JP4771314B2 - 氷結用容器 - Google Patents

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本発明は、半解凍の状態で内容物を口部から取り出し、内容物を飲食できる合成樹脂製の氷結用容器に関する。
水や飲料水などの内容物を容器内で凍結させ、内容物を徐々に溶かしながら取り出して飲食する飲食物が知られている。このような飲食物の場合、内容物が凍結した状態で収納された容器を外側から揉むようにして押圧し、容器内で凍っている内容物を細かく砕き、口部から取り出して飲食するようにしている。
または、多層に形成したコップ状の容器であり、氷を入れて飲食するようにした容器が知られている。
特開2003−261125号公報
しかしながら、内容物を砕きやすくするため、素材の剛性を低くしたり、厚みを薄くしたりして容器全体を変形容易にすると、内容物を充填する工程において支障が生じたり、容器の保管や運搬時等において取り扱いがしにくくなることがある。したがって従来は、氷結用容器であっても所定の強度をもって、容易に変形することがないように成形した容器を用いていた。そのためかかる容器に内容物を収納し、その内容物を凍結させたときには、容器を変形させて、凍結した内容物を容器外側から砕いて取り出すことは容易でなかった。
またコップ状では、氷を容易に取り出すことは可能であるが、持ち運びに不便であり、また再度密封することが困難であるという問題があった。
本発明では、容器としての強度を十分保持した上で、凍結された内容物を容器外側から砕き、容易に飲食できる氷結用容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため次のように氷結用容器を構成した。
氷結用容器の壁体を剥離可能な多層構造にして氷結用容器を構成した。氷結用容器は、合成樹脂製で、好ましくはPET樹脂の二軸延伸ブローにより成形した容器であり、その壁体は、多層構造としたことにより所定の剛性を具え、かつ外部から押圧動作を受けて、屈曲、復元動作がなされると、積層間に剥離が発生する程度の接着力で積層され、剥離したとき剛性が低下し、変形が容易となるように形成してある。
氷結用容器は例えば、壁体を多層構造としたパリソンを形成し、そのパリソンを延伸ブローして成形する。尚、材質はPET樹脂に限らずPP樹脂など他の材質でもよい。また外層と内層の材質の組み合わせも特に限定しない。
かかる氷結用容器は、壁体の積層が剥離される前は、氷結用容器が容器としての強度を十分に有し、内容物の充填工程、容器の保管、運搬、更に内容物を凍結させた場合等において支障が生じることがない強度を有している。
一方、壁体に剥離が発生すると剛性が低下し、氷結用容器は容器としての形状は保持するが、容易に押圧変形できる程度の強度となる。
かかる壁体を構成する方法としては、壁体を構成する材質を互いに適度に接着する性質を有するものとすること、層間に接着剤を使用すること、材質同士を熱圧着することなどいずれの方法によってもよい。また、壁体を構成する層は、二層構造に限るものではなく、三層、あるいはそれ以上でもよい。しかし少なくともその内の一層は、その一層のみで容器の形状を保持するに十分な剛性を有するものとする。通常、形状を保持する層を容器の外層側とし、内層側に変形容易な層を設ける。
また剥離層は、氷結用容器の全体でなく、少なくとも氷結用容器の胴部に形成されればよい。更に剥離層は周方向全体でなく、胴部周方向の一部のみ、例えば平坦部分のみとか角部のみとか限定的に形成してもよい。
氷結用容器は、壁体が剛性の高い多層構造であるので、容器としての強度が十分に保持され、内容物を充填する工程、内容物を収容した状態での保管、運搬等において支障は発生しない。また内容物を凍結させたときにも、容器として問題は発生しない。
そして、内容物が凍結した状態(半解凍状態が好ましい。)で氷結用容器の胴部を容器内側に押圧すると、壁体が変形して内容物が破砕されるとともに壁体の積層間に剥離が生じる。かかる押圧動作を繰り返すと、内容物が砕かれると同時に壁体の剥離が拡大し、壁体の剛性が低下して軽い力で氷結用容器を押圧して変形させることができる。更に壁体の剥離が拡大することにより、壁体の押圧による移動量が大きくなり、凍結した内容物を氷結用容器内で細かく砕くことができるようになる。
このように剥離が生じて剛性が低下した壁体は、外部から押圧された場合に容易に変形することとなり、氷結用容器を揉んで内容物を破砕し、半解凍状態の内容物を口部から容易に飲食することができる。
また容器としての強度を十分に有し、かつ容易に押圧変形させることができる氷結用容器をブロー成形等により安価に製造することができる。
図1に、氷結用容器2を示す。
氷結用容器2は、PET樹脂からなる容器であり、二軸延伸ブローで成形されている。氷結用容器2は、上部に口部4を具え、口部4に続いて胴部6、底部8が形成されている。口部4には、外周面に雄ねじが形成してあり、キャップ(図示せず。)が取り外し可能に螺合し、口部4を密封する。
胴部6は、壁体3を四方に具え、図2に示すように断面がほぼ正方形の、四角柱状であり、四面それぞれに減圧吸収パネル12が設けてある。減圧吸収パネル12は、氷結用容器2の横方向に延びる凹凸を上下に繰り返して形成されており、胴部6の高さ方向ほぼ全体に設けられている。
氷結用容器2の壁体3は、図1の円内に断面で示すように、外壁5と内壁7を積層した2層構造となっている。外壁5と内壁7は互いに密着した状態で接着してあり、壁体3は、氷結用容器2が容器としての強度を保持するに十分な剛性を有している。
また外壁5と内壁7は、壁体3を氷結用容器2の外部から押圧して屈曲、復元を繰り返させると接着が剥がれ、積層間に剥離が生じるような接着力で積層してある。そして外壁5と内壁7が剥離した状態となると、外側の外壁5は容器としての形状を保持する剛性は有するが、内壁7はほとんど剛性を有さず、容易に変形可能となり、壁体3は外部から押圧して容易に変形できる剛性となる。
次に、氷結用容器2の特徴について説明する。
氷結用容器2は、壁体3が所定の剛性を有し、容器としてなんら支障なく使用できる強度を保持している。また水やその他の飲料水を内部に収容し、内容物を凍結させた場合にも同様に支障は生じない。
そして内容物が凍結した状態(半解凍状態が好ましい)で、胴部6を持ち、押圧して胴部6を氷結用容器2の内側に変形させる。内容物が凍結しており、また壁体3が所定の剛性を有しているので胴部6は当初変形させにくいが、押圧することにより内容物が若干破砕し、胴部6が変形する。そして押圧を解除させると、胴部6は弾性力で元の状態に復帰する。
このようにして壁体3が変形を受けると、外壁5と内壁7の間の接着が剥がれ、壁体3の積層間に剥離が発生する。壁体3に剥離が発生すると、剥離が発生した部分の剛性が低下し、次に同一の箇所を押圧した時はより大きな移動範囲を、楽に押圧できることとなる。また、剥離していない箇所を押圧することにより、新たに剥離が発生し、剥離部分が拡大される。このようにして壁体3を繰り返し押圧して剥離を発生させると、胴部6の剛性が低下し容易に押圧変形できるようになる。一方剥離されても外壁5は形状を保つので、氷結用容器2の形状は保持される。
これにより、氷結用容器2に収納された、凍結した内容物を外側から押圧して破砕し、口部4を通して徐々に飲食できる。凍結した内容物が氷結用容器2の内部で細くなっても、剥離部分を拡大させることにより氷結用容器2の内部まで押圧できることとなるので、内容物を全て口部4から取り出すことができる。
本発明にかかる氷結用容器を示す正面図である。 図1の氷結用容器のA−A線の断面図である。
符号の説明
2 氷結用容器
3 壁体
4 口部
5 外壁
6 胴部
7 内壁
8 底部
12 減圧吸収パネル

Claims (2)

  1. 口部と、胴部と、底部を具えた合成樹脂製容器であり、前記胴部内で凍結させた内容物を、該胴部を押圧して破砕させながら前記口部から取り出すようにした氷結用容器において、
    少なくとも前記胴部の壁体は剥離可能な積層構造であり、かつ該壁体は、該壁体の積層間が密着している状態では、前記凍結用容器が容器として十分な強度を保持できる剛性を有し、剥離された状態では、該壁体を押圧して変形が容易となる剛性としたことを特徴とする氷結用容器。
  2. PET樹脂製で、二軸延伸で成形した請求項1に記載の氷結用容器。
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