JP4762697B2 - 車両走行補助システム - Google Patents
車両走行補助システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4762697B2 JP4762697B2 JP2005344723A JP2005344723A JP4762697B2 JP 4762697 B2 JP4762697 B2 JP 4762697B2 JP 2005344723 A JP2005344723 A JP 2005344723A JP 2005344723 A JP2005344723 A JP 2005344723A JP 4762697 B2 JP4762697 B2 JP 4762697B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road marking
- vehicle
- road
- information
- marking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 73
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 26
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 52
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 48
- 238000000034 method Methods 0.000 description 42
- 230000008569 process Effects 0.000 description 41
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 25
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 25
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 16
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 description 8
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 230000015654 memory Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 230000003936 working memory Effects 0.000 description 2
- 101001093748 Homo sapiens Phosphatidylinositol N-acetylglucosaminyltransferase subunit P Proteins 0.000 description 1
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 1
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 1
- 206010039203 Road traffic accident Diseases 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010191 image analysis Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V20/00—Scenes; Scene-specific elements
- G06V20/50—Context or environment of the image
- G06V20/56—Context or environment of the image exterior to a vehicle by using sensors mounted on the vehicle
- G06V20/58—Recognition of moving objects or obstacles, e.g. vehicles or pedestrians; Recognition of traffic objects, e.g. traffic signs, traffic lights or roads
- G06V20/582—Recognition of moving objects or obstacles, e.g. vehicles or pedestrians; Recognition of traffic objects, e.g. traffic signs, traffic lights or roads of traffic signs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Navigation (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
そして、そのような車両走行補助システムの中には、より正確なタイミングで必要な報知や車両の制御を行う為に、車両の全面にカメラ等の撮像手段を設け、撮像された画像に基づいて報知や車両の制御を行うものがあった。例えば、特開平2004−86363号公報には、自車両が走行する道路上に形成された一時停止線を、車両の前方に向けて設置されたCCDカメラにより撮像した画像データから検出し、検出結果に基づいて交差点での運転補助を実行する車両用運転補助装置について記載されている。
更に、従来においては一時停止線等の路面標示に関する情報(位置座標など)を予めDBに格納し、格納されたいずれかの路面標示を走行中の車両からCCDカメラ等で撮像することに基づいて、より正確な自車の現在位置を特定することについても行われている。
また、従来においては制御対象となる一時停止線等の路面標示を一律に直接CCDカメラ等の検出手段によって検出し、検出した制御対象に対する案内や車両の制御を行っていたが、路面標示の中には、路面の所定距離間に連続して複数形成されている同一種別の路面標示(例えば、直進や左折等を示す「矢印」)や文字の種類を判別することが難しい文字列の路面標示(例えば、行き先を示す「○○方面」)等のように、CCDカメラによる検出そのものが困難な路面標示や、CCDカメラで検出した路面標示がDBに格納されたどの路面標示であるのか特定できない路面標示等の自車の走行状態を検出するのに不適当な路面標示もあった。
そして、そのような路面標示に対してカメラで撮像した画像から路面標示の検出を行うこととすると、自車位置等の誤認識が生じる可能性が高かった。また、誤認識の可能性が高い路面標示を含めて全ての路面標示の検出を行うことは、装置の処理負荷が大きくなり、画像処理用の制御部を別途必要とすることとなっていた。それによって、装置全体が高価なシステムとなり、このようなカメラを用いた車両の制御装置の普及を妨げる結果となっていた。
尚、ここで「路面標示」とは、道路交通に対し、必要な案内、誘導、警戒、規制、指示等についてペイント類又は道路鋲又はこれに類するもの等を用い、一定の様式化された線及び文字、記号を路面に設置したものをいい、例えば、停止線や横断歩道等がある。
また、「車両の走行状態」とは、例えば、走行する車両の現在位置や走行速度、走行するレーンの種類等が該当する。
また、処理を行う回数を減らすことによって、路面標示の検出における装置の処理負荷を最小限とすることが可能となる。従って、画像処理用の制御部を別途必要とすることなく、安価なシステムにより構成することが可能となる。
また、路面の所定距離間に連続して複数形成されている同一種別の路面標示の内、一の路面標示を除いた残りの路面標示を車両の走行状態の検出に不適当な特定路面標示とするので、車両の走行状態を検出することが困難な互いに近接して配置された同一種別の路面標示を予め検出対象から外すことができ、路面標示の認識における誤認識率を低下させることができる。
また、処理を行う回数を減らすことによって、路面標示の検出における装置の処理負荷を最小限とすることが可能となる。従って、画像処理用の制御部を別途必要とすることなく、安価なシステムにより構成することが可能となる。
また、文字列から構成される路面標示であって、且つ所定距離以内に他の路面標示が形成された路面標示を車両の走行状態の検出に不適当な特定路面標示とするので、文字の種類を判別することが難しい文字列の路面標示を予め検出対象から外すことができる。更に、検出が容易な他の路面標示を用いて車両の走行状態の検出を行うことにより、処理負担や誤認識を減少させることが可能となる。
また、必要性のある処理のみを行わせることによって、路面標示の検出における装置の処理負荷を最小限とすることが可能となる。従って、画像処理用の制御部を別途必要とすることなく、安価なシステムにより構成することが可能となる。
先ず、第1実施形態に係る車両走行補助システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は第1実施形態に係る車両走行補助システム1を示したブロック図である。
情報提供センタ2は、図1に示すようにサーバ11と、サーバ11に接続された情報記録部としてのセンタ保存DB(情報記憶手段)12と、センタ通信装置(情報送信手段)13とを備える。また、サーバ11は、サーバ11の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU15、並びにCPU15が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM16、後述するようにナビゲーション装置3からの通信に基づいて適当な情報をセンタ保存DB12から選択し、ナビゲーション装置3に対して送信する情報抽出制御等を行うための各種の制御プログラムが記録されたROM17等の内部記憶装置を備えている。また、CPU15に代えてMPU等を使用することができる。
また、ロケーション部52は、現在地検出部24から供給される各情報に基づいて、車両7の現在の絶対位置(緯度・経度)を検出する。更に、検出した現在位置とナビ路面標示DB42に格納された情報から車両7の所定範囲(前方30m〜後方20m)内に路面標示が存在するか否かを判定し、存在する場合には、後方カメラ5によって撮像した画像を取り込んで解析処理を行い、路面上の路面標示を検出する。また、撮像した画像から検出した路面標示と車両7との距離を算出し、更にその距離から路面標示に関連付けられた制御対象物までの距離を算出し、算出した距離に応じてブレーキアクチュエータ27、アクセルアクチュエータ28を制御して車両7の駆動制御を行い、又は液晶ディスプレイ22及びスピーカ23により走行の案内を行う。更に、複数車線からなる道路を車両7が走行している場合には、同じく撮像した画像から検出した路面標示の種類(具体的には「矢印」の路面標示の種類)に基づいて、車両7の走行するレーンを特定し、走行の案内を行う。
更に、経路探索・案内処理部53は、目的地が設定された場合においてデータ記録部25に記憶されたノード点データや探索データに基づいて現在地から目的地までの経路探索を行うとともに、設定された誘導経路に従って液晶ディスプレイ22やスピーカ23を用いて経路の案内を行う。
例えば、図7は第1のパターンに該当する路面標示の一例を示したものであり、ノード62、63間のリンク64に相当する路面61上に「矢印(直線)」の路面標示60が4個連続で形成されている。この場合、進行方向に位置する制御対象物である停止線65までの距離が近い順に3個の路面標示60が検出に不適当な特定路面標示66であると判定され、停止線65までの距離が最も遠い路面標示60が検出に適当な路面標示67であると判定される。
例えば、図8は第2のパターンに該当する路面標示の一例を示したものであり、25m以内の路面71上に「矢印(直線)」の路面標示70が4個連続で形成されている。この場合、進行方向に位置する制御対象物であるコーナ進入口のノード72までの距離が近い順に3個の路面標示70が検出に不適当な特定路面標示73であると判定され、ノード72までの距離が最も遠い路面標示70が検出に適当な路面標示74であると判定される。
例えば、図9は第3のパターンに該当する路面標示の一例を示したものであり、複数の車線からなる路面75上に「○○方面」の文字列からなる路面標示76と「××方面」の文字列からなる路面標示77とが横方向の同位置に形成されており、且つ前方50m以内に「矢印(左折)」の路面標示78及び「矢印(直進)」の路面標示79が形成されている。この場合、「○○方面」の文字列からなる路面標示76と「××方面」の文字列からなる路面標示77とが検出に不適当な特定路面標示であると判定される。
例えば、図10は第4のパターンに該当する路面標示の一例を示したものであり、路面90上に「止まれ」の路面標示91が形成されており、且つ前方10m以内に停止線の路面標示92が形成されている。この場合、「止まれ」の路面標示91が検出に不適当な特定路面標示であると判定される。
例えば、図11は第5のパターンに該当する路面標示の一例を示したものであり、路面93上に「停止線」の路面標示94が形成されており、且つ前方10m以内に横断歩道の路面標示95が形成されている。この場合、「停止線」の路面標示94が検出に不適当な特定路面標示であると判定される。
以下の具体例では、車両7が走行する路面80に形成された路面標示の内、特に制御対象物として停止線の路面標示89が対応付けられた「横断歩道有り」の路面標示81を撮像した場合を示すこととする。図12は路面標示81を撮像する車両7を示した上面図、図13は路面標示81を撮像する車両7を示した側面図、図14は図12及び図13の状態における車両7の後方カメラ5によって撮像された撮像画像82を示した模式図である。
図15(A)及び図15(B)に示すように、路面標示の測定開始点は路面標示を形成するライン(境界線)の角部や先端部に複数個設けられており、路面標識毎に特有の配置を有する。そして、ナビゲーションECU21は路面標示を撮像した際に、その撮像した路面標示の画像から路面標示の境界線や測定開始点を特定することにより、路面標識の種類を判定することが可能となる。
その場合には、距離D2から距離D1を減算することによって、路面標示81検出時点での車両7から制御対象物までの距離(D2−D1)を算出することが可能となる。また、ナビゲーションECU21はエンジンから一定走行距離毎に発生される車速パルスに基づいて距離センサ35により車両7の走行距離Sを算出する。そして、車両7から制御対象物までの距離(D2−D1)から走行距離Sを減算することによって、走行中の車両7から制御対象物までの距離(D2−D1−S)を算出することが可能となる。また、算出された「停止線」の路面標示89までの距離(D2−D1−S)に基づいてブレーキアクチュエータ27を制御することにより、停止線に沿って車両7が停止されるようにブレーキ圧を調整することが可能となる。
以上のように、直接制御対象物を認識することなく、後方カメラ5によって検出された路面標示から前方にある制御対象物までの距離を間接的に算出することにより、より早い段階で正確な制御対象物までの距離(D2−D1−S)を算出することが可能となる。そして、算出された正確な制御対象物までの距離(D2−D1−S)に基づいて適切な車両の制御や、より的確なタイミングでの走行案内ができる。
具体的には、先ず、NTSCのようなアナログ通信手段や、i−linkのようなデジタル通信手段を用いて後方カメラ5で撮像した映像を入力し、jpeg、mpeg等のデジタル画像フォーマットに変換する。次に、路面標示が一般に白線又は黄線であることを用いて、撮像画像中の路面標示が描かれた路面と他の路面を輝度差に基づいて輝度補正を行う。その後、対象となる路面標示を画像から分離する2値化処理、歪みを補正する幾何学処理、画像の雑音を除去する平滑化処理等を行い、路面標示と他の路面との境界線及び測定開始点を検出する。
その後、検出された境界線及び測定開始点の配置から検出された路面標示の種類を特定し、更には特定された路面標示の種類が前記S22で自車の所定範囲に存在すると判定された路面標示の種類と一致するか否かを判定する。尚、このS23が路面標示検出手段の処理に相当する。
また、制御対象物として「交差点」が対応付けられていた場合には、該当する交差点のノードとの距離が10mとなった時点で設定された誘導経路に従って経路案内を行う。例えば、左折を示す案内表示を液晶ディスプレイ22に表示させ、「次の交差点を左折して下さい。」の案内音声をスピーカ23から出力する。
また、制御対象物として「コーナ」が対応付けられていた場合には、該当するコーナ開始点のノードとの距離が50mとなった時点でコーナ進入前にナビ地図DB41に記録されたコーナのRに対する最適な速度(例えば、R30で40km/h)となるようにブレーキアクチュエータ27及びアクセルアクチュエータ28を制御して加速、減速制御を行う。
また、特に複数車線からなる道路を車両7が走行している場合には、S23で認識された路面標示の種類(具体的には「矢印」の路面標示の種類(直進・左折・右折))に基づいて、車両7の走行するレーンを特定することも可能であり、特定したレーンに沿った走行の案内を行うことができる。
そして、ナビゲーションECU21は、車両7から所定範囲内に特定路面標示を除く路面標示が存在すると判定された場合(S22:YES)に、後方カメラ5によって撮像された画像から路面標示を認識する(S23)ので、検出に不適当な路面標示については予め検出を行わないようにすることにより、車両の走行状態を検出することが困難な特定路面標示を予め検出対象から外すことができ、路面標示を認識する際の誤認識率を減少させることができる。
更に、必要性のある処理のみを行わせることによって、路面標示の検出におけるナビゲーションECU21の処理負荷を最小限とすることが可能となる。従って、画像処理用の制御部を別途必要とすることなく、安価なシステムにより構成することが可能となる。
また、車両7の正確な位置を特定することが可能となるので、交差点等の誘導経路を必要とする箇所での案内において、より正確なタイミングにより経路の案内を行うことができる。
また、車両7から所定範囲内に路面標示が存在すると判定された場合のみに、後方カメラ5によって撮像された画像から路面標示の認識処理を行うので、ナビゲーション装置3の処理負荷を最小限とすることが可能となる。従って、本来のナビゲーション装置3が有するナビゲーション機能の処理と併行して処理をすることも可能であり、また、画像処理用の制御部を別途必要とすることなく、安価なシステムにより構成することが可能となる。
更に、制御対象物が車両の走行方向に対して垂直方向に線分を有するもの(例えば、停止線)であったとしても、直接に制御対象物を撮像する必要が無いので、走行した状態で撮像することによって生じる画像のブレによって制御対象物が正しく認識できなくなる虞がない。
次に、第2実施形態に係る車両走行補助システム100について図19乃至図22に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図18の第1実施形態に係る車両走行補助システム1の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係る車両走行補助システム1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
ただし、第1実施形態に係る車両走行補助システム1が、ナビ路面標示DB42(図5参照)の更新を行う際に、車両7の走行状態を検出するのに不適当な特定路面標示を情報提供センタ2側で予め判定して除外することにより、ナビゲーション装置3が特定路面標示に対する検出を行わないように制御するのに対し、第2実施形態に係る車両走行補助システム100では、ナビ路面標示DBの更新を行う際には特定路面標示であるか否かに関わらずセンタ路面標示DB19に格納されている全ての路面標示に関する情報を記録させ、その後にナビゲーション装置101が後方カメラ5で路面表示の検出を行う際に、車両7の走行状態(具体的に第2実施形態では、制御対象物に対する車両の位置や走行するレーンの種類)を検出するのに不適当な特定路面標示をナビゲーション装置101側で判定して特定路面標示に対する検出を行わないように制御する点で前記第1実施形態に係る車両走行補助システム1と異なっている。
例えば、図20において「○」が付された路面標示(図20では座標(x1,y1)、(x4,y4)、(x5,y5)、(x6,y6)に位置する路面標示)が車両の走行状態を検出するのに適当とナビゲーションECU21によって判定される路面標示であり、「×」が付された路面標示(図20では座標(x2,y2)、(x3,y3)、(x7,y7)、(x8,y8)、(x9,y9)に位置する路面標示)が車両の走行状態を検出するのに不適当と判定される路面標示となる。そして、第2実施形態に係る車両走行補助システム100では、「○」が付された路面標示のみを後方カメラ5によって検出するように制御する。それによって、ナビゲーション装置101の処理負荷を軽減することが可能となる。
具体的には、先ず、NTSCのようなアナログ通信手段や、i−linkのようなデジタル通信手段を用いて後方カメラ5で撮像した映像を入力し、jpeg、mpeg等のデジタル画像フォーマットに変換する。次に、路面標示が一般に白線又は黄線であることを用いて、撮像画像中の路面標示が描かれた路面と他の路面を輝度差に基づいて輝度補正を行う。その後、対象となる路面標示を画像から分離する2値化処理、歪みを補正する幾何学処理、画像の雑音を除去する平滑化処理等を行い、路面標示と他の路面との境界線及び測定開始点を検出する。
その後、検出された境界線及び測定開始点の配置から検出された路面標示の種類を特定し、更には特定された路面標示の種類が前記S124で自車の所定範囲に存在すると判定された検出に適当な路面標示の種類と一致するか否かを判定する。尚、このS125が路面標示検出手段の処理に相当する。
また、制御対象物として「交差点」が対応付けられていた場合には、該当する交差点のノードとの距離が10mとなった時点で設定された誘導経路に従って経路案内を行う。例えば、左折を示す案内表示を液晶ディスプレイ22に表示させ、「次の交差点を左折して下さい。」の案内音声をスピーカ23から出力する。
また、制御対象物として「コーナ」が対応付けられていた場合には、該当するコーナ開始点のノードとの距離が50mとなった時点でコーナ進入前にナビ地図DB41に記録されたコーナのRに対する最適な速度(例えば、R30で40km/h)となるようにブレーキアクチュエータ27及びアクセルアクチュエータ28を制御して加速、減速制御を行う。
また、特に複数車線からなる道路を車両7が走行している場合には、S125で認識された路面標示の種類(具体的には「矢印」の路面標示の種類(直進・左折・右折))に基づいて、車両7の走行するレーンを特定することも可能であり、特定したレーンに沿った走行の案内を行うことができる。
また、車両7の正確な位置を特定することが可能となるので、交差点等の誘導経路を必要とする箇所での案内において、より正確なタイミングにより経路の案内を行うことができる。
また、車両7から所定範囲内に路面標示が存在すると判定された場合のみに、後方カメラ5によって撮像された画像から路面標示の認識処理を行うので、ナビゲーション装置101の処理負荷を最小限とすることが可能となる。従って、本来のナビゲーション装置101が有するナビゲーション機能の処理と併行して処理をすることも可能であり、また、画像処理用の制御部を別途必要とすることなく、安価なシステムにより構成することが可能となる。
更に、制御対象物が車両の走行方向に対して垂直方向に線分を有するもの(例えば、停止線)であったとしても、直接に制御対象物を撮像する必要が無いので、走行した状態で撮像することによって生じる画像のブレによって制御対象物が正しく認識できなくなる虞がない。
次に、第3実施形態に係る車両走行補助システム200について図23に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図18の第1実施形態に係る車両走行補助システム1の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係る車両走行補助システム1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
ただし、第1実施形態に係る車両走行補助システム1が、撮像手段として後方環境を撮像する後方カメラ5を設け、後方カメラによって撮像した画像に基づいて路面標示の認識を行い、制御対象物に対する制御を行っていたのに対し、第3実施形態に係る車両走行補助システム200では、撮像手段として後方カメラ5のほかに車両7の前方環境を撮像する前方カメラ201を設け、後方カメラ5に加えて前方カメラ201で撮像した画像に基づいて路面標示の認識を行い、制御対象物に対する制御を行う点で前記第1実施形態に係る車両走行補助システム1と異なっている。
図23に示すように、第3実施形態に係る車両走行補助システム1は、車両7に対して設置された前方カメラ201、後方カメラ5、ナビゲーション装置3、車両ECU6等で構成されている。
また、前方カメラ201によって撮像した車両7の前方環境の画像の画像解析に基づいて、現在の車両7の周囲状況に応じたより的確な走行案内や車両の駆動制御を行うことが可能となる。更に、予め前方カメラ201によって路面標示を認識させることにより、視野が狭い後方カメラ5を用いた場合であっても路面標示の認識率を向上させることが可能となる。
例えば、第1実施形態乃至第3実施形態では、制御対象物が停止線、交差点、コーナ進入口である場合について説明したが、制御対象物は上記のものに限られること無く、例えば、横断歩道等の路面標示の他、インターチェンジ等の施設であっても良い。
2 情報提供センタ
3、101 ナビゲーション装置
5 後方カメラ
6 車両ECU
13 センタ通信装置
19 センタ路面標示DB
21 ナビゲーションECU
22 液晶ディスプレイ
23 スピーカ
24 現在地検出部
26 通信装置
27 ブレーキアクチュエータ
28 アクセルアクチュエータ
42、102 ナビ路面標示DB
Claims (5)
- 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
車両に配置され、車両の周辺を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づいて車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、を有する車両走行補助システムにおいて、
路面に形成された路面標示の位置情報を記憶した標示情報記憶手段を備え、
前記走行状態検出手段は、
前記現在地検出手段の検出結果と前記標示情報記憶手段に記憶された位置情報とに基づいて、車両の現在地から所定範囲内の路面に形成された路面標示の内、車両の走行状態を検出するのに不適当な特定路面標示を除く路面標示が存在するか否かを判定する路面標示存在判定手段と、
前記路面標示存在判定手段によって前記特定路面標示を除く路面標示が存在すると判定された場合に、前記撮像手段により撮像した画像に基づいて前記車両が走行する路面に形成された路面標示の検出を行う路面標示検出手段と、
を有し、
路面の所定距離間に連続して複数形成されている同一種別の路面標示の内、一の路面標示を除いた残りの路面標示を前記特定路面標示とすることを特徴とする車両走行補助システム。 - 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
車両に配置され、車両の周辺を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像に基づいて車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、を有する車両走行補助システムにおいて、
路面に形成された路面標示の位置情報を記憶した標示情報記憶手段を備え、
前記走行状態検出手段は、
前記現在地検出手段の検出結果と前記標示情報記憶手段に記憶された位置情報とに基づいて、車両の現在地から所定範囲内の路面に形成された路面標示の内、車両の走行状態を検出するのに不適当な特定路面標示を除く路面標示が存在するか否かを判定する路面標示存在判定手段と、
前記路面標示存在判定手段によって前記特定路面標示を除く路面標示が存在すると判定された場合に、前記撮像手段により撮像した画像に基づいて前記車両が走行する路面に形成された路面標示の検出を行う路面標示検出手段と、
を有し、
文字列から構成される路面標示であって、且つ所定距離以内に他の路面標示が形成された路面標示を前記特定路面標示とすることを特徴とする車両走行補助システム。 - 前記標示情報記憶手段は路面に形成された路面標示の内、前記特定路面標示を除く路面標示の位置情報を記憶したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両走行補助システム。
- 路面標示に関する情報を記憶する情報記憶手段と、前記情報記憶手段に記憶された路面標示に関する情報の内、前記特定路面標示を除く路面標示に関する情報を抽出する情報抽出手段と、前記情報抽出手段によって抽出された情報を送信する情報送信手段と、を備えた情報提供センタと、
前記情報提供センタから送信された情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段により受信した情報に基づいて前記標示情報記憶手段に記憶された路面標示の位置情報を更新する情報更新手段と、
を有することを特徴とする請求項3に記載の車両走行補助システム。 - 前記路面標示存在判定手段は、
前記標示情報記憶手段に記憶された路面標示の位置情報の内、前記特定路面標示を除く路面標示に関する位置情報を抽出する位置情報抽出手段を備え、
前記位置情報抽出手段によって抽出された位置情報に基づいて車両の現在地から所定範囲内に路面に形成された路面標示の内、前記特定路面標示を除く路面標示が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両走行補助システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005344723A JP4762697B2 (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 車両走行補助システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005344723A JP4762697B2 (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 車両走行補助システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007147521A JP2007147521A (ja) | 2007-06-14 |
JP4762697B2 true JP4762697B2 (ja) | 2011-08-31 |
Family
ID=38209085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005344723A Expired - Fee Related JP4762697B2 (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 車両走行補助システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4762697B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106663375A (zh) * | 2015-05-29 | 2017-05-10 | 华为技术有限公司 | 交通信息更新方法及装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4915739B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2012-04-11 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 運転支援装置 |
JP2009009368A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Aisin Aw Co Ltd | 路面標示認識システム |
JP4924270B2 (ja) * | 2007-07-26 | 2012-04-25 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 道路情報取得装置、道路情報取得方法および道路情報取得プログラム |
JP4984152B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2012-07-25 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 画像認識システム、サーバ装置、及び画像認識装置 |
JP4902575B2 (ja) * | 2008-02-27 | 2012-03-21 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 道路標示認識装置、および道路標示認識方法 |
JP2009259215A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-11-05 | Zenrin Co Ltd | 路面標示地図生成方法 |
JP2009223817A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Zenrin Co Ltd | 路面標示地図生成方法 |
DE102016205866A1 (de) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bestimmung einer Pose eines wenigstens teilautomatisiert fahrenden Fahrzeugs mittels speziell ausgewählter und von einem Backend-Server übertragener Landmarken |
JP7104880B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2022-07-22 | 日野自動車株式会社 | 運転支援装置及び交通システム |
JP7444156B2 (ja) | 2021-12-22 | 2024-03-06 | トヨタ自動車株式会社 | 運転支援装置、車両、運転支援方法及び運転支援プログラム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3817631B2 (ja) * | 2001-12-10 | 2006-09-06 | アルパイン株式会社 | 道路表示等検出警告装置 |
JP3969251B2 (ja) * | 2002-08-23 | 2007-09-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用運転補助装置 |
JP2005300342A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Honda Motor Co Ltd | 道路情報表示制御装置 |
-
2005
- 2005-11-29 JP JP2005344723A patent/JP4762697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106663375A (zh) * | 2015-05-29 | 2017-05-10 | 华为技术有限公司 | 交通信息更新方法及装置 |
US10553111B2 (en) | 2015-05-29 | 2020-02-04 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Traffic information update method and apparatus |
CN112634643A (zh) * | 2015-05-29 | 2021-04-09 | 华为技术有限公司 | 交通信息更新方法及装置 |
US11205346B2 (en) | 2015-05-29 | 2021-12-21 | Honor Device Co., Ltd. | Traffic information update method and apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007147521A (ja) | 2007-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4421549B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP4762697B2 (ja) | 車両走行補助システム | |
JP4820712B2 (ja) | 路面標示認識システム | |
JP4915739B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP5482167B2 (ja) | 車両用走行案内装置、車両用走行案内方法及びコンピュータプログラム | |
JP6375754B2 (ja) | 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム | |
US20100292895A1 (en) | Driving support device | |
JP4886597B2 (ja) | レーン判定装置及びレーン判定方法、並びにそれを用いたナビゲーション装置 | |
JP4613881B2 (ja) | 駐車案内装置 | |
WO2016159170A1 (ja) | 自動運転支援システム、自動運転支援方法及びコンピュータプログラム | |
US8060300B2 (en) | Navigation systems | |
JP4929997B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP6365134B2 (ja) | 走行支援システム、走行支援方法及びコンピュータプログラム | |
JP4561675B2 (ja) | 運転支援装置及びコンピュータプログラム | |
JP2007240198A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP4888285B2 (ja) | 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム | |
JP4637302B2 (ja) | 路面標示認識システム | |
JP2008262481A (ja) | 車両制御装置 | |
JP4924303B2 (ja) | 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム | |
JP2008090683A (ja) | 車載用ナビゲーション装置 | |
JP2008014760A (ja) | ナビゲーション装置 | |
JP2009009368A (ja) | 路面標示認識システム | |
JP2013030006A (ja) | 信号機増減検出システム、信号機増減検出装置、信号機増減検出方法及びコンピュータプログラム | |
JP5573266B2 (ja) | 車両用対象物画像認識装置、車両用対象物画像認識方法及びコンピュータプログラム | |
JP2009002797A (ja) | 車両状態判定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070615 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080909 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080909 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080919 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080909 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110517 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110608 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4762697 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |