JP4760418B2 - マイクロプラズマジェット制御方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロプラズマジェット制御方法及び装置に関し、特にプラズマ点灯直後からプラズマ発生中、プラズマ発生量を安定してほぼ一定に制御することができるマイクロプラズマジェット制御方法及び装置に関するものである。
従来、真空プラズマ発生装置や大気圧プラズマ発生装置は装置が大型であるため、ロボットに搭載して稼動させるような装置に適用することは不可能であったが、近年、大気圧下でマイクロ誘導結合プラズマジェットを生成する小型のマイクロプラズマジェット発生装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このマイクロプラズマジェット発生装置は、図15(a)に示すように、基板21と、基板21上に配設された波状形態のマイクロアンテナ22と、マイクロアンテナ22の近傍に配設された放電管23とを備えたプラズマチップ20を用い、放電管23の一端からガス供給手段24にてガスを供給するとともに、図15(b)に示すように、VHF帯の高周波電源25からマイクロアンテナ22に対して反射波を調整する整合回路26を介して高周波電力を供給することによって、大気圧にて小電力で放電管23内の微小空間に良好に安定したプラズマPを生成させ、マイクロプラズマジェットとして吹き出させるものである。なお、図15(a)中、27はプラズマPの発光強度を検出するプラズマ発光強度検出手段であり、その検出値に応じて高周波電源25を制御して、所望のプラズマPを出力するように制御される。また、図15(b)中、Lはマイクロアンテナ22のリアクタンス成分、Rc はシステムの回路抵抗である。
特許第3616088号明細書
ところで、上記特許文献1においては、大気圧にて小電力で微小空間に安定したプラズマPを生成するために、微小な放電管23中でイオン及び電子の一部を捕捉することができるVHF帯を利用し、かつマイクロアンテナ22に流れる電流により生じる誘電磁界を利用する誘導結合方式で効率良く電力をプラズマに供給することによって、高密度のプラズマPを小電力で安定して生成するという原理や実験内容について開示されているが、この小型のマイクロプラズマジェット発生装置を各種装置に搭載してマイクロプラズマジェットにて表面改質やエッチングや成膜などの各種処理を工業的に行う際に、断続的に処理を行うことがあり、そのような場合にマイクロプラズマジェットを連続的に発生させたままにすると高価な純度の高い不活性ガスの消費量が多くなってランニングコストが高くなってしまうという問題を有している。
そこで、処理を行う間だけ断続的にマイクロプラズマジェットを発生させることでガス消費量の低減を図ろうとすると、プラズマ点灯開始時にはマイクロアンテナ42近傍の温度が低く、その後上昇して、温度が一定しないため、プラズマジェットPの出力が一定しないという問題がある。すなわち、上記構成のマイクロプラズマジェット発生装置においては、基板21として放熱性の良いアルミナ基板を用いた場合でも、プラズマ発生後にマイクロアンテナ22及び基板21上の温度が上昇し、回路抵抗Rc が発熱のために上昇し、整合回路26が室温時に反射電力値が最小になるように設定されていた場合には、温度上昇に伴って反射電力値が大きくなり、プラズマPに対する投入電力が低下し、図16(a)に示すように、プラズマ発光強度(図示例ではアルゴンガスを用いているのでAr(アルゴン)発光強度)が点灯直後から徐々に低下し、基板21の温度が安定して発光強度が安定するのは点灯後5分程度経過してからである。また、基板21の温度が安定したときに反射電力値が最小になるように整合回路26を設定した場合には、図16(b)に示すように、逆にプラズマ点灯開始時には反射電力値が大きいためにプラズマ発光強度が低く、温度が上昇するのに伴ってプラズマ発光強度が上昇し、温度が安定した後は安定する。したがって、このようなプラズマジェットで処理を行うと、処理が不均一になってしまうという問題がある。
これに対して、基板21の放熱方法を工夫することで、マイクロアンテナの近傍の温度上昇を抑えることも考えられているが、その効果には限界があり、所望の均一な処理を実現することは実質的に不可能である。
また、プラズマPの発生量に対応するプラズマPの発光強度をプラズマ発光強度検出手段27にて直接モニタリングし、その検出結果に応じて高周波電源25の出力電力を制御することも考えられるが、その場合プラズマ発光強度検出手段27を配設する必要があり、コンパクトに構成するのが困難で、かつ構成が複雑になってコスト高になり、小型のマイクロプラズマジェット発生装置を工業的に適用する際には実現困難である。
さらに、真空プラズマ発生装置で一般に行われているように、整合回路26に可変コンデンサ等を使用し、サーボ機構にて可変コンデンサ等の値を自動調整し、マイクロアンテナ22からの反射波がゼロ近くに自動的に調整できるようにしたものを適用することも考えられるが、マイクロプラズマジェット発生装置を使用する装置は小型であり、自動調整を行うような大型の整合回路26を適用することは実用的でない。また、マイクロプラズマジェット発生装置では、使用する周波数帯がVHF帯で波長が短いために、整合回路26をマイクロアンテナ22の近傍に配置しないとマイクロアンテナ22に到達するまでに電力が減衰してしまい、マイクロアンテナ22に電力を供給できず、しかも上記のようにマイクロアンテナ22の近傍に定数を調整できるような複雑で大きな構成となる整合回路26を配設することは実質的に不可能であるという問題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、コンパクトで安価な構成にてプラズマ点灯直後からプラズマ発生中、プラズマ発生量をほぼ一定に安定して制御することができるマイクロプラズマジェット制御方法及び装置を提供することを目的とする。
第1の発明のマイクロプラズマジェット制御方法は、基板に形成した複数巻のマイクロアンテナに高周波電力を供給し、この基板に配設された放電管の一端からガスを供給し、放電管内で発生したプラズマを放電管の他端から吹き出すマイクロプラズマジェットの制御方法において、プラズマ発生中、マイクロアンテナに向けて出力する入射電力値とマイクロアンテナから反射してくる反射電力値とを検出し、前記入射電力値と前記反射電力値の差が、プラズマ発光強度がほぼ一定になる時の値として予め求めた値になるように、前記入射電力値を制御するものである。
また、同発明のマイクロプラズマジェット制御装置は、基板と、基板に形成した複数巻のマイクロアンテナと、この基板に配設された放電管と、マイクロアンテナに高周波電力を供給する高周波電源と、放電管の一端にガスを供給するガス供給手段と、高周波電源から出力されるマイクロアンテナに対する入射電力値を検出する入射電力値検出手段と、マイクロアンテナから反射してくる反射電力値を検出する反射電力値検出手段と、前記入射電力値検出手段と前記反射電力値検出手段からの信号を入力とし、高周波電源の出力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、プラズマ発生中、前記入射電力値と前記反射電力値の差が、プラズマ発光強度がほぼ一定になる時の値として予め求めた値になるように、前記入射電力値を制御するものである。
また、第2の発明のマイクロプラズマジェット制御方法は、基板に形成した複数巻のマイクロアンテナに高周波電力を供給し、この基板に配設された放電管の一端からガスを供給し、放電管内で発生したプラズマを放電管の他端から吹き出すマイクロプラズマジェットの制御方法において、予めプラズマ発光強度がプラズマ処理可能なほぼ一定値になる反射電力値と入射電力値の関係を求めておき、プラズマ発生中、前記反射電力値を検出して前記反射電力値と前記入射電力値の前記関係から前記入射電力値を制御するものである。
また、同発明のマイクロプラズマジェット制御装置は、基板と、基板に形成した複数巻のマイクロアンテナと、この基板に配設された放電管と、マイクロアンテナに高周波電力を供給する高周波電源と、放電管の一端にガスを供給するガス供給手段と、マイクロアンテナから反射してくる反射電力値を検出する反射電力値検出手段と、前記反射電力値検出手段からの信号を入力とし、高周波電源の出力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、予め求められたプラズマ発光強度がプラズマ処理可能なほぼ一定値になる前記反射電力値と高周波電源から出力されるマイクロアンテナに対する入射電力値の関係データが格納され、プラズマ発生中、格納されている前記反射電力値と前記入射電力値の前記関係データと前記反射電力値検出手段により検出される前記反射電力値に基づいて入射電力値を制御するものである。
この構成によれば、予めプラズマ発生量を略一定値に制御する温度と入射電力値の関係を求めておいて、検出した温度に基づいて入射電力値を制御することで、プラズマ点灯直後からプラズマ発生中にわたって、温度の検出と入射電力値の制御を行うコンパクトで安価な構成にてプラズマ発生量をほぼ一定に安定して制御することができる。
本発明のマイクロプラズマジェット制御方法及び装置によれば、マイクロアンテナの温度を制御し、又はマイクロアンテナに対する入射電力値と反射電力値を検出してその差をプラズマ発光強度がほぼ一定になる時の値として予め求めた値になるように入射電力値を制御し、又は予めプラズマ発生量を略一定値に制御する入射電力値と反射電力値を関係を求めておいて、検出した反射電力値に基づいて入射電力値を制御し、又は予めプラズマ発生量を略一定値に制御する温度と入射電力値の関係を求めておいて、検出した温度に基づいて入射電力値を制御することによって、コンパクトで安価な構成にてプラズマ点灯直後からプラズマ発生中にわたってプラズマ発生量をほぼ一定に安定して制御することができ、各種装置に搭載する小型のマイクロプラズマジェット発生装置による断続的な処理においても低コストにて均一な処理を実現することができる。
以下、本発明のマイクロプラズマジェット制御方法及び装置の各実施形態について、図1〜図14を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について,図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態におけるマイクロプラズマジェット制御装置1においては、図1(a)、(b)に示すように、アルミナ製の基板2上に複数巻きの波状形態のマイクロアンテナ3を形成し、このマイクロアンテナ3の近傍に放電管4を配設している。基板2は、図示例では、上面にマイクロアンテナ3を配設し、下面に放電管4を形成する溝を形成した上部基板2aと上部基板2aの下面に貼り合わせた下部基板2bにて構成されている。また、マイクロアンテナ3は、マイクロプラズマジェットが吹きだす放電管4の一端開口が臨む基板2の一側辺2cに近接して配設されている。
マイクロアンテナ3に高周波電力を供給するため、その一対の端子5a、5bに高周波電源(図示せず)が、マイクロアンテナ3からの反射波の高周波電源への入力をゼロ近傍に調整する整合回路(図示せず)などを介して接続されている。高周波電源は、例えば100〜500MHz程度の周波数のVHF周波数帯の高周波を出力するものであり、出力は20〜100W程度である。
以上の構成において、図1(a)に示すように、基板2の一側辺2cとは反対側の他端開口から放電管4内にガス供給手段(図示せず)にてガスGを供給しつつ、高周波電源(図示せず)から基板2上のマイクロアンテナ3にVHF周波数帯の高周波電力を供給すると、マイクロアンテナ3に流れる電流により生じる誘電磁界にて誘導結合方式でイオン及び電子の一部が効率良く捕捉され、大気圧の微小な放電管4内で小電力にて高密度のプラズマPが安定して生成され、基板2の一側辺2cに臨む放電管4の一端開口からプラズマPがプラズマジェットとして吹き出される。
以上のような基本構成のマイクロプラズマジェット発生装置において、本実施形態では基板2のマイクロアンテナ3の近傍の温度を調整するための発熱体6が、図示例では下部基板2bの上部基板2aとの貼り合わせ面のマイクロアンテナ3と対向する部分に配設されている。6aは、発熱体6に電力を供給する配線である。また、基板2の上面のマイクロアンテナ3の近傍である側方にマイクロアンテナ3の近傍の温度を検出する温度検出手段7が配設されている。発熱体6は、図2に示すように、温度検出手段7による検出温度に基づいて制御部8にて動作制御されている。なお、制御部8は、ガス供給手段、高周波電源、及びプラズマを点灯する点灯手段(図示せず)を制御することで、上記プラズマPの発生を制御するものである。
次に、制御部8によるプラズマPの発生動作及びマイクロアンテナ3の近傍の温度制御動作について、図3を参照して説明する。図3において、プラズマ処理の開始に際して、先ずガス供給手段から不活性ガスなどのプラズマを発生させるガスGを放電管4に供給し(ステップS1)、高周波電源をオンする(ステップS2)。次に、発熱体6による温度制御をオンし(ステップS3)、マイクロアンテナ3の近傍の温度Tを温度検出手段7からの検出信号にて検出し(ステップS4)、その温度Tが所定の温度T1より上昇し、T>T1の条件を満足したか否かの判定を行い(ステップS5)、条件を満たすのを待って点灯手段を動作させてプラズマPを発生させ(ステップS6)、プラズマ処理を行う。プラズマPの発生中は、マイクロアンテナ3の近傍の温度が所定の温度T0になるように発熱体6による温度制御を行い(ステップS7)、温度検出手段7からの検出信号にてマイクロアンテナ3の近傍の温度Tを検出し(ステップS8)、処理が終了か否かの判定を行う(ステップS9)という動作を繰り返し、ステップS9で処理の終了が判定されると制御動作を終了する。
なお、前記所定の温度T0は、プラズマPの発生を継続した状態でマイクロアンテナ3の近傍の温度が安定する温度であり、高周波電源とマイクロアンテナ3の間に介装される整合回路は、この温度T0の時にマイクロアンテナ3からの反射電力値がゼロ近傍になるように設定されている。また、前記所定の温度T1は、温度T0より若干低く設定された温度で、温度T0をオーバーシュートせずに円滑に温度T0で安定するように実験的に求めて設定される。
以上の制御により、図4(b)に示すように、発熱体6による温度制御によってプラズマPの点灯当初からマイクロアンテナ3の近傍の温度TがT0に制御され、引き続いてプラズマPの発熱による温度上昇Tp に合わせて発熱体6による温度上昇Th が低減されて温度TがT0に制御され、その後プラズマPの発熱による温度上昇Tp と基板2からの放熱がバランスしてマイクロアンテナ3の近傍の温度TがT0に安定するので、プラズマPの点灯当初からその後のプラズマPの点灯中にわたってマイクロアンテナ3の近傍の温度Tが所定温度T0に制御される。これによって、図4(a)に示すように、回路抵抗Rc が一定に維持され、その結果、図4(c)に示すように、プラズマPの発光強度がプラズマPの点灯当初からプラズマPの点灯中にわたって一定に制御され、プラズマ点灯開始から均一なプラズマ処理を実現することができる。
なお、以上の説明では温度調整手段として、発熱体6を例示したが、ぺルチェ素子等を用いて加熱冷却の両方を行えるようにしてより精度良く所定温度T0に温度制御できるようにしても良い。
また、上記実施形態の説明では、温度調整手段として基板2に発熱体6を配置した例を示したが、他の構成例として、図5、図6に示すように、熱風発生器9を適用し、温度検出手段7による検出温度に基づいて制御部8にて配線9aを介して熱風発生器9を動作制御し、基板2の表面のマイクロアンテナ3の近傍部に熱風発生器9から熱風を吹きつけ、プラズマ点灯開始時から点灯中にわたってマイクロアンテナ3の近傍部の温度が所定の温度T0になるように温度調整するようにしても良い。また、熱風を冷却風に切り換え可能に構成し、より精度の良い温度調整を行えるようにすることもできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について,図7、図8を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明においては、先行する実施形態と共通の構成要素については同一の参照符号を付して説明を省略し、主として相違点についてのみ説明する。
上記第1の実施形態においては、マイクロアンテナ3の近傍の温度を一定に制御することで、プラズマPの発光強度を点灯直後から一定にするものであるが、本実施形態においては、プラズマPへの投入電力を一定に制御することで、プラズマPの発光強度を点灯直後から一定にするものである。すなわち、図7において、プラズマ抵抗をRp 、回路抵抗をRc 、高周波電源10からマイクロアンテナ3に出力する入射電力値をPf、マイクロアンテナ3からの反射電力値をPrとして、プラズマ投入電力Pp は、
p =(Rp /(Rp +Rc ))・(Pf−Pr)
で与えられる。ここで、(Pf−Pr)を一定に制御することで、プラズマ投入電力Pp をほぼ一定にしようとするものである。なお、大気圧プラズマではプラズマ抵抗Rp はプラズマ発生中殆ど一定であり、回路抵抗Rc はマイクロアンテナ3の温度によって変化するが、(Rp /(Rp +Rc ))の項での影響は比較的少なくて済む。なお、精度良く制御する場合は、(Pf−Pr)の目標値を、回路抵抗Rc の温度による変化を考慮して調整するようにすれば良い。
具体的には、図7に示すように、高周波電源10から出力される入射電力値Pfを入射電力検出手段12にて検出し、マイクロアンテナ3からの反射電力値Prを整合回路11の高周波電源10側の端子に接続した反射電力検出手段13にて検出し、それらの検出信号を制御部8に入力している。制御部8は、入射電力値Pfと反射電力値Prの差を計算し、(Pf−Pr)の値が一定になるように高周波電源10から出力される入射電力値Pfを制御している。制御部8における具体的な制御方法は、入射電力検出手段12の検出値をPfa、反射電力値検出手段13の検出値をPraとし、プラズマPを発生させて所定時間経過し、回路抵抗Rc が安定し、反射電力値Prがゼロ近くになった時の(Pfa−Pra)を予め求めておき、プラズマPの点灯開始時から(Pfa−Pra)の値がこの予め求めた値に一致するように高周波電源10から出力する入射電力値Pfを制御している。
以上の制御においては、図8(a)に示すように、プラズマPの点灯当初はマイクロアンテナ3の温度が低いために回路抵抗Rc が低く、その後時間経過とともに温度が上昇するのに伴って回路抵抗Rc が高くなり、所定の抵抗値で平衡状態となるが、それに対応して、図8(b)に示すように、反射電力値PrがプラズマPの点灯当初は高く、その後徐々に低下することになり、それに対応して入射電力値Pfを制御しない場合は、図8(c)に破線で示すように、プラズマPの点灯当初のプラズマPの発光強度が低くなり、その後安定状態に向けて向上して行くが、プラズマPの点灯後しばらくの間、プラズマPの発生量が少ないために均一なプラズマ処理が不可能となる。本実施形態においては、図8(b)に示すように、反射電力値Prに対応して入射電力値Pfを制御し、(Pf−Pr)が一定になるように制御していることで、プラズマPに対する投入電力Pp がほぼ一定になり、その結果、図8(c)に実線で示すように、プラズマPの発光強度がプラズマPの点灯当初からプラズマPの点灯中にわたってほぼ一定に制御され、プラズマ点灯開始からほぼ均一なプラズマ処理を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について,図9、図10を参照して説明する。
本実施形態においては、使用するマイクロプラズマジェット発生装置において、プラズマPの点灯開始以降のプラズマPの発光強度と反射電力値Prの関係と、各反射電力値Prが検出される状態において、所定の発光強度を得ることができる入射電力値Pfを予め求めておき、プラズマPの点灯中、反射電力値Prを検出し、それに対応して所定の発光強度を得ることができる入射電力値Pfを高周波電源10から出力するようにしている。
具体的には、入射電力検出手段12による入射電力検出値をPfa、反射電力検出手段13による反射電力検出値をPraとして、使用するマイクロプラズマジェット発生装置による実験にて、図9(a)に示すように、反射電力検出値PraがA、B、C、D等の各状態でプラズマPの発光強度が低下している場合に、制御部8にて高周波電源10を制御して入射電力Pfを上げて行き、所定のプラズマPの発光強度が得られた時の入射電力検出値Pfaをそれぞれ求めることで、図9(b)に示すように、所定のプラズマPの発光強度が得られる反射電力検出値Praと入射電力検出値Pfaとの関係を求めておき、プラズマ処理のためにプラズマ点灯中は、図9(b)の反射電力検出値Praを検出し、図9(b)のデータに基づき、検出した反射電力検出値Praに対応する入射電力検出値Pfaが検出されるように制御部8にて高周波電源10の制御を行う。
以上の制御により、図10(a)に示すように、点灯開始時には反射電力値Prが大きく、その後徐々に低下するのに対応した入射電力値Pfが出力され、投入電力(Pf−Pr)は点灯開始時には若干高く、その後ほぼ一定に制御されることにより、図10(b)に破線で示すように、上記第2の実施形態のように単純に投入電力(Pf−Pr)を一定した制御の場合には点灯直後は発光強度が若干低下するのに比して、図10(b)に実線で示すように、プラズマPの発光強度がプラズマPの点灯当初からプラズマPの点灯中にわたって一定に制御され、プラズマ点灯開始から均一なプラズマ処理を実現することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について,図11〜図14を参照して説明する。
本実施形態においては、使用するマイクロプラズマジェット発生装置において、プラズマPの点灯開始以降のプラズマPの発光強度とマイクロアンテナ近傍の温度Tとの関係と、各温度Tの状態において、所定の発光強度を得ることができる入射電力値Pfを予め求めておき、プラズマPの点灯中、温度Tを検出し、それに対応して所定の発光強度を得ることができる入射電力値Pfを高周波電源10から出力するようにしている。
具体的には、図11に示すように、基板2上のマイクロアンテナ2の近傍に温度検出手段7を配設し、図12に示すように、温度検出手段7の検出信号と入射電力検出手段12の検出信号を制御部8に入力し、制御部8にて検出温度に応じて高周波電源10から出力する入射電力値Pfを制御するように構成されている。
制御部8の制御動作を図13を参照して説明すると、温度検出手段7による検出温度をT、入射電力値検出手段12による入射電力検出値をPfaとして、使用するマイクロプラズマジェット発生装置による実験にて、図13(a)に示すように、検出温度TがA、B、C、D等の各状態でプラズマPの発光強度が低下している場合に、制御部8にて高周波電源10を制御して入射電力Pfを上げて行き、所定のプラズマPの発光強度が得られた時の入射電力検出値Pfaをそれぞれ求めることで、図13(b)に示すように、所定のプラズマPの発光強度が得られる温度Tと入射電力検出値Pfaとの関係を求めておき、プラズマ処理のためにプラズマ点灯中は、図13(b)の温度Tを検出し、図13(b)のデータに基づき、検出した温度Tに対応する入射電力検出値Pfaが検出されるように制御部8にて高周波電源10の制御を行う。
以上の制御により、上記第2の実施形態のように単純に投入電力(Pf−Pr)を一定した制御の場合には、図14に破線で示すように、点灯直後は発光強度が若干低下するのに比して、図14に実線で示すように、プラズマPの発光強度がプラズマPの点灯当初からプラズマPの点灯中にわたって一定に制御され、プラズマ点灯開始から均一なプラズマ処理を実現することができる。
以上の実施形態においては、マイクロアンテナ3に供給する高周波電力として、100MHzを代表とするVHF周波数帯の高周波電源を用いる例についてのみ説明したが、例えば13.56MHzを代表とするRF周波数帯の高周波電力を供給するようにしたマイクロプラズマジェット発生装置においても、整合回路の定数をプラズマ発生中に変更しない構成の場合に本発明を適用することで効果を発揮し、それによって整合回路の簡素化を図ることができる。
本発明のマイクロプラズマジェット制御装置によれば、マイクロアンテナの温を制御し、又はマイクロアンテナに対する入射電力値と反射電力値を検出してその差をプラズマ発光強度がほぼ一定になる時の値として予め求めた値になるように入射電力値を制御し、又は予めプラズマ発生量を略一定値に制御する入射電力値と反射電力値を関係を求めておいて検出した反射電力値に基づいて入射電力値を制御し、又は予めプラズマ発生量を略一定値に制御する温度と入射電力値の関係を求めておいて検出した温度に基づいて入射電力値を制御することによって、プラズマ点灯直後からプラズマ発生中にわたってプラズマ発生量をほぼ一定に安定して制御することができ、簡単かつコンパクトで低コストの構成にて断続的な処理においても均一な処理を実現することができるので、各種マイクロプラズマジェット発生装置、特に各種装置に搭載する小型のマイクロプラズマジェット発生装置に好適に利用することができる。
本発明のマイクロプラズマジェット制御装置の第1の実施形態の構成を示し、(a)は全体斜視図、(b)は分解斜視図。 同実施形態の制御構成のブロック図。 同実施形態の制御動作のフロー図。 同実施形態の動作時の回路抵抗と温度と発光強度の変化を示すグラフ。 同実施形態の他の構成例の構成を示す斜視図。 同他の構成例における制御構成のブロック図。 本発明のマイクロプラズマジェット制御装置の第2の実施形態における制御構成のブロック図。 同実施形態の動作時の回路抵抗と電力と発光強度の変化を示すグラフ。 本発明のマイクロプラズマジェット制御装置の第3の実施形態における制御方法の説明図。 同実施形態の動作時の電力と発光強度の変化を示すグラフ。 本発明のマイクロプラズマジェット制御装置の第4の実施形態の構成を示す斜視図。 同実施形態の制御構成のブロック図。 同実施形態における制御方法の説明図。 同実施形態における発光強度の変化を示すグラフ。 従来例のマイクロプラズマジェット制御装置の構成を示し、(a)は全体斜視図、(b)は電気回路のブロック図。 従来例のマイクロプラズマジェット制御装置における発光強度の変化を示すグラフ。
符号の説明
1 マイクロプラズマジェット制御装置
3 マイクロアンテナ
4 放電管
6 発熱体(温度調整手段)
7 温度検出手段
8 制御部(制御手段)
9 熱風発生器(温度調整手段)
10 高周波電源
12 入射電力検出手段
13 反射電力検出手段
P プラズマ
G ガス

Claims (4)

  1. 基板に形成した複数巻のマイクロアンテナに高周波電力を供給し、この基板に配設された放電管の一端からガスを供給し、放電管内で発生したプラズマを放電管の他端から吹き出すマイクロプラズマジェットの制御方法において、
    プラズマ発生中、マイクロアンテナに向けて出力する入射電力値とマイクロアンテナから反射してくる反射電力値とを検出し、前記入射電力値と前記反射電力値の差が、プラズマ発光強度がほぼ一定になる時の値として予め求めた値になるように、前記入射電力値を制御することを特徴とするマイクロプラズマジェット制御方法。
  2. 基板に形成した複数巻のマイクロアンテナに高周波電力を供給し、この基板に配設された放電管の一端からガスを供給し、放電管内で発生したプラズマを放電管の他端から吹き出すマイクロプラズマジェットの制御方法において、
    予めプラズマ発光強度がプラズマ処理可能なほぼ一定値になる反射電力値と入射電力値の関係を求めておき、プラズマ発生中、前記反射電力値を検出して前記反射電力値と前記入射電力値の前記関係から前記入射電力値を制御することを特徴とするマイクロプラズマジェット制御方法。
  3. 基板と、基板に形成した複数巻のマイクロアンテナと、この基板に配設された放電管と、マイクロアンテナに高周波電力を供給する高周波電源と、放電管の一端にガスを供給するガス供給手段と、高周波電源から出力されるマイクロアンテナに対する入射電力値を検出する入射電力値検出手段と、マイクロアンテナから反射してくる反射電力値を検出する反射電力値検出手段と、前記入射電力値検出手段と前記反射電力値検出手段からの信号を入力とし、高周波電源の出力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、プラズマ発生中、前記入射電力値と前記反射電力値の差が、プラズマ発光強度がほぼ一定になる時の値として予め求めた値になるように、前記入射電力値を制御することを特徴とするマイクロプラズマジェット制御装置。
  4. 基板と、基板に形成した複数巻のマイクロアンテナと、この基板に配設された放電管と、マイクロアンテナに高周波電力を供給する高周波電源と、放電管の一端にガスを供給するガス供給手段と、マイクロアンテナから反射してくる反射電力値を検出する反射電力値検出手段と、前記反射電力値検出手段からの信号を入力とし、高周波電源の出力を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、予め求められたプラズマ発光強度がプラズマ処理可能なほぼ一定値になる前記反射電力値と高周波電源から出力されるマイクロアンテナに対する入射電力値の関係データが格納され、プラズマ発生中、格納されている前記反射電力値と前記入射電力値の前記関係データと前記反射電力値検出手段により検出される前記反射電力値に基づいて前記入射電力値を制御することを特徴とするマイクロプラズマジェット制御装置。
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