JP4767124B2 - プラスチック製長尺通気材の製造方法 - Google Patents

プラスチック製長尺通気材の製造方法 Download PDF

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本発明はプラスチック製長尺通気材の製造方法、より詳細には、雨水や雪、あるいは虫類等の侵入を防止しつつ屋内外の換気を行わしめる棟換気材や軒下天井ボード部分、土台水切り部分等に設置される通気材として、あるいは、通気瓦桟等として用いられる、ポリプロピレン等のプラスチック製で長尺の通気材の製造方法に関するものである。
上記プラスチック製通気材の製造方法としては、幅方向に貫通する通気孔12を全長に亘って連設したプラスチックプレート11を複数枚積層し、前記積層したプラスチックプレートをヒートカッターにて切断し、切断と同時に該切断面を熱融着固定する方法(図6、特許第2683109号等)が知られている。
この製造方法においては、幅方向(図6においてA方向)に貫通する通気孔12を全長に亘って連設したプレスチックプレート11を複数枚重ね、適宜間隔D置きに溶断することにより、長さL、幅Dの長尺の通気材が複数本得られる(図6、図7)。その際、一端面を斜面にして断面が台形の通気材とするために、斜め方向に溶断することもある。
この製造方法によった場合は、得られる通気材の長さは、当然のことながら、当初のプラスチックプレートの長さLということになる。このプラスチックプレートは、通例、ポリプロピレンの押出し成形によって製造されるため、当然のことながら、より長尺のプラスチックプレートを得るためにはより大型の成形金型を用意しなければならない。しかし、それは主にコスト面で割に合わないものとなり、現実的ではない。即ち、上記従来の製造方法によっては、得られる通気材の長さに限界があり、通気材のより長尺化の要請に応えることができない。
特許第2683109号公報
本発明は上記背景の下になされたもので、従来の製造方法では得られなかった長尺の通気材を、簡易な方法で、コストアップを招くことなく、また、材料に無駄を出さず、且つ、十分な強度を保持して製造することを可能にしたプラスチック製長尺通気材の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明に係るプラスチック製長尺通気材の製造方法は、幅方向に貫通する通気孔を全長に亘って連設したプレスチックプレートであって、長尺のものと短尺のものとを用意し、前記長尺のプラスチックプレートと短尺のプラスチックプレートとを横に並べて複合プレートとなし、前記複合プレートを複数積層して積層体を形成するに当たり、前記長尺のプラスチックプレートと短尺のプラスチックプレートの継ぎ目が、最下層から最上層まで一直線上に並ばないように積層していき、かくしてでき上がった積層体を、前記通気孔の通気方向と直角の方向に、所望間隔置きにヒートカッターで溶断することを特徴とする。
例えば前記複合プレートは、前記長尺のプラスチックプレートと前記短尺のプラスチックプレート各1枚にて構成され、その場合、好ましくは、前記短尺のプラスチックプレートは前記長尺のプラスチックプレートの2分の1の長さとされる。そのようにした場合は、最も材料に無駄が出ず、しかも十分な強度保持が可能となる。
また、前記複合プレートは、前記長尺のプラスチックプレート1枚と前記短尺のプラスチックプレート2枚とで構成することもでき、その場合、前記2枚の短尺のプラスチックプレートの長さを異なったものとすることもある。
更に、好ましくは、前記複合プレートは、前記長尺のプラスチックプレートと前記短尺のプラスチックプレートとをテープで仮止めして構成される。
本発明に係る方法においては、長尺通気材は、長尺のプラスチックプレートと短尺のプラスチックプレートで構成される複合プレートを積層することによって製造されるので、短尺のプラスチックプレートの長さ分長い通気材が得られ、また、各層におけるプラスチックプレートの継ぎ目が最下層から最上層まで一直線上に並ぶことなく、適宜ずれているため、十分な強度の通気材が得られる効果がある。
しかも本発明に係る方法は簡易なものであって、実施が容易で、従来の製造方法では得ることができない長さの通気材を低コストにて供給でき、短尺のプラスチックプレートは長尺のプラスチックプレートをカットすることにより得られるので、成形するプラスチックプレートは長尺のもの一種類のみで足り、特に、短尺のプラスチックプレートの長さを長尺のプラスチックプレートの長さの2分の1とした場合は、材料に全く無駄が出ないため、一層の低コスト化が可能で、しかも、継ぎ目の数も少ないために、十分な強度保持が可能という効果がある。
本発明を実施するための最良の形態を、添付図面に依拠して説明する。
本発明に係る方法においても、従来のものと同様に、幅方向Aに貫通する通気孔2を全長に亘って連設したポリプロピレン等のプラスチックプレートを設ける。但し、本発明においては、従来のもの(現実的に合理的と考えられる最長のもの)と同じ長さの長尺のプラスチックプレート(以下「長尺プレート1a」とする。)と、それよりも短い短尺のプラスチックプレート(以下「短尺プレート1b」とする。)とを用意する。短尺プレート1bは長尺プレート1aと別途に成形する必要はなく、長尺プレート1aをカットしたものを用いればよい。従って、成形金型は長尺プレート1a用のみ用意すれば足りるので、その分コストを節減できる。
特に、短尺プレート1bの長さを長尺プレート1aの2分の1とした場合は、材料に全く無駄が出ないので、一層の低コスト化につながる。
長尺プレート1aと短尺プレート1bとを横に並べて複合プレート1となし、この複合プレート1を積層して積層体4を形成する。この積層体4形成の際、長尺プレート1aと短尺プレート1bの継ぎ目3が、最下層から最上層まで一直線上に並ばないように、適宜ずらすこととする。例えば、図1に示すように、最下層では長尺プレート1aを左側に配置して短尺プレート1bを右側に配置し、その上の段においては、長短プレート1a、1bの配置を逆にし、以後同様に交互に配置していく。
上記図1に示す例では、各段において継ぎ目3をずらしているが、数段おきにずらすこととしたり、不規則にずらすこととしてもよい。要するに、最下層から最上層にかけて、継ぎ目3が一直線状にならなければよい。このように継ぎ目3をずらすことにより、その部分の折れ曲がりを防止することができ、製品全体の強度保持が可能となる。
なお、複合プレート1を積層していく際に、各プレート1a、1bがずれ動いて継ぎ目3が広がることがないようにするため、長尺プレート1aと短尺プレート1bをテープで仮止めすることが好ましい。
このようにして複合プレート1を必要枚数積層することによって積層体4を形成した後、従来の製造方法の場合と同様に、ヒートカッターを用いて所望間隔D置きに長さ方向に溶断する(溶断線5参照)。この溶断の際にカット面の樹脂が溶けて、上下の複合プレート1同士が溶着し合うことにより、積層体全体が一体化され、以て幅D、長さL+Lの、本発明に係るプラスチックプレート製長尺通気材6が製造される(図4参照)。
ここにおける長さLは、図7に示す従来の製造方法におけるプラスチックプレート11の長さLに等しい。従って、本発明によれば、例えば、従来の製造方法によって製造される通気材よりも、Lだけ長い通気材を製造することが可能になる。
図1及び図2に示す例においては、複合プレート1は、長尺プレート1aと短尺プレート1b各1枚で構成されているが、複合プレート1を形成するための長尺プレート1aと短尺プレート1bの組合せはこれに限られる訳ではなく、その他種々の組合せが考えられる。
例えば、図3に示す例は、短尺プレート1bの長さを長尺プレート1aの長さの2分の1として、2つの長尺プレート1aから成る複合プレート1と、1つの長尺プレート1a及び2つの短尺プレート1bから成る2種の複合プレート1とを用意し、これらを適宜積層していくものである。
また、図4に示す例は、各複合プレート1を、1枚の長尺プレート1aと2枚の短尺プレート1b、1cで構成し、これらを適宜積層していくものである。この場合は、各継ぎ目3をずらすために、2枚の短尺プレート1b、1cの長さを違えることが好ましい。
言うまでもなく、製品全体の強度を保持するためには、継ぎ目3の数ができるだけ少ないことが必要となる。従って、上記実施形態のうちでは、短尺プレート1bの長さを長尺プレート1aの長さの2分の1とする、図1及び図2に記載のものが最も望ましい。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
本発明に係る長尺通気材の製造方法を示す正面図である。 本発明に係る長尺通気材の製造方法を示す平面図である。 本発明に係る長尺通気材の他の製造方法を示す正面図である。 本発明に係る長尺通気材の更に他の製造方法を示す正面図である。 本発明に係る長尺通気材の製造方法によって製造される長尺通気材の一部を示す斜視図である。 従来の通気材の製造方法を示す斜視図である。 従来の通気材の製造方法を示す平面図である。
符号の説明
1 複合プレート
1a 長尺プレート
1b 短尺プレート
2 通気孔
3 継ぎ目
4 積層体
5 溶断線
6 長尺通気材

Claims (6)

  1. 幅方向に貫通する通気孔を全長に亘って連設したプレスチックプレートであって、長尺のものと短尺のものとを用意し、前記長尺のプラスチックプレートと短尺のプラスチックプレートとを横に並べて複合プレートとなし、前記複合プレートを複数積層して積層体を形成するに当たり、前記長尺のプラスチックプレートと短尺のプラスチックプレートの継ぎ目が、最下層から最上層まで一直線上に並ばないように積層していき、かくしてでき上がった積層体を、前記通気孔の通気方向と直角の方向に、所望間隔置きにヒートカッターで溶断することを特徴とするプラスチック製長尺通気材の製造方法。
  2. 前記複合プレートは、前記長尺のプラスチックプレートと前記短尺のプラスチックプレート各1枚にて構成される請求項1に記載のプラスチック製長尺通気材の製造方法。
  3. 前記短尺のプラスチックプレートは前記長尺のプラスチックプレートの2分の1の長さである請求項2に記載のプラスチック製長尺通気材の製造方法。
  4. 前記複合プレートは、前記長尺のプラスチックプレート1枚と前記短尺のプラスチックプレート2枚とで構成される請求項1に記載のプラスチック製長尺通気材の製造方法。
  5. 前記2枚の短尺のプラスチックプレートは、長さが異なっている請求項4に記載のプラスチック製長尺通気材の製造方法。
  6. 前記複合プレートは、前記長尺のプラスチックプレートと前記短尺のプラスチックプレートとをテープで仮止めしたものである請求項1に記載のプラスチック製長尺通気材の製造方法。
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