JP2008118177A - レジューム再生装置およびレジューム再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ビデオ・オン・デマンド装置においてレジューム再生を実現することを目的とする。
【解決手段】 複数のビデオ・オン・デマンドによる番組の中から視聴する番組を選択させる。この選択された番組をセンター装置から受信し再生手段は再生する。レジューム位置記憶媒体は、再生手段が番組の再生をやめたときのレジューム位置を記憶する。制御手段は、再度前記再生手段が再度前記番組を再生するとき、前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御する。
【選択図】 図4
【解決手段】 複数のビデオ・オン・デマンドによる番組の中から視聴する番組を選択させる。この選択された番組をセンター装置から受信し再生手段は再生する。レジューム位置記憶媒体は、再生手段が番組の再生をやめたときのレジューム位置を記憶する。制御手段は、再度前記再生手段が再度前記番組を再生するとき、前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御する。
【選択図】 図4
Description
この発明は、ビデオ・オン・デマンドサービスに使われるレジューム再生装置およびレジューム再生方法に関する。
従来、ケーブルテレビ(CATV)やIP網を使ったビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスが行われている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスでは、レジューム再生することができなかった。
特開平09−074550号公報
しかし、従来のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスでは、レジューム再生することができなかった。
しかし従来のビデオ・オン・デマンド装置においては、レジューム再生することができないため、ユーザ自身で再生した番組の再生時間やシーンなどを覚えておき、早送りやスキップ再生などで再生位置を特定しなければならなかった。
この発明は、ビデオ・オン・デマンド装置においてレジューム再生を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明においては、複数のビデオ・オン・デマンドによる番組の中から視聴する番組を選択させる手段と、前記選択された番組をセンター装置から受信し再生する再生手段と、前記再生手段が番組の再生をやめたときのレジューム位置を記憶するレジューム位置記憶媒体と、再度前記再生手段が再度前記番組を再生するとき、前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするレジューム再生装置を提供する。
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、複数のビデオ・オン・デマンドによる番組の中から視聴する番組を選択させ、前記選択された番組をセンター装置から受信し再生し、前記番組の再生をやめたときのレジューム位置を記憶し、再度前記番組を再生するとき、前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御することを特徴とするレジューム再生方法を提供する。
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
この発明によれば、ビデオ・オン・デマンドによる番組についても、ユーザが以前再生した番組や、番組の再生時間やシーンなどを極力覚えることなく、レジューム位置から番組を再生することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明を適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
図1は、この発明を適用したデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置111は、主として、薄型のキャビネット112と、このキャビネット112を起立させて支持する支持台113とから構成されている。そして、キャビネット112には、例えばSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)表示パネル,液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器114、スピーカ115、操作部116、リモートコントローラ117から送信される操作情報を受ける受光部118等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード119が着脱可能となっており、この第1のメモリカード119に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)120が着脱可能となっており、この第2のメモリカード120に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、第1のLAN(Local Area Network)端子121、第2のLAN端子122、USB(Universal Serial Bus)端子123及びi.LINK端子124を備えている。
このうち、第1のLAN端子121は、LAN接続によるヘッドエンド125に対してイーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。このLAN接続はIP網を介してビデオ・オン・デマンドのサービスを行っているヘッドエンド125に接続されており、デジタルテレビジョン放送受信装置111はビデオ・オン・デマンドのサービスを受けることができるよう構成されている。
このように、専用ポートとしての第1のLAN端子121を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、ヘッドエンド125に対してハイビジョン画質による番組を安定して取得することができる。
また、第2のLAN端子122は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ126を介して、LAN対応のHDD127、コンテンツサーバ128、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ129等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、コンテンツサーバ128については、家庭内ネットワークにおいてコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI(Uniform Resource Identifier)情報を提供するサービスを備えたUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)対応機器として構成される。
なお、DVDレコーダ129については、第2のLAN端子122を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置111との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路130を設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子122は、ハブ126に接続されたブロードバンドルータ131を介して、例えばインターネット等のネットワーク132に接続し、このネットワーク132を介してコンテンツサーバ133や携帯電話134等と情報伝送を行なうために使用される。
なお、コンテンツサーバ133についてはコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI情報を提供するサービスを備えたUPnP対応機器として構成される。
また、上記USB端子123は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ135を介して、携帯電話136、デジタルカメラ137、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ138、HDD139、キーボード140等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.LINK端子124は、例えばAV−HDD141、D(Digital)−VHS(Video Home System)142等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置111の主要な信号処理系を示している。
すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ243で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子244を介して衛星デジタル放送用のチューナ245aに供給される。
すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ243で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子244を介して衛星デジタル放送用のチューナ245aに供給される。
チューナ245aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器245bに出力する。
PSK復調器245bは、制御部261からの制御信号により、チューナ245aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器245cに出力する。
TS復号器245cは、制御部261からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部247内のSTDバッファ247fへ出力する。
また、TS復号器245cは、デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部247内のセクション処理部247hへ出力する。
また、地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子249を介して地上デジタル放送用のチューナ250aに供給される。
また、地上波放送受信用のアンテナ248で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子249を介して地上デジタル放送用のチューナ250aに供給される。
チューナ250aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器250bに出力する。
OFDM復調器250bは、制御部261からの制御信号により、チューナ250aで選局された放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て、TS復号器250cに出力する。
TS復号器250cは、制御部261からの制御信号によりトランスポートストリーム(TS)多重化された信号のTS復号処理を行い、所望の番組のデジタルの映像信号及び音声信号をデパケットすることにより得たPES(Packetized Elementary Stream)を信号処理部247内のSTDバッファ247fへ出力する。
また、TS復号器250cは、デジタル放送により送られているセクション情報を信号処理部247内のセクション処理部247hへ出力する。
ここで、上記信号処理部247は、テレビ視聴時には、TS復号器245cおよびTS復号器250cからそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。また、信号処理部247は、コンテンツ再生時には、制御部261から入力されたコンテンツの再生信号を選択し、所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。
ここで、上記信号処理部247は、テレビ視聴時には、TS復号器245cおよびTS復号器250cからそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。また、信号処理部247は、コンテンツ再生時には、制御部261から入力されたコンテンツの再生信号を選択し、所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。
制御部261には、信号処理部247から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)が入力されている。
制御部261は、これら入力された情報からEPG,字幕を表示するため画像生成処理を行い、この生成した画像情報をグラフィック処理部254へ出力する。
セクション処理部247hは、TS復号器245c(250c)から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)を制御部261へ出力する。
セクション処理部247hは、TS復号器245c(250c)から入力されたセクション情報の中から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(EPG)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)を制御部261へ出力する。
グラフィック処理部254は、(1)信号処理部247内のAVデコーダ247gから供給されるデジタルの映像信号と、(2)OSD(On Screen Display)信号生成部257で生成されるOSD信号と、(3)データ放送による画像データと、(4)制御部261により生成されたEPG,字幕信号とを合成して映像処理部258へ出力する機能を有する。
また、字幕放送による字幕を表示するとき、グラフィック処理部254は、制御部261からの制御による字幕情報に基づき、映像信号上に字幕情報を重畳する処理を行う。
グラフィック処理部254から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部258に供給される。この映像処理部258は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器114で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器114に出力して映像表示させるとともに、出力端子259を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部255は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ115で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ115に出力して音声再生させるとともに、出力端子260を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部261によって統括的に制御されている。この制御部261は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部116からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ117から送出された操作情報を、前記受光部118を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部261は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)261aと、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)261bと、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ261cとを利用している。
また、この制御部261は、カードI/F(Interface)265を介して、前記第1のメモリカード119が装着可能なカードホルダ266に接続されている。これによって、制御部261は、カードホルダ266に装着された第1のメモリカード119と、カードI/F265を介して情報伝送することができる。
さらに、上記制御部261は、カードI/F267を介して、前記第2のメモリカード120が装着可能なカードホルダ268に接続されている。これにより、制御部261は、カードホルダ268に装着された第2のメモリカード120と、カードI/F267を介して情報伝送することができる。
また、上記制御部261は、通信I/F269を介して第1のLAN端子121に接続されている。これにより、制御部261は、第1のLAN端子121に接続されたセンター側のヘッドエンド装置と、通信I/F269を介して情報伝送することができる。なお、制御部261には、第1のLAN端子121に接続されたセンター側のヘッドエンド装置側のIP(Internet Protocol)アドレスが設定され通信できるようになっている。なお、この例では制御部261が通信I/F269とIP網を介してヘッドエンド125と接続されるとしたが、従来のケーブルテレビジョンと同様に、ヘッドエンド125が通常のテレビジョン放送端を流すCATV型で構成され、制御部261が通信I/F269とテレビジョンケーブルを介してヘッドエンド125とを介してヘッドエンド125と接続されるよう構成しても本発明を適用することができる。
さらに、上記制御部261は、通信I/F270を介して第2のLAN端子122に接続されている。これにより、制御部261は、第2のLAN端子122に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F270を介して情報伝送することができる。
また、上記制御部261は、USB I/F271を介して前記USB端子123に接続されている。これにより、制御部261は、USB端子123に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F271を介して情報伝送することができる。
さらに、上記制御部261は、i.LINK I/F272を介してi.LINK端子124に接続されている。これにより、制御部261は、i.LINK端子124に接続された各機器(図1参照)と、i.LINK I/F272を介して情報伝送することができる。
ところで、この実施形態では、不揮発性メモリ261cに、HDD127、コンテンツサーバ128、DVDレコーダ129それぞれに割り当てられたストレージID(IPアドレス、機器名を含む)を記述した登録ファイルを記憶保持している。
また、制御部261は、この発明に係わる機能として、UPnPを利用した(1)サーバ機器発見機能261dと、(2)UPnPを利用したコンテンツ情報取得機能261eと、(3)コンテンツアクセス制御機能261fとを備えている。
(1)制御部261は、サーバ機器発見機能261dにより、UPnPのディスカバリ機能を用いてネットワーク上のUPnP対応機器を発見する。例えばサーバ機器発見機能261dは、UPnPのディスカバリ機能を用いてコンテンツサーバ128を発見する。
(2)制御部261は、コンテンツ情報取得機能261eにより、UPnPのコントロール機能を用いてUPnP対応機器をコントロールし、UPnP対応機器内のコンテンツをアクセスするために必要なURI情報を取得する。例えばコンテンツ情報取得機能261eは、コンテンツサーバ128をコントロールし、コンテンツサーバ128内のHDD等に蓄積されているコンテンツをアクセスするために必要なURI情報をコンテンツサーバ128から取得する。
(3)制御部261は、コンテンツアクセス制御機能261fにより、サーバ機器発見機能261dにより取得したサーバ機器のIPアドレス情報と、コンテンツ情報取得機能261eにより取得したURI情報から得たIPアドレス情報と、デジタルテレビジョン放送受信装置111のLAN端子122に割り当てられたIPアドレスとネットマスクに基づいてコンテンツへのアクセス可否判定を行う。そして制御部261は、アクセス可と判断した場合にはコンテンツアクセスを許可するが、否と判断した場合には許可できない旨を映像表示器114にOSDにより表示させる。
以下、図3および4を用いて本発明のレジューム対応のビデオ・オン・デマンドを実現するときの動作について説明する。
図3および4は、デジタルテレビジョン放送受信装置111側での対応により、ビデオ・オン・デマンド時のレジュームに対応した例である。
図3は、リモートコントローラ117の“ビデオ・オン・デマンド・キー”を押下し、新たにビデオ・オン・デマンドによりコンテンツ(番組)を購入し、一度再生した番組を停止することにより番組の再生関連情報が完成するまでの動作について説明する図である。
図3および4は、デジタルテレビジョン放送受信装置111側での対応により、ビデオ・オン・デマンド時のレジュームに対応した例である。
図3は、リモートコントローラ117の“ビデオ・オン・デマンド・キー”を押下し、新たにビデオ・オン・デマンドによりコンテンツ(番組)を購入し、一度再生した番組を停止することにより番組の再生関連情報が完成するまでの動作について説明する図である。
(ステップS301)ユーザは、デジタルテレビジョン放送受信装置111を操作し、ヘッドエンド125と双方向通信を行い、ビデオ・オン・デマンドによる番組を購入する。なお、この購入動作については従来から知られているGUIを介して実現することができる。
(ステップS302)デジタルテレビジョン放送受信装置111内の制御部261は、ユーザが番組を購入すると、図4に示すように(1)ビデオ・オン・デマンドにより番組を購入した日時を示す購入日時、(2)番組ID、(3)番組タイトル、(4)当該番組の総時間を示す番組長、の情報をヘッドエンド125から受信し、番組の再生関連情報として不揮発性メモリ261cに記憶する。
(ステップS303)制御部261は、ユーザが購入した番組を一旦再生するとステップS304へ進む。
(ステップS304)制御部261は、ステップS303で再生を開始した後、この再生が停止されると、ステップS305へ進む。
(ステップS305)制御部261は、ステップS304で停止した位置(次回レジューム再生をする位置)を示す(5)レジューム位置、(6)再生日時(途中からでもよいので再生を開始した日時、或いは途中でもよいので再生を終了させた日時)、再生回数を示す情報を、更に上記番組の再生関連情報に追加する形で、図4に示すように不揮発性メモリ261cに記憶する。
(ステップS304)制御部261は、ステップS303で再生を開始した後、この再生が停止されると、ステップS305へ進む。
(ステップS305)制御部261は、ステップS304で停止した位置(次回レジューム再生をする位置)を示す(5)レジューム位置、(6)再生日時(途中からでもよいので再生を開始した日時、或いは途中でもよいので再生を終了させた日時)、再生回数を示す情報を、更に上記番組の再生関連情報に追加する形で、図4に示すように不揮発性メモリ261cに記憶する。
以上により7つの項目からなる番組の再生関連情報が完成する。なお、ステップS304で停止した位置が番組の最後の場合、(5)レジューム位置としては、番組の頭(0:00:00)を不揮発性メモリ261cに記憶する。この処理は、次回再生時には番組の頭から再生するためである。
図4は、図3の動作の後で、ユーザが例えばリモートコントローラ117の“ビデオ・オン・デマンド・キー”を押下し、再びビデオ・オン・デマンドにより番組を選択して、再生する際の動作を説明する図である。
(ステップS401)制御部261は、ユーザにより購入済みの番組をビデオ・オン・デマンドにより選択させる。
(ステップS402)制御部261は、ステップS401により選択された番組について、図5に示す番組の再生関連情報中の再生回数を示す情報が0回であるか調べることにより、最後まで一度も再生しきっていない番組であるか否かを判断する。もし、あればステップS403へ進み、なければステップS405へ進む。
(ステップS402)制御部261は、ステップS401により選択された番組について、図5に示す番組の再生関連情報中の再生回数を示す情報が0回であるか調べることにより、最後まで一度も再生しきっていない番組であるか否かを判断する。もし、あればステップS403へ進み、なければステップS405へ進む。
なお、このステップS402の動作は必ずしも行わなくてもよい。このこのステップS402の動作を行わない場合、再生回数に限らずレジューム再生するか問い合わせることとなる。
(ステップS403)制御部261は、OSD信号生成部257やグラフィック処理部254等を用いてレジューム再生するか否かを確認するGUI画面を生成して映像表示器114に表示させる。このGUI画面に対してユーザがリモートコントローラ117を操作することにより、レジューム再生をするか否かが決定される。レジューム再生する場合にはステップS404へ進み、しない場合にはステップS405へ進む。
なお、このステップS403の動作は必ずしも行わなくてもよい。このこのステップS403の動作を行わない場合、必ずレジューム再生されることとなる。
(ステップS404)制御部261は、レジューム位置から番組を再生開始する。実際には、制御部261は、この番組を一旦再生開始させた後、レジューム位置までジャンプや早送りさせることにより、レジューム再生を実現させる。なお、ヘッドエンド側が対応していれば、これに代え、制御部261は、この番組をレジューム位置から再生するためのリクエストをヘッドエンド側へ送信し、初めからレジューム位置から再生するようにしてもよい。図6は、このように初めからレジューム位置から再生することが可能なヘッドエンド側の動作を示す図である。番組をレジューム位置から再生するためのリクエスト(番組を識別するための番組ID、どこから再生するかを示すレジューム位置の情報)を受信したなら(ステップS601)、要求された番組をレジューム位置から再生しデジタルテレビジョン放送受信装置111へ送信する(ステップS602)。
(ステップS404)制御部261は、レジューム位置から番組を再生開始する。実際には、制御部261は、この番組を一旦再生開始させた後、レジューム位置までジャンプや早送りさせることにより、レジューム再生を実現させる。なお、ヘッドエンド側が対応していれば、これに代え、制御部261は、この番組をレジューム位置から再生するためのリクエストをヘッドエンド側へ送信し、初めからレジューム位置から再生するようにしてもよい。図6は、このように初めからレジューム位置から再生することが可能なヘッドエンド側の動作を示す図である。番組をレジューム位置から再生するためのリクエスト(番組を識別するための番組ID、どこから再生するかを示すレジューム位置の情報)を受信したなら(ステップS601)、要求された番組をレジューム位置から再生しデジタルテレビジョン放送受信装置111へ送信する(ステップS602)。
(ステップS405)制御部261は、頭から番組を再生開始する。
(ステップS406)制御部261は、ステップS404またはステップS405で再生を開始した後、この再生が停止されると、ステップS407へ進む。
(ステップS407)制御部261は、ステップS406で停止した位置(次回レジューム再生をする位置)を示す(5)レジューム位置、(6)再生日時(途中からでもよいので再生を開始した日時、或いは途中でもよいので再生を終了させた日時)の情報を、更に上記番組の再生関連情報に追加する形で、図4に示すように不揮発性メモリ261cに記憶する。
(ステップS406)制御部261は、ステップS404またはステップS405で再生を開始した後、この再生が停止されると、ステップS407へ進む。
(ステップS407)制御部261は、ステップS406で停止した位置(次回レジューム再生をする位置)を示す(5)レジューム位置、(6)再生日時(途中からでもよいので再生を開始した日時、或いは途中でもよいので再生を終了させた日時)の情報を、更に上記番組の再生関連情報に追加する形で、図4に示すように不揮発性メモリ261cに記憶する。
なお、ステップS407で停止した位置が番組の最後の場合、(5)レジューム位置としては、番組の頭(0:00:00)を不揮発性メモリ261cに記憶する。この処理は、次回再生時には番組の頭から再生するためである。その際に最後まで視聴した番組は、再生回数に1インクリメントし表示する。これにより1度も最後まで視聴し終えていない番組の特定することができる。
以上説明した通り、ユーザはビデオ・オン・デマンドによる番組についても、最後まで一度も再生しきっていない番組が存在していた場合、レジューム位置から番組を再生することができる。
(変形例1)
なお、番組IDや番組タイトルなどの情報について送信側と受信側とでやりとりをしないような仕様の場合には、番組を特定することができない。このような場合には、ユーザからの表示指示に応じて、制御部261は、図5(但し、図5中の番組ID,番組タイトル,最後迄再生した回数を削除した図)から図7に示すようなレジューム一覧リストを生成し表示させる。
なお、番組IDや番組タイトルなどの情報について送信側と受信側とでやりとりをしないような仕様の場合には、番組を特定することができない。このような場合には、ユーザからの表示指示に応じて、制御部261は、図5(但し、図5中の番組ID,番組タイトル,最後迄再生した回数を削除した図)から図7に示すようなレジューム一覧リストを生成し表示させる。
このレジューム一覧リストを見たユーザは、番組の長さや再生日時等の情報から、これから再度再生する番組にあったレジューム情報を推測し、カーソル(図7の太線部)により所望のレジューム情報を選択する。すると制御部261は、番組をレジューム位置へジャンプや早送り等をさせて、レジューム位置から再生を開始する。
また、制御部261は、ビデオ・オン・デマンド要求時に、図8に示すようにして自動的にレジューム一覧リストを表示するようにしてもよい。このときレジューム一覧リストの画面には、先頭から再生という項目も設け、番組を先頭から再生できるようにしてもよい。例えば、図7下側に記載したトグルボタンを設けておく。そしてこのトグルボタンがレジューム位置から再生するよう選択されているか、或いは番組の頭から再生するよう選択されているかに応じて、制御部261は、番組をレジューム位置から再生するのか或いは頭から再生するかを変える。こうすることにより、ユーザはレジューム途中の番組であっても、先頭から再生できるようにすることができる。
(変形例2)
また、図7に示すレジューム一覧リストの画面中に、図5の購入日時の情報も更に表示するようにしてもよい。
こうすることにより、ユーザは購入履歴や視聴期限を容易に知ることができる。
(変形例3)
なお、上記実施形態ではレジューム再生用の情報を受信機側で持つ構成としたが、これに代え、ヘッドエンド側で受信装置毎に持つようにしてもレジューム再生を実現することができる。
また、図7に示すレジューム一覧リストの画面中に、図5の購入日時の情報も更に表示するようにしてもよい。
こうすることにより、ユーザは購入履歴や視聴期限を容易に知ることができる。
(変形例3)
なお、上記実施形態ではレジューム再生用の情報を受信機側で持つ構成としたが、これに代え、ヘッドエンド側で受信装置毎に持つようにしてもレジューム再生を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。例えば、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせ、所望の番組属性として、ジャンル、チャンネルを組みとしたものとしてもよい。
111…デジタルテレビジョン放送受信装置、112…キャビネット、113…支持台、114…映像表示器、115…スピーカ、116…操作部、117…リモートコントローラ、118…受光部、119…第1のメモリカード、120…第2のメモリカード、121…第1のLAN端子、122…第2のLAN端子、123…USB端子、124…i.LINK端子、125…ヘッドエンド、127,139…HDD、126,135…ハブ、128,133…コンテンツサーバ、129…DVDレコーダ、130…アナログ伝送路、131…ブロードバンドルータ、132…ネットワーク、134,136…携帯電話、137…デジタルカメラ、138…カードリーダ/ライタ、140…キーボード、141…AV−HDD、142…D−VHS。
Claims (6)
- 複数のビデオ・オン・デマンドによる番組の中から視聴する番組を選択させる手段と、
前記選択された番組をセンター装置から受信し再生する再生手段と、
前記再生手段が番組の再生をやめたときのレジューム位置を記憶するレジューム位置記憶媒体と、
再度前記再生手段が再度前記番組を再生するとき、前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするレジューム再生装置。 - 前記レジューム位置記憶媒体は、番組IDまたは番組名と、レジューム位置とを対応付けて記憶することにより番組毎にレジューム位置を記憶し、
再度前記再生手段が再度前記番組を再生するとき、この再生する番組の番組IDまたは番組名を用いて前記レジューム位置記憶媒体から読出したレジューム位置を用いて、このレジューム位置から前記番組を再生するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のレジューム再生装置。 - 前記レジューム位置記憶媒体は、更に番組の購入日時,番組の長さ,再生日時,最後迄再生し終えた回数の内少なくとも1つを保持し、
前記レジューム位置記憶媒体が記憶している前記レジューム位置,番組の購入日時,番組の長さ,再生日時,最後迄再生し終えた回数の内少なくとも1つを番組毎に表示させるリスト表示手段と、
前記リスト表示手段に表示されたリストの中から前記再度再生する番組に該当するものを選択させる選択手段とを備え、
前記制御手段は、前記選択手段により選択されたレジューム位置を用いて前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御することを特徴とする請求項1記載のレジューム再生装置。 - 更に、前記リスト表示手段は、最後まで一度も再生しきっていない番組のみを選択するためのリストを表示するリスト表示手段を有することを特徴とする請求項3記載のレジューム再生装置。
- 更に、前記再生された番組を表示するディスプレイを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のレジューム再生装置。
- 複数のビデオ・オン・デマンドによる番組の中から視聴する番組を選択させ、
前記選択された番組をセンター装置から受信し再生し、
前記番組の再生をやめたときのレジューム位置を記憶し、
再度前記番組を再生するとき、前記レジューム位置から前記番組を再生するよう制御することを特徴とするレジューム再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006296861A JP2008118177A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | レジューム再生装置およびレジューム再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010130409A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Yahoo Japan Corp | コンテンツ表示装置及びコンテンツ表示方法及びコンテンツ表示装置と検索サーバ装置とからなるコンテンツ表示システム |
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2006
- 2006-10-31 JP JP2006296861A patent/JP2008118177A/ja active Pending
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