど、動的なファイル共有の仕組みを構築することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ローカルエリアネットワークに配置され、ワイドエリアネットワークに配置された外部サーバと通信可能なファイル転送サーバであって、ローカルエリアネットワーク内のファイル情報を収集し、ファイルリストを作成するリスト作成手段と、自装置のアカウント情報を前記外部サーバに登録する手段と、リスト交換コマンドを前記外部サーバを介して前記外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバに送信することで、前記他のファイル転送サーバが作成したファイルリストを受信するとともに、前記外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバからリスト交換コマンドを受信した場合は前記リスト作成手段が作成したファイルリストを前記他のファイル転送サーバへ送信することによりファイルリストを交換するリスト交換手段と、を備え、ローカルエリアネットワーク内の通信端末から交換したファイルリストに含まれるファイルの取得要求を受けると、指定されたファイルにアクセス可能なファイル転送サーバを特定し、特定されたファイル転送サーバに前記外部サーバを介して接続要求コマンドを送信することで、特定されたファイル転送サーバとの間でデータ転送用の通信セッションを確立し、特定されたファイル転送サーバに対して、確立された通信セッションを利用してファイル取得指示を送信することにより特定されたファイル転送サーバからファイルを受信するとともに、前記外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバから接続要求コマンドを受信した場合は前記他のファイル転送サーバとの間でデータ転送用の通信セッションを確立し、確立された通信セッションを利用したファイル取得指示を受信すると、前記ファイル取得指示において指定されたファイルをローカルエリアネットワーク内で取得して前記他のファイル転送サーバへ転送することを特徴とする。
以上
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のファイル転送サーバにおいて、前記リスト交換コマンドは、前記リスト交換コマンドを受信した他のファイル転送サーバに対して、ファイルリストの内容に変更が生じた場合に更新されたファイルリストを転送するよう要求するコマンド、を含むことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の中継サーバにおいて、前記リスト作成手段は、ローカルエリアネットワーク内の登録されているフォルダを定期的に参照し、フォルダ内のファイル構成が変更された場合、ファイルリストを自動更新する手段、を備えることを特徴とする。
本発明のファイル転送サーバは、ローカルエリアネットワーク内のファイルリストを作成し、外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバとファイルリストを交換する。そして、通信端末からファイルリスト上のファイルへのアクセス要求を受けると、ファイル転送サーバを特定して、特定されたファイル転送サーバを介して当該ファイルを取得する。これにより、ワイドエリアネットワークを越えてファイルを共有することが可能であり、通信端末は、他のローカルエリアネットワークに存在するファイルを取得可能となる。そして、ファイルリストは、ローカルエリアネットワーク内のファイル転送サーバに保持されているので、セキュリティ上も安全である。また、従来の固定的なVPNを利用したシステムとは異なり、必要なときに必要なフォルダやファイルを任意のファイル転送サーバ間で共有することが可能である。
また、他のファイル転送サーバに対して、ファイルリストの内容に変更が生じた場合、更新されたファイルリストを転送するようにしているので、他のローカルエリアネットワークで共有されているファイルの最新の情報を参照可能となる。これにより、ワイドエリアネットワークを越えたファイル共有を実用的に利用することができる。
また、ローカルエリアネットワーク内の登録されているフォルダを定期的に参照してファイルリストを自動更新するので、交換するファイルリストを常に最新のものに維持することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る通信システムの全体図である。この通信システムは、インターネット3と、インターネット3に接続された2つのLAN1,2とから構成されている。LAN1,2とは、物理的に離れた場所に構築されたネットワークである。たとえば、LAN1が本社ビルに構築されたローカルネットワークであり、LAN2が支社ビルに構築されたローカルネットワークであり、それら2つのLAN1,2が、グローバルなネットワークであるインターネット3にそれぞれ接続されている。
LAN1には、図に示すように、通信端末11とファイルサーバ12とが接続されている。通信端末11とファイルサーバ12には、それぞれプライベートIPアドレスが付与されている。このように、一般には、LANに接続される端末には、LANの中でのみユニークに管理されたプライベートIPアドレスが付与されている。また、LAN1には、ファイル転送サーバ13が接続されている。ファイル転送サーバ13は、LAN1に接続されるとともに、インターネット3にも接続されている。ファイル転送サーバ13には、LANインタフェース用のプライベートIPアドレスとWANインタフェース用のグローバルIPアドレスが付与されている。
LAN2には、プライベートIPアドレスが付与された通信端末21とファイルサーバ22が接続されている。また、LAN2には、ファイル転送サーバ23が接続されている。ファイル転送サーバ23は、LAN2に接続されるとともに、インターネット3にも接続され、LANインタフェース用のプライベートIPアドレスとWANインタフェース用のグローバルIPアドレスが付与されている。
さらに、インターネット3には、SIPサーバ4が接続されている。SIPサーバ4は、ファイル転送サーバ13,23がSIP(Session Initiation Protocol)を利用した通信を行うときに、SIPメソッドやレスポンスなどを中継するプロキシーサーバとしての機能や、ファイル転送サーバ13,23のアカウントを登録するSIPレジストラサーバとしての機能を備えている。
図2は、ファイル転送サーバ13,23の機能ブロック図である。ファイル転送サーバ13,23は、同様の機能を備えているので、同じ図面を用いて説明する。ファイル転送サーバ13,23は、LANインタフェース101、WANインタフェース102、通信制御部103、ファイルリストデータベース104、ファイルリスト管理部105を備えている。
LANインタフェース101は、プライベートIPアドレスを利用して、LANに接続された端末との通信を行うインタフェースである。つまり、ファイル転送サーバ13は、LANインタフェース101を利用して、通信端末11やファイルサーバ12と通信を行い、ファイル転送サーバ23は、LANインタフェース101を利用して、通信端末21やファイルサーバ22と通信を行う。
WANインタフェース102は、グローバルIPアドレスを利用して、グローバルネットワークであるインターネット3に接続されたSIPサーバ4や、インターネット3に接続されたその他の通信サーバ、通信端末と通信を行うインタフェースである。なお、本実施の形態においては、ファイル転送サーバがWANインタフェースを備える構成としているが、WANとの接続はルータが行い、その配下にファイル転送サーバを設置する形態であってもよい。
通信制御部103は、LANインタフェース101およびWANインタフェース102を介して行う様々な通信を制御する処理部である。通信制御部103は、TCP/IPや、UDP、SIPなどのプロトコルに従った様々な通信処理を制御する。
通信制御部103の1つの機能は、SIPサーバ4に対してファイル転送サーバ自身のアカウント登録を行うための登録要求(REGISTER)を送信する機能を備える。
通信制御部103は、また、相手側のファイル転送サーバ13,23との間で、メディアセッションを確立して通信を行う機能を備えている。つまり、ファイル転送サーバ13,23は、いずれか一方から、SIPのINVITEメソッドを送信することで、ファイル転送サーバ13,23間でメディアセッションを確立することができる。ファイル転送サーバ13,23の通信制御部103は、この確立されたメディアセッションを利用することで、ファイル転送サーバ間でデータ通信を行うことを可能としている。
ファイルリスト管理部105は、LANの中で共有されているファイルのリストを管理する機能部である。ファイルリスト管理部105は、ファイルサーバにアクセスし、LANの中で共有されているファイルのリストを作成する。また、ファイルリスト管理部105にファイルサーバの特定の共有フォルダを登録しておくことができる。これにより、ファイルリスト管理部105が定期的に登録されている共有フォルダを監視し、当該フォルダ内のファイルが追加・削除された場合に、自動的にファイルリストを更新することができる。たとえば、ファイル転送サーバ13が備えるファイルリスト管理部105は、ファイルサーバ12に定期的にアクセスし、ファイルサーバ12に蓄積された共有ファイルのリストを作成して、ファイルリストデータベース104に格納する。
また、ファイルリスト管理部105は、他のファイル転送サーバとファイルリストを交換する機能を備えている。ファイルリストの交換を行うために、ファイル転送サーバ13,23は、SIPのSUBSCRIBEメソッドを利用する。つまり、一方のファイル転送サーバから他方のファイル転送サーバにSUBSCRIBEメソッドが送信されると、SUBSCRIBEメソッドを受信したファイル転送サーバが、自装置のファイルリストデータベース104に格納されているファイルリストであって、自装置が接続されているLANにおいて共有されているファイルのリストを、要求元に送信するのである。そして、要求元のファイル転送サーバは、ファイルリストを受信すると、そのファイルリストを送信元のファイル転送サーバのアカウントと対応付けてファイルリストデータベース104に格納する。
たとえば、ファイル転送サーバ13からファイル転送サーバ23にSUBSCRIBEメソッドが送信されると、ファイル転送サーバ23は、LAN2で共有されているファイルのリストをファイル転送サーバ13に転送するのである。そして、ファイル転送サーバ13は、受信したファイルリストをファイル転送サーバ23のアカウントと対応付けてファイルリストデータベース104に格納する。
そして、ファイル転送サーバは、他のファイル転送サーバからSUBSCRIBEメソッドによりファイルリストの送信要求を受けると、その後、ファイルリストに更新が生じた場合には、継続的に、要求元に対してファイルリストの変更通知と更新後のファイルリストを送信するのである。つまり、ファイルリストに変更が生じた場合には、要求元に対して、常に最新のファイルリストを送信するように設定されるのである。
図3は、SIPサーバ4の機能ブロック図である。SIPサーバ4は、図に示すように、WANインタフェース41、通信制御部42、アカウント情報データベース43を備えている。
WANインタフェース41は、グローバルIPアドレスを利用して、インターネット3に接続されたサーバ、端末との間で通信を行うインタフェースである。SIPサーバ4は、WANインタフェース41を利用して、ファイル転送サーバ13,23と通信可能としている。
通信制御部42は、WANインタフェース41を介して行う様々な通信を制御する処理部である。通信制御部42は、TCP/IPやUDP、SIPなどのプロトコルに従った通信処理を制御する。
通信制御部42の1つの機能は、インターネット3に接続されているファイル転送サーバから、アカウントの登録要求(REGISTER)を受信し、当該ファイル転送サーバのアカウント情報をアカウント情報データベース43に登録することである。たとえば、SIPサーバ4は、ファイル転送サーバ13からアカウントの登録要求(REGISTER)を受信し、ファイル転送サーバ13のアカウント情報をアカウント情報データベース43に登録する。
通信制御部42は、他にも、ファイル転送サーバ13,23から送信された様々なSIPメソッドやレスポンスなどの通信データを他方のファイル転送サーバに中継する機能を備える。
以上の通り構成された通信システムにおける通信処理の流れについて、図4および図5の処理シーケンス図を参照しながら説明する。なお、図4は、ステップS1からステップS8までのシーケンスを示し、それに続くステップS9からステップS12までのシーケンスを示すのが図5である。
まず、ファイル転送サーバ13が、SIPサーバ4に対してアカウントの登録要求(REGISTER)を送信する(ステップS1)。図に示すように、ここでは、ファイル転送サーバ13が、自身のアカウント(SIP:relay-server1@sip.srv)の登録要求を行う。SIPサーバ4は、OKレスポンスをファイル転送サーバ13に返信し、ファイル転送サーバ13のアカウントとファイル転送サーバ13のグローバルIPアドレスとを対応付けてアカウント情報データベース43に登録する。パスワード認証を行う場合には、あらかじめアカウント情報データベース43に、ファイル転送サーバのアカウントとパスワードとを対応付けて登録しておく。この場合、ユーザは、登録要求時に合わせてパスワードを送信するのである。そして、パスワード認証が成功した場合に、IPアドレスと対応付けられてアカウントが登録されることになる。
続いて、ファイル転送サーバ23が、SIPサーバ4に対してアカウントの登録要求(REGISTER)を送信する(ステップS2)。図に示すように、ここでは、ファイル転送サーバ23が、自身のアカウント(SIP:relay-server2@sip.srv)の登録要求を行う。SIPサーバ4は、OKレスポンスをファイル転送サーバ23に返信し、ファイル転送サーバ23のアカウントとファイル転送サーバ23のグローバルIPアドレスとを対応付けてアカウント情報データベース43に登録する。同様に、パスワード認証を行うようにしてもよい。
次に、ファイル転送サーバ13が、ファイルサーバ12にアクセスし、ファイルサーチを行う(ステップS3)。ここでは、ファイル転送サーバ13には、ファイルサーチの対象として、ファイルサーバ12の共有フォルダ(folder001)が登録されているものとする。そこで、ファイル転送サーバ13は、このフォルダ(folder001)に対するファイルサーチを行っている。また、この共有するフォルダは任意にクライアントから登録、削除できるようにすれば、必要なときだけ必要なフォルダやファイルを共有できる。そして、ファイルサーチ結果としてファイルリストFL1が、ファイル転送サーバ13に返送される。図に示すように、ファイルリストFL1には、「folder001」に3つのファイル(file001.doc、file002.xls、file003.ppt)が格納されていることを示している。ファイル転送サーバ13は、このリストを受け取って自装置が備えるファイルリストデータベース104に格納する。
次に、ファイル転送サーバ23が、ファイルサーバ22の共有フォルダ(folder002)にアクセスし、ファイルサーチを行う(ステップS4)。つまり、ファイル転送サーバ23には、ファイルサーバ22の共有フォルダ(folder002)が登録されている。ファイルサーバ22より返送されるファイルリストFL2には、図に示すように、「folder002」に3つのファイル(file004.pdf、file005.pdf、file006.pdf)が格納されていることを示している。ファイル転送サーバ23は、このリストを受け取って自装置が備えるファイルリストデータベース104に格納する。
次に、ファイル転送サーバ13からファイル転送サーバ23に対して、ファイルリストの転送要求(SUBSCRIBE)が送信される(ステップS5)。これに対して、ファイル転送サーバ23は、NOTIFYメソッドにより、ファイルリストを返送する。つまり、LAN2において共有されているファイルのリストを返送する。ファイル転送サーバ13は、受信したリストとファイル転送サーバ23のアカウント(relay-server2.@sip.srv)とを対応付けて、ファイルリストデータベース104に格納する。格納されたファイルリストFL3には、図に示すように、「folder002」に含まれるファイルのリストとファイル転送サーバ23のアカウントとが対応付けられて記述されている。
続いて、ファイル転送サーバ23からファイル転送サーバ13に対して、ファイルリストの転送要求(SUBSCRIBE)が送信される(ステップS6)。そして、ファイル転送サーバ13は、LAN1において共有されているファイルリストをファイルサーバ23に返送する。ファイル転送サーバ23は、このリストとファイル転送サーバ13のアカウント(relay-server1.@sip.srv)とを対応付けたファイルリストFL4を、ファイルリストデータベース104に格納する。
上述したように、ファイル転送サーバが、他のファイル転送サーバに対してSUBSCRIBEメソッドを送信し、ファイルリストの転送要求を行うと、転送要求を受け取ったファイル転送サーバは、継続的に、ファイルリストの変更通知と更新後のリストを要求元に送信する。つまり、自装置が接続されているLANの中で共有されているファイルの追加や削除が行われると、要求元に対して、その更新情報を送信するのである。
次に、通信端末11が、ファイル転送サーバ13にアクセスし、フォルダリストの参照要求を行う(ステップS7)。この要求を受けたファイル転送サーバ13は、フォルダリストFL5を通信端末11に転送する。ここでは、ファイル転送サーバ13は、LAN1で共有されている「folder001」と、LAN2で共有されている「folder002」の2つの共有フォルダ名が記載されたフォルダリストFL5を返送する。
続いて、通信端末11は、ファイル転送サーバ13に対して、「folder002」のファイル情報の参照要求を行う(ステップS8)。この要求を受けて、ファイル転送サーバ13は、ファイルリストデータベース104に格納されている「folder002」のファイルリストFL6を返送する。つまり、ファイル転送サーバ23から受け取ったファイルリストを通信端末11に対して返送するのである。
このように、ファイル転送サーバ13とファイル転送サーバ23との間で、ファイルリストの交換が行われると、それぞれのLANに接続された端末は、ファイル転送サーバ13,23にアクセスすることで、交換されたフォルダリストとファイルリストとを参照可能となる。
次に、通信端末11が、参照したファイルリストの中に含まれるファイル(file004.pdf)の取得要求をファイル転送サーバ13に送信する(ステップS9)。
この取得要求を受けたファイル転送サーバ13は、要求対象であるファイルが、どのファイル転送サーバから取得したファイルリストに登録されているかを確認する。つまり、この例であれば、ファイル(file004.pdf)は、ファイル転送サーバ23から取得したファイルリストに登録されているので、ファイルの要求先としてファイル転送サーバ23を特定する。
次に、ファイル転送サーバ13が、ファイルの要求先として特定したファイル転送サーバ23に対する接続要求コマンド(INVITEメソッド)を、SIPサーバ4に送信する(ステップS9.1)。このINVITEメソッドでは、接続要求先の中継サーバ23のアカウント(SIP:relay-sever2@sip.srv)が指定されている。SIPサーバ4は、アカウント情報データベース43を参照することで、ファイル転送サーバ23のグローバルIPアドレスを取得する。そして、SIPサーバ4は、ファイル転送サーバ13から送信されたINVITEメソッドをファイル転送サーバ23に中継する。
このようにして、接続要求コマンドがファイル転送サーバ13からファイル転送サーバ23に送信されると、SIPサーバ4を介してファイル転送サーバ23からファイル転送サーバ13に対してOKレスポンスが転送される。このようにして、接続要求コマンドが受け入れられると、ファイル転送サーバ13,23間でメディアセッションが確立される(ステップS9.2)。
メディアセッションが確立されると、ファイル転送サーバ13からファイル転送サーバ23に対して、ファイルの取得指示が行われる。ファイル転送サーバ23は、この指示に従って、ファイルサーバ22からファイルを取得する(ステップS9.2.1)。つまり、ファイル転送サーバ23は、ファイルサーバ22の共有フォルダ(folder002)に格納されているファイル(file004.pdf)を取得する。そして、ファイル転送サーバ23は、メディアセッションを利用して、ファイルサーバ22から取得したファイルをファイル転送サーバ13に転送する。
ファイル転送サーバ13は、ファイル転送サーバ23からファイルを受信すると、ファイル転送サーバ23に対して、セッション終了要求(BYE)を送信する(ステップS9.3)。これにより、ファイル転送サーバ間のメディアセッションが切断される。
そして、ファイル転送サーバ13は、ファイル転送サーバ23から受信したファイル(file004.pdf)を通信端末11に送信するのである。このようにして、通信端末11は、遠隔地にあるLAN2で共有されているファイルを取得することができる。なお、上記において、通信端末11とファイル転送サーバ13との間、ファイル転送サーバ23とファイルサーバ22との間の通信は、例えばNFSやSMBなどのプロトコルを使用すればよい。
次に、ファイルリストの更新処理について説明する。別のタイミングで、通信端末11が、ファイルサーバ12のフォルダ(folder001)内に、新たな共有ファイル(file00A.tif)を格納する(ステップS10)。
一方、前述のように、ファイル転送サーバ13は、定期的に、ファイルサーバ12にアクセスし、共有フォルダ(folder001)を監視している。そこで、図に示すように、あるタイミングで、ファイル転送サーバ13がファイルサーバ12のフォルダ(folder001)に対するファイルサーチを行う(ステップS11)。これに応答して、ファイルサーバ12が更新されたファイルリストFL7を返送する。このファイルリストFL7には、ステップS10で追加されたファイル(file00A.tif)が追加されている。
さらに、ファイル転送サーバ13は、ファイル転送サーバ23からステップS6において、SUBSCRIBEを受け取っているので、ファイルリストの変更通知と更新後のリストをNOTIFYメソッドによりファイル転送サーバ23に送信する(ステップS12)。
ファイル転送サーバ23は、ファイル転送サーバ13から更新されたファイルリストを受信すると、受信したファイルリストをファイルリストデータベース104に格納し、リストの更新を行うのである。格納されたファイルリストFL8を図中に示している。このように、遠隔地のあるLANにおいて、共有ファイルのリスト情報が更新されると、その更新情報が動的に、異なるLANにまで通知される。したがって、インターネットを越えてファイルを共有するシステムにおいて、ファイルリストを常に最新のものに維持することが可能である。
このように、本発明によれば、インターネットなどを越えて、遠隔地にあるLAN間でファイル共有を行うことが可能である。そして、交換されたファイルリストは、LAN内のファイル転送サーバに保持され、外部からは参照できないので、安全である。つまり、LANに接続された各端末は、異なるLANにおいて共有されているファイルリストを直接参照するのではなく、ファイル転送サーバが交換したファイルリストを参照することで、あたかも、遠隔地にあるLANのファイルを共有しているように利用することができるのである。そして、ファイルリストの中から所望のファイルを選択すれば、ファイル転送サーバが、メディアセッションを利用してファイルを取得するので、遠隔地のLANに存在するファイルにもアクセス可能となっている。また、遠隔地にあるLANで共有されているファイルのリストが動的に変化し、常に、最新のリストが参照可能であり、実用面でも有用なシステムとなっている。
上記の実施の形態では、ファイル転送サーバ13,23間でステップS5,6において接続が行われ、SUBSCRIBEを送信し合った。接続するファイル転送サーバは、予め設定しておいてもよいし、あるいは、任意に接続・切断をクライアントから指示するようにしてもよい。いずれの場合であっても、自動的にファイルリストの作成、更新が行われることになる。本発明のファイル転送サーバを利用することで、従来の固定的なVPNを利用したシステムとは異なり、必要なときだけ必要なフォルダやファイルを任意のファイル転送サーバ間で共有することが可能である。
本実施の形態に係る通信システムのネットワーク構成図である。 ファイル転送サーバの機能ブロック図である。 SIPサーバの機能ブロック図である。 通信処理のシーケンス図である。 通信処理のシーケンス図である。
符号の説明
1,2 LAN(ローカルネットワーク)
3 インターネット(グローバルネットワーク)
4 SIPサーバ
11 通信端末
12,22 ファイルサーバ
13,23 ファイル転送サーバ

Claims (3)

  1. ローカルエリアネットワークに配置され、ワイドエリアネットワークに配置された外部サーバと通信可能なファイル転送サーバであって、
    ローカルエリアネットワーク内のファイル情報を収集し、ファイルリストを作成するリスト作成手段と、
    自装置のアカウント情報を前記外部サーバに登録する手段と、
    リスト交換コマンドを前記外部サーバを介して前記外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバに送信することで、前記他のファイル転送サーバが作成したファイルリストを受信するとともに、前記外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバからリスト交換コマンドを受信した場合は前記リスト作成手段が作成したファイルリストを前記他のファイル転送サーバへ送信することによりファイルリストを交換するリスト交換手段と、
    を備え、
    ローカルエリアネットワーク内の通信端末から交換したファイルリストに含まれるファイルの取得要求を受けると、指定されたファイルにアクセス可能なファイル転送サーバを特定し、特定されたファイル転送サーバに前記外部サーバを介して接続要求コマンドを送信することで、特定されたファイル転送サーバとの間でデータ転送用の通信セッションを確立し、特定されたファイル転送サーバに対して、確立された通信セッションを利用してファイル取得指示を送信することにより特定されたファイル転送サーバからファイルを受信するとともに、前記外部サーバに登録されている他のファイル転送サーバから接続要求コマンドを受信した場合は前記他のファイル転送サーバとの間でデータ転送用の通信セッションを確立し、確立された通信セッションを利用したファイル取得指示を受信すると、前記ファイル取得指示において指定されたファイルをローカルエリアネットワーク内で取得して前記他のファイル転送サーバへ転送することを特徴とするファイル転送サーバ。
  2. 請求項1に記載のファイル転送サーバにおいて、
    前記リスト交換コマンドは、
    前記リスト交換コマンドを受信した他のファイル転送サーバに対して、ファイルリストの内容に変更が生じた場合に更新されたファイルリストを転送するよう要求するコマンド、
    を含むことを特徴とするファイル転送サーバ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の中継サーバにおいて、
    前記リスト作成手段は、
    ローカルエリアネットワーク内の登録されているフォルダを定期的に参照し、フォルダ内のファイル構成が変更された場合、ファイルリストを自動更新する手段、
    を備えることを特徴とするファイル転送サーバ。
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