JP4762281B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物(米や水など)を入れた内鍋を加熱することで調理を行う加熱調理器に係り、より詳しくは、加熱時に発生する蒸気を冷却して復水する水槽を備えた加熱調理器に関するものである。
従来から、炊飯時に発生した蒸気を、冷却水が貯留された容器内に導いて、冷却水中に放散させることにより復水するようにした炊飯器が知られている。このような炊飯器においては、冷却水を貯留する水槽を設け、内鍋と水槽とを蒸気を導通するパイプで連通し、蒸気を水槽に導くようにしたものが多い。また、このような炊飯器は、水槽で蒸気を回収して復水するために、炊飯器本体に対する水槽の着脱が容易であることが望ましい。
従来のこのような炊飯器に、蒸気を冷却する冷却水を貯留する冷却器(水槽)を炊飯器本体の外部に設け、炊飯器本体と冷却器を連通するパイプに、炊飯器内の圧力低下による冷却水の逆流を防止するための逆流防止弁を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、炊飯器内に蒸気を回収する着脱自在な容器を内蔵すると共に容器に通路を設け、この通路に逆止弁を備えた蒸気の通過室を連接し、この通過室に水タンクを連接した蒸気回収装置を備えた炊飯器がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−279号公報(第2頁、図1) 実開昭60−106532号公報(第2−3頁、第2図)
特許文献1の炊飯器は、冷却器(水槽)が炊飯器本体とは別に設けられているため、炊飯器本体を移動する場合は、冷却水が入れられた冷却器をパイプから取外して別々に移動しなければならないのできわめて面倒である。
また、特許文献2の炊飯器は、容器(水槽)をどのようにして本体に着脱するのか、その構造については全く記載されていないため、実施することが困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、被加熱物を加熱する際に発生した蒸気を回収して予め貯めた冷却水により復水する水槽を、加熱調理器本体と一体的にかつ着脱可能に設けたことにより、構造が簡単で移動や清浄が容易であり、さらに加熱調理器本体への水槽の着脱を安全に行うことのできる加熱調理器を提供することを目的としたものである。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を収納する内鍋と、被加熱物を加熱する加熱手段と、内鍋が収容され加熱手段を備えた下部筐体と、該下部筐体に設置され、内鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、蓋体に設けられ、被加熱物が加熱された際に被加熱物から生じる蒸気を誘導する蒸気導管と、前記蒸気導管が連結される連結口を上面に有し、蒸気導管によって誘導された蒸気を予め貯めた冷却水により復水するための水槽と、下部筐体に設けられ、水槽を載置可能な底部を有し、前面側及び両側面が開放されていて水槽が着脱可能に装着される水槽収容部とを備え、下部筐体と蓋体とから加熱調理器本体を構成し、下部筐体の前記水槽との対向面は、縦壁と、縦壁と平行な面により構成された凹部又は凸部を有し、また、水槽の下部筐体との対向面は、下部筐体の凹部又は凸部と嵌合する凸部又は凹部を有し、水槽は、下部筐体の水槽収容部に装着されたとき、本体の前面側の両側壁及び前壁の一部を形成し、かつ下部筐体と隣接する側壁面の端部に手の挟み込みを防止する面取り部を設けたものである。
本発明によれば、被加熱物の加熱時に発生する蒸気を回収して復水させる水槽により、下部筐体の一部を構成するようにしたので、水槽の装着が容易になり、清掃性、移動性にすぐれた使い勝手のよい加熱調理器を得ることができる。
また、水槽の下部筐体と接する面の両側角部に面取り部を設けたので、水槽を両手で持って下部筐体に設置する際に、手(指)の腹肉を挟むことがなく、安全である。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観構成を示す斜視図、図2は図1の炊飯器の内部構造を透視状態で示した斜視説明図、図3は図1の炊飯器の上蓋を開放し水槽を取外した状態を示す斜視説明図である。なお、上記図面を含む以下の各図面では、説明を容易にするために一部を誇張して示してある。また、以下の説明では、図1の右側を前面側、左側を後面側という。
本実施の形態に係る炊飯器は、炊飯器本体1と、この炊飯器本体1に着脱可能に装着されて、炊飯の際に発生する蒸気を取り込んで回収する水槽20とからなっている(以下に説明する他の実施の形態においても同様である)。
炊飯器本体1は、被調理物が入れられた内鍋18が出し入れ自在に収容される内鍋収容部3と、水槽20が着脱可能に収容される水槽収容部4とからなる下部筐体2と、下部筐体2の後面側に設けたヒンジ12に装着され、下部筐体2の上面を開閉する上部筐体(上蓋)11とからなっている。そして、下部筐体2内の内鍋収容部3の下部には、内鍋18を加熱する誘導加熱コイルの如き加熱手段が設けられており、例えばその前面側には加熱手段等を制御する制御部(共に図示せず)が設けられている。
水槽収容部4は、底部4aと、内鍋収容部3側に設けた縦壁5とからなり、前面側及び両側面は開放されている。
そして、縦壁5の両側はほぼへ字状の凹部によって嵌合凹部6a,6bが形成されており、その上端部には係合段部7が設けられている。なお、嵌合凹部6a,6bの両側端部は、縦壁5の中央部と平行に形成されている。8は底部4aの外周に設けられた周壁状の下部係合部である。なお、9は縦壁5に近接して上面に設けられた上蓋11のロック用の係止部である。
上蓋11の内側には、上蓋11を閉じたときに内鍋18の上部開口部を閉塞する内蓋13が着脱可能に設けられている。14は上蓋11の上面に設けられて設定状況や運転状態などを表示する表示部、15は同じく炊飯スイッチや予約スイッチなどの各種の操作スイッチで構成され、使用者の指示を受け付ける操作部である。なお、表示部14と操作部15は一体的に操作表示部としてもよい。16は上蓋11に設けられ、上蓋11を閉じたときに下部筐体2に設けた係止部9に係止したロックを解除するための、ロック解除ボタンである。
また、上蓋11の下面と内蓋13との間には、両端が開口されて一端が内蓋13に設けた小径の蒸気穴(図示せず)に連結され、他端が水槽20に連結される蒸気導管17が着脱可能に設けられている。なお、蒸気導管17は複数の導管で形成してもよい。また、図示してないが、内蓋13に、調理時における被加熱物の初期水温や沸騰状態を検知するために、温度センサを設けてもよい。
水槽20は、下部筐体2の水槽収容部4に収容されて、下部筐体2の前面側の両側壁及び前壁を形成する大きさ及び形状に形成されており、後面側の幅方向の両側には、水槽収容部4の嵌合凹部6a,6bに嵌合する嵌合凸部21a,21bが設けられており、この部分の天板25も後壁に突出し(突出部25a,25b)、嵌合凹部6a,6bの上端部に設けた係合段部7に係合するようになっている。
また、嵌合凸部21a,21bの外側両側縁部(角部)の上下方向部分、つまり嵌合凸部21a,21bの下部部分の水槽20には、傾斜面からなる面取り部22が形成されている。さらに、水槽20の下端部外周は縮形されて、水槽収容部4の底部外周に設けた鍔状の係合部8に係止する下部係止部23が形成されている。24は水槽20の上面開口部を着脱可能に閉塞する天板25に設けられて蒸気導管17の他端が連結される連結口、26は連結口24に連結されて蒸気を水槽20内に導く蒸気パイプである。なお、図示してないが、水槽20の前壁又は側壁に、水槽20内の水位を目視する窓を設けてもよい。
次に、上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。先ず、水槽20内に所定量の水(冷却水)を入れ、図3、図4に示すように、水槽20の両側面を両手で持ち、上蓋11を開放した炊飯器本体1の水槽収容部4の底部4a上に位置させ、その下部係止部23を係合部8に係止させると共に、後面側に押圧して嵌合凸部21a,21bを嵌合凹部6a,6bに嵌合させる。このとき、水槽20の天板25の突出部25a,25bは係合段部7に係止し、水槽20は水槽収容部4の所定の位置に確実に保持される。このように、水槽収容部4に対する水槽20の位置決めがきわめて容易である。
ついで、例えば米と水を入れた内鍋18を内鍋収容部3に収容して上蓋11を閉じる。これにより、上蓋11に設けた蒸気導管17の一端が、水槽20の連結口24に自動的に連結されると共に、上蓋11に設けた係合部(図示せず)が係止部9に係止してロックされ、上蓋11の下面が水槽20の天板25を押圧して、水槽20が固定される。このとき、内鍋18の上部開口部は、上蓋11に設けた内蓋13により密閉される。
そして、操作部15に設けた炊飯スイッチをONすると、加熱手段への通電が開始し、内鍋18内の水と米が加熱され、炊飯が開始される。炊飯の進行と共に発生する蒸気は、内蓋13に設けた蒸気穴から蒸気導管17、蒸気パイプ25を経て水槽20内に送られて回収され、冷却水により冷却されて冷却水と混合し、復水する。このようにして、復水が繰り返し行われて水槽20が水で一杯になったときは、ロック解除ボタン16を押して上蓋11を開放し、水槽20を取出して水を捨てたのち再び新しい冷却水を入れて、水槽収容部4に設置する。
このとき、水の入った水槽20は、水槽収容部4に設けた係合部8から外れる高さだけ上方に持ち上げればよいので、取外しに要する労力を軽減することができる。なお、必要に応じて蒸気導管17を上蓋11から取外して洗浄する。
本実施の形態において、水槽20を透明な材料で形成すれば、水槽20内の状態を容易に目視することができるが、炊飯器の外観デザインの統一性は損なわれてしまう。そこで、水槽20を炊飯器と同じ外観デザインとしてもよいが、本実施の形態においては、透明の材料からなる水槽20の少なくとも前壁と左右の両側壁に、炊飯器の外観デザインと同様の外観部材を貼付けて、デザインの統一性をはかった。この場合、外観部材に種々の色彩や模様を組み合わせることにより、さらにデザイン性を向上することができる。
また、水槽20内には蒸気導管17を介して内鍋13から高温の蒸気が流入するため、水槽20の表面が高温になることがある。この場合、水槽20が炊飯器の前面側に設置されていると使用者の手などが触れ易く、安全性を損なうおそれがある。そこで、本実施の形態においては、前述の水槽20の外壁に貼付ける外観部材として断熱性を有する材料で構成した。これにより安全性を高めることができる。なお、水槽20そのものに断熱性を有する材料を用いて構成してもよい。
図5に示す炊飯器は、本実施の形態に係る炊飯器とほぼ同じ構造であるが、この炊飯器は、水槽20の嵌合凸部21a,21bに面取り部(図3の22)が設けられていない。
このような水槽20を両手で持って水槽収容部4に設置すると、図6に示すように、水槽20の嵌合凸部21a,21bの角部と、炊飯器本体1の縦壁5の嵌合凹部6a,6bの角部との間に、手(指)の腹肉を挟むおそれがある。これにより、抓られたような痛みを感じたり、場合によっては受傷することもある。
本実施の形態においては、前述のように、水槽20の嵌合凸部21a,21bの両端縁部(角部)に面取り部22を設けたので、図4に示すように、水槽20を両手に持って水槽収容部4に押し込んでも、指の腹肉を挟むおそれがなく、使用者の便利性、安全性を得ることができる。
発明者らは、水槽20に設けた面取り部22の寸法と、手(指)の挟み込みとの関係について種々試験を行った。
試験にあたっては、図7に示すように、水槽20に設けられた平面ほぼ三角形状の面取り部22の、下部筐体2の縦壁5の両側角部5aから、水槽20の面取り部22の開始位置22aまでの距離(以下、幅という)をW、水槽20の側面から面取り部22の先端部22b(最深部)までの深さ(以下、深さという)をHとしたときの、それぞれの寸法における手(指)の腹肉の挟みの有無及び挟んだときの痛みの有無について試験を行った。試験結果を表1に示す。
Figure 0004762281
図8は水槽20の面取り部22の平面形状を三角形状以外の形状に形成して上記と同様の試験を行ったもので、図8(b)は平面形状がL形状(以下、角形形状という)、図8(c)は図8(b)の角部22cを曲面にしたもの(以下、曲面形状という)、図8(d)は三角形状の面取り部22を緩やかな曲線(破線は図7(b)の面取り部22)で形成したもの(以下、曲線形状という)である。上記のような各形状の面取り部22のそれぞれの寸法における試験結果を表2に示す。
Figure 0004762281
表1、表2に示すように、面取り部22の平面形状を、三角形状又は角形形状、曲面形状、曲線形状などに形成した場合において、いずれの場合も、深さHを3〜5mm、幅Wを8〜15mmとした場合は、手(指)の腹肉の挟み込みを防止できることがわかった。なお、図7(a)は面取り部22の深さHが3mm、幅Wが4mm、破線の面取り部22Aは深さHが3mm、幅Wが8mm、破線の面取り部22Bは深さHが5mm、幅Wが15mm、図8(a)は、面取り部22の深さHが3mm、幅Wが4mm、破線の面取り部22Cは深さHが3mm、幅Wが8mm、破線の面取り部22Dは深さHが5mm、幅Wが15mmの場合を示す。
以上のことから、本実施の形態は、面取り部22の寸法を、深さH:3〜5mm、幅W:8〜15mm程度とした。
本実施の形態によれば、被加熱物の加熱時に発生する蒸気を回収して復水させる水槽20により、下部筐体2の一部を構成するようにしたので水槽20の装着が容易になり、使い勝手のよい炊飯器を得ることができる。
以上のように、水槽20の下部筐体2と接する面の両角部に面取り部22を設けたので、水槽20を両手で持って下部筐体2の水槽収容部4に設置する際に、手(指)の腹肉を挟むことがなく、安全である。
[実施の形態2]
図9は本発明の実施の形態2に係る炊飯器の上蓋を開放し、水槽を取外した状態を示す斜視説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号が付してある。
実施の形態1においては、水槽20の後面側角部に面取り部22を設けた場合を示したが、本実施の形態は、水槽20には面取り部22を設けず、下部筐体2の水槽収容部4の縦壁5の両側角部に面取り部10を設けたものである。
本実施の形態による水槽20の水槽収容部4への装着手順及び効果は、実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、さらに、図10(a)に示すように、水槽20を手で持って水槽収容部4に設置する際に、下部筐体2の手(指)が届く(触れる)範囲に面取り部10を設ける、つまり角部が存在しないので、その角部に当って手(指)を傷めたりすることがなく、より安全性を高めることができる。なお、図10(b)に示す面取り部22の寸法関係(深さHと幅W)及び面取り部22の平面形状は、実施の形態1の場合とほぼ同様である。
[実施の形態3]
図11は本発明の実施の形態2に係る炊飯器の上蓋を開放し、水槽を取外した状態の斜視説明図である。なお、実施の形態1,2と同じ部分には、同じ符号が付してある。
本実施の形態は、水槽20に実施の形態1の場合と同様に、平面三角形状の面取り部22を設けると共に、下部筐体2に実施の形態2の場合と同様に、平面三角形状の面取り部10を設けたものである。
本実施の形態による水槽20の水槽収容部4への装着手順及び効果は、実施の形態1および2の場合とほぼ同様であるが、さらに図12に示すように、水槽20を手で持って、水槽収容部4に設置する際に、下部筐体2の手(指)が届く(触れる)範囲に面取り部10を設け、かつ水槽20の下部筐体2と接する面の両角部に面取り部22を設けたので、水槽20を持った手(腹)の腹肉を挟むことがなく、傷めることもない、さらに安全性を高めることができる。
図13は実施の形態3に係る炊飯器の面取り部10,22と、手(指)の挟み込みとの関係を示す説明図である。
図13(b)のW1は、水槽20を下部筐体2の水槽収容部4に設置したときの、両面取り部10,22の面取り開始位置10a,22a間の距離(幅)で、面取り部10,22の先端部の深さをHとした。HとW1のそれぞれの寸法における手(指)の腹肉の挟みの有無、挟んだときの痛みの有無についての試験結果を表3に示す。
Figure 0004762281
図14は面取り部10,22を角形形状又は曲面形状に形成した場合の面取り部10,22と手(指)の挟み込みとの関係を示す説明図で、深さHと幅W1のそれぞれの寸法における手(指)の腹肉の挟みの有無、挟んだときの痛みの有無についての試験結果を表4に示す。
Figure 0004762281
表3、表4に示すように、面取り部10,22の平面形状が三角形状又は角形形状、曲面形状のいずれの場合においても、深さHが3〜5mm、幅W1が8〜20mmの場合は、手(指)の腹肉の挟み込みを防止できるが、深さHが3mmで幅W1が25mm以上、あるいは深さHが4〜5mmで、幅W1が30mm以上になると、水槽20を水槽収容部4に設置する過程で、手(指)の腹肉が下部筐体2と水槽20との間に挟まれることがわかった。なお、図13(a)は面取り部10,22の深さHが3mm、幅W1が4mm、破線の面取り部10E,22Eは深さHが4mm、幅W1が15mm、破線の面取り部10F,22Fは深さHが5mm、幅W1が25mm、図14(a)は、面取り部10,22の深さHが3mm、幅W1が4mm、破線の面取り部10G,22Gは深さHが4mm、幅W1が15mm、破線の面取り部10H,22Hは深さHが5mm、幅W1が25mmの場合を示す。
以上のことから、本実施の形態においては、面取り部10,22の寸法を、深さHが3mmのときは幅W1は8〜20mm、深さHが4〜5mmのときは幅W1は8〜25mmとなるが、一般的には、深さH=3〜5mm、幅W1=8〜20mm程度であればよい。
本実施の形態による水槽20の水槽収容部4への装着手順及び効果は、実施の形態1,2の場合とほぼ同様であるが、さらに、図12に示すように、水槽20を手で持って水槽収容部4に設置する際に、下部筐体2及び水槽20の手(指)の届く(触れる)範囲に面取り部10,22を設ける、つまり鋭角の角部が存在しないので、その角部に当って手に怪我をすることがなく、安全である。また、実施の形態1,2に比べて面取り部10,22の段差が目立たないので、好ましい外観を得ることができる。
なお、上記の説明では、水槽収容部4を下部筐体2の前面側に設けた場合を示したが、これに限定するものではなく、水槽20を取り付ける方向であれば、他の位置に設けてもよく、また、炊飯器本体1は矩形としているが、楕円形など他の形状であっても良い。
さらに、上記の説明では、図示の炊飯器に本発明を実施した場合を示したが、これに限定するものではなく、他の構造の炊飯器にも本発明を実施することができる。また、例えば蒸気回収機構を備えた煮込み用調理器など、蒸気を回収する水槽を備えた加熱調理器であれば同様の効果を得ることが出来るものである。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外観構成を示す斜視図である。 図1の炊飯器の内部構造を透視状態で示した斜視説明図である。 図1の炊飯器の上蓋を開放し水槽を取出した状態を示す斜視説明図である。 炊飯器本体に水槽を設置する状態を示す平面説明図である。 炊飯器本体と水槽の他の例の説明図である。 炊飯器本体と水槽の他の例の説明図である。 水槽に設けた面取り部の寸法と手(指)の挟み込みとの関係の説明図である。 水槽に設けた面取り部の寸法と手(指)の挟み込みとの関係の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器の上蓋を開放し水槽を取出した状態を示す斜視説明図である。 炊飯器本体に水槽を設置する状態を示す平面図、及び面取り部の寸法関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る炊飯器の上蓋を開放し水槽を取出した状態を示す斜視説明図である。 炊飯器本体に水槽を設置する状態を示す平面図である。 下部筐体と水槽に設けた面取り部の寸法と手(指)の挟み込みとの関係の説明図である。 下部筐体と水槽に設けた面取り部の寸法と手(指)の挟み込みとの関係の説明図である。
符号の説明
1 炊飯器本体、2 下部筐体、4 水槽収容部、5 縦壁、10,22 面取り部、11 上蓋、13 内蓋、17 蒸気導管、18 内鍋、20 水槽。

Claims (6)

  1. 被加熱物を収納する内鍋と、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記内鍋が収容され前記加熱手段を備えた下部筐体と、該下部筐体に設置され、前記内鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体に取り付けられ、前記被加熱物が加熱された際に前記被加熱物から生じる蒸気を誘導する蒸気導管と、前記蒸気導管が連結される連結口を上面に有し、前記蒸気導管によって誘導された前記蒸気を予め貯めた冷却水により復水するための水槽と、前記下部筐体に設けられ、前記水槽を載置可能な底部を有し、前面側及び両側面が開放されていて前記水槽が着脱可能に装着される水槽収容部とを備え、
    前記下部筐体と前記蓋体とから加熱調理器本体を構成し、
    前記下部筐体の前記水槽との対向面は、縦壁と、前記縦壁と平行な面により構成された凹部又は凸部を有し、また、前記水槽の前記下部筐体との対向面は、前記下部筐体の凹部又は凸部と嵌合する凸部又は凹部を有し、
    前記水槽は、前記下部筐体の前記水槽収容部に装着されたとき、前記本体の前面側の両側壁及び前壁の一部を形成し、かつ前記下部筐体と隣接する側壁面の端部に手の挟み込みを防止する面取り部を設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 被加熱物を収納する内鍋と、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記内鍋が収容され前記加熱手段を備えた下部筐体と、該下部筐体に設置され、前記内鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体に取り付けられ、前記被加熱物が加熱された際に前記被加熱物から生じる蒸気を誘導する蒸気導管と、前記蒸気導管が連結される連結口を上面に有し、前記蒸気導管によって誘導された前記蒸気を予め貯めた冷却水により復水するための水槽と、前記下部筐体に設けられ、前記水槽を載置可能な底部を有し、前面側及び両側面が開放されていて前記水槽が着脱可能に装着される水槽収容部とを備え、
    前記下部筐体と前記蓋体とから加熱調理器本体を構成し、
    前記下部筐体の前記水槽との対向面は、縦壁と、前記縦壁と平行な面により構成された凹部又は凸部を有し、また、前記水槽の前記下部筐体との対向面は、前記下部筐体の凹部又は凸部と嵌合する凸部又は凹部を有し、
    前記水槽は、前記下部筐体の前記水槽収容部に装着されたとき、前記本体の前面側の両側壁及び前壁の一部を形成し、前記下部筐体の前記水槽と隣接する側壁面の端部に手の挟み込みを防止する面取り部を形成することを特徴とする加熱調理器。
  3. 被加熱物を収納する内鍋と、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記内鍋が収容され前記加熱手段を備えた下部筐体と、該下部筐体に設置され、前記内鍋の上部開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体に取り付けられ、前記被加熱物が加熱された際に前記被加熱物から生じる蒸気を誘導する蒸気導管と、前記蒸気導管が連結される連結口を上面に有し、前記蒸気導管によって誘導された前記蒸気を予め貯めた冷却水により復水するための水槽と、前記下部筐体に設けられ、前記水槽を載置可能な底部を有し、前面側及び両側面が開放されていて前記水槽が着脱可能に装着される水槽収容部とを備え、
    前記下部筐体の前記水槽との対向面は、縦壁と、前記縦壁と平行な面により構成された凹部又は凸部を有し、また、前記水槽の前記下部筐体との対向面は、前記下部筐体の凹部又は凸部と嵌合する凸部又は凹部を有し、
    前記水槽は、前記下部筐体の前記水槽収容部に装着されたとき、前記下部筐体の前面側の両側壁及び前壁の一部を形成するように構成され、
    前記水槽の前記下部筐体と隣接する側壁面の両端部ならびに前記下部筐体の前記水槽と隣接する壁面の両端部に手の挟み込みを防止する面取り部を設けることを特徴とする加熱調理器。
  4. 前記水槽に設けた面取り部を、該水槽を前記下部筐体に装着したときの該水槽収容部の両側角部から該面取り部の開始位置までの距離をW、前記水槽の側面から面取り部の最深部までの深さをHとしたときに、H:3〜5mm、W:8〜15mmとしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 前記下部筐体に設けた面取り部を、前記水槽に接する面から該面取り部の開始位置までの距離をW、前記下部筐体の側面から該面取り部の最深部までの深さをHとしたときに、H:3〜5mm、W:8〜15mmとしたことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  6. 前記水槽及び前記下部筐体に設けた面取り部を、前記水槽を前記水槽収容部に装着したときに、前記水槽と下部筐体の両者の面取り部の開始位置間の距離をW1、前記水槽と下部筐体の側面から面取り部の最深部までの深さをHとしたときに、H:3〜5mm、W1:8〜20mmとしたことを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
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