JP4770266B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メモリへの書込みを行うデータ処理装置に関するものである。
従来、制御装置がデータを入力してそのデータに基づいて演算等を行う場合に、演算にともないメモリに記憶されるデータの信頼性を向上させる必要があった。例えば、位置制御や速度制御を行う制御装置は、位置検出センサや速度検出センサにより検出された電圧値やパルス数等のデータをレジスタに入力し、そのデータと予め設定された目標値又は基準値とを比較して相違した量に応じた電圧やパルス数をメモリに書込む。しかし、データをレジスタに転送したりメモリに書込んだりする際に、データ転送エラーが発生する場合があった。このようなエラー発生の原因は、メモリ素子自体の異常や書込みデータの異常などの場合が考えられる。その場合、正確なデータがレジスタやメモリに記憶されるとは限らず、特にデータがそのセンサ性能を決める基準値であった場合、その制御装置によるデータの信頼性は低いものとなってしまう。
そこで、例えば特許文献1には、同じ内容のデータを複数箇所に記憶し、読出し時にそれらのデータを比較することで、データの正常・異常を判断するデータ処理装置が提案されている。この装置は、1つのデータを3つの記憶部に記憶し、それら3つのデータを読出して比較する。そして、3つのデータのうち2つが一致した場合はそのデータを正常データとして採用し、3つのデータが不一致の場合は異常データと判断して処理を行う。この方法により、メモリへの信頼性の低いデータの書込みが防止される。
特開2003−194577号公報
ところで、上記従来のデータ処理装置において、各記憶部へのデータ書込み中にその動作が停止した場合、正常なデータであっても信頼性の低いデータと判断される場合があった。即ち、書込み中に動作が停止した場合、その記憶部にはエラー値が書込まれるが、2つ目の記憶部がエラー値となると、1つ目の記憶部が今回値、3つ目の記憶部が前回値を記憶しているため、3つの記憶部に記憶されたデータは不一致であると判断される。この場合、1つ目の記憶部と3つ目の記憶部に記憶されたデータは正常データであり、使用可能であるにも関わらず、異常データとして処理されてしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリ機能としての性能を向上することができるデータ処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、順次更新されるデータを記憶部に記憶し、該記憶部から読み出したデータに基づいて所定の処理を実行するデータ処理装置であって、前記記憶部は第1記憶部と第2記憶部と第3記憶部とを備え、各記憶部に同一のデータを第1記憶部,第2記憶部,第3記憶部の順番に書込み、これらの記憶部に記憶されたデータを読出して比較し、比較した比較結果に基づいて、前記各記憶部から読み出したデータの少なくとも2つが一致する場合には該一致したデータを前記処理に採用し、前記第1記憶部と前記第2記憶部と前記第3記憶部からそれぞれ読み出したデータが互いに一致しない場合には、前記第2記憶部から読み出したデータが所定値か否かを判断し、該データが所定値である場合に前記第1記憶部と前記第3記憶部とからそれぞれ読み出したデータを比較し、該比較結果に応じて前記第1記憶部又は前記第3記憶部から読み出したデータを採用することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、データ処理装置は、第1記憶部と第2記憶部と第3記憶部とからそれぞれ読み出したデータが互いに一致しない場合でも、第2記憶部から読み出したデータが所定値であれば、第1記憶部又は第3記憶部から読み出したデータを採用する。このため、データが所定値である場合に、第2記憶部への書込み中の停止により該第2記憶部に誤った数値が記憶された場合でも、第1記憶部から読み出した最新データ又は第3記憶部から読み出した前回データを採用することができる。従って、メモリ機能としての性能を向上することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のデータ処理装置において、前記データはカウンタ値であり、前記第1記憶部と前記第3記憶部に記憶されたデータの差を算出し、該算出結果に基づいてこれらのデータが正常であるか否かを判断し、正常である場合に前記第1記憶部に記憶されたデータを採用することを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、データ処理装置は、各記憶部に記憶されたデータがカウンタ値である場合に、各記憶部に記憶されたデータが不一致であると判断しても、第1記憶部に記憶された今回値と第3記憶部に記憶された前回値との差が1となれば、これらのデータは正常であると判断することができる。このため、データ処理装置は、第1記憶部と第3記憶部から読出したデータの差が1であるか否かを判断するという比較的簡易な処理で、これらのデータの正否を判断することができる。
本発明によれば、メモリ機能としての性能を向上することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用シート1は、車両本体に固定されたシートブラケット2に固定された着座シート3と、シートバック4と、シートバック4に対して支持されたヘッドレスト5とを備えている。
シートブラケット2には、着座シート3の座席面に加わる荷重を検出する4つのセンサ装置6(図1においては2つのみ図示)と、4つのセンサ装置6に接続されたデータ処理装置としてのECU7とが設けられている。4つのセンサ装置6は、着座シート3の着座面上において4角に対応する位置にそれぞれ設けられている(図2参照)。
次に、上記車両用シート1の電気的構成について説明する。
図2に示すように、車両用シート1は、ECU7、4つのセンサ装置6、電源装置8等を備えて構成されている。
各センサ装置6は、圧力が加わることにより抵抗値が変化するゲージ6aと、ゲージ6aの抵抗変化を電圧に変換して出力する変換回路6bとを備えている。センサ装置6は、ゲージ6aにより検出された抵抗変化を変換回路6bにおいて電圧に変換し、その電圧値をECU7に出力する。
ECU7は、CPU10、電源回路11、EEPROM12、RAM13等を備えて構成されている。CPU10とEEPROM12とが、データ処理装置を構成している。
EEPROM12は、CPU10が演算等を行う際に使用するデータを、イグニッションスイッチをオフした時などのように電源が供給されないときに保持するために使用される。EEPROM12には、第1記憶部としての1バンク12aと、第2記憶部としての2バンク12bと、第3記憶部としての3バンク12cとが設定されている。RAM13は、CPU10が制御を行うためのデータを記憶するメモリとして使用される。
CPU10は、電源回路11及びイグニッションスイッチ(IGSW)を介して電源装置8に接続されており、該イグニッションスイッチのオン操作時に、電源回路11を介して電源装置8から電源供給されるように構成されている。
CPU10は、RAM13へのデータの書込みを許可/禁止する。即ち、CPU10は、1つのデータを順次EEPROM12の1バンク12aと2バンク12bと3バンク12cとに書込んだ後、これら3つのバンクに記憶されたデータを読出して比較し、その比較結果に基づいてRAM13へのデータの書込みを禁止/許可する。つまり、CPU10は、EEPROM12の3つのバンクに記憶されたデータが正常であるか否かを判断し、それらのデータが正常であると判断すれば、そのデータを制御用データとして採用する。
詳しくは、CPU10は、3つのデータを比較し、3つのデータのうち少なくとも2つのデータが一致すれば、その一致データを正常データと判断してRAM13に書込む。また、CPU10は、3つのバンクに記憶されたデータが不一致であると判断した場合、1バンク12aと3バンク12cに記憶されたデータが正常であるか否かを判断し、その判断結果に基づいてRAM13への書込みを許可/禁止する。CPU10は、3つのデータが不一致であり、且つ、1バンク12aと3バンク12cに記憶されたデータが正常であると判断した場合は、これらのデータをRAM13に書込む。また、CPU10は、3つのデータは不一致であり、且つ、1バンク12a又は3バンク12cに記憶されたデータが異常であると判断した場合は、EEPROM12が異常であると判断し、EEPROM12の異常処理を行う。
以下に、CPU10がRAM13への書込みを許可/禁止するデータがカウンタ値である場合と、任意の数値である場合と、規定値である場合について説明する。
(カウンタ値)
まず、CPU10がカウンタ値をRAM13に書込む場合について説明する。
CPU10は、イグニッションスイッチのオン操作の回数をカウントし、カウンタ値が予め設定された目標値に達したか否かを判断する。詳しくは、CPU10は、ダウンカウンタを備えており、イグニッションスイッチが1回オン操作される毎に、予め設定された目標値から1ずつ減算してカウンタ値を算出する。そして、ダウンカウンタのカウンタ値が0になったか否かを判断することで、イグニッションスイッチのオン操作の回数が目標値に達したか否かを判断する。CPU10は、その判断結果をRAM13に書込み、そのデータに従って制御を行う。
その際、CPU10は、カウンタ値をEEPROM12に書込み、カウンタ値が更新されると、EEPROM12のカウンタ値を更新する。CPU10がEEPROM12にデータを書込む途中、つまりカウンタ値の更新時に書込みが停止した場合は、1バンク12a〜3バンク12cの何れかにエラーが発生する。図3には、その場合にCPU10が行う処理を示す。同図において、「A」は前回のカウンタ値であり、「A−1」は今回のカウンタ値である。
図3に示すように、CPU10は、1バンク12a〜3バンク12cから読出したデータが「A−1」であり、3つのバンクのデータが一致した場合、「A−1」が正常データであると判断し、そのデータをRAM13に書込む。また、CPU10は、1バンク12aと2バンク12bから読出したデータが「A−1」であれば、「A−1」を正常データと判断し、そのデータをRAM13に書込む。また、CPU10は、2バンク12bと3バンク12cから読出したデータが「A」であれば、「A」を正常データと判断し、そのデータをRAM13に書込む。なお、データの書込み途中で動作が停止した場合は、各バンクに「FFh」というエラー値が記憶される。
CPU10は、1バンク12aから読出したデータが「A−1」であり、2バンク12bから読出したデータがエラー値であり、3バンク12cから読出したデータが「A」であった場合、3バンク不一致と判断する。ここで、CPU10は、データがカウンタ値である場合、前回値と今回値との差が1であるというデータ規則を利用し、1バンク12aと3バンク12cとに記憶されたデータの差を算出することにより、これらのデータが正常であるか否かを判断する。CPU10は、1バンク12aと3バンク12cとに記憶されたデータの差が1であれば、これらのデータが正常であると判断する。また、1バンク12aと3バンク12cに記憶されたデータの差が1でなければ、これらのデータは正常ではないと判断する。
このとき、CPU10は、図4に示す処理を実行する。
CPU10は、ステップ100において、EEPROM12の1バンク12a、2バンク12b、3バンク12cに記憶されたデータを読出す。そして、CPU10は、ステップ110において、1バンク12a〜3バンク12cから読出したデータが不一致であるか否かを判断する。つまり、CPU10は、3つのデータがすべて異なる値であるか否かを判断する。
3つのデータが不一致ではない、即ち、少なくとも2つのデータが一致すると判断すれば(ステップ110、NO)、CPU10はステップ120に進み、一致したデータをRAM13に書込む。また、3つのデータが不一致であると判断すれば(ステップ110、YES)、CPU10はステップ130に進み、2バンク12bから読出したデータがエラー値であるか否かを判断する。
2バンク12bのデータがエラー値ではないと判断すれば(ステップ130、NO)、CPU10はEEPROM12自体の異常であると判断し、ステップ140に進み、EEPROM12の異常処理を行い、本処理を終了する。
また、2バンク12bのデータがエラー値であると判断すれば(ステップ130、YES)、CPU10はステップ150に進み、1バンク12aのデータから3バンク12cのデータを差し引いた値が「−1」であるか否かを判断する。この値が「−1」でないと判断すれば(ステップ150、NO)、CPU10はEEPROM12自体の異常であると判断し、ステップ140に進み、EEPROM12の異常処理を行い、本処理を終了する。
また、前記差し引いた値が「−1」であると判断すれば(ステップ150、YES)、CPU10はステップ160に進み、1バンク12aから読出したデータをRAM13に書込む。その後、CPU10は、ステップ170に進み、1バンク12aのデータを2バンク12b及び3バンク12cに書込み、本処理を終了する。
(任意の数値)
次に、CPU10が任意の数値をRAM13に書込む場合について説明する。
CPU10は、4つのセンサ装置6から入力した電圧値に基づいて、着座シート3の着座状態を判定する。CPU10は、各センサ装置6が設けられた位置に加わった荷重と、予め設定された着座状態に応じた圧力分布表とを比較して、着座状態を判定する。CPU10は、判定された着座状態をRAM13に書込む。
その際、CPU10は、センサ装置6から入力した電圧値を、まず、EEPROM12に書込んで基準値として設定する。そして、その後センサ装置6から入力した電圧値と前記基準値との差を算出し、その差をEEPROM12に書込む。CPU10は、入力した電圧値と基準値との差に基づいて、センサ装置6に加わった荷重を算出する。CPU10は、予め設定された数秒程度の所定周期でセンサ装置6から電圧値を入力し、その度にEEPROM12に記憶された基準値との差のデータを更新する。
EEPROM12への書込み中に動作が停止した場合は、1バンク12a〜3バンク12cの何れかに書込みエラーが発生する。その場合、CPU10は、2バンク12bから読出したデータがエラー値であると、1バンク12aと3バンク12cとから読出したデータが正常であっても、3バンク不一致と判断する。そこで、CPU10は、データが任意の数値である場合、データの今回値の方が前回値よりも大きく、今回値に前回値の内容がすべて含まれているというデータ規則を利用して、これらのデータが正常であるか否かを判断する。CPU10は、1バンク12aから読出したデータの方が3バンク12cから読出したデータよりも大きく、1バンク12aから読出したデータに3バンク12cから読出したデータがすべて含まれていれば、これらのデータが正常であると判断する。
このとき、CPU10は、図5に示す処理を実行する。
CPU10は、ステップ100〜ステップ140は、図4と同様の処理を行う。そして、CPU10は、ステップ130において、2バンク12bから読出したデータがエラーであると判断すれば(ステップ130、YES)、ステップ250に進む。
CPU10は、ステップ250において、1バンク12aから読出したデータが3バンク12cから読出したデータよりも大きく、且つ、1バンク12aから読出したデータに3バンク12cから読出したデータのすべての内容が含まれているか否かを判断する。この条件を満たしていなければ(ステップ250、NO)、CPU10はEEPROM12自体の異常であると判断し、ステップ140に進み、EEPROM12の異常処理を行い、本処理を終了する。
また、ステップ250において条件を満たしていると判断すれば(ステップ250、YES)、CPU10はステップ260に進み、1バンク12aから読出したデータをRAM13に書込む。その後、CPU10は、ステップ270に進み、1バンク12aのデータを2バンク12b及び3バンク12cに書込み、本処理を終了する。
(規定値)
次に、CPU10が予め設定された規定値をRAM13に書込む場合について説明する。
CPU10は、上述したように4つのセンサ装置6から入力した電圧値に基づいて、車両用シート1にチャイルドシート(以下、「CRS(Child Restraint System)」が装着されているか否かを判断する。そして、CPU10はその判断結果をRAM13に書込む。
CPU10は、予め設定されたCRSの有無を示す規定値をEEPROM12に書込み、規定値が更新されるとEEPROM12の規定値を更新する。CPU10は、例えばイグニッションスイッチのオン操作時にセンサ装置6から電圧値を入力してCRSの有無を判断し、その度にEEPROM12に記憶された規定値を更新する。規定値として、例えば、CRSが装着されている場合は「AA」が、装着されていない場合は「55」が設定されている。
詳しくは、CPU10は、上述したように、4つのセンサ装置6から入力した電圧値に基づいて、各センサ装置6に加わった荷重を算出する。その後、各センサ装置6の位置と、各センサ装置6に加わった荷重との関係と、予め設定されたCRSが装着された場合の着座シート3の座席面に加わる圧力分布とを比較し、車両用シート1にCRSが装着されているか否かを判断する。そして、CRSの装着の有無に応じて予め設定された規定値をRAM13に書込む。
その際、EEPROM12への書込み中に動作が停止した場合は、1バンク12a〜3バンク12cの何れかにエラーが発生する。その場合、CPU10は、2バンク12bから読出したデータがエラー値であると、1バンク12aと3バンク12cとから読出したデータが正常であっても、3バンク不一致と判断する。そこで、CPU10は、データが規定値である場合、1バンク12aと3バンク12cとから読出したデータが正常であれば、何れのデータも規定値となるというデータ規則を利用して、これらのデータが正常であるか否かを判断する。
このとき、CPU10は、図6に示す処理を実行する。
CPU10は、ステップ100〜ステップ140は、図4と同様の処理を行う。
そして、CPU10は、ステップ130において、2バンク12bから読出したデータがエラーであると判断すれば(ステップ130、YES)、ステップ350に進む。CPU10は、ステップ350において、1バンク12aから読出したデータ及び3バンク12cから読出したデータが規定値であるか否かを判断する。何れも規定値ではないと判断すれば(ステップ350、NO)、CPU10はEEPROM12自体の異常であると判断し、ステップ140に進み、EEPROM12の異常処理を行い、本処理を終了する。
また、ステップ350において、何れのデータも規定値であると判断すれば(ステップ350、YES)、CPU10はステップ360に進み、1バンク12aから読出したデータをRAM13に書込む。その後、CPU10は、ステップ370に進み、1バンク12aのデータを2バンク12b及び3バンク12cに書込み、本処理を終了する。
従って、本実施形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)CPU10は、3つのバンクに記憶されたデータが不一致であると判断しても、一致しないデータの内容に対してデータ規則を比較することにより、1バンク12aと3バンク12cのデータが正常であるか否かを判断し、それらのデータが正常であれば、RAM13へのデータの書込みを許可することができる。このため、2バンク12bに書込み停止によるエラー値が記憶されても、1バンク12aと3バンク12cに記憶されたデータが正常であった場合には、そのデータの使用が可能となる。従って、メモリ機能としての性能を向上することができる。
(2)CPU10は、3つのバンクに記憶されたデータがカウンタ値である場合、1バンク12aと3バンク12cから読出したデータの差が1であるか否かを判断するという比較的簡易な処理で、これらのデータの正否を判断することができる。
(3)CPU10は、3つのバンクに記憶されたデータが任意の数値、又は任意の数値の累積値である場合に、確実にそれらのデータを採用することができる。
(4)CPU10は、予め設定された規定値、即ち、CRSの有無を示す2つの規定値の範囲内の判断で、データの正否を判断することができるため、比較的高速で処理を行うことができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・3つのバンクに記憶されたデータが不一致である場合に、これらのデータの内容に対して比較するデータ規則は、データの正否が判断可能であれば、どのような規則であってもよい。例えば、EEPROM12に記憶されたデータがヘッダを有する任意のデータであれば、CPU10は、正常なデータであれば同じヘッダを含むというデータ規則を利用して、1バンク12aと3バンク12cとに記憶されたデータがヘッダを含むか否かを判断する。CPU10は、1バンク12aと3バンク12cとに同じヘッダが含まれていると判断すれば、これらのデータを正常であると判断し、1バンク12aのデータをRAM13に書込むとともに、2バンク12bと3バンク12cとに書込む。なお、このように、データに予めヘッダを設定することで、あらゆるデータに対応可能となる。
このとき、CPU10は、図7に示す処理を実行する。CPU10は、ステップ100〜ステップ140は、図4と同様の処理を行う。そして、CPU10は、ステップ130において、2バンク12bから読出したデータがエラーであると判断すれば(ステップ130、YES)、ステップ450に進む。CPU10は、ステップ450において、1バンク12aと3バンク12cから読出したデータが何れも予め規定されたヘッダを含んでいるか否か判断する。両方のデータに前記ヘッダが含まれていないと判断すれば(ステップ450、NO)、CPU10はEEPROM12自体の異常であると判断し、ステップ140に進み、EEPROM12の異常処理を行い、本処理を終了する。
また、ステップ450において、何れのデータも前記ヘッダを含んでいると判断すれば(ステップ450、YES)、CPU10はステップ460に進み、1バンク12aから読出したデータをRAM13に書込む。その後、CPU10は、ステップ470に進み、1バンク12aのデータを2バンク12b及び3バンク12cに書込み、本処理を終了する。
・上記実施の形態では、CPU10が規定値としてCRSの有無のデータをRAM13に書込む場合について説明したが、規定値としてのデータをどのように設定してもよい。例えば、車両用シート1に着座しているのが大人であれば「1」を、子供であれば「2」を、誰も着座していなければ「3」を書込むように設定されていても、同様に書込みの許可/禁止を行うことができる。
・上記実施の形態では、CPU10がカウンタ値としてイグニッションスイッチのオン操作の回数をカウントする場合について説明したが、カウンタ値は他のデータでもよく、例えばロータリエンコーダ等の位置検出センサから入力したパルス数であってもよい。
・上記実施の形態では、CPU10が任意の数値としてセンサ装置6から入力した電圧値をECU7に書込む場合について説明したが、任意の数値は他のデータでもよく、例えば抵抗値であってもよい。
・上記実施の形態では、EEPROM12に3つのバンクを設定する場合について説明したが、4つ以上のバンクを設定してもよい。例えば4つの場合、2つ目又は3つ目にデータを書込むバンクを第2記憶部に相当するバンクとして、上記実施の形態と同様の処理を行えばよい。
・上記実施の形態では、CPU10はデータに基づいてカウンタ値の判定、荷重の検出、CRSの有無等の判定を行う場合について説明したが、CPU10がデータに基づいて行う処理はこれらの態様に限定されない。例えば、車両に対する衝撃の判定を行う処理であってもよい。
・上記実施の形態では、データ処理装置が車両用シート1のCPU10に適用された場合について説明したが、データ処理装置を他のものに適用してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記第1記憶部,前記第2記憶部,前記第3記憶部は不揮発性メモリであり、各記憶部に記憶されたデータを書き換える場合には各記憶部のデータを一旦消去したのちに新たなデータを書込み、前記所定値はデータを消去したときの値であることを特徴とする。
車両用シートの模式図。 車両用シートの電気的構成を示すブロック図。 データ比較を説明するための説明図。 データの判定処理を示す第1のフロー図。 データの判定処理を示す第2のフロー図。 データの判定処理を示す第3のフロー図。 データの判定処理を示す第4のフロー図。
符号の説明
10…CPU(データ処理装置)、12…EEPROM、12a…1バンク(第1記憶部)、12b…2バンク(第2記憶部)、12c…3バンク(第3記憶部)。

Claims (2)

  1. 順次更新されるデータを記憶部に記憶し、該記憶部から読み出したデータに基づいて所定の処理を実行するデータ処理装置であって、
    前記記憶部は第1記憶部と第2記憶部と第3記憶部とを備え、各記憶部に同一のデータを第1記憶部,第2記憶部,第3記憶部の順番に書込み、これらの記憶部に記憶されたデータを読出して比較し、比較した比較結果に基づいて、前記各記憶部から読み出したデータの少なくとも2つが一致する場合には該一致したデータを前記処理に採用し、前記第1記憶部と前記第2記憶部と前記第3記憶部からそれぞれ読み出したデータが互いに一致しない場合には、前記第2記憶部から読み出したデータが所定値か否かを判断し、該データが所定値である場合に前記第1記憶部と前記第3記憶部とからそれぞれ読み出したデータを比較し、該比較結果に応じて前記第1記憶部又は前記第3記憶部から読み出したデータを採用することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項に記載のデータ処理装置において、
    前記データはカウンタ値であり、前記第1記憶部と前記第3記憶部に記憶されたデータの差を算出し、該算出結果に基づいてこれらのデータが正常であるか否かを判断し、正常である場合に前記第1記憶部に記憶されたデータを採用することを特徴とするデータ処理装置。
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