JP4763470B2 - モデル設計検証装置およびモデル設計検証プログラム - Google Patents

モデル設計検証装置およびモデル設計検証プログラム Download PDF

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Description

本発明は、3D−CADで設計されたモデルをチェックするモデル設計検証装置およびモデル設計検証プログラムに関し、特に、3D−CADで設計されたオネジモデルとタップ穴モデルとの整合性を検証するモデル設計検証装置およびモデル設計検証プログラムに関する。
年々、設計装置が複雑化していくが、設計ミスを撲滅するため、3D−CAD上で、設計上の不具合箇所を容易に摘出する方法が求められている。
図18に3D−CADによる従来の設計フローを示す。3D−CAD上でモデルを設計後(ステップS101)、3D−CADの主要機能である干渉チェックを実施することで、設計モデルの不具合点を抽出する(ステップS102)。そして、抽出した不具合点を修正する(ステップS103)。このように、設計段階で不具合点を修正することにより、製造等への設計ミスの漏洩を防止することが出来る。
上記の干渉チェック機能については、例えば、OneSpaceDesigner(CoCreate社製)、Pro/ENGINEER(PTC社製)、Solid/MX(富士通社製)等の3D−CADに標準装備されている。
干渉チェックを実施することで、(1)何れのモデル間で干渉しているのか、(2)何れのモデル間で接触しているかなどの情報を得ることができ、この情報をもとに、CADユーザが設計ミスを抽出する。
図19および図20は、モデル間での干渉チェックを説明する図である。例えば図19(A)に示すモデルA100とモデルB101との間で干渉チェックを行った結果、両モデルが干渉している場合には、例えば、図19(B)に示す表のような干渉チェック結果を作成する。また、図20(A)に示すように、モデルC102とモデルD103とが接触している場合には、例えば、図20(B)に示す表のような干渉チェック結果を作成する。
なお、下記の特許文献1は、ドリルにより形成された下孔に対して芯ずれした雌ねじを検出する雌ねじ検査治具に関して記載している。
特開2005−233911号公報
メネジ(タップ穴)を3次元モデルに作成する場合、CAM(Computer Aided Manufacturing)連携、2次元図面化を考慮して、下穴径で作成される場合が多い。CAM連携を実施する場合、ドリル径の情報をCAM側に渡す必要があり、メネジ部がネジ径で作成されていると、ネジ径から下穴径(ドリル径)に変更しなくてはならないからである。
また、2次元図面でメネジを表現する場合、ネジ径部は細線で、下穴径部は太線で表現する決まりがある。例えば、図21(A)および図21(B)に示す2次元図面で表現されたメネジのネジ径部300は細線で、下穴径部301は太線で表現される。
ここで、3次元モデルから自動で2次元図面を作成する場合、3次元モデルの外形が太線で作成される。ネジ穴をネジ径で作成すると、自動で作成された2次元図面では、ネジ径部は太線となる(2次元図面への下穴線は、マニュアルで追加する)ため、ネジ径部を太線から細線に変更しなくてはならない。従って、メネジ(タップ穴)を3次元モデルに作成する場合、メネジ部は、下穴径で作成される場合が多い。
3次元モデル上で、メネジ部を下穴径で作成した場合、2次元図面の下穴径部は、太線で作成されるため、この部分については、修正する必要がない。ネジ径を示す細線については、2次元図面にマニュアルで追加する必要があるが、CoCreate社製OneSpaceDesingner (3D−CADシステム)では、3次元モデル上にメネジを下穴径で作成し、穴にネジ属性(ネジ径等)を付与することで、2次元上でのメネジ部に、ネジ径を細線で自動的に追加することができる。
また、オネジモデルの場合は、2次元図面上でネジ径を太線で作成する必要があり、3次元モデルは、ネジ径で作成される場合が多い。
メネジ側が下穴径、オネジ側がネジ径で作成されている場合、3Dモデルの干渉チェックを実施すると、オネジモデルとメネジモデル(タップ穴モデル)との間(正常部分)で干渉ありと出力される。オネジモデルは、ネジ径で、タップ穴モデルは下穴径で作成されているからである。
CADユーザは、この干渉情報をもとに、3Dモデルのチェックを実施していくが、干渉部分を、オネジとタップ穴との間(正常部分)、または、一般のモデルの干渉部分(問題箇所)かを、マニュアルで確認する必要があり、この確認作業に多大な工数を要している。
オネジを干渉チェック対象外として、干渉チェックを実施する機能、方法等もあるが、この場合、オネジとタップ穴との間だけではなく、オネジと一般モデル(問題箇所)も除外してしまい、問題箇所が発見されなくなるという問題が発生する。
本発明は、3D−CADで設計されたオネジモデルとタップ穴モデルとの整合性を自動でチェックするモデル設計検証装置の提供を目的とする。
また、本発明は、3D−CADで設計されたオネジモデルとタップ穴モデルとの整合性を自動でチェックするモデル設計検証プログラムの提供を目的とする。
本発明のモデル設計検証装置は、3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証装置であって、前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて干渉チェックを行う干渉チェック手段と、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証するモデル整合性検証手段とを備える。
好ましくは、本発明のモデル設計検証装置が、さらに、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記干渉チェック手段による干渉チェック結果が干渉である場合に、前記オネジモデルと干渉するタップ穴モデルのタップ穴径をネジ径に変更するタップ穴径変更手段を備える。
また、好ましくは、本発明のモデル設計検証装置が、さらに、前記干渉チェック手段による干渉チェック結果に基づいて、前記タップ穴モデルを除くモデルの中で前記オネジモデルに接触するモデルがあるかを分析する干渉チェック結果分析手段を備え、前記モデル整合性検証手段は、前記干渉チェック結果分析手段による分析の結果、前記オネジモデルに接触するモデルがない場合に、前記3Dモデルの設計に不具合があると判断する。
また、本発明のモデル設計検証プログラムは、3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証装置が備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記コンピュータに、前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて干渉チェックを行う処理と、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証する処理とを実行させる。
本発明のモデル設計検証装置、モデル設計検証プログラムによれば、従来、CADユーザが実施していたオネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性のチェックを、自動で実施することができ、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性のチェック工数を大幅に削減することができる。
また、本発明のモデル設計検証装置、モデル設計検証プログラムによれば、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性のチェックを、自動で実施することにより、確実に、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の不具合を摘出することができる。従って、本発明によれば、設計ミスを防止することができる。
本発明の実施の形態においては、以下の手順により、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性をチェックする。
(1)3D−CADで設計された3Dモデルから、オネジモデルとタップ穴モデルとを抽出する。オネジモデルはネジ径で作成されたものを用いる。タップ穴を下穴径で表現した場合と、タップ穴をネジ径で表現した場合の両方で、オネジモデルについての干渉チェックを実施する。
(2)上記の干渉チェック結果の情報を分析することにより、オネジモデルとタップ穴モデルとの関係をチェックする。
例えば、オネジモデルとタップ穴モデルとの関係が正常の場合、タップ穴を下穴径で表現すると、タップ穴モデルにオネジモデルをネジ込みできないので、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の干渉チェック結果は、「干渉」となり、タップ穴をネジ径で表現すると、タップ穴モデルにオネジモデルをネジ込みできるので、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の干渉チェック結果は、「接触」となる。
図15(A)は、タップ穴を下穴径で表現したときの、オネジモデルとタップ穴モデルとの関係を示す図である。図15(A)において、200はオネジモデル、201はタップ穴モデル、202はすきま穴モデルである。すきま穴モデル202は、オネジモデル200によって固定されるモデルである。オネジモデル200はネジ径で作成され、タップ穴モデル201は下穴径で作成されていることから、オネジモデル200とタップ穴モデル201との関係が正常の場合、図15(A)中の点線の楕円で囲った部分であるネジ嵌合部では、オネジモデル200とタップ穴モデル201とが干渉する。
図15(B)は、タップ穴をネジ径で表現したときの、オネジモデルとタップ穴モデルとの関係を示す図である。オネジモデル200とタップ穴モデル201とがネジ径で作成されていることから、オネジモデル200とタップ穴モデル201との関係が正常の場合、点線の楕円で囲ったネジ嵌合部では、オネジモデル200とタップ穴モデル201とが接触する。
従って、本発明の実施の形態において、タップ穴を下穴径で表現したときの干渉チェック結果が「干渉」であり、かつ、タップ穴をネジ径で表現したときの干渉チェック結果が「接触」である場合は、オネジモデルとタップ穴との整合性について、不具合が無いと判断し、これ以外の場合には、オネジモデルとタップ穴との整合性について不具合が有ると判断する。
図16は、オネジとタップ穴との関係別の、オネジモデルとタップ穴モデルとの干渉チェック結果の一例を示す図である。図16に示す干渉チェック結果は、タップ穴径を下穴径で表現した場合とネジ径で表現した場合のそれぞれについて示している。
オネジとタップ穴との関係に問題がある場合として、例えば、オネジとタップ穴とがずれている場合、オネジに対してタップ穴が小さい場合、オネジに対してタップ穴が大きい場合が考えられる。
オネジとタップ穴とがずれている場合、図16に示すように、タップ穴が下穴径で表現される場合もタップ穴がネジ径で表現される場合も、干渉チェック結果は「干渉」となる。オネジに対してタップ穴が小さい場合も同様の結果となる。
また、例えば、図17(B)に示すように、オネジモデル200に対してタップ穴モデル201のタップ穴が大きい場合、タップ穴がネジ径で表現されるときは、オネジとタップ穴とは干渉も接触もしないため、干渉チェック結果は、「干渉なし 接触なし」となる。一方、タップ穴が下穴径で表現されるときは、干渉チェック結果は不明である。タップ穴の下穴径がオネジのネジ径より大きければ、オネジとタップ穴とは干渉も接触もしないが、タップ穴の下穴径がオネジのネジ径より小さい場合には、オネジとタップ穴とが干渉するからである。
タップ穴が作成されていない場合等、オネジに対するタップ穴が無いときは、タップ穴が下穴径で表現される場合もタップ穴がネジ径で表現される場合も、干渉チェック結果は「干渉」となる。
また、例えば、図17(A)に示すように、オネジモデル200に対するタップ穴モデルが無い場合、タップ穴が下穴径で表現される場合もタップ穴がネジ径で表現される場合も、干渉チェック結果は「干渉なし 接触なし」となる。
また、オネジとタップ穴との関係が正常の場合、タップ穴が下穴径で表現される場合は、干渉チェック結果は「干渉」となり、タップ穴がネジ径で表現される場合は、干渉チェック結果は「接触」となる。
図1は、本発明のモデル設計検証装置の構成の一例を示す図である。モデル設計検証装置1は、3Dモデル中のオネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性をチェックすることを通じて、3Dモデルの設計を検証する処理装置である。
モデル設計検証装置1は、3Dモデル記憶・表示部11、3Dモデル初期状態退避・復帰部12、属性情報設定部13、オネジモデル抽出部14、干渉チェック部15、干渉チェック結果切り分け部16、オネジモデル干渉チェック結果分析部17、タップ穴径変更部18、検証結果出力部19、3Dモデル初期状態記憶部20を備える。
3Dモデル記憶・表示部11は、3D−CADで設計された3Dモデルを記憶し、表示する。例えば、図1中に示すように、電卓の3Dモデルを記憶し、表示する。
3Dモデル初期状態退避・復帰部12は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルを3Dモデル初期状態記憶部20に退避して記憶させる。また、3Dモデル初期状態退避・復帰部12は、3Dモデル初期状態記憶部20内に記憶された3Dモデルを3Dモデル記憶・表示部11にロードすることによって、3Dモデルを初期状態に復帰させる。
属性情報設定部13は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデル中のオネジモデルに対して属性情報を設定する。また、属性情報設定部13は、3Dモデル中のタップ穴モデルに対して属性情報を設定する。例えば、属性情報設定部13は、後述するように、タップ穴を下穴径で作成するとともに、作成したタップ穴に対応するネジ径の情報を設定する。
オネジモデル抽出部14は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルからオネジモデルを抽出する。オネジモデル抽出部14は、例えば、後述する属性情報設定部13によってオネジモデルに対して設定された属性情報に基づいて、3Dモデルからオネジモデルを抽出する。干渉チェック部15は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルについて、干渉チェックを行う。すなわち、干渉チェック部15は、3Dモデル全体についての干渉チェックを行う他、後述するタップ穴径変更部18によってタップ穴径が変更された後のオネジモデルとタップ穴モデルとの干渉チェックを行う。
干渉チェック結果切り分け部16は、オネジモデル抽出部14によるオネジモデルの抽出結果を用いて、干渉チェック部15による3Dモデル全体についての干渉チェック結果を、オネジモデルに関連する干渉チェック結果とオネジモデル以外のモデルについての干渉チェック結果とに切り分ける。
オネジモデル干渉チェック結果分析部17は、オネジモデルに関連する干渉チェック結果に基づいて、オネジモデルに干渉または接触するモデルがあるかを分析する。例えば、オネジモデル干渉チェック結果分析部17は、オネジモデルに関連する干渉情報に基づいて、オネジモデルに接触するモデルの有無を判断する。また、例えば、オネジモデル干渉チェック結果分析部17は、干渉チェック結果切り分け部16の処理によって得られた、オネジモデルに関連する干渉情報に基づいて、オネジモデルに干渉または接触するモデルの有無を判断する。
タップ穴径変更部18は、オネジモデル干渉チェック結果分析部17がオネジモデルに干渉するモデルがあると判断した場合に、当該オネジモデルに干渉するモデルをタップ穴モデルであると推定する。また、タップ穴径変更部18は、タップ穴モデルと推定されたモデルのタップ穴径を下穴径からネジ径に変更する。タップ穴径の変更には、例えば、後述する属性情報設定部13によってタップ穴モデルに対して設定されるネジ径の情報を用いる。タップ穴径変更部18の処理によって、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルに含まれ得るタップ穴モデルのタップ穴径が変更される。
検証結果出力部19は、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性のチェック結果を出力する。例えば、検証結果出力部19は、オネジモデル干渉チェック結果分析部17の分析の結果、オネジモデルに接触するモデルがない場合に、3Dモデルの設計に不具合があることを示すNGメッセージを出力する。また、例えば、検証結果出力部19は、オネジモデル干渉チェック結果分析部17の分析の結果、オネジモデルに干渉するモデルがない場合に、3Dモデルの設計に不具合があることを示すNGメッセージを出力する。また、例えば、検証結果出力部19は、干渉チェック部15が、タップ穴径変更後のオネジモデルとタップ穴モデルとが干渉すると判断した場合に、NGメッセージを出力する。3Dモデル初期状態記憶部20は、3Dモデルの初期状態を記憶する。
属性情報設定部13と干渉チェック部15とについて、更に説明する。属性情報設定部13は、オネジ属性設定部131とタップ穴属性設定部132とを備える。オネジ属性設定部131は、オネジモデルに対して属性を設定する。タップ穴属性設定部132は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデル中のタップ穴モデルのタップ穴を下穴径で作成するとともに、作成したタップ穴に対応するネジ径の情報をタップ穴モデルに対する属性として設定する。本発明の実施の形態においては、タップ穴属性設定部132は、例えば、OneSpaceDesigner(CoCreate社製3D−CAD)のタップ穴作成機能を用いて、タップ穴を下穴径で作成するとともに、作成したタップ穴に対応するネジ径の情報を設定する。
干渉チェック部15は、全体干渉チェック部151と、オネジ・タップ穴モデル干渉チェック部152とを備える。全体干渉チェック部151は、3Dモデル全体についての干渉チェックを行う。オネジ・タップ穴モデル干渉チェック部152は、3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの干渉チェックを行う。オネジ・タップ穴モデル干渉チェック部152は、例えば、オネジモデル干渉チェック結果分析部17によって干渉モデルがあると判断されたオネジモデルと、タップ穴径変更部18によってタップ穴径がネジ径に変更されたタップ穴モデルとの間の干渉チェックを行う。
図2は、オネジモデルとタップ穴モデルとの整合性チェック処理フローの一例を示す図である。本発明の実施の形態におけるオネジモデルとタップ穴モデルとの整合性チェック処理では、オネジモデルはネジ径で作成し、タップ穴モデルは下穴径で作成する。
まず、モデル設計検証装置1は、3Dモデルの初期状態を退避する(ステップS1)。例えば、モデル設計検証装置1は、干渉チェック前の3Dモデルを、3Dモデル初期状態記憶部20に記憶する。モデル設計検証装置1は、干渉チェックを行い、干渉チェック結果をオネジモデルに関連する干渉情報とオネジモデル以外の干渉情報とに分類する(ステップS2)。次に、モデル設計検証装置1は、オネジモデル毎に、それに干渉・接触するモデルを抽出する(ステップS3)。
モデル設計検証装置1は、オネジモデルと接触するモデルについてのメッセージを出力する(ステップS4)。また、モデル設計検証装置1は、オネジモデルと干渉するモデルについては、オネジモデルと干渉するモデルのタップ穴径を変更した上で、再度干渉チェックをして、ネジ嵌合部の良否判定を行う(ステップS5)。即ち、モデル設計検証装置1は、オネジモデル毎の干渉結果に基づいて、オネジと干渉しているモデルのタップ穴径をネジ径に変更した上で、干渉チェックを行い、ネジ嵌合部の良否判定を行う。
そして、モデル設計検証装置1は、3Dモデルを初期状態に復帰させる(ステップS6)。例えば、モデル設計検証装置1は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルを消去した上で、ステップS1において3Dモデル初期状態記憶部20に退避された3Dモデルを3Dモデル記憶・表示部11にロードする。ステップS6の処理によって、3Dモデルを容易に初期状態に戻すことができる。
図3は、3Dモデルの初期状態を退避する処理フローの一例を示す図である。モデル設計検証装置は、3Dモデル中のネジモデルの属性を設定する(ステップS11)。例えば、モデル設計検証装置1は、図5(A)に示す電卓の3Dモデル中のオネジモデルに対して、当該オネジモデルを一意に識別する識別子を設定する。
また、上記ステップS11において、モデル設計検証装置1は、例えば、図5(A)に示す電卓の3Dモデル中のタップ穴を下穴半径で作成するとともに、作成したタップ穴に対応するネジ径の情報をタップ穴モデルに対する属性として設定する。
ネジモデルの多くは規格品であり、3D−Library(図1では図示を省略)から取り込まれることが多いが、ネジモデルに属性を設定することで、設計者が属性を付与する工数を削減し、また、属性の設定忘れを防止することができる。
そして、モデル設計検証装置1は、ネジモデルの属性が設定された3Dモデルの初期状態を3Dモデル初期状態記憶部20に退避する(ステップS12)。
図4は、干渉チェック結果をオネジモデルに関連する干渉情報とオネジモデル以外の干渉情報とに分類する処理フローの一例を示す図である。モデル設計検証装置1は、3Dモデルからオネジモデルを抽出する(ステップS21)。すなわち、モデル設計検証装置1は、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルに対して、オネジモデルの属性をチェックすることにより、自動でオネジモデルを抽出する。
例えば、モデル設計検証装置1は、図5(A)に示す電卓の3Dモデルから、図5(B)に示すネジモデルA〜ネジモデルDまでの4個のオネジモデルを抽出する。
そして、モデル設計検証装置1は、3Dモデル全体について干渉チェックを行う(ステップS22)。ステップS22における干渉チェックにより、例えば図5(C)に示すような3Dモデル全体についての干渉チェック結果が得られる。
ステップS22における干渉チェック結果が、オネジモデルに関する干渉チェック結果である場合は(ステップS23)、モデル設計検証装置1は、オネジモデル毎に干渉チェック結果を分類する(ステップS24)。例えば、モデル設計検証装置1は、図5(C)に示す3Dモデル全体についての干渉チェック結果から、図5(B)に示す4個のオネジモデルに関連する干渉チェック結果を抽出し、図6(A)に示すような、オネジモデルに関連する干渉情報を取得する。そして、モデル設計検証装置1は、図6(A)に示す干渉情報に基づいて、図6(C)に示すような、オネジモデル毎の干渉情報を作成する。
ステップS22における干渉チェックの結果が、オネジモデルに関する干渉チェック結果でない場合は、モデル設計検証装置1は、一般(ネジ以外)のモデル間での干渉情報を出力する(ステップS25)。モデル設計検証装置1は、例えば、図5(C)に示す3Dモデル全体についての干渉チェック結果から、オネジモデルに関連しない図6(B)に示すような干渉情報を取得し、出力する。
ステップS21〜ステップS25の処理によって、干渉チェック結果をオネジモデルに関する干渉情報とオネジモデル以外の干渉情報とに分類することができるため、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の干渉情報を除外して、一般(ネジ以外)のモデル間での干渉情報を出力することができる。
図7は、オネジモデルに干渉・接触するモデルを抽出する処理フローの一例を示す図である。モデル設計検証装置1は、オネジモデル毎の干渉情報から、オネジモデルに干渉するモデルを抽出する(ステップS31)。また、モデル設計検証装置1は、オネジモデル毎の干渉情報から、オネジモデルに接触するモデルを抽出した後、接触モデルについてのメッセージを出力する(ステップS32)。接触モデルについてのメッセージの出力処理の詳細については、後述する。次に、モデル設計検証装置1は、オネジモデルに干渉するモデルの有無を判断し(ステップS33)、オネジモデルに干渉するモデルが存在する場合は、ネジ嵌合部の良否判定処理を行って(ステップS34)、ステップS36に移行する。ネジ嵌合部の良否判定処理の詳細については、図11を用いて後述する。モデル設計検証装置1は、オネジモデルに干渉するモデルが存在しない場合は、オネジモデルに干渉するモデルが存在しないことを示すメッセージを出力する(ステップS35)。次のオネジモデルがある場合は(ステップS36)、ステップS31に戻り、次のオネジモデルがない場合は、処理を終了する。
タップ穴径が下穴径の場合、例えば、図8に示すように、オネジモデル200とタップ穴モデル201とは、点線の楕円で囲ったネジ嵌合部において干渉する。従って、図7に示す処理フローに従って、オネジモデルに干渉するモデルを抽出することにより、タップ穴モデルを推定することができる。またネジとしての役割上、必ずタップ穴モデルに固定されるすきま穴モデルが存在し、オネジモデルとすきま穴モデルとは接触する。例えば、図8に示すように、オネジモデル200とすきま穴モデル202とは、実線の楕円で囲った部分において接触する。従って、図7に示す処理フローに従って、オネジモデルに接触するモデルを抽出することにより、すきま穴モデルを推定することができる。
図9は、オネジモデルに接触するモデルについてのメッセージの出力処理フローの一例を示す図である。オネジモデルの役割は、タップ穴モデルにすきま穴モデルを固定させることであり、一般に、オネジモデルに対して接触するすきま穴モデルが1点だけ存在する。例えば、図10に示すように、オネジモデル200は、それに接触するモデルとして、すきま穴モデルを1点だけ持つ。そこで、以下に説明するように、オネジモデルに接触するモデルの数をチェックすることで、オネジモデルがネジとしての役割を果たしているかをチェックすることができる。
まず、モデル設計検証装置1は、オネジモデルに接触するモデルの有無を判断する(ステップS41)。例えば、モデル設計検証装置1は、図6(C)に示すようなオネジモデル毎の干渉情報を参照して、現在、処理対象となっているオネジモデルに接触するモデルの有無を判断する。オネジモデルに接触するモデルがない場合、モデル設計検証装置1は、NGメッセージを出力する(ステップS42)。例えば、「オネジに対応したすきま穴モデルはありません」等のメッセージが出力される。オネジモデルに接触するモデルがある場合、モデル設計検証装置1は、オネジモデルに接触するモデルの数が1を超えるかを判断する(ステップS43)。オネジモデルに接触するモデルの数が1以下である場合は、処理を終了し、オネジモデルに接触するモデルの数が1を超える場合は、モデル設計検証装置1は、NGメッセージを出力する(ステップS44)。例えば、「オネジと接触するモデルが複数あります」等のメッセージが出力される。
図11は、ネジ嵌合部の良否判定処理フローの一例を示す図である。モデル設計検証装置1は、オネジモデルと干渉しているモデルをタップ穴モデルとして推定する(ステップS51)。例えば、図12(A)中に示すように、オネジモデル200とモデルA100とが干渉し、また、オネジモデル200とモデルB101とが干渉しているとすると、モデルA100とモデルB101とがタップ穴モデルとして推定される。次に、モデル設計検証装置1は、オネジモデルと干渉しているモデルのタップ穴部を抽出する(ステップS52)。例えば、図12(A)に示すモデルAからタップ穴部203が抽出される。
そして、モデル設計検証装置1は、抽出したタップ穴部の径を下穴径からネジ径に変更する(ステップS53)。ステップS53の処理により、例えば、図12(A)に示すモデルA100のタップ穴部203の径がネジ径に変更される。モデルB101にはタップ穴が存在しないため、モデル形状は変更されない。
モデル設計検証装置1は、オネジモデルとタップ穴モデルとの間で干渉チェックを行い(ステップS54)、干渉チェック結果が干渉かを判断する(ステップS55)。例えば、モデルB101のモデル形状は変更されないため、図12(B)に示すように、干渉チェックの結果、オネジモデル200はモデルB101と干渉する。干渉チェック結果が干渉である場合には、モデル設計検証装置1はNGメッセージを出力する(ステップS56)。例えば、「オネジに干渉しているモデルがあります」等のメッセージが出力される。
干渉チェック結果が干渉でない場合には、モデル設計検証装置1は、干渉結果が接触でないかを判断する(ステップS57)。干渉チェック結果が接触でない場合には、モデル設計検証装置1は、NGメッセージを出力する(ステップS58)。例えば、干渉チェックの結果、図12(C)に示すように、オネジモデル200とモデルA100とが干渉も接触もしないとすると、ネジ嵌合部に不具合があるとして、「オネジとタップ穴とが合っていません」等のメッセージを出力する。
ステップS57における判断の結果、干渉チェック結果が接触である場合には、処理を終了する。例えば、図12(B)に示すように、干渉チェックの結果、オネジモデル200とモデルA100とは、点線の円で囲った部分において、接触する。従って、モデルA100はタップ穴モデルであり、オネジモデル200とモデルA100との関係は正常であることがわかる。
図13に、主なオネジとタップ穴との間の不具合と、タップ穴をネジ径に変更した時の干渉チェック結果の一例について示す。例えば、オネジとタップ穴の位置関係がずれているとき、オネジに対してタップ穴が小さいとき、タップ穴にタップ穴属性が付与されていないとき等には、干渉チェック結果は「干渉」となる。また、オネジに対してタップ穴が大きいとき等には、干渉チェック結果は、「干渉なし 接触なし」となる。オネジとタップ穴との関係が正常である場合は、干渉チェック結果は「接触」となる。
図14は、3Dモデルの初期状態への復帰処理フローの一例を示す図である。モデル設計検証装置は、ネジ嵌合部の良否判定処理を全て完了した後、3Dモデル記憶・表示部11内の3Dモデルを消去し(ステップS61)、図2のステップS1で退避された3Dモデルを3Dモデル記憶・表示部11にロードして(ステップS62)、処理を終了する。ステップS62の処理によって、タップ穴モデルのタップ穴径が変更された3Dモデルが初期状態に復帰する。
ここに記述するものは本発明を具体化した一例であって、本発明がこれに限定されるものではない。
この本発明を実現するプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば半導体メモリ、ハードディスク、CD−ROM、DVD等に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、または、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信により提供される。
以上から把握できるように、本発明の実施形態の特徴を述べると以下の通りである。
(付記1)3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証装置であって、
前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証するモデル整合性検証手段とを備える
ことを特徴とするモデル設計検証装置。
(付記2)付記1に記載のモデル設計検証装置が、さらに、
前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記干渉チェック手段による干渉チェック結果が干渉である場合に、前記オネジモデルと干渉するタップ穴モデルのタップ穴径をネジ径に変更するタップ穴径変更手段を備える
ことを特徴とするモデル設計検証装置。
(付記3)付記2に記載のモデル設計検証装置において、
前記3Dモデル中のタップ穴モデルのタップ穴を下穴径で作成するとともに、前記作成されたタップ穴に対応するネジ径の情報を前記タップ穴モデルに対する属性として設定する属性情報設定手段を備える
ことを特徴とするモデル設計検証装置。
(付記4)付記3に記載のモデル設計検証装置において、
前記属性情報設定手段による属性の設定対象とする前記3Dモデルを記憶手段内に退避し、前記干渉チェック手段による干渉チェック後に、前記記憶手段内に退避された3Dモデルを復帰させる3Dモデル退避・復帰手段を備える
ことを特徴とするモデル設計検証装置。
(付記5)付記1に記載のモデル設計検証装置において、
前記モデル整合性検証手段は、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記干渉チェック手段による前記オネジモデルとタップ穴モデルとの間での干渉チェック結果が干渉を示し、前記タップ穴モデルのタップ穴径がネジ径の場合の前記干渉チェック手段による前記オネジモデルとタップ穴モデルとの間での干渉チェック結果が接触を示すときに、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとが整合すると判断する
ことを特徴とするモデル設計検証装置。
(付記6)付記1に記載のモデル設計検証装置が、さらに、
前記干渉チェック手段による干渉チェック結果に基づいて、前記タップ穴モデルを除くモデルの中で前記オネジモデルに接触するモデルがあるかを分析する干渉チェック結果分析手段を備え、
前記モデル整合性検証手段は、前記干渉チェック結果分析手段による分析の結果、前記オネジモデルに接触するモデルがない場合に、前記3Dモデルの設計に不具合があると判断する
ことを特徴とするモデル設計検証装置。
(付記7)3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証方法であって、
前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて干渉チェックを行うステップと、
前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証するステップとを有する
ことを特徴とするモデル設計検証方法。
(付記8)付記7に記載のモデル設計検証方法が、さらに、
前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記干渉チェック結果が干渉である場合に、前記オネジモデルと干渉するタップ穴モデルのタップ穴径をネジ径に変更するステップを有する
ことを特徴とするモデル設計検証方法。
(付記9)付記8に記載のモデル設計検証方法において、
前記3Dモデル中のタップ穴モデルのタップ穴を下穴径で作成するとともに、前記作成されたタップ穴に対応するネジ径の情報を前記タップ穴モデルに対する属性として設定するステップを有する
ことを特徴とするモデル設計検証方法。
(付記10)付記9に記載のモデル設計検証方法において、
前記属性の設定対象とする前記3Dモデルを記憶手段内に退避し、前記干渉チェック後に、前記記憶手段内に退避された3Dモデルを復帰させるステップを有する
ことを特徴とするモデル設計検証方法。
(付記11)付記7に記載のモデル設計検証方法において、
前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記オネジモデルとタップ穴モデルとの間での干渉チェック結果が干渉を示し、前記タップ穴モデルのタップ穴径がネジ径の場合の前記オネジモデルとタップ穴モデルとの間での干渉チェック結果が接触を示すときに、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとが整合すると判断するステップを有する
ことを特徴とするモデル設計検証方法。
(付記12)付記7に記載のモデル設計検証方法が、さらに、
前記干渉チェック結果に基づいて、前記タップ穴モデルを除くモデルの中で前記オネジモデルに接触するモデルがあるかを分析するステップを有し、
前記オネジモデルに接触するモデルがあるかの分析の結果、前記オネジモデルに接触するモデルがない場合に、前記3Dモデルの設計に不具合があると判断する
ことを特徴とするモデル設計検証方法。
(付記13)3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証装置が備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて干渉チェックを行う処理と、
前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証する処理とを実行させる
ことを特徴とするモデル設計検証プログラム。
以上、説明したように、本発明のモデル設計検証装置、モデル設計検証プログラムによれば、従来、CADユーザが実施していたオネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性のチェックを、自動で実施することができ、オネジモデルとタップ穴モデルとの間のチェック工数を大幅に削減することができる。
また、本発明のモデル設計検証装置、モデル設計検証プログラムによれば、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の整合性のチェックを、自動で実施することにより、確実に、オネジモデルとタップ穴モデルとの間の不具合を摘出することができる。従って、本発明によれば、設計ミスを防止することができる。
本発明のモデル設計検証装置の構成の一例を示す図である。 オネジモデルとタップ穴モデルとの整合性チェック処理フローの一例を示す図である。 3Dモデルの初期状態を退避する処理フローの一例を示す図である。 干渉チェック結果をオネジモデルに関連する干渉情報とオネジモデル以外の干渉情報とに分類する処理フローの一例を示す図である。 3Dモデル、オネジモデル、3Dモデル全体についての干渉チェック結果を示す図である。 オネジモデルに関連する干渉情報、一般(ネジ以外)のモデル間での干渉情報、オネジモデル毎の干渉情報を示す図である。 オネジモデルに干渉・接触するモデルを抽出する処理フローの一例を示す図である。 オネジモデルとタップ穴モデルとの干渉を説明する図である。 オネジモデルに接触するモデルについてのメッセージの出力処理フローの一例を示す図である。 オネジモデルとすきま穴モデルとの接触を説明する図である。 ネジ嵌合部の良否判定処理フローの一例を示す図である。 オネジモデルと他のモデルとの干渉チェック結果を示す図である。 主なオネジとタップ穴との間の不具合と、タップ穴をネジ径に変更した時の干渉チェック結果の一例について示す図である。 3Dモデルの初期状態への復帰処理フローの一例を示す図である。 オネジモデルとタップ穴モデルとの関係を示す図である。 オネジとタップ穴との関係別の、オネジモデルとタップ穴との干渉チェック結果の一例を示す図である。 オネジモデルとタップ穴モデルとの間の干渉チェック結果の一例を示す図である。 3D−CADによる従来の設計フローを示す図である。 モデル間での干渉チェックを説明する図である。 モデル間での干渉チェックを説明する図である。 2次元図面で表現されたメネジを示す図である。
符号の説明
1 モデル設計検証装置
11 3Dモデル記憶・表示部
12 3Dモデル初期状態退避・復帰部
13 属性情報設定部
14 オネジモデル抽出部
15 干渉チェック部
16 干渉チェック結果切り分け部
17 オネジモデル干渉チェック結果分析部
18 タップ穴径変更部
19 検証結果出力部
20 3Dモデル初期状態記憶部
100 モデルA
101 モデルB
102 モデルC
103 モデルD
131 オネジ属性設定部
132 タップ穴属性設定部
151 全体干渉チェック部
152 オネジ・タップ穴モデル干渉チェック部
200 オネジモデル
201 タップ穴モデル
202 すきま穴モデル
203 タップ穴部
300 ネジ径部
301 下穴径部

Claims (3)

  1. 3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証装置であって、
    前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて前記オネジモデルとの干渉チェックを行う干渉チェック手段と、
    前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証するモデル整合性検証手段と、
    前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記干渉チェック手段による干渉チェック結果が干渉である場合に、前記オネジモデルと干渉するタップ穴モデルのタップ穴径をネジ径に変更するタップ穴径変更手段とを備える
    ことを特徴とするモデル設計検証装置。
  2. 請求項1に記載のモデル設計検証装置が、さらに、
    前記干渉チェック手段による干渉チェック結果に基づいて、前記タップ穴モデルを除くモデルの中で前記オネジモデルに接触するモデルがあるかを分析する干渉チェック結果分析手段を備え、
    前記モデル整合性検証手段は、前記干渉チェック結果分析手段による分析の結果、前記オネジモデルに接触するモデルがない場合に、前記3Dモデルの設計に不具合があると判断する
    ことを特徴とするモデル設計検証装置。
  3. 3Dモデルの設計を検証するモデル設計検証装置が備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記3Dモデルに含まれるオネジモデルとタップ穴モデルとの間で、前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合とネジ径の場合のそれぞれについて前記オネジモデルとの干渉チェックを行う処理と、
    前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの間での干渉チェック結果に基づいて、前記オネジモデルと前記タップ穴モデルとの整合性を検証する処理と、
    前記タップ穴モデルのタップ穴径が下穴径の場合の前記干渉チェック結果が干渉である場合に、前記オネジモデルと干渉するタップ穴モデルのタップ穴径をネジ径に変更する処理とを実行させる
    ことを特徴とするモデル設計検証プログラム。
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