JP4770036B2 - カード発行データ作成システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード発行装置用のカード発行データを作成するカード発行データ作成システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クレジットカードやキャッシュカード等には、複数の異なる形態で個人情報が記録されている。例えば、エンボスでIDナンバーが付され、磁気ストライプやICチップにデータとして各種情報が記録され、また、顔写真等が表面に印刷される等、記録される形態は、カード種別によって異なる。
【0003】
カードが使用者に渡る前には、上記のような個人情報をカードに記録する作業が必要であり、この作業は、カード発行と呼ばれ、カード発行を行う装置としてカード発行装置がある。
このカード発行装置は、個人情報を各種形態でカードに記録するために、記録する形態(以下、発行種とする)毎に必要なユニットが設けられている。例えば、ICカードの場合、エンボスを付与するエンボス付与部と、磁気情報を記録するエンコード部と、白黒の印刷を行う白黒プリント部と、カラー印刷を行うカラープリント部と、ICチップにデータを記録するIC記録部等を備えており、これらの各部によって未使用のカードに個人情報を連続して記録して、使用可能なカードを発行する。
【0004】
カード発行装置に入力される個人情報は、カードを提供する事業体等(以下、依頼主とする)が、カード使用者に関する個人情報をコンピュータで利用可能なデータとして持っており、このデータ(以下、入稿データ)をカード発行事業者に渡してカード発行を依頼することが通常行われている。
入稿データは、依頼主によりその形態が異なり、また、発行するカードによっても必要なデータの内容や形式が異なるので、そのまま使用できない場合には、必要な情報の編集(前処理)が行われる。
前処理が終了したデータ(以下、校了データとする)は、更に、カード発行装置によって規定されたデータ形式である発行データに変換される。
発行データを発行装置に入力すれば、発行装置は、発行データに含まれる個人情報に基づいてカードを発行する。
【0005】
図7は、従来の発行データの一例を説明する図である。
図7(a)に示す従来の発行データ150は、ICカードを発行する発行装置用の発行データであり、発行種単位のモジュールが所定の配列(レイアウト)で並べられている。発行データ150は、レコードIDモジュール151,エンボスモジュール152,エンコードモジュール153,白黒プリントモジュール154,カラープリントモジュール155,IC記録モジュール156等を有している。
【0006】
レコードIDモジュール151は、発行データ毎(発行するカード毎)に付与されたIDを記録する部分である。その他のモジュールは、発行種毎に異なる形態をしているが、一例として、エンボスモジュール152の構成を図6(b)に示す。エンボスモジュール152の先頭には、開始コード152startが付き、最後には、終了コード152endが設けられている。また、中間部分には、1行目印字位置コード152a,1行目印字位置152b,1行目印字内容コード152c,1行目印字内容152dが設けられている。2行目以降も印字を行う場合には、152a〜152dと同様な部分が繰り返される。
【0007】
開始コード152start,終了コード152end,1行目印字位置コード152a,1行目印字内容コード152c等は、発行装置に固有のコードを有した部分(以下、これらをまとめて制御コード部とする)である。
また、制御コード以外の可変データ部は、校了データに含まれている情報である。
従来のカード発行データ作成システムは、大型コンピュータ内に設けられた発行データ作成用プログラムによって、例えば校了データを上述の形態となるように、目的とするカード品目のカード発行データを作成していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した従来のカード発行データ作成システムは、カード品目毎に発行データ作成用プログラムが用意されており、カード発行データの仕様に変更が生じた場合、仕様が変更される度に新たな仕様に応じた発行データ作成プログラムを再開発する必要があった。このプログラム開発には、高度な技術及び能力が要求されるため、特定の人材以外は、プログラムを作成することができないという問題があった。
また、些細な仕様変更であっても、プログラムを再開発する必要があるため、無駄が多く、効率が悪いという問題があった。
更に、カード品目毎にプログラムを開発するため、制御コードの変更など、モジュール共通の仕様変更に全カード品目を対応させるためには多大な時間を要するという問題があった。
【0009】
本発明の課題は、カードの磁気エンコードやエンボスなどの発行種毎にモジュール化されたカード発行データに関して、発行データの仕様変更やモジュール(発行種)の追加に柔軟に対応し、新規カード品目の発行体制を迅速に整えることが可能な、カード発行データ作成システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、発行種毎に異なるカード発行処理を行う発行ユニットを複数有したカード発行装置用のカード発行データを作成するカード発行データ作成システムであって、カード発行装置に応じて、作成する前記カード発行データの発行データ仕様を作成及び/又は変更することができる発行データ仕様編集部(30)を備え、前記カード発行データは、前記発行種単位のモジュールが所定の配列で並べられた構造であり、前記発行種単位のモジュールの各々は、制御コード部、可変データ部、繰り返し項目部、及び項目制約条件により規定される構造であり、前記発行データ仕様編集部は、前記発行種単位のモジュールの各々毎に、前記制御コード部、前記可変データ部、前記繰り返し項目部、及び前記項目制約条件を個別に設計して格納する発行データ仕様格納部と、前記発行種単位のモジュールのうち、前記発行データ仕様格納部に登録された発行種単位のモジュールの中からカード発行装置で使用する発行種を1つ以上選択し、選択した前記1つ以上の発行種のモジュールの配列の組合せを設計し、フィラー部を設計する、ことによって、前記発行データの仕様を設計して前記発行データ仕様格納部に登録する発行データ仕様登録部(31)と、前記発行データ仕様格納部から必要な前記発行データ仕様を参照して発行データを作成する発行データ作成部と、を有するカード発行データ作成システムである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1に記載のカード発行データ作成システムにおいて、情報を表示する表示部を備え、前記発行データ仕様編集部(30)は、前記表示部に作成及び/又は編集可能な前記発行データ仕様を表示し、前記表示部に表示された内容に対して行われた編集指示に基づいて、前記発行データ仕様を作成及び/又は変更すること、を特徴とするカード発行データ作成システムである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、本発明によるカード発行データ作成システムの実施形態を示すブロック図である。
本実施形態におけるカード発行データ作成システムは、発行仕様登録部10,発行仕様DB20,発行データ仕様編集部30,発行データ作成部60等を備え、入稿データを含む入稿ファイル70を変換して発行データ80を作成するシステムである。
尚、理解を容易にするために本実施形態では、入稿データは、前処理が必要ない状態で入稿されるものとして説明する。
【0014】
発行仕様登録部10は、発行業務(発行依頼者からのカード品目)毎に発行データの仕様を登録し、登録した内容を発行仕様DB20へ格納する部分である。
【0015】
発行仕様DB20は、発行仕様登録部10が登録した内容を格納する部分であり、具体的には、以下の内容を格納する。
(20−1)業務ID:発行業務毎の一意なIDであり、発行データ作成部60より目的とする業務を検索するためのキーとなるものである。
(20−2)発行依頼者名
(20−3)カード品目名
(20−4)入稿ファイルのレコードレイアウト:フィールド毎にフィールド名,文字種,文字コード,バイト数を設定する。
(20−5)発行データ仕様ID:当該業務IDで扱う発行データ仕様のID
(20−6)可変値割付け:当該発行データ仕様ID内の全可変データ部への割付け情報を可変データ項目No.毎に設定する。
(20−6a)可変データ項目No.:当該発行データ仕様ID内全可変データ項目No.に対応する番号である。
(20−6b)割付け値:入稿ファイルレコードのフィールドや印字位置などの当該可変データ項目に割付ける値である。
【0016】
発行データ仕様編集部30は、カード発行装置に応じて、作成する発行データの仕様(発行データ仕様)を作成及び/又は変更することができる部分であり、発行データ仕様登録部31と、発行データ仕様DB32とを有している。
発行データ仕様登録部31は、図示しない画面(表示部)に発行データ仕様に関する情報を表示し、画面上の簡単な操作(グラフィカルなユーザーインタフェース:いわゆるGUI)により、発行データ仕様の設計及び登録を行い、その登録内容を発行データ仕様DB32に格納する部分であり、発行種(モジュール)毎及び発行データ仕様毎に設計及び登録を行う。
【0017】
発行データ仕様DB32は、発行データ仕様登録部31が登録した内容を格納する部分であり、具体的には、以下の内容を格納する。
(32−1)モジュールID:モジュールを一意に識別するためのIDであり、モジュールを検索するためのキーとなるものである。
【0018】
(32−2)モジュールレイアウト
(32−2a)制御コード部:開始・終了コード、セパレータ・デリミタコードなどの固定値である。
(32−2a−1)フィールド名、文字種、文字コード、バイト数
(32−2b)可変データ部:入稿ファイルレコードのフィールド、印字位置などの可変値が挿入される項目を定義するデータである。
(32−2b−1)可変データ項目No.:可変データ項目毎に、「モジュールID−01」から昇順に付番する番号である。
(32−2b−2)フィールド名、文字種、文字コード、バイト数
(32−2c)繰返し項目部:エンボスn行目の開始コードと印字内容などの繰返し挿入される項目を設定する。
(32−2c−1)フィールド名、文字種、文字コード、バイト数
(32−2c−2)繰返し回数:繰返し回数値を設定、固定(必ず指定回数繰返し)もしくは可変(設定値以下で繰返し)も設定する。
(32−2d)項目制約条件:必須項目か省略可能項目か条件付省略可能項目(EX:他項目が〜なら省略)かを設定省略時、当該項目を切り取り(カット)か、任意文字埋め(バディング)かを設定する。
【0019】
(32−3)発行データ仕様ID:発行データ仕様を一意に識別するためのID。発行データ仕様を検索するためのキーとなるものである。
【0020】
(32−4)発行データレイアウト
(32−4a)レコードID:バイト数、開始番号、増減値、繰り返し周期、トリガーフィールドなどを設定する。
(32−4b)モジュール組合せ仕様:登録したモジュールの序列を設定。省略時仕様(カットorバディング)も設定する。
(32−4c)フィラー仕様:開始バイト位置を固定としたいモジュールが存在する場合に、モジュール間に挿入するフィラーを設定する。
【0021】
発行データ作成部60は、入稿ファイル70を、発行仕様DB20に登録済みの業務IDに対応する発行データの仕様に基づいて変換して発行データ80を作成する部分である。
【0022】
ここで、本実施形態におけるカード発行データ作成システムが作成するカード発行データについて説明する。
図2は、本実施形態におけるカード発行データ作成システムが作成するカード発行データの一例を示す図である。
図2(a)に示すカード発行データ50Aは、ICカードを発行する発行装置用の発行データであり、発行種単位のモジュールを所定の配列(レイアウト)で並べられている。発行データ50Aは、レコードIDモジュール51,エンボスモジュール52,エンコードモジュール53,白黒プリントモジュール54,カラープリントモジュール55,IC記録モジュール56等を有している。
【0023】
レコードIDモジュール51は、発行データ毎(発行するカード毎)に付与されたIDを記録する部分である。その他のモジュールは、発行種毎に異なる形態をしているが、一例として、エンコードモジュール53の構成を図2(b)に示す。
エンコードモジュール53の先頭には、開始コード53startが付いている。開始コード53startの後には、裏第1データ群53a,裏第2データ群53b,表データ群53cが並んでいる。
【0024】
裏第1データ群53aは、カード裏面に設けられた磁気ストライプ部の第1トラックに書込まれる情報に関するデータ群であり、実際に書込まれる個人情報を含むエンコードデータ53adを開始コード53as及び終了コード53aeで挟んでいる。
裏第2データ群53bは、カード裏面に設けられた磁気ストライプ部の第2トラックに書込まれる情報に関するデータ群であり、また、表データ群53cは、カード表面に設けられた磁気ストライプ部に書込まれる情報に関するデータ群であり、これらのデータ配列は、裏第1データ群53aと同様である。
【0025】
尚、裏第1データ群53a,裏第2データ群53b,表データ群53cが有する各エンコードデータは、JIS規格で定められた制御コード(以下、JIS制御コード)を有している。この一例として、表面のエンコードデータの配列を図2(c)に示す。図2(c)中のJIS制御コード53JISa〜53JISeが、JIS規格で定められた制御コードである。
開始コード53start,表開始コード53cs及び表終了コード53ce等は、発行装置に固有のコードを有した制御コード部であり、発行するカード自体には記録されない。これらの制御コード部は、発行装置が変わったり、発行仕様が変更になったりした場合には、これに対応して変える必要がある。
これに対して、JIS制御コードは、発行装置に依存するものではなく、発行するカードに記録され、カード使用者がカードを使用するときに必要とされるコードであり、制御コード部のコードとは、全く異なる種類のものである。
【0026】
次に、本実施形態におけるカード発行データ作成システムの動作について説明する。
図3は、図2に示したカード発行データ50Aの仕様を変更したカード発行データ50Bを示す図である。尚、カード発行データ50Aとカード発行データ50Bとの対比をしやすくするため、データ内の符号は、共通の符号を付している。
図3に示すカード発行データ50Bは、図2に示すカード発行データ50Aに対して4ヶ所の仕様変更を行っている。
(1)エンコードモジュール53の位置をレコードIDモジュール51の直後に変更。
(2)白黒プリントモジュール54とカラープリントモジュールとの間に、フィラー部fを挿入。
(3)IC記録モジュールの後に、追加モジュール57を追加。
(4)エンコードモジュール53内の表データ群53cを開始コード53startの直後に位置変更。
これら(1)〜(4)のような変更は、発行するカードの仕様が変わることにより発行装置に新たな部分(例えば、接触式ICチップの代わりに、非接触ICチップを用いるための、非接触式のリーダライタ)が加わることにより発生したり(この場合は、モジュールの追加)、発行装置が変更されることにより発生したりする。
本実施形態では、必要とするカード発行データの仕様が変わった場合、発行データ編集部30によって、簡単にカード発行データの仕様を変更することができる。
【0027】
尚、本実施形態における発行データ作成システムは、図2(c)及び図3(c)に示すような実際にカードに書込まれるデータの配列についても、簡単な操作によって変更することができる。これについては、本願出願人により特開平11−259739号公報において、不可視項目のレイアウト情報をプレビュー画面上から変更するという内容で開示されているので、ここでの詳しい説明は省略する。
【0028】
図4は、発行データ仕様登録部31の動作を示すフローチャートである。
ここでは、新たにカード発行データの仕様を作成する場合を説明する。
発行データ仕様登録部31は、先にも述べたように、発行種(モジュール)毎及び発行データ仕様毎に設計及び登録を行う。
図4中のステップ(以下、Sとする)10〜S18において、モジュール部の設計及び登録を行い、S20〜S26において発行データ仕様の設計及び登録を行っている。
【0029】
S10から、モジュール部の設計及び登録を開始する。
S11では、モジュール名を入力する。
S12では、制御コード部の設計を行う。
S13では、可変データ部の設計を行う。
S14では、繰り返し項目部の設計を行う。
S15では、項目制約条件の設計を行う。
これらS12〜S15の設計作業は、表示部に表示された内容を選択したり、適宜必要な入力を行うことにより、特別な能力を必要としなくても、簡単に行えるようになっている。
【0030】
S16では、設計したモジュールの設計内容を発行データ仕様DB32に保存する。
S17では、他のモジュールの設計及び登録の必要があるか否かの確認を行い、他モジュールの設計及び登録の必要がある場合には、S11に戻り、その必要がない場合には、S18に進み、モジュール部の設計を完了する。
【0031】
S20から、発行データ仕様の設計及び登録を開始する。
S21では、レコードID部の設計を行う。
S22では、発行データ仕様DB32に登録済みのモジュールを参照する。
S23では、登録済みモジュールの一覧より使用する発行種を1つ以上選択して、モジュールの組み合わせを設計する。
S24では、フィラー部の設計を行う。
S25では、設計した発行データ仕様を発行データ仕様DB32に登録し、S26に進み発行データ仕様の設計を完了する。
尚、既に登録済みの発行データ仕様に変更が生じた場合、発行データ仕様DBより当該仕様を参照し、追加・修正などの変更を行う。
【0032】
図5は、発行仕様登録部10の動作を示すフローチャートである。
S30〜S32では、業務ID,発行依頼者名,カード品目を入力する。
S33では、登録する発行業務で扱う入稿データのレコードレイアウトを設計する。
S34及びS35では、発行データ仕様DB32より登録済み発行データの仕様を参照し、登録する発行業務で扱う発行データ仕様を選択する。
S36〜S38では、選択した発行データ仕様に存在する全モジュール内の可変データ部に対し、入稿データのフィールド割付けや、印字位置などの可変値を設定する。具体的には、可変データ項目No.によりモジュール内可変データ項目と割付け値(又は設定値)とを関連付ける。
【0033】
S39では、発行仕様DB20にカードの発行仕様を登録して、発行仕様の登録動作を終了する。
【0034】
図6は、発行データ作成部60の動作を示すフローチャートである。
S40及びS41では、磁気テープ(MT)やフロッピディスク(FD)又はネットワーク経由等により発行依頼者からの入稿ファイル70を入力する
S42では、発行仕様DB20より登録済みの業務ID(発行依頼者名、カード品目名)の一覧を参照する。
S43では、業務IDを選択し、発行データ作成を行う業務を指定する
S44〜45では、指定した業務IDに基づく発行データの仕様を発行仕様DB20より参照し、発行データ仕様DB32より参照した発行データの仕様に基づいて発行データを作成する。
S46では、作成した発行データを、FDやMT又はネットワーク経由でファイル出力する。
【0035】
以上の課程を経て作成された新しい発行データ仕様に基づく発行データを発行装置に入力することにより、所望のカードを発行することができる。
【0036】
本実施形態によれば、発行データ仕様編集部30により、発行データの仕様を登録する作成及び/又は変更することができるので、発行装置が新しくなるなどして、必要な発行データの仕様が変わっても、これに柔軟に対応し、新規カード品目の発行体制を迅速に整えることができる。
また、特定のモジュールの仕様が変更になった場合には、当該モジュール部分のみを修正するだけで、全カード品目の発行データ仕様を変更することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、請求項1の発明によれば、カード発行装置に応じて、作成する発行データの仕様を作成及び/又は変更することができる発行データ仕様編集部を備えるので、必要な発行データの仕様が変わっても、これに柔軟に対応し、新規カード品目の発行体制を迅速に整えることができる。
【0038】
請求項1の発明によれば、さらに、発行データ仕様編集部は、発行データ仕様の登録を行う発行データ仕様登録部に加えて、発行データ仕様を格納する発行データ仕様格納部と、発行データ仕様格納部から必要な発行データ仕様を参照して発行データを作成する発行データ作成部とを備えるので、予め作成しておいた発行データ仕様を利用して簡単に発行データ仕様の編集を行うことができ、また、特定のモジュールの仕様が変更になった場合にも、該当するモジュールの発行データ仕様を変更するだけで、全てのカード品目の発行データ仕様を変更することができる。
【0039】
請求項2の発明によれば、情報を表示する表示部を備え、発行データ仕様編集部は、表示部に表示された内容に対して行われた編集指示に基づいて、発行データ仕様を作成及び/又は変更するので、特別な技術や能力がなくても、簡単に発行データ仕様を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカード発行データ作成システムの実施形態を示すブロック図である。
【図2】本実施形態におけるカード発行データ作成システムが作成するカード発行データの一例を示す図である。
【図3】図2に示したカード発行データ50Aの仕様を変更したカード発行データ50Bを示す図である。
【図4】発行データ仕様登録部31の動作を示すフローチャートである。
【図5】発行仕様登録部10の動作を示すフローチャートである。
【図6】発行データ作成部60の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来の発行データの一例を説明する図である。
【符号の説明】
10 発行仕様登録部
20 発行仕様DB
30 発行データ仕様編集部
31 発行データ仕様登録部
32 発行データ仕様DB
60 発行データ作成部
70 入稿ファイル
80 発行データ
Claims (2)
- 発行種毎に異なるカード発行処理を行う発行ユニットを複数有したカード発行装置用のカード発行データを作成するカード発行データ作成システムであって、
カード発行装置に応じて、作成する前記カード発行データの発行データ仕様を作成及び/又は変更することができる発行データ仕様編集部を備え、
前記カード発行データは、前記発行種単位のモジュールが所定の配列で並べられた構造であり、
前記発行種単位のモジュールの各々は、制御コード部、可変データ部、繰り返し項目部、及び項目制約条件により規定される構造であり、
前記発行データ仕様編集部は、
前記発行種単位のモジュールの各々毎に、前記制御コード部、前記可変データ部、前記繰り返し項目部、及び前記項目制約条件を個別に設計して格納する発行データ仕様格納部と、
前記発行種単位のモジュールのうち、前記発行データ仕様格納部に登録された発行種単位のモジュールの中からカード発行装置で使用する発行種を1つ以上選択し、選択した前記1つ以上の発行種のモジュールの配列の組合せを設計し、フィラー部を設計する、
ことによって、前記発行データ仕様を設計して前記発行データ仕様格納部に登録する発行データ仕様登録部と、
前記発行データ仕様格納部から必要な前記発行データ仕様を参照して発行データを作成する発行データ作成部と、
を有するカード発行データ作成システム。 - 請求項1に記載のカード発行データ作成システムにおいて、情報を表示する表示部を備え、前記発行データ仕様編集部は、前記表示部に作成及び/又は編集可能な前記発行データ仕様を表示し、前記表示部に表示された内容に対して行われた編集指示に基づいて、前記発行データ仕様を作成及び/又は変更すること、を特徴とするカード発行データ作成システム。
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