JP7491371B2 - 数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラム - Google Patents

数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7491371B2
JP7491371B2 JP2022522107A JP2022522107A JP7491371B2 JP 7491371 B2 JP7491371 B2 JP 7491371B2 JP 2022522107 A JP2022522107 A JP 2022522107A JP 2022522107 A JP2022522107 A JP 2022522107A JP 7491371 B2 JP7491371 B2 JP 7491371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
explanatory
candidates
explanatory variables
mathematical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022522107A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021229648A1 (ja
JPWO2021229648A5 (ja
Inventor
悠真 岩崎
真彦 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2021229648A1 publication Critical patent/JPWO2021229648A1/ja
Publication of JPWO2021229648A5 publication Critical patent/JPWO2021229648A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7491371B2 publication Critical patent/JP7491371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N20/00Machine learning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、データ主導で数式モデルを生成する数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラムに関する。
データ主導で自然現象モデルを作成する手法が数多く知られている。例えば、機械学習(深層学習、LASSO(Least Absolute Shrinkage and Selection Operator )など)による回帰モデルは、その代表的な手法である。ここで、深層学習は、予測性能が優れているものの、モデルの内部が分かりやすく数式化されていない、いわゆるブラックボックスであるため、解釈性が低いという問題がある。一方、LASSOなどの線形回帰型モデルは、モデル内部が線形モデルで数式化されている、いわゆるホワイトボックスであるが、予測性能が低いという問題がある。
上述する問題を解決するため、データ主導で非線形な現象を数式で表現する手法が提案されている。非特許文献1には、実験データから自由な形式の自然法則を抽出する方法が記載されている。非特許文献1に記載された方法では、遺伝的アルゴリズムを用いて、演算シンボル(+、-、×、÷など)を変更しながら、非線形の現象を表現した数式を探索する。
Michael Schmidt, Hod Lipson, "Distilling Free-Form Natural Laws from Experimental Data", Science, Vol 324, Issue 5923, pp. 81-85, April 2009.
一方、非特許文献1に記載された方法では、候補になる解(すなわち、数式)が一意に定まらないため、複数の候補解から人間がマニュアルで最も良い解を選定しなければならないという問題がある。そこで、解を一意に定めることができ、かつ、解釈性の高い数式モデルを生成できることが好ましい。
そこで、本発明は、解を一意に定めることができ、かつ、解釈性の高い数式モデルを生成できる数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラムを提供することを目的とする。
本発明による数式モデル生成システムは、基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成手段と、説明変数候補の中から、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数を選択し、数式モデルの候補を生成する説明変数選択手段と、生成された数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価手段と、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択手段とを備え、説明変数生成手段が、選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、説明変数選択手段が、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、モデル評価手段は、生成された各数式モデルの候補の良さを評価することを特徴とする。
本発明による数式モデル生成方法は、コンピュータが実行する数式モデル生成方法であって、基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成し、説明変数候補の中から、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数を選択し、数式モデルの候補を生成し、択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、生成された各数式モデルの候補の良さを評価し、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択することを特徴とする。
本発明による数式モデル生成プログラムは、コンピュータに、基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成処理、説明変数候補の中から、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数を選択し、数式モデルの候補を生成する説明変数選択処理、生成された数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価処理、および、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択処理を実行させ、説明変数生成処理で、選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成させ、選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成させ、説明変数選択処理で、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成させ、モデル評価処理で、生成された各数式モデルの候補の良さを評価させることを特徴とする。
本発明によれば、解を一意に定めることができ、かつ、解釈性の高い数式モデルを生成できる。
本発明による数式モデル生成システムの第一の実施形態の構成例を示すブロック図である。 生成される説明変数候補の例を示す説明図である。 第一の実施形態の数式モデル生成システムの動作例を示すフローチャートである 本発明による数式モデル生成システムの第二の実施形態の構成例を示すブロック図である。 データ主導でストークスの式を導出した結果の一例を示す説明図である。 データ主導でエネルギー保存則の式を導出した結果の一例を示す説明図である。 本発明による数式モデル生成システムの概要を示すブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明による数式モデル生成システムの第一の実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態で想定する数式モデルは、非線形現象を数式で表わしたモデルである。すなわち、本実施形態の数式モデル生成システム100は、非線形現象を数式でモデル化する。
本実施形態の数式モデル生成システム100は、記憶部10と、入力部20と、説明変数生成部30と、説明変数選択部40と、モデル評価部60と、モデル選択部70と、出力部80とを備えている。
記憶部10は、本実施形態の数式モデル生成システム100が各処理に用いるパラメータや設定など、各種情報を記憶する。また、記憶部10は、数式モデルの生成に用いられる学習データや、生成された数式モデルを記憶していてもよい。なお、学習データの内容は後述される。
なお、数式モデル生成システム100が、通信ネットワークを介して、他の装置(例えば、ストレージサーバ)から、各種情報を取得する構成であってもよい。この場合、記憶部10が上述する情報を記憶していなくてもよい。記憶部10は、例えば、磁気ディスク等により実現される。
入力部20は、数式モデルの生成に用いられる学習データの入力を受け付ける。学習データは、目的変数と1以上の説明変数とを含み、その内容は、生成する対象の数式モデルの内容に応じて定められる。
例えば、小さな粒子が流体中を沈降する際の終端速度を表わす式(すなわち、ストークスの式)を数式モデルとして生成するとする。この場合、目的変数は、粒子の終端速度であり、説明変数は、粒子径、粒子の密度、流体の密度、重力加速度、流体の粘度などである。また、説明変数は、実績として測定可能な特徴量であってもよく、この特徴量を組み合わせて(和や積などで)生成される特徴量であってもよい。
そして、入力部20は、入力された学習データを、目的変数と説明変数とに分ける。以下の説明では、目的変数をyで表わし、説明変数をx(および、添え字付きのx)で表わす。なお、以下の説明では、入力された説明変数(すなわち、初期状態で与えられた説明変数)のことを、オリジナルの説明変数と記すこともある。
また、入力部20は、後述する上限値や閾値、繰り返し回数など(例えば、K、L、N、σ´など)の入力を受け付けてもよい。なお、これらの値が、予め記憶部10に記憶されていてもよい。
説明変数生成部30は、基礎とする説明変数を組み合わせて、新たな説明変数を生成し、基礎とする説明変数および新たに生成された説明変数を含む説明変数候補を生成する。ここで、説明変数を組み合わせるとは、各説明変数に演算を施すことであり、生成される新たな説明変数とは、演算を施した結果得られる説明変数を意味する。演算の種類は、可視化の観点から、単純な演算が好ましく、例えば、四則演算(和、差、積、商)、べき乗、指数、対数、三角関数、などである。また、組み合わせる説明変数は、計算量が膨大になってしまうことを抑制するため、2つまでとすることが好ましい。
具体的には、説明変数生成部30は、各説明変数を用いた単純な非線形項(和、差、積、商、指数、三角関数など)を網羅的に生成し、それを新たな説明変数xn-1´として生成する。図2は、生成された結果得られる説明変数候補の例を示す説明図である。図2では、説明変数を1つまたは2つ組み合わせて、四則演算およびべき乗演算が行われた場合の例を示す。
例えば、図2に例示する表T1は、組み合わせる対象の説明変数がx、x、および、xであった場合に生成される説明変数候補の一覧(21個)を示す。また、図2に例示する表T2は、組み合わせる対象の説明変数がx、x、x、x、および、x+xであった場合に生成される説明変数候補の一覧(60個)を示す。
説明変数選択部40は、説明変数候補の中から、数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択する。すなわち、説明変数選択部40は、説明変数候補の一覧の中から、重要な説明変数に絞って選択する。以下の説明では、選択された説明変数をxとする。
説明変数選択部40は、例えば、LASSOなどのアルゴリズムを用いた機械学習により説明変数の選択(特徴量選択)を行ってもよい。具体的には、説明変数選択部40は、例えば、自然現象を表わすデータ(学習データ)を用いた機械学習によって自然現象モデルを学習することにより、最終的に残る説明変数(特徴量)を選択してもよい。なお、ここで用いられる機械学習の方法は、説明変数(特徴量)が選択できる方法であれば任意である。
さらに、説明変数選択部40は、基礎とする説明変数(すなわち、オリジナルの説明変数)の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、説明変数を選択してもよい。この制約に基づくと、例えば、説明変数「x/x」と、「x(x+x)」とでは、前者が説明変数の種類の数が3であり、後者が説明変数の種類の数が5である。
このような制約が有効なのは、以下の理由による。一つ目の理由は、一つの項に含まれるオリジナルの説明変数の種類があまりにも大きいと、その取り得るパターンが多すぎて計算量が爆発してしまうからである。また、二つ目の理由は、自然現象の式(公式)はシンプルなものが多いため、あまり複雑な項まで探索範囲に含める必要性が少ないからである。
説明変数選択部40は、例えば、オリジナルの説明変数の種類が予め定めた閾値σ´より大きくなった場合にペナルティを大きくするような評価関数を用いて説明変数を選択してもよい。例えば、LASSOアルゴリズムを用いる場合、評価関数は、以下に例示する式1のように定義できる。
Figure 0007491371000001
式1において、yは目的変数ベクトル、Xは非線形の説明変数xにおける計画行列、βは回帰係数ベクトル、λは正則化パラメータである。また、式1において、Mは非線形の説明変数xの数であり、σは、各非線形の説明変数におけるオリジナルの説明変数の数である。
式1におけるA(σ)は、σにより各非線形の説明変数における正則化の大きさを制御する関数である。A(σ)は、例えば、以下に例示する式2のようなステップ関数として定義されてもよい。
Figure 0007491371000002
他にも、説明変数選択部40は、例えば、線形回帰標準化係数が大きいものほど重要度が高いと判断して説明変数を選択してもよいし、ランダムフォレストで計算されるパラメータ(importanceパラメータ)高いほど重要度が高いと判断して説明変数を選択してもよい。ここで用いられる方法として、各項に含まれるオリジナルの説明変数の数が大きいほど選ばれにくくなる(すなわち、重要度が下がる)という上述の制約を組み込める方法が好ましい。例えば、LASSOの場合、各項の正則化項の係数を、各項に含まれるオリジナルの説明変数の数に応じて大きくすれば、同様に重要度を判断できる。
また、選択される説明変数の数の上限Kを定めておき、説明変数選択部40は、その上限Kを制約条件として説明変数を選択してもよい。説明変数の上限Kは、使用するコンピュータの演算能力に応じてユーザ等により設定される。上限Kの値が大きいほど生成される数式モデルの精度は高くなるが、その分計算量も増加することになる。
そして、説明変数選択部40は、選択された説明変数を用いて数式モデルの候補を生成する。具体的には、説明変数選択部40は、選択された説明変数を各項に含む線形回帰モデルの候補を生成する。以下の説明では、生成された数式モデルの候補をMと記す。例えば、上述するLASSOを用いて特徴量選択を行った場合、説明変数選択部40は、特徴量選択の過程で線形回帰モデルの候補を生成する。
モデル評価部60は、生成された数式モデルの候補Mの良さを評価する。なお、モデル評価部60が数式モデルの候補Mの良さを評価する方法は任意である。モデル評価部60は、例えば、数式モデルの候補の汎化性能の高さを評価してもよい。汎化性能が高いほど、未知のテストデータに対する識別能力が高いと言えるからである。
評価方法として、例えば、AIC(赤池情報量規準:Akaike's Information Criterion)や、BIC(ベイズ情報量基準:Bayesian Information Criterion)などの情報量基準を用いる手法や、CV-Error(交差検証誤差:Cross-Validation Error)を用いる手法、MIC(Maximum Information Coefficient)を用いる手法などのモデルの性能を評価する手法が挙げられる。これらの評価方法の中から、モデル評価部60が用いる評価方法を予め定めておけばよい。
数式モデル生成システム100は、説明変数生成部30、説明変数選択部40、および、モデル評価部60による処理を、予め定めた回数繰り返し、複数の数式モデルの候補を生成する。以下、繰り返す回数の上限をNとする。上限Nは、使用するコンピュータの演算能力や、現象の複雑さに応じてユーザ等により設定されてもよい。
その際、説明変数生成部30は、説明変数選択部40により選択された説明変数のみを組み合わせた新たな説明変数を生成し、選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成する。すなわち、数式モデル生成システム100は、説明変数生成部30が非線形項の生成を行うことで説明変数候補を追加し、説明変数選択部40が選択しなかった説明変数を説明変数候補から除外する処理を繰り返す。このような再帰的処理により、複雑さが異なる複数の数式モデルの候補を生成することが可能になる。
なお、上記説明では、説明変数の上限K、および、生成される数式モデルの候補の数の上限Nが、ユーザ等により予め定められる場合を想定した。一方、リソース(計算時間、コンピュータの演算能力等)に余裕がある場合、上記繰り返し処理において、KおよびNを変数とするグリッドサーチが行われてもよい。これにより、数式モデルの候補を評価する際の網羅性を高めることが可能になる。
モデル選択部70は、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルMを選択する。さらに、モデル選択部70は、選択された数式モデルMに含まれる説明変数のうち、数式モデルへの寄与率が高い順に、予め定めた数の説明変数を選択し、選択した説明変数を各項に含む数式モデル(具体的には、線形回帰モデル)を新たに生成してもよい。具体的には、選択された数式モデルMの説明変数x´の数が予め定めた数Lより大きい場合、モデル選択部70は、モデルへの寄与率が高い上位L個の説明変数を選択し、選択された説明変数を各項に含む線形回帰モデルを新たに生成してもよい。
数式モデルに含まれる説明変数の寄与度を算出する方法は任意である。モデル選択部70は、例えば、線形回帰標準化係数が高い説明変数ほど寄与率が高い説明変数と判断してもよい。また、他にも、モデル選択部70は、ランダムフォレストで計算されるパラメータ値が大きい説明変数ほど寄与度が高い説明変数と判断してもよい。
選択される説明変数の数Lは、数式モデルが対象とする現象の複雑さに応じてユーザ等により設定されてもよい。
出力部80は、生成された数式モデルを出力する。
入力部20と、説明変数生成部30と、説明変数選択部40と、モデル評価部60と、モデル選択部70と、出力部80とは、プログラム(数式モデル生成プログラム)に従って動作するコンピュータのプロセッサ(例えば、CPU(Central Processing Unit )、GPU(Graphics Processing Unit))によって実現される。
例えば、プログラムは、記憶部10に記憶され、プロセッサは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、入力部20、説明変数生成部30、説明変数選択部40、モデル評価部60、モデル選択部70および出力部80として動作してもよい。また、入力部20、説明変数生成部30、説明変数選択部40、モデル評価部60、モデル選択部70および出力部80の機能がSaaS(Software as a Service )形式で提供されてもよい。
また、入力部20と、説明変数生成部30と、説明変数選択部40と、モデル評価部60と、モデル選択部70と、出力部80とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry )、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。
また、入力部20、説明変数生成部30、説明変数選択部40、モデル評価部60、モデル選択部70および出力部80の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
次に、本実施形態の数式モデル生成システム100の動作を説明する。図3は、本実施形態の数式モデル生成システム100の動作例を示すフローチャートである。入力部20は、目的変数yおよび説明変数xを含むデータの入力を受け付け(ステップS11)、説明変数xをxn=0に代入する(ステップS12)。以下、予め定めた回数Nまで、ステップS13からステップS17までの処理が繰り返される。
説明変数生成部30は、基礎とする説明変数xn-1で作成可能な非線形項を網羅的に生成する(ステップ14)。具体的には、説明変数生成部30は、1種類または2種類の説明変数xn-1で作成可能な非線形項(和、差、積、商、指数、三角関数など)を網羅的に作成し、基礎とする説明変数および作成した非線形項を新しい説明変数候補xn-1´とする。
説明変数選択部40は、線形回帰モデルを仮定し、特徴量(説明変数)選択を実行する(ステップS15)。具体的には、説明変数選択部40は、線形回帰モデルy=f(xn-1´)を仮定して、説明変数候補の中から説明変数(特徴量)の選択を実行し、選択された説明変数をxとする。ここで、説明変数選択部40は、説明変数xの種類の数が予め定めた数K以下になるように説明変数を選択してもよい。また、説明変数選択部40は、選択される説明変数に含まれるオリジナルの説明変数xの種類の数が、大きいほど選ばれにくくなる制約に基づいて説明変数を選択してもよい。説明変数選択部40が選択された説明変数で線形回帰モデルの候補Mを生成すると、モデル評価部60は、線形回帰モデルの候補Mの汎化性能Gを記憶部10に記録する(ステップS16)。
N回の処理が繰り返された後、モデル選択部70は、最も汎化性能Gが良い数式モデルMを選択する(ステップS18)。そして、モデル選択部70は、選択した数式モデルMに含まれる説明変数の数がL以下か否か判断する(ステップS19)。説明変数の数がL以下でない場合(ステップS19におけるNo)、モデル選択部70は、モデルへの寄与度が高い上位L種類の説明変数を選択する(ステップS20)。そして、モデル選択部70は、選択した説明変数で再度線形回帰モデルMを生成する(ステップS21)。
説明変数の数がL以下の場合(ステップS19におけるYes)、または、ステップS21の処理後、出力部80は、Mを最も良いモデルとして出力する(ステップS22)。
以上のように、本実施形態では、説明変数生成部30が、基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する。また、説明変数選択部40が、説明変数候補の中から、数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択して、数式モデルの候補を生成する。その処理を繰り返して数式モデルの候補を生成すると、モデル評価部60が、生成された各数式モデルの候補の良さを評価し、モデル選択部70が、最も評価の高い数式モデルを選択する。よって、解を一意に定めることができ、かつ、解釈性の高い数式モデルを生成できる。
実施形態2.
次に、本発明による数式モデル生成システムの第二の実施形態を説明する。第二の実施形態では、ユーザがモデル生成の条件設定の入力や、各種結果を出力する方法について説明する。
図4は、本発明による数式モデル生成システムの第二の実施形態の構成例を示すブロック図である。本実施形態の数式モデル生成システム200は、記憶部10と、入力部120と、説明変数生成部30と、説明変数選択部40と、モデル評価部60と、モデル選択部70と、出力部180とを備えている。すなわち、本実施形態の数式モデル生成システム200は、第一の実施形態の数式モデル生成システム100と比較し、入力部10の代わりに入力部120を備え、出力部80の代わりに出力部180を備えている点において異なる。それ以外の構成は、第一の実施形態と同様である。
入力部120は、ユーザがモデル生成の条件設定を行えるよう、データやパラメータの入力を受け付ける。入力部120は、学習データ入力部121と、説明変数選択部122と、項選択部123と、関数タイプ選択部124と、評価指標選択部125と、評価手法選択部126と、パラメータ設定部127とを含む。なお、入力部120は、上述する全ての構成を含んでいてもよく、一部の構成のみ含んでいてもよい。
学習データ入力部121は、第一の実施形態の入力部20と同様、数式モデルの生成に用いられる学習データの入力を受け付ける。
説明変数選択部122は、モデル生成の対象とする一以上の説明変数の選択をユーザから受け付ける。具体的には、説明変数選択部122は、説明変数生成部30が新たな説明変数を生成する際の基礎となる説明変数の選択を受け付けてもよく、説明変数選択部40が数式モデルの説明変数として用いる説明変数候補の選択を受け付けてもよい。説明変数選択部122は、例えば、対象とする説明変数を表示装置(図示せず)に出力して、ユーザに説明変数を選択させてもよく、テーブル形式のファイルや、データベース中のレコードに含まれる説明変数から対象とする説明変数を選択してもよい。
項選択部123は、説明変数生成部30が新たな説明変数を生成する項の種類の選択をユーザから受け付ける。項選択部123は、非線形項の自動生成の際に発生させる項の種類として、例えば、和、差、商、積、べき、指数、対数、三角関数などの選択肢から受け付けてもよい。
関数タイプ選択部124は、説明変数選択部40が使用する正則化項を特徴付ける関数A(σ)のタイプの選択を受け付ける。関数タイプ選択部124は、例えば、上記式2示すようなステップ関数や、L、L、L0.5のような正則化のタイプなどから関数のタイプの選択を受け付けてもよい。
評価指標選択部125は、モデル評価部60が数式モデルの候補の汎化性能を評価する指標の選択をユーザから受け付ける。評価指標選択部125は、例えば、上述するような評価方法(上述するAIC,BIC,CV-Error,MICなど)の中から評価に用いる指標の選択を受け付けてもよい。
評価手法選択部126は、モデル選択部70が説明変数の寄与度を判断する際に用いる評価手法の選択をユーザから受け付ける。評価手法選択部126は、例えば、線形回帰標準化係数、ランダムフォレスト、などの評価手法から選択を受け付けてもよい。
パラメータ設定部127は、数式モデル生成システム200が処理に用いる各種パラメータの入力を受け付ける。パラメータ設定部127は、例えば、説明変数選択部40が選択する説明変数の数の上限K、モデル選択部70が選択する説明変数の数L、および、繰り返す回数の上限をNの少なくとも1つの入力を受け付けてもよい。そして、パラメータ設定部127は、受け付けたパラメータが各処理に用いられるように設定する。また、他にも、パラメータ設定部127は、各上限値や閾値などの入力を受け付けてもよい。
出力部180は、生成された数式モデルの他、数式モデルを生成する際に得られる各種情報を出力する。具体的には、出力部180は、生成された非線形項や、説明変数候補、数式モデルの候補、汎化性能などを出力してもよい。なお、出力の態様は任意である。出力部180は、例えば、表示装置(図示せず)に各種情報を表示してもよく、ログファイルなどに各種情報を出力してもよい。
以下、具体的な実施例により本発明を説明するが、本発明の範囲は以下に説明する内容に限定されない。本実施例では、上述する数式モデル生成システム100を用いて、データ主導でストークスの式およびエネルギー保存則の式を導出した結果を示す。図5は、データ主導でストークスの式を導出した結果の一例を示す説明図である。また、図6は、データ主導でエネルギー保存則の式を導出した結果の一例を示す説明図である。
図5および図6では、上述する数式モデル生成システム100により生成された数式モデルと比較するため、LASSOにより生成されたモデルによる予測結果と、ニューラルネットワークにより生成されたモデルによる予測結果を示している。
具体的には、グラフG41およびグラフG51がLASSOにより生成されたモデルによる予測結果を示し、グラフG42およびグラフG52がニューラルネットワークにより生成されたモデルによる予測結果を示し、グラフG43およびグラフ53が生成された数式モデルによる予測結果を示す。
図5および図6に例示するグラフG41~G43およびG51~G53は、横軸が実際に測定された結果を示し、縦軸が各モデルにより予測された結果を示す。また、LASSOにより生成されたモデルの数式をF41およびF51に示し、上述する数式モデル生成システム100により生成された数式モデルをF42およびF51に示す。
LASSOは、現象を数式で表現することができるが、線形性を仮定しているため、非線形な現象(ストークスの式やエネルギー保存則の式)を導出することができない。また、ニューラルネットワークは、非線形性を適切に表現できるが、モデルを数式で表現することができない。
例えば、図5に例示するように、LASSOを用いた場合、数式F41のように表すことができるため、解釈性には優れている一方、グラフG41に示すように、既知のストークスの式に基づく結果と比較し、比較的誤差が大きいと言える。一方、ニューラルネットワークを用いた場合、グラフG42に示すように、既知のストークスの式に基づく結果との誤差が少なく予測性能は高い。しかし、数式F41や数式F42のような形式で表現することが困難であるため、解釈性は低い。一方、本発明による数式モデル生成システム100を用いることで、非線形現象も数式で導出でき、かつ、その高い予測性能を実現できる。
次に、本発明の概要を説明する。図7は、本発明による数式モデル生成システムの概要を示すブロック図である。本発明による数式モデル生成システム90(例えば、数式モデル生成システム100)は、基礎とする説明変数(例えば、オリジナルの説明変数x)を組み合わせて新たな説明変数を生成し、基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成手段91(例えば、説明変数生成部30)と、説明変数候補の中から、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択し、数式モデルの候補を生成する説明変数選択手段92(例えば、説明変数選択部40)と、生成された数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価手段93(例えば、モデル評価部60)と、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択手段94(例えば、モデル選択部70)とを備えている。
そして、説明変数生成手段91は、好ましい説明変数として選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、説明変数選択手段92は、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、モデル評価手段93は、生成された各数式モデルの候補の良さを評価する。
そのような構成により、解を一意に定めることができ、かつ、解釈性の高い数式モデルを生成できる。
また、説明変数選択手段92は、数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成してもよい。
また、説明変数選択手段92は、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、説明変数を選択してもよい。そのような構成によれば、計算量を抑制しつつ、想定する動作に近いモデルを生成し得る。
また、モデル選択手段94は、選択された数式モデルに含まれる説明変数のうち、その数式モデルへの寄与率が高い順に予め定めた数の説明変数を選択し、選択した説明変数を各項に含む新たな数式モデル生成してもよい。
また、説明変数選択手段92は、(例えば、LASSOなど)機械学習により説明変数を選択し、選択した説明変数を用いた数式モデルの候補を生成してもよい。
具体的には、説明変数生成手段91による説明変数候補の生成、説明変数選択手段92による説明変数の選択および数式モデルの候補の生成、並びに、モデル評価手段93による数式モデルの候補の良さの評価を予め定めた回数実行することで、複数の数式モデルの候補が生成されてもよい。そして、モデル選択手段94は、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択してもよい。
また、数式モデル生成システム90は、説明変数選択手段92によって選択される説明変数の数の上限(例えば、上限K)、モデル選択手段94によって選択される説明変数の数(例えば、L)、および、説明変数生成手段91による説明変数候補の生成、説明変数選択手段92による説明変数の選択および数式モデルの候補の生成、並びに、モデル評価手段93による数式モデルの候補の良さの評価の繰り返しの上限(例えば、上限N)の少なくとも1つの入力を受け付けるパラメータ設定手段を備えていてもよい。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ1000は、プロセッサ1001、主記憶装置1002、補助記憶装置1003、インタフェース1004を備える。
上述の数式モデル生成システム90は、コンピュータ1000に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラム(数式モデル生成プログラム)の形式で補助記憶装置1003に記憶されている。プロセッサ1001は、プログラムを補助記憶装置1003から読み出して主記憶装置1002に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置1003は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース1004を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read-only memory )、DVD-ROM(Read-only memory)、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1000に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1000が当該プログラムを主記憶装置1002に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、コンピュータ1000が入力装置1005および出力装置1006にインタフェース1004を介して接続され、入力装置1005がユーザ等による入力を受け付け、出力装置1006が処理結果を表示してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置1003に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成手段と、前記説明変数候補の中から、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択し、前記数式モデルの候補を生成する説明変数選択手段と、生成された前記数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価手段と、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択手段とを備え、前記説明変数生成手段は、前記好ましい説明変数として選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、前記説明変数選択手段は、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、モデル評価手段は、生成された各数式モデルの候補の良さを評価することを特徴とする数式モデル生成システム。
(付記2)説明変数選択手段は、数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成する付記1記載の数式モデル生成システム。
(付記3)説明変数選択手段は、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、説明変数を選択する付記1または付記2記載の数式モデル生成システム。
(付記4)モデル選択手段は、選択された数式モデルに含まれる説明変数のうち、当該数式モデルへの寄与率が高い順に予め定めた数の説明変数を選択し、選択した説明変数を各項に含む新たな数式モデル生成する付記1から付記3のうちのいずれか1つに記載の数式モデル生成システム。
(付記5)説明変数選択手段は、機械学習により説明変数を選択し、選択した説明変数を用いた数式モデルの候補を生成する付記1から付記4のうちのいずれか1つに記載の数式モデル生成システム。
(付記6)説明変数生成手段による説明変数候補の生成、説明変数選択手段による説明変数の選択および数式モデルの候補の生成、並びに、モデル評価手段による数式モデルの候補の良さの評価を予め定めた回数実行することで、複数の数式モデルの候補が生成され、モデル選択手段は、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択する付記1から付記5のうちのいずれか1つに記載の数式モデル生成システム。
(付記7)説明変数選択手段によって選択される説明変数の数の上限、モデル選択手段によって選択される説明変数の数、および、説明変数生成手段による説明変数候補の生成、説明変数選択手段による説明変数の選択および数式モデルの候補の生成、並びに、モデル評価手段による数式モデルの候補の良さの評価の繰り返しの上限の少なくとも1つの入力を受け付けるパラメータ設定手段を備えた付記1から付記6のうちのいずれか1つに記載の数式モデル生成システム。
(付記8)基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成し、前記説明変数候補の中から、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択し、前記数式モデルの候補を生成し、前記好ましい説明変数として選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、生成された各数式モデルの候補の良さを評価し、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択することを特徴とする数式モデル生成方法。
(付記9)数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成する付記8記載の数式モデル生成方法。
(付記10)コンピュータに、基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成処理、前記説明変数候補の中から、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択し、前記数式モデルの候補を生成する説明変数選択処理、生成された前記数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価処理、および、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択処理を実行させ、前記説明変数生成処理で、前記好ましい説明変数として選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成させ、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成させ、前記説明変数選択処理で、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成させ、モデル評価処理で、生成された各数式モデルの候補の良さを評価させるための数式モデル生成プログラムを記憶するプログラム記憶媒体。
(付記11)コンピュータに説明変数選択処理で、数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成させるための数式モデル生成プログラムを記憶する付記10記載のプログラム記憶媒体。
(付記12)コンピュータに、基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成処理、前記説明変数候補の中から、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数としてより好ましい説明変数を選択し、前記数式モデルの候補を生成する説明変数選択処理、生成された前記数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価処理、および、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択処理を実行させ、前記説明変数生成処理で、前記好ましい説明変数として選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成させ、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成させ、前記説明変数選択処理で、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成させ、モデル評価処理で、生成された各数式モデルの候補の良さを評価させるための数式モデル生成プログラム。
(付記13)コンピュータに、説明変数選択処理で、数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成させる付記12記載の数式モデル生成プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 記憶部
20,120 入力部
30 説明変数生成部
40 説明変数選択部
60 モデル評価部
70 モデル選択部
80,180 出力部
100,200 数式モデル生成システム
121 学習データ入力部
122 説明変数選択部
123 項選択部
124 関数タイプ選択部
125 評価指標選択部
126 評価手法選択部
127 パラメータ設定部

Claims (9)

  1. 基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成手段と、
    前記説明変数候補の中から、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数を選択し、前記数式モデルの候補を生成する説明変数選択手段と、
    生成された前記数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価手段と、
    生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択手段とを備え、
    前記説明変数生成手段は、選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、
    前記説明変数選択手段は、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、
    モデル評価手段は、生成された各数式モデルの候補の良さを評価する
    ことを特徴とする数式モデル生成システム。
  2. 説明変数選択手段は、数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成する
    請求項1記載の数式モデル生成システム。
  3. モデル選択手段は、選択された数式モデルに含まれる説明変数のうち、当該数式モデルへの寄与率が高い順に予め定めた数の説明変数を選択し、選択した説明変数を各項に含む新たな数式モデル生成する
    請求項1または請求項2記載の数式モデル生成システム。
  4. 説明変数選択手段は、機械学習により説明変数を選択し、選択した説明変数を用いた数式モデルの候補を生成する
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の数式モデル生成システム。
  5. 説明変数生成手段による説明変数候補の生成、説明変数選択手段による説明変数の選択および数式モデルの候補の生成、並びに、モデル評価手段による数式モデルの候補の良さの評価を予め定めた回数実行することで、複数の数式モデルの候補が生成され、
    モデル選択手段は、生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択する
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の数式モデル生成システム。
  6. 説明変数選択手段によって選択される説明変数の数の上限、モデル選択手段によって選択される説明変数の数、および、説明変数生成手段による説明変数候補の生成、説明変数選択手段による説明変数の選択および数式モデルの候補の生成、並びに、モデル評価手段による数式モデルの候補の良さの評価の繰り返しの上限の少なくとも1つの入力を受け付けるパラメータ設定手段を備えた
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の数式モデル生成システム。
  7. コンピュータが実行する数式モデル生成方法であって、
    基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、
    前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成し、
    前記説明変数候補の中から、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数を選択し、
    前記数式モデルの候補を生成し、
    択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成し、
    新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成し、
    生成された各数式モデルの候補の良さを評価し、
    生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択する
    ことを特徴とする数式モデル生成方法。
  8. コンピュータが実行する数式モデル生成方法であって、
    数式モデルの候補として、線形回帰モデルを生成する
    請求項記載の数式モデル生成方法。
  9. コンピュータに、
    基礎とする説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成し、前記基礎とする説明変数および生成された新たな説明変数を含む説明変数候補を生成する説明変数生成処理、
    前記説明変数候補の中から、基礎とする説明変数の種類の数が多いほど選択されにくくなる制約に基づいて、非線形現象を数式で表わしたモデルである数式モデルに用いる説明変数を選択し、前記数式モデルの候補を生成する説明変数選択処理、
    生成された前記数式モデルの候補の良さを評価するモデル評価処理、および、
    生成された複数の数式モデルの候補のうち、最も評価の高い数式モデルを選択するモデル選択処理を実行させ、
    前記説明変数生成処理で、選択された説明変数を組み合わせて新たな説明変数を生成させ、前記選択された説明変数および新たに生成された説明変数を含む新たな説明変数候補を生成させ、
    前記説明変数選択処理で、新たに生成された説明変数候補の中から説明変数を選択して数式モデルの候補を生成させ、
    モデル評価処理で、生成された各数式モデルの候補の良さを評価させる
    ための数式モデル生成プログラム。
JP2022522107A 2020-05-11 2020-05-11 数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラム Active JP7491371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/018844 WO2021229648A1 (ja) 2020-05-11 2020-05-11 数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021229648A1 JPWO2021229648A1 (ja) 2021-11-18
JPWO2021229648A5 JPWO2021229648A5 (ja) 2023-01-10
JP7491371B2 true JP7491371B2 (ja) 2024-05-28

Family

ID=78525435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022522107A Active JP7491371B2 (ja) 2020-05-11 2020-05-11 数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7491371B2 (ja)
WO (1) WO2021229648A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023139718A1 (ja) * 2022-01-20 2023-07-27 日本電気株式会社 特徴量選定装置、特徴量選定方法、身体状態推定システム、および記録媒体
WO2024029020A1 (ja) * 2022-08-04 2024-02-08 日本電信電話株式会社 データ分析装置、データ分析方法及びデータ分析プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020504A (ja) 1998-06-30 2000-01-21 Toshiba Corp 目的変数の説明または予測方法、および目的変数を説明または予測するプログラムを記録した記録媒体
WO2019053828A1 (ja) 2017-09-13 2019-03-21 日本電気株式会社 情報分析装置、情報分析方法および情報分析プログラム
JP2019185163A (ja) 2018-04-03 2019-10-24 日本電信電話株式会社 データ予測装置、方法、及びプログラム
JP2020057261A (ja) 2018-10-03 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 重回帰分析装置及び重回帰分析方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020504A (ja) 1998-06-30 2000-01-21 Toshiba Corp 目的変数の説明または予測方法、および目的変数を説明または予測するプログラムを記録した記録媒体
WO2019053828A1 (ja) 2017-09-13 2019-03-21 日本電気株式会社 情報分析装置、情報分析方法および情報分析プログラム
JP2019185163A (ja) 2018-04-03 2019-10-24 日本電信電話株式会社 データ予測装置、方法、及びプログラム
JP2020057261A (ja) 2018-10-03 2020-04-09 トヨタ自動車株式会社 重回帰分析装置及び重回帰分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021229648A1 (ja) 2021-11-18
WO2021229648A1 (ja) 2021-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109657805B (zh) 超参数确定方法、装置、电子设备及计算机可读介质
JP6451895B2 (ja) 予測モデル選択システム、予測モデル選択方法および予測モデル選択プログラム
JP7491371B2 (ja) 数式モデル生成システム、数式モデル生成方法および数式モデル生成プログラム
JP2009104632A (ja) ラベル予測方法およびシステム
US11481692B2 (en) Machine learning program verification apparatus and machine learning program verification method
JP6815296B2 (ja) ニューラルネットワーク評価装置、ニューラルネットワーク評価方法、およびプログラム
US20230273771A1 (en) Secret decision tree test apparatus, secret decision tree test system, secret decision tree test method, and program
US20220366315A1 (en) Feature selection for model training
EP3937090A1 (en) Information processing system, information processing method, and program
TWI781461B (zh) 資訊處理裝置、資訊處理方法及程式
KR102188115B1 (ko) 생성적 적대 신경망을 기초로 암의 예후 예측에 사용되는 바이오 마커의 선정이 가능한 전자 장치 및 그 동작 방법
US20210026853A1 (en) Combination search system, information processing device, method, and program
JPWO2020121378A1 (ja) 学習装置および学習方法
US20210350260A1 (en) Decision list learning device, decision list learning method, and decision list learning program
JP7310884B2 (ja) パラメータ推定装置、パラメータ推定方法、及びパラメータ推定プログラム
JP2018190130A (ja) 分析装置、分析方法及び分析プログラム
JP2021179668A (ja) データ解析システム、データ解析方法及びデータ解析プログラム
Mandli et al. Selection of most relevant features from high dimensional data using ig-ga hybrid approach
US20230325304A1 (en) Secret decision tree test apparatus, secret decision tree test system, secret decision tree test method, and program
Keil et al. Super learning in the SAS system
JP7224263B2 (ja) モデル生成方法、モデル生成装置及びプログラム
JP7339924B2 (ja) 材料の特性値を推定するシステム
JP7505570B2 (ja) 秘密決定木テスト装置、秘密決定木テストシステム、秘密決定木テスト方法、及びプログラム
EP4131084A1 (en) Program, data processing method, and data processing apparatus
JP7420148B2 (ja) 学習装置、学習方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240429