以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。実施形態1は主に請求項1、2、3、4、5などに関し、実施形態2は主に請求項6、9などに関し、実施形態3は主に請求項7、8などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施しうる。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
本実施形態のコンテンツ表示装置は、図1の概念図に示すように、一つの動画コンテンツを再生表示する際、その動画コンテンツを再生表示する領域(0101)と、他の動画コンテンツのサムネイル画像などを一覧表示する領域(0102)を有する。
そして、一つの動画コンテンツ(図の場合、コンテンツA)を再生表示している途中で、他の動画コンテンツ(図の場合、コンテンツB)の再生を開始する指示入力を受付けると、指示入力に従い他の動画コンテンツ(図の場合、コンテンツB)の再生表示を開始するとともに、それまで再生表示していた動画コンテンツ(図の場合、コンテンツA)のレジューム情報をスタックする。
また、その後、一つの動画コンテンツ(図の場合、コンテンツB)を再生表示している途中で、他の動画コンテンツ(図の場合、コンテンツE)の再生を開始する指示入力を受付けると、指示入力に従い他の動画コンテンツ(図の場合、コンテンツE)の再生表示を開始するとともに、それまで再生表示していた動画コンテンツ(図の場合、コンテンツB)のレジューム情報をスタックする。
その後、再生表示中の動画コンテンツ(図の場合、コンテンツE)の再生が終了するとそれをトリガに、後入れ先出し方式で一つのレジューム情報(図の場合、コンテンツBのレジューム情報)を取り出し、レジューム再生を開始する。
なお、スタックしたレジューム情報を利用してのレジューム再生は、ユーザからのレジューム再生指示入力の受付をトリガに行うようにしてもよい。かかる場合のユーザ操作は、レジューム再生を開始する動画コンテンツを識別する情報の入力などは不要であり、単に、ウェブブラウザなどに設けられるいわゆる「戻るボタン」と同様のボタンの選択入力のみでよい。
当該ボタンを選択入力されると、本実施形態のコンテンツ表示装置は、後入れ先出し方式で一つのレジューム情報(図の場合、コンテンツBのレジューム情報)を取り出し、レジューム再生を開始する。
その他、スタックしたレジューム情報を利用してのレジューム再生は、再生表示中の動画コンテンツの再生終了をトリガにする構成と、ユーザ操作に従い行う構成を組み合わせてもよい。
<実施形態1の機能的構成>
本実施形態の地図検索装置の機能ブロックの一例を図2に示す。図2に示すように、本実施形態の「コンテンツ表示装置」(0200)は、「動画コンテンツ再生表示部」(0201)と、「動画コンテンツリスト表示部」(0202)と、「レジューム情報スタック部」(0203)と、「レジューム情報取出部」(0204)と、「レジューム再生命令部」(0205)を有する。また、「動画コンテンツリスト表示部」(0202)は「サイクル表示手段」を有してもよい。また、「レジューム情報取出部」(0204)は、「ユーザ操作取出手段」、「再生終了取出手段」のいずれか一以上を有してもよい。
ここで、本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやRAM、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザインターフェイスなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、RAM上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェイスを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記憶媒体に固定した記憶媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
以下、本実施形態の「コンテンツ表示装置」(0200)、「動画コンテンツ再生表示部」(0201)、「動画コンテンツリスト表示部」(0202)、「レジューム情報スタック部」(0203)、「レジューム情報取出部」(0204)、「レジューム再生命令部」(0205)、「動画コンテンツリスト表示部」(0202)の「サイクル表示手段」、「レジューム情報取出部」(0204)の「ユーザ操作取出手段」「再生終了取出手段」、の機能的構成について詳細に説明する。
「コンテンツ表示装置」(0200)は、動画コンテンツを再生表示可能に構成されている。すなわち、動画コンテンツデータを取得し、取得した動画コンテンツデータにデコード処理などの所定の処理を行い、動画コンテンツを再生表示するよう構成されている。
なお、再生表示するために動画コンテンツデータを取得する手段としては、例えば、インターネット経由でダウンロード形式又はストリーミング形式により、インターネット上で配信されている動画コンテンツデータを受信する手段が考えられる。その他、有線及び/又は無線での外部機器との通信により、外部機器に保存されている動画コンテンツデータを受信したり、外部機器がDVDなどの記憶媒体から読み出した動画コンテンツデータを受信したりする手段なども考えられる。その他、すでにダウンロード形式及び/又は他の外部機器との通信及び/又はメールなどの手段により取得し、自己の内部メモリ(HDD、など)に保存している動画コンテンツデータを取り出す手段なども考えられる。その他、コンテンツ表示装置(0200)内に、DVDなどの記憶媒体から動画コンテンツデータを読み出す機能が備わっている場合には、DVDなどの記憶媒体から動画コンテンツデータを読み出す手段なども考えられる。
本実施形態のコンテンツ表示装置(0200)は、前記のような動画コンテンツデータを取得する手段の一又は二以上を備え、動画コンテンツデータを取得するよう構成されている。そして、以下で説明する「動画コンテンツ再生表示部」(0201)の機能により、動画コンテンツの再生表示を実現している。
「動画コンテンツ再生表示部」(0201)は、動画コンテンツを再生表示するよう構成されている。すなわち、動画コンテンツ再生表示部(0201)は、コンテンツ表示装置(0200)が前記のような手段により取得した動画コンテンツデータを取得すると、取得した動画コンテンツデータを利用して、ディスプレイに動画コンテンツを再生表示する。
なお、動画コンテンツ再生表示部(0201)は、以下で説明する「動画コンテンツリスト表示部による動画コンテンツリスト表示」を実現するため、ディスプレイいっぱいに動画コンテンツを再生表示するのでなく、ディスプレイの中の一部の領域を利用して再生表示するよう構成される。その表示態様としては特段制限されず、例えば、ディスプレイの略中央に動画コンテンツを再生表示し、その周囲に動画コンテンツリストを表示するようにしてもよいし、又は、ディスプレイの右上又は左上又は右下又は左下に動画コンテンツを再生表示し、ディスプレイ中のその他の領域に動画コンテンツリストを表示するようにしてもよい。表示の態様は任意の設計事項である。
「動画コンテンツリスト表示部」(0202)は、動画コンテンツ再生表示部(0201)で再生表示する動画コンテンツの入替指示入力を受付けるためのインターフェイスである動画コンテンツリストを表示するよう構成される。当該動画コンテンツリストから一つの動画コンテンツを選択しての入替指示入力を受付けると、前記動画コンテンツ再生表示部(0201)が再生表示する動画コンテンツが、前記選択された動画コンテンツに切り替わることとなる。なお、入替指示入力を受付ける手段としては特段制限されず、例えば、マウス操作などでカーソル位置を一つの動画コンテンツのサムネイル画像に合わせてのクリックや、十字キーでカーソル位置を一つの動画コンテンツのサムネイル画像などに合わせて選択ボタンの押下などのユーザ操作により、再生表示する動画コンテンツの入替指示入力を受付けてもよい。
ここで、動画コンテンツリストに表示される各動画コンテンツの表示内容としては、各動画コンテンツを識別可能なものであれば特段制限されず、例えば、動画コンテンツの最初の静止画像や、動画コンテンツの題名、動画コンテンツのあらすじ、出演者など、が考えられる。なお、前記はあくまで一例であり、その他の情報を表示してもよいし、前記の中の一以上を表示しなくてもよい。前記表示は、各動画コンテンツに関連付けられている属性データを利用することで実現することができる。
また、どのような動画コンテンツをリスト表示するかは特段制限されないが、例えば、動画コンテンツ再生表示部(0201)で再生表示中の動画コンテンツと関連のある動画コンテンツをリスト表示するようにしてもよい。具体的処理としては、各動画コンテンツにメタデータを付与しておき、再生表示中の動画コンテンツに付与されているメタデータと同じ内容のメタデータが付与されている動画コンテンツをリスト表示するようにしてもよい。
なお、かかる場合には「再生表示中の動画コンテンツと同じ内容のメタデータが付与されている動画コンテンツを抽出」する処理が必要になる。
前記抽出処理を行う対象となる動画コンテンツの集合群の決定の仕方としては特段制限されず、例えば、動画コンテンツ再生表示部(0201)で再生表示中の動画コンテンツと「同じデータ取得経路」である動画コンテンツのみを対象にして抽出するようにしてもよい。
すなわち、動画コンテンツ再生表示部(0201)がストリーミング形式で動画コンテンツを再生表示している場合には、ストリーミング形式で動画コンテンツデータを取得して再生表示可能な動画コンテンツのみを対象にして、同じ内容のメタデータが付与されている動画コンテンツを抽出するようにしてもよい。かかる動画コンテンツ抽出の処理は、特定のサーバのみを対象にして行ってもよいし、又は、インターネット上に自由にアクセス可能な状態でおかれたすべてのサーバを対象にして行ってもよい。
その他、動画コンテンツ再生表示部(0201)が再生表示している動画コンテンツに応じて、ダウンロード形式で取得可能な動画コンテンツのみを抽出処理の対象にしてもよいし、インターネット経由で取得可能(ダウンロード形式とストリーミング形式の両方を含む概念)な動画コンテンツのみを抽出処理の対象にしてもよいし、コンテンツ表示装置の内部メモリに格納されている動画コンテンツのみを抽出処理の対象にしてもよいし、コンテンツ表示装置と有線又は無線での通信可能な状態にある外部機器から取得可能な動画コンテンツのみを抽出処理の対象にしてもよい。
その他、「同じ内容のメタデータが付与されている動画コンテンツを抽出」する処理は、動画コンテンツ再生表示部(0201)で再生表示中の動画コンテンツと「同じデータ取得経路」である動画コンテンツのみを対象にするのでなく、複数のデータ取得経路の動画コンテンツを対象に行うようにしてもよいし、又は、動画コンテンツデータを取得可能なすべての動画コンテンツを対象にして行ってもよい。すなわち、動画コンテンツ再生表示部(0201)がストリーミング形式で動画コンテンツを再生表示している際に、内部メモリに格納している動画コンテンツを抽出処理の対象にしてもよい。又は、ストリーミング形式で再生表示可能な動画コンテンツと、内部メモリに格納している動画コンテンツと、その時点でコンテンツ表示装置と有線/無線での通信が可能な状態の外部機器内に格納されている動画コンテンツ、及び、外部機器がDVDなどの記憶媒体から読み出し可能な動画コンテンツ、などを同時に抽出処理の対象にしてもよい。
なお、前記のようなリスト表示する動画コンテンツの抽出処理は、コンテンツ表示装置(0200)で行ってもよいし、又は、外部サーバなどにおいて行い、コンテンツ表示装置(0200)はその結果を受信するようにしてもよい。さらには、コンテンツ表示装置(0200)と外部サーバの両方で行ってもよい。そして、動画コンテンツリスト表示部(0202)は、前記のような処理により抽出された動画コンテンツをリスト表示するためのデータを受け取り、リスト表示することとなる。
ここで、動画コンテンツのリスト表示の表示態様としては特段制限されず、動画コンテンツ再生表示部(0201)が再生表示している領域のわきなどに、縦横規則正しく一覧表示などしてもよい。当該表示態様は、任意の設計事項である。しかし、リスト表示する動画コンテンツの数が多すぎて一度に表示しきれない場合などを想定し、動画コンテンツリスト表示部(0202)は「サイクル表示手段」を有してもよい。
「サイクル表示手段」は、動画コンテンツリストを一度に表示しきれない場合には、所定の順番及び所定のインターバルで順次表示するよう構成されている。なお、その表示態様としては特段制限されず、例えば、図3(1)に示すように、ディスプレイの左側領域(0301)に動画コンテンツを再生表示し、ディスプレイの右側領域(0302)に動画コンテンツリストを縦一列に表示するような場合には、図に示すように、リスト表示した動画コンテンツが所定の速度で図中上向き(又は図中下向き)に移動するように構成し、リスト表示すべきすべての動画コンテンツを順にディスプレイに表示するようにしてもよい。かかる場合、リスト表示すべきすべての動画コンテンツを表示した後は、再び最初の動画コンテンツから順に表示するようにしてもよい。
同様に、図3(2)に示すように、ディスプレイの下側領域(0301)に動画コンテンツを再生表示し、ディスプレイの上側領域(0302)に動画コンテンツリストを横一列に表示するような場合には、図に示すように、動画コンテンツが所定の速度で図中左向き(又は図中右向き)に移動するように構成し、リスト表示すべきすべての動画コンテンツを順にディスプレイに表示するようにしてもよい。
その他、図3に示すように動画コンテンツを移動させるのでなく、所定時間(例:10秒)おきに、ディスプレイに表示しているすべての動画コンテンツを一度に他の動画コンテンツに切替えるようにしてもよい。
「レジューム情報スタック部」(0203)は、動画コンテンツ再生表示部(0201)が動画コンテンツを再生している途中で入替指示入力があるごとに、それまで動画コンテンツ表示部(0201)が再生表示していた動画コンテンツのレジューム情報を順次スタックするよう構成される。すなわち、動画コンテンツ再生表示部(0201)が動画コンテンツを再生している途中で、動画コンテンツリスト表示部(0202)が表示しているインターフェイス(動画コンテンツリスト)から他の動画コンテンツを再生表示する入替指示入力を受付けると、レジューム情報スタック部(0203)は、それまで動画コンテンツ表示部(0201)が再生表示していた動画コンテンツを識別する情報と、再生を中止した位置を識別する情報を取得し、互いに関連付けてスタックすることとなる。「動画コンテンツを識別する情報」とは、動画コンテンツの題名や動画コンテンツに付されたIDなどのほか、必要に応じて、動画コンテンツデータを格納している場所を識別する情報などを組み合わせてもよい。「動画コンテンツデータを格納している場所を識別する情報」としては、サーバ内に格納されている動画コンテンツデータの場合にはURLであってもよいし、また、コンテンツ表示装置の内部メモリに格納されている動画コンテンツデータの場合にはそのアドレス情報であってもよい。また、コンテンツ表示装置と通信可能な状態の外部機器内に格納されている動画コンテンツデータや前記外部機器で読み出す動画コンテンツデータの場合には、その外部機器を識別する情報やその外部機器と接続された接続端子を識別する情報などであってもよい。「再生を中止した位置を識別する情報」としては、動画コンテンツの最初を基準にした経過時間などが考えられる。
参考までに、図4(A)、(B)に、レジューム情報スタック部(0203)がスタックするレジューム情報の一例を模式的に示す。図4(A)は、特定のサーバから配信される複数の動画コンテンツのデータのみを取得して再生表示、及び、動画コンテンツリスト表示する場合にスタックされるレジューム情報の一例である。かかる場合には、レジューム情報を取得した順番を識別可能な通し番号に、動画コンテンツを配信しているサーバ側にて付された動画コンテンツIDと、再生中止位置情報とを関連付けてスタックしてもよい。なお、かかる場合、図示していないが、動画コンテンツを配信しているサーバを特定する情報を別途保持しておくこととなる。
図4(B)は、複数のサーバから配信される複数の動画コンテンツのデータや、コンテンツ表示装置の内部メモリに格納されている動画コンテンツのデータなどを取得して、再生表示、及び、動画コンテンツリスト表示する場合にスタックされるレジューム情報の一例である。かかる場合には、レジューム情報を取得した順番を識別可能な通し番号に、動画コンテンツを格納している場所を識別する情報と、動画コンテンツを配信しているサーバなどの配信元にて付された動画コンテンツIDと、再生中止位置情報を関連付けてスタックしている。
なお、レジューム情報スタック部(0203)がレジューム情報をスタックしている場合には、画面上において、レジューム情報をスタックしている動画コンテンツを識別可能に表示してもよい。その手段としては特段制限されず、例えば、動画コンテンツリスト表示部(0202)が表示する動画コンテンツリストとは別に、レジューム情報をスタックしている動画コンテンツを、入替指示入力の受付可能にリスト表示してもよい。その他、レジューム情報をスタックしている動画コンテンツを、動画コンテンツリスト表示部(0202)でリスト表示しているその他の動画コンテンツと同列にリスト表示する場合には、レジューム情報をスタックしている動画コンテンツのサムネイル画像上にレジューム情報をスタックしている旨を識別する文字情報を表示したり、再生を中止した位置の時間情報を表示したり、サムネイル画像を枠で囲ったり、シャドーや網掛け表示したりすることで識別表示してもよい。
また、スタックしているレジューム情報(以下、「スタックレジューム情報」という)は一覧表示可能に構成されていてもよい。すなわち、ユーザからの操作などに応じ、その時点でスタックされているコンテンツを識別する情報と再生中止位置を識別する情報を関連付けた情報を、画面に一覧表示などしてもよい。そして、一覧表示の中から、レジューム再生を開始するコンテンツの選択と指示入力を受付けることができてもよい。
その他、スタックレジューム情報はファイル化できてもよい。そして、ファイル化したスタックレジューム情報は、他の外部機器や記憶媒体にコピーできてもよい。かかる場合、ファイル化したスタックレジューム情報は他のコンテンツ表示装置で読み込み、レジューム再生のために利用できてもよい。
「レジューム情報取出部」(0204)は、レジューム情報スタック部(0203)にスタックされているレジューム情報を、後入れ先出し方式で取り出すよう構成されている。「後入れ先出し方式」を実現する手段としては特段制限されず、例えば、図4(A)(B)に示すように、スタックした順に1から通し番号を付してレジューム情報をスタックし、通し番号が大きいものから順にレジューム情報を取り出すことで実現してもよい。
ここで、レジューム情報取出部(0204)は「ユーザ操作取出手段」又は/及び「再生終了取出手段」を有し、それぞれの手段により定まるタイミングで、レジューム情報を取り出してもよい。
「ユーザ操作取出手段」は、ユーザからのレジューム再生指示入力の受付をトリガに、レジューム情報スタック部(0203)にスタックされているレジューム情報を、後入れ先出し方式で取り出すよう構成されている。「レジューム再生指示入力」は、レジューム再生を開始する動画コンテンツを特定する情報(「一覧表示された動画コンテンツの中から一つを選択する入力」など)の入力は不要であり、単に、その旨(レジューム再生指示)を示す入力を行うだけでよい。
なお、前記「レジューム再生指示入力」を受付ける具体的手段としては特段制限されないが、例えば、図11に示すように、動画コンテンツを再生表示などしているインターフェイス上に、ウェブブラウザなどに設けられるいわゆる「戻るボタン」と同様の機能を有するボタンを「レジューム再生指示入力」として受付けてもよい。動画戻るボタン(1101)の選択入力は、コンテンツ表示装置に設けられたマウスを利用してポインタ(1102)位置を合わせての左クリックや、又は、リモコン装置を利用してポインタ(1102)位置を合わせての選択ボタンの押下などが考えられる。かかる場合、ユーザ操作取出手段は、「動画戻るボタン」(1101)の選択入力をトリガに、レジューム情報スタック部(0203)にスタックされているレジューム情報を、後入れ先出し方式で取り出すこととなる。
なお、ユーザからのレジューム再生指示入力の受付をトリガに、その時点で再生表示している動画コンテンツの再生表示を途中で中止し、他の動画コンテンツのレジューム再生を開始する場合、レジューム情報スタック部(0203)は、前記再生表示を途中で中止した動画コンテンツのレジューム情報をスタックするようにしてもよい。
「再生終了取出手段」は、メインコンテンツ再生表示部(0201)が再生表示している動画コンテンツの再生が終了したのをトリガに、レジューム情報スタック部(0203)にスタックされているレジューム情報を、後入れ先出し方式で取り出すよう構成されている。「メインコンテンツ再生表示部(0201)が再生表示している動画コンテンツの再生が終了」とは、一つの動画コンテンツを最後まで再生し終えることである。すなわち、レジューム情報取出部(0204)は、メインコンテンツ再生表示部(0201)が再生表示している動画コンテンツを最後まで再生し終えた旨の信号を取得すると、それをトリガに、レジューム情報スタック部(0203)にスタックされているレジューム情報を、後入れ先出し方式で一つのレジューム情報を取り出すように構成してもよい。
「レジューム再生命令部」(0205)は、取り出したレジューム情報を利用して、動画コンテンツ再生表示部(0201)に対してレジューム再生を命令するよう構成されている。「レジューム再生」とは、取り出したレジューム情報で特定される動画コンテンツを、取り出したレジューム情報で特定される再生中止位置から再生を開始することである。レジューム再生命令部(0205)からレジューム再生命令を受けた動画コンテンツ再生表示部(0201)は、そのレジューム情報で特定される動画コンテンツデータを取得し、そのレジューム情報で特定される再生中止位置から再生表示を開始することとなる。
<実施形態1のハードウェア構成>
図5は、本実施形態のコンテンツ表示装置の上記機能的構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を表す図である。
以下に、図5のハードウェア図を用いて、本実施形態を実現する手段の一例を説明する。図に示すように、本実施形態の「コンテンツ表示装置」は、「動画コンテンツ再生表示部」、「動画コンテンツリスト表示部」、「レジューム情報スタック部」、「レジューム情報取出部」、「レジューム再生命令部」、などを構成する、「CPU」(0501)、「主記憶装置」(0502)、「プログラム記憶装置」(0503)、「VRAM」(0504)、「2次記憶装置」(0505)、「インターネットI/F」(0506)、「HDD」(0507)、「ユーザI/F」(0508)、「外部機器I/F」(0509)、「ディスプレイ」(0510)、「スピーカ」(0511)、「バス」(0512)などを備えている。
主記憶装置(0502)は、プログラム実行中に動的にデータ書換可能な記憶装置である。主記憶装置(0502)はプログラム記憶装置(0503)に記憶されている動画コンテンツ表示プログラムなどを実行するために必要なスタックやヒープ等のワーク領域を提供する。また主記憶装置(0502)は、再生表示するための動画コンテンツデータや、動画コンテンツリスト表示するための動画コンテンツ属性データや、スタックするレジューム情報データや、レジューム再生するために取り出したレジューム情報データなどを保持する。
2次記憶装置(0505)はプログラム実行中に動的にデータ書換可能な記憶装置であり、装置の電源が切れても、記憶しているデータが消去されない。2次記憶装置(0505)は、動画コンテンツを再生表示し、かつ、再生表示する動画コンテンツの入替指示入力を受付けるためのインターフェイスデータなどを保持する。
また、HDD(0507)は、動画コンテンツデータや、動画コンテンツデータに関連付けられた動画コンテンツ属性データなどを保持する。
以下、本実施形態のコンテンツ表示装置の処理の一例について説明する。なお、以下は、インターネットを介して動画コンテンツを配信しているサーバからのみ動画コンテンツデータ及び動画コンテンツリストを表示するためのデータ(動画コンテンツの属性データ)を取得し、再生、スタック、レジューム再生などの処理を行うケースの一例について説明する。
まず、本実施形態のコンテンツ表示装置のCPU(0501)は、主記憶装置(0502)のワーク領域に展開されている動画コンテンツ表示プログラムに従い、再生表示する動画コンテンツを検索するためのインターフェイスをディスプレイ(0510)に表示すると、当該インターフェイスから動画コンテンツを検索するためのキーワードの入力を受付ける。そして、入力を受付けたキーワードを、インターネット上で配信されている動画コンテンツを検索可能に構成されたサーバに対し、インターネットI/F(0506)を介して送信する。前記「インターネット上で配信されている動画コンテンツを検索可能に構成されたサーバ」とは、メタデータなどを利用してインターネット上の動画コンテンツを検索するよう構成されたものなどが考えられる。
その後、前記サーバにて前記キーワードを基に動画コンテンツを検索した結果として、一以上の動画コンテンツの属性データをインターネットI/F(0506)を介して受信すると、受信したデータを利用して再生表示する動画コンテンツを選択するための動画コンテンツ情報をディスプレイに一覧表示する。その後、前記一覧表示の中から、一つの動画コンテンツを再生表示する指示入力を受付けると、その動画コンテンツを格納しているサーバにアクセスし、その動画コンテンツデータを取得する。
また、再生表示する動画コンテンツを識別する情報を、インターネット上で配信されている動画コンテンツを検索可能に構成されたサーバに対し、インターネットI/F(0506)を介して送信する。その後、前記サーバにて、再生表示する動画コンテンツに関連する動画コンテンツを検索した検索結果として、一以上の動画コンテンツの属性データをインターネットI/F(0506)を介して受信し、主記憶装置(0502)のデータ領域に格納する。前記検索は、再生表示する動画コンテンツに付与されたメタデータを利用して行ってもよい。
そして、2次記憶装置(0505)から、「動画コンテンツ及び動画コンテンツリスト表示インターフェイスデータ」を取り出しディスプレイ(0510)に出力するとともに、前記インターフェイスの所定領域に、前記動画コンテンツデータを利用して動画コンテンツを再生表示し、また、動画コンテンツの属性データを利用して動画コンテンツリストを表示する。
その後、一つの動画コンテンツを再生表示中に、動画コンテンツリストの中の一つの動画コンテンツを再生表示する入替指示入力を受付けると、前記入力に従い、インターネットI/F(0506)を介して新たな動画コンテンツデータを格納しているサーバにアクセスし、その動画コンテンツデータを取得する。また、前記と同様の処理により、新たに再生表示する動画コンテンツに関連する動画コンテンツの属性データを受信し、主記憶装置(0502)のデータ領域に格納する。さらに、それまで再生表示していた動画コンテンツを識別する情報と再生中止位置を識別する情報とその動画コンテンツデータを格納している場所を識別する情報を互いに関連付け、レジューム情報データとしてスタックする。
その後、再生表示していた動画コンテンツの再生表示が終了すると、それをトリガに、スタックしているレジューム情報データの一つを、後入れ先出し方式で取り出す。そして、取り出したレジューム情報データで特定される動画コンテンツデータをサーバにアクセスするなどして取得すると、取り出したレジューム情報データで特定される再生中止位置から、再生表示を開始する。
なお、前記は、あらかじめ、コンテンツ表示装置内に、動画コンテンツ表示プログラムや、動画コンテンツの再生表示及び他の動画コンテンツの一覧表示をするためのインターフェイスデータなどを格納しておく例について説明した。しかし、本実施形態のコンテンツ表示装置は当該構成に限定されず、その他、コンテンツ表示装置内にはウェブブラウザが格納されており、動画コンテンツ配信サービスを行っているサーバのウェブページ上で前記のような処理を行うようにしてもよい。
「動画コンテンツ配信サービスを行っているサーバ」とは、動画コンテンツを複数格納しているサーバであって、自己のサーバ内の動画コンテンツのみを対象に検索(キーワード検索、など)し、自己の提供しているウェブページ上で動画コンテンツの再生表示や、入替指示入力を受付けるための動画コンテンツの一覧表示などを行うものなどである。
なお、かかる場合、レジューム情報のスタックは、ユーザの端末装置で行ってもよいし、又は、動画コンテンツ配信サービスを行っているサーバで行ってもよい。
<実施形態1の処理の流れ>
本実施形態のコンテンツ表示装置のコンテンツ表示方法の処理の流れの一例を図6のフローチャートに示す。
まず、コンテンツ表示装置は、ユーザから一つの動画コンテンツを再生表示する指示入力を受付けると(S0601)、その指示に従い動画コンテンツデータを取得する(S0602)。また、動画コンテンツリストを表示するためのデータとして、例えば、再生表示する動画コンテンツと関連のある動画コンテンツの属性データを取得する(S0603)。そして、ステップS0602で取得した動画コンテンツデータを利用して再生表示するとともに、ステップS0603で取得した属性データを利用して動画コンテンツリストを表示する(S0604)。
その後、一つの動画コンテンツを再生表示中に、他の動画コンテンツの再生表示を開始するための入替指示入力を受付けると(S0605)、それまで再生表示していた動画コンテンツのレジューム情報をスタックする(S0606)。また、入替指示入力に従い、新たな動画コンテンツデータを取得するとともに(S0607)、動画コンテンツリスを表示するためのデータを取得する(S0608)。そして、ステップS0607で取得した動画コンテンツデータを利用して再生表示するとともに、ステップS0608で取得したデータを利用して動画コンテンツリストを表示する(S0609)。
その後、動画コンテンツを再生表示中に、他の動画コンテンツの再生表示を開始するための入替指示入力を受付けると(S0605)、前記処理を繰り返す(S0606〜S0609)。
一方、動画コンテンツを再生表示中に、他の動画コンテンツの再生表示を開始するための入替指示入力を受付けなかった場合であって(S0605)、その動画コンテンツを最後まで再生し終えた場合には(S0610)、レジューム情報がスタックされているか確認する(S0611)。
そして、レジューム情報がスタックされている場合には(S0611)、一つのレジューム情報を後入れ先出し方式で取り出し(S0612)、レジューム情報で特定される動画コンテンツデータを取得する(S0613)とともに、動画コンテンツリスを表示するためのデータを取得する(S0614)。そして、ステップS0613で取得した動画コンテンツデータを利用して、ステップS0612で取り出したレジューム情報で特定される再生中止位置から再生表示するとともに、ステップS0614で取得したデータを利用して動画コンテンツリストを表示する(S0615)。その後、以上の処理を繰り返す。
なお、一の動画コンテンツを再生表示中に、ユーザの操作に従いレジューム情報を取り出し、レジューム再生を開始することも可能である。
<実施形態1の効果>
本実施形態のコンテンツ表示装置及びコンテンツ表示方法により、ユーザは、動画コンテンツをザッピングしながら視聴中、面倒な操作なしに、途中で再生を中止した動画コンテンツの再生を「中止した部分から」開始することが可能となる。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概要>
本実施形態のコンテンツ表示装置は、図7の概念図に示すように、デジタルテレビ放送、DVDコンテンツ、VODコンテンツなどのメインコンテンツ(0701)とともにメタデータ(0702)を表示可能に構成されている。
そして、図7のようにメインコンテンツ(0701)とともにメタデータ(0702)を表示している状態において、複数のメタデータ(図の場合、出演者が身にまとっている「帽子」、「メガネ」、「ドレス」に関するメタデータ)の中の一つのメタデータ(例、「ドレス」に関するメタデータ)をスタックする指示入力(カーソル位置を「ドレス」のメタデータの表示領域に合わせての決定入力など)をユーザから受付けると、その都度、指示入力に従い、選択されたメタデータをスタックしていく。
その後、視聴中のメインコンテンツ(0701)が興味のないコーナーに突入したタイミングや、又は、視聴中のメインコンテンツ(0701)が終了後など、ユーザの希望するタイミングで、ユーザから、スタックしたメタデータを利用してウェブ上から取得したコンテンツを表示する指示入力を受付けると、ウェブブラウザを起動する。そして、スタックしたメタデータの中から、後入れ先出し方式で一つのメタデータを取り出し、取り出したメタデータを利用してウェブ上から取得したコンテンツを表示する。
<実施形態2の機能的構成>
本実施形態のコンテンツ表示装置の機能ブロックの一例を図8に示す。図8に示すように、本実施形態の「コンテンツ表示装置」(0800)は、「コンテンツ表示部」(0801)と、「メタデータスタック部」(0802)と、「メタデータ取出部」(0803)と、「メタデータコンテンツ取得部」(0804)を有する。
以下、本実施形態の「コンテンツ表示装置」(0800)の「コンテンツ表示部」(0801)、「メタデータスタック部」(0802)、「メタデータ取出部」(0803)、「メタデータコンテンツ取得部」(0804)の機能的構成について説明する。
「コンテンツ表示部」(0801)は、テレビチューナを介して取得したデジタルテレビ放送や、DVDレコーダーなどの外部機器から取得したコンテンツや、ウェブ上から取得したコンテンツや、コンテンツ表示装置(0800)内に保存されていたコンテンツや、コンテンツ表示装置(0800)内でDVDなどから読み出したコンテンツなどを画面に表示するよう構成されている。なお、前記列挙したコンテンツ表示部(0801)が表示するコンテンツはあくまで一例であり、前記すべてのコンテンツを表示可能に構成しなくてもよいし、または、前記以外のコンテンツを表示可能に構成してもよい。
ここで、コンテンツ表示部(0801)は、前記手段などにより取得したコンテンツの中に含まれるメインコンテンツの他、前記メインコンテンツとともに画面に表示するために作成されたメタデータをも、メインコンテンツとともに表示するよう構成されている。前記「メインコンテンツ」とは、例えば、デジタルテレビ放送の場合には、各チャンネルに対応した本放送が該当する。かかる場合の「メタデータ」とは、本放送とともに画面に表示されるデータ放送などで提供されるメタデータが該当し、例えば、本放送に出演中の出演者が身にまとっている帽子、眼鏡、ドレスなどの情報(ブランド名、販売ショップ名、価格など)に関するメタデータや、本放送中で実施されたプレゼント情報に関するメタデータ(プレゼント情報を記載したウェブページのURLなど)など、あらゆるメタデータが該当する。
また、DVDコンテンツやVODコンテンツの場合には、前記「メインコンテンツ」とは、再生表示する映画などのコンテンツが該当し、かかる場合の「メタデータ」とは、再生表示しているメインコンテンツに出演中の出演者が身にまとっている帽子、眼鏡、ドレスなどの情報に関するメタデータや、その出演者が出演した他の映画情報に関するメタデータなど、あらゆるメタデータが該当する。
なお、前記記載したメインコンテンツとともに画面に表示される「メタデータ」はあくまで一例であり、その他、メインコンテンツで流れた曲の曲名、歌手名、作曲者名、作詞者名、また、メインコンテンツで表示されている場所の住所、地名、本放送で表示されている店の店舗名、住所、電話番号、メールアドレス、店舗のホームページのURL、同一店の他店舗情報など、あらゆる情報のメタデータが考えられる。また、メタデータは必ずしもメインコンテンツと関連のあるものである必要はなく、メインコンテンツと関連のないものであってもよい。
「メタデータスタック部」(0802)は、メインコンテンツとともに画面に表示されているメタデータを、ユーザからの取得指示に従って取得し、取得したメタデータを順次スタックするよう構成されている。
すなわち、メタデータスタック部(0802)は、例えば、図7に示すように、デジタルテレビ放送の本放送(0701)と連動して表示されているデータ放送(0702)において表示されている複数のメタデータ(図の場合、本放送に出演中の出演者が身にまとっている帽子、眼鏡、ドレスの情報に関するメタデータ)の中の一つのメタデータ(例:図中、帽子のメタデータ)をスタックする指示入力を受付けると、その都度、そのメタデータを取得し、取得したメタデータを順次スタックすることとなる。「メタデータをスタックする指示入力」は、コンテンツ表示装置に設けられたマウスを利用してポインタ位置をスタックするメタデータの表示領域に合わせての左クリックや、又は、リモコン装置を利用してポインタ位置をスタックするメタデータに合わせての決定ボタンの押下などが考えられる。
なお、前記はデジタルテレビ放送を表示中にメタデータをスタックするケースを例に説明したが、DVDコンテンツやVODコンテンツを表示中にメタデータをスタックするケースについても、前記に準じて実現される。
「メタデータ取出部」(0803)は、メタデータスタック部(0802)によりスタックされたメタデータを後入れ先出し方式で取り出すよう構成されている。「後入れ先出し方式」を実現する手段としては特段制限されず、例えば、取得したメタデータを取得した順に1から通し番号を付してスタックし、通し番号が大きいものから順にメタデータを取り出すことで実現してもよい。
ここで、メタデータ取出部(0803)がメタデータを取り出すタイミングとしては、例えば、ユーザからの指示入力を受付けるのをトリガに行うように構成してもよい。このように構成した場合、ユーザは希望するタイミングで、メタデータを利用して取得されるコンテンツの情報(ウェブページ、など)を閲覧することが可能となる。
その他のメタデータ取出部(0803)がメタデータを取り出すタイミングとしては、例えば、デジタルテレビ放送のメタデータをスタックした場合には、メタデータをスタックした番組の放送が終了するのをトリガに行ってもよい。具体的実現手段としては、例えば、メタデータスタック部(0802)がユーザ操作に基づきメタデータをスタックすると、メタデータ取出部(0803)はそのメタデータを提供していた本放送の番組を識別する。そして、EPGなどを利用して、その番組の放送終了時間を識別する。その後、前記放送終了時間と現在時間とを大小比較し、現在時間が前記放送終了時間と同じ又は前記放送終了時間より大きくなると、それをトリガに、メタデータ取出部(0803)は、後入れ先出し方式で一つのメタデータを取り出すように構成してもよい。
また、その他のメタデータ取出部(0803)がメタデータを取り出すタイミングとしては、例えば、DVDコンテンツ、VODコンテンツを視聴中にメタデータをスタックした場合には、メインコンテンツの再生を終了したのをトリガにメタデータを取り出してもよい。
その他、前記ユーザからの指示入力を受付けるのをトリガに行う構成と、前記メタデータをスタックしたデジタルテレビ放送の番組の放送が終了するのをトリガに行う構成と、メタデータをスタックしたDVDコンテンツ、VODコンテンツのメインコンテンツの再生終了をトリガに行う構成の二以上を組み合わせた構成にしてもよい。
「メタデータコンテンツ取得部」(0804)は、取り出したメタデータを利用してメタデータコンテンツを取得するよう構成されている。「メタデータコンテンツ」とは、ウェブ上で提供されているコンテンツであって、取り出したメタデータを利用して取得されるあらゆるコンテンツが該当する。ウェブ上で提供されているコンテンツとは、例えばウェブページ、動画、静止画、地図、音楽などが考えられる。
すなわち、メタデータコンテンツ取得部(0804)は、取り出したメタデータに、メタデータコンテンツの「格納場所(URLなど)」が記載されている場合には、その場所にアクセスしてそのメタデータコンテンツを取得することとなる。また、取り出したメタデータに、曲名、歌手名、作曲者名、作詞者名、住所、地名、店舗名、住所、電話番号、メールアドレスなどの「キーワード」が記載されている場合には、当該キーワードを利用して検索されたメタデータコンテンツを取得することとなる。なお、取り出したメタデータに、メタデータコンテンツの「格納場所(URLなど)」と「キーワード」の両方が記載されている場合には、優先的に「格納場所(URLなど)」を利用してメタデータコンテンツを取得するようにしてもよいし、または、先頭に記載されたメタデータを利用してメタデータコンテンツを取得するようにしてもよい。メタデータコンテンツ取得部(0804)が、「キーワード」を利用してメタデータコンテンツを取得する構成については、以下の実施形態3で説明する。
メタデータコンテンツ取得部(0804)にて取得されたメタデータコンテンツは、前記コンテンツ表示部(0801)に渡され、デコード処理などした後、ディスプレイに表示されることとなる。
<実施形態2のハードウェア構成>
図9は、本実施形態のコンテンツ表示装置の上記機能的構成をハードウェアとして実現した際の構成の一例を表す図である。
以下に、図9のハードウェア図を用いて、本実施形態を実現する手段の一例を説明する。図に示すように、本実施形態の「コンテンツ表示装置」は、「コンテンツ表示部」、「メタデータスタック部」、「メタデータ取出部」、「メタデータコンテンツ取得部」、などを構成する、「CPU」(0901)、「主記憶装置」(0902)、「プログラム記憶装置」(0903)、「VRAM」(0904)、「2次記憶装置」(0905)、「インターネットI/F」(0906)、「デジタルテレビチューナ」(0907)、「ユーザI/F」(0908)、「ディスプレイ」(0909)、「スピーカ」(0910)、「バス」(0911)などを備えている。
以下、本実施形態の一例として、コンテンツ表示装置がデジタルテレビ放送を表示中にメタデータをスタックする指示入力を受付け、その後、スタックしたメタデータ(URL)を利用してメタデータコンテンツを出力する処理について説明する。
まず、CPU(0901)は、主記憶装置(0902)のワーク領域に展開されているデジタルテレビ放送表示プログラムに従い、ユーザI/F(0911)を介してデジタルテレビ放送をディスプレイ(0909)に表示する指示入力を受付けると、デジタルテレビチューナを介して、デジタルテレビ放送波を受信する。そして、分離、デコードなどの所定の処理をした後、本放送コンテンツと、データ放送コンテンツを、ディスプレイ(0909)に表示する。
その後、ユーザI/F(0908)を介して、データ放送に表示されている一以上のメタデータ(本放送に出演中の出演者が身にまとっている帽子、眼鏡、ドレスなどの情報に関するメタデータなど)の中の一つのメタデータをスタックする指示入力を受付けると、その都度、ディスプレイ上のカーソル位置を識別し、スタックするよう選択されたメタデータを特定して、特定したメタデータをスタックする。
その後、ユーザI/F(0908)を介して、スタックしたメタデータを利用してウェブページを閲覧する指示入力を受付けると、スタックされたメタデータの中から一つのメタデータを後入れ先出し方式で取り出す。そして、主記憶装置(0902)のワーク領域に展開されたウェブブラウザプログラムに従い、インターネットI/F(0906)を介して、取り出したメタデータ(URL)で特定されるウェブページのファイルを取得する。その後、取得したファイルを利用してディスプレイ(0909)にウェブページを表示する。
<実施形態2の処理の流れ>
本実施形態のコンテンツ表示装置のコンテンツ表示方法の処理の流れの一例を図10のフローチャートに示す。以下は、一例として、スタックしたメタデータにURLが含まれ、当該URLを利用してメタデータコンテンツを取得する処理の流れについて説明する。
まず、コンテンツ表示装置は、メインコンテンツとともにメタデータを表示している状態で(S1001)、一つのメタデータをスタックする指示入力を受付けると(S1002)、ディスプレイ上のカーソル位置などから、ユーザがスタックするよう選択したメタデータを特定し、特定したメタデータをスタックする(S1003)。
その後、スタックしたメタデータを利用してコンテンツ(ウェブページなど)を取得し、表示する指示入力を受付けていない間、すなわち、メインコンテンツとメタデータを表示している間は(S1004)、一つのメタデータをスタックする指示入力を受付けると(S1005)、その都度、ディスプレイ上のカーソル位置などから、ユーザがスタックするよう選択したメタデータを特定し、特定したメタデータをスタックする(S1003)。
その後、スタックしたメタデータを利用して、コンテンツ(ウェブページなど)を取得し、表示する指示入力を受付けると(S1004)、スタックしているメタデータの中から一つのメタデータを後入れ先出し方式で取り出す(S1006)。そして、取り出したメタデータを利用してメタデータコンテンツを取得し、ディスプレイなどを介して出力する。例えば、ウェブブラウザを起動し、取り出したメタデータに含まれるURLで特定されるウェブページのファイルを取得して、そのウェブページをディスプレイに表示する(S1007)。
その後、スタックしたメタデータの中の他のメタデータを利用して、コンテンツ(ウェブページなど)を取得、表示する指示入力を受付けると、前記ステップS1006〜S1007の処理を繰り返す。
一方、スタックしたメタデータの中の他のメタデータを利用して、コンテンツ(ウェブページなど)を取得、表示する指示入力を受付けなかった場合で(S1008)、メインコンテンツとメタデータを表示する指示入力を受付けた場合には(S1009)、ステップS1002に戻り、前記と同様の処理を繰り返す。
また、ステップS1009において、メインコンテンツとメタデータを表示する指示入力を受付けなかった場合には、コンテンツ表示装置の電源がOFFにされるまで(S1010)、ステップS1008とステップS1009での判断を繰り返しながら、ステップS1007で表示したウェブページの表示を続ける。
<実施形態2の効果>
本実施形態のコンテンツ表示装置及びコンテンツ表示装置のコンテンツ表示方法により、ユーザは、メインコンテンツとともに画面に表示されるメタデータを利用して、ユーザが希望するタイミングにおいてウェブページなどのコンテンツを取得し、閲覧することが可能となる。
その結果、メインコンテンツを見逃したり、メタデータを利用して取得可能なウェブページなどのコンテンツを見逃したりすることがなくなる。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
本実施形態のコンテンツ表示システムは実施形態2を基本とするコンテンツ表示装置と、検索サーバ装置とからなる。
そして、コンテンツ表示装置は、ユーザから、スタックしたメタデータを利用してウェブ上で検索したコンテンツを表示する指示入力を受付けると、スタックしたメタデータの中から、後入れ先出し方式で一つのメタデータを取り出す。そして、ウェブブラウザを起動後、前記取り出したメタデータを検索サーバ装置に送信する。
検索サーバ装置は、メタデータを受信すると、受信したメタデータを利用してウェブ上で提供されているコンテンツ(ウェブページ、動画、静止画、音楽、地図など)をキーワード検索し、前記検索の結果であるメタデータコンテンツ検索結果をコンテンツ表示装置に送信する。前記メタデータコンテンツ検索結果は、例えば、図12に示すような、メタデータを利用して検索されたコンテンツの簡易情報を、ハイパーリンクを埋め込んで一覧表示したものであってもよい。なお、図12に示すようなメタデータコンテンツ検索結果の場合には、キーワード検索に使用したキーワード(メタデータ)の種別(住所、地名、曲名、人名、電話番号など)に合致するメタデータコンテンツを優先的に表示(最初に表示)したものであってもよい。その他、メタデータコンテンツ検索結果は、検索されたコンテンツそのものであってもよい。
前記メタデータコンテンツ検索結果を受信したコンテンツ表示装置は、ディスプレイやスピーカを介して、メタデータコンテンツ検索結果を出力する。そして、例えば、図12に示すようなメタデータコンテンツ検索結果をディスプレイに出力した場合には、その後、ユーザ操作に応じて、メタデータコンテンツ検索結果に埋め込まれたハイパーリンクを利用し、ウェブ上からメタデータコンテンツを取得してもよい。
<実施形態3の機能的構成>
本実施形態のコンテンツ表示システムの機能ブロックの一例を図13に示す。図13に示すように、本実施形態の「コンテンツ表示システム」(1300)は、「コンテンツ表示装置」(13A00)と「検索サーバ装置」(13B00)とからなる。
そして、本実施形態の「コンテンツ表示装置」(13A00)は、「コンテンツ表示部」(13A01)と、「メタデータスタック部」(13A02)と、「メタデータ取出部」(13A03)と、「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)を有し、「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)は「送信手段」と「受信手段」を有する。
そして、本実施形態の「検索サーバ装置」(13B00)は、「メタデータ受信部」(13B01)と、「メタデータコンテンツ検索部」(13B02)と、「検索結果送信部」(13B03)を有する。なお、「メタデータコンテンツ検索部」(13B02)は「キーワード種別特定手段」と「合致コンテンツ抽出手段」を有してもよい。
以下、本実施形態の「コンテンツ表示システム」(1300)の「コンテンツ表示装置」(13A00)と「検索サーバ装置」(13B00)の機能的構成について説明する。
<<コンテンツ表示装置(13A00)>>
本実施形態の「コンテンツ表示装置」(13A00)は、「コンテンツ表示部」(13A01)と、「メタデータスタック部」(13A02)と、「メタデータ取出部」(13A03)と、「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)を有し、「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)は「送信手段」と「受信手段」を有する。
なお、「コンテンツ表示部」(13A01)と、「メタデータスタック部」(13A02)と、「メタデータ取出部」(13A03)の機能的構成については実施形態2と同様であるのでここでの詳細な説明は省略する。以下、「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)の「送信手段」と「受信手段」の機能的構成について説明する。
「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)の「送信手段」は、メタデータ取出部(13A03)が取り出したメタデータをインターネット上の検索サーバ装置に対して送信するよう構成されている。すなわち、送信手段は、あらかじめ一つの検索サーバ装置のインターネットアドレス(IPアドレスなど)を保持しておき、メタデータ取出部(13A03)からメタデータを取得すると、取得したメタデータを、前記インターネットアドレスで特定される検索サーバ装置に対して送信することとなる。
「メタデータコンテンツ取得部」(13A04)の「受信手段」は、サーバ装置から送信されてきたメタデータコンテンツ検索結果を受信するよう構成されている。ここで、「メタデータコンテンツ検索結果」とは、検索サーバ装置がメタデータを利用してウェブ上でコンテンツ(メタデータコンテンツ)を検索した結果である。具体的には、例えば、図12に示すような、メタデータを利用して検索されたコンテンツ(メタデータコンテンツ)の簡易情報を、ハイパーリンクを埋め込んで一覧表示したものであってもよい。又は、メタデータを利用して検索されたコンテンツ(メタデータコンテンツ)そのもの(ウェブページなど)であってもよい。
メタデータコンテンツ取得部(13A04)は、受信手段によりメタデータコンテンツ検索結果を受信すると、受信したメタデータコンテンツ検索結果をディスプレイ及び/又はスピーカを介して出力する。
<<サーバ装置(13B00)>>
本実施形態の「検索サーバ装置」(13B00)は、「メタデータ受信部」(13B01)と、「メタデータコンテンツ検索部」(13B02)と、「検索結果送信部」(13B03)を有する。なお、「メタデータコンテンツ検索部」(13B02)は「キーワード種別特定手段」と「合致コンテンツ抽出手段」を有してもよい。
「メタデータ受信部」(13B01)は、コンテンツ表示装置からメタデータを受信するよう構成される。すなわち、メタデータ受信部(13B01)は、コンテンツ表示装置(13A00)のメタデータコンテンツ取得部(13A04)の送信手段がインターネットを介して送信してきたメタデータを受信することとなる。
「メタデータコンテンツ検索部」(13B02)は、受信したメタデータを利用して、ウェブ上でメタデータコンテンツを検索するよう構成される。具体的には、メタデータコンテンツ検索部(13B02)は、受信したメタデータに含まれるキーワードを利用して、ウェブ上で提供されているあらゆるコンテンツ(ウェブページ、動画、静止画、地図、音楽など)の中から、キーワード検索に合致するコンテンツ(メタデータコンテンツ)を検索する。なお、受信したメタデータに複数のキーワードが含まれる場合には、先頭に記載されたキーワードを利用してキーワード検索をするようにしてもよい。
ここで、メタデータコンテンツ検索部(13B02)は、「キーワード種別特定手段」と「合致コンテンツ抽出手段」を有し、メタデータ(キーワード)を利用してウェブ上で検索したメタデータコンテンツの中から、前記検索に利用したキーワードの種別に合致したメタデータコンテンツを抽出するように構成してもよい。
「キーワード種別特定手段」は、ウェブ上でのメタデータコンテンツの検索に利用したキーワードの種別を特定するよう構成されている。ここで、「キーワードの種別」とは、そのキーワードの意味に応じて分類される種別であって、例えば、電話番号、メールアドレス、地名、曲名、人名、などが考えられる。なお、前記列挙した種別はあくまで一例であり、キーワード種別特定手段が特定する種別は、前記以外であってもよい。
ここで、キーワードの種別を特定する具体的手段としては、例えば、あらかじめ、各種別と、その種別のキーワードの典型的な構成パターンを示した情報を関連付けて保持しておき、取得したキーワードの構成がどの種別の構成パターンに合致するか判断することで、取得したキーワードの種別を特定してもよい。例えば、キーワードの最後の文字が「県、都、府、道、市、町、村」などの文字である構成パターンの場合の種別は「地名」、キーワードが「・・・@・・・.・・」という構成パターンの場合の種別は「メールアドレス」、キーワードが「0(ゼロ)」から始まる10桁の数字という構成パターンの場合の種別は「電話番号またはFAX番号」などのようにして特定してもよい。
その他、キーワードの種別を特定する具体的手段としては、例えば、あらかじめ、各種別と、各種別に該当する文字列を関連付けて保持しておき、取得したキーワードの一部または全部が、各種別に関連付けられた文字列の中のどの文字列と一致するか判断することで、取得したキーワードの種別を特定してもよい。例えば、「地名」の種別に該当する文字列として「東京」、「有楽町」、「六本木」などの文字列を保持しておき、「曲名」または「人名」の種別として有名な曲の名称や有名な人物の名称などを保持しておいてもよい。
なお、前記キーワードの種別を特定する具体的手段はあくまで一例であり、その他、従来技術を利用してキーワードの種別を特定してもよい。
「合致コンテンツ抽出手段」は、キーワードを用いて検索したメタデータコンテンツのなかで、キーワード種別特定手段が特定したキーワードの種別に合致するメタデータコンテンツを抽出するよう構成されている。
例えば、キーワード種別特定手段が特定したキーワードの種別が「地名」だった場合には、合致コンテンツ抽出手段は、キーワードを用いて検索したメタデータコンテンツの中から、地図データであるメタデータコンテンツを抽出してもよい。また、キーワード種別特定手段が特定したキーワードの種別が「曲名」だった場合には、合致コンテンツ抽出手段は、キーワードを用いて検索したメタデータコンテンツの中から、音楽データであるメタデータコンテンツを抽出してもよい。
「検索結果送信部」(13B03)は、メタデータコンテンツ検索部での検索結果であるメタデータコンテンツ検索結果をコンテンツ表示装置(13A00)に対して送信するよう構成されている。「メタデータコンテンツ検索結果」とは、メタデータを利用してウェブ上でメタデータコンテンツを検索した結果であって、例えば、図12に示すような、メタデータを利用して検索されたコンテンツ(メタデータコンテンツ)の簡易情報を、ハイパーリンクを埋め込んで一覧表示したものであってもよい。前記一覧表示は、合致コンテンツ抽出手段が抽出したメタデータコンテンツ(地図、静止画など)を最初に表示したものであってもよい。又、メタデータコンテンツ検索結果は、メタデータを利用して検索された一つのコンテンツ(メタデータコンテンツ)そのものであってもよい。前記一つのコンテンツ(メタデータコンテンツ)は、合致コンテンツ抽出手段が抽出したメタデータコンテンツ(地図、静止画など)であってもよい。
<実施形態3の処理の流れ>
本実施形態のコンテンツ表示システムにおいて、コンテンツ表示装置が取り出したメタデータを利用してメタデータコンテンツ検索結果を出力するまでの処理の流れの一例を図14のシーケンス図に示す。
まず、コンテンツ表示装置は、ユーザから、スタックしたメタデータ(キーワード)を利用して、コンテンツを表示する指示入力を受付けると、スタックしているメタデータの中から一つのメタデータを、後入れ先出し方式で取り出す(S1401)。そして、ステップS1401で取り出したメタデータを検索サーバ装置に対して送信する(S1402)。
その後、メタデータを受信した検索サーバ装置は、メタデータに含まれるキーワードを利用して、ウェブ上で提供されているコンテンツの中から、前記キーワードに合致するメタデータコンテンツを検索する(S1403)。また、ステップS1403での検索に利用したキーワードの種別を特定し(S1404)、ステップS1403で検索したメタデータコンテンツの中から、ステップS1404で特定した種別に合致するメタデータコンテンツを抽出する(S1405)。
その後、検索サーバ装置は、メタデータに含まれるキーワードを利用した検索の結果であるメタデータコンテンツ検索結果を、ステップS1402でメタデータを送信してきたコンテンツ表示装置に対して送信する(S1406)。前記「メタデータコンテンツ検索結果」は、ステップS1403において検索されたメタデータコンテンツを、ハイパーリンクを埋め込んで一覧表示したものであってもよい。又、前記一覧表示は、ステップS1405で抽出したメタデータコンテンツを最初に表示したものであってもよい。又、メタデータコンテンツ検索結果は、検索結果に合致する一つのコンテンツ(地図データ、音楽データ、静止画など)そのものであってもよい。前記一つのコンテンツ(メタデータコンテンツ)は、ステップS1405で抽出したメタデータコンテンツであってもよい。
その後、メタデータコンテンツ検索結果を受信したコンテンツ表示装置は、受信したメタデータコンテンツ検索結果を、ディスプレイ、スピーカなどを介して出力する(S1407)。
<実施形態3の効果>
本実施形態のコンテンツ表示システムにより、ユーザは、メインコンテンツとともに画面に表示されるメタデータを利用して、ユーザが希望するタイミングにおいてウェブページなどのコンテンツを取得し、閲覧などすることが可能となる。
その結果、メインコンテンツを見逃したり、メタデータを利用して取得可能なウェブページなどのコンテンツを取得し損なったりすることがなくなる。