JP2000020504A - 目的変数の説明または予測方法、および目的変数を説明または予測するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

目的変数の説明または予測方法、および目的変数を説明または予測するプログラムを記録した記録媒体

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JP2000020504A
JP2000020504A JP18527898A JP18527898A JP2000020504A JP 2000020504 A JP2000020504 A JP 2000020504A JP 18527898 A JP18527898 A JP 18527898A JP 18527898 A JP18527898 A JP 18527898A JP 2000020504 A JP2000020504 A JP 2000020504A
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Mitsuru Kakimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的変数を精度よく説明または予測可能な目
的変数の説明または予測方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、候補説明変数に基づいて説明
変数を生成する説明変数合成部S1〜Snと、説明変数合
成部S1〜Snが生成した説明変数に基づいて目的変数の
変化を説明する関係式を生成する回帰分析実行部1と、
回帰分析実行部1が生成した関係式の適切度を定量的に
評価する適切度判定部2と、適切度が最も高い説明変数
と回帰式を探索する最良回帰式決定部3とを備える。説
明変数合成部S1〜Snに入力される候補説明変数は、最
良回帰式決定部3から出力される説明変数生成パラメー
タにより設定される。説明変数合成部S1〜Snは、候補
説明変数それ自体だけでなく、候補説明変数の組み合わ
せや、候補説明変数に対して何らかの演算処理を施した
結果を説明変数として出力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、統計データや時系
列データなどの種々の目的変数を説明または予測するた
めの手法に関する。
【0002】
【従来の技術】ある目的変数に対して、複数の説明変数
の候補が存在する場合に、適切な説明変数を選択するこ
とにより、目的変数の予測精度の向上が期待できるよう
になる。また、不必要な説明変数を排除することによ
り、目的変数と説明変数との間の関係がわかりやすくな
る。
【0003】回帰分析を行う際、説明変数の候補となり
うる複数の変数の中から最適な説明変数の組を選択する
方法として、公知文献(奥野他、「多変量解析法」、日
科技連)には、変数指定法、総当たり法、逐次選択法の
3つが挙げられている。
【0004】変数指定法は、与えられたp個の説明変数
の候補(以下、候補説明変数と呼ぶ)の中から、過去の
知識・経験や固有技術的な考察によって、r(r<p)
個の変数を選択した組を複数組用意する。p個の変数す
べてを用いた場合と、r個の変数を用いた場合とで、そ
れぞれ回帰分析を行い、p個の変数を用いた場合に比べ
て、r個の変数を用いた場合に寄与率や残差平方和に有
意な劣化が見られなければ、r個の変数を採用する。
【0005】総当たり法は、p個の説明変数の候補の中
からr(r=1,2,…,p )個すべての組み合わせについ
て重回帰式の適切度に関して何らかの基準を設け、最も
適切な回帰式を生成する変数の組を選択する。
【0006】逐次選択法は、ある初期変数の組から出発
して、その組に説明変数を随時追加あるいは削除しなが
ら、最適な説明変数の組を探索する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の3つの
方法はいずれも、予め列挙された候補説明変数の中から
説明変数を選択するものである。
【0008】しかしながら、説明変数は候補説明変数そ
れ自身とは限らず、候補説明変数同士を組み合わせた演
算式等から生成される場合もある。例えば、候補説明変
数として、(最低気温、平均気温、最高気温)の日次デ
ータが与えられたとする。目的変数として、あるスーパ
ーでの清涼飲料水の売上げを考えた場合、説明変数とし
ては、これら気温の値自体よりも日較差(=最高気温−
最低気温)の方がより適切かもしれない。従来は、この
ような組み合わせを網羅的に探索する有効な方法がなか
った。
【0009】また、複数の候補説明変数を組み合わせて
何らかの演算を行って説明変数を生成する場合は、候補
説明変数の持つ意味に着目して、意味のある組み合わせ
のみを生成する必要がある。そのためには、候補説明変
数をグループ分けし、各グループの中で意味のある組み
合わせを考えなければならない。例えば、候補説明変数
として、上記の気温と降水量の日次データが与えられた
とする。この場合、(降水量−最高気温)などの量は意
味をなさない。従来の方法は、このような候補説明変数
の適切なグループ分けを考慮に入れていなかった。
【0010】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、目的変数を精度よく説明また
は予測可能な目的変数の説明または予測方法、および目
的変数を説明または予測するプログラムを記録した記録
媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、目的変数に関連のある説明
変数に基づいて回帰分析を行って回帰式を求め、この回
帰式に基づいて目的変数を説明または予測する方法であ
って、説明変数合成手段により、少なくとも一つの候補
説明変数から前記説明変数を生成し、生成された前記説
明変数に基づいて回帰分析を行って前記回帰式を生成
し、前記回帰式が目的変数にどの程度適切かを定量的に
評価し、その評価結果に基づいて前記説明変数合成手段
により前記説明変数を再生成し、再生成した前記説明変
数に基づいて、前記回帰式の生成、生成した前記回帰式
の定量的な評価、およびその評価結果に基づく前記説明
変数の再生成とを繰り返し行い、最終的に、目的変数を
最も適切に説明または予測可能な前記回帰式を決定す
る。
【0012】また、任意の前記候補説明変数を選択可能
な説明変数生成パラメータを設け、この説明変数生成パ
ラメータにより選択した前記候補説明変数を前記説明変
数としてもよい。
【0013】さらに、M個の前記候補説明変数の一部で
あるN個(ただし、M,Nは自然数)の前記候補説明変
数を任意に選択可能な説明変数生成パラメータを設け、
この説明変数生成パラメータにより選択した前記候補説
明変数を前記説明変数としてもよい。
【0014】また、前記候補説明変数に対して所定の多
項式演算を行うための係数を選択可能な説明変数生成パ
ラメータを設け、この説明変数生成パラメータにより選
択した係数を用いて、前記候補説明変数に対して所定の
多項式演算を行った結果を前記説明変数としてもよい。
【0015】また、前記候補説明変数を、日時または季
節に関するものとし、前記候補説明変数のそれぞれに対
応して説明変数生成パラメータを設け、前記説明変数生
成パラメータに対応する前記候補説明変数を選択して前
記説明変数を生成し、前記回帰式の定量的な評価結果に
基づいて前記変数生成パラメータを変更するようにして
もよい。
【0016】また、請求項7の発明は、目的変数に関連
のある説明変数に基づいて回帰分析を行って回帰式を求
め、この回帰式に基づいて目的変数を説明または予測す
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、少なくとも一つの候補説明変数
から前記説明変数を生成する説明変数合成手段と、生成
された前記説明変数に基づいて回帰分析を行って前記回
帰式を生成する回帰分析実行手段と、前記回帰式が目的
変数にどの程度適切かを定量的に評価する適切度判定手
段と、目的変数に最も適した前記回帰式が得られるま
で、前記説明変数合成手段を制御する最良回帰式決定手
段と、して機能させるための目的変数を説明または予測
するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る目的変数の説
明または予測方法について、図面を参照しながら具体的
に説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は本発明に係る目
的変数の説明または予測方法を実現するシステムの第1
の実施形態のブロック図である。図1のシステムは、1
つまたは複数の候補説明変数に基づいて説明変数を生成
する1つまたは複数の説明変数合成部S1〜Snと、説明
変数合成部S1 〜Sn が生成した説明変数に基づいて目
的変数の変化を説明する関係式を生成する回帰分析実行
部1と、回帰分析実行部1が生成した関係式の適切度を
定量的に評価する適切度判定部2と、適切度が最も高い
説明変数と回帰式を探索する最良回帰式決定部3とを備
える。
【0019】説明変数合成部S1 〜Sn には、一つまた
は複数の候補説明変数が入力可能とされている。説明変
数合成部S1 〜Sn は、最良回帰式決定部3から出力さ
れる説明変数生成パラメータに対応して候補説明変数を
選択し、選択した候補説明変数に基づいて説明変数を生
成する。具体的には、説明変数合成部S1 〜Sn は、説
明変数生成パラメータに対応する候補説明変数を取り込
んで、これら候補説明変数を説明変数として出力する。
なお、各説明変数合成部S1 〜Sn に入力される候補説
明変数は、1つとは限らない。
【0020】図2は図1のシステムの処理動作を説明す
るフローチャートであり、以下、このフローチャートを
用いて、図1のシステムの処理動作を説明する。以下で
は、n個の説明変数合成部S1 ,S2 ,…,Sn が存在
し、各説明変数合成部に入力可能な説明変数の組み合わ
せがそれぞれN1 ,N2 ,…,Nn 通りあるものとす
る。各説明変数合成部S1 〜Sn は、最良回帰式決定部
3から出力される説明変数生成パラメータに基づいて、
説明変数を選択する。
【0021】まず、最良回帰式決定部3は、適切な説明
変数生成パラメータの初期値を説明変数合成部S1 〜S
n に供給する(ステップS1)。次に、説明変数合成部
1〜Sn は、説明変数生成パラメータの初期値を用い
て説明変数を生成し、生成した説明変数を回帰分析実行
部1に供給する(ステップS2)。
【0022】次に、回帰分析実行部1は、説明変数合成
部S1 〜Sn が生成した説明変数に基づいて回帰分析を
行い、実測結果である目的変数データDを説明変数によ
り説明するための回帰式を生成する(ステップS3)。
ここでは、例えば、説明変数を線形に結合した線形多重
回帰分析を行う。なお、回帰分析の手法は特に限定され
ない。次に、適切度判定部2は、回帰分析実行部1が生
成した関係式(回帰式)の適切度を定量的に評価する
(ステップS4)。
【0023】最良回帰式決定部3は、適切度判定部2が
一番最初に演算した適切度Cを最大適切度Cmax の初期
値とする。また、最良回帰式決定部3は、まだ適切度C
を演算していない説明変数の組み合わせがあれば、その
説明変数に対応する説明変数生成パラメータを説明変数
合成部S1 〜Sn に供給し、説明変数の再生成を行う。
【0024】図2のステップS5,S6は適切度判定部
2の処理を示し、ステップS7,S8は最良回帰式決定
部3の処理を示している。適切度判定部2は、新たに演
算された適切度Cが最大適切度Cmax より大きいか否か
を判定し(ステップS5)、適切度Cの方が最大適切度
max よりも大きければ、適切度Cを最大適切度Cma x
として、そのときの説明変数生成パラメータPを最適説
明変数生成パラメータPmax とする(ステップS6)。
【0025】新たに演算された適切度Cが最大適切度C
max 以下の場合、またはステップS6の処理が終了した
場合には、最良回帰式決定部3はまだ適切度Cを演算し
ていない説明変数の組み合わせがあるか否かを判定する
(ステップS7)。
【0026】ところで、図2のステップS7の処理を行
う場合、説明変数合成部S1 〜Snに入力可能な説明変
数のすべての組み合わせについて適切度Cを演算しても
よいが、適切度Cを演算する説明変数の組み合わせを予
め設定しておき、その設定範囲内でのみ、適切度Cを演
算するようにしてもよい。後者の場合は、演算時間を短
縮できる。
【0027】まだ適切度Cを演算していない説明変数の
組み合わせが残っていれば、新たな説明変数に対応する
説明変数生成パラメータを説明変数合成部S1 〜Sn
供給し、説明変数の再生成を繰り返し行う(ステップS
8)。
【0028】このように、第1の実施形態では、説明変
数生成パラメータにより、説明変数合成部S1 〜Sn
入力される候補説明変数を設定するため、任意の組み合
わせの候補説明変数を用いて種々の説明変数を生成でき
る。また、候補説明変数それ自体だけでなく、候補説明
変数の組み合わせや、候補説明変数に対して何らかの演
算処理を施した結果を説明変数とすることができ、どの
ような目的変数であっても、それに最適な回帰式を得る
ことができる。
【0029】次に、以下に示す第2〜第4の実施形態に
より、図1に示す説明変数合成部S1 〜S4 の処理動作
を具体的に説明する。
【0030】(第2の実施形態)第2の実施形態の説明
変数合成部S1 〜Sn は、説明変数合成部S1 〜Sn
入力可能な候補説明変数の全組み合わせを説明変数とし
て出力できるようにしたものである。
【0031】ここで、説明変数合成部S1 〜Sn に入力
可能な候補説明変数の数がM個で、最良回帰式決定部3
が生成する説明変数生成パラメータをMビットの数値で
表現するものとする。
【0032】図3は説明変数生成パラメータの一例を示
す図である。図3は、Mビットの候補説明変数をc1
2 ,…,cM とし、説明変数生成パラメータのiビッ
ト目が「1」のときに候補説明変数ci を選択し、
「0」のときに候補説明変数ciを選択しないようにし
た例を示している。
【0033】最良回帰式決定部3は、図3に示す説明変
数生成パラメータを順に出力し、説明変数合成部S1
n は、各説明変数生成パラメータに対応する説明変数
の組を出力する。これにより、回帰分析実行部1は、説
明変数の全組み合わせについて、目的変数の変化を説明
する回帰式を生成し、これらの式に基づいて、適切度判
定部2は、その都度、適切度Cを演算する。
【0034】このように、第2の実施形態では、説明変
数合成部S1 〜Sn に入力可能なすべての候補説明変数
の組み合わせに基づいて説明変数を生成して適切度Cを
演算するようにしたため、説明変数を網羅的に探索で
き、最終的に得られる回帰式の精度が向上する。
【0035】(第3の実施形態)第3の実施形態は、説
明変数合成部に入力可能な候補説明変数のうち、ある決
められた数(N)個の説明変数を生成するものである。
【0036】説明変数合成部には、M個の候補説明変数
のうち少なくとも一つが入力可能とされており、最良回
帰式決定部3は、M個の候補説明変数のうち任意のN個
(N≦M)を選択するための説明変数生成パラメータを
出力する。
【0037】説明変数生成パラメータは、N個の変数の
組み合わせ(i1 ,i2 ,…,iN)で表される。ただ
し、1≦i1 ≦i2 ≦…≦iN ≦Mとする。
【0038】候補説明変数をc1 ,c2 ,…,cM とし
た場合、説明変数合成部S1 〜Snで生成される説明変
数の組は、(ci1,ci2,…,ciN)となる。すなわ
ち、第3の実施形態の説明変数合成部S1 〜Sn は、M
個の候補説明変数のうち、説明変数生成パラメータのビ
ット数Nと等しい数の候補説明変数の組み合わせを説明
変数として出力する。
【0039】このように、第3の実施形態では、候補説
明変数の一部を対象として、適切度Cを演算して最大適
切度Cmax を決定するようにしたため、候補説明変数の
全組み合わせについて適切度Cを演算するよりも、演算
時間を短縮でき、処理の高速化が図れる。また、説明変
数のすべての組み合わせについて適切度Cを演算しなく
ても、説明変数合成部S1 〜Sn に入力する候補説明変
数を適切に選択することで、一定の精度を維持しつつ、
演算時間を短縮することができる。
【0040】(第4の実施形態)第4の実施形態は、候
補説明変数に対して何らかの演算処理を施して説明変数
を生成するものである。
【0041】第4の実施形態の説明変数合成部は、候補
説明変数Xと、最良回帰式決定部3から出力される説明
変数生成パラメータai とを用いて、以下の(1)式の
演算を行って説明変数を生成する。
【0042】
【数1】 このように、第4の実施形態では、候補説明変数それ自
体を説明変数にするのではなく、候補説明変数に対して
何らかの演算処理を施した結果を説明変数とするため、
例えば、複数の候補説明変数に対して、それぞれ別々に
重み付けして説明変数を生成する等が可能になる。ま
た、演算処理に用いる係数の値を説明変数生成パラメー
タにより任意に設定できるため、目的変数の種類ごとに
最適な説明変数を生成できる。
【0043】(第5の実施形態)第5の実施形態は、曜
日や季節など、特定の日時に関連するものを説明変数に
するものである。
【0044】予測対象である目的変数が商品の売上げデ
ータなどの場合には、曜日を説明変数とするのが望まし
い。そこで、第5の実施形態では、各曜日に対応して、
それぞれ候補説明変数c1 ,c2 ,…,c8 を設ける。
各候補説明変数c1 ,c2 ,…,c8 は、それぞれ以下
のような値である。 c1 は、月曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c2 は、火曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c3 は、水曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c4 は、木曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c5 は、金曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c6 は、土曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c7 は、日曜日のとき「1」で、それ以外は「0」。 c8 は、祝日のとき「1」で、それ以外は「0」。
【0045】図4は、最良回帰式決定部3が出力する説
明変数生成パラメータと、各パラメータに対応する説明
変数との関係を示す図である。
【0046】図4の例では、説明変数生成パラメータが
「0」のときはどの説明変数も選択されず、説明変数生
成パラメータが「1」〜「8」のいずれかであれば、そ
のパラメータ値に応じた候補説明変数1つが説明変数と
して選択される。また、説明変数生成パラメータが
「9」であれば、平日に対応するc1 〜c5 のすべてが
説明変数として選択され、説明変数生成パラメータが
「10」であれば、土日に対応するc6 +c7 が説明変数
として選択され、説明変数生成パラメータが「11」であ
れば、c6 +c7 +(1−c6 −c7 )c8 が説明変数
として選択される。
【0047】このように、第5の実施形態によれば、曜
日や季節など、特定の日時に関連したものを説明変数と
して任意に選択できるため、売上げデータ等の日時に関
連する目的変数を精度よく予測または説明することがで
きる。
【0048】(第6の実施形態)第6の実施形態は、第
2および第5の実施形態の具体例である。
【0049】第6の実施形態では、あるスーパーマーケ
ットにおける、ある商品Aの売上げの日次データsを目
的変数データとする。また、4種類の説明変数、すなわ
ち、曜日と祝日に関する説明変数aと、最低/最高/平
均気温に関する説明変数bと、商品Aの価格に関する説
明変数cと、競合商品の価格に関する説明変数dとを設
ける。これら説明変数は、それぞれ別々の説明変数合成
部S1 〜S4 から出力される。
【0050】次に、各説明変数の具体的内容を説明す
る。説明変数aを出力する説明変数合成部S1 には、第
5の実施形態の候補説明変数と同様の候補説明変数
1 ,c2 ,…,c8 が入力される。この説明変数合成
部S1 は、図5に従って、最良回帰式決定部3から出力
された説明変数パラメータに対応する説明変数aを選択
する。
【0051】説明変数bを出力する説明変数合成部S2
には、3種類の候補説明変数t1 〜t3 が入力される。
1 は各日々の最低気温、t2 は各日々の平均気温、t
3 は各日々の最高気温である。
【0052】説明変数合成部S2 は、これら3種類の気
温t1 〜t3 と、日較差(=最高気温−最低気温)との
中から、いずれか一つを選択して説明変数bとして出力
する。説明変数生成パラメータと説明変数bとの関係
は、図6のようになる。
【0053】説明変数cを出力する説明変数合成部S3
には、候補説明変数として商品Aの価格が入力される。
この場合の説明変数生成パラメータと説明変数cとの関
係は、図7のようになる。図7に示すように、説明変数
生成パラメータが「1」のときには商品Aの価格を示す
「p」が説明変数cとして選択され、「0」のときには
説明変数cは出力されない。説明変数が出力されないこ
とを、本明細書では、「φ」で表す。
【0054】説明変数dを出力する説明変数合成部S4
には、商品Aに競合する可能性のある商品B〜Dの価格
が候補説明変数q1 〜q3 として入力される。q1 は商
品Bの価格、q2 は商品Cの価格、q3 は商品Dの価格
である。
【0055】説明変数合成部S1 〜S4 の説明変数生成
パラメータと説明変数dとの関係は、図8のようにな
る。図8に示すように、説明変数合成部S1 〜Sn は、
説明変数生成パラメータの値により、競合商品B〜Dの
価格を単独で、あるいは、競合商品B〜Dのうち2つ以
上の価格を出力する。
【0056】本実施形態の回帰分析実行部1は、説明変
数を線形に結合した線形多重回帰分析を行う。また、モ
デルの適切度を計る指標として、例えば、情報量基準AI
C(Akaike's Information Criterion) を用いることがで
きる(鈴木義一郎著、「情報量規準による統計解析入
門」)。ただし、AIC は適切度が高いほど値が小さくな
るので、適切度判定部2では、AIC の符号を反転したも
のを適切度の指標とする。
【0057】まず、説明変数S1 〜S4 に対してそれぞ
れ説明変数生成パラメータ(0,0,0,0 )を初期値として
与え、説明変数の組(φ,φ,φ,φ)を得る。上述し
たように、「φ」は空集合、すなわち、説明変数が出力
されないことを示す。この場合、回帰分析実行部1は、
s=b0 の形の回帰分析を行う。また、適切度判定部2
は、上述したAIC を演算して、その演算結果を最大適切
度Cmax とする。また、最適説明変数パラメータPmax
を(0,0,0,0 )とする。
【0058】次に、最良回帰式決定部3は、説明変数を
出力する説明変数合成部S1 に対して説明変数生成パラ
メータを与える。これにより、説明変数の組(c1
φ,φ,φ)が得られる。このとき、回帰分析実行部1
は、(2)式の形の回帰分析を行う。 s=b0 +b1 *c1 …(2) 回帰分析結果に基づいて、適切度判定部2はAIC を演算
し、その演算結果をCとして、CとCmax とを比較す
る。もし、Cの方が大きければ、最良回帰式決定部3
は、Cを新たにCmax とするとともに、最適説明変数パ
ラメータPmax を(1,0,0,0 )とする。
【0059】以下、同様の手順で、説明変数生成パラメ
ータのすべての組み合わせについて回帰分析を行い、適
切度が最大になる説明変数を探索する。
【0060】このように、第6の実施形態によれば、商
品Aの売上げに関連する要素である曜日、気温、対象商
品の価格、および競合商品の価格を説明変数とし、これ
ら説明変数を任意に組み合わせて商品Aの売上げ予測を
行うため、売上げ予測の精度を高めることができる。
【0061】(第7の実施形態)第7の実施形態は、隣
接する説明変数生成パラメータを順に探索して適切度の
向上を図るものである。
【0062】第7の実施形態は、最良回帰式決定部3の
処理動作に特徴がある。図9は第7の実施形態の処理動
作を示すフローチャートであり、以下、このフローチャ
ートを用いて、最良回帰式決定部3の処理動作を中心的
に説明する。
【0063】以下では、n個の説明変数合成部S1 ,S
2 ,…,Sn が存在し、各説明変数合成部S1 〜Sn
入力可能な説明変数の組み合わせがそれぞれN1
2 ,…,Nn 通りあるものとする。
【0064】図9のステップS21〜S24では、図2のス
テップS1〜S4と同様の処理を行う。すなわち、まず
最初に、最良回帰式決定部3は、説明変数合成部S1
nに対して、説明変数生成パラメータの適切な初期値
(p1 ,p2 ,…,pn )を与える。これに応じて、説
明変数合成部S1 〜Sn は、説明変数の初期値を出力す
る。次に、回帰分析実行部1は、これら説明変数を用い
て回帰分析を行い、適切度判定部2は適切度Cを演算す
る。この適切度Cは最大適切度Cmax に初期設定され、
最適説明変数パラメータPmax は(p1 ,p2 ,…,p
n )に初期設定される。
【0065】次に、最良回帰式決定部3は、n個の説明
変数生成パラメータのうち、一つだけを変更した説明変
数生成パラメータの組を複数組生成する(ステップS2
5)。具体的には、p2 ,…,pn を固定して、p1
けを他の説明変数生成パラメータp1 ’で置き換えた
(N1 −1)通りの説明変数生成パラメータの組み合わ
せ(p1 ′,p2 ,…,pn )を生成する。
【0066】このように、説明変数生成パラメータの組
(p1 ,p2 ,…,pn )の中で、一つの説明変数合成
部に対応する説明変数生成パラメータのみを置き換えた
組を、元の組に「隣接する」と呼ぶことにする。
【0067】同様に、p1 以外の説明変数生成パラメー
タp2 ,…,pn についても、隣接する説明変数生成パ
ラメータの組み合わせ(p1 ,p2 ′,…,pn ),
…,(p1 ,p2 ,…,pn ′)をそれぞれ生成する。
【0068】次に、説明変数合成部S1 〜Sn は、説明
変数生成パラメータに対応する説明変数を生成し(ステ
ップS26)、生成された説明変数を用いて、回帰分析実
行部1は回帰分析を行う(ステップS27)。次に、適切
度判定部2は、適切度Cを演算した後(ステップS2
8)、適切度Cが最大適切度Cmax より大きいか否かを
判定する(ステップS29)。
【0069】適切度Cが最大適切度Cmax より大きけれ
ば、その適切度Cを新たに最大適切度Cmax とする(ス
テップS30)。
【0070】以上の処理を、隣接するすべての説明変数
生成パラメータについて行い(ステップS31)、最大適
切度Cmax が更新されれば、そのときの説明変数生成パ
ラメータPを最適説明変数生成パラメータPmax とする
(ステップS32,S33)。
【0071】このように、第7の実施形態によれば、隣
接する説明変数生成パラメータの中から最も適切度の高
い説明変数生成パラメータを選択するようにしたため、
比較的簡易な手順で説明変数を網羅的に探索できる。
【0072】(第8の実施形態)第8の実施形態は、上
述した第6の実施形態で説明した具体例に対して第7の
実施形態を適用した具体例である。
【0073】まず、初期値として、説明変数合成部S1
〜S4 にそれぞれ説明変数生成パラメータ(0,0,0,0 )
を入力し、説明変数の組(φ,φ,φ,φ)を得る。こ
の場合、説明変数は一つもなく、回帰分析実行部1は、
s=b0 の形の回帰分析を行う。また、適切度判定部2
が計算した適切度を最大適切度Cmax とする。さらに、
このときの説明変数生成パラメータ(0,0,0,0 )を最適
説明変数生成パラメータPmax とする。
【0074】次に、最良回帰式決定部3は、以下に示
す、(0,0,0,0 )と一つだけ説明変数生成パラメータが
異なるすべての説明変数生成パラメータの組み合わせを
順に説明変数合成部S1 〜Sn に供給する。 (1,0,0,0 ),…,(11,0,0,0) (0,1,0,0 ),…,(0,3,0,0 ) (0,0,1,0 ),(0,0,0,1 ),…,(0,0,0,7 ) 説明変数合成部S1 〜Sn は、これら説明変数生成パラ
メータに対応する説明変数をそれぞれ出力し、回帰分析
実行部1でそれぞれ回帰分析を行って、適切度判定部2
でそれぞれ適切度を演算する。
【0075】次に、適切度が最大のものを選択し、その
適切度をCとして、Cを最大適切度Cmax と比較する。
もし、C>Cmax であれば、適切度Cを最大適切度C
max にし、そのときの説明変数生成パラメータをPmax
とする。
【0076】ここで、仮に、最適説明変数生成パラメー
タPmax を(2,0,0,0 )とする。この場合、最良回帰式
決定部3は、以下に示す、Pmax と一つだけ説明変数生
成パラメータが異なる説明変数パラメータの組に対応す
る説明変数の適切度を演算する。 (1,2,0,0 ),…,(11,2,0,0) (0,0,0,0 ),…,(0,3,0,0 ) (0,2,1,0 ) (0,2,0,1 ),…,(0,2,0,7 ) 次に、この中で適切度が最も大きいものを選択し、その
適切度をCとして、最大適切度Cmax と比較する。も
し、C>Cmax であれば、適切度Cを最大適切度Cmax
として、そのときの説明変数生成パラメータをPmax
記録する。
【0077】以下、この過程をCmax を越える適切度C
を与える説明変数が存在しなくなるまで、繰り返す。
【0078】このように、第8の実施形態によれば、説
明変数パラメータの組に属する一つのパラメータを変更
して、適切度が最大になる説明変数を探索するため、説
明変数の網羅的な探索が可能となる。
【0079】(第9の実施形態)第9の実施形態は、統
計分析で用いられる|t|値が最小になる説明変数を演
算するものである。
【0080】図10,図11は第9の実施形態のフロー
チャートである。図10のステップS51〜S54では、図
2のステップS1〜S4と同様の処理を行う。すなわ
ち、最良回帰式決定部3は、説明変数生成パラメータの
適切な初期値(p1 ,…,pn)を説明変数合成部S1
〜Sn に供給する。説明変数合成部S1 〜Sn は、説明
変数生成パラメータに対応する説明変数を生成し、この
説明変数に基づいて回帰分析実行部1は回帰分析を行
い、その分析結果に基づいて適切度判定部2は適切度C
を演算する。
【0081】初期状態では、最適説明変数生成パラメー
タPmax は(p1 ,p2 ,…,pn)であり、このとき
の適切度Cが最大適切度Cmax になる。
【0082】次に、適切度判定部2は、説明変数のそれ
ぞれについて|t|値を演算し、その|t|値が最小に
なる説明変数を求める(ステップS54,S55)。
【0083】ここで、回帰分析実行部1で演算された回
帰式が(3)式で表される場合には、|t|値は(4)
式で表される。 Y=b0 +b1 1 +…+bp p …(3)
【0084】
【数2】 ここで、bi は説明変数に対する偏回帰係数、Siiは個
々の説明変数の値とこれら説明変数の平均値との差の平
方和・積和行列の逆行列の(i,i) 成分、Ve は誤差分散
e /(n-p-1) 、Se は残差平方和である。
【0085】|t|値は、その説明変数が目的変数の動
きを説明する上で意味があるか否かの目安を与える。な
お、|t|値については、公知文献(奥野 忠一 他著
「多変量解析法」の70頁 日科技連)に記載されてい
る。
【0086】ここで、|t|値が最小になるときの説明
変数を生成した説明変数合成部をSi とする(ステップ
S56)。次に、最良回帰式決定部3は、説明変数合成部
iに供給される説明変数生成パラメータの一つp
i を、pi ’に変更した説明変数生成パラメータの組み
合わせ(p1 ,…,pi ’,…pn )をすべて生成し
て、順にこの説明変数合成部Si に供給する(ステップ
S57,S58)。
【0087】回帰分析実行部1は、上述した説明変数生
成パラメータのそれぞれについて回帰分析を行い(ステ
ップS59)、その分析結果に基づいて、適切度判定部2
は適切度Cを演算する(ステップS60)。そして、も
し、C>Cmax となるような説明変数生成パラメータp
i ’が一つ以上存在すれば、その中で最適度Cが最大に
なるパラメータを選択し、そのときの適切度Cを最大適
切度Cmax とし、最適説明変数生成パラメータPmax
(p1 ,…,pi ’,…,pn )として、上述した|t
|値の演算を繰り返す(ステップS61〜S67)。
【0088】ところで、説明変数合成部のいずれかが説
明変数を出力しない場合がある。このような場合の説明
変数合成部Si の出力をφとする。上記のように、|t
|値が最小になる説明変数に対応する説明変数合成部の
説明変数生成パラメータを変更するだけだと、いったん
説明変数合成部Si がφを出力したときに、これ以降、
その説明変数合成部Si は、説明変数生成パラメータを
変更すべき説明変数合成部として選択されることがなく
なり、説明変数合成部Si の出力がφに固定されてしま
う。この問題は、図11のステップS68に示すφリスト
探索を行うことで、回避することができる。
【0089】図12はφリスト探索の詳細フローチャー
トであり、以下、図12のフローチャートを用いて、図
11のステップS65のφリスト探索処理について説明す
る。最良回帰式決定部3内には、最適説明変数生成パラ
メータPmax に対応する説明変数がφである説明変数合
成部Si のリストが設けられている。以下では、このリ
ストをφリストと呼ぶ。
【0090】上述した|t|値が最小になる説明変数を
取り換える過程で、適切度Cが最大適切度Cmax を越え
るような説明変数の組が見つからなかった場合には、最
良回帰式決定部3は、φリストにある説明変数合成部S
i をリストの先頭から探索していく(ステップS81)。
【0091】次に、説明変数がφ以外になるように最適
説明変数生成パラメータPmax の一部パラメータを置き
換えた説明変数生成パラメータの組P0 を生成し、この
組P0 に対応する適切度C0 を演算する(ステップS8
2)。
【0092】もし、最大適切度Cmax を越える適切度C
0 を有する説明変数の組が見つかれば、その適切度Cを
最大適切度Cmax とするとともに、そのときの説明変数
パラメータの組P0 を最適説明変数パラメータPmax
し(ステップS83)、φリストからその説明変数パラメ
ータを除去する(ステップS84)。
【0093】一方、最大適切度Cmax を越える適切度C
0 を有する説明変数の組が見つからなければ、φリスト
中の次の説明変数合成部Si を選択して同様の操作を行
う(ステップS85)。
【0094】もし、φリスト内のすべての説明変数合成
部Si を調べた結果、最大適切度Cmax を越える説明変
数の組が見つからなければ、探索を終了し、そのときの
最適説明変数生成パラメータPmax を最適な説明変数の
組とする(ステップS86)。このように、第9の実施形
態では、説明変数が出力されないような説明変数生成パ
ラメータを集めたφリストを設け、φリスト中にリスト
アップされたものを対象として、説明変数生成パラメー
タの一部を変更して回帰分析を行うようにしたため、回
帰分析の途中で、説明変数が出力されなかったために探
索が中断するような不具合がなくなる。
【0095】(第10の実施形態)第10の実施形態
は、上述した第6の実施形態で説明した具体例に対して
第9の実施形態を適用した具体例である。
【0096】まず、初期値として、説明変数合成部S1
〜S4 にそれぞれ説明変数生成パラメータ(0,0,0,0 )
を入力し、説明変数の組(φ,φ,φ,φ)を得る。こ
の場合、説明変数は一つもなく、回帰分析実行部1は、
s=b0 の形の回帰分析を行う。また、適切度判定部2
は適切度を計算し、これを最大適切度Cmax とする。ま
た、このときの説明変数生成パラメータ(0,0,0,0 )を
最適説明変数生成パラメータPmax とする。
【0097】この場合、説明変数は一つもないため、φ
リストは{S1 ,S2 ,S3 ,S4}になる。最良回帰
式決定部3は、まず説明変数合成部S1 に対し、φを生
成する「0」以外の説明変数生成パラメータ(1,2,
…,11)をそれぞれ供給して説明変数を生成し、適切度
を求める。
【0098】このうち、仮に、説明変数生成パラメータ
「9」が適切度が最も高い説明変数を与え、これがC
max を上回ったとする。このとき、最適説明変数生成パ
ラメータPmax は、(9,0,0,0 )となり、説明変数合成
部S1 がφリストから除かれて、φリストは{S2 ,S
3 ,S4 }となる。
【0099】次に、この最適説明変数生成パラメータP
max =(9,0,0,0 )に対応する説明変数に対して回帰分
析を行う。このとき、説明変数は一つしかないので、最
小の|t|値を持つ変数を生成する説明変数合成部は明
らかにS1 になる。
【0100】次に、最良回帰式決定部3は、説明変数合
成部S2 を選択し、φを生成する0以外のすべての説明
変数生成パラメータ(1,2,3 )をそれぞれ供給して得ら
れる説明変数について、それぞれ適切度を求める。すな
わち、説明変数生成パラメータ(9,1,0,0 ),(9,2,0,
0 ),(9,3,0,0 )に対応する適切度をそれぞれ求め
る。
【0101】このうち、仮に、説明変数生成パラメータ
が「2」のときの説明変数が最も適切度が高く、この場
合の適切度が最大適切度Cmax を上回ったとする。この
場合、最適説明変数生成パラメータPmax は(9,2,0,0
)となり、説明変数合成部S2 がφリストから除かれ
て、φリストは{S3 ,S4 }になる。
【0102】この時点で回帰式の説明変数は2つになっ
たので、次に、説明変数合成部S1,S2 が生成する説
明変数の中で探索が行われる。仮に、最適説明変数生成
パラメータPmax が(7,1,0,0 )のときに適切度が最大
になり、探索を繰り返してもこれ以上は適切度が上がら
ないものとする。
【0103】このとき、最良回帰式決定部3は、φリス
トから説明変数合成部S3 を取り出し、φを生成する
「0」以外の説明変数生成パラメータである「1」を与
えて、説明変数生成パラメータの組(7,1,1,0 )に対応
する説明変数の適切度を演算する。
【0104】仮に、適切度がCmax 以下であったとす
る。この場合、最良回帰式決定部3はφリストから説明
変数合成部S4 を取り出し、説明変数生成パラメータの
一部を、φを生成する「0」以外の「1,2,…,7」
に変更し、新たな説明変数生成パラメータの組(7,1,0,
1 ),…,(7,1,0,7 )に対応する説明変数の適切度を
演算する。
【0105】ここでも、最大適切度Cmax を上回る適切
度が見つからなかった場合には探索を終了し、説明変数
生成パラメータの組(7,1,0,0 )に対応する説明変数が
最適な説明変数の組み合わせとして選定される。
【0106】(第11の実施形態)第11の実施形態
は、遺伝的アルゴリズムを利用して最適な説明変数を求
めるものである。
【0107】上述した第7の実施形態の最良回帰式決定
部3では、隣接する説明変数生成パラメータ間で探索を
行うため、適切度が局所的にピークになった場所で探索
が終了してしまうおそれがあることが知られている。そ
こで、以下に説明する第11の実施形態では、このよう
な問題を回避することを目的とする。
【0108】公知文献(北野 宏明編「遺伝的アルゴリ
ズム」産業図書)によると、遺伝的アルゴリズムでは、
探索の過程を個体集団の進化として表現する。すなわ
ち、探索の過程における状態を各個体の遺伝子として表
現する。通常、この遺伝子の表現にはビット列が用いら
れる。ここでは、各説明変数合成部に与える説明変数生
成パラメータをビット列で表現し、これらを連ねたビッ
ト列を個体の遺伝子と見なすことにする。
【0109】図13は第11の実施形態の処理動作を示
すフローチャートであり、以下、このフローチャートに
基づいて第11の実施形態の処理動作を説明する。ま
ず、ある決められた個数K個のビット列をランダムに生
成する(ステップS101 )。次に、各ビット列を説明変
数合成部S1 〜Sn に与えて、対応する説明変数の組み
合わせを生成する(ステップS102 )。次に、生成され
た説明変数を用いて、回帰分析実行部1により回帰分析
を行い(ステップS103 )、次に、適切度判定部2によ
り適切度Cを演算する(ステップS104 )。
【0110】次に、演算された適切度Cが最大適切度C
max より大きいか否かを判定し(ステップS105 )、大
きければ適切度Cを最大適切度Cmax に設定し、このと
きの説明変数生成パラメータを最適説明変数生成パラメ
ータPmax とする(ステップS106 )。
【0111】次に、適切度の高いビット列同士で交配を
行い、新たにK個のビット列を生成した後(ステップS
107 )、突然変異を行う(ステップS108 )。すなわ
ち、ビット列中の所定のビットを、ある決められた確率
で反転する。
【0112】次に、世代数を「1」増やす(ステップS
109 )。世代数を増やした結果、予め指定された指定世
代数に達しない場合には、ステップS102 に戻る。一
方、指定世代数に達した場合には、処理を終了する。
【0113】この処理により最終的に得られた説明変数
生成パラメータPmax が最適な説明変数を与える。
【0114】このように、第11の実施形態では、遺伝
的アルゴリズムを用いて回帰分析を行うため、説明変数
生成パラメータに対応するビット列の操作のみで、交配
や突然変異などを行うことができ、比較的簡易な処理で
精度よく最大適切度Cmax を与える説明変数を探索する
ことができる。
【0115】(第12の実施形態)第12の実施形態
は、上述した第6の実施形態で説明した具体例に対して
第11の実施形態の具体例である。
【0116】まず、4つの説明変数合成部S1 〜S4
与える説明変数生成パラメータをビット列で表現し、こ
れらビット列を、図14に示すように順に連ねたビット
列を個体の遺伝子と見なす。
【0117】例えば、説明変数合成部S3 ,S4 の場
合、それぞれ長さ1,3の任意のビット列に対して、対
応する説明変数生成パラメータが存在するため、遺伝子
のビット表現に何ら問題はない。
【0118】これに対し、説明変数合成部S1 は、説明
変数生成パラメータの値が「0」から「11」までは説明
変数が存在し、「12」から「15」まで、すなわち、ビッ
ト列「1100」、「1101」、「1110」、「1111」には対応
する説明変数が存在しない。そこで、ここでは、ビット
列「1100」、「1101」、「1110」、「1111」に対しては
φが、すなわち、説明変数は何ら出力されないものとす
る。同様に、説明変数合成部S2 の説明変数生成パラメ
ータの表現には3ビットを用い、「5」から「7」ま
で、すなわち、ビット列「101 」、「110 」、「111 」
にはφが対応するものとする。
【0119】まず初めに、個体数の数Kを設定し、K個
のランダムなビット列として第1世代の遺伝子を生成す
る。各遺伝子に対応する説明変数の組を求め、回帰分析
実行部1により回帰分析を行った後、その分析結果に基
づいて適切度判定部2による適切度の演算を行う。この
とき、適切度Cが最大適切度Cmax を上回るものがあれ
ば、適切度Cを最大適切度Cmax とし、そのときのビッ
ト列を最適説明変数生成パラメータPmax とする。
【0120】次に、個体間の選択交配を行う。ここで
は、最も基本的な適応度比例戦略を用いる。これは、各
個体の適応度fi を設定して、交配のために各個体が選
択される確率を(5)式に基づいて演算する。
【0121】
【数3】 ここでは、適応度をfi として、適切度Cに対して単調
に増加するような値を選択する。例えば、適切度をuと
して、(6)式に基づいて適応度fi を求める。
【0122】
【数4】 (5)式により定められた確率に従って、2つの個体を
選択して交叉を行う。交叉とは、2つの親の遺伝子を組
み替えて子の遺伝子を生成する操作をいう。ここでは、
もっとも簡単な一点交叉を用いる。一点交叉とは、交叉
する位置を一つ定め、その前後で、どちらの親の遺伝子
を受け継ぐかを変更する方法である。上述した例では、
遺伝子の長さが11ビットなので、1から11の範囲内の整
数を不図示の乱数発生器で発生させ、その値の前後で親
の遺伝子を入れ替える。この選択交配により、次世代の
K個体の遺伝子が生成される。
【0123】次に、各個体の遺伝子に対して突然変異の
操作を行う。ここでは、最も単純に、ある固定された確
率で各遺伝子のビットを反転する。
【0124】上記の過程を経て、次世代のK個体分の遺
伝子が生成される。ここで、世代数を示す変数Gを、G
=G+1とし、Gが予め指定された世代数に達していな
ければ、再び各個体の適切度の計算をやり直す。もし、
指定された世代数に達した場合には、探索を終了する。
このとき、上記の過程で記録された最大適切度Cmax
与えるビット列Pmax に対応するものが最適な説明変数
の組になる。
【0125】(第13の実施形態)第13の実施形態
は、ニューラルネットを利用して目的変数の予測を行う
ものである。
【0126】ニューラルネットは、階層的ネットワーク
とも呼ばれる。図15はニューラルネットの一例を示す
図である。ニューラルネットは、丸印で図示した複数の
素子(ニューロン)を複数階層に分類し、各素子を編み
目状に接続して構成される。図15は、複数の素子を入
力層、中間層および出力層の3層に分類する例を示して
いる。
【0127】各素子を接続する経路には、それぞれ固有
の重み係数が付加されており、ネットワークの結合の強
さは、各素子の値と各経路の重み係数の値により定ま
る。
【0128】本発明のシステムにニューラルネットを利
用する場合は、説明変数の値を図15の入力層の入力と
し、目的変数を出力層の出力として、ニューラルネット
の学習を行う。学習が終了したニューラルネットに対し
て説明変数の値を入力し、そのときの出力層の出力と目
的変数の実測値との残差平方和から適切度Cを計算す
る。
【0129】このように、ニューラルネットを利用して
システムを構成すれば、図1に示した回帰分析実行部1
がニューラルネットで置き換えられ、より精度よく回帰
分析を行える可能性がある。
【0130】(第14の実施形態)第14の実施形態
は、第13の実施形態を具体化したものである。
【0131】第14の実施形態は、図15と同様に3層
のニューラルネットを用いるが、より多層のニューラル
ネットを用いてもよい。
【0132】まず、第1層の素子には説明変数の値が入
力され、第2層の素子には第1層の素子の出力が入力さ
れ、第3層の素子には第2層の出力が入力される。第3
層の素子は、目的変数の計算値を出力し、この計算値と
目的変数値の実測値とを比較する。
【0133】ニューラルネットを構成する各素子の特性
は、(7)式のように記述される。(7)式は、ある素
子jとは別の素子iの出力yi を入力として受け、結合
加重wjiを掛けて加算したものを入力の総和uj とす
る。
【0134】
【数5】 出力yi は、入力の総和に単調増加関数fを施したもの
で表される。
【0135】
【数6】 本実施形態では、ニューラルネットの学習方法として、
誤差逆伝搬学習(バックプロパゲーション)を用いる。
この学習方法については、公知文献(たとえば、岩波講
座ソフトウエア科学「認識と学習」岩波書店、安西 祐
一郎著)に詳しいので、ここでは簡単に説明する。
【0136】ニューラルネットでは、学習は素子間の結
合荷重を変化させることに相当する。説明変数と目的変
数の一組の組み合わせが与えられたときに、各素子jの
出力誤差δj を(9)式のように定義する。
【0137】
【数7】 なお、(9)式の右辺のかっこ内の第1項は出力素子が
出力すべき望ましい値、すなわち、目的変数値である。
また、素子jが第2層の場合、(10)式で表される。
(10)式では、素子jの出力を入力として取り入れてい
る素子mの和を計算している。
【0138】
【数8】 このとき、ある微小量εに対して、まず最初に第3層の
誤差δj を計算し、素子jにつながる入力の結合荷重ω
jiを、Δωji(=εδj i )だけ変化させる。
【0139】次に、第2層においても、第3層に近い方
から結合荷重を、Δωji(=εδji )だけ変化させ
る。説明変数と目的変数のすべての組み合わせに対して
結合荷重を調整することで、学習が終了する。
【0140】回帰分析実行部1にニューラルネットを用
いる場合も、適切度としては、回帰分析と同様に、情報
量基準AIC を用いる。まず、(11)式に基づいて残差平
方和Qを演算する。
【0141】
【数9】 情報量基準AIC は、(12)式に基づいて計算される。 AIC =nlog (Q/n)+2(説明変数の数) …(12) (12)式で求められるAIC の符号を反転することによ
り、適切度が得られる。なお、上述した各実施形態のシ
ステムは、ハードウエアで構成しても、あるいは、ソフ
トウエアで構成してもよい。ソフトウエアで構成する場
合には、図1に示す各構成部分をそれぞれプログラムで
構成し、これらプログラムを、コンピュータで読み取り
可能な各種の記録媒体(例えば、ROM 等の記憶素子や、
ハードディスクやCD-ROM等の記憶装置)に格納して、市
販のコンピュータでこれらプログラムを実行させるよう
にしてもよい。
【0142】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、候補説明変数それ自体だけでなく、候補説明変数
の組み合わせや、候補説明変数に対して何らかの演算処
理を施した結果を説明変数とするため、説明変数の網羅
的な探索が可能となる。したがって、どのような種類の
目的変数であっても、それに最適な回帰式を得ることが
できる。
【0143】また、|t|値や、遺伝的アルゴリズム
や、ニューラルネット等を利用することにより、比較的
簡易な処理で効率よく、かつ、精度よく、目的変数の説
明または予測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】目的変数の説明または予測方法を実現するシス
テムの第1の実施形態のブロック図。
【図2】図1のシステムの処理動作を説明するフローチ
ャート。
【図3】説明変数生成パラメータの一例を示す図。
【図4】説明変数生成パラメータと各パラメータに対応
する説明変数との関係を示す図。
【図5】説明変数生成パラメータと説明変数aとの関係
を示す図。
【図6】説明変数生成パラメータと説明変数bとの関係
を示す図。
【図7】説明変数生成パラメータと説明変数cとの関係
を示す図。
【図8】説明変数生成パラメータと説明変数dとの関係
を示す図。
【図9】第7の実施形態の処理動作を示すフローチャー
ト。
【図10】第9の実施形態のフローチャート。
【図11】図10に続くフローチャート。
【図12】φリスト探索の詳細フローチャート。
【図13】第11の実施形態の処理動作を示すフローチ
ャート。
【図14】遺伝子に対応するビット列を順に連ねた例を
示す図。
【図15】ニューラルネットの一例を示す図。
【符号の説明】
1 回帰分析部 2 適切度判定部 3 最良回帰式決定部 S1 〜Sn 説明変数合成部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目的変数に関連のある説明変数に基づいて
    回帰分析を行って回帰式を求め、この回帰式に基づいて
    目的変数を説明または予測する方法であって、 説明変数合成手段により、少なくとも一つの候補説明変
    数から前記説明変数を生成し、 生成された前記説明変数に基づいて回帰分析を行って前
    記回帰式を生成し、 前記回帰式が目的変数にどの程度適切かを定量的に評価
    し、 その評価結果に基づいて、前記説明変数合成手段により
    前記説明変数を再生成し、 再生成した前記説明変数に基づいて、前記回帰式の生
    成、生成した前記回帰式の定量的な評価、およびその評
    価結果に基づく前記説明変数の再生成とを繰り返し行
    い、 最終的に、目的変数を最も適切に説明または予測可能な
    前記回帰式を決定することを特徴とする目的変数の説明
    または予測方法。
  2. 【請求項2】前記説明変数が複数ある場合に、そのうち
    の一つだけを変更した場合に得られる複数の回帰式の中
    から、目的変数を最も適切に説明または予測可能な前記
    回帰式を探索することを特徴とする請求項1に記載の目
    的変数の説明または予測方法。
  3. 【請求項3】説明変数と目的変数との偏差に関する統計
    値である|t|値が最小になるように説明変数を変更す
    ることにより、目的変数を最も適切に説明または予測可
    能な前記回帰式を探索することを特徴とする請求項1に
    記載の目的変数の説明または予測方法。
  4. 【請求項4】前記説明変数合成手段は複数設けられ、 前記説明変数を出力しなかった前記説明変数合成手段の
    すべてをリストアップし、リストアップした前記説明変
    数合成手段を順に選択し、選択した前記説明変数合成手
    段について前記説明変数を生成して回帰分析を行い、そ
    の結果に基づいて、目的変数を最も適切に説明または予
    測可能な前記回帰式を探索することを特徴とする請求項
    3に記載の目的変数の説明または予測方法。
  5. 【請求項5】前記説明変数生成手段は、説明変数生成パ
    ラメータに基づいて前記候補説明変数から前記説明変数
    を生成するものであって、 前記説明変数生成パラメータをビット列を用いて表現
    し、 このビット列に対して遺伝的アルゴリズムに基づく所定
    のビット操作を行うことにより、目的変数を最も適切に
    説明または予測可能な前記回帰式を探索することを特徴
    とする請求項1に記載の目的変数の説明または予測方
    法。
  6. 【請求項6】目的変数に関連のある説明変数に基づいて
    目的変数を説明または予測する方法であって、 説明変数合成手段により、少なくとも一つの候補説明変
    数から前記説明変数を生成し、 生成された前記説明変数を階層構造になった前記ニュー
    ラルネットの入力層に入力し、 前記ニューラルネットの出力結果が目的変数にどの程度
    適切かを定量的に評価し、 その評価結果に基づいて前記説明変数合成手段により前
    記説明変数を再生成し、 再生成した前記説明変数を前記ニューラルネットに入力
    して、その出力結果の定量的な評価と、その評価結果に
    基づく前記説明変数の再生成とを繰り返し行い、 最終的に、前記ニューラルネットの出力結果により、目
    的変数が最も適切に説明または予測されるようにするこ
    とを特徴とする目的変数の説明または予測方法。
  7. 【請求項7】目的変数に関連のある説明変数に基づいて
    回帰分析を行って回帰式を求め、この回帰式に基づいて
    目的変数を説明または予測するためのプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 少なくとも一つの候補説明変数から前記説明変数を生成
    する説明変数合成手段と、 生成された前記説明変数に基づいて回帰分析を行って前
    記回帰式を生成する回帰分析実行手段と、 前記回帰式が目的変数にどの程度適切かを定量的に評価
    する適切度判定手段と、 目的変数に最も適した前記回帰式が得られるまで、前記
    説明変数合成手段を制御する最良回帰式決定手段と、し
    て機能させるための目的変数を説明または予測するプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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