JP2009220362A - 折り畳みコア及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パネルや各種間仕切り材、ドアなどの芯材や、建材、建具、家具、内装材などとして利用される折り畳みコアであって、輸送、保管の際における省スペース化を図ることができ、なおかつ、使用場所において展張して使用するときに、中間部や端部に寸法や形状の変化が生じるおそれのない折り畳みコア製造方法及び、これによって製造された折り畳みコアを提供する。
【解決手段】折り畳みコアを展張した際にセル構造を形成する構造部材を、所定の面積を有するシート状体に対して、予め、所定の位置に切断線や折線形成用の罫線を形成することによって構成し、これを所定の形状に折り畳んだものを複数、並列させて、上下の板状体の間に接着などにより介装させ、これを所定の段数積層させて折り畳みコアとした。
【選択図】図1
【解決手段】折り畳みコアを展張した際にセル構造を形成する構造部材を、所定の面積を有するシート状体に対して、予め、所定の位置に切断線や折線形成用の罫線を形成することによって構成し、これを所定の形状に折り畳んだものを複数、並列させて、上下の板状体の間に接着などにより介装させ、これを所定の段数積層させて折り畳みコアとした。
【選択図】図1
Description
この発明は、パネルや各種間仕切り材、ドアなどの芯材や、建材、建具、家具、内装材などとして利用されるコアの形状に関し、特に、折り畳みコアとその製造方法に関する。
従来から、パネルや各種間仕切り材、ドアなどの芯材や、建材、建具、家具、内装材などとして各種形状のコア、例えば、紙製のコアなどが利用されている。
従来からこのようなコアの製造方法としては種々の提案がされている(例えば、特許文献1)。
図6は従来の折り畳みコアの一例を示すものである。
このような折り畳みコア100は、一般的に、図6(b)図示のように折りたたまれた状態で輸送、保管され、使用する際に、図6(a)図示のように展張して、パネルや各種間仕切り材、ドアなどの内部空間に装入される。
このような折り畳みコア100では、輸送、保管の際における省スペース化を図ることができるが、パネルや各種間仕切り材、ドアなどの内部空間に装入すべく、図6(a)図示のように展張すると、左右両側の端部101、101が符号Hで示される高さを有しているにもかかわらず、図6(a)の中間部分においてはその高さがHより低くなり、中間部に寸法や形状の変化が生じてしまう。全長に亘って展張すると端部にも寸法や形状の変化が生じてしまう。
従来の折り畳みコア100を使用場所において展張し、使用しようとすると、このように中間部や端部に生じた寸法や形状の変化を補正する手間、作業が必要になる。
図7は、他のコア103の一例を示すものである。図示のようにセル構造が形成された状態で形成されているので、パネル製作時に装入するパネルや各種間仕切り材、ドアなどの内部空間の大きさに合わせて切断成形すればよく、図6図示のコア100のように、展張した際に中間部に生じる寸法の変化を補正する手間が要らなくなる。
ただし、図7図示の状態で輸送、保管を行わねばならないので、省スペース化という点で問題がある。
特開2003−205559号公報
この発明は、前述した従来の折り畳みコアの問題点に鑑み、パネルや各種間仕切り材、ドアなどの芯材や、建材、建具、家具、内装材などとして利用される折り畳みコア形状であって、輸送、保管の際における省スペース化を図ることができ、なおかつ、使用場所において展張して使用するときに、中間部や端部に寸法や形状の変化が生じるおそれのない折り畳みコア製造方法及び、これによって製造された折り畳みコアを提供することを目的にしている。
前記課題を解決するため、この発明が提案するものは以下の通りである。
請求項1記載の発明は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有する2枚のシート材の中の一方のシート材に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域を形成し、当該接着領域が形成された前記一方のシート材の上に他方のシート材を積層して互いに接着させ、2枚重ねのシート材とする第一の工程、
当該2枚重ねのシート材における各シート材おいて、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも前記第一の接着領域が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線を形成する第二の工程、
シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間に、それぞれ、
切取線と平行に左右方向に延び、切取線から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線、
切取線から上下方向に二番目に離れていて、前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第二番目の罫線、
切取線から上下方向に三番目に離れていて、前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第三番目の罫線、
切取線から上下方向に四番目に離れていて、前記第三番目の罫線との間の上下方向の間隔が、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線
を形成する第三の工程、
前記2枚重ねのシート材における各シート材の、前記第一の接着領域で接着されている面の反対側にあたる面の、シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間における前記第二番目の罫線と前記第三番目の罫線との間の領域に第二の接着領域を形成する第四の工程、
第一の工程から第四の工程で準備した2枚重ねのシート材を間に挟むようにして、前記第二の接着領域を介して、前記2枚重ねのシート材の上下に基板を層着する第五の工程
とを備えていることを特徴とする折り畳みコアの製造方法である。
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有する2枚のシート材の中の一方のシート材に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域を形成し、当該接着領域が形成された前記一方のシート材の上に他方のシート材を積層して互いに接着させ、2枚重ねのシート材とする第一の工程、
当該2枚重ねのシート材における各シート材おいて、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも前記第一の接着領域が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線を形成する第二の工程、
シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間に、それぞれ、
切取線と平行に左右方向に延び、切取線から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線、
切取線から上下方向に二番目に離れていて、前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第二番目の罫線、
切取線から上下方向に三番目に離れていて、前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第三番目の罫線、
切取線から上下方向に四番目に離れていて、前記第三番目の罫線との間の上下方向の間隔が、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線
を形成する第三の工程、
前記2枚重ねのシート材における各シート材の、前記第一の接着領域で接着されている面の反対側にあたる面の、シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間における前記第二番目の罫線と前記第三番目の罫線との間の領域に第二の接着領域を形成する第四の工程、
第一の工程から第四の工程で準備した2枚重ねのシート材を間に挟むようにして、前記第二の接着領域を介して、前記2枚重ねのシート材の上下に基板を層着する第五の工程
とを備えていることを特徴とする折り畳みコアの製造方法である。
請求項2記載の発明は、
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着される工程を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の折り畳みコアの製造方法である。
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着される工程を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の折り畳みコアの製造方法である。
請求項3記載の発明は、
所定の大きさを有する2枚の基板の間に、当該2枚の基板が互いに離れるように展張された際に複数のセル構造を形成する部材が挟着されている構造体が上下に複数積層されてなる折り畳みコアであって、
前記複数のセル構造を形成する部材は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有する2枚のシート材の中の一方のシート材に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域を形成し、当該接着領域が形成された前記一方のシート材の上に他方のシート材を積層して互いに接着させて、2枚重ねのシート材としたものを、
当該2枚重ねのシート材における各シート材おいて、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも前記第一の接着領域が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線を形成し、
シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間に、それぞれ、
切取線と平行に左右方向に延び、切取線から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線、
切取線から上下方向に二番目に離れていて、前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第二番目の罫線、
切取線から上下方向に三番目に離れていて、前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第三番目の罫線、
切取線から上下方向に四番目に離れていて、前記第三番目の罫線との間の上下方向の間隔が、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線
を形成し、
前記2枚重ねのシート材における各シート材の、前記第一の接着領域で接着されている面の反対側にあたる面の、シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間における前記第二番目の罫線と前記第三番目の罫線との間の領域に第二の接着領域を形成し
てなるものであり、
当該複数のセル構造を形成する部材の2枚重ねのシート材を間に挟むようにして、前記第二の接着領域を介して、前記2枚重ねのシート材の上下に前記所定の大きさを有する2枚の基板がそれぞれ層着されて前記構造体が形成されていることを特徴とする折り畳みコアである。
所定の大きさを有する2枚の基板の間に、当該2枚の基板が互いに離れるように展張された際に複数のセル構造を形成する部材が挟着されている構造体が上下に複数積層されてなる折り畳みコアであって、
前記複数のセル構造を形成する部材は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有する2枚のシート材の中の一方のシート材に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域を形成し、当該接着領域が形成された前記一方のシート材の上に他方のシート材を積層して互いに接着させて、2枚重ねのシート材としたものを、
当該2枚重ねのシート材における各シート材おいて、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも前記第一の接着領域が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線を形成し、
シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間に、それぞれ、
切取線と平行に左右方向に延び、切取線から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線、
切取線から上下方向に二番目に離れていて、前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第二番目の罫線、
切取線から上下方向に三番目に離れていて、前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第三番目の罫線、
切取線から上下方向に四番目に離れていて、前記第三番目の罫線との間の上下方向の間隔が、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線
を形成し、
前記2枚重ねのシート材における各シート材の、前記第一の接着領域で接着されている面の反対側にあたる面の、シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間における前記第二番目の罫線と前記第三番目の罫線との間の領域に第二の接着領域を形成し
てなるものであり、
当該複数のセル構造を形成する部材の2枚重ねのシート材を間に挟むようにして、前記第二の接着領域を介して、前記2枚重ねのシート材の上下に前記所定の大きさを有する2枚の基板がそれぞれ層着されて前記構造体が形成されていることを特徴とする折り畳みコアである。
請求項4記載の発明は、
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着されていることを特徴とする請求項4記載の折り畳みコアである。
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着されていることを特徴とする請求項4記載の折り畳みコアである。
請求項5記載の発明は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材の上辺縁及び下辺縁からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五、第六の罫線を形成する第一の工程、
前記シート材を、前記第五、第六の罫線が形成されている位置で前記上辺縁及び前記下辺縁が互いに近づく方向に折り曲げる第二の工程、
前記第五の罫線で折り曲げられた上辺縁及び、前記第六の罫線で折り曲げられた下辺縁が対向する前記シート材の面に、前記折り曲げられた上辺縁及び下辺縁を仮止めする第三の工程、
前記第五の罫線から第六の罫線の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線を、
前記シート材における前記前記第五の罫線と上辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第五の罫線と前記第六の罫線との間に形成すると供に、
前記第六の罫線から第五の罫線の方向に向かって所定の間隔であって、前記第五の罫線と第七の罫線との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線を、
前記シート材における前記前記第六の罫線と下辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第六の罫線と前記第五の罫線との間に形成する第四の工程、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の側における前記第七の罫線と第八の罫線との間及び、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記第七の罫線と第八の罫線との間の領域に第三の接着領域を形成する第五の工程、
第一の工程から第五の工程で準備した複数本のシート材を、当該シート材の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する基板の上面に、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面あるいは、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における第三の接着領域を介して、隣接するシート材ごとに所定の間隔を空けて敷設すると共に、敷設した複数本のシート材の上に他の基板を積層し、引き続いて、前記複数本のシート材及び基板を所定数積層する第六の工程
とを備えていることを特徴とする折り畳みコアの製造方法である。
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材の上辺縁及び下辺縁からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五、第六の罫線を形成する第一の工程、
前記シート材を、前記第五、第六の罫線が形成されている位置で前記上辺縁及び前記下辺縁が互いに近づく方向に折り曲げる第二の工程、
前記第五の罫線で折り曲げられた上辺縁及び、前記第六の罫線で折り曲げられた下辺縁が対向する前記シート材の面に、前記折り曲げられた上辺縁及び下辺縁を仮止めする第三の工程、
前記第五の罫線から第六の罫線の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線を、
前記シート材における前記前記第五の罫線と上辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第五の罫線と前記第六の罫線との間に形成すると供に、
前記第六の罫線から第五の罫線の方向に向かって所定の間隔であって、前記第五の罫線と第七の罫線との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線を、
前記シート材における前記前記第六の罫線と下辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第六の罫線と前記第五の罫線との間に形成する第四の工程、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の側における前記第七の罫線と第八の罫線との間及び、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記第七の罫線と第八の罫線との間の領域に第三の接着領域を形成する第五の工程、
第一の工程から第五の工程で準備した複数本のシート材を、当該シート材の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する基板の上面に、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面あるいは、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における第三の接着領域を介して、隣接するシート材ごとに所定の間隔を空けて敷設すると共に、敷設した複数本のシート材の上に他の基板を積層し、引き続いて、前記複数本のシート材及び基板を所定数積層する第六の工程
とを備えていることを特徴とする折り畳みコアの製造方法である。
請求項6記載の発明は、
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着される工程を更に備えていることを特徴とする請求項5記載の折り畳みコアの製造方法。
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着される工程を更に備えていることを特徴とする請求項5記載の折り畳みコアの製造方法。
請求項7記載の発明は、
所定の大きさを有する2枚の基板の間に、当該2枚の基板が互いに離れるように展張された際に複数のセル構造を形成する部材が挟着されている構造体が上下に複数積層されてなる折り畳みコアであって、
前記複数のセル構造を形成する部材は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材の上辺縁及び下辺縁からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五、第六の罫線を形成し、
前記シート材を、前記第五、第六の罫線が形成されている位置で前記上辺縁及び前記下辺縁が互いに近づく方向に折り曲げ、
前記第五の罫線から第六の罫線の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線を、
前記シート材における前記前記第五の罫線と上辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第五の罫線と前記第六の罫線との間に形成すると供に、
前記第六の罫線から第五の罫線の方向に向かって所定の間隔であって、前記第五の罫線と第七の罫線との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線を、
前記シート材における前記前記第六の罫線と下辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第六の罫線と前記第五の罫線との間に形成し、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の側における前記第七の罫線と第八の罫線との間及び、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記第七の罫線と第八の罫線との間の領域に第三の接着領域を形成し
たものからなり、
当該複数のセル構造を形成する部材の、前記所定の大きさを有する2枚の基板の間への挟持は、前記複数のセル構造を形成する部材が、複数本、前記シート材の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する前記所定の大きさを有する2枚の基板の中の一方の基板の上面に、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面あるいは、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における第三の接着領域を介して、隣接するシート材ごとに所定の間隔を空けて敷設され、敷設した複数本のシート材の上に前記所定の大きさを有する2枚の基板の中の他方の基板を積層するものである
ことを特徴とする折り畳みコアである。
所定の大きさを有する2枚の基板の間に、当該2枚の基板が互いに離れるように展張された際に複数のセル構造を形成する部材が挟着されている構造体が上下に複数積層されてなる折り畳みコアであって、
前記複数のセル構造を形成する部材は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材の上辺縁及び下辺縁からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五、第六の罫線を形成し、
前記シート材を、前記第五、第六の罫線が形成されている位置で前記上辺縁及び前記下辺縁が互いに近づく方向に折り曲げ、
前記第五の罫線から第六の罫線の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線を、
前記シート材における前記前記第五の罫線と上辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第五の罫線と前記第六の罫線との間に形成すると供に、
前記第六の罫線から第五の罫線の方向に向かって所定の間隔であって、前記第五の罫線と第七の罫線との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線を、
前記シート材における前記前記第六の罫線と下辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第六の罫線と前記第五の罫線との間に形成し、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の側における前記第七の罫線と第八の罫線との間及び、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記第七の罫線と第八の罫線との間の領域に第三の接着領域を形成し
たものからなり、
当該複数のセル構造を形成する部材の、前記所定の大きさを有する2枚の基板の間への挟持は、前記複数のセル構造を形成する部材が、複数本、前記シート材の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する前記所定の大きさを有する2枚の基板の中の一方の基板の上面に、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面あるいは、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における第三の接着領域を介して、隣接するシート材ごとに所定の間隔を空けて敷設され、敷設した複数本のシート材の上に前記所定の大きさを有する2枚の基板の中の他方の基板を積層するものである
ことを特徴とする折り畳みコアである。
請求項8記載の発明は、
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着されていることを特徴とする請求項7記載の折り畳みコアである。
一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着されていることを特徴とする請求項7記載の折り畳みコアである。
この発明によれば、パネルや各種間仕切り材、ドアなどの芯材や、建材、建具、家具、内装材などとして利用される折り畳みコア形状であって、輸送、保管の際における省スペース化を図ることができ、なおかつ、使用場所において展張して使用するときに、中間部や端部に寸法や形状の変化が生じるおそれのない折り畳みコア製造方法及び、これによって製造された折り畳みコアを提供することができる。
従来のコアにおいては、使用場所において展張して使用するときに、中間部や端部に寸法や形状の変化が生じ、これを補正するために複数の工程を要したが、本発明の折り畳みコアによれば、使用場所において展張して使用するときに、中間部や端部に寸法や形状の変化が生じないので、簡単に展張し、一工程で作業を行うことができる。
また、両端に框材を備えている本発明の折り畳みコアの場合、展張する際の両端の安定性を確保することができるので、よい効果的である。
この発明は、折り畳みコアを展張した際にセル構造を形成する構造部材を、所定の面積を有するシート状体に対して、予め、所定の位置に切断線や折線形成用の罫線を形成することによって構成し、これを所定の形状に折り畳んだものを複数、並列させて、上下の板状体の間に接着などにより介装させ、これを所定の段数積層させて折り畳みコアとしたものである。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1は、この発明によるコアの製造方法の工程を概説するものである。
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材1を2枚準備する。
図示の実施形態では、上下の縦方向の長さLが1820mm、左右の横方向の長さWが910mm、厚さ方向の厚みDが1.5mmの紙製のシート材1を2枚準備した。なお、Dは、図面に表されていないが、図面中、表面側から裏面側への厚みである。
一枚のシート材1に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域2を形成する。第一の接着領域2は、接着剤(例えば、ポリ酢酸ビニル樹脂)をシート材1の所定の領域に塗布して形成することができる。
第一の接着領域2の大きさは、シート材1の上辺縁3に形成される第一の接着領域2の幅(図1(a)中、上下方向の間隔)を5mm、シート材1の下辺縁4に形成される第一の接着領域2の幅(図1(a)中、上下方向の間隔)を5mmとした。
その他の第一の接着領域2の幅(図1(a)中、上下方向の間隔)はいずれも10mmとし、隣接する第一の接着領域2、2の間の間隔(図1(a)中、上下方向の間隔)はいずれも200mmとした。
こうして、第一の接着領域2が一面に形成されたシート材1上に、もう一枚のシート材1を積層して互いに接着させ、2枚重ねのシート材5とする。
次に、2枚重ねのシート材5を構成する2枚のシート材1、1において、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも第一の接着領域2が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線6を形成する。
なお、切取線6には、切取線6で区画されている切取線6を挟む両側を、切取線6を介して切り取ることが可能なものであれば、ミシン目や、切れ易い罫線など、種々の形態のものが含まれる。
図示の実施形態では、切取線6は、隣接する切取線6同士の上下方向の間隔が200mm離れるようにして、2枚重ねのシート材5を構成する2枚のシート材1、1に、それぞれ、形成し、これによって、前述したように、隣接する第一の接着領域2、2の間の間隔(図1(a)中、上下方向の間隔)がいずれも200mmになっている第一の接着領域2が形成されている位置に、切取線6を形成した。
次に、2枚重ねのシート材5を構成する2枚のシート材1、1において、それぞれ、上辺縁3と下辺縁4との間に、左右方向に延びる複数本の折線形成用の罫線を次のようにして形成した。
折線形成用の罫線は、シート材1の上辺縁3と上辺縁3から一番近い切取線6との間、隣接する切取線6と切取線6との間、シート材1の下辺縁4と下辺縁4から一番近い切取線6との間に、それぞれ、次のようにして形成した。
切取線6と平行に左右方向に延び、切取線6から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線7を形成する。
切取線6から上下方向に二番目に離れていて、第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔が切取線6と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔より大きい折線形成用の第二番目の罫線8を形成する。
切取線6から上下方向に三番目に離れていて、第二番目の罫線8との間の上下方向の間隔が第一番目の罫線7と第二番目の罫線8との間の上下方向の間隔より大きい折線形成用の第三番目の罫線9を形成する。
切取線6から上下方向に四番目に離れていて、第三番目の罫線9との間の上下方向の間隔が、第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線10を形成する。
図示の実施形態では、切取線6と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔は10mm、第一番目の罫線7と第二番目の罫線8との間の上下方向の間隔は45mm、第二番目の罫線8と第三番目の罫線9との間の上下方向の間隔は90mm、第三番目の罫線9と第四番目の罫線10との間の上下方向の間隔は45mmとした。
なお、この実施例では、前述したように、切取線6から上下方向に二番目に離れている折線形成用の第二番目の罫線8は、第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔が、切取線6と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔より大きくなるようにしたが、これに限られるものではない。折線形成用の第二番目の罫線8と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔を、切取線6と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔と同一にしたり、切取線6と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔より小さくすることもできる。
これらの間隔を適宜調整することによって、後述するセル構造の単位あたりの大きさを調整し、強度調整を図ることができる。
次に、2枚重ねのシート材5における各シート材1、1の、第一の接着領域2で接着されている面の反対側にあたる面(図1(c)中、表側の面と、図示されていない背面側の面)の、シート材1の上辺縁3と上辺縁3から一番近い切取線6との間、隣接する切取線6と切取線6との間、シート材1の下辺縁4と下辺縁4から一番近い切取線6との間における、第二番目の罫線8と第三番目の罫線9との間の領域に第二の接着領域11を形成する(図1(c)。第二の接着領域11は、接着剤(例えば、ポリ酢酸ビニル樹脂)をシート材1の所定の領域に塗布して形成することができる。
このようにして準備した図1(c)図示の2枚重ねのシート材5を、図1(d)図示のように、間に挟むようにし、第二の接着領域11を介して、2枚重ねのシート材5の上下に基板12を層着する(図1(d))。
基板12としては、上下の縦方向の長さが1820mm、左右の横方向の長さが910mm、厚さ方向の厚みが1.5mmの紙製のものを使用することができる。
図1(d)は、前記のように、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5を間に挟むようにして、第二の接着領域11を介して、2枚重ねのシート材5の上下に基板12を層着し、上側の基板12の上に、更に、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5、基板12を積層したものである。必要とする芯材の大きさに応じて、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5、基板12を順次積層する。
第一の接着領域2、第二の接着領域11での接着が安定した後、図1(d)図示のコアを上下方向に引っ張れば、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5を構成している各シート材1、1に形成されている切取線6の箇所で切断が起こり、また、第一番目の罫線7、第二番目の罫線8、第三番目の罫線9、第四番目の罫線10の箇所で、シート材1、1が折れ曲がるので、図1(d)のようにセル構造が形成されたコアになる。
この際、前述したように、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5を構成している各シート材1、1に形成されている切取線6の箇所で切断され、また、第一番目の罫線7、第二番目の罫線8、第三番目の罫線9、第四番目の罫線10の箇所で、シート材1、1が折れ曲がるので、図1(d)中、左右方向の長さは、上下のどの位置においても一定になる。
このようにして製造した本発明の折り畳みコアは、ランニングソーなどによって、使用する場所に応じた所定の厚さ(図1(d)では図示されていないが、図1(d)において、図面の表面から裏面方向に向かう厚み)に切断して使用する。
図2(a)、(b)は図1で説明した工程によって製造した本発明の折り畳みコアを説明するものである。
この折り畳みコアがパネル材の芯材として使用される場合には、前述したようにして、所望の厚さに整えられたものが、図2(b)図示のように折り畳まれた状態で使用場所に搬送され、使用場所において、図2(a)図示のように展張されて使用される。この場合、図2(a)において図面の表面及び、図示されていないが、図2(a)において図面の裏面の部分に糊(接着剤)が塗布され、そこに、それぞれ、板体が接着されるようになるが、本発明の折り畳みコアによれば、この際の糊付きが安定するので有利である。
図2(a)、(b)図示の本発明の折り畳みコアは、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5を間に挟むようにして、第二の接着領域11を介して、2枚重ねのシート材5の上下に基板12を層着し、上側の基板12の上に、更に、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5、基板12を積層し、その上に更に、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5、基板12を積層したものである。
なお、一番下側の基板12の下側には補強用の框材13、一番上側の基板12の上側には補強用の框材13がそれぞれ層着されている。
框材13としては、上下の縦方向の長さが1820mm、左右の横方向の長さが910mm、厚さ方向の厚みが9mmのラワン材製のものを使用することができる。
框材13を基板12に層着するにあたっては、接着剤を介して框材13の一面に基板12を層着した後、前述したように、図1(c)図示の2枚重ねのシート材5を間に挟むようにして、第二の接着領域11を介して、2枚重ねのシート材5の上下に基板12を層着していく際に、最も下側に位置する基板12として背面(下側面)に框材13が層着されているものを用い、最も上側に位置する基板12として背面(上側面)に框材13が層着されているものを用いればよい。
この框材13は補強用の役割を果たすものである。框材13が配備されていない形態の折り畳みコアとすることもできるが、一番下側の基板12の下側に補強用の框材13、一番上側の基板12の上側に補強用の框材13をそれぞれ層着することにより、端部強化を図ることができるので有利である。
従来の折り畳みコアでは端部に框材のような補強部材は配備されていなかった。
しかし、前述したように框材13が配備されている構成にすると、端部強化を図ることができる。
また、大きい折り畳みコアの場合、展張時に端部折れが発生しやすくなるが、框材13が配備されている構成にすると、端部が強化されていることにより、展張時の端部折れを効果的に防止できるので有利である。
以上のようにして製造した折り畳みコアは、輸送、保管している状態では、図2(b)図示のように、折り畳んで省スペース化を図ることができる。
この折り畳みコアを使用する場合には、図2(a)図示のように展張して使用する。この場合、図2(a)図示のように、符号Hで示される寸法が、両端においても、中間においても一定であるので、コアの中間部に生じる寸法の変化を補正する等の必要がなくなる。
また、図2図示のように、両端側に框材13が配備されているコアを製造する場合には、框材13の剛性により寸法の大きなコアでも簡単に展張することができる。
更に、前述したようにして、少なくとも展張する方向の両端側には框材13が配備されているコアにすることができるので、パネル製作時にパネルや各種間仕切り材、ドアなどの内部空間に装入するにあたって、少なくとも、この框材13が配備されている部分には枠材を準備する必要が無くなる。
また、前述したように、シート材1や、基板12、框材13の材質を適宜選定することにより、希望する強度を有するコアを、希望する価格で製造することが可能であり、更に、こうして製造したコアは、パネル製作時にランニングソーによって簡単に切断し、使用することができる。
なお、コアの強度を調整する場合、切取線6を形成する際の上下の所定の間隔、切取線6と第一番目の罫線7との間の上下方向の間隔、第一番目の罫線7と第二番目の罫線8との間の上下方向の間隔、第二番目の罫線8と第三番目の罫線9との間の上下方向の間隔、第三番目の罫線9と第四番目の罫線10との間の上下方向の間隔を適宜調整することにより、図2(a)のように展張した際に形成されるセル構造の大きさを調整し、これによって、強度を高めたり、低めたりすることもできる。
図3は、この発明による他のコアの製造方法の工程を概説するものである。
図3(a)図示のように、上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材20を準備する。図示の実施形態では、上下の縦方向の長さLが1820mm、左右の横方向の長さWが910mm、厚さ方向の厚みDが1.5mmの紙製のシート材20を準備した。なお、Dは、図面に表されていないが、図面中、表面側から裏面側への厚みである。
このシート材20を切断し、所定の大きさのシート材21とした。図3(b)図示の実施形態では、上下の縦方向の長さLが360mm、左右の横方向の長さWが910mmである。
このシート材21の上辺縁23及び下辺縁24からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五の罫線25、第六の罫線26を形成した(図3(b))。
上辺縁23と第五の罫線25との間の上下方向の間隔、下辺縁24と第六の罫線26との間の上下方向の間隔はそれぞれ上下方向に等しい間隔である90mmとした。
シート材21を、第五の罫線25、第六の罫線26が形成されている位置で上辺縁23及び下辺縁24が互いに近づく方向に折り曲げる(図3(c)。
第五の罫線25で折り曲げられた上辺縁23及び、第六の罫線26で折り曲げられた下辺縁24が対向するシート材21の面に、折り曲げられた上辺縁23及び下辺縁24を仮止めする(図3(d))。例えば、ホットメルト27で仮止めする。これは、以降の成形工程中に、上辺縁23及び下辺縁24が対向するシート材21の面から離れないようにするためである。
次に、第五の罫線25から第六の罫線26の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線28を、シート材21における第五の罫線25と上辺縁23との間及び、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁が24対向する面の反対側の面(図3(e)中下側の面)における第五の罫線25と第六の罫線26との間に形成する。
また、第六の罫線26から第五の罫線25の方向に向かって所定の間隔であって、第五の罫線25と第七の罫線28との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線29を、シート材21における第六の罫線26と下辺縁24との間及び、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁24が対向する面の反対側の面(図3(e)中下側の面)における第六の罫線26と第五の罫線25との間に形成する。
次に、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁24が対向する面の側における第七の罫線28と第八の罫線29との間及び、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁24が対向する面の反対側の面(図3(e)中下側の面)における第七の罫線28と第八の罫線29との間の領域に第三の接着領域30を形成する。第三の接着領域30は、接着剤(例えば、ポリ酢酸ビニル樹脂)をシート材21の所定の領域に塗布して形成することができる。
以上の工程で準備した図3(f)図示のシート材21を、複数本、シート材21の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する基板31の上面に、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁24が対向する面あるいは、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁24が対向する面の反対側の面における第三の接着領域30を介して、隣接するシート材21ごとに所定の間隔を空けて敷設する。
図3(g)図示の実施形態では、以上の工程で準備した図3(f)図示のシート材21を、3本、シート材21の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する基板31の上面に、シート材21の折り曲げられた上辺縁23及び折り曲げられた下辺縁24が対向する面の反対側の面(図3(e)中下側の面)における第三の接着領域30を介して、隣接するシート材21、21を並列させて敷設した。
ついで、図3(h)図示のように、敷設した複数本のシート材21の上に他の基板31を積層し、引き続いて、図3(i)図示のように、複数本のシート材21及び基板31を所定数積層する。
基板31としては、上下の縦方向の長さが1820mm、左右の横方向の長さが910mm、厚さ方向の厚みが1.5mmの紙製のものを使用することができる。
こうして基板31、複数本のシート材21、基板31を順次積層して本発明の折り畳みコアとすることができる。
このようにして製造した本発明の折り畳みコアは、ランニングソーなどによって、使用する場所に応じた所定の厚さ(図3(i)中、図面の左下側から右斜め上方向に向かう所定の長さ)に切断して使用する。
図4(a)、(b)は図3で説明した工程によって製造した本発明の折り畳みコアを説明するものである。
この折り畳みコアがパネル材の芯材として使用される場合には、前述したようにして、所望の厚さに整えられたものが、図4(b)図示のように折り畳まれた状態で使用場所に搬送され、使用場所において、図4(a)図示のように展張されて使用される。この場合、図4(a)において図面の表面及び、図示されていないが、図4(a)において図面の裏面の部分に糊(接着剤)が塗布され、そこに、それぞれ、板体が接着されるようになるが、本発明の折り畳みコアによれば、この際の糊付きが安定するので有利である。
図4(a)は、図3(i)図示のように、基板31の上に、複数本のシート材21、次いで、基板31、次いで、複数本のシート材21を順次積層して形成した折り畳みコアを図4(a)中左右方向、図3(i)中上下方向に展張した状態を説明するものである。
図2の実施形態で説明したように、図3(i)において最も下側に位置する基板31の下側(図4(a)において最も左側に位置する基板31の左側)、最も上側に位置する基板31の上側(図4(a)において最も右側に位置する基板31の右側)には、それぞれ、補強用の框材32を積層してある。
框材32としては、図2の実施形態と同じく、上下の縦方向の長さが1820mm、左右の横方向の長さが910mm、厚さ方向の厚みが9mmのラワン材製のものを使用することができる。あるいは、所定の強度を有する紙製のものを使用することができる。
この框材32は補強用の役割を果たすものである。框材32が配備されていない形態の折り畳みコアとすることもできるが、一番下側の基板31の下側に補強用の框材32、一番上側の基板31の上側に補強用の框材32をそれぞれ層着することにより、端部強化を図ることができるので有利である。
従来の折り畳みコアでは端部に框材のような補強部材は配備されていなかった。
しかし、前述したように框材32が配備されている構成にすると、端部強化を図ることができる。
また、大きい折り畳みコアの場合、展張時に端部折れが発生しやすくなるが、框材32が配備されている構成にすると、端部が強化されていることにより、展張時の端部折れを効果的に防止できるので有利である。
この実施例で製造した折りたたみコアも、輸送、保管している状態では、図2(4)図示のように、折り畳んで省スペース化を図ることができる。
図5は、この実施例で製造した折り畳みコアがドア40の芯材として使用されている状態を説明する一部を省略し、一部を破切して表す斜視図であるが、パネル製作時にパネルや各種間仕切り材、ドアなどの内部空間に装入するにあたっては、図4(a)図示のように展張して使用する。この場合、図4(a)図示のように、符号Hで示される寸法が一定であるので、コアの中間部に生じる寸法の変化を補正する等の必要がなくなる。
また、図4図示のように、両端側に框材32が配備されているコアを製造することができるので、框材32の剛性により寸法の大きなコアでも簡単に展張することができる。
更に、前述したようにして、少なくとも展張する方向の両端側には框材32が配備されているコアにすることができるので、パネル製作時にパネルや各種間仕切り材、ドアなどの内部空間に装入するにあたって、少なくとも、この框材32が配備されている部分には枠材を準備する必要が無くなる。
また、前述したように、シート材21や、基板31、框材32の材質を適宜選定することにより、希望する強度を有するコアを、希望する価格で製造することが可能であり、更に、こうして製造したコアは、パネル製作時にランニングソーによって簡単に切断し、使用することができる。
この実施例においては、折り畳みコアを展張した際にセル構造を形成する構造部材を前述したようにして準備したが、他の実施形態にすることも可能である。例えば、折り畳みコアを展張した際にセル構造を形成する構造部材として紙管を用いることもできる。この場合、例えば、外周径180mm、長さ910mmの紙管を準備し、これを扁平に押しつぶして図3(d)に図示されているような状態にし、両側縁(この両側縁がそれぞれ第五の罫線25、第六の罫線26に相当する)からそれぞれ等しい間隔のところに図3(e)に図示したように折線形成用の罫線(第七の罫線28、第八の罫線29に相当する)を設け、ここに図3(f)で説明したように第三の接着領域を形成したものを複数本準備し、これをシート材21の上に複数本、所定間隔を空けて敷設するようにして、本発明の折り畳みコアとすることができる。
この際、紙管の材質、硬さによっては、第七の罫線28、第八の罫線29に相当する折線形成用の罫線などを設けずに折り畳みコアを形成することも可能である。
1 シート材
2 第一の接着領域
3 シート材の上辺縁
4 シート材の下辺縁
5 2枚重ねのシート材
6 切取線
7 折線形成用の第一番目の罫線
8 折線形成用の第二番目の罫線
9 折れ線形成用の第三番目の罫線
10 折線形成用の第四番目の罫線
11 第二の接着領域
12 基板
13 框材
21 シート材
23 シート材の上辺縁
24 シート材の下辺縁
25 折線形成用の第五の罫線
26 折線形成用の第六の罫線
27 ホットメルト
28 折線形成用の第七の罫線
29 折線形成用の第八の罫線
30 第三の接着領域
31 基板
32 框材
2 第一の接着領域
3 シート材の上辺縁
4 シート材の下辺縁
5 2枚重ねのシート材
6 切取線
7 折線形成用の第一番目の罫線
8 折線形成用の第二番目の罫線
9 折れ線形成用の第三番目の罫線
10 折線形成用の第四番目の罫線
11 第二の接着領域
12 基板
13 框材
21 シート材
23 シート材の上辺縁
24 シート材の下辺縁
25 折線形成用の第五の罫線
26 折線形成用の第六の罫線
27 ホットメルト
28 折線形成用の第七の罫線
29 折線形成用の第八の罫線
30 第三の接着領域
31 基板
32 框材
Claims (8)
- 上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有する2枚のシート材の中の一方のシート材に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域を形成し、当該接着領域が形成された前記一方のシート材の上に他方のシート材を積層して互いに接着させ、2枚重ねのシート材とする第一の工程、
当該2枚重ねのシート材における各シート材において、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも前記第一の接着領域が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線を形成する第二の工程、
シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間に、それぞれ、
切取線と平行に左右方向に延び、切取線から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線、
切取線から上下方向に二番目に離れていて、前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第二番目の罫線、
切取線から上下方向に三番目に離れていて、前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第三番目の罫線、
切取線から上下方向に四番目に離れていて、前記第三番目の罫線との間の上下方向の間隔が、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線
を形成する第三の工程、
前記2枚重ねのシート材における各シート材の、前記第一の接着領域で接着されている面の反対側にあたる面の、シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間における前記第二番目の罫線と前記第三番目の罫線との間の領域に第二の接着領域を形成する第四の工程、
第一の工程から第四の工程で準備した2枚重ねのシート材を間に挟むようにして、前記第二の接着領域を介して、前記2枚重ねのシート材の上下に基板を層着する第五の工程
とを備えていることを特徴とする折り畳みコアの製造方法。 - 一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着される工程を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の折り畳みコアの製造方法。
- 所定の大きさを有する2枚の基板の間に、当該2枚の基板が互いに離れるように展張された際に複数のセル構造を形成する部材が挟着されている構造体が、上下に複数積層されてなる折り畳みコアであって、
前記複数のセル構造を形成する部材は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有する2枚のシート材の中の一方のシート材に、上下に所定の間隔を空けて左右方向に延びる複数本の第一の接着領域を形成し、当該接着領域が形成された前記一方のシート材の上に他方のシート材を積層して互いに接着させて、2枚重ねのシート材としたものを、
当該2枚重ねのシート材における各シート材おいて、上下に所定の間隔を空けて、少なくとも前記第一の接着領域が形成されている位置に、左右方向に延びる複数本の切取線を形成し、
シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間に、それぞれ、
切取線と平行に左右方向に延び、切取線から上下方向に最初に離れている折線形成用の第一番目の罫線、
切取線から上下方向に二番目に離れていて、前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記切取線と前記第一番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第二番目の罫線、
切取線から上下方向に三番目に離れていて、前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔が前記第一番目と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と同一、若しくは、前記第一番目と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔より大きいまたは小さい折線形成用の第三番目の罫線、
切取線から上下方向に四番目に離れていて、前記第三番目の罫線との間の上下方向の間隔が、前記第一番目の罫線と前記第二番目の罫線との間の上下方向の間隔と等しい折線形成用の第四番目の罫線
を形成し、
前記2枚重ねのシート材における各シート材の、前記第一の接着領域で接着されている面の反対側にあたる面の、シート材の上辺縁と上辺縁から一番近い切取線との間、隣接する切取線と切取線との間、シート材の下辺縁と下辺縁から一番近い切取線との間における前記第二番目の罫線と前記第三番目の罫線との間の領域に第二の接着領域を形成してなるものであり、
当該複数のセル構造を形成する部材の2枚重ねのシート材を間に挟むようにして、前記第二の接着領域を介して、前記2枚重ねのシート材の上下に前記所定の大きさを有する2枚の基板がそれぞれ層着されて前記構造体が形成されている
ことを特徴とする折り畳みコア。 - 一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着されていることを特徴とする請求項3記載の折り畳みコア。
- 上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材の上辺縁及び下辺縁からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五、第六の罫線を形成する第一の工程、
前記シート材を、前記第五、第六の罫線が形成されている位置で前記上辺縁及び前記下辺縁が互いに近づく方向に折り曲げる第二の工程、
前記第五の罫線で折り曲げられた上辺縁及び、前記第六の罫線で折り曲げられた下辺縁が対向する前記シート材の面に、前記折り曲げられた上辺縁及び下辺縁を仮止めする第三の工程、
前記第五の罫線から第六の罫線の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線を、
前記シート材における前記前記第五の罫線と上辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第五の罫線と前記第六の罫線との間に形成すると供に、
前記第六の罫線から第五の罫線の方向に向かって所定の間隔であって、前記第五の罫線と第七の罫線との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線を、
前記シート材における前記前記第六の罫線と下辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第六の罫線と前記第五の罫線との間に形成する第四の工程、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の側における前記第七の罫線と第八の罫線との間及び、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記第七の罫線と第八の罫線との間の領域に第三の接着領域を形成する第五の工程、
第一の工程から第五の工程で準備した複数本のシート材を、当該シート材の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する基板の上面に、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面あるいは、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における第三の接着領域を介して、隣接するシート材ごとに所定の間隔を空けて敷設すると共に、敷設した複数本のシート材の上に他の基板を積層し、引き続いて、前記複数本のシート材及び基板を所定数積層する第六の工程
とを備えていることを特徴とする折り畳みコアの製造方法。 - 一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着される工程を更に備えていることを特徴とする請求項5記載の折り畳みコアの製造方法。
- 所定の大きさを有する2枚の基板の間に、当該2枚の基板が互いに離れるように展張された際に複数のセル構造を形成する部材が挟着されている構造体が、上下に複数積層されてなる折り畳みコアであって、
前記複数のセル構造を形成する部材は、
上下の縦方向、左右の横方向及び厚さ方向にそれぞれ所定の大きさを有するシート材の上辺縁及び下辺縁からそれぞれ上下方向に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第五、第六の罫線を形成し、
前記シート材を、前記第五、第六の罫線が形成されている位置で前記上辺縁及び前記下辺縁が互いに近づく方向に折り曲げ、
前記第五の罫線から第六の罫線の方向に向かって所定の間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第七の罫線を、
前記シート材における前記前記第五の罫線と上辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第五の罫線と前記第六の罫線との間に形成すると供に、
前記第六の罫線から第五の罫線の方向に向かって所定の間隔であって、前記第五の罫線と第七の罫線との間の間隔に等しい間隔を空けて左右方向に延びる折線形成用の第八の罫線を、
前記シート材における前記前記第六の罫線と下辺縁との間及び、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記前記第六の罫線と前記第五の罫線との間に形成し、
前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の側における前記第七の罫線と第八の罫線との間及び、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における前記第七の罫線と第八の罫線との間の領域に第三の接着領域を形成し
たものからなり、
当該複数のセル構造を形成する部材の、前記所定の大きさを有する2枚の基板の間への挟持は、前記複数のセル構造を形成する部材が、複数本、前記シート材の左右方向長さに対応する左右方向長さを有する前記所定の大きさを有する2枚の基板の中の一方の基板の上面に、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面あるいは、前記シート材の前記折り曲げられた上辺縁及び折り曲げられた下辺縁が対向する面の反対側の面における第三の接着領域を介して、隣接するシート材ごとに所定の間隔を空けて敷設され、敷設した複数本のシート材の上に前記所定の大きさを有する2枚の基板の中の他方の基板を積層するものである
ことを特徴とする折り畳みコア。 - 一番下側になる基板の下側及び、一番上側になる基板の上側に框材がそれぞれ層着されていることを特徴とする請求項7記載の折り畳みコア。
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---|---|---|---|
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CN105666038A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-06-15 | 哈尔滨工业大学 | 一种TiAl基合金蜂窝结构的制备方法 |
CN107848190A (zh) * | 2015-07-27 | 2018-03-27 | K·皮奇 | 单层折叠芯 |
-
2008
- 2008-03-14 JP JP2008066665A patent/JP2009220362A/ja active Pending
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