JP4770266B2 - データ処理装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、車両用シート1は、車両本体に固定されたシートブラケット2に固定された着座シート3と、シートバック4と、シートバック4に対して支持されたヘッドレスト5とを備えている。
図2に示すように、車両用シート1は、ECU7、4つのセンサ装置6、電源装置8等を備えて構成されている。
EEPROM12は、CPU10が演算等を行う際に使用するデータを、イグニッションスイッチをオフした時などのように電源が供給されないときに保持するために使用される。EEPROM12には、第1記憶部としての1バンク12aと、第2記憶部としての2バンク12bと、第3記憶部としての3バンク12cとが設定されている。RAM13は、CPU10が制御を行うためのデータを記憶するメモリとして使用される。
(カウンタ値)
まず、CPU10がカウンタ値をRAM13に書込む場合について説明する。
CPU10は、ステップ100において、EEPROM12の1バンク12a、2バンク12b、3バンク12cに記憶されたデータを読出す。そして、CPU10は、ステップ110において、1バンク12a〜3バンク12cから読出したデータが不一致であるか否かを判断する。つまり、CPU10は、3つのデータがすべて異なる値であるか否かを判断する。
次に、CPU10が任意の数値をRAM13に書込む場合について説明する。
CPU10は、4つのセンサ装置6から入力した電圧値に基づいて、着座シート3の着座状態を判定する。CPU10は、各センサ装置6が設けられた位置に加わった荷重と、予め設定された着座状態に応じた圧力分布表とを比較して、着座状態を判定する。CPU10は、判定された着座状態をRAM13に書込む。
CPU10は、ステップ100〜ステップ140は、図4と同様の処理を行う。そして、CPU10は、ステップ130において、2バンク12bから読出したデータがエラーであると判断すれば(ステップ130、YES)、ステップ250に進む。
次に、CPU10が予め設定された規定値をRAM13に書込む場合について説明する。
CPU10は、ステップ100〜ステップ140は、図4と同様の処理を行う。
そして、CPU10は、ステップ130において、2バンク12bから読出したデータがエラーであると判断すれば(ステップ130、YES)、ステップ350に進む。CPU10は、ステップ350において、1バンク12aから読出したデータ及び3バンク12cから読出したデータが規定値であるか否かを判断する。何れも規定値ではないと判断すれば(ステップ350、NO)、CPU10はEEPROM12自体の異常であると判断し、ステップ140に進み、EEPROM12の異常処理を行い、本処理を終了する。
(1)CPU10は、3つのバンクに記憶されたデータが不一致であると判断しても、一致しないデータの内容に対してデータ規則を比較することにより、1バンク12aと3バンク12cのデータが正常であるか否かを判断し、それらのデータが正常であれば、RAM13へのデータの書込みを許可することができる。このため、2バンク12bに書込み停止によるエラー値が記憶されても、1バンク12aと3バンク12cに記憶されたデータが正常であった場合には、そのデータの使用が可能となる。従って、メモリ機能としての性能を向上することができる。
(4)CPU10は、予め設定された規定値、即ち、CRSの有無を示す2つの規定値の範囲内の判断で、データの正否を判断することができるため、比較的高速で処理を行うことができる。
・3つのバンクに記憶されたデータが不一致である場合に、これらのデータの内容に対して比較するデータ規則は、データの正否が判断可能であれば、どのような規則であってもよい。例えば、EEPROM12に記憶されたデータがヘッダを有する任意のデータであれば、CPU10は、正常なデータであれば同じヘッダを含むというデータ規則を利用して、1バンク12aと3バンク12cとに記憶されたデータがヘッダを含むか否かを判断する。CPU10は、1バンク12aと3バンク12cとに同じヘッダが含まれていると判断すれば、これらのデータを正常であると判断し、1バンク12aのデータをRAM13に書込むとともに、2バンク12bと3バンク12cとに書込む。なお、このように、データに予めヘッダを設定することで、あらゆるデータに対応可能となる。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
Claims (2)
- 順次更新されるデータを記憶部に記憶し、該記憶部から読み出したデータに基づいて所定の処理を実行するデータ処理装置であって、
前記記憶部は第1記憶部と第2記憶部と第3記憶部とを備え、各記憶部に同一のデータを第1記憶部,第2記憶部,第3記憶部の順番に書込み、これらの記憶部に記憶されたデータを読出して比較し、比較した比較結果に基づいて、前記各記憶部から読み出したデータの少なくとも2つが一致する場合には該一致したデータを前記処理に採用し、前記第1記憶部と前記第2記憶部と前記第3記憶部からそれぞれ読み出したデータが互いに一致しない場合には、前記第2記憶部から読み出したデータが所定値か否かを判断し、該データが所定値である場合に前記第1記憶部と前記第3記憶部とからそれぞれ読み出したデータを比較し、該比較結果に応じて前記第1記憶部又は前記第3記憶部から読み出したデータを採用することを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1に記載のデータ処理装置において、
前記データはカウンタ値であり、前記第1記憶部と前記第3記憶部に記憶されたデータの差を算出し、該算出結果に基づいてこれらのデータが正常であるか否かを判断し、正常である場合に前記第1記憶部に記憶されたデータを採用することを特徴とするデータ処理装置。
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JP2005148510A JP4770266B2 (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | データ処理装置 |
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JP2005148510A JP4770266B2 (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | データ処理装置 |
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Family Applications (1)
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JP2002099467A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Canon Inc | 記憶装置、データバックアップ・リカバリ方法、記憶媒体および画像形成装置 |
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2005
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