JP4770763B2 - 予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム - Google Patents

予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4770763B2
JP4770763B2 JP2007069867A JP2007069867A JP4770763B2 JP 4770763 B2 JP4770763 B2 JP 4770763B2 JP 2007069867 A JP2007069867 A JP 2007069867A JP 2007069867 A JP2007069867 A JP 2007069867A JP 4770763 B2 JP4770763 B2 JP 4770763B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
equation
calculated
aic
actual data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007069867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008234094A (ja
Inventor
大輔 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2007069867A priority Critical patent/JP4770763B2/ja
Publication of JP2008234094A publication Critical patent/JP2008234094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4770763B2 publication Critical patent/JP4770763B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、指数形やS字形の曲線で近似できる単調増加し、最終的にある一定値(飽和値)になる現象で、最も良くその現象を表現しているモデルの選択方法、その事象を予測する予測方法、パラメータ推定装置、ならびにそのプログラムに関する。
コンピュータウィルスの感染数を予測するコンピュータウィルス感染数予測モデル、ソフトウェアの信頼度あるいはバグ数を予測するソフトウェア信頼度成長モデル、人口の変化を予測する人口予測モデル、静物個体数の変化を予測する生物個体数予測モデル、ならびに新製品、技術、およびサービスの普及を予測する普及予測モデルは、指数形曲線やS字形曲線で記述されることが多い。そのモデルは複数提案されており、実際にデータが与えられたときに、どのモデルが最もそのデータに適しているのかは経験則で決めていることが多く、モデル選択のための基準は少ない。
モデル選択のための基準としては、ソフトウェア信頼度成長モデルにおいて、文献(山田茂:ソフトウェア信頼性モデル−基準と応用、日科技連)のpp.125−129(非特許文献1参照)にあるが、これらは曲線が最終的に落ち着く一定値(飽和値)になってから複数のモデルの善し悪しを評価するものであったり、モデル選択を行う上での考え方が書かれているものであるため、実際にデータが与えられ、予測が必要なときに複数のモデルのうち、どれが好ましいのかを判定する指標としては不十分である。
実データからモデル選択を行うための指標としては、同じくソフトウェア信頼度成長モデルにおいて特開2003−186701号公報(特許文献1参照)あるいはD.Satoh and S.Yamada:Discrete equations and software reliability growth models,Proceedings of 12th International Symposium on Software Reliability Engineering,(IEEE Computer Society,Hong Kong,November,2001)176−184(非特許文献2参照)がある。以後、この方法について説明する。なお、注目する事象がソフトウェア信頼度成長モデルの場合、累積バグ数となるが、冒頭で掲げた各現象においてはその注目する事象に読み替えれば良い。以後は、ソフトウェア信頼度成長モデルを例に説明していく。
このモデル選択法では、実データが、ともにS字形曲線を示すロジスティック曲線モデルとゴンペルツ曲線モデルのいずれにより適合しているかを判断する指標である。その指標とは、以下に示すものであり、C(n)とC(n)の値の小さい方が適したモデルとなる。
Figure 0004770763
Figure 0004770763
ここで、Dは第i期における実データの値、
Figure 0004770763
はそれぞれロジスティック曲線モデル、ゴンペルツ曲線モデルによって得られた第i期における推定値である。この推定値は、厳密解を持つ差分方程式を用いて回帰分析によって与えられる。まず、ロジスティック曲線モデルの回帰式は以下の通りである。
=A+BLn+1 (3)
ここで、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
式(3)を用いて回帰分析を行い、得られたA,Bの推定値から元の差分方程式のパラメータであるk,α,mを求め、厳密解
Figure 0004770763
により推定値を求め、C(n)を計算する。
一方、ゴンペルツ曲線モデルの回帰式は、
Figure 0004770763
で与えられる。ここで、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
である。式(8)を用いて回帰分析を行い、得られたA,Bの推定値から元の差分方程式のパラメータであるk,a,bを求め、厳密解
Figure 0004770763
により推定値を求め、C(n)を計算する。
特開2003−186701号公報 山田茂:ソフトウェア信頼性モデル−基準と応用、日科技連のpp.125−129 D.Satoh and S.Yamada:Discrete equations and software reliability growth models,Proceedings of 12th International Symposium on Software Reliability Engineering,(IEEE Computer Society,Hong Kong,November,2001)176−184
前述のように、従来の技術では、実データと推定値との相対二乗誤差の和を比較することにより、モデルの判定を行っている。このような誤差によって判定を行う場合には、比較するモデルで使われているパラメータ数が一致している必要がある。何故ならば、パラメータ数が増えると、それに伴って適合度は上がっていくからである。そのため、従来技術では、パラメータ数が異なるモデル間で比較することができない、という問題がある。
また、従来技術では、実データと推定値とを比較するため、回帰式によって求められたパラメータを元の差分方程式のパラメータに変換し、その変換されたパラメータを厳密解に代入して初めて推定値が得られ、その推定値と実データとを比較しなければならない。このため、モデル選択をするためには、モデル選択だけのためにわざわざ各モデルでの推定値に変換しなければならない、という問題もある。
(目的)
本発明の目的は、共通する回帰式に対してAICを計算することによりモデルの選択ができ、パラメータの数が異なるモデルに対してもモデルの比較が可能となり、かつ元の差分方程式の推定値を求めてデータとの適合度を計算することなく、回帰分析の段階でモデルの選択が可能になる予測モデル選択方法、予測方法、およびパラメータ推定装置、ならびにそのプログラムを提供することにある。
本発明の予測モデル選択方法では、微分方程式を差分方程式に書き換える場合、通常の前進差分や中心差分ではない差分法を行うことにより、上記の回帰式の性質を満足するものを導き出すとともに、微分方程式からの離散化誤差を考慮しなくて済むように、その差分方程式は厳密解を持つような差分方程式を導き出し、この差分方程式を用いてパラメータ推定のための回帰式に変換することにより、AIC(赤池情報量規準)によるモデル選択を可能にする。
なお、パラメータ数が異なるモデルの比較には、AICが用いられるが、AICを計算するには回帰式が全てのモデルを含んでいなければならない。つまり、回帰式のパラメータのいずれかを0にすることによって、他のモデルになっていなければならない。
本発明によれば、共通する回帰式に対してAICを計算することによりモデルの選択ができるようになり、パラメータの数が異なるモデルに対してもモデルの比較が可能となる。さらに、元の差分方程式の推定値を求めてデータとの適合度を計算せずに、回帰分析の段階でモデルの選択が可能となる。
以下、数式および図面を用いて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、はじめに複数のモデルから得られる共通の回帰式を説明する。
ここでは、指数形モデル、S字形モデル(ロジスティック曲線モデル、リカッチ方程式モデル)のパラメータを推定するための共通のひとつの回帰式を示す。Mnをn番目の期間(たとえば一日や一週間など)までに発見された累積バグ数として指数形モデル、S字形モデル(ロジスティック曲線モデル、リカッチ方程式モデル)のパラメータを推定するための共通のひとつの回帰式は、
Figure 0004770763
と表される。ここで、
Figure 0004770763
である。この回帰式を用いて回帰分析、AICの計算によるモデル選択を行う。
式(13)は、
Figure 0004770763
のとき指数形モデルの回帰式
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
となる。回帰分析によりA,Bが推定できれば、式(17)(18)をa,bそれぞれについて解き、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
また、δ=1とおくことで、a,bの推定値を求めることができる。注目している事象の飽和値はaの推定値によって与えられる。指数形モデルの差分方程式とその厳密解は、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
であり、時間間隔δ→0で微分方程式とその厳密解
Figure 0004770763
Figure 0004770763
に一致する。
推定値に必要なmはデータ数をN、既に得られているデータM,n=1,2,・・・,Nとして、
Figure 0004770763
によって求める。求められたm,a,bを式(22)に代入することにより、n期目の推定値を求めることができる。Mnがある値になるのに、今後どれだけの時間がかかるかといった予測が得られる。
次に、式(13)において、
Figure 0004770763
とすると、ロジスティック曲線モデルの回帰式
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
となる。回帰分析によりB,Cが推定できれば、式(28)(29)をk,αそれぞれについて解き、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
また、δ=1とおくことで、k,αの推定値を求めることができる。注目している事象の飽和値kの推定値が求められる。
ロジスティック曲線モデルの差分方程式とその厳密解は、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
であり、時間間隔→0で微分方程式と厳密解
Figure 0004770763
Figure 0004770763
に一致する。推定値に必要なmはデータ数をN、既に得られているデータM,n=1,2,・・・,Nとして、
Figure 0004770763
によって求める。求められたm,k,αを式(33)に代入することにより、n期目の推定値を求めることができる。これにより、Mがある値になるのに今後どれだけの時間がかかるかといった予測が得られる。
次に、式(13)において、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
のとき、リカッチ方程式モデルとなる。このリカッチ方程式モデルは、分野により名称が異なる。例えば、ソフトウェア信頼度成長モデルでは、習熟S字形モデルと呼ばれ、新製品、技術、およびサービスの普及を予測する普及予測モデルでは、Bassモデルとも呼ばれる。共通することは、モデルを記述する微分方程式がリカッチ方程式であることである。分野によりパラメータが異なることがあるが、適当な変換により別の分野でのモデルのパラメータに書き換えることができる。
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
となる。
回帰分析に母A,B,Cが推定できれば、式(40)(41)(42)をK,k,αそれぞれについて解き、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
また、δ=1とおくことで、K,k,αの推定値を求めることができる。注目している事象の飽和値k+Kがこれにより得られる。
式(13)のパラメータとリカッチ方程式モデルの差分方程式とその厳密解は
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
に一致する。推定値に必要なmrはデータ数をN、既に得られているデータMn,n=1,2,・・・,Nとして
Figure 0004770763
によって求める。求められたm,K,k,αを式(47)に代入することにより、n期目の推定値を求めることができる。これにより、Mがある値になるのに、今後どれだけの時間がかかるかといった予測が得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るモデル選択・予測装置のブロック図である。
また、図2は、同じくモデル選択・予測方法の動作手順を示すフローチャートである。
一日や一週間など予め決められた期間ごとに注目する事象の発生数(ソフトウェア信頼度成長モデルであれば、発見したバグ数)を実データ入力・保存部11に入力する。実データ入力部では、各期間ごとに入力されたデータ値および各期間までの累積のデータ値を記憶する(ステップ101)。モデル判定指令部12からのモデル判定要求(ステップ102)により、実データ入力・保存部11に記憶されているデータを用いてAIC計算部(モデル判定部)14でAICを計算する。AIC計算部(モデル判定部)14は、モデル情報入力部13から入力されたモデル情報、すなわち、どのモデルが式(13)のパラメータA,B,C全てを使用するのか、あるいは、いずれかのパラメータが0なのか、という情報を記憶している。
式(13)のような重回帰分析の場合、AICは次のように計算できる。
Figure 0004770763
ここでNはその時点でのデータの数、pはパラメータ数、Seは残差平方和で、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
は回帰分析により推定されたパラメータの値である。
指数形モデル、ロジスティック曲線モデル、リカッチ方程式モデルのそれぞれについてAICをAIC計算部(モデル判定部)14で求める(ステップ103,104,105)。
指数形モデルのときは、
p=2 (53)
Figure 0004770763
ロジスティック曲線モデルのときは、
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
Figure 0004770763
図2のモデル選択・予測方法の手順をプログラム化して、CD−ROMなどの記録媒体に格納し、本発明のモデル選択・予測装置内のコンピュータに装着して、このコンピュータにプログラムをインストールして、実行させることにより、本発明を容易に実現することができる。また、ネットワークを介してこのプログラムを他のコンピュータにダウンロードすることにより、このプログラムの汎用化も可能となる。
本発明の実施形態に係るモデル選択・予測装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係るモデル選択・予測方法の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11 実データ入力・保存部
12 モデル判定指令部
13 モデル情報入力部
14 AIC計算部(モデル判定部)
15 パラメータ推定・推定値算出部
16 結果出力部

Claims (10)

  1. 単調増加し最終的にある一定値になる現象を最も良く記述するモデルを複数のモデルから選択する予測モデル選択装置であって、
    上記複数のモデルは、
    下記式(23)の微分方程式で表される指数形モデルと、下記式(34)の微分方程式で表されるロジスティック曲線モデル、および、下記式(48)の微分方程式で表されるリカッチ方程式モデルからなり、
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    予め決められた期間毎に入力された実データ値および累積値を記憶する実データ入力保存手段と、
    上記式(23),(34),(48)で示される各モデルの微分方程式に対して厳密解を持つ差分方程式から変換された各回帰式と上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値とを用いて回帰分析を行い、各回帰式のパラメータの推定値を算出し、算出した各回帰式のパラメータの推定値を用いて上記指数形モデルと上記ロジスティック曲線モデルおよび上記リカッチ方程式モデルのそれぞれのAICの計算を行い、計算したAICが最小となるモデルを、上記現象を最も良く記述するモデルとして選択するAIC計算モデル判定手段と、を有し、
    上記AIC計算モデル判定手段は、
    上記式(23)から時間間隔δを差分間隔として差分化した下記式(21)で表される当該指数形モデルの差分方程式および該差分方程式から変換された下記式(13),(14),(15)で示される第1の回帰式と、
    上記式(34)から時間間隔δを差分間隔として差分化した下記式(32)で表される当該ロジスティック曲線モデルの差分方程式および該差分方程式から変換された下記式(13),(14),(26)で示される第2の回帰式と、
    上記式(48)から時間間隔δを差分間隔として差分化した下記式(46)で表される当該リカッチ方程式モデルの差分方程式および該差分方程式から変換された下記式(13),(14),(37),(38)で示される第3の回帰式と、
    を記憶し、
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    上記指数形モデルに対するAIC計算においては、
    上記第1の回帰式から、上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値を用いて当該第1の回帰式におけるパラメータA,Bを算出し、算出したパラメータA,Bを用いて上記指数形モデルのAICを算出し、
    上記ロジスティック曲線モデルに対するAIC計算においては、
    上記第2の回帰式から、上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値を用いて当該第2の回帰式におけるパラメータB,Cを算出し、算出したパラメータB,Cを用いて上記ロジスティック曲線モデルのAICを算出し、
    上記リカッチ方程式モデルに対するAIC計算においては、
    上記第3の回帰式から、上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値を用いて当該第3の回帰式におけるパラメータA,B,Cを算出し、算出したパラメータA,B,Cを用いて上記リカッチ方程式モデルのAICを算出する
    ことを特徴とする予測モデル選択装置。
  2. 請求項1に記載の予測モデル選択装置であって、
    上記AIC計算モデル判定手段は、
    上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値と、上記回帰分析により算出した上記第1〜第3の回帰式における各パラメータA,B,Cの推定値A^,B^,C^を用いて、下記式(52)から残差平方和Sを求め、
    求めた残差平方和Sと上記データの数N、および、上記第1〜第3の回帰式における各パラメータA,B,Cの数pを用いて、下記式(51)から、上記指数形モデルと上記ロジスティック曲線モデルおよび上記リカッチ方程式モデルのそれぞれのAICを算出する
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    ことを特徴とする予測モデル選択装置。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載の予測モデル選択装置であって、
    上記現象を記述するモデルは、コンピュータウィルスの感染数を予測するコンピュータウィルス感染数予測モデル、ソフトウェアの信頼度あるいはバグ数を予測するソフトウェア信頼度成長モデル、人口の変化を予測する人口予測モデル、生物個体数の変化を予測する生物個体数予測モデル、ならびに、新製品、技術、およびサービスの普及を予測する普及予測モデルのうちの少なくともいずれか一つであることを特徴とする予測モデル選択装置
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の予測モデル選択装置における上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルでの時間周期毎の推定値を計算する予測装置であって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルを受け取り、当該モデルのパラメータおよび時間周期毎の推定値を計算する推定値算出手段を有し、
    該推定値算出手段は、
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルが上記指数形モデルであれば、
    上記式(21)で表される当該指数形モデルの差分方程式とその厳密解が、時間間隔δ→0において、それぞれ、当該指数形モデルの上記式(23)で示した微分方程式とその厳密解に一致することから、
    データ数をN、実データMn(n=1,2,…,N)として、下記式(25)により、推定に必要な値meを算出し、上記AIC計算モデル判定手段で求めたパラメータA,Bからaeおよびbeの値を算出し、算出した各値を用いて、下記式(22)に示す厳密解から、n期目の推定値を算出し、
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルが上記ロジスティック曲線モデルであれば、
    上記式(32)で表される当該ロジスティック曲線モデルの差分方程式と厳密解が、時間間隔δ→0で、それぞれ、当該ロジスティック曲線モデルの上記式(34)で示した微分方程式と厳密解に一致することから、
    データ数をN、実データMn(n=1,2,…,N)として、下記式(36)により、推定に必要な値m1を算出し、
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段で求めたパラメータB,Cからk1およびα1の値を算出し、算出した各値を用いて、下記式(33)に示す厳密解から、n期目の推定値を算出し、
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルが上記リカッチ方程式モデルであれば、
    上記式(46)で表される当該ロジスティック曲線モデルの差分方程式と厳密解が、時間間隔δ→0で、それぞれ、当該ロジスティック曲線モデルの上記式(48)で示した微分方程式と厳密解に一致することから、
    データ数をN、実データMn(n=1,2,…,N)として、下記式(50)により、推定に必要な値mrを算出し、
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段で求めたパラメータA, B, CからKrおよびkrとαrを算出し、算出した各値を用いて、下記式(47)に示す厳密解から、n期目の推定値を算出する
    Figure 0004770763
    ことを特徴とする予測装置。
  5. コンピュータを、請求項1から請求項3のいずれかに記載の予測モデル選択装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータを、請求項4に記載の予測装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  7. 単調増加し最終的にある一定値になる現象を最も良く記述するモデルを複数のモデルから選択するコンピュータによる予測モデル選択方法であって、
    上記複数のモデルは、
    下記式(23)の微分方程式で表される指数形モデルと、下記式(34)の微分方程式で表されるロジスティック曲線モデル、および、下記式(48)の微分方程式で表されるリカッチ方程式モデルからなり、
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    予め決められた期間毎に入力された実データ値および累積値を記憶する実データ入力保存手段と、
    上記式(23),(34),(48)で示される各モデルの微分方程式に対して厳密解を持つ差分方程式から変換された各回帰式と上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値とを用いて回帰分析を行い、各回帰式のパラメータの推定値を算出し、算出した各回帰式のパラメータの推定値を用いて上記指数形モデルと上記ロジスティック曲線モデルおよび上記リカッチ方程式モデルのそれぞれのAICの計算を行い、計算したAICが最小となるモデルを、上記現象を最も良く記述するモデルとして選択するAIC計算モデル判定手段と、を有し、
    上記AIC計算モデル判定手段は、
    上記式(23)から時間間隔δを差分間隔として差分化した下記式(21)で表される当該指数形モデルの差分方程式および該差分方程式から変換された下記式(13),(14),(15)で示される第1の回帰式と、
    上記式(34)から時間間隔δを差分間隔として差分化した下記式(32)で表される当該ロジスティック曲線モデルの差分方程式および該差分方程式から変換された下記式(13),(14),(26)で示される第2の回帰式と、
    上記式(48)から時間間隔δを差分間隔として差分化した下記式(46)で表される当該リカッチ方程式モデルの差分方程式および該差分方程式から変換された下記式(13),(14),(37),(38)で示される第3の回帰式と、
    を記憶し、
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    上記指数形モデルに対するAIC計算においては、
    上記第1の回帰式から、上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値を用いて当該第1の回帰式におけるパラメータA,Bを算出し、算出したパラメータA,Bを用いて上記指数形モデルのAICを算出し、
    上記ロジスティック曲線モデルに対するAIC計算においては、
    上記第2の回帰式から、上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値を用いて当該第2の回帰式におけるパラメータB,Cを算出し、算出したパラメータB,Cを用いて上記ロジスティック曲線モデルのAICを算出し、
    上記リカッチ方程式モデルに対するAIC計算においては、
    上記第3の回帰式から、上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値を用いて当該第3の回帰式におけるパラメータA,B,Cを算出し、算出したパラメータA,B,Cを用いて上記リカッチ方程式モデルのAICを算出する
    ことを特徴とする予測モデル選択方法。
  8. 請求項7に記載の予測モデル選択方法であって、
    上記AIC計算モデル判定手段は、
    上記実データ入力保存手段が記憶した実データ値と、上記回帰分析により算出した上記第1〜第3の回帰式における各パラメータA,B,Cの推定値A^,B^,C^を用いて、下記式(52)から残差平方和Sを求め、
    求めた残差平方和Sと上記データの数N、および、上記第1〜第3の回帰式における各パラメータA,B,Cの数pを用いて、下記式(51)から、上記指数形モデルと上記ロジスティック曲線モデルおよび上記リカッチ方程式モデルのそれぞれのAICを算出する
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    ことを特徴とする予測モデル選択方法。
  9. 請求項7もしくは請求項8のいずれかに記載の予測モデル選択方法であって、
    上記現象を記述するモデルは、コンピュータウィルスの感染数を予測するコンピュータウィルス感染数予測モデル、ソフトウェアの信頼度あるいはバグ数を予測するソフトウェア信頼度成長モデル、人口の変化を予測する人口予測モデル、生物個体数の変化を予測する生物個体数予測モデル、ならびに、新製品、技術、およびサービスの普及を予測する普及予測モデルのうちの少なくともいずれか一つであることを特徴とする予測モデル選択方法。
  10. 請求項7から請求項9のいずれかに記載の予測モデル選択方法における上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルでの時間周期毎の推定値を計算する予測装置の推定値予測方法であって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルを受け取り、当該モデルのパラメータおよび時間周期毎の推定値を計算する推定値算出手段を有し、
    該推定値算出手段は、
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルが上記指数形モデルであれば、
    上記式(21)で表される当該指数形モデルの差分方程式とその厳密解が、時間間隔δ→0において、それぞれ、当該指数形モデルの上記式(23)で示した微分方程式とその厳密解に一致することから、
    データ数をN、実データMn(n=1,2,…,N)として、下記式(25)により、推定に必要な値meを算出し、上記AIC計算モデル判定手段で求めたパラメータA,Bからaeおよびbeの値を算出し、算出した各値を用いて、下記式(22)に示す厳密解から、n期目の推定値を算出し、
    Figure 0004770763
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルが上記ロジスティック曲線モデルであれば、
    上記式(32)で表される当該ロジスティック曲線モデルの差分方程式と厳密解が、時間間隔δ→0で、それぞれ、当該ロジスティック曲線モデルの上記式(34)で示した微分方程式と厳密解に一致することから、
    データ数をN、実データMn(n=1,2,…,N)として、下記式(36)により、推定に必要な値m1を算出し、
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段で求めたパラメータB,Cからk1およびα1の値を算出し、算出した各値を用いて、下記式(33)に示す厳密解から、n期目の推定値を算出し、
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段が選択したモデルが上記リカッチ方程式モデルであれば、
    上記式(46)で表される当該ロジスティック曲線モデルの差分方程式と厳密解が、時間間隔δ→0で、それぞれ、当該ロジスティック曲線モデルの上記式(48)で示した微分方程式と厳密解に一致することから、
    データ数をN、実データMn(n=1,2,…,N)として、下記式(50)により、推定に必要な値mrを算出し、
    Figure 0004770763
    上記AIC計算モデル判定手段で求めたパラメータA, B, CからKrおよびkrとαrの値を算出し、算出した各値を用いて、下記式(47)に示す厳密解から、n期目の推定値を算出する
    Figure 0004770763
    ことを特徴とする推定値予測方法。
JP2007069867A 2007-03-19 2007-03-19 予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム Expired - Fee Related JP4770763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069867A JP4770763B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069867A JP4770763B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008234094A JP2008234094A (ja) 2008-10-02
JP4770763B2 true JP4770763B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=39906818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007069867A Expired - Fee Related JP4770763B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4770763B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010108078A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Hitachi East Japan Solutions Ltd 需要予測装置
CN104217250B (zh) * 2014-08-07 2017-05-31 北京市交通信息中心 一种基于历史数据的城市轨道交通新线开通客流预测方法
JP2017157109A (ja) 2016-03-03 2017-09-07 富士通株式会社 推定装置、推定方法および推定プログラム
JP6761788B2 (ja) * 2017-08-22 2020-09-30 日本電信電話株式会社 予測装置、予測方法及び予測プログラム
CN110533250B (zh) * 2019-09-03 2023-04-28 贵州大学 通过量纲分析预测食品货架期的方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02264355A (ja) * 1989-04-04 1990-10-29 Toshiba Corp 水需要予測装置
JPH05314094A (ja) * 1992-05-11 1993-11-26 Kao Corp 販売予測支援装置
JPH0991273A (ja) * 1995-09-28 1997-04-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ予測装置
JP4386973B2 (ja) * 1996-10-23 2009-12-16 株式会社野村総合研究所 階層的予測モデル構築装置及びその方法
JPH11219345A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Hitachi Ltd 時系列データの予測方法およびシステム
JP2000020504A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Toshiba Corp 目的変数の説明または予測方法、および目的変数を説明または予測するプログラムを記録した記録媒体
JP3612428B2 (ja) * 1998-10-12 2005-01-19 日本電信電話株式会社 ソフトウェア信頼性予測方法および装置と記録媒体
JP2003022314A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Recruit Co Ltd 不動産価格関数推定方法、不動産価格関数推定装置、及び不動産価格関数推定プログラム
JP2003140929A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア信頼性予測方法、ソフトウェア信頼性予測プログラム及び当該予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びにソフトウェア信頼性予測装置
JP2003186701A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア信頼度成長モデル選択方法、ソフトウェア信頼度成長モデル選択プログラム及び当該モデル選択プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びにソフトウェア信頼度成長モデル選択装置
JP2004086897A (ja) * 2002-08-06 2004-03-18 Fuji Electric Holdings Co Ltd モデル構築方法およびモデル構築システム
JP4498666B2 (ja) * 2002-08-21 2010-07-07 日本電信電話株式会社 予測装置、予測プログラム、および記録媒体
JP2005063208A (ja) * 2003-08-14 2005-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア信頼度成長モデル選択方法、ソフトウェア信頼度成長モデル選択装置、ソフトウェア信頼度成長モデル選択プログラム、およびプログラム記録媒体
RU2007124523A (ru) * 2004-12-30 2009-02-10 ПРОВЕНТИС, Инк., (US) Способы, системы и компьютерные программные продукты для разработки и использования прогнозных моделей для прогнозирования большинства медицинских случаев, оценки стратегий вмешательства и для одновременной оценки нерегулярности биологических маркеров

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008234094A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4770763B2 (ja) 予測モデル選択装置と方法および予測装置と推定値予測方法ならびにプログラム
CN111712840B (zh) 注释方法、注释装置、存储介质以及识别系统
US8775229B1 (en) Method of correcting a project schedule
JP2008262573A (ja) 時系列モデルを構築するためのシステムおよび方法
Commeyne et al. Effort estimation with story points and cosmic function points-an industry case study
JP7214417B2 (ja) データ処理方法およびデータ処理プログラム
JP4265296B2 (ja) 変化点検出装置,変化点検出方法および変化点検出用プログラム
JP2010108283A (ja) 予測システム、予測方法および予測プログラム
WO2010044712A1 (en) Method and apparatus for default rating estimation
JP4498666B2 (ja) 予測装置、予測プログラム、および記録媒体
JP2009193205A (ja) 自動チューニングシステム、自動チューニング装置、自動チューニング方法
JP2005063208A (ja) ソフトウェア信頼度成長モデル選択方法、ソフトウェア信頼度成長モデル選択装置、ソフトウェア信頼度成長モデル選択プログラム、およびプログラム記録媒体
JP2023120168A (ja) 半導体工場における待ち時間予測のための方法
JP5773620B2 (ja) センサ異常判定装置及びセンサ異常判定方法
CN115587545A (zh) 一种用于光刻胶的参数优化方法、装置、设备及存储介质
US20030022404A1 (en) System processing time computation method, system processing time computation device, and recording medium with system processing time computation program recorded thereon
JP5636922B2 (ja) 性能予測装置、性能予測方法およびプログラム
JP4820747B2 (ja) 旅行時間算出装置、プログラム、および記録媒体
JP4956380B2 (ja) 通信帯域算出装置、方法、およびプログラム
JP5156516B2 (ja) 材料特性の推定方法及び材料特性の推定プログラム
JP2006195542A (ja) モデル同定装置およびモデル同定プログラム
JP7352378B2 (ja) 製造制御装置、製造制御方法及びプログラム
JP2003140929A (ja) ソフトウェア信頼性予測方法、ソフトウェア信頼性予測プログラム及び当該予測プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びにソフトウェア信頼性予測装置
WO2009107313A1 (ja) 確率モデル選択装置、確率モデル選択方法、およびプログラム
JP6761788B2 (ja) 予測装置、予測方法及び予測プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110606

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110608

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110606

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees