JP4762942B2 - デジタルデータ伝送システム,送信アダプタ装置及び受信アダプタ装置 - Google Patents

デジタルデータ伝送システム,送信アダプタ装置及び受信アダプタ装置 Download PDF

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本発明は、デジタル放送信号などの伝送システムに係り、特に、スタジオ(放送局)から無線中継装置(放送所)へのデジタル放送信号の伝送システム(無線回線)としてのSTL(Studio to Transmitter Link)や放送所(無線中継装置)から他の放送所(無線中継装置)へのデジタル放送信号の伝送システム(無線回線)としてのTTL(Transmitter to Transmitter Link)の代替システムとして利用可能なデジタルデータ伝送システムに関する。
映像信号や音声信号からなる放送番組信号を無線伝送する場合、従来、アナログFM(Frequency Modulation:周波数変調)方式による方法で伝送していたが、近年、QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)方式やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式などの変調方式による無線伝送方式が用いられるようになってきている。
このようなデジタル伝送方式を用いて放送番組信号を一般家庭に伝送(放送)する場合、かかるデジタル放送番組信号(デジタルデータ)をスタジオから、例えば、東京タワーなどに設けられた無線中継装置に送るためのSTLや無線中継装置間でデジタル放送番組信号を伝送するTTLが用いられており、これらSTLやTTLの日本国内の地上デジタル放送用としては、映像信号や音声信号などの放送データを、MPEG規格などによる圧縮符号化方式に基づいて形成された約32Mbpsの伝送ビットレートのパケット化されたTS(Transport Stream:)を上記のデジタル変調方式で変調して伝送するISDB−T(Integrated Service Digital-Terrestrial)方式が用いられるが、さらに、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)の規格に従って、これと8MHzのクロックとを伝送する2線式が採られている。これに対し、日本や米国を除くほとんどの地域では、DVB(Digital Video Broadcasting)規格に従ってパケット化されたTS(Transport Stream)のみを伝送する1線式が採られている。
なお、ISDB−T方式は、地上デジタル放送において、1つのチャンネルを13セグメント(1セグメントは429KHzの周波数帯域)に区分し、伝送するデータに応じて1〜複数セグメントが使用できるようにした方式である。例えば、携帯機器に対しては1セグメントを使用し、通常画質のテレビジョンに対しては4セグメント、ハイビジョンに対しては12セグメント夫々使用される。
一方、中継現場で取得した放送用素材をスタジオに伝送する場合、この中継現場から基地局(無線中継装置)を経てスタジオに伝送されるが、この無線中継装置,スタジオ間では、TSL(Transmitter to Studio Link)の無線伝送回線が用いられ、上記の無線伝送方式が用いられる。これに対し、中継現場から無線中継装置への無線伝送システムとしては、中継カメラ側に設けられた送信用のFPU(Field Pickup Unit)装置と無線中継装置側に設けられた受信用のFPU装置とからなる無線伝送システム(デジタルデータ伝送システム)が用いられる。
図11はFPU装置を用いた従来のデジタルデータ伝送システムの一例を示すブロック構成図であって、1は送信側のFPU(FPU−TX)装置、2はインターフェース、3は変調部、4はコンバータ、5は送信アンテナ、6は受信アンテナ、7は受信側のFPU(FPU−RX)装置、8はコンバータ、9は復調部、10はインターフェースである。
同図において、この従来例は、ARIBの規格によるものであって、図示しない中継用カメラ装置からの映像信号や音声信号からなる送信データDATA-tと送信クロックCK-tとがFPU−TX装置1に供給される。かかるFPU−TX装置1では、伝送ビットレートが60Mbpsや44Mbpsの送信データDATA-tを処理するものとする。また、この場合の送信クロックCK-tは44MHzである。
FPU−TX装置1において、かかる44Mbpsの送信データDATA-tと44MHzの送信クロックCK-tとはインターフェース2から入力される。入力された送信データDATA-tは、変調部3により、送信クロックCK-tを基に、エネルギー拡散変調,リードソロモン符号化,インターリーブ,畳込み符号化,64QAM変調などの処理がなされ、コンバータ4でマイクロ波帯の信号に変換されて送信用アンテナ5から送信される。
一方、受信(即ち、基地局(無線中継装置))側のFPU−RX装置7では、FPU−TX装置1から送信されたマイクロ波信号を受信アンテナ6で受信し、コンバータ8でもとの周波数帯の信号に変換した後、復調部9により、64QAM復調,ビタビ復号,デインターリーブ,リードソロモン復号,エネルギー逆拡散変調などの処理がなされもとの44Mbpsのデータ(受信データ)DATA-rとし、インターフェース10から出力する。また、このインターフェース10では、復調されたデータDATA-rから44MHzのクロックCK-rを抽出し、受信データDATA-rとともに出力する。この受信データDATA-rとクロックCK-rとが、TSLにより、スタジオ(放送局)に伝送される。
図12はFPU装置を用いた従来のデジタルデータ伝送システムの他の例を示すブロック構成図であって、11は送信側のFPU(FPU−TX)装置、12はシリアル・パラレル変換/レートコンバータ、13は変調部、14はコンバータ、15は送信アンテナ、16は受信アンテナ、17は受信側のFPU(FPU−RX)装置、18はコンバータ、19は復調部、20はパラレル・シリアル変換/レートコンバータである。
同図において、この従来例は、DVBの規格によるものであって、図示しない中継用カメラ装置からの映像信号や音声信号からなる伝送ビットレートが44Mbpsのシリアルな送信データDVB-tがFPU−TX装置1に供給される。FPU−TX装置1では、この送信データDVB-tがシリアル・パラレル変換/レートコンバータ12でシリアル・パラレル変換されるとともに、付加的なパケット(NULLパケット)の挿入,削除によって所定の伝送ビットレートに変換され、さらに、変調部13で、例えば、OFDM変調され、コンバータ4でマイクロ波信号に変換されて送信用アンテナ15から送信される。
一方、受信(即ち、基地局(無線中継装置))側のFPU−RX装置17では、FPU−TX装置11から送信されたマイクロ波信号が受信アンテナ16で受信され、コンバータ18でもとの周波数帯の信号に変換した後、復調部19でOFDM復調され、パラレル・シリアル変換/レートコンバータ20でもとの44Mbpsの伝送ビットレートのシリアルなデータ(受信データ)DVB-rに変換されて出力される。
ところで、以上のような放送伝送システムにおいて、上記のSTLやTTLが不具合な状態になると、一般家庭などへの地上デジタル放送ができなくなる。このような事態を回避する方法として、かかるSTLやTTLの代替システムとして上記のFPU装置で構成されたデジタルデータ伝送システムを使用可能とした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術は、送信側のFPU装置に送信用の32.5MbpsのMPEG規格で圧縮されて放送番組信号のTSを44.5MbpsのTSに変換するレート変換部を設け、かつ中継現場から無線中継装置への伝送に用いる場合には、かかる伝送レートの変換が行われないように構成したものであり、送信側のFPU装置でも、これに対応する構成としたものである。
ところで、特許文献1に記載の技術のように、送信側での処理と受信側での処理とを同期させることが必要であり、このためには、通常、送信側から受信側にクロックが送られ、受信側では、このクロックを基に、受信した信号の処理が行われる。また、送信側でも、伝送レートの変換を行なう場合には、入力された32.5Mbpsの送信用の放送番組信号のTSを44M.7bpsのTSにレート変換する場合、この入力されたTSに同期したクロックを周波数変換する必要がある。
このような送受信側で同期をとるために、クロックを用いるようにした点については、送信側の編集装置と受信側のVTR装置とが回線クロックが155.52MHzのATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期伝送モード)通信回線で接続されたデータ伝送システムで、この155.52MHzの回線クロックCLK'を送信側から受信側へ送ることにより、受信側のVTR装置において、この回線クロックCLK'が8分周されて19MHzの回線クロックCLKを生成し、この回線クロックCLKに基づいて、同期クロック4fsc(=14.3MHz)で動作するように、同期がとられるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006ー33236号公報 特開平9ー130643号公報
ところで、上記特許文献1に記載のように、送信側のFPU装置において、入力された32.5Mbpsのレートの放送番組の送信データのTSを60Mbpsや44.7MbpsのTSにレート変換するレート変換手段としてメモリ部を用い、このメモリ部でのTSの書込みを32.5MHzの書込みクロックを用いて行ない、読出しを60Mbpsや44.7Mbpsの読出しクロックを用いて行なうことにより、32.5Mbpsから60Mbpsや44.7Mbpsへのレート変換を行ない、受信側のFPU装置でも、メモリ部を用い、60Mbpsや44.7Mbpsの書込クロックと32.5Mbpsの読出しクロックにより、もとの32.5Mbpsのレートの放送番組のデータを復元する技術では、受信側のFPU装置において、メモリ部の書込クロックが受信データに対して位相が変動すると、この書込クロックと位相同期して生成される読出しクロックの位相も変動し、この結果、メモリ部で書込み,読出しが行なわれて復元された32.5Mbpsの受信データの送信側でのデータの送信タイミングからの遅延時間が安定しないという問題がある。
引用文献1に記載の技術では、送信側から受信側にクロックも送信し、このクロックをメモリ部の書込クロックに用いるものであるが、この送信されてきたクロックの受信データに対する位相関係は必ずしも安定したものではなく、このクロックと位相同期される読出クロックの位相も安定したものではない。このことは、特許文献2に記載の技術のように、外部から基準クロックを供給し、この基準クロックを基に書込みクロックや読出しクロックを生成するようにしても同様である。
そして、このように、受信側での伝送レートの変換部での受信データに対する書込クロックや読出クロックの位相関係が安定しないと、かかるデジタルデータ伝送システムをSTLやTTLの代替システムとして用いた場合、伝送される放送番組のデータのTSの遅延時間が一定とはならない。放送伝送システムにおいては、かかる遅延時間が精度良く一定であることが要求されるものであり、その要求に応えることが必要となる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、STLやTTLの代替えシステムとして用いた場合に、TSの遅延時間を高精度で一定に保持することができるようにしたデジタルデータ伝送システム,送信アダプタ装置及び受信アダプタ装置を提供することにある。
また、通常、パケットのTSを伝送ビットレートを変換して伝送する場合、常にこの伝送ビットレートをほとんど一定にして伝送するために、必要でない、いわゆるNULLデータと呼ばれるデータからなるパケット(NULLパケット)を付加したり、削除したりする手法がとられる。上記特許文献1に記載の発明においても、この手法が採られている(例えば、特許文献1の段落〔0041〕)。
しかしながら、受信側では、かかるNULLパケットが付加された受信信号からかかるNULLパケットを、容易にかつ確実に除去することが必要である。
本発明の第2の目的は、受信側において、送信側で付加されたNULLパケットを容易にかつ確実に除去することができるようにしたデジタルデータ伝送システム,送信アダプタ装置及び受信アダプタ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるデジタルデータ伝送システムは、所定の伝送ビットレートの入力データを変調し、送信する送信FPU装置と、送信FPU装置からの送信データを受信し、復調して所定の伝送ビットレートのデータを出力する受信FPU装置と、送信FPU装置の前段に付加され、所定の伝送ビットレートより低い第1のレートのデータを入力して所定の伝送ビットレートのデータにレート変換し、送信PU装置に供給する送信アダプタ装置と、受信FPU装置の後段に付加され、受信FPU装置から出力される所定の伝送ビットレートの受信データを第1のレートのデータにレート変換する受信アダプタ装置とを含み、送信アダプタ装置が、レート変換したデータの各パケットにレート変換の際に用いられるクロックの位相を規定するフラグを挿入し、受信アダプタ装置が、入力される受信データから抽出したフラグで位相を規定したクロックを用いて、入力された受信データを第1のレートのデータにレート変換することを特徴とするものである。
また、本発明によるデジタルデータ伝送システムは、送信アダプタ装置が、さらに、レート変換された送信データのパケットのスペースにNULLパケットを追加して連続したTSとするとともに、NULLパケットにNULLパレットであることを示すPIDを付加し、受信アダプタ装置は、さらに、受信されたデータのレート変換に際し、PIDをもとに、追加されたNULLパケットを削除することを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、本発明による送信側アダプタ装置は、所定の伝送ビットレートの送信データを変調して送信する送信FPU装置の前段に付加され、所定の伝送ビットレートより低いレートの送信データを入力して所定の伝送ビットレートの送信データにレート変換し、送信FPU装置に供給するものであって、レート変換した送信データの各パケットに、レート変換に際して用いたクロックの位相を規定するフラグを付加することを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、本発明による受信側アダプタ装置は、所定の伝送ビットレートの受信データを出力する受信FPU装置の後段に付加され、受信FPU装置からの所定の伝送ビットレートの受信データを所定の伝送ビットレートより低いレートのデータにレート変換するものであって、受信FPU装置からの受信データに含まれるレート変換で用いるクロックの位相を規定するフラグを抽出してクロックを位相を規定し、位相が規定されたクロックを用いて受信データをレート変換することを特徴とするものである。
本発明によると、送信側で、レート変換に際して用いられた読出クロックに関するフラグが送信データに付加されて送信され、受信側では、かかるフラグに基づいて、レート変換に際しての書込,読出クロックが規制されるものであるから、レート変換によって復元された受信データの送信側での送信データに対する遅延時間を高い精度で一定に保持することが可能となる。
さらに、本発明によると、レート変換された送信データにNULLパケットを追加することにより、該送信データを連続したTSとして送信することができ、受信側では、かかるNULLパケットを容易に、かつ確実に削除することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は図11に示すシステムを用いた本発明によるデジタルデータ伝送システムの一実施形態を示すブロック構成図であって、21は送信側のアダプタ、22は受信側のアダプタであり、図11に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、図11に示すシステムをSTLやTTLの代替え装置として使用する場合、送信側のFPU装置、即ち、FPU−TX装置1の入力端子に送信側のアダプタ21が接続され、受信側のFPU装置、即ち、FPU−RX装置7の出力端子に受信側のアダプタ22が接続される。なお、中継カメラ側から無線中継装置への伝送システムとして用いる場合には、これらアダプタ21,22が取りはずされる。
アダプタ21では、放送番組信号であるパケット化された32.5Mbps(以下では、必要でない限り、32Mbpsとして説明する)の送信データISDB-TStと8MHzのクロックCKtが供給され、これらが処理されてFPU−TX装置1の規格に適合した44.7Mbpsの送信データDATA-tと44.7MHzのクロックCK-tとが作成され(以下では、必要でない限り、44Mbps,44MHzとして説明する)、FPU−TX装置1に供給される。このFPU−TX装置1では、先に説明したように、このクロックCK-tを基に送信データDATA-tが処理され、マイクロ波帯信号として、送信アンテナ5から送信される。
また、受信側では、このマイクロ波帯の信号が受信用のアンテナ6で受信され、FPU−RX装置7で処理されてもとの44Mbpsの受信データDATA-rと44MHzのクロックCK-rとして得られ、これら受信データDATA-rとクロックCK-rとがアダプタ22で処理されて、もとの32Mbpsの受信データISDB-TSrと8MHzのクロックCKrとが得られる。
このようにして、中継カメラ側から無線中継装置への伝送に用いられるデジタルデータ伝送システムを、STLやTTLとして用いることができる。
図2は図1における送信側のアダプタ21の一実施形態を示すブロック構成図であって、23はメモリ部、24はフラグ挿入部、25は検知部、26は書込コントローラ、27は読出コントローラ、28は4逓倍器、29はM分周器、30はN分周器、31はPLL(Phase Locked Loop:位相同期)回路、32はVCO(Voltage- Controlled Oscillator:電圧制御型発振回路)である。
同図において、入力される32MbpsレートのTSの送信データISDB-TStは204バイトのTSパケットの列からなるものであって、メモリ部23に供給され、書込コントローラ26により、32.5MHz(以下では、必要でない限り、32MHzとして説明する)の書込クロック32M-CKを基にそのTSパケットが順に書き込まれる。また、このメモリ部23からは、読出コントローラ27により、44MHzの読出クロック44M-CKを基にこれらTSパケットが順に読み出され、44Mbpsの送信データとしてフラグ挿入部24に供給される。このフラグ挿入部24では、この送信データに後述するPLL分周パルス位置情報Bと同期情報Cとからなるフラグが挿入され、このフラグが挿入された44MbpsのレートのTSパケットからなる送信データDATA-tが送信側のFPU−TX装置1(図1)に供給される。
一方、入力された8MHzのクロック8M-CKtは、4逓倍器28で4逓倍されて32MHzのクロック32M-CKが生成される。このクロック32M-CKがメモリ部23の書込用クロックとして書込コントローラ26に供給される。
4逓倍器28からのクロック32M-CKは、また、M分周器29でM分周され、分周パルスP32tとしてPLL回路31に供給される。また、VCO32は44MHzのクロック44M-CKを発生するものであって、このクロック44M-CKは、メモリ部23の読出用クロックとして読出コントローラ27に供給されるとともに、N分周器30でN分周され、分周パルスP44tとしてPLL回路31に供給される。
ここで、M分周器29の分周比MとN分周器30の分周比Nとは、
32MHz/M=44MHz/N
を満足する整数値であり、例えば、M分周器29では、分周比M=32000、N分周器30では、分周比N=44000とすることにより、M分周器29からは32MHz/32000=0.001MHzの分周パルスP32tが得られ、N分周器30からも44MHz/44000=0.001MHzの分周パルスP44tが得られ(特に、44MHzのクロック44M-CKから分周して得られたこの分周パルスP44tをPLL分周パルスという)、夫々PLL回路31に供給される。PLL回路31では、これら分周パルスP32t,P44tの位相差が位相比較器で検出され、ローパスフィルタで平滑化されて制御電圧が生成され、この制御電圧によってVCO32の発振周波数,発振位相が制御される。これにより、VCO32から44MHzのクロック44M-CKが得られる。このクロック44M-CKは、また、クロックCK-tとして、送信側のFPU−TX装置1(図1)に供給される。
ところで、32Mbpsのレートの送信データISDB-TStのTSパケットは、図3(a)に示すように、先頭に1バイトの16進数「47」を表わす47hコードが付加され、次いで、データが有効であるか、無効(NULLパケット)であるかを識別するための3バイトのPID(Packet IDentifier:パケットID)(有効なTSパケットに対しては4バイト「1FFD」、無効なTSパケット(NULLパケット)に対しては「1FFF」)が付加されて4バイトのヘッダを構成しており、このヘッダに放送番組のデータのTSやパリティデータが続く204バイトのフォーマットをなしている。また、44Mbpsのレートの送信データDATA-tのTSパケットは、図3(b)に示すように、47hコードとPIDからなるヘッダに同期情報CやPLL分周パルス位置情報B,送信データISDB-TStのTSパケットの情報,パリティデータが続く204バイトのフォーマットをなしているが、かかるTSパケットの中には、余裕データ(図示せず)が付加されたものもあるし、また、送信データDATA-tには、NULLパケットも付加される。
図4は32Mbpsのレートの送信データISDB-TStのTSパケットと44Mbpsのレートの送信データDATA-tのTSパケットとのフォーマットの関係を示す図である。
同図において、送信データISDB-TStのTSパケットは、ヘッダにデータ(パリディデータも含む)が続く204バイト(=1632ビット)のフォーマットをなしているが、送信データDATA-tのTSパケットは、ヘッダに同期情報CとPLL分周パルス位置情報Bとが続き、これに送信データISDB-TStのTSパケットの情報が続く204バイト(=1632ビット)のフォーマットをなしている。ここで、送信データDATA-tのTSパケットのPLL分周パルス位置情報Bに続くデータは、ヘッダのビット数をaビット、同期情報Cのビット数をbビット、PLL分周パルス位置情報Bのビット数をcビット、パリティデータのビット数をdとすると、この送信データDATA-tのTSパケットにデータとして含まれる送信データISDB-TStのTSパケットの情報のビット数nは、
n=1632ビット−(a+b+c+d)
である。
そこで、送信データDATA-tの1つのTSパケットに送信データISDB-TStのTSパケットP1の情報のnビットがデータとして付加されたものとすると、送信データDATA-tの次のTSパケットには、送信データISDB-TStのTSパケットP1の残りの(1632−n)ビットと送信データISDB-TStの次のTSパケットP2の{n−(1632−n)}=(2n−1632)ビットがデータとして付加される。
ここで、(2n−1632)ビット<1632ビットであるから、送信データISDB-TStの次のTSパケットP2の残りの情報(1632−(2n−1632)=2×(1632−n)ビット)が送信データDATA-tのさらに次のTSパケットに付加されることになる。
このようにして、送信データISDB-TStのTSパケットの情報が44Mbpsのレートに変換され、適宜のビット数に区切られて送信データDATA-tのTSパケットに付加されていくが、送信データISDB-TStのTSパケットのタイミングにより、送信データDATA-tのTSパケットに付加される送信データISDB-TStのTSパケットの情報がない場合には、余裕データを付加して1632ビットのTSパケットとする。また、送信データDATA-tのTSパケットの期間、送信データISDB-TStのTSパケットの情報を付加することができなくなった場合には、1632ビットのNULLパケットを付加する。
以上のようにした、一連の連続したTSパケットからなる44MbpsのレートのDATA-tが得られることになる。
図5はこの第1の実施形態の動作を示すタイミング図であるが、この図5により、分周パルスP32t,P44tのタイミング関係と同期情報C,PLL分周パルス位置情報Bについて説明する。
図5(a)は32Mbpsのレートの送信データISDB-TStのTSパケットの時間的な流れを示すものであって、図示する先頭のTSパケットをパケット1とし、以下、順にパケット2,3,……としている。また、図5(b)は分周パルスP32tであり、図示する先頭の分周パルスP32tを分周パルスP32t1とし、以下、順に分周パルスP32t2,3,……としている。図5(c)は分周パルスP44tであり、図示する先頭の分周パルスP44tを分周パルスP44t1とし、以下、順に分周パルスP44t2,3,……としている。図5(d)は44Mbpsのレートの送信データDATA-tのTSパケットの時間的な流れを示すものであって、図示する先頭のTSパケットをパケット1とし、以下、順にパケット2,3,……としている。図5(e)は図5(d)に示す44Mbpsのレートの送信データDATA-tの各TSパケットでのPLL分周パルス位置情報Bを示すものであり、図5(f)は図5(d)に示す44Mbpsのレートの送信データDATA-tの各TSパケットでの同期情報Cを示すものである。また、図5(g)は後述する受信データISDB-TSrのTSパケットの流れを示すものである。
ここで、図5(b),(c)に示す分周パルスP32t,P44tは、上記のように、1000μse(=1msec)“の周期のパルスであり、図5(a)は32Mbpsのレートの送信データISDB-TStの図示する先頭のTSパケット1でその先頭にこれら分周パルスP32t,P44tが位相一致するものとすると、これら分周パルスP32t,P44tの51周期目で再びこの32Mbpsのレートの送信データISDB-TStのTSパケットの先頭に一致する。即ち、送信データISDB-TStのTSパケットの1TSパケットは204バイト×8=1632ビットであり、そのクロック周波数は32MHzであるから、この1TSパケットの時間長は、
1632ビット÷32MHz=51μsec
である。従って、分周パルスP32t,P44tの51周期での送信データISDB-TStのTSパケット数は、
1000μse×51÷51μsec=1000パケット
であり、送信データISDB-TStの先頭のTSパケットから1001番目のTSパケット1001で、分周パルスP32t,P44tがそのTSパケット1001の先頭と位相が一致する。
一方、44Mbpsのレートの送信データDATA-tでは、図4で説明したように作成される場合、図5(d)に示すように、送信データISDB-TStの上記TSパケット1001はTSパケット1377となる。そして、このTSパケット1377の期間で51周期目の分周パルスP32t,P44tが発生するのであるが、これら51周期目の分周パルスP32t,P44tは、このTSパケット1377の先頭から、この送信データISDB-TStのクロック周期で、255周期分ずれている。
ここで、PLL分周パルス位置情報Bは、送信データISDB-TStのTSパケットの先頭からの、この送信データISDB-TStの44MHZのクロックの周期を単位とした分周パルスP32t,P44tずれ量を表すものであり、図5(b)〜(d)に示すような分周パルスP32t,P44tと送信データISDB-TStの各TSパケットの位相関係からすると、TSパケット1でその先頭に分周パルスP32t,P44tが一致しているから、このTSパケット1でのPLL分周パルス位置情報BはB=0(このPLL分周パルス位置情報Bの値は16進数で表わされるが、説明の都合上、10進数で表わしている)であり、TSパケット27では、B=1605、TSパケット54では、B=1578、……であり、上記のTSパケット1377では、B=255である。これら以外の分周パルスP32t,P44tが先頭からTSパケットのビット数(1632ビット)以上ずれているときには(例えば、TSパケット26では、その先頭から1632+1605ビット遅れている)、B=「FF」(16進数、10進数では、2048)となる。
また、同期情報Cは、図1において、受信側のアダプタ22で受信データDATA-rから受信データISDB-TSrを作成する場合に、クロックCK-rの位相に先頭を合わせるTSパケットを示す情報であって、かかるTSパケットでは、C=1であり、それ以外のTSパケットでは、C=0である。図5(d)に示す送信データDATA−tでは、TSパケット1,1377でC=1であり、それ以外のTSパケットでC=0である。同期情報CがC=1のTSパケットを、以下では、基準TSパケットという。
ところで、図5は送信データISDB-TStで次にTSパケットの先頭に分周パルスP32t,P44tが一致するほぼTSパケット1001までの期間(約50msec)を示すものであり、この期間では、送信データDATA−tのいずれのTSパケットでも、その先頭に分周パルスP32t,P44tが一致しない。
これに対し、図6は、送信データISDB-TSt,DATA-tとも、それらのTSパケット1の次に先頭に分周パルスP32t,P44tが一致するTSパケットまでの期間を示すものであって、図示するように、送信データISDB-TStのTSパケット32001(=1000×3+1番目)でその先頭に分周パルスP32t,P44tが一致するが、このTS32001に対応する送信データDATA-tのTSパケット44038の先頭で分周パルスP32t,P44tが一致する。
図2において、検知部25から出力される同期情報Cは分周比M=32000のM分周器29に供給され、基準TSパケットに対するC=1の同期情報Cにより、このM分周器29がプリセット(初期設定)され、所定のカウント値毎に0.001MHzの周波数で分周パルスP32tを発生する。また、分周比N=44000のN分周器30からの0.001MHzのPLL分周パルスP44tがこの分周パルスP32tと位相同期するようにPLL回路31が動作することにより、VCO32から発生されるクロック44M-CKは1000μsecの周期でクロック32M-CKと位相が一致することになる。
ここで、M分周器29は、4逓倍器28からの32MHzのクロックをカウントするカウンタとから構成されており、このカウンタによってこのクロックがカウントされ、所定のカウント値毎にパルスが出力されることにより、分周比M=32000で分周された0.001MHzの分周パルスP32tが形成されるが、入力された基準TSパケットから得られたC=1の同期情報Cが供給される毎にカウントの値がプリセットされ、このC=1の同期情報Cに対して所定の位相関係で分周パルスP32tが生成される。
検知部25から出力される同期情報Cは、また、フラグ挿入部24に供給される。メモリ部23からは、読出クロック44M-CKを基に、書込クロック32M-CKを基に順に書き込まれたTSパケットが44Mbpsのレートで順に読み出される。この場合、メモリ部23から読み出される44MbpsのレートのTSパケットは、32MbpsのレートのTSパケットに対して、期間が短くなっているので、時間的な余白が生ずることになり、先に説明したように、TSパケットなどに余裕データを付加することにより、連続したTSの送信データとする。なお、かかる余裕データには、他のデータと区別することができるように、識別情報が付加されている。
フラグ挿入部24では、同期情報Cが検知部25で検知されたときのTSパケットがメモリ部23から読み出される毎に、そのTSパケットのヘッダに同期情報Cがフラグとして付加されるが、C=1の同期情報Cが検知部25で検知されたときの基準TSパケットがメモリ部23から読み出されるときには、この基準TSパケットのヘッダにフラグとして、C=1の同期情報Cが付加される。
また、PLL分周パルス位置情報Bは、メモリ部23から読み出されたTSパケット毎に付加されるものであるが、このときのPLL分周パルス位置情報Bの値は図5で説明した値である。この場合、C=1の同期情報CでM分周期29がプリセットされるが、そのときを基準として、フラグ挿入部24でメモリ部23から読み出されるTSパケットの先頭とPLL分周パルスP44tとの位相差が44MHzのクロック44M−CKの周期を単位として推定され、この推定値が上記のPLL分周パルス位置情報BとしてこのTSパケットに付加される。
また、メモリ部23からの各TSパケットの読出し開始タイミングは、読出コントローラ27により、検知部25からのそのTSパケットから得られた同期情報Cの供給タイミングを基に設定され、図4で説明したように、TSパケットの読み出しが行なわれる。この読み出されたTSパケットの情報は、フラグ挿入部24に供給されて、図4に示す送信データDATA−tでのヘッダやPLL分周パルス位置情報B,同期情報Cが付加される。これにより、基準TSパケットに対しては、N分周器30から出力されるPLL分周パルスP44tもこの基準TSパケットがメモリ部23から読み出し開始されるタイミングに合わされたものであり、また、クロック44M-CKと位相が同期している。
フラグ挿入部24では、検知部25からのC=1または0の同期情報Cが供給される毎に、例えば、これが一旦レジスタに保持され、メモリ部23からの該当するTSパケットの読出しタイミングに合わせてレジスタから読み取られ、フラグとして、読み出された基準TSパケットのヘッダに次いで挿入される。
図7は図1における受信側のアダプタ22の一実施形態を示すブロック構成図であって、33はメモリ部、34はヘッダ検出部、35は書込コントローラ、36は読出コントローラ、37はN分周器、38はM分周器、39はPLL回路、40はVCO、41は4分周器である。
同図において、受信側のFPU−RX装置7(図1)から供給される44MHzのTSの受信データDATA-rはメモリ部33に供給され、書込コントローラ35により、受信側のFPU−RX装置7(図1)から供給されるクロックCK-rの44MHzの書込クロック44M-CKを基にそのTSパケットが順に書き込まれる。また、このメモリ部33からは、読出コントローラ36により、VCO40からの32MHzの読出クロック32M-CKを基にTSパケット毎に順に読み出され、32Mbpsの受信データISDB-TSrとして出力される。この際、送信側で付加された上記の余裕データやNULLパケットは、上記の識別情報やそれらの付加位置を推定することにより、削除される。
一方、受信側のFPU−RX装置7から供給される44MHzのクロックCK-rは、書込クロック44M-CKとして書込コントローラ35に供給されるとともに、N分周器37でN(=44000)分周されてPLL回路39に供給される。VCO40は32MHzのクロック32M-CKを出力するものであって、このクロック32M-CKは、メモリ部33の読出用クロックとして読出コントローラ36に供給されるとともに、M分周器38でN分周され、PLL回路39に供給される。
ここで、図2におけるN分周器30,M分周器29と同様、N分周器37では、分周比N=44000であり、M分周器38では、分周比M=32000である。これにより、N分周器37からは44MHz/44000=0.001MHzの分周パルスP44tが得られ、M分周器38からも32MHz/32000=0.001MHzの分周パルスP32tが得られ、夫々PLL回路39に供給される。PLL回路39では、これら分周パルスP44t,P32tの位相差が位相比較器で検出され、ローパスフィルタで平滑化されて制御電圧が生成され、この制御電圧によってVCO40の発振周波数,発振位相が制御される。これにより、VCO40から32MHzのクロックが得られる。このクロックは、読出クロック32M-CKとして読出コントローラ36に供給されるとともに、4分周器41で4分周され、8MHzのクロック8M−CKrとして出力される。
ところで、入力される受信データDATA-rの夫々のTSパケットには、図5に示すように、同期情報CとPLL分周パルス位置情報Bが付加されており、1376TSパケット毎に、C=1の同期情報Cが付加されている。
ヘッダ検知部34は、供給される受信データDATA-rの1376個のTSパケット毎の基準TSパケット毎に、そのヘッダの基準パケットであることを示すC=1の同期情報Cを抽出し、それ以外のTSパケットでC=0の同期情報Cを抽出する。また、各TSパケットから44MHzのクロックの位相を表わすPLL分周パルス位置情報Bとを抽出し、このPLL分周パルス位置情報BはN分周器37に供給され、このPLL分周パルス位置情報Bの値に応じてこのN分周器37をプリセット(初期設定)する。但し、B=FFのPLL分周パルス位置情報Bは使用されない。これにより、N分周器37では、このPLL分周パルス位置情報Bの値のプリセット値を基準に分周が行なわれ、N分周器37から出力される0.001MHzの分周パルスP44tはメモリ部33から読み出される32Mbpsの基準TSパケットの先頭に位相同期し、また、M分周器38から出力される0.001MHzの分周パルスP32tがこの分周パルスP44tと位相同期するようにPLL回路39が動作することにより、このPLL分周パルスP32tはこの分周パルスP44tと位相が同期する。従って、VCO40から発生されるクロック32M-CKは、受信データDATA-rの基準TSパケット毎に、その先頭で分周パルスP44tと位相が一致することになる。
ヘッダ検出部34から出力されるC=1の同期情報Cは、読出コントローラ36に供給され、メモリ部33からの基準TSパケットのヘッダからの読出しタイミングを制御する。この読出しタイミングは、図5(g)に示すように、このC=1の同期情報Cが検知された1000個毎の基準TSパケットの読出し開始を指令するものであり、これにより、1000個のTSパケットの読出しタイミングが決まることになる。この場合、メモリ部33において、TSパケットの書込開始とほぼ同時にそのTSパケットの読出しが開始される。これにより、メモリ部33からは、VCO40からの32MHzのクロック32M-CKに位相が同期した32MbpsのISDB-TSrのTSパケットが順に読み出され、アダプタ22から出力される。
ここで、N分周器37は、入力される44MHzのクロックCK-rを0から(44000−1)までカウントを繰り返すカウンタからなり、かかるカウントの繰り返し毎に分周パルスP44tを出力するが、N分周器37が受信データDATA-rの基準TSパケットからのPLL分周パルス位置情報Bでプリセットされることにより、所定のカウント値毎に分周パルスP44rが出力され、この分周パルスP44tが、入力される受信データDATA-rでの44MHzのクロックと位相同期する。従って、VCO40から出力される32MHzのクロック32M-CKは、この基準TSパケットの先頭で44MHzのクロックCK-rと位相同期する。
そして、このクロック32M-CKを基に、読出コントローラ36は、メモリ部33に書き込まれたTSパケットを32Mbpsの伝送ビットレートで順次読み出し、32MbpsのISDB-TSrを生成するが、読出コントローラ36は、上記のように、ヘッダ検知部34から同期情報Cが供給されると、メモリ部33からTSパケットをその先頭から読み出すように読出し制御を行なう。
このようにして、入力された44MHzの受信データDATA-rに付加されているフラグ(C=1の同期情報CとPLL分周パルス位置情報B)で44MHzのそのクロックCK-rの位相とTSパケットの開始タイミングが規定された32Mbpsの受信データISDB-TSrが得られるので、送信側のアダプタ21から出力される送信データDATA-tに対するかかる受信データISDB-TSrの遅延時間が一定に保持されることになり、この遅延時間にバラツキが生じない。
ところで、上記では、図2において、一具体例として、M分周器29で分周比M=32000とし、N分周器30で分周比N=44000として、PPL分周パルスP32t,P44tの周波数を0.001MHzとしたものであるが、これに限るものではない。
図8は図12に示す構成のシステムを用いた本発明によるデジタルデータ伝送システムの他の実施形態を示すブロック構成図であって、42は送信側のアダプタ、43は受信側のアダプタであり、図12に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
同図において、図12に示すシステムをSTLやTTLの代替え装置として使用する場合、送信側のFPU装置、即ち、FPU−TX装置11の入力端子に送信側のアダプタ42が接続され、受信側のFPU装置、即ち、FPU−RX装置17の出力端子に受信側のアダプタ43が接続される。なお、中継カメラ側から無線中継装置への伝送システムとして用いる場合には、これらアダプタ42,43がとりはずされる。
アダプタ42では、放送番組信号であるパケット化された32Mbpsの送信データISDB-TStと8MHzのクロックCKtが供給され、これらが処理されてFPU−TX装置11の規格に適合した44Mbpsの送信データDVB-tが作成され、FPU−TX装置11に供給される。このFPU−TX装置11では、先に説明したように、送信データDVB-tが処理され、マイクロ波帯信号として、送信アンテナ15から送信される。
また、受信側では、このマイクロ波帯の信号が受信用のアンテナ16で受信され、FPU−RX装置17で処理されてもとの44Mbpsの受信データDVB-rとして得られ、この受信データDVB-rがアダプタ43で処理されて、もとの32Mbpsの受信データISDB-TSrと8MHzのクロックCKrとが得られる。
このようにして、中継カメラ側から無線中継装置への伝送に用いられるデジタルデータ伝送システムを、STLやTTLとして用いることができる。
図9は図8における送信側のアダプタ42の一実施形態を示すブロック構成図であって、44はメモリ部、45はフラグ挿入部、46は検知部、47は書込コントローラ、48は読出コントローラ、49は4逓倍器、50はM分周器、51はN分周器、52はPLL回路、53はVCOである。
同図において、入力されるTSの32Mbps送信データISDB-TStはメモリ部44に供給され、書込コントローラ47により、32MHzの書込クロック32M-CKを基にそのTSパケットが順に書き込まれる。また、このメモリ部44からは、読出コントローラ48により、44MHzの読出クロック44M-CKを基にこれらTSパケットが順に読み出され、44Mbpsの送信データとしてフラグ挿入部45に供給される。このフラグ挿入部45では、先の図2に示した送信側のアダプタ21と同様、この送信データにヘッダやPLL分周パルス位置情報Bと同期情報Cとからなるフラグが挿入され、このフラグが挿入された送信データDVB-tが送信側のFPU−TX装置11(図8)に供給される。
ここで、メモリ部44では、図5で説明したように、順次書き込まれた32MbpsのレートのTSパケットが44Mbpsのレートで読み出されるものであり、これによって生ずるスペースに無効な余白データやTSパケット(NULLパケット)を挿入して、全体して連続したTSとするものである。
このようにして、メモリ部44から読み出された44Mbpsの送信データはフラグ挿入部45に供給され、先の実施形態の送信側のアダプタ21(図2)と同様、読み出されたTSパケットに同期情報CやPLL分周パルス位置情報Bからなるフラグが挿入されるが、さらに、この送信データでのNULLパケットにこれが無効TSパケットであることを示す3バイト「1FFF」のPIDが付加され、1チャンネルのシリアルな送信データDVB-tとして送信側のFPU−TX装置11(図8)に供給される。
以下は、図2に示す第1の実施形態の送信側のアダプタ21と同様であり、検知部46からの同期情報CによってM分周器50がプリセットされることにより、分周パルスP32tが得られ、この分周パルスP32tとN分周器51でVCO53の出力クロックをN分周して得られるPLL分周パルスP44tとを用いてPLL回路52がVCO53を制御することにより、VCO53から送信データDVB-tの基準TSパケットの先頭に位相同期した44MHzのクロック44M-CKが出力される。このクロック44M-CKは、メモリ部44の読出用クロックとして読出コントローラ48に供給される。
44Mbpsのレートの送信データDVB-tでの基準TSパケット間の時間間隔は、図5,図6に示す先の第1の実施形態の場合と変わりない。但し、図2に示す送信側のアダプタ21では、送信側のFPU−TX装置1に44MHzのクロックCK-tを供給したが、図9に示す送信側のアダプタ42では、送信側のFPU−TX装置11にクロックは送らない。
図10は図8における受信側のアダプタ43の一実施形態を示すブロック構成図であって、54はメモリ部、55はPID判定部、56はヘッダ検出部、57は書込コントローラ、58は読出コントローラ、59はクロック再生部、60はN分周器、61はM分周器、62はPLL回路、63はVCO、64は4分周器である。
同図において、受信側のFPU−RX装置17(図8)から供給される44MHzのTSの受信データDVB-rはメモリ部54に供給され、書込コントローラ57により、44MHzの書込クロック44M-CKを基に有効なTSパケットが順に書き込まれる。ここで、PID判定部55は、入力される受信データDVB-rの各TSパケットのPIDを判定し、NULLパケットである場合には、書込コントローラ57に書込禁止指令を送ってNULLパケットのメモリ部54辺の書込みを禁止させる。また、このメモリ部54からは、読出コントローラ58により、VCO63からの32MHzの読出クロック32M-CKを基にメモリ部54に書き込まれた有効なTSパケットが順に読み出され、32Mbpsの受信データISDB-TSrとして出力される。
一方、入力された受信データDVB-rはクロック再生部59に供給され、44MHzのクロックが再生される。44MHzのクロックは、書込クロック44M-CKとして書込コントローラ57に供給されるとともに、N分周器59でN(=44000)分周されてPLL回路62に供給される。
以下は、図7に示す第1の実施形態の受信側のアダプタ22と同様であり、ヘッダ検知部56からのPLL分周パルス位置情報BによってN分周器60がプリセットされることにより、分周パルスP44rが得られ、この分周パルスP44rとM分周器61でVCO63の出力クロックをM分周して得られたPLL分周パルスP32rとを用いてPLL回路62がVCO63を制御することにより、VCO63から受信データDVB-rの基準TSパケットの先頭に位相同期した32MHzのクロック32M-CKを出力される。このクロック32M-CKは、メモリ部54の読出用クロックとして読出コントローラ58に供給されるとともに、4分周器64でN分周され、8MHzのクロック8M−CKrとして出力される。
なお、ここでは、受信データDVB-rでのNULLパケットのメモリ部54への書込を禁止することにより、このNULLパケットを除去するようにしたが、PID判定部55での判定結果を読出コントローラ58に供給することにより、NULLパケットもメモリ部54に書き込むが、その読出しを禁止することにより、NULLパケットを除去するようにしてもよい。
以上の構成により、この第2の実施形態においても、先の第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、送信側から受信側にTSのデータを送信する場合、NULLパケットを挿入して連続したTSとすることにより、DVB規格にも対応させることができる。
なお、以上の説明では、具体的な数値例をもって説明したが、本発明は、かかる数値によって限定されるものではない。
また、本発明は、送受信されるデータとして、放送番組のデジタルデータに限られるものではない。
本発明によるデジタルデータ伝送システムの一実施形態を示すブロック構成図である。 図1における送信側のアダプタの一実施形態を示すブロック構成図である。 図2におけるISDB-TStのTSパケットのフォーマットを示す図である。 図2に示す送信側アダプタでの送信データDATA−tの生成処理を示す図である。 図1に示す実施形態の各部の信号を示すタイミング図である。 図1に示す実施形態の図5に比べて長期間での各部の信号を示すタイミング図である。 図1における受信側のアダプタの一実施形態を示すブロック構成図である。 本発明によるデジタルデータ伝送システムの他の実施形態を示すブロック構成図である。 図8における送信側のアダプタの一実施形態を示すブロック構成図である。 図8における受信側のアダプタの一実施形態を示すブロック構成図である。 FPU装置を用いた従来のデジタルデータ伝送システムの一例を示すブロック構成図である。 FPU装置を用いた従来のデジタルデータ伝送システムの他の例を示すブロック構成図である。
符号の説明
1,11 送信側のFPU装置
2,10 インターフェース
3,13 変調部
4,14 コンバータ
5,15 送信アンテナ
6,16 受信アンテナ
7,17 受信側のFPU装置
8,18 コンバータ
9,19 復調部
12 シリアル・パラレル変換/レートコンバータ
20,33 パラレル・シリアル変換/レートコンバータ
21,22 アダプタ
23,44,54 メモリ部
24,45 フラグ挿入部
25,46 検出部
26,35,47,57 書込コントローラ
27,36,48,58 読出コントローラ
28,41,49,64 4逓倍器
29,38,50,61 M分周器
30,37,51,60 N分周器
31,39,52,62 PLL回路
32,40,53,63 VCO
34,56 ヘッダ検知部
42 送信側のアダプタ
43 受信側のアダプタ
55 PID判定部
59 クロック再生部

Claims (4)

  1. 所定の伝送ビットレートの入力データを変調し、送信する送信FPU(Field Pickup Unit)装置と、
    該送信FPU装置からの送信データを受信し、復調して該所定の伝送ビットレートのデータを出力する受信FPU装置と、
    該送信FPU装置の前段に付加され、該所定の伝送ビットレートより低い第1のレートのデータを入力して該所定の伝送ビットレートのデータにレート変換し、該送信PU装置に供給する送信アダプタ装置と、
    該受信FPU装置の後段に付加され、該受信FPU装置から出力される該所定の伝送ビットレートの受信データを該第1のレートのデータにレート変換する受信アダプタ装置と
    を含むデジタルデータ伝送システムであって、
    該送信アダプタ装置は、レート変換した該データの各パケットに該レート変換の際に用いられるクロックの位相を規定するフラグを挿入し、
    該受信アダプタ装置は、入力される該受信データから抽出した該フラグで位相を規定したクロックを用いて、入力された該受信データを該第1のレートのデータにレート変換する
    ことを特徴とするデジタルデータ伝送システム。
  2. 請求項1において、
    前記送信アダプタ装置は、さらに、前記レート変換された送信データのパケットのスペースにNULLパケットを追加して連続したTS(Transport Stream)とするとともに、該NULLパケットにNULLパケットであることを示すPID(Packet IDentifier)を付加し、
    前記受信アダプタ装置は、さらに、受信したデータの前記レート変換に際し、該PIDをもとに、追加された該NULLパケットを削除する
    ことを特徴とするデジタルデータ伝送システム。
  3. 所定の伝送ビットレートの送信データを変調して送信する送信FPU(Field Pickup Unit)装置の前段に付加され、該所定の伝送ビットレートより低いレートの送信データを入力して該所定の伝送ビットレートの送信データにレート変換し、該送信FPU装置に供給する送信アダプタ装置であって、
    レート変換した送信データの各パケットに、該レート変換に際して用いたクロックの位相を規定するフラグを付加することを特徴とする送信アダプタ装置。
  4. 所定の伝送ビットレートの受信データを出力する受信FPU(Field Pickup Unit)装置の後段に付加され、該受信FPU装置からの該所定の伝送ビットレートの受信データを該所定の伝送ビットレートより低いレートのデータにレート変換する受信アダプタ装置であって、
    受信FPU装置からの該受信データに含まれる該レート変換で用いるクロックの位相を規定するフラグを抽出して該クロックを位相を規定し、位相が規定された該クロックを用いて該受信データを該レート変換することを特徴とする受信アダプタ装置。
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