JP4764041B2 - 刺繍ミシン - Google Patents

刺繍ミシン Download PDF

Info

Publication number
JP4764041B2
JP4764041B2 JP2005081322A JP2005081322A JP4764041B2 JP 4764041 B2 JP4764041 B2 JP 4764041B2 JP 2005081322 A JP2005081322 A JP 2005081322A JP 2005081322 A JP2005081322 A JP 2005081322A JP 4764041 B2 JP4764041 B2 JP 4764041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
support
sewing machine
bed
embroidery sewing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005081322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006262951A (ja
Inventor
恭史 堀
Original Assignee
株式会社バルダン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社バルダン filed Critical 株式会社バルダン
Priority to JP2005081322A priority Critical patent/JP4764041B2/ja
Publication of JP2006262951A publication Critical patent/JP2006262951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764041B2 publication Critical patent/JP4764041B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

本発明は、テーブルを上下に配置替え可能に備えた刺繍ミシンに関する。
特許文献1、特許文献2には、Tシャツ等の筒物縫製品の刺繍加工に際し、テーブルをベッドより低い位置に配置して、ベッドの周囲を開放する刺繍ミシンが記載されている。しかし、この刺繍ミシンは、テーブルが前後方向の同じ位置で昇降するので、糸通し等の保守点検作業に際し、オペレータがヘッドやベッドに寄り付きにくいうえ、運搬梱包時に、ミシン全体の奥行寸法が大きくなる問題点があった。
そこで、特許文献3には、テーブルをベッドの下側後方に格納できる刺繍ミシンが提案されている。この刺繍ミシンは、図6に示すように、テーブル51の前側部分をアブソーバ52と支承部材53とにより支持し、ベッド54から降ろしたテーブル51のスリット55を支柱56に挿入し、テーブル51の後側部分を支柱56に設けた突起57で支持し、テーブル51を下部フレーム58から浮かせた状態で格納するように構成されている。
特開平6−246085号公報 特開平8−243288号公報 特開2003−135880公報
ところが、特許文献3の刺繍ミシンによると、次のような問題点があった。
(1)格納位置のテーブル51が下部フレーム58から浮いた状態で支持されているので、テーブル51の上に重量物を載せた場合に、テーブル51が撓んで変形しやすくなる。
(2)変形を防止するためには、テーブル51を長手方向(左右方向)の多数箇所で支持する必要があり、支承部材53や突起57の数が増え、ミシン機枠の構造が複雑化する。なお、特許文献3では、支柱56がベッド54と同数本立設され、各支柱56に突起57が設けられている。
(3)テーブル51がアブソーバ52に連結されているので、格納位置でテーブル51の前後方向の位置を変えることができなかった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、テーブルを保守点検が容易な位置に格納でき、格納位置でテーブルの変形を防止でき、かつ使い勝手を改善できる刺繍ミシンを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の刺繍ミシンは、左右一対の縦フレームの間に上部フレームと中間フレームと下部フレームとを架設し、上部フレームに複数のヘッドを配列し、中間フレームにヘッドと同数のベッドを設置し、ベッドと下部フレームとの間で昇降可能なテーブルにベッドを露出させるスリットを形成し、下部フレームにスリットと同じ左右方向位置で中間フレームを支える支柱を立設するとともに、下部フレームに縦フレームの間を左右に延びる前後二本の支持枠を備えさせ、前後二本の支持枠に、ベッドから降ろした水平姿勢のテーブルを左右方向の全長にわたって支持するテーブル支持面を設け、前側の支持枠に前方へ延びる複数のブラケットを取り付け、各ブラケットに前記テーブルの前側部分を支承するロッドを高さ調整可能に支持したことを特徴とする。
ここで、好ましくは、下部フレームが、支柱と同じ左右方向位置で前後二本の支持枠の間を前後に延びる補強枠とを備えて構成される。こうすれば、補強枠が支柱と共に中間フレームを補強するので、ベッドの重量による中間フレームの撓みを確実に防止することができる。また、多頭刺繍ミシンの場合に、支柱をベッド毎に設ける必要がなくなり、例えば、一つ置き又は二つ置きに設けて、ミシン機枠の構成を簡略化することも可能である。
本発明の刺繍ミシンによれば、支柱とスリットとが左右方向の同じ位置に設けられているので、スリットを支柱に挿入することで、テーブルを支柱の後方まで移動して下部フレーム上に格納することができる。この格納位置では、テーブルの前端がヘッド及びベッドと接近するので、オペレータは楽な姿勢で保守点検作業を行うことができる。また、格納位置のテーブルは全長にわたって下部フレームのテーブル支持面により支持されるので、積載物の荷重によって撓むおそれがなく、機枠を構成する下部フレームを利用した簡単な構造で、テーブルの変形を確実に防止することができる。
図1に本発明を実施するための最良の形態を示す。刺繍ミシン1の機枠2は左右一対の縦フレーム3を備え、縦フレーム3の間に上部フレーム4と中間フレーム7と下部フレーム14とが架設されている。上部フレーム4には複数のヘッド5(図2参照)が配列され、中間フレーム7にヘッド5と同数のベッド8が設置されている。下部フレーム14には、中間フレーム7を支える支柱17がベッド8と同じ左右方向位置に立設されている。テーブル11はベッド8と下部フレーム14との間で昇降自在に配置され、テーブル11にベッド8を露出させるスリット22が形成されている。
下部フレーム14は、縦フレーム3の間を左右に延びる前後二本の支持枠15と、支柱17と同じ左右方向位置で支持枠15の間を前後に延びる補強枠16とを備え、前後の支持枠15にテーブル11を左右方向の全長にわたって連続的に支持するテーブル支持面15aが設けられている。そして、テーブル11をベッド8から降ろし、スリット22を支柱17に挿入し、テーブル11を下部フレーム14の上に格納して、支持面15aにより支持するように構成されている。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1、図2に示すように、この刺繍ミシン1の機枠2は左右一対の縦フレーム3を備えている。縦フレーム3の上端間には前後二本の上部フレーム4が水平に架設されている。前側の上部フレーム4には6基のヘッド5が左右方向に配列され、各ヘッド5の下端に多数本の針6が取り付けられている。
上部フレーム4の下側において、左右の縦フレーム3の間には中間フレーム7が水平に架設されている。中間フレーム7の上にはヘッド5と同数の筒形ベッド8が設置され、各ベッド8の前端に針板9と釜(図示略)とが設けられている。中間フレーム7の前面には複数枚の支持板10が取り付けられ、支持板10にテーブル11の後端を上下二段に支持する支持片12が突設されている。
中間フレーム7の下側において、左右の縦フレーム3の間には下部フレーム14が水平に架設されている。下部フレーム14は、縦フレーム3の間を左右に延びる前後2本の支持枠15と、支持枠15の間を前後に延びる左右3本の補強枠16とから構成されている。各補強枠16の後端には支柱17が立設され、3本の支柱17により中間フレーム7が支持されている。補強枠16及び支柱17は、6台のベッド8のうち一つ置きとなる3台のベッド8と同じ左右方向位置に配設されている。
前側の支持枠15には複数のブラケット20が取り付けられ、各ブラケット20にロッド19がハンドル21により高さ調整可能に支持されている。ロッド19はテーブル11の前側部分を支承し、テーブル11がロッド19と支持板10とによりベッド8と下部フレーム14との間で昇降自在に支持されている。そして、テーブル11にベッド8を露出させるスリット22が形成され、下部フレーム14の支持枠15にベッド8から降ろしたテーブル11を支持するテーブル支持面15aが設けられている。
なお、この実施例のテーブル11は、4枚のテーブル板11a〜11dを分離可能に接続して構成され、各テーブル板11a〜11dを単独で昇降できるようになっている。また、テーブル11の周囲には平面コ字形の補助テーブル23(図3参照)が設けられ、ベッド8と同じ高さで機枠2に固定されている。
上記構成の刺繍ミシンにおいて、タオル等の平物を刺繍加工する場合は、図2、図3に示すように、テーブル11をベッド8と同じ高さの上段位置(図2の実線位置)に配置し、テーブル11の前側部分をロッド19で支承し、後端を支持板10の上側の支持片12により支持する。Tシャツ等の筒物を刺繍加工する場合には、テーブル11をベッド8より下側の下段位置(図2の鎖線位置)に降ろし、その前側部分をロッド19で支承し、後端を支持板10の下側の支持片12により支持する。
糸通し等の作業、保守点検、又は刺繍ミシン1の運搬時には、図4、図5に示すように、テーブル11の後端を下側の支持片12から外し、テーブル11を後下がりに傾け(図4の鎖線位置)、スリット22を下部フレーム14の補強枠16により案内して支柱17に挿入する。そして、テーブル11の後端を後側の支持枠15に載せた状態でロッド19を下げ、テーブル11の前側部分を前側の支持枠15の上に載せ、テーブル11を格納位置(図4の実線位置)に配置する。
格納位置では、テーブル11の前端がヘッド5とベッド8に接近するので、オペレータは腰を曲げることなく保守点検作業を楽に行うことができる。しかも、ミシン全体の奥行きがテーブル11の奥行きと同等長さまで短縮されるため、梱包形態を小型化し、運搬コストを節約できるうえ、縫製工場での搬出入作業を容易に行うことができる。
また、格納位置では、テーブル11の全長が前後の支持枠15の支持面15aによって連続的に支持されているので、重量物を載せたり格納位置に長期間放置したりした場合でも、テーブル11が撓むおそれがなく、機枠2を構成する下部フレーム14を利用した簡単な構造で、テーブル11の変形を確実に防止できる。そのうえ、テーブル11はスリット22の長さ範囲で前後に自由に移動できるので、従来と比較し、格納位置におけるテーブル11の使い勝手が向上する。
本発明の一実施例を示す刺繍ミシンの斜視図である。 テーブルを上段位置に配置したときの刺繍ミシンの縦断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 テーブルを格納位置に配置したときの刺繍ミシンの縦断面図である。 図4のV−V線断面図である。 従来の刺繍ミシンを示す縦断面図である。
符号の説明
1 刺繍ミシン
2 機枠
3 縦フレーム
4 上部フレーム
5 ヘッド
7 中間フレーム
8 ベッド
11 テーブル
14 下部フレーム
15 支持枠
15a テーブル支持面
16 補強枠
17 支柱
22 スリット

Claims (2)

  1. 左右一対の縦フレームの間に上部フレームと中間フレームと下部フレームとを架設し、上部フレームに複数のヘッドを配列し、中間フレームにヘッドと同数のベッドを設置し、ベッドと下部フレームとの間で昇降可能なテーブルにベッドを露出させるスリットを形成し、下部フレームにスリットと同じ左右方向位置で中間フレームを支える支柱を立設するとともに、下部フレームに縦フレームの間を左右に延びる前後二本の支持枠を備えさせ、前後二本の支持枠に、ベッドから降ろした水平姿勢のテーブルを左右方向の全長にわたって支持するテーブル支持面を設け、前側の支持枠に前方へ延びる複数のブラケットを取り付け、各ブラケットに前記テーブルの前側部分を支承するロッドを高さ調整可能に支持したことを特徴とする刺繍ミシン。
  2. 下部フレームが、支柱と同じ左右方向位置で前後二本の支持枠の間を前後に延びる補強枠を備える請求項1記載の刺繍ミシン。
JP2005081322A 2005-03-22 2005-03-22 刺繍ミシン Active JP4764041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005081322A JP4764041B2 (ja) 2005-03-22 2005-03-22 刺繍ミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005081322A JP4764041B2 (ja) 2005-03-22 2005-03-22 刺繍ミシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006262951A JP2006262951A (ja) 2006-10-05
JP4764041B2 true JP4764041B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37199523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005081322A Active JP4764041B2 (ja) 2005-03-22 2005-03-22 刺繍ミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4764041B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EA033431B1 (ru) * 2014-12-09 2019-10-31 Lonati Spa Основание для кругловязальных машин для чулочно-носочных изделий или тому подобного

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000342876A (ja) * 1999-06-04 2000-12-12 Barudan Co Ltd 多頭式ミシンのミシンフレーム
JP2003135880A (ja) * 2001-11-05 2003-05-13 Barudan Co Ltd ミシンのテーブル装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3425173B2 (ja) * 1992-08-28 2003-07-07 株式会社バルダン 刺繍ミシン
JP3676418B2 (ja) * 1995-03-14 2005-07-27 株式会社バルダン 多頭刺繍ミシン

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000342876A (ja) * 1999-06-04 2000-12-12 Barudan Co Ltd 多頭式ミシンのミシンフレーム
JP2003135880A (ja) * 2001-11-05 2003-05-13 Barudan Co Ltd ミシンのテーブル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006262951A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103373081B (zh) 托盘、喷墨印染装置、托盘的保管方法以及印花物的制造方法
KR101601933B1 (ko) 가구용 리프트
JP2011016536A (ja) 貨物用ラック
JP4764041B2 (ja) 刺繍ミシン
KR101367726B1 (ko) 이앙기의 예비 묘대 구조
KR20210114200A (ko) 의류 폴딩 장치
JP2013124174A (ja) 物品収納棚
JP2010247726A (ja) 運搬装置
KR200489218Y1 (ko) 공구 보관이 가능한 이동식 작업의자
JP2013032126A (ja) 拡幅車両における床面のせり上げ構造
JP6603735B2 (ja) パレット機能を有するラック及び保管システム
JP7393261B2 (ja) 流動棚装置
JP2006346204A (ja) 陳列装置
CN218009011U (zh) 液压床
JP2001017768A (ja) ミシン及びミシンフレーム
JP2005124742A (ja) ベッドーデスクコンビネーション
JP2022071529A (ja) 什器
CN212978366U (zh) 一种便于运输生活用品的疫情区域用履带式防疫机器人
JP2003026313A (ja) 自動倉庫のラック装置
JP4220612B2 (ja) 多頭式ミシンのミシンフレーム及びその移動方法
JP2834685B2 (ja) キャビンの昇降装置
KR101061381B1 (ko) 파레트
JP2000342876A (ja) 多頭式ミシンのミシンフレーム
JP5099897B2 (ja) 折り畳み式サイドレール
JP6895366B2 (ja) 運搬装置および什器ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110610

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4764041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250