JP4768047B2 - 留守番電話装置、及び、接続方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、発信者と着信者との双方が互いにコミュニケーションをとりたい者同士である場合に、できるだけ早く通話を行うことを可能とする留守番電話装置、及び、接続方法を提供することを目的とする。
また、本発明によれば、発信端末と着信端末との接続が行われる前に、着信者宛のメッセージを再生するか否かを確認するためのガイダンスを前記着信端末に送信するため、着信者は、メッセージを聞いて要件を確認してから発信者と通話することもできるし、メッセージを聞かずに発信者と通話することもできる。このように、着信者は都合に応じて、接続前にメッセージを再生するか否かを選択することができ、使い勝手がよい。
さらに、本発明によれば、着信者は、都合やニーズに応じて、発信者との通話前又は通話後にメッセージを聞くことができる。
本発明によれば、着信者の意思を確認した上で発信端末と着信端末とを接続するため、発信者と着信者との双方が互いにコミュニケーションをとりたい者同士である場合にのみ、発信端末と着信端末とを接続することができる。
(システム全体の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信ネットワークの全体構成図である。同図に示すように、移動通信ネットワークは、移動通信端末40と、移動通信端末40を利用するユーザの加入者情報及び在圏情報を管理する加入者情報サーバ30と、在圏する移動通信端末40の通信を制御する交換機20と、移動通信端末40に留守番電話サービスを提供する留守番電話装置10とを含んで構成される。移動通信ネットワークを構成するこれらの各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)と、各種ソフトウェアを記憶するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等を含む記憶装置と、通信を制御する通信インターフェースとを備えている。
次に、留守番電話装置10の機能構成について説明する。図1に示すように、留守番電話装置10は、留守番接続部11と、メッセージ蓄積部12と、二者接続部13と、再生可否確認部14と、接続可否確認部15とを備えている。
留守番接続部11は、発信者の利用する移動通信端末40(以下「発信端末40a」という)が着信者の利用する移動通信端末40(以下「着信端末40b」という)に発信した時に着信端末40bが着信可能な状態になかった場合に、着信端末40bが留守番電話サービス契約に加入している場合には、発信端末40aと接続する。ここで、「着信端末40bが着信可能な状態にない場合」には、例えば、着信端末40bが移動通信サービスの圏外にある、電源がOFFとなっている、他の端末と通信中である、着信を留守番電話装置10に強制接続するモードに設定されている場合等が存在する。
二者接続部13は、着信端末40bが着信可能な状態となった場合に、発信端末40aと着信端末40bとを通信可能に接続する。ここで、「着信端末40bが着信可能な状態になった場合」には、着信端末40bが移動通信サービスの圏内に復帰した場合、電源がONとなった場合、他の端末との通信が終了した場合、留守番電話装置10に強制接続するモードが解除された場合等が存在する。
本実施形態では、再生可否確認部14は、二者接続部13による接続が行われる前に、前記ガイダンスを着信端末40bに送信する。前記ガイダンスを送信しても二者接続部13による接続が行われる前にメッセージが再生されなかった場合、再生可否確認部14は、二者接続部13による接続が切断された後に、前記ガイダンスを着信端末40bに送信する。
接続可否確認部15は、二者接続部13による接続が行われる前に、発信端末40aと接続するか否かを確認するためのガイダンスを着信端末40bに送信する。
次に、図2〜図4に示すシーケンス図を参照して、上記構成における移動通信ネットワークの動作例について説明する。ここでは、着信端末40bが着信可能な状態になった場合の一例として、着信端末40bが圏内復帰した場合について説明する。また、発信端末40aが在圏する交換機20を「発側交換機20a」、着信端末40bが在圏する交換機20を「着側交換機20b」として説明する。
接続要求を受信した発側交換機20aは、接続先を判定するために、ルーチング情報の問合せを加入者情報サーバ30に対して行う(ステップS103)。
その後、着信端末40bが圏内復帰した場合(図3のステップS115)、その旨の信号を加入者情報サーバ30に送信する(ステップS116)。これにより、加入者情報サーバ30は、圏内復帰通知を留守番電話装置10に送信する(ステップS117)。
留守番電話装置10は受信したDTMF信号を解析し、DTMF信号が「3」を表す場合、接続可否確認部15は、着信者が発信端末40aと接続しないことを選択したと判断し、着信端末40bとの接続を切断する(ステップS127)。
なお、上述した動作例では、着信端末40bが着信可能な状態になった場合の一例として、着信端末40bが圏内復帰した場合について説明したが、これに限らず、着信端末40bの電源がONとなった場合、着信端末40bと他の端末との通信が終了した場合、着信端末40bの留守番電話装置10に強制接続するモードが解除された場合にも、同様に本発明を適用可能である。
また、上述した実施形態における移動通信ネットワークの装置構成は一例であり、例えば、留守番電話装置10が備える機能を交換機20や加入者情報サーバ30に設けることも可能である。
11 留守番接続部
12 メッセージ蓄積部
13 二者接続部
14 再生可否確認部
15 接続可否確認部
20 交換機
20a 発側交換機
20b 着側交換機
30 加入者情報サーバ
40 移動通信端末
40a 発信端末
40b 着信端末
Claims (3)
- 発信者の利用する発信端末から着信者の利用する着信端末宛に発信した時に該着信端末が、移動通信サービスの圏外にある、電源がOFFとなっている、他の端末と通信中である、着信が留守番電話装置に接続されるモードに設定されている場合のいずれかに該当する着信不可能な状態になった場合、前記発信端末を自装置と接続させる留守番接続手段を備えた留守番電話装置であって、
前記留守番接続手段により前記発信端末と接続された後に、該発信端末から送信されてきた前記着信者宛のメッセージを蓄積するメッセージ蓄積手段と、
前記着信端末が移動通信サービスの圏内に復帰した場合、電源がONとなった場合、他の端末との通信が終了した場合、留守番電話装置に接続されるモードが解除された場合のいずれかに該当する着信可能な状態になった場合に、前記メッセージ蓄積手段に蓄積された前記着信者宛のメッセージを前記メッセージ蓄積手段から取得して前記着信端末に送信するか否かを確認するためのガイダンスを前記着信端末に送信する再生可否確認手段と、
前記着信端末が前記着信可能な状態となった場合に、前記発信端末に対して音声接続要求を送信すると共に、前記発信端末からの応答を受信して前記発信端末と前記着信端末とを接続する二者接続手段と
を備え、
前記再生可否確認手段は、前記二者接続手段による接続が行われる前に、前記ガイダンスを前記着信端末に送信し、前記二者接続手段による接続が行われる前に前記メッセージが再生されなかった場合、前記接続手段による接続が切断された後に前記ガイダンスを前記着信端末に送信することを特徴とする留守番電話装置。 - 前記二者接続手段による接続が行われる前に、前記発信端末と接続するか否かを確認するためのガイダンスを前記着信端末に送信する接続可否確認手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の留守番電話装置。
- 発信者の利用する発信端末から着信者の利用する着信端末宛に発信した時に該着信端末が、移動通信サービスの圏外にある、電源がOFFとなっている、他の端末と通信中である、着信が留守番電話装置に接続されるモードに設定されている場合のいずれかに該当する着信不可能な状態になった場合、前記発信端末が留守番電話装置と接続する留守番電話接続ステップと、
前記発信端末が、前記発信者により入力された前記着信者宛のメッセージを前記留守番電話装置に送信するメッセージ送信ステップと、
前記留守番電話装置が、前記メッセージ送信ステップにおいて前記発信端末から送信されてきた前記着信者宛のメッセージを蓄積するメッセージ蓄積ステップと、
前記着信端末が移動通信サービスの圏内に復帰した場合、電源がONとなった場合、他の端末との通信が終了した場合、留守番電話装置に接続されるモードが解除された場合のいずれかに該当する着信可能な状態になった場合に、前記留守番電話装置が、前記メッセージ蓄積ステップにおいて蓄積された前記着信者宛のメッセージを取得して前記着信端末に送信するか否かを確認するためのガイダンスを前記着信端末に送信する再生可否確認ステップと、
前記着信端末が前記着信可能な状態となった場合に、前記留守番電話装置が、前記発信端末に対して音声接続要求を送信すると共に、前記発信端末からの応答を受信して前記発信端末と前記着信端末とを接続する二者間接続ステップと、
前記二者接続ステップにおいて接続が行われる前に前記メッセージが再生されなかった場合、前記二者接続ステップにおいてされた接続が切断された後に前記ガイダンスを前記着信端末に送信するステップと、
を含むことを特徴とする接続方法。
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