JP4840653B2 - 氷結用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、半解凍の状態で内容物を口部から取り出し、内容物を飲食できる合成樹脂製の氷結用容器に関する。
水や飲料水などの内容物を容器内で凍結させ、内容物を徐々に溶かしながら取り出して飲食する飲食物が知られている。このような飲食物の場合、内容物が凍結した状態で収納されている容器を、外側から揉むようにして押圧し、容器内で凍っている内容物を細かく砕き、口部から取り出して飲食するようにしている。
または、多層に形成したコップ状の容器であり、氷を入れて飲食するようにした容器が知られている。
特開2003−261125号公報
しかしながら、内容物を砕きやすくするため、素材の剛性を低くしたり、厚みを薄くしたりして容器全体を変形容易にすると、内容物を充填する工程において支障が生じたり、容器の保管や運搬時等において取り扱いがしにくくなることがある。したがって従来は、氷結用容器であっても所定の強度をもって、容易に変形することがないように成形した容器を用いていた。そのためかかる容器に内容物を収納し、その内容物を凍結させたときには、容器を変形させて、凍結した内容物を容器外側から砕いて取り出すことは容易でなかった。
またコップ状では、氷を容易に取り出すことは可能であるが、持ち運びに不便であり、また再度密封することが困難であるという問題があった。
本発明では、容器としての強度を十分保持した上で、凍結された内容物を容器外側から砕き、容易に飲食できる氷結用容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため次のように氷結用容器を構成した。
氷結用容器は、口部と、口部に連続した胴部を具えた合成樹脂製容器であり、例えば二軸延伸ブローにより成形したPET樹脂製の容器である。尚氷結用容器の材質は、PET樹脂に限定せず、PP樹脂など他の材質でよく、またその製法も上記方法に限定するものではない。
胴部は、四方に平板状の壁体を具えた四角柱状で、縦方向の例えば中央部分に可動部が全周にわたって形成してある。可動部は、壁体の横幅を、可動部以外の部分の壁体の横幅より狭くした上で、隣接した壁体の間をほぼ平坦な連結壁で連結し、更に壁体と連結壁を連接している連接部が屈曲可能となっている。連接部は、挟み角を狭く閉じる方向でも広く開く方向にも屈曲変形する。可動部以外の胴部は、氷結用容器が容器として形状を保持するに十分な強度を有し、押圧しても容易に変形しない程度の剛性を有している。
壁体の可動部と可動部以外の部分との境には、段差を形成したり、その間で厚みを変化させる必要はない。壁体の表面には、減圧吸収パネルなどを設けるのが好ましい。減圧吸収パネルは、特にその構造を限定しないが、可動部が変形した際その変形に追従して適宜屈曲可能であるのが好ましい。
これにより可動部では、壁体と連結壁が、連接部を屈曲変形させて、容器内側に移動可能となっている。例えば、氷結用容器の中心を挟んで対向した連接部を中心に向かって押圧すると、連接部を挟んでその両側に位置する壁体と連結壁とが同一の平面となるように連接部を平らに変形させて容器内側に移動する。また、対向した壁体どうしを中心に向かって押圧すると、壁体とその壁体の両側の連結壁とが同一の平面となるように変形して、容器内側に移動する。
可動部の高さ幅、および容器における位置は、容器全体の強度を保持する点、および押圧の容易さ、すなわち内容物の砕き易さなどを考慮して設定する。したがって可動部を胴部の中央でなく、上部や底部の近くに形成してもよい。
可動部において壁体の横幅が狭く、かつ他との間で段差なく壁体が形成されていることから、連結壁は、連結壁の上下の部分より容器内側に形成される。可動部と可動部以外の部分は、適度な傾斜を有する段部で連続させ、特に上部においては、可動部を手で持ったとき、指が掛かるように形成する。
尚連結壁は、完全に平板状でなく、丸みを帯びていてもよい。要は壁体や連接部を容器内側に押圧したとき、連結壁自体が大きく撓むことなく連接部が屈曲し、連結壁等が容器内側に移動されればよい。また可動部を、胴部の周方向に沿って均等に形成しなくともよい。
氷結用容器は、容器としての強度が十分に保持でき、内容物を収容した状態での形状保持、および運搬、保管等において支障は発生しない。
内容物を冷却したり凍結させたときにも、減圧吸収パネル等が適度に内圧変動を吸収するので、容器に大きな変形を発生させない。そして、内容物が凍結した状態(半解凍状態が好ましい)で可動部を内側に押圧すると、可動部が容器内側に変形し、凍結している内容物が砕かれる。これにより、内容物を砕きながら口部から流出させ、飲食することができる。
また、段部に指を掛けて氷結用容器を持つことができる。開封した口部をキャップ等により再度密封できる。
凍結した内容物を容易に砕いて飲食できる氷結用容器を、ブロー成形等により安価に製造できる。
図1に、氷結用容器2を示す。
氷結用容器2は、PET樹脂からなる容器であり、二軸延伸ブローで成形されている。氷結用容器2は、上部に口部4を具え、口部4に続いて胴部6、底部8が形成されている。口部4には、外周面に雄ねじが形成してあり、キャップ30(図6参照)が取り外し可能に螺合し、口部4を密封する。
胴部6は、図2に示すように断面がほぼ正方形の、四角柱状であり、壁体14のそれぞれに減圧吸収パネル12が設けてある。減圧吸収パネル12は、胴部6の横方向に延びる凹凸を上下に繰り返して形成されており、胴部6の高さ方向ほぼ全体に設けられている。
胴部6には、高さ方向にほぼ三等分した中央に可動部3が設けてある。可動部3の断面を図3に示す。可動部3では、壁体14の横幅、すなわち減圧吸収パネル12の横幅が狭く形成してあり、かつ壁体14の両側に連結壁5を設け、連結壁5により壁体14どうしを連結させている。
連結壁5は、図3に示すように胴部6の外側に向けて若干の丸みを有している。連結壁5の左右端部には連接部9が設けてあり、連結壁5は連接部9を介して壁体14と連結している。連接部9は、連結壁5と壁体14が形成する角度が閉じる方向へも開く方向へも作動する。また連接部9は、適度な復元力を有している。
連結壁5は、可動部3以外の胴部6の角7(図2参照。)より胴部6の内側に位置して形成されており、連結壁5と角7の間には段部13が形成してある。段部13は適度な傾斜を有し、特に上部の段部13は可動部3を持った際指がかかるようになっている。
次に、氷結用容器2の特徴について説明する。
氷結用容器2は、図6に示すように四角柱状で、可動部3以外の胴部6の角7は、従来の容器と同様小さい曲率であり、また壁体14が縦方向に連続して形成してあり、全体として所定の強度を有し、容器としてなんら支障なく使用できる。また水やその他の飲料水を内部に収容し、内容物を凍結させた場合にも同様である。
そして内容物を飲食する場合には(半解凍状態が好ましい)、可動部3に指を置き、可動部3を両側から氷結用容器2の中心に向けて押圧する。するとまだ凍結した状態で内部は固いので胴部6は容易に変形せず、まず対向した連接部9がわずかに内側に押圧変形される。
連接部9が押圧されると、連接部9はつぶれて角度が広くなり、その連接部9に連結された壁体14と連結壁5が平板状に並ぶ。一方それ以外の連接部9には変動がなく、壁体14と連結壁5の角度はそのままであるため、胴部6は図4に示すように少しひしゃげたひし形のような形状となる。
これにより、胴部6内の内容物は、押圧された部分の周縁が少し砕かれる。そして異なる位置の連接部9に指を置き替えて押圧したり、あるいは両手の指をそれぞれ対向する異なる位置に置き、片手ずつ押圧して、可動部3の周囲を揉むように変形させる。これにより凍結した内容物の周囲が徐々にざらめ状に解凍され、解凍された内容物を口部4を通して飲食できる。
上記押圧により内容物の周囲が解凍され凍結部分が細くなった場合には、指を対向した壁体14に置き、壁体14同士を中心に向けて押圧させる。すると胴部6は、図5に示すように長方形に近い形にまで変形され、壁体14の間が狭くなり内容物をより細くできる。かかる押圧も、上記したと同様、十字の方向から交互に押圧したり、あるいはその動作に連接部9の押圧を加えることにより、胴部6を周囲から揉むように押圧し、内容物を解凍させる。
これにより内容物を、口部4から流出可能な程度の細さにまで、あるいは両壁体14が接触される程度にまで押圧して完全に破砕し、内容物を全て飲食することができる。
また可動部3には図6に示すように段部13が形成してあるので、可動部3を、例えば親指と人差し指で両側から持った場合に、段部13に指を掛け、氷結用容器2を容易に、かつ楽に持つことができる。
本発明にかかる氷結用容器を示す正面図である。 図1の氷結用容器のA−A線の断面図である。 図1の氷結用容器のB−B線の断面図である。 変形させた氷結用容器のB−B線位置の断面図である。 変形させた氷結用容器のB−B線位置の断面図である。 図1の氷結用容器の斜視図である。
符号の説明
2 氷結用容器
3 可動部
4 口部
5 連結壁
6 胴部
7 角
8 底部
9 連接部
12 減圧吸収パネル
13 段部
14 壁体
30 キャップ

Claims (4)

  1. 口部と、該口部に連続して、四方に平板状の壁体及び隣接する壁体どうしを連設する角を四隅に具えた胴部を有し、半解凍状態の内容物を前記口部から取り出すようにした四角柱状の合成樹脂製の氷結用容器において、
    前記壁体の横幅を狭くし、かつ前記隣接する壁体どうしを、前記角よりも前記胴部の内側に位置する連結壁でほぼ直線状に連結し、更に前記壁体と前記連結壁との連接部を屈曲可能とした可動部を、前記胴部の一部に設けたことを特徴とする氷結用容器。
  2. 可動部を、胴部の縦方向ほぼ中央に設けた請求項1に記載の氷結用容器。
  3. 可動部において、壁体の横幅と連結壁の横幅がほぼ等しい請求項1または2に記載の氷結用容器。
  4. 前記各壁体に減圧吸収パネルを形成し、かつ連結壁の上端に、指がかかる段部を形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の氷結用容器。
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