JP4772470B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

この発明は、燃料として水素等を、酸化剤として酸素や空気等を用いて発電する燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池を停止するとき、酸素極(カソード)への酸素含有ガス(酸化剤ガス)の供給を停止した状態で、セルを発電させて、酸素極の酸素を消費する酸素消費処理を行い、その後、酸素極にパージ用ガスを存在させるパージ処理を行って保管している。 また、酸素含有ガスを前記酸素極を経由して通流させる酸素含有ガス供給路における、前記酸素極よりも上流側箇所及び下流側箇所の夫々を開閉する一対の開閉手段が設けられて、前記パージ処理において、それら開閉手段を閉じることにより、前記パージ用ガスを封入状態に保持させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-93448号公報
従来の燃料電池では、燃料電池の停止時にカソードをパージ用ガスで置換しているが、燃料電池の停止後にセル温度が低下してセル内が負圧になったり、保管中にガスが拡散したりすることによって、セル内に外気が侵入する。セル内に外気が侵入すると、電極が劣化するという問題がある。具体的には、電極の触媒層を構成する白金触媒粒子がカーボン粒子に担持されている場合、カーボン粒子が侵入してきた空気中の酸素により酸化されて一酸化炭素に変わり消失してしまい、白金触媒粒子が遊離して白金触媒粒子同士が凝集し、電極の集電層との導通を失って触媒として機能しなくなる、また、白金触媒粒子自身が酸化されるなどの現象が生じる。そして、燃料電池の起動、停止、保管の動作を繰り返すと、安定した性能を維持することができないという問題がある。
また、パージ用ガスを封入しておくために、燃料電池の停止時にガス流路の入出口を封止しており、封止した状態で発電してカソード中に存在する酸素を消費し、それからカソード内を水素雰囲気にして電極の酸化劣化を防いでいる。このとき、アノード側からカソード側に水素が移行するために、カソード内のガス圧が大気圧より大きくなり、アノード内のガス圧が大気圧より小さくなる。カソード内のガス圧が大気圧より大きくなると、カソード内から電池外部へ水素がリークする。一方、アノード内のガス圧が大気圧より小さくなると、電池外部から空気が侵入し、その空気の酸素がアノード内に滞留する水素を消費する。このようにして、電極の酸化防止のために封入された水素が著しく消費されるという問題がある。
また、アノード内とカソード内のガス圧の均衡が崩れた状態になると、電解質膜に圧力が加わり、その結果電解質膜が破損し、ガスのクロスリークや電極間の短絡が生じるという問題がある。
また、触媒層と電解質膜の接合界面での損傷によって電池抵抗が増大するといった問題がある。
この発明の目的は、燃料電池の停止保管時において、電極酸化防止のために電池内に封入した水素が効率よく保存され、かつ空気侵入による電極の酸化劣化と電池内のガス圧の不均衡による電解質膜の破損を防止し、起動、停止、保管を繰り返しても安定した性能を維持する燃料電池システムを提供することである。
この発明に係わる燃料電池システムは、電解質膜を両面から挟持するアノードおよびカソードを具備する燃料電池と、上記アノードに燃料ガスを供給排出する燃料供給手段および燃料排出手段を具備する燃料供給排出手段と、上記カソードに酸化剤ガスを供給排出する酸化剤供給手段および酸化剤排出手段を具備する酸化剤供給排出手段と、を備える燃料電池システムにおいて、上記燃料電池の下流領域に配置され、上記燃料供給排出手段と上記酸化剤供給排出手段とを連通して、上記カソード内のガス圧と上記アノード内のガス圧とが等しくなるように調整する圧力調整機構と、上記燃料供給手段に接続され、上記燃料ガスまたは還元性ガスまたは不活性ガスを補充して、上記燃料電池の内圧を大気圧に維持するガス補充手段と、を備え、上記圧力調整機構は、上記燃料供給排出手段の上記燃料電池より下流側と上記酸化剤供給排出手段の上記燃料電池の下流側とを連通するアノードカソード連通ラインを備えるものである
この発明に係わる燃料電池システムは、圧力調整機構が備えられているために、アノード内の空間の減圧による外部から電池内への空気混入とカソード内の空間の陽圧による水素ガスリークを防ぐことができ、結果として電池内に滞留させている水素の消費を防止し、電極の酸化劣化を防止することができるし、高分子電解質膜の破損を防止することもできる。
実施の形態1.
図1は、この発明に関連した参考例1に係わる燃料電池システムの構成図である。
参考例1に係わる燃料電池システム1は、図1に示すように、燃料電池2、酸化剤ガスを燃料電池2に供給する酸化剤ガス供給ライン3、燃料ガスを燃料電池2に供給する燃料ガス供給ライン4、燃料電池2の発電において残った酸化剤ガスを排出する酸化剤ガス排出ライン5および燃料電池2の発電において残った燃料ガスを排出する燃料ガス排出ライン6を備える。
これら酸化剤ガス供給ライン3、燃料ガス供給ライン4、酸化剤ガス排出ライン5および燃料ガス排出ライン6には、それぞれ途中に酸化剤ガス入口バルブ7、燃料ガス入口バルブ8、酸化剤ガス出口バルブ9および燃料ガス出口バルブ10が介設されている。
なお、酸化剤ガス供給ライン3、酸化剤ガス排出ライン5、酸化剤ガス入口バルブ7おとび酸化剤ガス出口バルブ9をまとめて酸化剤供給排出手段、燃料ガス供給ライン4、燃料ガス排出ライン6、燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10をまとめて燃料供給排出手段と称す。
この燃料電池2は、プロトンを伝導する高分子電解質膜12、高分子電解質膜12をそれぞれ片面から挟持するアノード13とカソード14、アノード13とカソード14とをそれぞれ囲繞するガスシール部15、16およびアノード13とカソード14とにそれぞれ面する面にガス流路17、18が設けられ、アノード13とカソード14とにそれぞれ接するように配設されるセパレータ板19、20を備える。
このアノード13とカソード14は、それぞれ高分子電解質膜12に面する面に図示しない触媒層および触媒層とセパレータ板19、20との間に多孔質の電気伝導性の図示しない拡散層を備える。
このガスシール部15、16には、セパレータ板19、20のガス流路17、18に燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給または排出する図示しないマニホールド穴が設けられており、このマニホールド穴に酸化剤ガス供給ライン3、燃料ガス供給ライン4、酸化剤ガス排出ライン5および燃料ガス排出ライン6が接続されている。
また、燃料電池システム1は、酸化剤ガス排出ライン5と燃料ガス排出ライン6を連通するアノードカソード連通ライン22、アノードカソード連通ライン22の途中に介設されている電磁弁23、スイッチ25により切り換えられてアノード13とカソード14とを接続する外部負荷26および抵抗27、燃料電池2の発電電圧を計測する電圧計28、燃料電池2の起動、停止および保管を制御する制御装置29を備える。
このアノードカソード連通ライン22は、酸化剤ガス排出ライン5の酸化剤ガス出口バルブ9の上流側と燃料ガス排出ライン6の燃料ガス出口バルブ10の上流側とを連通し、アノード13内の空間とカソード14内の空間が空間的につながった状態にある。
この電磁弁23は、両側の差圧が生じたときに開かれ、それにともなってカソード14内からアノード13内へ適量のガスが移動し、アノード13内とカソード14内のガス圧をともに大気圧に保つことができる。
この制御装置29は、燃料電池2を起動するとき、酸化剤ガス入口バルブ7、燃料ガス入口バルブ8、酸化剤ガス出口バルブ9、燃料ガス出口バルブ10およびスイッチ25を制御して所定の発電条件で発電を開始し、燃料電池2の発電を停止するとき、電圧計28からの発電電圧に基づいて、酸化剤ガス入口バルブ7、燃料ガス入口バルブ8、酸化剤ガス出口バルブ9、燃料ガス出口バルブ10およびスイッチ25を制御して発電を停止する。
なお、アノードカソード連通ライン22と電磁弁23をまとめて圧力調整機構、スイッチ25、外部負荷26および抵抗27をまとめて抵抗回路と称す。
次に、参考例1に係わる燃料電池システム1の運転方法について説明する。
燃料電池2の運転を開始する方法は一般的であるので、簡略化して説明する。
運転開始前の燃料電池2では、アノード13とカソード14が抵抗27を介して接続されている。なお、セパレータ板19、20は導電性の例えばカーボン板で構成されているので、アノード13に積層されたセパレータ板19とカソード14に積層されたセパレータ板20とが抵抗27に接続されている。
また、アノード13およびカソード14の有効面積(触媒層が形成された面積)は約100cmである。
次に、燃料電池2を75℃に保った状態で、燃料ガス供給ライン4からガス流路17を経由して、燃料ガスとして例えば露点70℃の水素ガスを、発電したときの通電電流が25Aとなるように、利用率80%相当の流量(約340ml/min)でアノード13へ流す。
また、酸化剤ガス供給ライン3からガス流路18を経由して、酸化剤ガスとして例えば露点70℃の空気を、利用率50%相当の流量(約970ml/min)でカソード14へ流す。これらの燃料ガスおよび酸化剤ガスは、高分子電解質膜12が湿潤することによってはじめてプロトン伝導性を発現するので、水分を多く含んだ状態で流される。また、このガスの利用率とは、ガスの供給量に対して、発電に利用されるガス量の割合で定義される。
このとき、酸化剤ガス入口バルブ7、燃料ガス入口バルブ8、酸化剤ガス出口バルブ9および燃料ガス出口バルブ10は、すべて必要なガス流量で燃料ガスおよび酸化剤ガスが流れるように制御装置29により調整される。
次に、アノード13とカソード14とが外部負荷26を介して接続されるようにスイッチ25を切り換え、燃料電池2を通常運転の状態にする。運転開始時の燃料電池2の発電電圧は0.73Vである。
このようにして運転が開始され、例えば100時間の連続運転後に燃料電池2の運転を停止する方法について説明する。
まず、アノード13とカソード14とをスイッチ25を切り換えて抵抗27(30mΩ)を介して接続するように切り換える。
次に、酸化剤ガス入口バルブ7と酸化剤ガス出口バルブ9とを閉じて空気の供給を停止する。このとき、カソード14内に残存する空気中の酸素は水素と反応して水に変わるため、カソード14内の空間につながった酸化剤ガス供給ライン3は、ほぼ窒素だけで満たされる。そのため、カソード14の電位は、徐々に低下し、酸素の拡散律速による濃度分極の増大により0.1V以下となる。このとき、アノード13およびカソード14では、式(1)、式(2)に示す反応が起こり、水素/水素の濃淡電池が形成されてカソード14で水素が発生される。このときのカソード14の電位を水素の発生電位という。
アノード:H→2H+2e・・・(1)
カソード:2H+2e→H・・・(2)
水素の発生が始まる電位は、式(3)に示すネルンストの式によって決まり、温度、カソード14の水素ガス濃度などにより変化する。(3)式において、Eは発電電圧、Rは気体定数、Tは温度、Fはファラデー定数、PH2−cはカソード14内の空間における水素分圧、PH2−aはアノード13内の空間における水素分圧を表す。
E=−(RT/2F)ln(PH2−c/PH2−a)・・・(3)
参考例1においては、水素の発生電位は0.1V以下であった。確実に水素を発生させるためには、好ましくは0.05V以下まで電位を低下させることが好ましい。 このとき、燃料ガス供給ライン4から水素ガスが供給されているので、アノード13内の空間に連なる空間は水素雰囲気になっている。そして、発電電圧が0.1Vになったことを判断して、カソード14で水素が発生したことを確認した後、燃料ガス入口バルブ8と燃料ガス出口バルブ10を閉じて水素ガスの供給を停止する。従って、保管時はアノード13とカソード14のガス供給/排出ラインの各バルブ7、8、9、10は閉じられており、アノード13に連なる空間およびカソード14に連なる空間はアノードカソード連通ライン22を電磁弁23が開いたときだけ連通する。
このようにして停止された後、保管状態へ移行する。燃料ガス入口バルブ8と燃料ガス出口バルブ10を閉じた直後における、アノード13内の空間とカソード14内の空間の水素濃度を比較すると、アノード13内の空間の水素濃度がカソード14内の空間の水素濃度より濃い状態にある。この状態において、アノード13とカソード14が抵抗27を介して電気的に接続されているので、アノード13内の空間とカソード14内の空間の水素濃度が等しくなるまでアノード13内の空間からカソード14内の空間に水素が移動する。その結果、カソード14内のガス圧が大気圧より高くなり、アノード13内のガス圧が大気圧より低くなる。このときアノードカソード連通ライン22が通り、カソード14内の空間からアノード13の空間にガスが移動する。
そして、アノード13内とカソード14内の水素濃度および内圧が等しくなってから、外部からの空気が混入した場合、この空気中の酸素がセル内の水素と反応するためにアノードカソードいずれかの極内の空間の水素濃度が減少し、他方極の空間から水素が移動することになる。
このように電磁弁23を経由してガスを移動させることによって、カソード14内のガス圧の増加分がアノード13内のガス圧の減少分を補うことになり、カソード14内とアノード13内のガス圧は常に均衡が保たれる。
また、起動直前の燃料電池2内の雰囲気について、ガスクロマトグラフィ分析によって調べたところ、水素濃度は86体積%であり、酸素濃度については検出限界濃度以下であった。この結果より、参考例1の燃料電池システム1では、燃料電池2内が停止および保管中において常に水素雰囲気に保たれていることが分かる。
もし、アノードカソード連通ライン22が備えられていないときに、カソード14内のガス圧が大気圧より高くなると、電極の酸化劣化、高分子電解質膜12の破損または高分子電解質膜12と触媒層との接合面の損傷が生じ、電池抵抗が増大し、燃料電池2の性能が低下する。すなわち、カソード14内のガス圧が大気圧より大きくなると、カソード14とガスシール部15、16の界面のうち密閉度の低い箇所から水素または水素と窒素の混合ガスがリークする。このリークはカソード14内のガス圧が大気圧に等しくなるまで継続する。
そして、カソード14内のガス圧が大気圧に等しくなってから、燃料電池2を冷却すると、カソード14内のガス圧が大気圧より低くなるので、燃料電池2の外部からの空気混入量が多くなる。この空気中の酸素が水素と反応するためにカソード14内の空間の水素濃度が薄くなり、アノード13内の空間から水素が移動することになる。
一方、停止時におけるアノード13では、ガス圧が大気圧よりも低下するため、アノード13とガスシール部15、16の界面のうち密閉度の低い箇所を経由して電池外部から空気が混入する。空気が混入すると滞留している水素と反応するために水素はさらに消費される。これらの結果として燃料電池2内の水素が著しく消費されることとなり、水素欠乏と空気混入による電極の酸化劣化が生じる。
また、アノード13内のガス圧が大気圧より低く、かつカソード14内のガス圧が大気圧より高くなると、アノード13内の空間とカソード間14内の空間との間で圧力差が生じる。高分子電解質膜12、アノード13およびカソード14を一体として接合して形成されている膜電極接合体の内部に強度が不充分なところが存在した場合、その部分にこの圧力差による応力が集中し高分子電解質膜12が破損する、または高分子電解質膜12と触媒層との接合面に損傷が生じ、電池抵抗が増大し、燃料電池2の性能は低下する。
このようにアノードカソード連通ライン22を備えることにより、停止および保管中における電極の酸化劣化、電池抵抗の増大などを防止することができる。
なお、このアノード-カソード連通ライン22は、アノード13内の空間とカソード14内の空間を繋ぐことができれば何れの場所に取り付けることも可能であるが、燃料電池2の通常負荷運転時の安全性を考慮すると、燃料電池2の下流領域に配置することが好ましい。その理由として、燃料電池2の上流域にアノードカソード連通ライン22が配置されると、通常負荷運転時に燃料ガスと酸化剤ガスが混合した運転ガスが燃料電池2に供給される可能性があるからである。
また、参考例1では、アノードカソード連通ライン22に介設される圧力調整機構として電磁弁23を用いたが、アノード13内の空間とカソード14内の空間のガス圧のバランスを保つ機構を有したものであれば使用可能である。
また、上述と同様、燃料電池2の通常負荷運転時の安全性を考慮すると、圧力調整弁、逆止弁、差圧弁、またはアノードカソード連通ライン22に直接流体を封入する機構などといった、負荷運転時には両極のガスが混ざらないよう隔離した状態を保ち、かつ、停止保管時に両極の圧力バランスを調整する機構であることが好ましい。
次に、参考例1に係わる燃料電池システム1の性能を評価した結果について説明する。評価は、1日のうち8時間連続で発電した後、上述したようにして燃料電池2を停止し、16時間保管する試験(Daily Start up and Shut down試験:DSS試験)を50日間繰り返し、燃料電池2の発電電圧の経時変化を測定した。測定方法は、発電を開始してから4時間後の燃料電池2の発電電圧を測定した。図2は、DSS試験による燃料電池2の発電電圧の変化を示したグラフである。
このように、50日間運転、停止、保管を繰り返しても燃料電池2の発電電圧の低下はほとんど認められなかった。
また、参考例1に係わる燃料電池システム1と比較するために、参考例1に係わる燃料電池システム1からアノードカソード連通ライン22を取り除いた燃料電池システムに対してDSS試験を行って評価した。その結果、燃料電池2の発電電圧の低下量は50日間で20mVとなった。これは停止時において、参考例1に係わる燃料電池システム1に比較して、電池外部への水素漏れ量と電池内部への空気混入量が多いために、電極の酸化劣化防止のために滞留させている水素が多量に消費されることになり、結果として電極の酸化劣化を抑制できなかったものと考えられる。
このように、停止時にアノード13とカソード14とが抵抗27を介して接続し、かつ燃料電池2が密閉されていることによってアノード13内の空間のガス圧が大気圧より低くなり、カソード14内の空間のガス圧が大気圧より高くなっても、アノードカソード連通ライン22によってカソード14内の空間からアノード13内の空間へガスが移動するために、アノード13内の空間とカソード14内の空間のガス圧が平衡状態で維持される。従って、アノード13内の空間の減圧による外部から電池内への空気混入とカソード14内の空間の陽圧による水素ガスリークを防ぐことができ、結果として電池内に滞留させている水素の消費を防止し、電極の酸化劣化を防止することができる。
また、万が一に電池外部からアノード13内の空間、カソード14内の空間のいずれかに空気が混入した場合、片方の電極内の空間の水素が消費されるために両極間の圧力バランスの均衡が崩れ、高分子電解質膜12に機械的負荷がかかり、結果として高分子電解質膜12が破損する恐れがあるが、参考例1による燃料電池2の運転方法においては、アノードカソード連通ライン22及び圧力調整機構があるために、上記で述べたような高分子電解質膜12の破損を防止することができる。
参考例2における燃料電池システム1は、参考例1と同様であり、燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じる時点が参考例1と異なるだけで、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
参考例1に係わる燃料電池2の運転を停止する方法では、酸化剤ガス入口バルブ7および酸化剤ガス出口バルブ9を閉じ、カソード14で水素が発生したことを確認した直後に燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じるが、参考例2に係わる停止方法では、カソード14内の空間の水素濃度がアノード13内の空間の水素濃度と同等になった後で燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じる。すなわち、カソード14内で水素発生が充分に行われる時間を考慮している。
次に、参考例2に係わる燃料電池システム1の停止方法および保管方法について説明する。
参考例1の説明において述べたようにして、参考例1に係わる燃料電池システム1の運転を開始し、100時間の連続運転後、燃料電池2の運転を停止する。
まず、スイッチ25を切り換えることにより、アノード13とカソード14とを抵抗27を介して接続する。
それから、酸化剤ガス入口バルブ7と酸化剤ガス出口バルブ9とを閉じて空気の供給を停止する。このとき、カソード14内の空間に残存する酸素は水素と反応して水になるため、カソード14内の空間につながる酸化剤ガス供給ライン3はほぼ窒素だけで充満され、カソード14の電位は、水素の発生電位(約0.1V)以下となる。そして、アノード13とカソード14とが抵抗27を介して電気的に接続されているため、カソード14内のガスの水素濃度がアノード13内のガスの水素濃度と同濃度になるまでアノード13内の空間からカソード14内の空間に高分子電解質膜12を介して水素が移動する。このようにして、アノード13内のガスの水素濃度とカソード14内のガスの水素濃度が同濃度になると、式(1)で示すように、発電電圧がほぼ0mVとなる。従って、発電電圧がほぼ0mVになるまで水素ガスを流し続け、その後燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じる。
参考例1では、発電電圧が0.1Vになった時点で、燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じたが、参考例2では、発電電圧が0.1V以下になってもカソード14内のガスの水素濃度がアノード13内のガスの水素濃度と同じくなるまで水素でパージしている。そして、同じ水素濃度になるまでアノード13内の空間からカソード14内の空間へ高分子電解質膜12を介して水素が移動するために、カソード14内のガス圧がいったん上昇するが、アノードカソード連通ライン22の電磁弁23が働くことにより、アノードカソード連通ライン22を経由して、カソード14内の空間からアノード13内の空間に水素を含んだ混合ガスが移動するためにカソード14内のガス圧は大気圧に保たれる。このような状態で燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じるので、燃料電池2内のガス圧は大気圧に保たれたまま保管状態に移行する。
この状態で保管されていた燃料電池2は、参考例1と同様の方法により発電が再開される。なお、起動直前の燃料電池2内のガス成分について、ガスクロマトグラフィ分析によって調べたところ、水素濃度は90体積%であり、酸素濃度については検出限界濃度以下であった。この結果より、参考例2のようにして燃料電池2を停止することにより、燃料電池2内が停止保管中において常に水素雰囲気に保たれていることが分かる。
また、燃料電池2の起動、停止、保管において、起動、保管は参考例1のように行い、停止だけ参考例2のように行って、参考例1と同様なDSS試験を100日間実施したが、燃料電池2の発電電圧の低下量はほとんど0mVであった。
このように、燃料電池2の運転を停止するとき、カソード14内のガスの水素濃度がアノード13内のガスの水素濃度と同濃度になるまで充分に燃料電池2に燃料ガスを送り込んだ後に燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じているため、燃料電池2内のガス圧が常に大気圧に保たれている状態のまま保管プロセスに移行する。従って、保管中に外部から空気が混入することなく、電極の酸化劣化を防止することができる。
また、アノード13内とカソード14内のガス圧が平衡されているために、高分子電解質膜12への破損を防止することができる。
図3は、この発明の実施の形態1に係わる燃料電池システムの構成図である。
この発明の実施の形態1に係わる燃料電池システム1Cは、参考例1に係わる燃料電池システム1の燃料ガス供給ライン4にガス補充手段が追加されることが異なっており、それ以外は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態1に係わるガス補充手段は、図3に示すように、燃料ガスが充填され、充填されている燃料ガスのガス圧が常に大気圧になるように燃料ガスの体積の変化に追随して内容積が変化するアルミガスパック31、アルミガスパック31と燃料ガス供給ライン4の燃料ガス入口バルブ8より下流側とを連通するアノードガス連通ライン32、アノードガス連通ライン32に介設される調整バルブ33を備える。
実施の形態1に係わる燃料電池システム1Cを発電する方法は、参考例1と同じ方法であるので、ここでは停止方法および保管方法についてだけ説明する。
参考例1の説明において述べたようにして、実施の形態1に係わる燃料電池システム1Cの運転を開始し、100時間の運転後、燃料電池2の運転を停止する。
まず、スイッチ25を切り換えることにより、アノード13とカソード14とを抵抗27を介して接続する。
それから、酸化剤ガス入口バルブ7と酸化剤ガス出口バルブ9とを閉じて空気の供給を停止する。このとき、カソード14内の空間に残存する酸素は水素と反応して水になるため、カソード14内の空間につながる酸化剤ガス供給ライン3はほぼ窒素だけで充満され、カソード14の電位は、水素の発生電位(約0.1V)以下へと低下する。そして、発電電圧が0.1Vになったとき、燃料ガス入口バルブ8および燃料ガス出口バルブ10を閉じて燃料電池2の運転を中止し、保管状態に移行する。
次に、燃料ガスが充填されているアルミガスパック31と燃料ガス供給ライン4とを調整バルブ33を開くことにより連通する。この状態においては、電池の降温に伴うガスの体積減少、水の凝縮に伴う体積減少に対してもアルミガスパック31が同体積分収縮するために、電池全体として大気圧より低くなることがない。
このように、アルミガスパック31を燃料ガス供給ライン4に接続することができるので、このアルミガスパック31内の燃料ガスによって電池内が負圧になることがないために、アノード13及びカソード14が酸素雰囲気に曝されることなく保管することができる。この現象について確かめるために、保管時における電池内の各部分における圧力変化について調べた。図4は、保管時における電池の温度変化とガス圧の変化を示すグラフである。
停止直後においては、電池の入口と出口が密閉された状態でカソード14内の空間の酸素が消費されるが、アノードカソード連通ライン22に取り付けられた電磁弁23が動作することにより、カソード14内の空間のガス圧はほとんど変化しない。
その後、図4に示すように、カソード14内の空間の酸素が消費されたカソード内酸素消費時点直後では、アノード13内の空間からカソード14内の空間に水素が移動するために、カソード14内のガス圧がいったん上昇する。しかし、アノードカソード連通ライン22を経由して圧力上昇は緩和されるので、アノード13内、カソード14内のガス圧が大気圧付近で均衡が保たれていることがわかる。
その後は、電池温度の下降に伴い電池内体積が収縮したり、カソード14内の空間の酸素が消費されたり、さらに酸素消費に伴い水素も減少したりすることによりアノード13内とカソード14内のガスの体積は減少する。しかし、内容積がガスの体積に比例して変形するアルミガスパック31が燃料ガス供給ライン4に設置されているためにその減少分が補填され、ガス圧が大気圧に保たれている。
さらに、圧力調整機構がアノードカソード連通ライン22に組み込まれているために、保管中に両極が圧力差を生じることなく均衡を保ちながら保管されていることが確認できた。
また、電池の停止保管中において、万が一、アノード13内の空間に連なる空間またはカソード14内の空間に連なる空間内に空気が混入した場合についても、実施の形態1によれば空気混入による電極の酸化劣化を防止できる。すなわち、カソード14内の空間に連なる空間内に空気が混入した場合、その空気中の酸素はカソード14内の空間に連なる空間内に存在する水素との酸化還元反応により消費される。そして、水素が消費され、さらに空気が混入した場合には、アノード13とカソード14とが抵抗27によって電気的に接続されているために、アノード13において水素が水素イオンに酸化され、この水素イオンが高分子電解質膜12を介してカソード14に移動し、水素イオンが混入した空気中の酸素を還元する。空気を消費した後は両極における水素濃度の差がなくなるように水素が高分子電解質膜12を介して両極間を電気的に移動する。例えば、アノード13内の空間の水素濃度よりもカソード14内の空間の水素濃度が小さい場合、アノード13で水素が水素イオンに酸化され、その水素イオンが高分子電解質膜12を介してカソード14に移動し、カソード14で水素に還元し、還元された水素によりアノード13内とカソード14内のガスの水素濃度の均衡を保つ。このようにして、アノード13内とカソード14内は常に水素雰囲気で保たれる。
起動直前の電極内のガス成分をガスクロマトグラフィ分析によって調べたところ、水素濃度は89体積%であり、酸素濃度については検出限界濃度以下であった。この結果より、実施の形態1に係わる燃料電池システム1Cでは、燃料電池2内が停止保管中において常に水素雰囲気に保たれていることがわかった。
また、実施の形態1に係わる燃料電池システム1Cの性能を評価するために、実施の参考例1と同様にDSS試験を100日間実施した。その結果、燃料電池2の発電電圧の低下量はほとんど0mVであった。
このようにアルミガスパック31から燃料ガスが供給されているので、アノード13内の空間に連なる空間に存在する水素量が多くなり、長期間に亘って保管するとき、電池外部からの空気混入による電極劣化をより防止できる。
なお、実施の形態1では、燃料ガス供給ライン4に燃料ガスを供給するアルミガスパック31が設置されているが、このガス補充手段として内部圧力の増減に伴い変形自在な容器を用いることが可能である。
また、内部圧力の減少を感知してその燃料の減少分を補充するようなガス補充手段を用いることも可能である。
また、アルミガスパック31に充填するガスとして、実施の形態1では、燃料ガスを用いたが、電極の酸化劣化に影響を与えない不活性なものであれば良く、例えば、窒素ガス、二酸化炭素、アルゴンガスなどが使用可能である。
さらに好ましくは、電池内に空気混入した場合にその空気を酸化還元反応により消費することのできる還元性を有するものであれば良く、例えば水素、一酸化炭素、メタンガス、あるいはこれらと不活性ガスの混合ガス等が使用可能である。
また、ガス補充手段は燃料ガス供給排出ライン、または燃料電池アノード内のいずれの場所に設けることも可能であるが、実施の形態1で記載したように、アルミガスパック31を燃料ガス供給排出ラインのうち燃料電池よりも上流側に設けることが好ましい。その理由としては、燃料電池の運転時においては、燃料ガス供給排出ラインの上流側ほど水素濃度が高く、停止保管時に燃料電池内により高濃度の水素を滞留させることができるからである。
なお、実施の形態1では、燃料電池2として固体高分子形燃料電池に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、固体酸化物形燃料電池、溶融炭酸塩形燃料電池、リン酸形燃料電池、アルカリ形燃料電池などに適用することができ、同様の効果が得られる。
この発明に関連した参考例1に係わる燃料電池システムの構成図である。 参考例1におけるDSS試験回数と発電電圧の関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係わる燃料電池システムの構成図である。 この発明の実施の形態1の燃料電池の保管時における電池の温度変化とガス圧の変化を示すグラフである。
符号の説明
1、1C 燃料電池システム、2 燃料電池、3 酸化剤ガス供給ライン、4 燃料ガス供給ライン、5 酸化剤ガス排出ライン、6 燃料ガス排出ライン、7 酸化剤ガス入口バルブ、8 燃料ガス入口バルブ、9 酸化剤ガス出口バルブ、10 燃料ガス出口バルブ、12 高分子電解質膜、13 アノード、14 カソード、15、16 ガスシール部、17、18 ガス流路、19、20 セパレータ板、22 アノードカソード連通ライン、23 電磁弁、25 スイッチ、26 外部負荷、27 抵抗、28 電圧計、29 制御装置、31 アルミガスパック、32 アノードガス連通ライン、33 調整バルブ。

Claims (3)

  1. 電解質膜を両面から挟持するアノードおよびカソードを具備する燃料電池と、
    上記アノードに燃料ガスを供給排出する燃料供給手段および燃料排出手段を具備する燃料供給排出手段と、
    上記カソードに酸化剤ガスを供給排出する酸化剤供給手段および酸化剤排出手段を具備する酸化剤供給排出手段と、を備える燃料電池システムにおいて、
    上記燃料電池の下流領域に配置され、上記燃料供給排出手段と上記酸化剤供給排出手段とを連通して、上記カソード内のガス圧と上記アノード内のガス圧とが等しくなるように調整する圧力調整機構と、
    上記燃料供給手段に接続され、上記燃料ガスまたは還元性ガスまたは不活性ガスを補充して、上記燃料電池の内圧を大気圧に維持するガス補充手段と、を備え、
    上記圧力調整機構は、上記燃料供給排出手段の上記燃料電池より下流側と上記酸化剤供給排出手段の上記燃料電池の下流側とを連通するアノードカソード連通ラインを備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 上記アノードと上記カソードとを接続する抵抗回路と、上記燃料供給排出手段、上記酸化剤供給排出手段および上記抵抗回路を制御する制御回路と、上記燃料電池の発電電圧を検出する電圧計とを備え、
    上記制御回路は、上記アノードと上記カソードとを抵抗を介して接続してから、上記酸化剤供給手段および酸化剤排出手段の両方を閉じて、上記発電電圧が水素の発生電位に対応した所定の電圧以下に達した時、上記燃料供給手段および燃料排出手段の両方を閉じて上記燃料電池を停止することを特徴とする請求項1に記載する燃料電池システム。
  3. 上記ガス補充手段が上記燃料供給手段に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載する燃料電池システム。
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