JP4767932B2 - 入賞球数検査システム - Google Patents

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本発明は、入賞口への遊技球の入賞により開閉部材を開閉する入賞装置を備えた遊技機に適用され、該入賞口へ入賞した遊技球の球数を検査する入賞球数検査システムに関するものである。
遊技機の一種として、複数設けられたチューリップとも称される開閉機構を備えた入賞装置の開閉動作により持ち玉を増やしていくというゲーム性を有する所謂普通機が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような普通機に用いられる入賞装置は、パチンコ球が入賞する入賞口を挟む左右位置に下端部を支点として揺動可能な一対の開閉部材が対向配置されており、これら一対の開閉部材を相互に近接離間するよう揺動することで入賞口を開閉するよう構成されて、入賞口へのパチンコ球の入賞により開閉部材を開放位置および閉鎖位置に順次切換えるようになっている。そして、前記入賞装置の開閉部材を開閉動作させる構成としては、入賞口に入賞したパチンコ球の重量により作動するリンク機構を利用して機械的に開閉部材を動作させる構成(例えば、特許文献1参照)や、電磁ソレノイド等の電動駆動手段で開閉部材を動作させる構成(例えば、特許文献2参照)が知られている。
実公平2−29977号公報 特開2004−267284号公報
ところで、前述した普通機のような遊技機では、完成した遊技機において前記入賞装置へのパチンコ球の入賞確率等が設計段階等における所期の性能を満たしているかを確認する試射試験が行なわれる。この試射試験では、機外に別途設けた端末等の試射試験手段に対して遊技機を電気的に接続して、入賞装置へのパチンコ球の入賞総数や、入賞装置における前記開閉部材が開放する状態および閉鎖する状態でのパチンコ球の入賞数等の遊技機に関する各種データが自動的に計測されるようになっている。しかしながら、前述のように開閉部材を機械的に開閉動作する構成の入賞装置では、開閉部材の開閉状態を直接判定することは困難なことから、入賞装置へのパチンコ球の入賞総数から開閉部材の開放状態および閉鎖状態での入賞数を推測する必要があり、試験結果の信頼性に乏しい問題がある。機械的に開閉動作する入賞装置において試験結果の信頼性を高めるには、開閉部材の開閉状態を検出するセンサと、該センサを用いて開閉部材の開閉状態を判定する試験用ロジック基板とを別途用意し、該ロジック基板からの信号を試射試験手段に出力する必要がある。すなわち、試射試験にのみ用いるセンサやロジック基板を別途用意することによるコスト上の問題や、試験時におけるセンサやロジック基板の組み付け・組み外し等の作業上の問題点が指摘される。なお、電磁ソレノイドを利用して開閉部材を開閉動作させる入賞装置を用いる場合であっても、該入賞装置における開閉部材の開閉状態を試射試験手段で判定する技術については提案されておらず、前述した開閉部材を機械的に開閉動作する構成の入賞装置と同様の問題を内在しているものであった。
そこで、本発明は、入賞口への遊技球の入賞により開閉部材を開閉する入賞装置を備えた遊技機において、別部材を用いることなく入賞口への入賞球数を正確に検査し得る入賞球数検査システムを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係る入賞球数検査システムは、
遊技球(B)が入賞可能な入賞口(41a〜48a)を開放または拡大する開放位置と該入賞口(41a〜48a)を閉鎖または縮小する閉鎖位置とに変位可能な一対の開閉部材(54,55)と、
前記開閉部材(54,55)に連繋接続されて前記入賞口(41a〜48a)への遊技球(B)の入賞により該開閉部材(54,55)を開閉駆動し、第1の通電状態では開閉部材(54,55)を前記開放位置に変位させて通電停止により当該開放位置で開閉部材(54,55)を停止保持する一方、第2の通電状態では開閉部材(54,55)を前記閉鎖位置に変位させて通電停止により当該閉鎖位置で開閉部材(54,55)を停止保持するキープソレノイド(60)と、
前記入賞口(41a〜48a)に入賞した遊技球(B)を検出する入賞球検出手段(77)とを備えた入賞装置(41〜48)が配設された遊技機(10)に適用される入賞球数検査システムであって、
前記遊技機(10)に設けられ、前記入賞装置(41〜48)の入賞球検出手段(77)から遊技球(B)の検出信号が入力される制御手段(CT)と、
前記遊技機(10)の外部に設けられ、前記制御手段(CT)に対して電気的に配線接続される試射試験手段(PC)とを備え、
前記制御手段(CT)には、前記入賞装置(41〜48)の入賞球検出手段(77)からの検出信号の入力に基づいて、前記キープソレノイド(60)を第1の通電状態とした後に通電停止する開放信号およびキープソレノイド(60)を第2の通電状態とした後に通電停止する閉鎖信号の何れかの信号と、入賞信号とを、前記試射試験手段(PC)に対して出力する信号出力手段(82)が設けられ、
前記試射試験手段(PC)には、
前記信号出力手段(82)から出力された開放信号、閉鎖信号および入賞信号が入力される信号入力手段(90)と、
前記信号入力手段(90)に対して開放信号が入力された場合には前記入賞装置(41〜48)を開放状態として記憶する一方、該信号入力手段(90)に対して閉鎖信号が入力された場合には入賞装置(41〜48)を閉鎖状態として記憶する記憶手段(92)と、
前記記憶手段(92)が入賞装置(41〜48)を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段(90)に対して入賞信号が入力された場合には、入賞装置(41〜48)の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段(92)が入賞装置(41〜48)を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段(90)に対して入賞信号が入力された場合には、入賞装置(41〜48)の閉鎖時における入賞として判定する入賞球判定手段(94)とが設けられることを要旨とする。
このように、入賞口への遊技球の入賞によりキープソレノイドが開閉部材を開閉するよう駆動制御される入賞装置を備える遊技機に設けた制御手段に、入賞口に入賞した遊技球を入賞球検出手段が検出して検出信号が入力された際に、入賞装置の開放信号および閉鎖信号の何れかの信号と、入賞信号とが信号出力手段から機外の試射試験手段に対して出力される。すなわち、この試射試験手段は、入賞信号の入力により、入賞装置の入賞口に対する入賞球の総数を正確に判定することができる。そして、前記試射試験手段に入賞装置の開閉状態を記憶する記憶手段を設けて、該記憶手段が入賞装置の開放状態を記憶している場合に入賞信号が入力された際には開閉部材の開放時における入賞として判定し、該記憶手段が入賞装置の閉鎖状態を記憶している場合に入賞信号が入力された際には開閉部材の閉鎖時における入賞として入賞球判定手段が判定することで、開閉部材が開放している状態における入賞口への遊技球の入賞球数や、開閉部材が閉鎖している状態における入賞口への遊技球の入賞球数についても、正確に識別することが可能となる。すなわち、別部材を用いることなく入賞口への入賞球数を正確に検査することができる。
また、開閉部材を開閉する駆動源としてキープソレノイドを用いることにより、入賞口へ入賞する遊技球の飛び込み方向や速度とは関係なく確実に開閉部材を開閉作動することができるから、開閉部材の開閉不良を防止して試射試験の結果の信頼性を向上し得る。更に、開閉部材を開閉駆動する駆動源としてキープソレノイドを用いたことで、該キープソレノイドに通電することなく開閉部材を閉鎖位置や開放位置で保持し得る。従って、入賞口への遊技球の入賞間隔によって開閉部材が閉鎖位置や開放位置で長時間保持される場合であっても、ソレノイドの発熱等の不具合が発生することはない。
請求項2に係る入賞球数検査システムは、前記遊技機(10)は、前記入賞装置(41〜48)として、第1の入賞装置(41,43,45)と、該第1の入賞装置(41,43,45)が閉鎖した後に当該第1の入賞装置(41,43,45)の閉鎖に連動して開放する第2の入賞装置(42,44,46)とが設けられており、
前記信号出力手段(82)は、
前記開放信号、閉鎖信号および入賞信号の出力に併せて、入賞装置(41〜46)を特定する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)の信号入力手段(90)へ出力するよう設定されると共に、前記第1の入賞装置(41,43,45)に対する閉鎖信号および入賞装置特定信号を出力した後には、前記第2の入賞装置(42,44,46)に対する開放信号および入賞装置特定信号を信号入力手段(90)へ出力するよう設定され、
前記記憶手段(92)は、
前記第1の入賞装置(41,43,45)および第2の入賞装置(42,44,46)の開閉状態を個別に記憶し得るよう構成されて、前記信号入力手段(90)に対して開放信号が入力された場合には、該開放信号に併せて入力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置(41,43,45)または第2の入賞装置(42,44,46)を開放状態として記憶する一方、該信号入力手段(90)に対して閉鎖信号が入力された場合には、該閉鎖信号に併せて入力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置(41,43,45)または第2の入賞装置(42,44,46)を閉鎖状態として記憶するよう設定され、
前記入賞球判定手段(94)は、
前記記憶手段(92)が前記第1の入賞装置(41,43,45)を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段(90)に対して第1の入賞装置(41,43,45)を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、該第1の入賞装置(41,43,45)の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段(92)が第1の入賞装置(41,43,45)を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段(90)に対して第1の入賞装置(41,43,45)を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、当該第1の入賞装置(41,43,45)の閉鎖時における入賞として判定するよう設定されると共に、
前記記憶手段(92)が前記第2の入賞装置(42,44,46)を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段(90)に対して第2の入賞装置(42,44,46)を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、該第2の入賞装置(42,44,46)の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段(92)が第2の入賞装置(42,44,46)を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段(90)に対して第2の入賞装置(42,44,46)を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、当該第2の入賞装置(42,44,46)の閉鎖時における入賞として判定するよう設定されることを要旨とする。
このように、入賞口への遊技球の入賞により開閉部材の開閉状態が連動する第1の入賞装置と第2の入賞装置とを設けた場合であっても、制御手段における信号出力手段から開放信号、閉鎖信号および入賞信号の出力に併せて入賞装置を特定する入賞装置特定信号が出力されるよう設定したことで、何れの入賞装置に対応した開放信号、閉鎖信号、入賞信号が入力されたかを試射試験手段で判定して、記憶手段に第1の入賞装置および第2の入賞装置の開閉状態を個別に記憶することができる。従って、前記記憶手段が記憶している第1および第2の入賞装置の開閉状態と、信号入力手段に入力される入賞装置特定信号および入賞信号とに基づいて入賞球判定手段が入賞球を判定することで、第1の入賞装置における開閉部材が開放している状態での第1の入賞装置への入賞球数と、該第1の入賞装置における開閉部材が閉鎖している状態での第1の入賞装置への入賞球数と、第2の入賞装置における開閉部材が開放している状態での第2の入賞装置への入賞球数と、該第2の入賞装置における開閉部材が閉鎖している状態での第2の入賞装置への入賞球数とを、正確に区別して識別することができる。すなわち、開閉状態が連動する入賞装置を設けることにより、開閉部材の開閉状態と各入賞装置へ入賞した遊技球との関係が複雑になっても、試射試験手段が正確に識別できるから、各入賞装置の入賞口への入賞球数を開閉部材の開閉状態に合わせて正確に検査することができる。
請求項3に係る入賞球数検査システムは、前記遊技機(10)には、前記第1および第2の入賞装置(41〜46)とは別に、入賞口(34a〜34c)に対する遊技球(B)の入賞領域を可変不能な別の入賞装置(30)が設けられて、該別の入賞装置(30)への遊技球(B)の入賞に連動して第1の入賞装置(41,43,45)が開放するよう構成され、
前記信号出力手段(82)は、前記別の入賞装置(30)の入賞球検出手段(77)からの検出信号の入力に基づいて、入賞信号と該別の入賞装置(30)を特定する入賞装置特定信号とを前記試射試験手段(PC)の信号入力手段(90)に対して出力した後に、前記第1の入賞装置(41,43,45)に対する開放信号および入賞装置特定信号を出力するよう設定されることを要旨とする。
すなわち、入賞口に対する遊技球の入賞領域を可変不能な固定式の入賞装置を設けると共に、該固定式の入賞装置に対する遊技球の入賞と、第1の入賞装置における開閉部材の開閉状態とを連動することで、各入賞装置へ入賞した遊技球との関係が複雑になっても、前記信号出力手段が出力する入賞信号、開放信号および入賞装置特定信号により、何れの入賞装置への遊技球の入賞かを正確に識別し得ると共に、第1および第2の入賞装置の開閉状態も正確に識別することができるから、各入賞装置の入賞口への入賞球数を開閉部材の開閉状態に合わせて正確に検査することができる。
本発明に係る入賞球数検査システムによれば、入賞口への遊技球の入賞により開閉部材を開閉する入賞装置を備えた遊技機において、別部材を用いることなく入賞口への入賞球数を正確に検査可能である。
次に、本発明に係る入賞球数検査システムにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお実施例では、入賞球数検査システムを適用する遊技機として、遊技媒体としてパチンコ球を使用して遊技を行なうパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において、「前」・「後」および「左」・「右」とは、図2に示すようにパチンコ機を正面側(遊技者側)から見た状態を基準として、遊技者側を前方と指称し、パチンコ機の裏側を後方と指称するものとする。
(パチンコ機について)
実施例に係るパチンコ機10は、図2に示すように、遊技店に設けられた「島」とも称される設置枠台(図示せず)に固定される外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に枢支された中枠12と、該中枠12に着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域20aが画成される遊技盤20と、中枠12の前面側に着脱および開閉可能に枢支され、遊技盤20を透視保護する前枠13とを備えている。前記前枠13には、下方位置にパチンコ球B(図7参照)を貯留可能な上球皿14が組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて該上球皿14が一体的に開閉するようになっている。また、前記中枠12の前側における前記前枠13の下方には、パチンコ球Bを貯留可能な下球皿16を形成した球皿部材15が着脱および開閉可能に組み付けられている。なお、前記中枠12における球皿部材15の右方位置には、操作ハンドル17が設けられており、該操作ハンドル17を操作することで、中枠12に配設された打球発射機構部(図示せず)の作動により上球皿14のパチンコ球Bが遊技盤20へ向けて発射されるようになっている。
また、パチンコ機10の裏側には、パチンコ機10の全体を制御する主制御装置CT(図1参照)や、前記打球発射機構部を制御する発射制御装置(図示せず)、後述する各入賞口31a,34a,34b,34c,41a〜48a,49aへのパチンコ球Bの入賞時に球払出装置を作動制御して賞球払い出しを制御する球払出制御装置(図示せず)等の各種制御装置が配設されている。そして、図1または図2に示すように、パチンコ機10に対する性能検査を行なう際には、パチンコ機10の外部に設けた試射試験手段PCと前記主制御装置CTとを電気的に配線接続し、主制御装置CTから試射試験手段PCに対して、各種信号(後述する入賞信号、開放信号、閉鎖信号、入賞装置特定信号)を出力することで、全入賞口31a,34a,34b,34c,41a〜48a,49aへの入賞総数、各入賞口31a,34a,34b,34c,41a〜48a,49aの個別の入賞球数、可変入賞装置41〜48(後述)の開閉状態に応じた入賞口41a〜48aへの入賞球数等に関する所定の単位時間あたりの実データを試射試験手段PCで算出して、算出された実データがパチンコ機10について予め設定された基準値に合致しているかを検査するよう構成される。ここで、前記試射試験手段PCは、各種情報処理を行なうコンピュータ等の端末である。
(遊技盤について)
図3に示すように、前記遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲させた案内レール21により遊技領域20aが画成されており、前記打球発射機構部の作動により発射されたパチンコ球Bが案内レール21を介して遊技領域20a内に飛入するよう構成されている。また、前記遊技盤20における遊技領域20a内には、複数の入賞装置30,41〜49が配設されており、遊技領域20a内を流下するパチンコ球Bが入賞装置30,41〜49に入賞することにより遊技が展開されるようになっている。
図3に示すように、前記遊技盤20には、前記複数の入賞装置として、遊技領域20aの略中央部に配置された演出用入賞装置(別の入賞装置)30と、開閉部材54,55を揺動することでパチンコ球Bが入賞する入賞口41a〜48aを開閉し得る可変入賞装置(入賞装置)41〜48と、パチンコ球Bが入賞可能な入賞口49a,49aを開閉不能な固定入賞装置49,49とが配設されている。なお、遊技盤20における遊技領域20aの適宜位置には、風車とも称されてパチンコ球Bの流下方向を変更する案内車22や、遊技状態に応じて照射パターンが変更制御される電飾装置23等の各種遊技部品が配設される。
(演出用入賞装置について)
前記演出用入賞装置30は、図3に示すように、前方へ開口する入賞空間32が形成された本体31と、該本体31の入賞空間32内に動作可能に配設した演出部材33と、本体31の前側下部に設けられて入賞空間32内に開口する入賞口34a,34b,34cおよび排出口35,35とを備えている。また、前記本体31の上部位置には、前記入賞空間32に連通してパチンコ球Bが入賞可能な上部入賞口31aが設けられており、遊技領域20aを流下するパチンコ球Bが上部入賞口31aを介して入賞空間32内に導入されるようになっている。前記演出部材33は、前記本体31に対して傾斜状態で自由回転可能に支持されており、入賞空間32内に導入されたパチンコ球Bが演出部材33上を流下する過程で、演出部材33がパチンコ球Bの自重により回転して、パチンコ球Bの流下方向を予測不能に変更するよう構成されている。また、前記本体31の前側下部には、中央に位置する中央入賞口34a、右端部に位置する右入賞口34bおよび左端部に位置する左入賞口34cの3つの入賞口が設けられており、隣り合う入賞口34a,34b(34a,34c)の間に前記排出口35,35が設けられている。すなわち、前記入賞空間32に導入されたパチンコ球Bは、演出部材33により流下方向を変更しつつ中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cの何れかに入賞するか、排出口35,35に通入するようになっている。
(入賞球検出センサについて)
また、前記演出用入賞装置30の本体31には、前記上部入賞口31a、中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cの夫々に対応する位置に、パチンコ球Bを検出する入賞球検出センサ(入賞球検出手段)77が設けられており、上部入賞口31a、中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cに入賞したパチンコ球Bを個別に検出し得るようになっている。前記各入賞球検出センサ77は、前記主制御装置CTに電気的に配線接続されており、該入賞球検出センサ77がパチンコ球Bを検出した場合に、検出信号が主制御装置CTに出力されるようになっている。なお、入賞球検出センサ77としては、パチンコ球Bを1球ずつ検出可能なものあれば、光センサや磁気センサ、マイクロスイッチ等の従来公知のセンサを採用し得る。
(可変入賞装置について)
図3に示すように、前記遊技盤20に配設された可変入賞装置41〜48は、前記演出用入賞装置30の下方に離間して配置された第1可変入賞装置(第1の入賞装置)41と、この第1可変入賞装置41の下方に離間して配置された第2可変入賞装置(第2の入賞装置)42と、演出用入賞装置30の右側上方位置に離間して配置された第3可変入賞装置(第1の入賞装置)43と、該第3可変入賞装置43の下方に離間して配設された第4可変入賞装置(第2の入賞装置)44と、演出用入賞装置30の左側上方位置に離間して配置された第5可変入賞装置(第1の入賞装置)45と、該第5可変入賞装置45の下方に離間して配設された第6可変入賞装置(第2の入賞装置)46と、第2可変入賞装置42の右側上方位置に離間して配置された第7可変入賞装置47と、第2可変入賞装置42の左側上方位置に離間して配置された第8可変入賞装置48とから構成されており、第4可変入賞装置44および第6可変入賞装置46の下方位置に、前記固定入賞装置49,49が夫々配設されている。すなわち、実施例に係るパチンコ機10では、遊技盤20の略中央位置に配設した大型入賞装置としての前記演出用入賞装置30の周りに、8個の可変入賞装置と2つの固定入賞装置49,49が設けられている。
ここで、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48の夫々は、自己の入賞装置へのパチンコ球Bの入賞により、自己の開閉部材54,55を開閉するよう前記主制御装置CTにより制御される。更に、前記第1〜第6可変入賞装置41〜46は、所定条件に従って、他の入賞口41a〜46aへのパチンコ球Bの入賞に連動して、自己の開閉部材54,55を開閉するよう前記主制御装置CTにより制御される。具体的には、前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aへのパチンコ球Bの入賞に連動して前記第1可変入賞装置41の入賞口41aを開放するよう制御されると共に、該第1可変入賞装置41の入賞口41aへのパチンコ球Bの入賞に連動して前記第2可変入賞装置42の入賞口42aを開放するよう制御される。また、前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aおよび右入賞口34bへのパチンコ球Bの入賞に連動して前記第3可変入賞装置43の入賞口43aを開放するよう制御されると共に、該第3可変入賞装置43の入賞口43aへのパチンコ球Bの入賞に連動して前記第4可変入賞装置44の入賞口44aを開放するよう制御される。更に、前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aおよび左入賞口34cへのパチンコ球Bの入賞に連動して前記第5可変入賞装置45の入賞口45aを開放するよう制御されると共に、該第5可変入賞装置45の入賞口45aへのパチンコ球Bの入賞に連動して前記第6可変入賞装置46の入賞口46aを開放するよう制御される。
前記第1〜第8可変入賞装置41〜48は、基本的に同一の部材により形成された同一構成部材であり、図4、図5または図7に示すように、前記遊技盤20に取り付けられる板状の取付板50の前面側に設けられて前記入賞口41a〜48aを構成する入賞部51と、該取付板50の裏側に設けられて遊技盤20に開設した装着孔(図示せず)に収容される装置本体58とから基本的に構成されている。ここで、前記入賞部51は、前記取付板50の前面側に取り付けられた上方および後方に開口する飾り部材52と、該取付板50および飾り部材52の前面板部52aの間に揺動可能に配設される左右一対の開閉部材54,55とから構成され、該左右一対の開閉部材54,55の間に前記入賞口41a〜48aが画成されるようになっている。
(開閉部材について)
前記左右一対の開閉部材54,55は、互いに左右対称な形状で上方に向かって徐々に薄肉となる所謂フラップ状に形成されて、下端部に前後に貫通する軸孔54a,55aが穿設されている。そして、前記飾り部材52における前面板部52aの左右に離間する位置に後方へ向けて延在するよう形成された支軸52b,52bを、各開閉部材54,55の軸孔54a,55aに挿通したもとで、飾り部材52を取付板50に組み付けることにより、飾り部材52に対して上端部(先端部)が相互に近接および離間する方向へ揺動し得るよう前記各開閉部材54,55が枢支される。また、前記各開閉部材54,55における軸孔54a,55aの近傍には、前記取付板50に開設した開口部(図示せず)を介して取付板50の裏側まで延在する突起部54b,55bが夫々形成されており、該突起部54b,55bに対して後述する揺動部材66が係合するようになっている(図8参照)。
ここで、前記左右一対の開閉部材54,55は、両開閉部材54,55の上端部が上方を指向する起立姿勢(図5参照)で、両開閉部材54,55間に1個のパチンコ球Bが通過し得る間隙が形成されて、左右一対の開閉部材54,55間の間隙が前記入賞口41a〜48aとして機能するようになっている。すなわち、前記左右一対の開閉部材54,55は、両開閉部材54,55間に1個のパチンコ球Bが通過し得る間隙が形成される閉鎖位置(図3に二点鎖線で図示。または図5参照)と、該閉鎖位置から上端部が相互に離間する方向へ揺動した開放位置(図3に実線で図示)との間を揺動し得るよう構成される。従って、前記左右一対の開閉部材54,55の揺動に伴って、前記入賞口41a〜48aにおけるパチンコ球Bの入賞領域が拡大・縮小するようになっている。
(装置本体について)
前記装置本体58には、図4および図6に示すように、前後方向に動作するプランジャ61を往復駆動させるキープソレノイド60と、前記左右一対の開閉部材54,55とプランジャ61とに連繋され、該プランジャ61の往復動作に連動して開閉部材54,55を開閉作動させる揺動部材66とが配設されると共に、前記入賞口41a〜48aに入賞したパチンコ球Bを通出案内する案内路64が形成されている。ここで、前記案内路64は、前記開閉部材54,55の突起部54b,55bを挿通する前記取付板50の開口部を介して、前記入賞口41a〜48aに連通するよう構成されている。なお、実施例においては、図7に示す如く、キープソレノイド60は揺動部材66の上方に位置し、前記プランジャ61が該揺動部材66の上方を前後にスライドするよう構成される。
(キープソレノイドについて)
ここで、前記キープソレノイド60は、通電により移動したプランジャ61を永久磁石の磁気吸着力により保持することで、通電停止した状態(無通電)の状態でもプランジャ61の位置をそのまま保持し得るソレノイドであって、ラッチソレノイドや自己保持型ソレノイド等と称されることもある。実施例のキープソレノイド60は、プランジャ61の前端部に円盤状の係合板61aが設けられると共に、該係合板61aとコイルを内蔵したソレノイド本体60aとの間にバネ等からなる弾性部材62が介装されており、弾性部材62の弾性力によりプランジャ61(係合板61a)が前方に向けて付勢されるよう構成されている。そして、コイルに対して所定方向へ電流が流れるよう通電(第1の通電状態)して励磁することで、弾性部材62の弾性力に抗してプランジャ61(係合板61a)が後方移動し、図示しない永久磁石の吸着力により通電停止してもプランジャ61(係合板61a)が後方移動した状態で保持されるようになっている(図8(b)参照)。一方、コイルに対して前記第1の通電状態とは反対方向に電流が流れるよう通電(第2の通電状態)して励磁することで、永久磁石の吸着力に抗してプランジャ61(係合板61a)が前方移動し、通電停止後は弾性部材62の弾性力によりプランジャ61(係合板61a)が前方移動した状態で保持されるよう構成されている(図8(a)参照)。
(揺動部材について)
前記揺動部材66は、図7〜図9に示すように、前端が上下の二股状に形成されて前記右側の開閉部材54の突起部54bが係合する第1アーム部68と、同様に前端が上下の二股状に形成されて前記左側の開閉部材55の突起部55bが係合する第2アーム部69と、両アーム部68,69の後部上側に設けられて前記キープソレノイド60のプランジャ61に連繋接続する前後の第1連繋部70および第2連繋部74とから構成される。ここで、前側に位置する前記第1連繋部70は、前記第2アーム部69に連結されて、該第1および第2アーム部68,69間の略中央位置まで延在するよう形成されている。すなわち、第1連繋部70は、前記第1アーム部68からは分断されている。一方、後側に位置する第2連繋部74は、前記第1および第2アーム部68,69の間に一連に形成されて、両アーム部68,69を連結している。
また、前記第1および第2アーム部68,69の相互に離間する外側面には、外側に向けて揺動軸68a,69aが夫々突設されており、該揺動軸68a,69aを装置本体58に設けた所要の軸孔(図示せず)に挿通することで、該揺動軸68a,69aを中心として前端が上下動するよう揺動部材66が揺動可能に支持される。そして、前記揺動部材66の前端が下がった状態では、第1および第2アーム部68,69に連繋接続した開閉部材54,55が閉鎖位置に変位され、揺動部材66の前端が上がった状態では、第1および第2アーム部68,69に連繋接続した開閉部材54,55が開放位置に変位されるようになっている。また、装置本体58において前記揺動部材66の各アーム部68,69と各連繋部70,74とによって囲まれるスペースに、前記案内路64が前後方向に延在するよう形成されている。なお、前記案内路64は、前記装置本体58の後端部において下方に開口する開口部(図示せず)が形成されており、該案内路64を通出したパチンコ球Bを装置外部へ排出するようになっている。
図4または図9に示すように、前記第1連繋部70には、第1アーム部68に近接する端部側に当接部71が形成されており、前記揺動部材66の前端が下がった状態において、前方移動したキープソレノイド60のプランジャ61(係合板61a)の下端が当接部71の上面に当接するよう構成されている。すなわち、キープソレノイド60を第2の通電状態としてプランジャ61を前方移動させた状態では、前記係合板61aが第1連繋部70の当接部71に当接することにより揺動部材66の上方への揺動が規制され、開閉部材54,55が閉鎖位置に保持される。この状態における前記当接部71の上面は、プランジャ61のスライド方向に対して平行になると共に、該当接部71の上面後端部は、弧状に湾曲形成されており、プランジャ61が前後移動する際に当接部71に干渉しないよう構成されている。また、図8(b)に示すように、前記キープソレノイド60を第1の通電状態としてプランジャ61が後方移動した状態では、前記係合板61aと当接部71との係合が解除されて揺動部材66の揺動が許容されるよう構成されている。
前記第1連繋部70の後方に位置する第2連繋部74は、キープソレノイド60を第1の通電状態としてプランジャ61が後方移動する過程で、前記係合板61aの後端面が当接するよう形成されている。すなわち、キープソレノイド60を第1の通電状態としてプランジャ61が後方移動した際に、係合板61aが第2連繋部74に当接した状態でプランジャ61が後方移動することで、揺動部材66の前端が上方へ揺動され、開閉部材54,55が閉鎖位置から開放位置へ変位するようになっている。また、第2連繋部74の下面には、図7に示すように、前記案内路64を通過するパチンコ球Bとプランジャ61との間に位置するよう磁気遮蔽部材75が設けられており、キープソレノイド60の励磁時に、プランジャ61の磁力がパチンコ球Bに影響するのを磁気遮蔽部材75で抑制するよう構成している。
ここで、前記プランジャ61が前方移動して係合板61aの下部が第1連繋部70の当接部71に当接した状態では、該第1連繋部70が直接連結する前記第2アーム部69の動作は規制されるから、左側の開閉部材55を手指等により操作して強制的に開放しようとしても該左側の開閉部材55は開放不能である。その一方で、前記第1アーム部68は前記第1連繋部70に直接連結していないことから、前記右側の開閉部材54を手指等により操作すると、揺動部材66の捻れ(主として第2連繋部74の捻れ)により強制的な開放が可能となる。すなわち、実施例の第1〜第8可変入賞装置41〜48では、右側の開閉部材54は手指等により強制開放が許容される一方で、左側の開閉部材55の手指等による強制開放を規制するよう構成されている。なお、前記右側の開閉部材54を手指等により強制開放した際に、該右側の開閉部材54は略1球分だけ開放するようになっている。
また、前記装置本体58の下部位置には、前記入賞口41a〜48aに入賞して案内路64を通過したパチンコ球Bを検出する入賞球検出センサ77が配設されている。実施例では、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48に設けられる入賞球検出センサ77は、前記演出用入賞装置30に配設された入賞球検出センサ77と同一構成のものが採用されており、同一の符号を付すものとする。なお、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48に設けられる入賞球検出センサ77と、前記演出用入賞装置30に配設された入賞球検出センサ77とを異なる構成のセンサを採用することができるのは当然である。
次に、前述した第1〜第8可変入賞装置41〜48の構成に係る作用につき説明する。前記キープソレノイド60を第2の通電状態として通電停止した状態にあっては、始動入賞装置の左右一対の開閉部材54,55は閉成位置に保持される。すなわち、図8(a)に示すように、前記プランジャ61は、係合板61aが揺動部材66の当接部71の上面に当接したまま停止状態にある。これにより、前記揺動部材66の揺動が規制され、前記左右一対の開閉部材54,55の強制開放は基本的に抑制されることとなる。そして、前記キープソレノイド60を第1の通電状態とすると、図8(a)に示す如く、前記プランジャ61の係合板61aが前記当接部71に当接した状態から、図8(b)に示すように、該プランジャ61が後方へスライドする。これにより、前記当接部71と係合板61aとの当接が解除されると共に、係合板61aが前記第2連繋部74に係合し、前記揺動部材66が揺動軸68a,69aを中心に前端が上昇する方向(図8における時計回り方向)へ揺動する。このとき、前記当接部71の上面形状は、揺動部材66が規制状態にある姿勢において、プランジャ61のスライド方向と平行になるよう設定されているので、該当接部71が係合板61aに干渉することはない。更に、前記当接部71の上面後端部は下方へ湾曲した形状とされているので、プランジャ61はスムーズに当接部71から離脱し得る。
前記プランジャ61により揺動部材66が揺動されて前記第1および第2アーム部68,69が上昇することで、両アーム部68,69に係合する突起部54b,55bが持ち上げられ、左右一対の開閉部材54,55が閉鎖位置から開放位置へ変位する。左右一対の開閉部材54,55が開放すると、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48の入賞口41a〜48aへのパチンコ球Bの入賞領域が拡大され、パチンコ球Bが入賞し易くなる。前記入賞口41a〜48aに入賞したパチンコ球Bは、前記取付板50に開設した開口部を介して前記案内路64を介して後方へ案内され、遊技盤20の裏側で排出される。このとき、案内路64を通過するパチンコ球Bとプランジャ61との間に磁気遮蔽部材75が介在しているので、該プランジャ61の磁力がパチンコ球Bに作用し難くなっている。これにより、スペースを通過するパチンコ球Bがプランジャ61に吸着してしまい、スペース内で球詰まりが起きるのは防止される。
ところで、前記遊技盤20に植設される釘や取付板50の前面に別途形成した規制部により、前記左右の開閉部材54,55が閉鎖位置にある状態において入賞口41a〜48aへのパチンコ球Bの入賞を不能としたパチンコ機の場合には、閉鎖位置に変位した左右一対の開閉部材54,55の手指等による開放を完全に阻止してしまうと、該入賞口41a〜48aに対して作業者が入賞球確認作業に際してパチンコ球Bを直接入賞させることは不可能となってしまう。そこで、実施例に係る第1〜第8可変入賞装置41〜48では、前記第1連繋部70を第1アーム部68から離間させたことで、キープソレノイド60を第2の通電状態とした後に通電停止してプランジャ61により第1連繋部70の移動を規制した状態にあっても、右側の開閉部材54を強制開放すれば、主として前記第2連繋部74の弾性変形により第1アーム部68の揺動が許容される。すなわち、左右の開閉部材54,55が閉鎖位置にある状態での入賞口41a〜48aへのパチンコ球Bの入賞が不能となるよう構成した場合であっても、前記第1連繋部70に連結する右側の開閉部材54をパチンコ球B略1球分だけ強制的に開放させることができるから、入賞口41a〜48aの入賞領域を強制的に拡大して、作業者の作業効率の向上が図られる。
しかも、右側の開閉部材54,55を強制開放し得る量をパチンコ球B略1球分に設定したことで、仮に、不正遊技者が針金等で右側の開閉部材54を強制的に開放させたとしても、前記入賞口41a〜48aにパチンコ球Bを1球ずつしか入賞させることができない。すなわち、ゴト行為によって不正獲得される賞球数を、僅かに抑えることができる。また、前記第1連繋部70における第2アーム部69側は、プランジャ61によって規制された状態にあるので、前記第2連繋部74が撓むことがなく、第2アーム部69は揺動不能となる。従って、不正遊技者が針金等で左側の開閉部材54,55の強制開放を図ったとしても、該左側の開閉部材55が開放されるのを防止できる。
(主制御装置における制御態様について)
次に、前記演出用入賞装置30の中央入賞口34a、左右の入賞口34b,34c、第1〜第8可変入賞装置41〜48の入賞口41a〜48a、固定入賞装置49,49の入賞口49a,49aへのパチンコ球Bの入賞時における前記主制御装置CTにおける制御態様につき説明する。
前記主制御装置CTは、図1に示すように、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態を個別に記憶するRAM等の記憶内容を書換え可能な第1記憶手段80と、前記入賞球検出センサ77からの検出信号の入力により、第1記憶手段80の記憶状態に基づいて各種信号を出力する信号出力手段82と、キープソレノイド60に対する通電停止を制御する駆動回路84とが設けられている。ここで、前記信号出力手段82から出力される信号としては、パチンコ球Bの入賞を示す入賞信号と、パチンコ球Bが入賞した入賞装置30,41〜49の入賞口34a〜34c,41a〜49a(すなわち検出信号を出力した入賞球検出センサ77)を特定する入賞装置特定信号と、キープソレノイド60を第1の通電状態とする開放信号と、キープソレノイド60を第2の通電状態とする閉鎖信号と、キープソレノイド60を通電停止する停止信号とが設定されている。なお、前記信号出力手段82から出力される信号は、前半1ビットに開放信号、閉鎖信号および入賞信号の何れかの信号で、後半3ビットが入賞装置を特定する入賞装置特定信号となっている4ビット信号である。
そして、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48に対応する入賞球検出センサ77からの検出信号の入力があると、前記第1記憶手段80が記憶する開閉状態に基づいて対応する可変入賞装置41〜48の開閉状態を変更する必要があるかを判定し、開閉状態を変更する場合には、開閉状態を変更する可変入賞装置41〜48を特定する入賞装置特定信号と、開放信号または閉鎖信号とが前記信号出力手段82から駆動回路84に出力され、これら信号の出力後に停止信号を駆動回路84に出力するよう設定される。そして、駆動回路84は、開放信号が入力された場合には、入賞装置特定信号により特定される可変入賞装置41〜48のキープソレノイド60を第1の通電状態となるよう通電制御し、開放信号が入力された場合には、入賞装置特定信号により特定される可変入賞装置41〜48のキープソレノイド60を第2の通電状態となるよう通電制御すると共に、停止信号の入力により、当該キープソレノイド60への通電を停止して、キープソレノイド60を開放状態または閉鎖状態で保持するようになっている。
また、前記第1記憶手段80は、前記信号出力手段82から開放信号が出力された場合には、該開放信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する可変入賞装置41〜48を開放状態として記憶する一方、該信号出力手段82から閉鎖信号が出力された場合には、該閉鎖信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する可変入賞装置41〜48を閉鎖状態として記憶するよう設定されている。
そして、前記入賞球検出センサ77から検出信号が入力されると、前記信号出力手段82は、前記入賞信号と、検出信号を入力した入賞球検出センサ77に対応する入賞装置特定信号とを前記試射試験手段PCに出力するよう設定されている。更に、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態を変更する場合には、前記信号出力手段82は、前記駆動回路84に対して出力した入賞装置特定信号、開放信号または閉鎖信号と同じ信号を前記試射試験手段PCに対して出力するよう設定されている。
前記信号出力手段82から試射試験手段PCに対する信号の出力制御に関し、図10〜図12を用いて更に詳細に説明する。なお、図10〜図12において、信号出力手段82が出力する入賞装置特定信号により特定される入賞装置30,41〜48(入賞口34a〜34c,41a〜48a)を、実施例で用いた符号で示すようにした。従って、例えば図10の欄A−1においては、演出用入賞装置30の中央入賞口34aを特定する入賞装置特定信号が出力されることを示している。
(演出用入賞装置の各入賞口への入賞に対する信号出力制御について)
前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aに対応する入賞球検出センサ77からの検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、入賞信号と中央入賞口34aを特定する入賞装置特定信号とからなる4ビット信号を前記試射試験手段PCに対して出力(図10の欄A−1)した後に、第1可変入賞装置41に対する開放信号と第1可変入賞装置41を特定する入賞装置特定信号、第3可変入賞装置43に対する開放信号と第3可変入賞装置43を特定する入賞装置特定信号、第5可変入賞装置45に対する開放信号と第5可変入賞装置45を特定する入賞装置特定信号の3種類の4ビット信号を試射試験手段PCに出力するよう設定されている(図10の欄A−2〜A−4)。また、前記演出用入賞装置30の右入賞口34bに対応する入賞球検出センサ77からの検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、入賞信号と右入賞口34bを特定する入賞装置特定信号とからなる4ビット信号を試射試験手段PCに対して出力した後に、第3可変入賞装置43に対する開放信号と第3可変入賞装置43を特定する入賞装置特定信号とからなる4ビット信号を試射試験手段PCに出力するよう設定される(図10の欄B−1,B−2)。更に、前記演出用入賞装置30の左入賞口34cに対応する入賞球検出センサ77からの検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、入賞信号と左入賞口34cを特定する入賞装置特定信号とからなる4ビット信号を前記試射試験手段PCに対して出力した後に、第5可変入賞装置45に対する開放信号と第5可変入賞装置45を特定する入賞装置特定信号とからなる4ビット信号を試射試験手段PCに出力するよう設定される(図10の欄C−1,C−2)。
(第1〜第6可変入賞装置の各入賞口への入賞に対する信号出力制御について)
次に、相互に連動する第1可変入賞装置41と第2可変入賞装置42、第3可変入賞装置43と第4可変入賞装置44、第5可変入賞装置45と第6可変入賞装置46の夫々に対するパチンコ球Bの入賞に対する信号の出力制御形態につき説明する。なお実施例では、第1可変入賞装置41と第2可変入賞装置42、第3可変入賞装置43と第4可変入賞装置44、第5可変入賞装置45と第6可変入賞装置46の各組み合わせにおける信号の制御態様は同一に設定されており、以下の説明では、第1可変入賞装置41と第2可変入賞装置42の組み合わせに対する信号の出力制御形態についてのみ説明する。すなわち、第3および第5可変入賞装置43,45に対しては、パチンコ球Bの入賞に対して、第1可変入賞装置41と同様の信号出力制御がなされ、第4および第6可変入賞装置44,46に対しては、パチンコ球Bの入賞に対して、第2可変入賞装置42と同様の信号出力制御がなされるようになっている。
(第1可変入賞装置の入賞口への入賞に対する信号出力制御)
前記主制御装置CTの第1記憶手段80が前記第1可変入賞装置41を閉鎖状態として記憶している状態で第1可変入賞装置41に対応する入賞球検出センサ77から検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、入賞信号を伴った第1可変入賞装置41に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力(図11の欄D−1)した後に、開放信号を伴った当該第1可変入賞装置41に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図11の欄D−2)。すなわち、第1可変入賞装置41は、前述のように前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aへパチンコ球Bが入賞した場合に加えて、当該第1可変入賞装置41の開閉部材54,55が閉鎖位置にある状態で入賞口41aにパチンコ球Bが入賞した場合に、開閉部材54,55が閉鎖位置から開放位置に変位して入賞口41aを開放するようになっている。なお、前記第3可変入賞装置43および第5可変入賞装置45の場合には、前述したように前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aへパチンコ球Bが入賞した場合に加えて、該演出用入賞装置30における対応の左右の入賞口34b,34cに入賞した場合に、開閉部材54,55が閉鎖位置から開放位置に変位して入賞口43aまたは入賞口45aを開放し、更に第3可変入賞装置43および第5可変入賞装置45の入賞口43a,45aにパチンコ球が入賞した場合にも対応する入賞口43aまたは入賞口45aが開放するものである。
また、前記主制御装置CTの第1記憶手段80が前記第1可変入賞装置41を開放状態として記憶している状態で第1可変入賞装置41に対応する入賞球検出センサ77から検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、該検出信号が入力される毎に入賞信号を伴った第1可変入賞装置41に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力(図11の欄D−3)し、この入賞信号の出力回数が前記第1記憶手段80に記憶される。そして、前記主制御装置CTの第1記憶手段80が第1可変入賞装置41を開放状態として記憶している状態において、第1可変入賞装置41に対応する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記信号出力手段82から予め定めた回数(実施例では2回)出力(図11の欄D−3,D−4)された後に、閉鎖信号を伴った第1可変入賞装置41に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図11の欄D−5)。更にその後に、前記第2可変入賞装置42に対する開放信号および入賞装置特定信号を4ビット信号として試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図11の欄D−6)。すなわち、実施例に係るパチンコ機10は、第1可変入賞装置41の開閉部材54,55が開放した状態で入賞口41aに所定個数(実施例では2個)のパチンコ球Bが入賞すると、当該第1可変入賞装置41の開閉部材54,55を閉成して、第2可変入賞装置42の開閉部材54,55を開放するよう構成される。
(第2可変入賞装置の各入賞口への入賞に対する信号出力制御)
前記主制御装置CTの第1記憶手段80が第2可変入賞装置42を閉鎖状態として記憶している状態で第2可変入賞装置42に対応する入賞球検出センサ77から検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、入賞信号を伴った第2可変入賞装置42に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力(図11の欄E−1)した後に、開放信号を伴った当該第2可変入賞装置42に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図11の欄E−2)。すなわち、第2可変入賞装置42は、前述のように前記第1可変入賞装置41へパチンコ球Bが入賞した場合に加えて、当該第2可変入賞装置42の開閉部材54,55が閉鎖位置にある状態で入賞口42aに1個のパチンコ球Bが入賞した場合に、開閉部材54,55が閉鎖位置から開放位置に変位して入賞口42aを開放するよう構成される。
また、前記主制御装置CTの第1記憶手段80が前記第2可変入賞装置42を開放状態として記憶している状態で第2可変入賞装置42に対応する入賞球検出センサ77から検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、該検出信号が入力される毎に入賞信号を伴った第2可変入賞装置42に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力(図11の欄E−3)し、この入賞信号の出力回数が前記第1記憶手段80に記憶される。そして、前記主制御装置CTの第1記憶手段80が第2可変入賞装置42を開放状態として記憶している状態において、第2可変入賞装置42に対応する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記信号出力手段82から予め定めた回数(実施例では1回)出力(図11の欄E−3)された後に、閉鎖信号を伴った第2可変入賞装置42に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図11の欄E−4)。すなわち、実施例に係る第2可変入賞装置42は、該第2可変入賞装置42の開閉部材54,55が開放した状態で所定個数(実施例では1個)のパチンコ球Bが入賞すると、当該第2可変入賞装置42の開閉部材54,55を閉成するよう構成されている。
(第7および第8可変入賞装置の各入賞口への入賞に対する信号出力制御について)
次に、前記第7可変入賞装置47と第8可変入賞装置48の入賞口47a,48aに対するパチンコ球Bの入賞に対する信号の出力制御形態につき説明する。なお、前記第7可変入賞装置47および第8可変入賞装置48の夫々は、同一の制御態様に設定されており、以下の説明では、第7可変入賞装置47の入賞口47aに係るパチンコ球Bの入賞に対する信号の出力制御形態についてのみ説明する。
前記主制御装置CTの第1記憶手段80が第7可変入賞装置47を閉鎖状態として記憶している状態で対応する入賞球検出センサ77から検出信号が入力された場合には、信号出力手段82は、入賞信号を伴った第7可変入賞装置47に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力(図12の欄F−1)した後に、開放信号を伴った当該第7可変入賞装置47に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図12の欄F−2)。そして、前記主制御装置CTの第1記憶手段80が前記第7可変入賞装置47を開放状態として記憶している状態で対応する入賞球検出センサ77から検出信号が入力された場合には、前記信号出力手段82は、該検出信号が入力される毎に入賞信号を伴った第7可変入賞装置47に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力(図12の欄F−3)し、この入賞信号の出力回数が前記第1記憶手段80に記憶される。そして、前記主制御装置CTの第1記憶手段80が第7可変入賞装置47を開放状態として記憶している状態において、第7可変入賞装置47に対応する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記信号出力手段82から予め定めた回数(実施例では2回)出力(図12の欄F−3,F−4)された後に、閉鎖信号を伴った第7可変入賞装置47に対応する入賞装置特定信号を4ビット信号として前記試射試験手段PCへ出力するよう設定される(図12の欄F−5)。すなわち、第7可変入賞装置47は、閉鎖状態で1個のパチンコ球が入賞することで開閉部材54,55を開放し、第7可変入賞装置47の開閉部材54,55が開放した状態で入賞口47aに所定個数(実施例では2個)のパチンコ球Bが入賞すると、当該第7可変入賞装置47の開閉部材54,55を閉成するよう構成される。
また、前記主制御装置CTは、パチンコ機10への電源投入時には、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48のキープソレノイド60を第1の通電状態として各可変入賞装置41〜48の開閉部材54,55を閉鎖位置に変位させたもとで通電停止する初期化処理が行なわれるよう制御され、これにより前記第1記憶手段80が各可変入賞装置41〜48の開閉状態を正確に記憶するようになっている。また、前記主制御装置CTと試射試験手段PCとを電気的に配線接続した際には、前記第1記憶手段80が記憶している各可変入賞装置41〜48の開閉状態を前記主制御装置CTの信号出力手段82から試射試験手段PCに出力する状態認識処理が行なわれるよう制御される。従って、パチンコ機10への電源投入時には、前記主制御装置CTの信号出力手段82から試射試験手段PCに対して、閉鎖信号と入賞装置特定信号とからなる4ビット信号が全ての可変入賞装置41〜48に対応して出力される。
(試射試験手段における制御態様について)
次に、前記主制御装置CTの信号出力手段82から各種信号が入力された試射試験手段PCでの制御態様につき説明する。
前記試射試験手段PCには、図1に示すように、前記信号出力手段82から出力された各種信号(開放信号、閉鎖信号、入賞信号、入賞装置特定信号)が入力される信号入力手段90と、信号入力手段90に入力された各種信号に基づいて、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態を個別に記憶するRAM等の記憶内容を書換え可能な第2記憶手段(記憶手段)92と、信号入力手段90に入力された各種信号および第2記憶手段92が記憶する第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態に基づいて、各入賞装置30,41〜49の入賞口34a〜34c,41a〜49aへの入賞球を判定する入賞球判定手段94と、該入賞球判定手段94の判定に基づいて入賞球数をカウントするカウント手段96とが設けられている。そして、前記第2記憶手段92は、前記信号入力手段90に対して開放信号が入力された場合には、該開放信号に併せて入力された入賞装置特定信号に対応する第1〜第8可変入賞装置41〜48を開放状態として記憶する一方、該信号入力手段90に対して閉鎖信号が入力された場合には、該閉鎖信号に併せて入力された入賞装置特定信号に対応する第1〜第8可変入賞装置41〜48を閉鎖状態として記憶するよう設定されている。また、前記カウント手段96がカウントした入賞球数は、前記第2記憶手段92に記憶され、該カウント手段96のカウント毎に第2記憶手段92が記憶する入賞球数が書き換えられるようになっている。ここで、前記第2記憶手段92が記憶するデータとしては、全入賞口31a,34a,34b,34c,41a〜48a,49aへの入賞総数、各入賞口31a,34a,34b,34c,41a〜48a,49aの個別の入賞球数、可変入賞装置41〜48(後述)の開閉状態に応じた入賞口41a〜48aへの入賞球数等に関するものであり、該第2記憶手段92の記憶内容に基づいて各入賞球数に関する所定の単位時間あたりの実データを試射試験手段PCで算出するよう設定されている。
(入賞口の入賞領域が可変しない入賞装置)
入賞口34a〜34c,41a〜49aの入賞領域が拡縮しない前記演出用入賞装置30および固定入賞装置49のパチンコ球Bが入賞した場合につき説明する。演出用入賞装置30における中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cにパチンコ球Bが入賞したことにより、パチンコ球Bが入賞した演出用入賞装置30(入賞口34a〜34c)を特定した入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に入力されると、前記入賞球判定手段94は、信号入力手段90に入力された入賞装置特定信号に対応する演出用入賞装置30の入賞口34a〜34cにパチンコ球Bが入賞したものとして判定する(図10のA−1,B−1,C−1)。同様に、前記固定入賞装置49の入賞口49aにパチンコ球Bが入賞したことにより、固定入賞装置49(入賞口49a)を特定した入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に入力されると、前記入賞球判定手段94は、固定入賞装置49の入賞口49aにパチンコ球Bが入賞したものとして判定する。そして、この入賞球判定手段94の判定に従って、前記カウント手段96が演出用入賞装置30の中央入賞口34a、左右の入賞口34b,34c、固定入賞装置49の入賞口49a毎に入賞球数を個別にカウントする。すなわち、前記演出用入賞装置30の中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cや固定入賞装置49の入賞口49aにパチンコ球Bが入賞した場合には、各入賞口34a〜34c,49aに入賞したパチンコ球Bの数がそのまま入賞球数としてカウントされる。
(第1〜第8可変入賞装置について)
次に、開閉部材54,55の開閉により入賞口41a〜48aの入賞領域が拡縮する第1〜第8可変入賞装置41〜48にパチンコ球Bが入賞した場合につき説明する。前記第2記憶手段92が第1〜第8可変入賞装置41〜48を開放状態として記憶している状態で、パチンコ球Bが入賞した入賞装置41〜48を特定した入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に入力されると、前記入賞球判定手段94は、該入賞装置特定信号に対応した第1〜第8可変入賞装置41〜48が開放している状態におけるパチンコ球Bの入賞として判定するよう設定されている(図11の欄D−3,D−4,E−3、図12の欄F−3,F−4)。また、前記第2記憶手段92が第1〜第8可変入賞装置41〜48を閉鎖状態として記憶している状態で、パチンコ球Bが入賞した入賞装置41〜48を特定した入賞装置特定信号を伴った入賞信号が前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に入力されると、前記入賞球判定手段94は、該入賞装置特定信号に対応した第1〜第8可変入賞装置41〜48が閉鎖している状態におけるパチンコ球Bの入賞として判定するよう設定される(図11の欄D−1,E−1、図12の欄F−1)。そして、この入賞球判定手段94の判定に基づいて、前記第1〜第8可変入賞装置41〜48毎に開放時の入賞球数と閉鎖時の入賞球とを前記カウント手段96が個別にカウントするよう構成される。
このように、この試射試験手段PCの信号入力手段90に対して、入賞信号と入賞装置特定信号とが入力されることにより、何れの入賞装置30,41〜49の入賞口34a〜34c,41a〜49aに対するパチンコ球Bの入賞があったかを入賞球判定手段94が判定することができるから、各入賞装置30,41〜49に対する個別の入賞球の総数を正確に判定することができる。更に、各入賞装置30,41〜49に対する個別の入賞球の総数を判定することで、全入賞装置30,41〜49に対する入賞球の総数をも正確に判定することができる。
ここで、図10〜図12に示すように、主制御装置CTに設けた第1記憶手段80には、前記信号出力手段82から開放信号が出力された場合には、該開放信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する前記第1〜第8可変入賞装置41〜48を開放状態として記憶される一方、該信号出力手段82から閉鎖信号が出力された場合には、該閉鎖信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する前記第1〜第8可変入賞装置41〜48を閉鎖状態として記憶される。そして、前記信号出力手段82からは、前記第1記憶手段80が記憶する各可変入賞装置41〜48の開閉状態に基づいて、前記試射試験手段PCの信号入力手段90に対して開放信号または閉鎖信号に併せて入賞装置特定信号が入力されるから、該信号入力手段90に入力された開放信号または閉鎖信号と入賞装置特定信号とに基づいて、前記第2記憶手段92の記憶状態を書き換えることにより、第1記憶手段80が記憶する全ての可変入賞装置41〜48の開閉状態と、第2記憶手段92が記憶する全ての可変入賞装置41〜48の開閉状態とが一致した状態となる(図10の欄A2〜4,B−2,C−2、図11の欄D−2,D−5,D−6,E−2,E−4、図12の欄F−2,F−5)。
そして、前記第1記憶手段80が開放状態を記憶している可変入賞装置41〜48に対して入賞があった場合には、前述したように、当該入賞があった可変入賞装置41〜48を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が信号入力手段90に入力され、このとき入賞装置特定信号に対応する可変入賞装置41〜48に関して第2記憶手段92も開放状態を記憶しているから、入賞球判定手段94は入賞装置特定信号により特定される可変入賞装置41〜48の開放時における入賞として判定することになる。すなわち、入賞球判定手段94が判定した入賞球と可変入賞装置41〜48の開閉状態との関係は、パチンコ機10において実際に入賞した可変入賞装置41〜48の開閉状態と一致する。そして、前記第1記憶手段80が閉鎖状態を記憶している可変入賞装置41〜48に対して入賞があった場合にも同様に、入賞球判定手段94が判定した入賞球と可変入賞装置41〜48の開閉状態との関係は、パチンコ機10において実際に入賞した可変入賞装置41〜48の開閉状態と一致することになる。すなわち、各可変入賞装置41〜48について、開閉部材54,55が開放している状態でのパチンコ球Bの入賞球数と、開閉部材54,55が閉鎖している状態でのパチンコ球Bの入賞球数とを、試射試験手段PC(入賞球判定手段94)で明確に区別して識別することができ、正確な入賞球検査を行ない得る。
更に、前記試射試験手段PCの信号入力手段90に対して入力される前記開放信号や閉鎖信号は、パチンコ機10自体の主制御装置CTがキープソレノイド60を開閉制御する際に利用する信号である。このため、第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態に応じた入賞球数を検査するに際して、遊技盤20等に開閉部材54,55の開閉状態を検知する別部材を取り付けることなく各入賞口41a〜48aへの入賞球数を正確に検査することができ、検査コストの増大を防止し得ると共に、検査作業性の向上を図り得る。
(第1〜第6可変入賞装置について)
更に、開閉部材54,55の開閉状態が連動して変化する第1可変入賞装置41と第2可変入賞装置42、第3可変入賞装置43と第4可変入賞装置44、第5可変入賞装置45と第6可変入賞装置46の各組み合わせにおいて、各可変入賞装置41〜46の開閉状態とパチンコ球Bの入賞との関係に基づいた入賞球判定につき詳細に説明する。なお、第1可変入賞装置41と第2可変入賞装置42、第3可変入賞装置43と第4可変入賞装置44、第5可変入賞装置45と第6可変入賞装置46の各組み合わせにおける入賞球判定は同一に設定されており、以下の説明では、第1可変入賞装置41と第2可変入賞装置42の組み合わせに係るパチンコ球Bの入賞に対する入賞球判定についてのみ説明する。
(第1可変入賞装置の入賞口への入賞に対する信号出力制御)
前記第2記憶手段92が前記第1可変入賞装置41を閉鎖状態として記憶している状態で前記信号入力手段90に対して第1可変入賞装置41を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、前記入賞球判定手段94は、該第1可変入賞装置41の閉鎖時における入賞として判定(図11の欄D−1)して、前記カウント手段96が第1可変入賞装置41の閉鎖状態での入賞球数をカウントする。前記信号入力手段90に対して第1可変入賞装置41を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された後には、前述したように、前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に対して第1可変入賞装置41を特定する入賞装置特定信号を伴った開放信号が入力されるから、前記第2記憶手段92における第1可変入賞装置41の開閉状態の記憶が閉鎖状態から開放状態に書き換えられる(図11の欄D−2)。そして、前記第2記憶手段92が前記第1可変入賞装置41を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段90に対して第1可変入賞装置41を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、前記入賞球判定手段94は、該第1可変入賞装置41の開放時における入賞として判定して(図11の欄D−3,D−4)、前記カウント手段96が第1可変入賞装置41の開放状態での入賞球数をカウントする。
前記第2記憶手段92が第1可変入賞装置41を開放状態として記憶している状態において、入賞信号および第1可変入賞装置41に対応する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が予め定めた回数(実施例では2回)だけ前記信号入力手段90に入力された後には、前述したように、前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に対して、第1可変入賞装置41を特定する入賞装置特定信号を伴った閉鎖信号が入力されると共に、第2可変入賞装置42を特定する入賞装置特定信号を伴った開放信号が入力される。従って、前記第2記憶手段92における第1可変入賞装置41の開閉状態の記憶が開放状態から閉鎖状態に書き換えられると共に(図11の欄D−5)、第2可変入賞装置42の開閉状態の記憶が閉鎖状態から開放状態に書き換えられる(図11の欄D−6)。
前記第2記憶手段92が前記第2可変入賞装置42を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段90に対して第2可変入賞装置42を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、前記入賞球判定手段94は、該第2可変入賞装置42の開放時における入賞として判定して(図11の欄E−3)、前記カウント手段96が第2可変入賞装置42の開放状態での入賞球数をカウントする。前記信号入力手段90に対して第2可変入賞装置42を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された後には、前述したように、前記主制御装置CTの信号出力手段82から信号入力手段90に対して、第2可変入賞装置42を特定する入賞装置特定信号を伴った閉鎖信号が入力されるから、前記第2記憶手段92における第2可変入賞装置42の開閉状態の記憶が開放状態から閉鎖状態に書き換えられる(図11の欄E−4)。
このように、パチンコ球Bの入賞により開閉部材54,55の開閉状態が連動する第1可変入賞装置41(第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45)と、対応する第2可変入賞装置42(第4可変入賞装置44、第6可変入賞装置46)とを設けた場合であっても、主制御装置CTにおける信号出力手段82から開放信号、閉鎖信号および入賞信号の出力に併せて可変入賞装置41〜46を特定する入賞装置特定信号が出力されるよう設定したことで、何れの可変入賞装置41〜46に対応した開放信号、閉鎖信号、入賞信号が入力されたかを試射試験手段PC(入賞球判定手段94)で判定して、第2記憶手段92に第1可変入賞装置41(第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45)および第2可変入賞装置42(第4可変入賞装置44、第6可変入賞装置46)の開閉状態を個別に記憶することができる。従って、前記第2記憶手段92が記憶している可変入賞装置41〜46の開閉状態と、信号入力手段90に入力される入賞装置特定信号および入賞信号とに基づいて入賞球判定手段94が入賞球を判定することで、第1可変入賞装置41(第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45)における開閉部材54,55が開放している状態での第1可変入賞装置41(第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45)への入賞球数と、該第1可変入賞装置41(第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45)における開閉部材54,55が閉鎖している状態での第1可変入賞装置41(第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45)への入賞球数と、第2可変入賞装置42(第4可変入賞装置44、第6可変入賞装置46)における開閉部材54,55が開放している状態での第2可変入賞装置44(第4可変入賞装置44、第6可変入賞装置46)への入賞球数と、該第2可変入賞装置42(第4可変入賞装置44、第6可変入賞装置46)における開閉部材54,55が閉鎖している状態での第2可変入賞装置42(第4可変入賞装置44、第6可変入賞装置46)への入賞球数とを、正確に区別して識別することができる。すなわち、開閉状態が連動する第1〜第6可変入賞装置41〜46を設けることにより、開閉部材54,55の開閉状態と各可変入賞装置41〜46へ入賞したパチンコ球Bとの関係が複雑になっても、試射試験手段PCが正確に識別できるから、各可変入賞装置41〜46の入賞口41a〜46aへの入賞球数を開閉部材54,55の開閉状態に合わせて正確に検査することができる。
また、実施例では、第1可変入賞装置41、第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45の夫々は、演出用入賞装置30における中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cへのパチンコ球Bの入賞との関係においても、開閉部材54,55の開閉状態が連動して開放するよう構成されて、各可変入賞装置41〜46の開閉状態と入賞したパチンコ球Bとの対応関係がより一層複雑になっている。この場合も、前述と同様に、演出用入賞装置30における中央入賞口34aおよび左右の入賞口34b,34cへのパチンコ球Bの入賞に応じて、第1可変入賞装置41、第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45を特定する入賞装置特定信号と開放信号とが前記主制御装置CTの信号出力手段82から試射試験手段PCの信号入力手段90に入力されることで、該試射試験手段PCの第2記憶手段92が第1可変入賞装置41、第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45の開閉状態を正確に記憶することができる。これにより、第1可変入賞装置41、第3可変入賞装置43、第5可変入賞装置45に対する入賞装置特定信号と入賞信号とが信号入力手段90に入力された際には、何れの入賞装置41,43,45へのパチンコ球Bの入賞かを正確に識別し得ると共に、第2記憶手段92の記憶に基づいて、これら第1、第3、第5可変入賞装置41,43,45の開閉状態も正確に識別することができるから、各入賞装置41,43,45の入賞口41a,43a,45aへの入賞球数を開閉部材54,55の開閉状態に合わせて正確に把握して検査することが可能となる。
更に、前記第1〜第6可変入賞装置41〜46が開放している状態では、開放している可変入賞装置41〜46に対応する入賞信号が前記信号出力手段82から予め定めた回数だけ出力された後に、当該開放している可変入賞装置41〜46に対応する閉鎖信号および入賞装置特定信号が出力される。従って、可変入賞装置41〜46を開放させたまま複数個のパチンコ球Bを入賞させたとしても、試射試験手段PCにおいて各可変入賞装置41〜46の夫々の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することが可能となる。
また、主制御装置CTは、パチンコ機10の全体を制御する関係上、前記第1記憶手段80が第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態を記憶するのに利用可能な記憶容量には限界がある。すなわち、前述のように第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態を第1記憶手段80に記憶させるだけであれば、データ量も小さく、第1記憶手段80の記憶容量を圧迫する虞はないものの、各入賞装置30,41〜49の入賞球数や開閉状態に応じた入賞球数等までをも第1記憶手段80に記憶させるには、データ量が膨大となることから困難である。なお、第1記憶手段80として大容量の記憶手段を採用すれば、該第1記憶手段80に入賞球数を記憶させることは可能となるが、セキュリティ等の関係からパチンコ機10の主制御装置CTには規定のものを採用することが規則上義務付けられており、第1記憶手段80の大容量化を図ることは事実上不可能である。ここで、実施例では、パチンコ機10の外部に設けた試射試験手段PCに第2記憶手段92を設けて、該第2記憶手段92に第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉状態や、各入賞装置30,41〜49の入賞球数、可変入賞装置41〜48の開閉状態に応じた入賞球数等を記憶するよう構成されているから、パチンコ機10の主制御装置CTに搭載する第1記憶手段80の記憶容量を変更することなく入賞球数の検査を確実になし得る利点がある。
また、パチンコ機10の電源投入時に前記信号出力手段82が全ての可変入賞装置41〜48に対する閉鎖信号を試射試験手段PCへ出力するよう設定したことで、各可変入賞装置41〜48における開閉部材54,55の状態を該試射試験手段PCが認識することができ、各可変入賞装置41〜48の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することができる。
ところで、入賞口41a〜48aに入賞したパチンコ球Bの重量により機械的に開閉部材54,55を動作させる構成では、開閉部材54,55の開閉不良が発生した場合には、第1記憶手段80や第2記憶手段92が記憶する可変入賞装置41〜48の開閉状態と、実際の可変入賞装置41〜48の開閉状態とが異なることが起こり得る。そこで、実施例では、第1〜第8可変入賞装置41〜48の開閉部材54,55を開閉する駆動源としてキープソレノイド60を用いたことで、該可変入賞装置41〜48の入賞口41a〜48aへ入賞するパチンコ球Bの飛び込み方向や速度とは関係なく入賞したパチンコ球Bを入賞球検出センサ77が確実に検出することができる。すなわち、入賞球検出センサ77の検出信号に基づいて各可変入賞装置41〜48の開閉部材54,55を開閉作動させることができるから、第1記憶手段80や第2記憶手段92が記憶する可変入賞装置41〜48の開閉状態と、実際の可変入賞装置41〜48の開閉状態とを確実に一致させることができ、試射試験手段PCにおける入賞球の検査結果の信頼性を向上し得る。
また、実施例に係るパチンコ機10のように、入賞口34a〜34c,41a〜48aへのパチンコ球Bの入賞に応じて開閉部材54,55を開閉させる仕様では、入賞間隔によって開閉部材54,55が閉鎖位置や開放位置で長時間保持されることがある。そこで、実施例に係るパチンコ機10では、各可変入賞装置41〜48の開閉部材54,55を開閉駆動する駆動源としてキープソレノイド60を用いたことで、該キープソレノイド60に通電することなく開閉部材54,55を閉鎖位置や開放位置で保持でき、ソレノイド60の発熱等の不具合が発生することはない。
〔変更例〕
なお、本発明に係る入賞球検査システムとしては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
実施例では、可変入賞装置の開閉部材を開閉駆動するキープソレノイドとして、プランジャを弾性部材の弾性力により常に前方へ向けて付勢するよう構成されたものを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、通電によりプランジャを移動させる2つのコイルを独立して備え、一方のコイルに対して通電(第1の通電状態)して励磁することでプランジャが後方移動し、永久磁石の吸着力により通電停止してもプランジャが後方移動した状態で保持されると共に、他方のコイルに通電(第2の通電状態)して励磁することでプランジャが前方移動し、永久磁石の吸着力により通電停止してもプランジャが前方移動した状態で保持されるよう構成されたタイプのキープソレノイドも好適に採用し得る。
実施例では、遊技機側に設けた制御手段の信号出力手段から開放信号、閉鎖信号および入賞信号の出力に併せて可変入賞装置を特定する入賞装置特定信号を試射試験手段の信号入力手段へ出力するよう設定したが、可変入賞装置が単数設けられた遊技機に対しては、信号出力手段から開放信号、閉鎖信号および入賞信号の夫々が出力されるよう設定してもよい。この場合でも、信号出力手段から出力される開放信号、閉鎖信号に応じて、試射試験手段の記憶手段の記憶状態を書き換えることで、実施例と同様に、可変入賞装置の開閉状態に応じた遊技球の入賞を正確に判定することができる。すなわち、試射試験手段の記憶手段は、信号入力手段に対して開放信号が入力された場合には可変入賞装置を開放状態として記憶する一方、該信号入力手段に対して閉鎖信号が入力された場合には可変入賞装置を閉鎖状態として記憶するよう設定される。そして、入賞球判定手段は、この記憶手段が可変入賞装置を開放状態として記憶している状態で信号入力手段に対して入賞信号が入力された場合には、可変入賞装置の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段が可変入賞装置を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段に対して入賞信号が入力された場合には、可変入賞装置の閉鎖時における入賞として判定するよう設定される。
実施例は、2つの可変入賞装置(第1可変入賞装置と第2可変入賞装置、第3可変入賞装置と第4可変入賞装置、第5可変入賞装置と第6可変入賞装置)において、遊技球の入賞により開閉部材の開閉状態が連動して変化する例を示したが、遊技球の入賞により3つ以上の可変入賞装置が連動するよう構成してもよい。これとは反対に、連動しない可変入賞装置(すなわち実施例における第7、第8可変入賞装置)のみを設けるよう構成することも可能である。
実施例では、可変入賞装置とは別に設けた演出用入賞装置の入賞口への遊技球の入賞により、可変入賞装置における開閉部材が連動して開放するよう構成したが、これに限られるものではなく、可変入賞装置における開閉部材の開閉を演出用入賞装置の入賞口への入賞とは独立させることも当然可能である。
また、本発明に係る入賞球検査システムは、以下のように構成することも可能である。
(A) 請求項1に係る入賞球検査システムに関して、前記制御手段(CT)は、前記信号出力手段(82)から開放信号が出力された場合には前記入賞装置(41〜48)を開放状態として記憶する一方、該信号出力手段(82)から閉鎖信号が出力された場合には入賞装置(41〜48)を閉鎖状態として記憶する記憶手段(80)を有し、
前記信号出力手段(82)は、
前記制御手段(CT)の記憶手段(80)が前記入賞装置(41〜48)を閉鎖状態として記憶している状態で前記入賞球検出手段(77)から検出信号が入力された場合には、前記試射試験手段(PC)に対して入賞信号を出力した後に開放信号を出力するよう設定されると共に、
前記制御手段(CT)の記憶手段(80)が前記入賞装置(41〜48)を開放状態として記憶している状態で前記入賞球検出手段(77)から検出信号が入力された場合には、該検出信号が入力される毎に前記試射試験手段(PC)に対して入賞信号を出力し、入賞信号の出力回数が予め定めた回数に達した後に閉鎖信号を出力するよう設定されることを要旨とする。
この構成によれば、制御手段に設けた記憶手段に、前記信号出力手段から開放信号が出力された場合には入賞装置を開放状態として記憶させると共に、該信号出力手段から閉鎖信号が出力された場合には入賞装置を閉鎖状態として記憶させたから、該記憶手段の記憶に基づいて前記信号出力手段から試射試験手段に対して入賞信号と、開放信号または閉鎖信号とを出力するよう構成することにより、該試射試験手段において入賞装置の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することができる。
また、前記入賞装置が開放している状態では、前記信号出力手段から予め定めた回数だけ入賞信号が出力された後に閉鎖信号が出力されるから、入賞装置を開放させたまま複数個の遊技球を入賞させたとしても、試射試験手段において入賞装置の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することが可能である。
(B) 請求項2に係る入賞球検査システムに関して、前記制御手段(CT)は、前記信号出力手段(82)から開放信号が出力された場合には、該開放信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置(41,43,45)または第2の入賞装置(42,44,46)を開放状態として記憶する一方、該信号出力手段(82)から閉鎖信号が出力された場合には、該閉鎖信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置(41,43,45)または第2の入賞装置(42,44,46)を閉鎖状態として記憶する記憶手段(80)を有し、
前記信号出力手段(82)は、
前記制御手段(CT)の記憶手段(80)が前記第1の入賞装置(41,43,45)を閉鎖状態として記憶している状態で第1の入賞装置(41,43,45)に対応する入賞球検出手段(77)から検出信号が入力された場合には、入賞信号に併せて第1の入賞装置(41,43,45)に対応する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)へ出力した後に、開放信号に併せて当該第1の入賞装置(41,43,45)に対応する入賞装置特定信号を試射試験手段(PC)へ出力するよう設定され、
前記制御手段(CT)の記憶手段(80)が前記第1の入賞装置(41,43,45)を開放状態として記憶している状態で第1の入賞装置(41,43,45)に対応する入賞球検出手段(77)から検出信号が入力された場合には、該検出信号が入力される毎に入賞信号に併せて第1の入賞装置(41,43,45)に対応する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)へ出力し、入賞信号の出力回数が予め定めた回数に達した後に、閉鎖信号に併せて第1の入賞装置(41,43,45)に対応する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)へ出力して、更にその後に前記第2の入賞装置(42,44,46)に対する開放信号および入賞装置特定信号を信号入力手段(90)へ出力するよう設定され、
前記制御手段(CT)の記憶手段(80)が前記第2の入賞装置(42,44,46)を閉鎖状態として記憶している状態で第2の入賞装置(42,44,46)に対応する入賞球検出手段(77)から検出信号が入力された場合には、入賞信号に併せて第2の入賞装置(42,44,46)に対応する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)へ出力した後に、開放信号に併せて当該第2の入賞装置(42,44,46)に対応する入賞装置特定信号を試射試験手段(PC)へ出力するよう設定され、
前記制御手段(CT)の記憶手段(80)が前記第2の入賞装置(42,44,46)を開放状態として記憶している状態で第2の入賞装置(42,44,46)に対応する入賞球検出手段(77)から検出信号が入力された場合には、該検出信号が入力される毎に入賞信号に併せて第2の入賞装置(42,44,46)に対応する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)へ出力し、入賞信号の出力回数が予め定めた回数に達した後に、閉鎖信号に併せて第2の入賞装置(42,44,46)に対応する入賞装置特定信号を前記試射試験手段(PC)へ出力するよう設定されることを要旨とする。
この構成によれば、制御手段に設けた記憶手段には、前記信号出力手段から開放信号が出力された場合には、該開放信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置または第2の入賞装置を開放状態として記憶される一方、該信号出力手段から閉鎖信号が出力された場合には、該閉鎖信号に併せて出力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置または第2の入賞装置を閉鎖状態として記憶される。これにより、該記憶手段の記憶に基づいて前記信号出力手段から試射試験手段に対して入賞信号に併せて入賞装置特定信号と、開放信号または閉鎖信号に併せて入賞装置特定信号とを出力することにより、該試射試験手段において第1の入賞装置および第2の入賞装置の夫々の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することができる。
また、前記第1の入賞装置や第2の入賞装置が開放している状態では、開放している入賞装置に対応する入賞信号が前記信号出力手段から予め定めた回数だけ出力された後に、当該開放している入賞装置に対応する閉鎖信号および入賞装置特定信号が出力されるから、第1の入賞装置や第2の入賞装置を開放させたまま複数個の遊技球を入賞させたとしても、試射試験手段において第1の入賞装置および第2の入賞装置の夫々の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することが可能である。
(C) 請求項1〜3の何れか一項、または前記(A),(B)に記載の入賞球検査システムに関して、前記信号出力手段(82)は、前記遊技機(10)への電源投入時には全ての入賞装置(41〜48)に対する閉鎖信号を前記試射試験手段(PC)へ出力するよう設定されることを要旨とする。
この構成によれば、遊技機の電源投入時に前記信号出力手段が全ての入賞装置に対する閉鎖信号を試射試験手段へ出力することで、各入賞装置における開閉部材の状態を該試射試験手段が認識することができ、各入賞装置の開閉状態に応じた正確な入賞球数を識別することができる。
本発明の実施例に係るパチンコ機の主制御装置および試射試験手段の接続状態を示すブロック図である。 実施例に係るパチンコ機の正面図を示すと共に、パチンコ機と機外の試射試験手段との接続状態を概略で示す説明図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る可変入賞装置の平面図である。 実施例に係る可変入賞装置の正面図である。 実施例に係る可変入賞装置の要部を示す概略平面図である。 実施例に係る可変入賞装置を示す側面図である。 実施例に係る可変入賞装置の作用を示す概略説明図であって、(a)は開閉部材の閉鎖状態を示し、(b)は開閉部材の開放状態を示す。 揺動部材および第1,第2羽根部材を示す平面図である。 実施例に係る演出用入賞装置に対する入賞に関して、主制御装置の制御処理と試射試験手段の制御処理との関係を示す説明図である。 実施例に係る第1および第2可変入賞装置に対する入賞に関して、主制御装置の制御処理と試射試験手段の制御処理との関係を示す説明図である。 実施例に係る第7可変入賞装置に対する入賞に関して、主制御装置の制御処理と試射試験手段の制御処理との関係を示す説明図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
30 演出用入賞装置(別の入賞装置)
34a 中央入賞口(別の入賞装置の入賞口)
34b 右入賞口(別の入賞装置の入賞口)
34c 左入賞口(別の入賞装置の入賞口)
41 第1可変入賞装置(入賞装置、第1の入賞装置)
42 第2可変入賞装置(入賞装置、第2の入賞装置)
43 第3可変入賞装置(入賞装置、第1の入賞装置)
44 第4可変入賞装置(入賞装置、第2の入賞装置)
45 第5可変入賞装置(入賞装置、第1の入賞装置)
46 第6可変入賞装置(入賞装置、第2の入賞装置)
47 第7可変入賞装置(入賞装置)
48 第8可変入賞装置(入賞装置)
41a〜48a 入賞口
54 開閉部材
55 開閉部材
60 キープソレノイド
77 入賞球検出センサ
82 信号出力手段
90 信号入力手段
92 第2記憶手段(試射試験手段の記憶手段)
94 入賞球判定手段
B パチンコ球(遊技球)
CT 主制御装置(制御手段)
PC 試射試験手段

Claims (3)

  1. 遊技球が入賞可能な入賞口を開放または拡大する開放位置と該入賞口を閉鎖または縮小する閉鎖位置とに変位可能な一対の開閉部材と、
    前記開閉部材に連繋接続されて前記入賞口への遊技球の入賞により該開閉部材を開閉駆動し、第1の通電状態では開閉部材を前記開放位置に変位させて通電停止により当該開放位置で開閉部材を停止保持する一方、第2の通電状態では開閉部材を前記閉鎖位置に変位させて通電停止により当該閉鎖位置で開閉部材を停止保持するキープソレノイドと、
    前記入賞口に入賞した遊技球を検出する入賞球検出手段とを備えた入賞装置が配設された遊技機に適用される入賞球数検査システムであって、
    前記遊技機に設けられ、前記入賞装置の入賞球検出手段から遊技球の検出信号が入力される制御手段と、
    前記遊技機の外部に設けられ、前記制御手段に対して電気的に配線接続される試射試験手段とを備え、
    前記制御手段には、前記入賞装置の入賞球検出手段からの検出信号の入力に基づいて、前記キープソレノイドを第1の通電状態とした後に通電停止する開放信号およびキープソレノイドを第2の通電状態とした後に通電停止する閉鎖信号の何れかの信号と、入賞信号とを、前記試射試験手段に対して出力する信号出力手段が設けられ、
    前記試射試験手段には、
    前記信号出力手段から出力された開放信号、閉鎖信号および入賞信号が入力される信号入力手段と、
    前記信号入力手段に対して開放信号が入力された場合には前記入賞装置を開放状態として記憶する一方、該信号入力手段に対して閉鎖信号が入力された場合には入賞装置を閉鎖状態として記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が入賞装置を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段に対して入賞信号が入力された場合には、入賞装置の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段が入賞装置を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段に対して入賞信号が入力された場合には、入賞装置の閉鎖時における入賞として判定する入賞球判定手段とが設けられる
    ことを特徴とする入賞球数検査システム。
  2. 前記遊技機は、前記入賞装置として、第1の入賞装置と、該第1の入賞装置が閉鎖した後に当該第1の入賞装置の閉鎖に連動して開放する第2の入賞装置とが設けられており、
    前記信号出力手段は、
    前記開放信号、閉鎖信号および入賞信号の出力に併せて、入賞装置を特定する入賞装置特定信号を前記試射試験手段の信号入力手段へ出力するよう設定されると共に、前記第1の入賞装置に対する閉鎖信号および入賞装置特定信号を出力した後には、前記第2の入賞装置に対する開放信号および入賞装置特定信号を信号入力手段へ出力するよう設定され、
    前記記憶手段は、
    前記第1の入賞装置および第2の入賞装置の開閉状態を個別に記憶し得るよう構成されて、前記信号入力手段に対して開放信号が入力された場合には、該開放信号に併せて入力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置または第2の入賞装置を開放状態として記憶する一方、該信号入力手段に対して閉鎖信号が入力された場合には、該閉鎖信号に併せて入力された入賞装置特定信号に対応する前記第1の入賞装置または第2の入賞装置を閉鎖状態として記憶するよう設定され、
    前記入賞球判定手段は、
    前記記憶手段が前記第1の入賞装置を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段に対して第1の入賞装置を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、該第1の入賞装置の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段が第1の入賞装置を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段に対して第1の入賞装置を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、当該第1の入賞装置の閉鎖時における入賞として判定するよう設定されると共に、
    前記記憶手段が前記第2の入賞装置を開放状態として記憶している状態で前記信号入力手段に対して第2の入賞装置を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、該第2の入賞装置の開放時における入賞として判定する一方、該記憶手段が第2の入賞装置を閉鎖状態として記憶している状態で信号入力手段に対して第2の入賞装置を特定する入賞装置特定信号を伴った入賞信号が入力された場合には、当該第2の入賞装置の閉鎖時における入賞として判定するよう設定される請求項1記載の入賞球数検査システム。
  3. 前記遊技機には、前記第1および第2の入賞装置とは別に、入賞口に対する遊技球の入賞領域を可変不能な別の入賞装置が設けられて、該別の入賞装置への遊技球の入賞に連動して第1の入賞装置が開放するよう構成され、
    前記信号出力手段は、前記別の入賞装置の入賞球検出手段からの検出信号の入力に基づいて、入賞信号と該別の入賞装置を特定する入賞装置特定信号とを前記試射試験手段の信号入力手段に対して出力した後に、前記第1の入賞装置に対する開放信号および入賞装置特定信号を出力するよう設定される請求項2記載の入賞球数検査システム。
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