JP4956380B2 - 通信帯域算出装置、方法、およびプログラム - Google Patents

通信帯域算出装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信技術に関し、特に複数の回線から発生するトラヒックを1つの通信パスで転送する際に必要となる通信帯域を算出する技術に関する。
一般に、利用者に対して通信サービスを提供する際、各利用者が行う個々の通信を1つの通信パスに重畳してネットワーク内を転送することにより、ネットワーク資源の有効利用が図られている。
このようなネットワーク構成では、将来の目標時点において通信パスで発生するトラヒックを予測して、通信パスで必要となる通信帯域を算出し、この通信帯域に基づき通信パスさらにはネットワークを設計する必要がある。
従来、このような通信パスの通信帯域を予測する方法として、対象となる通信パスについて所定の観測期間において観測した時系列トラヒック情報に基づいて、将来の目標時点における通信帯域を予測する技術(例えば、非特許文献1,2など参照)が提案されている。
また、対象となる通信パスで観測した時系列トラヒック情報に、当該ネットワークを利用する利用者の人口構成、世帯属性、さらには事業所属性などの変化を示す環境情報を加えて、将来の目標時点における通信帯域を予測する技術(例えば、非特許文献3,4など参照)が提案されている。
川野弘道 他、「マクロ分析のためのトラヒック予測方法とその評価」、電子情報通信学会論文誌、Vol.J82-B,No.6、pp1107-1114、1999年6月 上田徹 他、「電気通信における時系列解析法の応用」、オペレーションズ・リサーチ、Vol.34,No.10、pp530-534、1989年10月号 星合擁湖 他、「通話量に関する重回帰モデルの検討」、1992年電子情報通信学会秋季大会、 B-503、p3-169、1992年 上田徹 他、「統計的手法に基づく通信利用同行の分析」、NTT R&D、 Vol.40,No.12、p1599-1606、1991年 David E.McDysan, Darren L. Spohn著、村田正幸訳、「ATMネットワーク」、科学技術出版、pp457-459 深谷、「An Optimal Route Computation Method for GMPLS Survivable Network with a Tabu Search Algorithm for the Weighted Constraint Satisfaction Problem」、Networks2006
しかしながら、このような従来技術では、観測期間において予測対象となる通信パスで観測したトラヒック情報、さらには当該ネットワークを利用する利用者に関する環境情報に基づいて通信パスの通信帯域を予測しているため、当該通信パス上で発生する個々の回線の具体的なトラヒック変動要素については考慮されておらず、将来の設計目標時点における通信パスの通信帯域を正確に算出できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、個々のトラヒック変動要素を考慮して、より正確に通信パスの通信帯域を算出できる通信帯域算出装置、方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる通信帯域算出装置は、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶する記憶部と、この記憶部の観測データに基づいて、回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素ごとに、当該変動要素に応じた変動要素通信帯域を算出し、得られた変動要素通信帯域を集計することにより、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する演算処理部とを備え、演算処理部は、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、変動要素通信帯域として算出する。
この際、演算処理部の具体例として、記憶部から読み出した観測データに基づいて通信パス上のすべての既存回線から目標時点に発生する既存回線トラヒック量を推定し、この推定結果に基づいて目標時点に当該既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域を算出する既存回線帯域算出部を備えてもよい。
また、演算処理部の具体例として、記憶部から読み出した観測データと記憶部から読み出した新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域とに基づいて、目標時点にこれら新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域を算出する新規回線帯域算出部を備えてもよい。
また、既存回線帯域算出部で、観測データに含まれるすべての既存回線分の合計トラヒック量の時系列変化に基づいて近似関数予測を行うことにより目標時点における既存回線トラヒック量を推定し、この既存回線トラヒック量を合計トラヒック量の標準偏差に応じて補正することにより既存回線通信帯域を算出するようにしてもよい。
また、本発明にかかる他の通信帯域算出装置は、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶する記憶部と、この記憶部の観測データに基づいて、回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素ごとに、当該変動要素に応じた変動要素通信回線帯域を算出し、得られた変動要素通信回線帯域を集計することにより、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する演算処理部とを備え、演算処理部で、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域、および障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域のうち、いずれか複数または全部を変動要素通信帯域として算出し、さらに、演算処理部に、記憶部から読み出した観測データと記憶部から読み出した新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域とに基づいて、目標時点にこれら新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域を算出する新規回線帯域算出部を備え、この新規回線帯域算出部で、観測データから各既存回線の通信帯域ごとに当該既存回線で発生するトラヒック量の確率密度関数からなる既存回線トラヒック分布を算出し、新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域に対応する既存回線トラヒック分布を、これら新規回線についてたたみ込み演算を行うことにより、これらすべての新規回線分の合計トラヒック量の確率密度関数からなる合計トラヒック分布を算出し、この合成トラヒック分布から得られ累積確率が所望の水準となる合計トラヒック量を新規回線通信帯域として算出する。
また、本発明にかかる通信帯域算出方法は、記憶部と演算処理部とを備えた通信帯域算出装置で用いられ、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データに基づいて、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する通信帯域算出方法であって、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶部で記憶するステップと、演算処理部により、記憶部の観測データに基づいて、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素に応じた変動要素通信帯域として算出するステップと、演算処理部により、得られた変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域を算出するステップとを備えている。
また、本発明にかかるプログラムは、記憶部と演算処理部とを備え、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データに基づいて、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する通信帯域算出装置のコンピュータに、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶部で記憶するステップと、演算処理部により、記憶部の観測データに基づいて、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素に応じた変動要素通信帯域として算出するステップと、演算処理部により、得られた変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域を算出するステップとを実行させる。
本発明によれば、従来のような対象通信パスを取り巻く環境情報に基づく予測に比較して、より正確に目標通信帯域を算出することができる。このため、設計時に予め設定した将来の設計期間において、発生しうるトラヒック量を安定して充足させることが可能な対象通信パスを、精度良く設計することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置の構成を示すブロック図である。
この通信帯域算出装置10は、全体としてサーバ装置やPC端末などの情報処理装置からなり、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、これら回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データや、当該対象通信パスを利用する新規回線の通信帯域を示す新規回線データに基づいて、将来の目標時点に当該通信パスで必要となる目標通信帯域を算出する機能を有している。
本実施の形態は、記憶部により、対象通信パスを利用する回線として目標時点までに新規に増加した新規回線の通信帯域を示す新規回線データを記憶し、演算処理部により、記憶部の観測データに基づいて、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素に応じた変動要素通信帯域として算出し、得られた変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域を算出する。
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置の構成について詳細に説明する。
この通信帯域算出装置10には、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、画面表示部13、記憶部14、および演算処理部15が設けられており、これらが任意にデータ通信可能にデータバスBを介して接続されている。
通信I/F部11は、専用のデータ通信回路からなり、通信回線を介して外部装置とデータ通信を行う機能を有している。
操作入力部12は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータの操作を検出して演算処理部15へ出力する機能を有している。
画面表示部13は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、演算処理部15からの指示に応じて、操作画面や算出結果などの各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部14は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、演算処理部15での処理に用いる各種処理情報およびプログラム14Pを記憶する機能を有している。
プログラム14Pは、演算処理部15で実行されることにより、各種処理部を実現するプログラムであり、通信I/F部11などのデータ入出力機能により、外部装置や記録媒体から予め読み込まれて記憶部14へ保存される。
記憶部14で記憶する主な処理情報として、観測データ14A、新規回線データ14B、帯域算出用パラメータ14C、および帯域算出結果14Dがある。
観測データ14Aは、例えば数分間隔のサンプリング周期で、通信帯域算出対象となる対象通信パスに重畳されている回線ごとにトラヒック量を観測して得られた時系列データである。図2は、観測データの構成例である。ここでは、各回線の識別情報である回線IDと、当該回線の回線通信帯域と、当該回線のトラヒック量の時系列変化を示すトラヒック量データとの組からなるエントリが登録されている。
新規回線データ14Bは、観測データ14Aの観測終了時点から目標時点までの期間に、対象通信パスを新規に利用開始する新規回線に関するデータである。図3は、新規回線データの構成例である。ここでは、各新規回線の識別情報である回線IDと、当該回線の回線通信帯域との組からなるエントリが登録されている。
帯域算出用パラメータ14Cは、演算処理部15での通信帯域算出処理に用いる各種パラメータである。
帯域算出結果14Dは、演算処理部15での通信帯域算出処理で得られた、目標時点における対象通信パスの通信帯域を示す算出結果である。
演算処理部15は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部14のプログラム14Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種処理部を実現する機能を有している。
演算処理部15で実現される主な処理部として、既存回線帯域算出部15A、新規回線帯域算出部15B、短期間変動帯域算出部15C、迂回増分帯域算出部15D、および帯域集計部15Eがある。
このうち、既存回線帯域算出部15A、新規回線帯域算出部15B、短期間変動帯域算出部15C、および迂回増分帯域算出部15Dは、対象通信パスに重畳されている各回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素ごとに、当該変動要素に応じた変動要素通信帯域を算出する機能を有している。
既存回線帯域算出部15Aは、記憶部14の観測データ14Aに基づき対象通信パスに重畳されているすべての既存回線のトラヒック量を合計した合計トラヒック量の近似関数式を導出する機能と、この近似関数式に基づき目標時点における既存回線トラヒック量を算出する機能と、これら合計トラヒック量の標準偏差に基づき目標時点における既存回線トラヒック量を補正することにより、変動要素通信帯域の1つとして、目標時点において既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域を算出する機能とを有している。
新規回線帯域算出部15Bは、記憶部14の観測データ14Aに基づき対象通信パスに重畳されている既存回線の回線通信帯域ごとに既存回線トラヒック分布を算出する機能と、得られた既存回線トラヒック分布に基づき記憶部14の新規回線データ14Bに含まれる新規回線全体の合成トラヒック分布を算出する機能と、所定信頼水準を満たす合成トラヒック分布の信頼区間に基づいて、変動要素通信帯域の1つとして、目標時点において新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域を算出する機能とを有している。
短期間変動帯域算出部15Cは、記憶部14の観測データ14Aに基づいて、変動要素通信帯域の1つとして、観測データ14Aのサンプリング期間より短い期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域を算出する機能を有している。なお、短期間変動帯域算出部15Cにおける短期間変動通信帯域の具体的な算出方法については、公知の算出技術(例えば、非特許文献5など参照)を利用すればよく、ここでの詳細な説明は省略する。
迂回増分帯域算出部15Dは、変動要素通信帯域の1つとして、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域を算出する機能を有している。なお、迂回増分帯域算出部15Dにおける迂回増分通信帯域の算出方法については、例えば、対象通信パスの通信帯域のどの程度を迂回増分として見込むかを帯域算出用パラメータ14Cで予め設定するなど、公知の算出技術(例えば、非特許文献6など参照)を利用すればよく、ここでの詳細な説明は省略する。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置の動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置の通信帯域算出処理を示すフローチャートである。
以下では、外部装置での観測により得られた観測データ14Aと、外部装置での推定処理により得られた新規回線データ14Bとが、記憶部14に予め保存されているものとする。
通信帯域算出装置10の演算処理部15は、操作入力部12によりオペレータの処理開始操作が検出された場合、あるいは通信I/F部11により外部装置から処理開始指示が受信された場合、図4の通信帯域算出処理を開始する。なお、以下のステップ100〜103の処理順序については任意であり、並行して実行してもよい。
まず、演算処理部15は、既存回線帯域算出部15Aにより、記憶部14から読み出した観測データ14Aに基づいて、目標時点に対象通信パス上の既存回線全体から発生する既存回線トラヒック量を推定し、この推定結果に基づいて目標時点に当該既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域を算出する(ステップ100)。
続いて、演算処理部15は、新規回線帯域算出部15Bにより、記憶部14から読み出した観測データ14Aと新規回線データ14Bとに基づいて、目標時点に当該新規回線全体から発生するトラヒック量を転送するために必要な新規回線通信帯域を算出する(ステップ101)。
次に、演算処理部15は、短期間変動帯域算出部15Cにより、記憶部14から読み出した観測データ14Aに基づいて、観測データ14Aのサンプリング周期より短い期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域を算出する(ステップ102)。
続いて、演算処理部15は、迂回増分帯域算出部15Dにより、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域を算出する(ステップ103)。
この後、演算処理部15は、帯域集計部15Eにより、既存回線帯域算出部15A、新規回線帯域算出部15B、短期間変動帯域算出部15C、迂回増分帯域算出部15Dで算出された、既存回線通信帯域Ve、新規回線通信帯域Vn、短期間変動通信帯域Vs、および迂回増分通信帯域Vdを集計することにより、目標時点において対象通信パスで必要となる回線通信帯域V=Ve+Vn+Vs+Vdを算出し(ステップ104)、得られた回線通信帯域を帯域算出結果14Dとして記憶部14へ保存し、画面表示部13で画面表示し、あるいは通信I/F部11から外部装置へ送信する。これにより、一連の通信帯域算出処理が終了する。
本実施の形態では、変動要素通信帯域として算出した、既存回線通信帯域Ve、新規回線通信帯域Vn、短期間変動通信帯域Vs、および迂回増分通信帯域Vdを集計することにより目標通信帯域Vを算出する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、これら変動要素通信帯域のうち、いずれか複数または全部を変動要素通信帯域として算出して集計すればよい。
例えば、対象通信パスが新規に設計する通信パスの場合、前述した既存回線は存在しない。このため、このような場合には、既存回線通信帯域Ve以外の変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域Vを算出すればよい。
一方、対象通信パスが新規回線を増設させない通信パスの場合、前述した新規回線は存在しない。このため、このような場合には、新規回線通信帯域Vn以外の変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域Vを算出すればよい。
また、短期間のトラヒック変動が小さい場合には、短期間変動通信帯域Vs以外の変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域Vを算出すればよく、迂回増分によるトラヒック変動が小さい場合には、迂回増分通信帯域Vd以外の変動要素通信帯域を集計することにより目標通信帯域Vを算出すればよい。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、対象通信パスで観測した各既存回線のトラヒック量の時系列変化を示す観測データに基づいて、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、いずれか複数または全部を変動要素通信帯域として算出して集計することにより、目標時点において対象通信パス全体で必要となる目標通信帯域を算出している。
したがって、従来のような対象通信パスを取り巻く環境情報に基づく予測に比較して、より正確に目標通信帯域を算出することができる。このため、設計時に予め設定した将来の設計期間において、発生しうるトラヒック量を安定して充足させることが可能な対象通信パスを、精度良く設計することができる。
[第2の実施の形態]
次に、図5および図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる通信帯域算出装置について説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる通信帯域算出装置での既存回線帯域算出処理を示すフローチャートである。図6は、既存回線帯域算出方法を示す説明図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置10での具体的な既存回線帯域算出方法について、詳細に説明する。なお、この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[既存回線帯域算出処理]
通信帯域算出装置10の演算処理部15は、図4のステップ100において、既存回線帯域算出部15Aにより、図5の既存回線帯域算出処理を実行する。ここでは、図6に示すように、通信帯域算出の対象通信パスにおいて、回線ごとに当該回線のトラヒック量が観測開始時点である時刻t0から観測終了時点である時刻t1までの観測期間Txに計測され、この計測結果が観測データ14Aとして記憶部14に予め保存されているものとする。また、既存回線帯域算出部15Aは、観測終了時点t1を設計時点とし、観測期間Txに得られた観測データ14Aの線形近似式などの近似関数に基づいて、設計時点から設計期間Tyを経た時刻t2の目標時点における既存回線分の通信帯域を算出する。
以下、既存回線帯域算出処理について詳細に説明する。
既存回線帯域算出部15Aは、まず、記憶部14から観測データ14Aを読み出し(ステップ110)、これら観測データ14Aに含まれている各回線のトラヒック量を、それぞれの観測時刻ごとに合計し、対象通信パス全体におけるトラヒック量の時系列変化を示す合計トラヒック量X(t)(但し、t=t0〜t1)を算出する(ステップ111)。
次に、既存回線帯域算出部15Aは、得られた合計トラヒック量X(t)の近似関数式Y(t)を導出し(ステップ112)、この近似関数式に基づいて、目標時点t2において既存回線全体から発生する既存回線トラヒック量Y(t2)を算出する(ステップ113)。
続いて、既存回線帯域算出部15Aは、合計トラヒック量X(t)の標準偏差σを算出し(ステップ114)、この標準偏差σ、水準α、および設計期間TYから、次式(1)に基づいて、既存回線トラヒック量Y(t2)の推定変動トラヒック量ΔYを算出する(ステップ115)。
Figure 0004956380
次に、既存回線帯域算出部15Aは、既存回線トラヒック量Y(t2)と推定変動トラヒック量ΔYとから、次式(2)に基づいて既存回線通信帯域Veを算出する(ステップ116)。
Figure 0004956380
なお、水準αは、対象通信パスの帯域設計において、トラヒックの帯域充足性を示す水準であり、予め記憶部14の帯域算出用パラメータ14Cで指定されているものとする。
このようにして、既存回線帯域算出部15Aは、観測データ14Aに基づき既存回線通信帯域Veを算出し、一連の既存回線帯域算出処理を終了する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、既存回線通信帯域を算出する際、観測データに含まれるすべての既存回線分の合計トラヒック量の時系列変化に基づいて近似関数予測を行うことにより目標時点における既存回線トラヒック量を推定し、この既存回線トラヒック量を合計トラヒック量の標準偏差に応じて補正することにより既存回線通信帯域を算出するようにしたので、極めて精度良く既存回線通信帯域を算出することが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、図7〜図10を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる通信帯域算出装置での新規回線帯域算出処理について説明する。図7は、本発明の第3の実施の形態にかかる通信帯域算出装置での新規回線帯域算出処理を示すフローチャートである。図8は、新規回線帯域算出方法を示す説明図である。図9は、既存回線トラヒック分布を示す説明図である。図10は、合成トラヒック分布(累積)を示す説明図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置10での具体的な新規回線帯域算出方法について、詳細に説明する。なお、なお、この他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[新規回線帯域算出処理]
通信帯域算出装置10の演算処理部15は、図4のステップ101において、新規回線帯域算出部15Bにより、図7の既存回線帯域算出処理を実行する。ここでは、図8に示すように、設計時点t1から目標時点t2までの設計期間において、通信帯域算出の対象通信パスの利用を開始する新規回線とその回線通信帯域が公知の技術に基づき推定され、その推定結果が新規回線データ14Bとして記憶部14に予め保存されているものとする。また、新規回線帯域算出部15Bは、観測データ14Aから得られた図9の既存回線トラヒック分布に基づいて図10の合成トラヒック分布を算出し、この合成トラヒック分布に基づき目標時点における新規回線分の通信帯域を算出する。
以下、新規回線帯域算出処理について詳細に説明する。
新規回線帯域算出部15Bは、まず、記憶部14から観測データ14Aを読み出し(ステップ120)、これら観測データ14Aに含まれている各回線の回線通信帯域hごとにトラヒック量を集計し、図9に示すような既存回線トラヒック分布を算出する(ステップ121)。この既存回線トラヒック分布は、任意の回線通信帯域hを持つ回線で発生するトラヒックの発生確率密度を示しており、回線通信帯域hにおけるトラヒック量xの発生確率密度は、関数fh(x)で表される。
次に、新規回線帯域算出部15Bは、記憶部14から新規回線データ14Bを読み出し(ステップ122)、既存回線トラヒック分布に基づいて、目標時点t2において新規回線全体から発生する合成トラヒック分布を算出する(ステップ123)。この際、合成トラヒック分布は、すべての新規回線について、当該回線通信帯域分の既存回線トラヒック分布をたたみ込み演算することにより求められる。
したがって、新規回線の集合をIとし、集合Iのうち任意の新規回線iの回線通信帯域をB(i)とし、回線通信帯域B(i)の回線で発生するトラヒック量の確率密度関数をfB(i)とし、回線通信帯域の集合をHとし、集合Hのうち任意の回線通信帯域をhとし、集合Iに属するすべての新規回線iの確率密度関数fB(i)に関するたたみ込み演算を示すたたみ込み演算子をΠとした場合、合成トラヒック分布Fは、次式(3)により算出できる。
Figure 0004956380
なお、相互に相関関係がある新規回線i,jについては、これら新規回線i,jから発生するトラヒックの和の確率密度関数をfi,j(x)とし、式(3)において、(fB(i)×fB(j))(x)を、fi,j(x)に置き換えて算出してもよい。
続いて、新規回線帯域算出部15Bは、得られた合成トラヒック分布に基づいて、図10に示すように、合成トラヒック量の小さい方から発生確率密度を累積積分していき、得られた累積積分結果すなわち合成トラヒック量の発生確率が、予め記憶部14の帯域算出用パラメータ14Cで指定された水準βに達した時点の合成トラヒック量uすなわち信頼区間を、新規回線通信帯域Vnとして算出する(ステップ124)。したがって、合成トラヒック分布Fと新規回線通信帯域Vnとの関係は、次式(4)により表すことができる。
Figure 0004956380
このようにして、新規回線帯域算出部15Bは、観測データ14Aと新規回線データ14Bとに基づき新規回線通信帯域Vnを算出し、一連の新規回線帯域算出処理を終了する。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、新規回線通信帯域を算出する際、観測データから各既存回線の通信帯域ごとに当該既存回線で発生するトラヒック量の確率密度関数からなる既存回線トラヒック分布を算出し、新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域に対応する既存回線トラヒック分布を、これら新規回線についてたたみ込み演算を行うことにより、これらすべての新規回線分の合計トラヒック量の確率密度関数からなる合計トラヒック分布を算出し、この合成トラヒック分布から得られ累積確率が所望の水準となる合計トラヒック量を新規回線通信帯域として算出するようにしたので、極めて精度良く新規回線通信帯域を算出することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置の構成を示すブロック図である。 観測データの構成例である。 新規回線データの構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる通信帯域算出装置の通信帯域算出処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかる通信帯域算出装置での既存回線帯域算出処理を示すフローチャートである。 既存回線帯域算出方法を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる通信帯域算出装置での新規回線帯域算出処理を示すフローチャートである。 新規回線帯域算出方法を示す説明図である。 既存回線トラヒック分布を示す説明図である。 合成トラヒック分布(累積)を示す説明図である。
符号の説明
10…通信帯域算出装置、11…通信I/F部、12…操作入力部、13…画面表示部、14…記憶部、14A…観測データ、14B…新規回線データ、14C…帯域算出用パラメータ、14D…帯域算出結果、14P…プログラム、15…演算処理部、15A…既存回線帯域算出部、15B…新規回線帯域算出部、15C…短期間変動帯域算出部、15D…迂回増分帯域算出部、15E…帯域集計部。

Claims (7)

  1. 複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、前記回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶する記憶部と、
    この記憶部の観測データに基づいて、前記回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素ごとに、当該変動要素に応じた変動要素通信帯域を算出し、得られた変動要素通信帯域を集計することにより、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する演算処理部と
    を備え、
    前記演算処理部は、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、前記変動要素通信帯域として算出する
    ことを特徴とする通信帯域算出装置。
  2. 請求項1に記載の通信帯域算出装置において、
    前記演算処理部は、前記記憶部から読み出した観測データに基づいて前記通信パス上のすべての既存回線から前記目標時点に発生する既存回線トラヒック量を推定し、この推定結果に基づいて前記目標時点に当該既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域を算出する既存回線帯域算出部を備えることを特徴とする通信帯域算出装置。
  3. 請求項1に記載の通信帯域算出装置において、
    前記演算処理部は、前記記憶部から読み出した観測データと前記記憶部から読み出した新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域とに基づいて、前記目標時点にこれら新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域を算出する新規回線帯域算出部を備えることを特徴とする通信帯域算出装置。
  4. 請求項2に記載の通信帯域算出装置において、
    前記既存回線帯域算出部は、前記観測データに含まれるすべての既存回線分の合計トラヒック量の時系列変化に基づいて近似関数予測を行うことにより前記目標時点における前記既存回線トラヒック量を推定し、この既存回線トラヒック量を前記合計トラヒック量の標準偏差に応じて補正することにより前記既存回線通信帯域を算出することを特徴とする通信帯域算出装置。
  5. 複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、前記回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶する記憶部と、
    この記憶部の観測データに基づいて、前記回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素ごとに、当該変動要素に応じた変動要素通信回線帯域を算出し、得られた変動要素通信回線帯域を集計することにより、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する演算処理部と
    を備え、
    前記演算処理部は、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域、および障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域のうち、いずれか複数または全部を前記変動要素通信帯域として算出し、
    さらに、前記演算処理部は、前記記憶部から読み出した観測データと前記記憶部から読み出した新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域とに基づいて、前記目標時点にこれら新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域を算出する新規回線帯域算出部を備え、
    前記新規回線帯域算出部は、前記観測データから各既存回線の通信帯域ごとに当該既存回線で発生するトラヒック量の確率密度関数からなる既存回線トラヒック分布を算出し、前記新規回線データに含まれる各新規回線の通信帯域に対応する既存回線トラヒック分布を、これら新規回線についてたたみ込み演算を行うことにより、これらすべての新規回線分の合成トラヒック量の確率密度関数からなる合成トラヒック分布を算出し、この合成トラヒック分布から得られる累積確率が所望の水準となる合計トラヒック量を前記新規回線通信帯域として算出する
    ことを特徴とする通信帯域算出装置。
  6. 記憶部と演算処理部とを備えた通信帯域算出装置で用いられ、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、前記回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データに基づいて、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する通信帯域算出方法であって、
    複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、前記回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶部で記憶するステップと、
    前記演算処理部により、前記記憶部の観測データに基づいて、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、前記回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素に応じた変動要素通信帯域として算出するステップと、
    前記演算処理部により、得られた変動要素通信帯域を集計することにより前記目標通信帯域を算出するステップと
    を備えることを特徴とする通信帯域算出方法。
  7. 記憶部と演算処理部とを備え、複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、前記回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データに基づいて、将来の目標時点において当該対象通信パスに必要となる目標通信帯域を算出する通信帯域算出装置のコンピュータに、
    複数の回線から発生するトラヒックを並列的に転送する1つの対象通信パスから観測された、前記回線ごとのトラヒック量の時系列変化を示す観測データを記憶部で記憶するステップと、
    前記演算処理部により、前記記憶部の観測データに基づいて、既存回線トラヒック量を転送するために必要な既存回線通信帯域、新規回線で発生する新規回線トラヒック量を転送するのに必要な新規回線通信帯域、および短期間で発生するバースト的なトラヒック量に応じた短期間変動通信帯域のうち、少なくともいずれか1つと、障害発生に応じて他の通信パスから対象通信パスへ迂回するトラヒック量に応じた迂回増分通信帯域とを、前記回線のトラヒック量を変動させる複数の変動要素に応じた変動要素通信帯域として算出するステップと、
    前記演算処理部により、得られた変動要素通信帯域を集計することにより前記目標通信帯域を算出するステップと
    を実行させるプログラム。
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