JP4763189B2 - 転写用物品付きシートの製造方法、転写物品の製造方法 - Google Patents

転写用物品付きシートの製造方法、転写物品の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話の表示部カバーパーツなど、表面の傷つきが問題になりやすく、サイズの小さい物品の転写法による加飾に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話の表示部カバーパーツなどを加飾する方法としては、これらの物品1個ずつについて転写法などにより加飾をしていた。転写法とは、通常、基体シート上に、少なくとも加飾層からなる転写層を形成した転写シートを用い、加熱加圧して転写層を物品に密着させた後、基体シートを剥離して、物品に転写層のみを転移して加飾を行う方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯電話の表示部カバーパーツ等のように転写対象である物品のサイズが小さい場合、転写・運搬の際に取り扱いにくいためにその作業効率が低くなり、又散乱して見失いやすいために保管しにくいという問題があった。
【0004】
とくに、携帯電話の表示部カバーパーツ等のように転写対象である物品の傷付きの有無が重要となり、物品どうしを直接重ね積みができない場合、保管の際に広い面積を必要とする上、運搬の際の作業効率がさらに悪くなる。その対策として物品ごとに保護シートを貼るという手段もあるが、非常に手間がかかる。
【0005】
したがって、本発明の目的は、上記の問題を解決することにあって、物品について転写・運搬が効率よくでき、且つ狭い面積で整然と保管ができる転写用物品付きシート、転写用物品付きシートの製造方法、転写物品の製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、シート状の支持体を用いることにより、傷付きを防ぐとともに、物品を各個単独ではなく複数単位で取り扱うことができるようにした。
【0007】
すなわち、本発明は、転写法にて加飾を施すことが予定された小寸法の物品がその加飾を施す面を表にして複数個まとめて支持体の同一面に仮固定されている転写用物品付きシートの製造方法であって、該支持体がシート状であり、且つ該支持体の環境温度25℃におけるJIS C 2318による引張り試験でのヤング率が100MPa以上であり、さらに上記物品が成形樹脂からなり、物品の成形用金型内に上記支持体を挿入して、該支持体上に物品を成形と同時に仮固定させるように構成した。
【0008】
また、上記構成において、ヤング率が10GPa以下であるように構成した。
【0010】
本発明の転写物品の製造方法は、上記転写用物品付きシートの上記物品に複数個まとめて転写法にて加飾を施した後、転写物品を支持体から剥離するように構成した。
【0011】
また、上記転写物品の製造方法の構成において、転写法が、基体シート上に少なくとも加飾層からなる転写層を形成した転写シートを転写用物品付きシートに重ね合わせ、基体シート側から圧力部材にて加圧することにより必要領域の転写層を物品に接着させた後、基体シートを剥離して、物品表面に前記領域の転写層のみを転移して加飾を行う方法であるように構成した。
【0012】
また、上記転写物品の製造方法の各構成において、転写層が、転写後に加飾層を保護する保護シートを物品に対応する必要領域に有するものであるように構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】
以下、図面を参照しながら本発明をさらに詳しく説明する。
図1及び図2は本発明に係る転写用物品付きシートの一実施例を示す斜視図、図3は本発明に係る転写用物品付きシートの製造方法の一実施例を示す斜視図、図4及び図5は本発明に係る転写物品の製造方法の一実施例を示す断面図、図6は本発明に係る転写用物品付きシートの製造方法の一実施例を示す断面図、図7は本発明に係る転写用物品付きシートの支持体の歪み及び破断について説明する断面図、図8及び図9は本発明に係る転写用物品付きシートの物品の脱落について説明する断面図、図10は本発明に係る転写用物品付きシートの物品の脱落防止について説明する断面図、図11及び図12は本発明に係る転写物品の製造方法に使用する転写シートの一実施例を示す断面図、図13及び図14は図12の転写シートの製造工程の一実施例を示す断面図、図15は本発明に係る引張試験において使用する引張試験機を示す斜視図、図16は本発明に係る引張試験において引張試験機の試験片を固定する部分を示す断面図である。図中、1は転写用物品付きシート、2は支持体、3は物品、4は治具、5は物品配置用貫通孔、6は転写シート、7は加飾パターン、8は基体シート、9は転写層、9aは剥離層、9bは加飾層、9cは接着層、9dは保護シート、10は試験片、11はチャック、12は転写用パッド、13は成形用金型、14は成形樹脂、15は可動部材、16はネジ、17は転写ロール、18はロール状治具、19は仮接着層、20はハーフカットをそれぞれ示す。なお、図中の物品形状は略してある。
【0015】
まず、本発明に係る転写用物品付きシート1の基本的な構成について説明する。
【0016】
転写用物品付きシート1は、転写法にて加飾を施すことが予定された小寸法の物品がその加飾を施す面を表にして複数個まとめて支持体2の同一面に仮固定されているものであって、該支持体2がシート状であり、且つ該支持体2の環境温度25℃におけるJIS C 2318による引張り試験でのヤング率が100MPa以上であるように構成される。(図1,図2参照)
【0017】
上記物品3は、そのサイズが小さいが故に物品3単独では転写・運搬の際に取扱いにくかったり、又散乱して見失いやすかったりするものであり、例えば携帯電話の表示部カバーパーツや、特開平7-198908に開示されているような絞り機能付きの小型レンズ等である。また、上記支持体2は、少なくとも上記物品3に転写を施すまではその同一面に複数個の物品3を固定して支持し、転写が終わった後は物品3を最終製品に使用されるまでの間に物品3から剥がされるものである。この転写用物品付きシート1は、上記物品3が複数個まとめて上記支持体2の同一面に仮固定されているため、それぞれの物品3のサイズが小さくても、これらの物品3について転写・運搬・保管を行なう際に実際に取り扱うサイズは物品3複数個分以上の大きなサイズとなる。つまり、転写や運搬を複数の物品3について一度に行なったりあるいは速やかに連続して行なったりできるために作業効率が高く、又散乱して見失うことがなくなるために保管しやすい。しかも、一つの支持体2がその各物品3に対応する部分おいて支持体を兼ねているために、物品3どうしを傷付けることなく重ね積みすることが容易にでき、保管の際に広い面積を必要としない。
【0018】
上記物品3の材質としては、各種成形樹脂14からなる成形品の他、ガラス、セラミック、鉄やアルミニウムなどの金属からなる板などである。また、上記物品3の転写を施す面以外の面、たとえば支持体2に対向する面には、本発明に係る転写を施す前に既に加飾が施されていてもよい。
【0019】
上記支持体2は、前記したようにシート状である。そのため転写用物品付きシート1は嵩張らず、転写用物品付きシート1を多数積層しても殆ど物品3の嵩のみのスペースしかとらない。シート状の支持体2の材質としてはポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂などを用いるとよい。また、シート状の支持体2としては、5〜2000μmの厚みのものを用いるとよい。また、このようなシート状の支持体2の形態は、図1に示したような長尺状のものであっても良いし、図2に示したような枚葉状のものであっても良い。
【0020】
また、上記シート状の支持体2は、複数の物品3を支持する上で必要な機械的特性を有するものである。この必要な機械的特性とは、支持体2が物品3を保持する際の負荷によりシート表面に対して垂直な方向に極端に歪んだり、破断したりしないように、物品3を保持する際の負荷に対して支持体2の物品3を保持した各部分の周辺が適度に伸縮してクッション性を有するような強度のことである。しかも、その強度は、転写用パッド12や転写ロール17を用いた加圧などで転写を施した際に転写用物品付きシート1の支持体2にシワが発生しないものでなくてはならない。そうでないと、シワを除去するために転写後に張力を加える等の後処理工程がさらに必要となるからである。
【0021】
本発明者は、その特性を具体的に示すことができないか考慮した結果、物品3を保持設定する際の負荷をシート状の支持体2にかかる応力、上記負荷に対する伸縮によるクッション性をシート状の支持体2の弾性率ととらえ、応力に対する適度な弾性率、すなわち適度なヤング率を設定して示せば良いことを導いた。この適度なヤング率は、支持体2として使用可能なシート材について、JIS C2318−1972の測定方法に基づいた測定方法により、図15,図16に示すように、25℃の環境温度下において、試験片10を一対のチャック11を用いて固定し、幅15mm、長さ約200mmで中央部に50mmの距離をおいて標点をつけた試験片10の一端を200mm/分の一定速度で荷重をかけて引張試験を実施したときの初期引張弾性率で定義した。その結果、上記シート状の支持体2に必要な機械的特性は、100Pa以上のヤング率が適切であることがわかった。
【0022】
本発明に係る支持体2の前記試験におけるヤング率は、物品3を保持する際の負荷による歪みや破断の防止だけを考えれば、10MPa以上あればよい。10MPa未満では、支持体2の剛性が不足するため、支持体2の物品3を保持した各部分の周辺が物品3を保持する際の負荷、つまり物品3を支持体2に押し付ける力及び物品3自体の重みにより、シート表面に対して垂直な方向に極端に歪んだり、破断したりする(図7参照)。このような状態の転写用物品付きシート1では、転写・運搬の際に取り扱いにくくその作業効率が低くなり、また保管の際に重ね積みが難しくなる。しかし、転写を施した際のシワ防止のことまで考えると、100MPa以上のヤング率が必要である。100MPa未満では、転写用パッド12や転写ロール17を用いた加圧などで転写を施した際に転写用物品付きシート1の支持体2に除去可能なシワが発生することがあり、これを除去するために転写後に張力を加える等の後処理工程がさらに必要となる。支持体2の前記試験におけるヤング率を100MPa以上とすれば、これらの問題は生じない。
【0023】
なお、本引張試験についてさらに詳しく説明すると、図15,図16において、上側のチャック11は、試験片10の上端を挟んだ状態でネジ16により固定される。また、下側のチャック11は、試験片10の下端を挟んだ状態でネジ16により固定される。上下のチャック間の間隔は約100mmである。そして、上側のチャック11は試験機に固定される一方、下側のチャック11は25℃の環境温度下において可動部材15により下向きに200mm/分の速度で下降して試験片10に引張力を作用させる。ここで環境温度とは、試験片10が試験片10周囲の雰囲気と同じ温度になっている状態での温度である。
【0024】
このような転写用物品付きシート1おける物品3の仮固定の手段としては、支持体2表面の動摩擦係数を上げる各種の方法が用いられる。例えば、支持体2の表面に仮接着層19を形成したり、支持体2の表面形状を粗面に成形又は加工したり、滑りにくく物品3を付着しやすい材質で支持体2を構成したりするなどであるが、支持体2の選択範囲が広いという点で仮接着層19を形成する方法がより好ましい。なお、仮固定に係る動摩擦係数は5〜2000である。この動摩擦係数は、次のようにして測定したものである。まず、対象となるシート状の支持体2を表面が平坦な固定台上に載せ、その支持体2の上に20mm角で厚さ1mmの板にガーゼ(川本産業製尺角ガーゼ「商品名デクーゼ 平折」)を二重に巻いたものを置き、さらにその上に0.2kgの重りを載せる。その重りを載せた板は、ナイロン単繊維によって引張り試験機に連結されている。この重りを載せた板を引張り試験機によって水平方向に1m/分のスピードで10cm引っ張って移動中の力を測定する。そしてその力の5点平均値を重りの重さで割った値を動摩擦係数とする。動摩擦係数が5未満だと、物品3の固定が不十分となり、運搬や転写の際に支持体2より物品3が脱落してしまう。また、逆に動摩擦係数が2000を超えると、転写用物品付きシート1の上記物品3に転写を施した後、転写物品を支持体2から綺麗に剥離することができない。また、仮接着層19とは、ある程度の接着はしているものの、剥離のための負荷を加えると容易に剥離できる程度の接着力を有する層であり、上記動摩擦係数の範囲でウレタン・アクリル・ビニル・ポリエステル・セルロース樹脂などの材質からなる粘着性層や感圧接着性層などがある。仮接着層19の形成方法は、汎用印刷(オフセット、グラビア、シルクなど)やコーティング(リバース、ダイレクトコート)などにより形成する。
【0025】
なお、前記説明においては本発明に係る転写用物品付きシート1は支持体2の前記試験におけるヤング率が100MPa以上であるように構成するとしたが、この支持体2のヤング率の上限を10GPaとするのが、より好ましい。なぜなら、前記試験におけるヤング率が10GPaを超えると、支持体2の剛性が高すぎるため、物品3を保持する際の負荷に対して支持体2の物品3を保持した各部分の周辺が全く伸縮することがないからである。そのため、図4に示すように物品3が治具4で囲まれていたり、図5に示すように物品3が支持体2の成形による凹部内にある場合は問題ないが、図8、図9に示すように物品3が支持体2の未成形部分に何の保護もなく保持されているだけの場合、支持体2上に仮固定された物品3に対して運搬や重ね積みなどの際に指や他の転写用物品付きシート1が当たる等して横からの負荷がかかったとき(図8参照)、あるいは運搬中に支持体2と物品3との接触面が地面に対して大きな角度を持つとき(図9参照)、物品3がずれて支持体2から簡単に脱落してしまうことがあるからである。これに対して、支持体2のヤング率を上記のように100MPa〜10GPaの範囲とすれば、物品3を保持する際の負荷に対して支持体2の物品3を保持した各部分の周辺が適度に伸縮してクッション性を有しているため、物品3を保持する際の負荷によって物品3がその周囲よりも支持体2に対してわずかに沈み込むかたちとなり(図10参照)、図8、図9に示すように物品3が保持されている場合にその物品3に対して横からの負荷がかかったり、支持体2と物品3との接触面が地面に対して大きな角度を持ったりしたとしても、転写用物品付きシート1をあえて曲げて使用する等しない限り物品3は支持体2から脱落しにくくなる。
【0026】
また、支持体2の前記試験におけるヤング率は、より好ましくは5GPa以下である。ヤング率が5GPaを超え10GPa以下となる範囲でも本発明の転写用物品付きシート1の支持体2として使用できるが、この範囲のヤング率では、転写用物品付きシート1を曲げて使用すると、やはり物品3が脱落するおそれがあるからである。
【0027】
また、上記シート状の支持体2上における上記複数個の物品3の仮固定位置は、一定の規則性を有するのが好ましい。一定の規則性とは、例えば等間隔に並べるとか、同じ配置の態様が繰り返し反復形成されているなどの状態をいう。規則性をもって整然と配置されている方が、支持体2上の物品3の数を確認しやすく、また転写用物品付きシート1を巻いたり積み重ねたりしやすい。また、規則性をもって整然と配置されている方が、転写を施す際の各物品3に対して与えられる条件、たとえば転写パットや転写ロール17による加圧などの条件が物品3間で等しくなるため、均一性のある転写物品が得やすい。一定の規則性をもたせる方法は、例えば、図3に示すように物品3の仮固定位置を定めた物品配置用孔を有する治具4を用いる方法がある。
【0028】
なお、転写用物品付きシート1の製造は、物品3が樹脂成形品である場合には、物品3の成形用金型13内に上記シート状の支持体2を挿入して、該支持体2上に物品3をその成形と同時に仮固定させるようにする(図6参照)。
【0029】
次に、上に述べたような構成および特性の転写用物品付きシート1を用いて転写物品を製造する方法について説明する。
【0030】
本発明に係る転写物品の製造方法は、上記したような転写用物品付きシート1の上記物品3に複数個まとめて転写法にて加飾を施した後、転写物品を支持体2から剥離する。
【0031】
転写法とは、基体シート8上に少なくとも加飾層からなる転写層9を形成した転写シート6を転写用物品付きシート1に重ね合わせ、基体シート8側から圧力部材にて加圧することにより必要領域の転写層9を物品3に接着させた後、基体シート8を剥離して、物品3表面に前記領域の転写層9のみを転移して加飾を行う方法であり(図3〜5参照)、一般に、転写層9は剥離層9a、加飾層9b、接着層9cを有する(図11参照)。
【0032】
転写シート6を構成する基体シート8の材質としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ乳酸樹脂などの樹脂シート、あるいはこれらの各シートの複合体など、通常の転写シートの基体シートとして用いるものを使用することができる。
【0033】
基体シート8からの転写層9の剥離性がよい場合には、基体シート8上に転写層を直接設ければよい。基体シート8からの転写層9の剥離性を改善するために、基体シート上に転写層9を設ける前に、離型層を全面的に形成してもよい。離型層は、成形同時転写後に基体シートを剥離した際に、基体シート8とともに転写層9から離型する。離型層の材質としては、メラミン樹脂離型剤、シリコーン樹脂離型剤、フッ素樹脂離型剤、セルロース誘導体離型剤、尿素樹脂離型剤、ポリオレフィン樹脂離型剤、パラフィン離型剤およびこれらの複合型離型剤などを用いることができる。離型層の形成方法としては、ロールコート法、スプレーコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0034】
剥離層9aは、基体シート8または離型層上に全面的または部分的に形成する。剥離層は、基体シートを剥離した際に、基体シート8または離型層から剥離して被転写物の最外面となる層である。剥離層9aの材質としては、ポリアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース樹脂、ゴム樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂などのほか、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂などのコポリマーを用いるとよい。剥離層に硬度が必要な場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いるとよい。剥離層は、着色したものでも、未着色のものでもよい。剥離層の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法、リップコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0035】
加飾層9bは、剥離層9aの上に、通常は印刷層として形成する。印刷層の材質としては、ポリビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、セルロース樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキ層を用いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。
【0036】
また、加飾層9bは、金属薄膜層からなるもの、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるものでもよい。金属薄膜層は、加飾層9bとして金属光沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッターリング法、イオンプレーティング法、エレクトロンビーム蒸着法などの所謂金属蒸着法で5〜80nmの膜厚に形成する。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合金または化合物を使用する。また、金属薄膜層は、金属箔からなる層であってもよい。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、膜厚が20〜1000μmのアルミニウム、銅、金などの箔を接着剤を介してラミネートして形成する。また、金属薄膜層を設ける際に、他の転写層と金属薄膜層との密着性を向上させるために、前アンカー層や後アンカー層を設けてもよい。前アンカー層および後アンカー層の材質としては、2液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミン樹脂、セルロースエステル樹脂、塩素含有ゴム樹脂、塩素含有ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ビニル共重合体樹脂などを使用するとよい。前アンカー層および後アンカー層の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0037】
接着層9cは、転写用物品付きシート1の上記物品3に上記の各層を接着するものである。接着層は、接着させたい部分に形成する。接着層9cとしては、物品3の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。たとえば、物品3の材質がアクリル樹脂の場合はアクリル樹脂を用いるとよい。また、物品3の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレンブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹脂などを使用すればよい。さらに、物品3の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能である。接着層9cの形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
【0038】
転写層9の構成は、上記した態様に限定されるものではなく、たとえば、加飾層の材質として転写用物品付きシート1の上記物品3との接着性に優れたものを使用する場合には、接着層を省略することができる。また、加飾層9bの材質として基体シート8又は離型層との剥離性に優れたものを使用する場合には、剥離層9aを省略することもできる。
【0039】
また、上記転写層9が、転写後に加飾層9bを保護する保護シート9dを物品に対応する必要領域に有するものであってもよい(図12参照)。このように構成することにより、物品3上に形成された加飾層9bを磨耗等から保護することができる。先に示した転写層9の構成中に保護シート9dを有さない転写シート6を用い、転写用物品付きシート1に重ね合わせ、基体シート8側から圧力部材にて加圧することにより必要領域の転写層9を物品3に接着させた後、基体シート8を剥離せずに保護シートとして利用することによっても同様に物品3上の加飾層を保護することはできるが、その場合には、基体シート兼保護シートによって複数個の物品3が繋がった状態になるため、この取り扱いづらい状態で基体シート兼保護シートを物品3毎にトリミングしなければならず、大変な労力と時間がかかる。その点、事前に所定の形状にカットした保護シート9dを基体シート8上の各物品に対応する必要領域に転写層9の一構成層として設けておけば、労力と時間をかけずに済む。転写層9の保護シート9dとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ナイロン、アクリル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ乳酸、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリブチレンテレフタレート等からなる樹脂シートを転写する物品3に対応した形状にカットしたものを用いる。なお、カット形状は物品3全体を覆う形状でもよいし、物品3の一部を覆う形状でもよい。カットした保護シートの形成方法は、まず、基体シート8上に保護シート9dを全面的に設け、加飾層9bや接着層9cを積層した後(図13参照)、転写層9を突き抜けるが基体シート8は切断されない程度にトムソン打抜き等の方法によりハーフカットし(図14参照)、必要な部分以外のところの転写層9を剥離除去する。なお、基体シート8への保護シート9dの積層には、前出の仮接着層19などが用いられる。
【0040】
また、上記保護シートを有する転写層9の構成は、保護シートの面積が物品3に形成される加飾層9bの面積より大きく、且つその材質として転写用物品付きシート1の上記物品3との接着性に優れたものを使用する場合には、接着層9cを省略することができる。
【0041】
上記圧力部材は、転写層と物品3とを隙間なく接触させるための部材であり、硬度40〜100のゴムの材質からなる転写ロール17(図5参照)や転写用パッド12(図3、図4参照)が好ましい。どの硬度のゴム材質を選定するかは、物品3の形状によって左右され、形状が複雑な場合ほど柔らかくする方が好ましい。具体的なゴム材質としてはシリコン・ブタジエン、クロロプレンなどがある。なお、圧力部材による上記加圧は、ヒートシールのように熱を併用してもよい。また、圧力部材による上記加圧の強弱も、物品の形状によって左右され、形状が複雑な場合ほど局所的に圧力が加わりにくくなるため、強くしなければならない。具体的には、0.1〜100Paの力の範囲内で設定する。これより強いと圧力部材の劣化が著しく速くなり、これ未満であると物品が平滑面であっても貼り付けできない場合がある。
【0042】
【実施例】
(実施例1) 環境温度25℃におけるJIS C 2318による引張り試験でのヤング率が4GPaである厚み12μm、25cm角のポリエステルフィルムを支持体2とし、該支持体上にウレタン樹脂からなる粘着剤をグラビア印刷によりコーティングして仮接着層19を形成した(動摩擦係数600)。
【0043】
次に、トムソン打ち抜き法によって、上記シートの四隅に直径1mmの位置合わせ用孔を設けた。
【0044】
次いで、25cm角のポリスチレン板に4cmのピッチ間隔で縦方向5個、横方向5個の計25個の直径2.1cmの物品配置用貫通孔5が設けられ、且つ両面の四隅にそれぞれ位置合わせピンが立っている治具4(図3参照)を用い、該治具4の裏面の位置合わせピンと前記支持体2の位置合わせ用孔とを支持体の仮接着層19を設けた面が治具4側となるように嵌合させ、支持体2上に治具を積層した。
【0045】
その後、直径2.0cmのアクリル樹脂からなるレンズ状成形品を物品3として前記治具4の各物品配置用貫通孔5内に1個づつ載置することにより、これらの物品3をまとめて支持体2の同一面に仮固定し、転写用物品付きシート1を得た(図2参照)。
【0046】
次に、厚み25μm、25cm角のポリエステルフィルムからなる基体シート8上に4cmのピッチ間隔で縦方向5個、横方向5個の計25個の加飾パターン7を有する転写層9が形成され、且つ四隅に直径1mmの位置合わせ用孔を設けた転写シート6を用い、該転写シート6の位置合わせ用孔と該治具の表面の位置合わせピンとを転写シート6の転写層9を設けた面を治具4側となるように嵌合させ、前記転写用物品付きシート1上に治具4を介して前記転写シート6を積層し、転写用物品付きシート1の各物品3上に転写シート6の各パターンが重なるようにした。その後、転写用物品付きシート1、治具4及び転写シート6を積層したまま、アップダウン転写機に載せ、180℃の温度に加熱された転写用パット12で転写シート6側より押圧することによって、転写用物品付きシート1の物品3上に転写層9を接着させ、転写シート6の基体シート8を剥離することにより転写用物品付きシート1の物品3に転写を施した(図4参照)。最後に、転写用物品付きシート1について支持体2を剥離することによって、25個のレンズ状転写成形品が得られた。
【0047】
(実施例2) 環境温度25℃におけるJIS C 2318による引張り試験でのヤング率が100MPaである厚み30μm、幅20cm のロール状のポリウレタンフィルムを支持体2とした(動摩擦係数8)。
【0048】
次いで、このロール状の支持体2を、箔送り装置に取付け、成形用金型13内に所定の位置まで供給して、型閉め後にポリプロピレン樹脂を射出し、成形と同時に前記支持体2と縦30mm、横45mm、厚み2.5mmのカバーパーツ用成形品とを一体化させることにより(図6参照)、複数個の物品3をまとめて支持体2の同一面に仮固定した転写用物品付きシート1を得た(図1参照)。
【0049】
次に、厚み38μm、幅20cm のロール状のポリエステルフィルムからなる基体シート8上に長尺方向に加飾パターン7を有する転写層9が形成された転写シート6を用い、該転写シート6を連続的にロール転写機の転写ロール17とロール状治具18との間の転写位置まで搬送し、前記転写用物品付きシート1上に前記転写シート6を積層し、転写用物品付きシート1の各物品3上に転写シート6の各パターンの位置が合致して重なるようにした。220℃の温度に加熱された転写ロール17で転写シート6側より押圧することによって、転写用物品付きシート1の物品3上に転写層9を接着させ、転写シート6の基体シート8を剥離することにより転写用物品付きシート1の物品3に転写を施した(図5参照)。最後に、転写用物品付きシート1について支持体2を剥離することによって、複数個の携帯電話用カバーパーツ転写成形品が得られた。
【0050】
【発明の効果】
本発明の加飾用物品付きシートの製造方法、加飾物品の製造方法は、以上のとおりの構成を有するので、次のような優れた効果を有する。
【0051】
すなわち、本発明に係る転写用物品付きシートは、転写法にて加飾を施すことが予定された小寸法の物品が複数個まとめて上記ヤング率のシート状の支持体の同一面に、物品の加飾を施す面を表にして、仮固定されているため、それぞれの物品のサイズが小さくても、これらの物品の転写・運搬・保管の際に実際に取り扱うサイズは物品複数個分の大きなサイズとなる。つまり、複数の物品についての転写や運搬を一度に行なったりあるいは速やかに連続して行なったりできるために作業効率が高く、又散乱して見失うことがなくなるために整然と保管しやすい。しかも、一つの支持体がその各物品に対応する部分おいて保護シートを兼ねているために、物品どうしを傷付けることなく重ね積みすることが容易にでき、保管の際に広い面積を必要としない。また、本発明の加飾用物品付きシートの製造方法は、成形同時法において支持体を一定間隔で成形用金型内に搬送すれば、連続的に一定の規則性でもって物品が支持体に仮固定された転写用物品付きシートを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写用物品付きシートの一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る転写用物品付きシートの一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る転写用物品付きシートの製造方法の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る転写物品の製造方法の一実施例を示す断面図である。
【図5】本発明に係る転写物品の製造方法の一実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る転写用物品付きシートの製造方法の一実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る転写用物品付きシートの支持体の歪み及び破断について説明する断面図である。
【図8】本発明に係る転写用物品付きシートの物品の脱落について説明する断面図である。
【図9】本発明に係る転写用物品付きシートの物品の脱落について説明する断面図である。
【図10】本発明に係る転写用物品付きシートの物品の脱落防止について説明する断面図である。
【図11】本発明に係る転写物品の製造方法に使用する転写シートの一実施例を示す断面図である。
【図12】本発明に係る転写物品の製造方法に使用する転写シートの一実施例を示す断面図である。
【図13】図12の転写シートの製造工程の一実施例を示す断面図である。
【図14】図12の転写シートの製造工程の一実施例を示す断面図である。
【図15】本発明に係る引張試験において使用する引張試験機を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る引張試験において引張試験機の試験片を固定する部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 転写用物品付きシート
2 支持体
3 物品
4 治具
5 物品配置用貫通孔
6 転写シート
7 加飾パターン
8 基体シート
9 転写層
9a 剥離層
9b 加飾層
9c 接着層
9d 保護シート
10 試験片
11 チャック
12 転写用パッド
13 成形用金型
14 成形樹脂
15 可動部材
16 ネジ
17 転写ロール
18 ロール状治具
19 仮接着層
20 ハーフカット

Claims (5)

  1. 転写法にて加飾を施すことが予定された小寸法の物品を、その加飾を施す面を表にして複数個まとめて支持体の同一面に仮固定させる転写用物品付きシートの製造方法であって、
    該支持体がシート状であり、且つ該支持体の環境温度25℃におけるJIS C 2318による引張り試験でのヤング率が100MPa以上であり、さらに上記物品が成形樹脂からなり、物品の成形用金型内に上記支持体を挿入して、該支持体上に物品を成形と同時に仮固定させることを特徴とする転写用物品付きシートの製造方法。
  2. 上記ヤング率が10GPa以下である請求項1に記載の転写用物品付きシートの製造方法。
  3. 上記請求項1又は請求項2のいずれかに記載の転写用物品付きシートの製造方法により製造された転写用物品付きシートの上記物品に複数個まとめて転写法にて加飾を施した後、転写物品を支持体から剥離することを特徴とする転写物品の製造方法。
  4. 上記転写法が、基体シート上に少なくとも加飾層からなる転写層を形成した転写シートを転写用物品付きシートに重ね合わせ、基体シート側から圧力部材にて加圧することにより必要領域の転写層を物品に接着させた後、基体シートを剥離して、物品表面に前記領域の転写層のみを転移して加飾を行う方法である請求項3記載の転写物品の製造方法。
  5. 上記転写層が、転写後に加飾層を保護する保護シートを物品に対応する必要領域に有するものである請求項4記載の転写物品の製造方法。
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