JP2013024009A - プラスチック製通気材及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック製通気材及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来と同じ素材で構成することができ、また、従来と余り変わりのない方法で製造することができ、しかも、幅狭で実用的な長さに形成しても、当該通気材としては十分な剛性が得られる、プラスチック製通気材並びにその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路2を並設したプラスチック製中空材1、1a、1bを多数枚積層し、通気路2の開口面側をヒートカッターで所定幅ずつ垂直に、あるいは、斜めに溶断し、当該溶断面の上下のプラスチック製中空材同士を溶着させることにより全体を一体化して製造される通気材であって、最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材1a、1bが、他のプラスチック製中空材1に対して90度向きが異なっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック製通気材及びその製造方法に関するものであり、より詳細には、例えば、建築物の棟部や軒下部等に設置して通気を行うための、細幅長尺で十分な剛性を備えたプラスチック製通気材及びその製造方法に関するものである。
一般に上記類のプラスチック製通気材は、幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路を並設したプラスチック製中空材を多数枚積層した積層体を設け、これをヒートカッターで所定サイズ(幅)に垂直に、あるいは、斜めにカットすることにより製造されている(特許第2610342号公報、特許第2683109号公報、特開2009−113239号公報等参照)。この方法によった場合、カットされる面は溶融し、上下のプラスチック製中空材同士が溶着するため、溶断と同時に各プラスチック製中空材同士を一体化することができるというメリットがある。
しかるに最近、幅の狭い通気材が求められるようになってきているが、この通気材はプラスチック製であって、当然のことながらすべての通気路が通気方向、即ち、短尺な幅方向を向いているため、幅狭で長尺になればなるほど全体的には剛性が不足することになり、湾曲して損傷しやすくなる。そのため、施工上の便宜等から長尺化の要請があっても、その要請に十分応え得る程度に長尺化することは困難というのが現状である。
特許第2610342号公報 特許第2683109号公報 特開2009−113239号公報 特開2008−38442号公報
上述したように、最近、幅狭で長尺の通気材が求められるようになってきているが、この要請に応えるために従来のこの種通気材をそのまま幅狭且つ長尺にすると、剛性に欠けたものとなって湾曲したり損傷したりし易いものとなるため、長尺化するにも限度があった。
そこで、本発明はそのような問題のない、即ち、従来と同じ素材で構成することができ、また、従来と余り変わりのない方法で製造することができ、しかも、当該通気材としては十分な剛性を付与することができるため、幅狭でありながら、施工上の便宜等からの長尺化の要請に十分応え得る程度に長尺化することができる、プラスチック製通気材並びにその製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路を並設したプラスチック製中空材を多数枚積層し、前記通気路の開口面側をヒートカッターで所定幅ずつ垂直に、あるいは、斜めに溶断し、当該溶断面の上下のプラスチック製中空材同士を溶着させることにより全体を一体化して製造される通気材であって最上層及び/又は最下層の前記プラスチック製中空材が、他の前記プラスチック製中空材に対して90度向きが異なっていることを特徴とするプラスチック製通気材である。
また、上記課題を解決するための請求項2に記載の発明は、幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路を並設したプラスチック製中空材を多数枚、最上層及び/又は最下層の前記プラスチック製中空材を、他の前記プラスチック製中空材に対して90度向きを変えて積層して積層体を設ける工程と、前記積層体をヒートカッターで所定幅に垂直に、あるいは、斜めに溶断することにより、当該溶断面における上下の前記プラスチック製中空材同士を溶着させて、前記積層体を構成するすべての前記プラスチック製中空材を一体化する工程とから成る、プラスチック製通気材の製造方法である。
本発明は上述したとおりであって、本発明に係るプラスチック製通気材においては、最上層及び/又は最下層の前記プラスチック製中空材が、他の前記プラスチック製中空材に対して90度向きを変えて積層されて一体化されているために、長さ方向における剛性が付与される。従って、幅狭、且つ、長尺に形成しても、長さ方向に対して折れ曲がったり、反ったりしにくくなるので、十分実用的な長さに製造して使用し得る効果がある。
また、強度を増すために配置される最上層及び最下層のプラスチック製中空材は、他の層のプラスチック製中空材と同一資材であるために材料に無駄がなく、最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材を他のプラスチック製中空材に対して90度向きを変える、という単純な操作を付加するだけで実施できるので、コスト的にも有利という効果がある。
本発明に係るプラスチック製通気材の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るプラスチック製通気材の製造方法を示す分解斜視図である。
本発明を実施するための形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。本発明に係るプラスチック製通気材は、幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路2を並設したプラスチック製中空材1を多数枚積層し、通気路2の開口面側をヒートカッターで所定幅ずつ垂直に、あるいは、斜めに溶断し、当該溶断面の上下のプラスチック製中空材1同士を溶着させることにより全体を一体化して製造される通気材であるが、最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材1a、1bが、他のプラスチック製中空材1に対して90度向きが異なっていることを特徴としている。
最上層のプラスチック製中空材1aと最下層のプラスチック製中空材1bの厚さは、必ずしも他のプラスチック製中空材1と同じである必要はなく、より厚手の、あるいは、より薄手のものを用いることもできる。より厚手のものとする場合は、例えば、最上層のプラスチック製中空材1a及び最下層のプラスチック製中空材1bとして、通気路2の開口部の縦横が3mm×5mmのものを用い、他のプラスチック製中空材1として、通気路2の開口部の縦横が1.5mm×5mmのものを用いることができる。また、中間の各プラスチック製中空材1の厚さは、必ずしも均一である必要はない。
図2は、上記本発明に係るプラスチック製通気材を製造するための方法を示すための分解斜視図であり、該方法は、積層体を設ける工程と、その積層体を溶断する工程とから成る。
積層体を設ける工程は、幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路2を並設したプラスチック製中空材1を多数枚、最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材1a、1bを、他のプラスチック製中空材1に対して90度向きを変えて積層して積層体を設ける工程である。この段階においては、各プラスチック製中空材1、1a、1bは、単に積層されているだけで、互いに結合されていない。
溶断工程は、前記積層体をヒートカッターで所定幅ずつ垂直に、あるいは、斜めに溶断することにより、当該溶断面における上下のプラスチック製中空材同士1、1a、1bを溶着させて、前記積層体を構成するすべてのプラスチック製中空材1、1a、1bを一体化する工程である。
上記溶断は、例えば、上述したように最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材1a、1bを、他のプラスチック製中空材1に対して90度向きを変えて積層して設けた積層体を、加工テーブル上において加工ヘッドに向けて搬送することにより行う。
加工ヘッドには、積層体の進行方向に対面して、上下方向に延びる熱線を、所望の溶断幅に対応する間隔置きに垂直に又は傾斜させて多数本帳架して成る熱線列が配備されていて、搬送されてくる積層体は、この熱線列に当たりながら進行することにより、その前端面から後端面に至るまで、垂直に又は斜めに溶断されていく(図2における符号3は、溶断線を示している。)。そして、その溶断に伴い、溶断面において上下のプラスチック製中空材1、1a、1b同士が溶着されるため、積層されたすべてのプラスチック製中空材21が一体化されることになる。
上述したように、本発明に係るプラスチック製通気材においては、最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材1a、1bが、他のプラスチック製中空材1に対して90度向きを変えて積層されて一体化されているために、長さ方向に適度の剛性が付与される。従って、細幅、且つ、長尺に形成しても、長さ方向に対して折れ曲がったり、反ったりしにくくなり、十分に実用に適するものとなる。
また、剛性付与のために配置される最上層及び最下層のプラスチック製中空材1a、1bは、他のプラスチック製中空材1と同一の資材を用いることができるので、材料に無駄が出にくく経済的であり、また、単に、最上層及び/又は最下層のプラスチック製中空材1a、1bを他のプラスチック製中空材1に対して90度向きを変える、という単純な操作を付加するだけで実施できるので、コスト的にも有利なものとなる。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白である。従って、この発明は特許請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 プラスチック製中空材(中間層)
1a プラスチック製中空材(最上層)
1b プラスチック製中空材(最下層)
2 通気路
3 溶断線



Claims (2)

  1. 幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路を並設したプラスチック製中空材を多数枚積層し、前記通気路の開口面側をヒートカッターで所定幅ずつ垂直に、あるいは、斜めに溶断し、当該溶断面の上下のプラスチック製中空材同士を溶着させることにより全体を一体化して製造される通気材であって
    最上層及び/又は最下層の前記プラスチック製中空材が、他の前記プラスチック製中空材に対して90度向きが異なっていることを特徴とするプラスチック製通気材。
  2. 幅方向一端面から他端面に貫通する細い通気路を並設したプラスチック製中空材を多数枚、最上層及び/又は最下層の前記プラスチック製中空材を、他の前記プラスチック製中空材に対して90度向きを変えて積層して積層体を設ける工程と、前記積層体をヒートカッターで所定幅に垂直に、あるいは、斜めに溶断することにより、当該溶断面における上下の前記プラスチック製中空材同士を溶着させて、前記積層体を構成するすべての前記プラスチック製中空材を一体化する工程とから成る、プラスチック製通気材の製造方法。
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