JP4757606B2 - 収納装置および収納装置の収納室の閉塞部開錠方法 - Google Patents

収納装置および収納装置の収納室の閉塞部開錠方法 Download PDF

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Description

本発明は、収納装置に関し、特に、開錠する際、利用者が発する声を情報化して得られるバイオメトリクス認証鍵を用いて利用者の本人確認を行う、セキュリティの信頼性を向上させた収納装置に関する。
従来、配送人が顧客宛の荷物をマンションやアパートに設置された収納装置の収納室に預け入れる際、予め登録済みの収納室キーを収納装置のキー読み取り装置に挿入することにより収納室を施開錠する収納装置があった。
しかしながら、この種の収納装置は、予め登録済みの収納室キーを所持する特定の配送人だけが利用でき、登録済みの収納室キーを与えられていない配送人はこれを利用できないという問題点を有していた。
このような問題を解決するものとして、実公平07−008480(実願昭62−124238)に記載された配送物等保管引渡管理装置がある。
この配送物等保管引渡管理装置では、配送人が当該装置の収納室に荷物を預け入れる際、荷物の受取人の部屋番号を操作入力キーで入力することにより収納室の開閉ドアが開錠される。一方、受取人がその荷物を収納室から取り出す際には、受取人が本人所有の個体識別用カードを当該装置のカードリーダに差し込むことにより、収納室の開閉ドアが開錠される。
実公平07−008480号公報(実願昭62−124238)
しかしながら、この従来の配送物等保管引渡管理装置には、2つの問題点があった。第1の問題点は、荷物の受取人が荷物を取り出す際に個体識別用カードを所持していないと、収納室の開閉ドアを開錠できず、荷物を取り出せないことである。第2の問題点は、荷物の受取人が個体識別用カードを紛失し、その個体識別用カードが第三者に悪用されると、荷物が盗まれる恐れがあることである。
そこで、本発明の第1の目的は、受取人が個体識別用カードを使用せずに収納室の開閉ドアを開錠できる収納装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、収納装置の収納室に預け入れられた荷物の盗難を防止できる、セキュリティの信頼性を向上させた収納装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る収納装置は、声紋データ及びキーワードを登録する登録手段と、物品を収納する収納手段と、前記収納手段の開口部を閉塞する閉塞手段と、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段により入力された前記音声を音声認識し文字情報に変換する変換手段と、前記変換手段により変換された前記文字情報と前記登録手段に登録された前記キーワードとを照合する第1の照合手段と、前記音声入力手段により入力された前記音声より声紋データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記声紋データと前記登録手段により登録された前記声紋データとを照合する第2の照合手段と、前記第1及び第2の照合手段の結果に基づき前記閉塞手段を開錠する開錠手段とを有し、識別情報を入力する識別情報入力手段と、前記識別情報入力手段により入力された前記識別情報に対して前記物品が預けられているか否かを検索する検索手段と、前記検索手段の結果に基づき前記音声の入力を促す画面を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
また、前記収納装置において、前記識別情報の入力を音声により行うことを特徴とする。
また、前記収納装置が、識別情報を音声により入力する識別情報入力手段と、前記識別情報入力手段により入力された前記識別情報に対して前記物品が預けられているか否かを検索する検索手段と、前記識別情報の入力に用いた前記音声より生成された声紋データと前記登録手段により登録された前記声紋データとを照合する第3の照合手段と、前記検索手段の結果及び前記第3の照合手段の結果に基づき前記音声の入力を促す画面を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
また、前記収納装置において、前記登録手段が前記識別情報に対して複数の前記声紋データを登録し、前記第2の照合手段が登録された複数の前記声紋データと前記生成手段により生成された前記声紋データとをそれぞれ照合することを特徴とする。
また、前記収納装置が、前記物品が前記収納手段に収納されているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段の結果に基づき前記閉塞手段を施錠する施錠手段とを有することを特徴とする。
また、前記収納装置において、前記検出手段は、動体センサ、赤外線式人体感知センサまたは重量センサであることを特徴とする。
また、前記収納装置が、予め定められた条件を満たした場合に、前記収納手段への前記物品の預け入れを拒否する旨の画面を表示する表示手段を有することを特徴とする
本発明に係る収納装置の収納室の閉塞部開錠方法は、声紋データ及びキーワードを登録する登録ステップと、収納室の閉塞部を施錠する施錠ステップと、音声を入力する音声入力ステップと、前記音声を音声認識し文字情報に変換する変換ステップと、前記変換ステップにて変換した前記文字情報と前記登録ステップにて登録した前記キーワードとを照合する第1の照合ステップと、前記音声から声紋データを生成する生成ステップと、前記生成ステップにて生成した前記声紋データと前記登録ステップにて登録した前記声紋データとを照合する第2の照合ステップと、前記第1及び第2の照合ステップの結果に基づき前記収納室の前記閉塞部を開錠する開錠ステップとを有し、識別情報を入力する識別情報入力ステップと、前記識別情報に対して前記物品が預けられているか否か検索するステップと、前記検索ステップの結果に基づき前記音声の入力を促す画面を表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
また、前記収納装置の収納室の閉塞部開錠方法において、前記識別情報の入力は、音声により行うことを特徴とする。
また、前記収納装置の収納室の閉塞部開錠方法において、前記登録ステップは、前記識別情報に対して複数の前記声紋データを登録し、前記第2の照合ステップは、登録された複数の前記声紋データと前記生成ステップにて生成された前記声紋データとをそれぞれ照合することを特徴とする。
また、前記収納装置の収納室の閉塞部開錠方法において、前記物品が前記収納室に収納されているか否かを検出する検出ステップを有し、前記施錠ステップは、前記検出ステップの結果に基づき前記閉塞部を施錠することを特徴とする。
また、前記収納装置の収納室の閉塞部開錠方法において、予め定められた条件を満たした場合に、前記収納室への前記物品の預け入れを拒否する旨の画面を表示するステップを有することを特徴とする。
本発明による収納装置は、音声などによるバイオメトリクス認証技術を採用し、いわゆるバイオメトリクス認証鍵を用いて収納室の開閉ドアを開錠する構成を採用したことにより、受取人は個体識別用カードを一切使わずに開閉ドアを開錠することができる。
また、バイオメトリクス認証鍵を用いて本人確認を行う構成を採用したことにより、真の受取人とは異なる第三者は開閉ドアを開錠できなくなり、収納室内の荷物の盗難防止、セキュリティ面の信頼性向上を図ることができる。
本発明の収納装置、例えば、宅配便ボックスの第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の宅配便ボックスの外観を示す図である。
図1において、宅配便ボックス10は、配送人が物品、例えば荷物を預け入れる複数の収納室20と、宅配便ボックス10の前面略中央に位置するコントロールボックス30とを有する。収納室20の大きさは、異なる大きさの荷物を収納できるように大小異なるが、全て同一とするなど、任意に構成してよい。各収納室20の開口部を閉塞する開閉ドアは、表示部21を有している。表示部21は、収納室20の番号(1〜10)、すなわち収納室番号とともに、収納室20に荷物が預け入れられているか否か、すなわち荷物が預け入れられていない場合に「OPEN」、荷物が預け入れられている場合に「CLOSE」を表示する。コントロールボックス30の位置は、宅配便ボックス10の中央に限定されず、例えば宅配便ボックス10の上部や下部としてもよいし、又は宅配便ボックス10と別体としてもよい。宅配便ボックス10と別体とした場合は、直接ケーブル等で接続してもよいし、無線接続や、任意のネットワーク等を介して接続する構成としてもよい。
図2は、図1に示された収納室20及びコントロールボックス30の詳細を説明する図である。
図2において、コントロールボックス30は、コンピュータ31、操作入力キー40、操作表示ディスプレイ57、生体特徴入力部58及びプリンタ63を有する。操作入力キー40は後述する複数のキーから構成され、荷物の預け入れ時に配送人によって、また荷物の取り出し時に受取人によって操作される。生体特徴入力部58は、荷物の受取人の生体特徴、例えば音声を入力する。プリンタ63は、配送人が荷物を収納室20に預け入れた場合に、その旨を記載した預入証を印刷出力する。操作表示ディスプレイ57は、操作入力キー40の操作指示や操作入力キー40又は生体特徴入力部58より入力された情報のエラー等各種情報を表示する。コンピュータ31は、操作入力キー40、生体特徴入力部58、操作表示ディスプレイ57、及びプリンタ63に接続され、それぞれを制御して、宅配便ボックス10への荷物の預け入れ、取り出しを管理する。
収納室20は、電気錠61および開閉センサを有する。電気錠61はコンピュータ31に接続され、コンピュータ31の制御によって開閉ドアを施開錠する。電気錠61は、操作入力キー40の所定のキーが押された場合や、生体特徴入力部58に入力された受取人の音声が受取人本人のものであるとの認証が得られた場合に収納室20の開閉ドアを開錠する。開閉センサは、例えばマグネットセンサーであり、マグネット部69と、コンピュータ31に接続されたスイッチ部68とから成る。マグネット部69は、永久磁石を有し、スイッチ部68は、開閉ドアの動作に伴いマグネット部69と離接することによってオフ/オンするリードスイッチ等を内部に有する。コンピュータ31は、スイッチ部68のオフ/オンに基づき、開閉ドアの開閉状態を判断する。
なお、電気錠61は、望ましくは収納室20の内部に設置するが、開閉ドアに設置してもよい。また、開閉ドアは、図2では、その右端を軸として回動可能に固定されているが、この軸の位置は、開閉ドアの左端、上端、あるいは下端としてもよい。また、開閉センサのマグネット部69とスイッチ部68は、開閉ドアが閉じたとき互いに接する必要があるから、開閉ドアの回動軸の位置に応じて、右端、下端及び上端とする。
また、収納室20内部に赤外線式生体感知センサを設けてコンピュータ31に接続し、開閉ドアの施錠後、収納室20内部に生体の存在を感知した場合は、幼児やペット等の生体が収納室20内部に収納されたものと判断してコンピュータ31が開閉ドアを開錠制御するよう構成してもよい。
さらに、収納室20内部に動体センサ、例えば、マイクロ波ドップラー方式の動体センサを設けてコンピュータ31に接続し、開閉ドアの施錠後、収納物の動きを感知した場合は、幼児やペット等の生体が収納室20内部に収納されたものと判断し、コンピュータ31が開閉ドアを開錠制御するよう構成してもよい。
図3は、図2に示された操作入力キー40の一例を示す図である。
図3において、預入キー41は、配送人が荷物を収納室20に預け入れる際に押すキー、取出キー42は、受取人が荷物を収納室20から取り出す際に押すキー、数字キー43は、配送人や受取人が住戸番号や収納室番号を入力するキーである。ここで、住戸番号とは、受取人を識別する識別情報の一例で、受取人の住戸の番号である。確定キー44は、数字キー43から入力された数字や生体特徴入力部58からの音声入力操作を確定するキー、訂正キー45は、数字キー43から入力された数字を訂正し、または生体特徴入力部58からの音声入力操作を取り消すキー、取消キー46は、仕掛かり中の処理を取り消すキーである。
図4は、図2に示されたコントロールボックス30の内部構成を示すブロック図である。
図4において、コントロールボックス30は、前面パネルに設置された操作入力キー40、生体特徴入力部58、操作ディスプレイ57、プリンタ63、および各収納室20に設置された電気錠61(いずれも上述のもの)と接続したコンピュータ31と、これと接続した情報記憶部52とを内蔵する。このうちコンピュータ31は、キー情報取得部50、生体情報生成部59、情報表示部56、利用者情報照合部53、収納室情報照合部54、生体情報照合部55、電気錠制御部60、情報出力部62、および制御回路ユニット51を含み、情報記憶装置52は、利用者情報テーブル64、収納室情報テーブル65、生体情報テーブル66、および汎用情報テーブル67を含む。情報記憶装置52は、半導体メモリー素子や磁気記憶媒体(ハードディスク)等、任意の方式の記憶手段を用いて構成することができ、前記各情報テーブルを格納する。各部の機能について、以下に記す。
キー情報取得部50は、配送人または受取人の入力した、操作入力キー40からのキー入力信号をデータ化して制御回路ユニット51に出力する。
生体情報生成部59は、受取人が入力した生体特徴入力部58からの音声信号を分析し、数値化して、生体情報を得るとともに、当該音声信号を音声認識し、文字情報に変換して、例えば、テキストデータを得、それぞれを制御回路ユニット51に出力する。
情報表示部56は、制御回路ユニット51の出力する表示データを操作表示ディスプレイ57へ出力する。
利用者情報照合部53は後述する利用者情報テーブル64を参照し、配送人が操作入力キー40から入力した、荷物を預け入れようとする住戸番号のステータス、すなわち荷物の預け入れ可否の情報を制御回路ユニット51に出力する。また、利用者情報照合部53は後述する利用者情報テーブル64を参照し、受取人が操作入力キー40から入力した住戸番号、または生体情報生成部59から入力されたテキストデータで表される住戸番号について、当該住戸番号が実在するか、荷物が預け入れられているか、及びどの収納室20に荷物が預け入れられているかの情報を制御回路ユニット51に出力する。
収納室情報照合部54は後述する収納室情報テーブル65を参照し、配送人が操作入力キー40から入力した、荷物を預け入れようとする収納室番号のステータス、すなわち荷物の預け入れ可否の情報を制御回路ユニット51に出力する。
生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力されたテキストデータを制御回路ユニット51から受取り、後述する生体情報テーブル66を参照して、予め登録された開錠キーワードと照合する。両者が一致した場合はさらに後述する生体情報テーブル66を参照して、予め登録された生体情報と、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報とを照合し、結果を制御回路ユニット51に出力する。
情報記憶装置52は、利用者情報テーブル64、収納室情報テーブル65、生体情報テーブル66と、受取人の生体情報の登録総数、住戸番号の登録総数及び収納室数などの汎用情報を登録する汎用情報テーブル67を有する。
情報記憶装置52は、コンピュータ31内に設けられてもよいし、あるいは、コントロールボックス30の外部に、別体として設けてもよい。
電気錠制御部60は、制御回路ユニット51の制御により所定の条件を満たしたとき、例えば、収納室20に荷物を預け入れることが可能と判断した場合や、荷物を取り出そうとする受取人が真の受取人であると判断した場合に電気錠61を開錠する一方、収納室20の開閉ドアが閉じられたことを開閉センサが感知した場合には電気錠61を施錠する。
情報出力部62は、荷物が収納室20に預け入れられた場合に、荷物を預け入れた旨を記載した預入証を印刷出力するようプリンタ63を制御する。
制御回路ユニット51は、接続された各部を制御し、本発明の宅配便ボックス10の予定する機能を実現する。このため、キー情報取得部50、生体情報生成部59、電気錠制御部60から配送人や受取人の操作に関する情報を取得し、利用者情報照合部53、収納室情報照合部54、生体情報照合部55を制御して利用者情報テーブル64、収納室情報テーブル65、生体情報テーブル66、および汎用情報テーブル67に格納された情報を参照/更新し、情報表示部56、情報出力部62を制御して配送人や受取人に情報を出力する。各情報テーブルの構成について、以下に記す。
図5(a)乃至(c)は、それぞれ利用者情報テーブル64、収納室情報テーブル65及び生体情報テーブル66の構成と、格納されたデータの具体例を示す図である。
図5(a)において、利用者情報テーブル64には、住戸番号、住戸番号のステータス、及びその住戸番号宛の荷物が預け入れられている収納室番号をそれぞれ対応づけて格納する。住戸番号のステータスは、荷物の預け入れを許可するか拒否するかに係る情報で、予め受取人が登録され、適宜変更することができる。例えば、受取人が海外旅行等長期不在の場合には、限られた収納室全てをその受取人宛ての荷物で長期間独占するようなことのないように、予め荷物の預け入れ拒否を登録しておくことが望ましい。図5(a)において、例えば、住戸番号「101」に対しては、荷物の預け入れが許可されていることを示すステータス「預入許可」と、荷物が預け入れられている収納室番号「11」が格納されている。本実施例では、各住戸番号に対して荷物を預け入れることが可能な収納室の最大数を2(第1及び第2の収納室番号)としたが、この数は何ら2に限定されない。
図5(b)において、収納室情報テーブル65には、収納室番号と収納室番号のステータスとを対応づけて格納する。収納室番号のステータスは、対応する収納室に荷物が預け入れられているか否かに係る情報で、「OPEN」は荷物が預け入れられていないことを、「CLOSE」は荷物が預け入れられていることを示す。収納室番号のステータスは、新たに収納室20に荷物が預け入れられると「CLOSE」に、収納室20から荷物が取り出されると「OPEN」に変更される。
図5(c)において、生体情報テーブル66には、住戸番号、生体情報、及び開錠キーワードをそれぞれ対応づけて格納する。生体情報は、例えば生体特徴入力部58から入力された、受取人の発した音声を、生体情報生成部59で分析して得た声紋データである。これらの生体情報は、各居住者が、住戸番号に対応させて予め登録しておく。開錠キーワードは、受取人が収納室を開錠するためのキーワードである。これは各居住者が適宜定め、住戸番号に対応させて予め登録しておく。本実施例では、生体情報を家族3名分、3つ登録し、開錠キーワードを2つ登録する構成を採用しているが、それぞれ登録数は何ら限定されるものでなく、任意としてよい。図5(c)において、例えば、住戸番号「101」に対しては、「太郎の生体情報」、「花子の生体情報」及び「一男の生体情報」のそれぞれの生体情報と、「カイジョウ」及び「ハナコ」の2つの開錠キーワードが格納されている。なお、生体情報及び開錠キーワードは、受取人によって適宜変更、削除、追加等が可能としてよい。
なお、図5(a)及び(c)において、「−」にて示す項目は、情報が登録されていないことを示す。また、例えば住戸番号「304」は実在せず、住戸番号「304」に対応する各種情報の格納領域は用意されていないことを示す。
続いて、本発明の宅配便ボックスの収納室20に、配送人が荷物を預け入れる際の動作について、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の宅配便ボックスの収納室20に、配送人が荷物を預け入れる際の動作を示すフローチャートであり、中央の破線の左側は配送人の動作を、右側は宅配便ボックス10の動作を示す。
図6において、配送人が預入キー41を押し(ステップA1)、キー情報取得部50が預入キー41の押下を検出すると(ステップA2)、本発明の収納装置は収納室情報テーブル65を参照し、宅配便ボックス10の収納室20に空きがあるか否かを判断する(ステップA3)。収納室20に空きがある場合(ステップA3でYES)、操作表示ディスプレイ57に荷物の届け先住戸番号の入力を促す画面、例えば図10(a)に示す画面を表示する(ステップA4)。続いて配送人が数字キー43から住戸番号を入力し、確定キー44を押すと(ステップA5)、利用者情報テーブル64または生体情報テーブル66を参照して、入力された住戸番号が実在するか否かを判断する(ステップA6)。住戸番号が実在する場合(ステップA6でYES)、利用者情報テーブル64を参照して、入力された住戸番号に対するステータスが「預入許可」であるか否か判断する(ステップA7)。当該ステータスが「預入許可」である場合(ステップA7でYES)、使用可能な収納室番号と荷物の預け入れ先収納室番号の入力を促す画面、例えば図10(b)に示す画面を表示する(ステップA8)。
次に、表示部21に「OPEN」が表示された収納室20の中から、預け入れる荷物の大きさを加味するなどして、配送人が適切な収納室20を任意に選択してその収納室番号を数字キー43から入力し、確定キー44により確定する(ステップA9)と、宅配便ボックス10は収納室情報テーブル65を参照して、入力された収納室番号が実在するか否か判断し(ステップA10)、収納室番号が実在する場合(ステップA10でYES)、収納室情報テーブル65を参照して当該収納室のステータスが「OPEN」であるか否か判断する(ステップA11)。当該ステータスが「OPEN」である場合には(ステップA11でYES)、当該収納室20の開閉ドアを開錠し(ステップA12)、該当する収納室20の開閉ドアを開錠した旨を表示し荷物の収納を配送人に促す画面、例えば図10(c)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示する(ステップA13)。
配送人が当該収納室20に荷物を預け入れて開閉ドアを閉め(ステップA14)、開閉ドアが閉じられたことを検出すると、宅配便ボックス10は開閉ドアを施錠し(ステップA15)、利用者情報テーブル64の第1の使用中収納室または第2の使用中収納室に、荷物が預け入れられた収納室20の収納室番号を格納する。そして、収納室情報テーブル65の当該収納室番号のステータスを「CLOSE」に(ステップA16)、表示部21の表示を「CLOSE」に、それぞれ変更し(ステップA17)、荷物を預け入れた旨を記載した預入証をプリンタ63で印刷出力して(ステップA18)、操作表示ディスプレイ57に預入証を印刷出力したことを通知する画面、例えば図10(d)に示す画面を表示する(ステップA19)。
配送人は預入証を持ち帰るとともに、収納室20に荷物が預け入れられていることを受取人に知らせるべく、持参した不在通知書に荷物を預け入れた収納室20の収納室番号を記入して受取人の住戸番号の郵便ポストに入れる(ステップA20)。
ステップA18において、預入証に加え、荷物を預け入れた収納室番号が記載された不在通知書を印刷出力するようにしてもよい。そうすると、配送人はその不在通知書を受取人の住戸番号の郵便ポストに入れて、預入証を持ち帰ることができ、ステップA20で当該収納室番号を不在通知書に記入する手間を省くことができる。
なお、ステップA20において、収納室20に荷物が預け入れられていることを受取人に通知する方法は種々考えられる。ここでは、以下に2つの具体例を示す。
第1の具体例として、荷物が預け入れられた収納室20の表示部21に受取人の住戸番号を表示してもよい。
第2の具体例として、例えば、建物のエントランス部に電光掲示板等の表示装置を設け、受取人の住戸番号を表示させたり、住戸番号と荷物が預け入れられている収納室番号とを適宜組み合わせて表示させたりしてもよい。
次に、上記ステップA3、A6、A7、A10及びA11において、判断結果がNOであった場合の宅配便ボックス10の動作について以下に詳述する。
ステップA3で収納室20に空きがない場合は、操作表示ディスプレイ57に荷物の預け入れが可能な収納室20がないことを通知する画面を表示(ステップA21)し、処理を終了する。ここで表示する画面の一例を図10(e)に示す。この例では、収納室20に空きがないことを通知するのと併せ、宅配便ボックス10が設置された建物の管理人の連絡先を表示している。この画面には、当該宅配便ボックス10の保守会社等の連絡先を併せて表示するようにしてもよい。なお、収納室20に空きが無くなったら、この種の画面を常時表示し、荷物の取り出し操作のみ可能なように構成してもよい。
ステップA6で住戸番号が実在しない場合は、その旨を表示し住戸番号の再入力を促す画面(例えば図10(f))を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップA22)、ステップA4に戻る。なお、住戸番号の再入力を所定回数繰り返した場合、ステップA4の処理に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
ステップA7で、入力された住戸番号に対するステータスが「預入許可」でない場合は、受取人によって荷物の預け入れが拒否されている旨を表示し(ステップA23)、処理を終了する。
ステップA10で収納室番号が実在しない場合は、その旨を表示し収納室番号の再入力を促す画面(例えば図10(i))を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップA24)、ステップA8の処理に戻る。なお、収納室番号の再入力を所定回数繰り返した場合、ステップA8の処理に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
ステップA11で、入力された住戸番号に対するステータスが「OPEN」でない場合は、荷物を預け入れようとした収納室に別の荷物が既に預けられている旨を表示し、収納室番号の再入力を促す画面(例えば図10(j))を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップA25)、ステップA8の処理に戻る。なお、収納室番号の再入力を所定回数繰り返した場合、ステップA8の処理に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
続いて、本発明の第1の実施の形態の、荷物の受取人が収納室20に荷物を取り出す際の動作について、図7を参照して説明する。
図7は、本発明の第1の実施の形態である、受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作を示すフローチャートであり、中央の破線の左側は受取人の動作を、右側は宅配便ボックス10の動作を示す。
図7において、上述した通知方法で、例えば不在通知書を見て、自分宛の荷物が預け入れられていることを知った受取人が取出キー42を押し(ステップB1)、キー情報取得部50が取出キー42の押下を検出すると(ステップB2)、宅配便ボックス10は操作表示ディスプレイ57に、例えば図11(a)に示す画面を表示し、住戸番号の入力を促す(ステップB3)。受取人が数字キー43から住戸番号を入力し、確定キー44により確定すると(ステップB4)、宅配便ボックス10は利用者情報テーブル64または生体情報テーブル66を参照して、入力された住戸番号が実在するか否かを判断する(ステップB5)。住戸番号が実在する場合は(ステップB5でYES)、入力された住戸番号の住戸宛の荷物が預け入れられているか否かを判断する(ステップB6)。具体的には、図5(a)に示される利用者情報テーブル64の第1の収納室番号または第2の収納質番号に、荷物が預け入れられている収納室番号が格納されているか否かを判断する。収納室番号が格納されている場合は(ステップB6でYES)、操作表示ディスプレイ57に例えば図11(c)に示す画面を表示し、収納室20の開閉ドアを開錠する開錠キーワードの入力を促す(ステップB7)。受取人が開錠キーワードを発話して生体特徴入力部58に音声入力し、確定キーを押して音声入力操作を確定すると(ステップB8)、生体情報照合部55は生体情報テーブル66を参照して、登録された開錠キーワードと、受取人により入力された音声を認識して得たテキストデータとが一致するか否かを判断する(ステップB9)。一致した場合(ステップB9でYES)、生体情報照合部55は生体情報テーブル66を参照し、予め登録された生体情報のいずれかと、受取人による入力音声の生体情報が一致するか否かを判断する(ステップB10)。一致する生体情報があった場合は(ステップB10でYES)、利用者情報テーブル64の第1の収納室番号、第2の収納室番号に格納された収納室番号の収納室20の開閉ドアを開錠し(ステップB11)、例えば図11(d)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示して(ステップB12)、開錠したことを通知する。
受取人が収納室20から荷物を取り出して開閉ドアを閉め(ステップB13)、コンピュータ31が開閉ドアの閉塞を検出すると、宅配便ボックス10は開閉ドアを施錠(ステップB14)し、利用者情報テーブル64の第1の収納室番号、第2の収納室番号から、荷物が取り出された収納室20の収納室番号を削除し、収納室情報テーブル65の当該収納室番号に対するステータスを「OPEN」に変更し(ステップB15)、表示部21の表示を「OPEN」に変更して(ステップB16)処理を終了する。
続いて、上記ステップB5、B6、B9及びB10において、判断結果がNOであった場合の宅配便ボックス10の動作について以下に詳述する。
ステップB5で入力された住戸番号が実在しない場合は、例えば図11(e)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップB17)、入力された住戸番号が実在しない旨を表示し住戸番号の再入力を促して、ステップB3の処理に戻る。なお、住戸番号の再入力を所定回数繰り返した場合、ステップB3に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
ステップB6で入力された住戸番号に荷物が預け入れられていない場合は、例えば図11(g)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップB18)、入力された住戸番号宛の荷物は預かっていない旨を表示し収納室番号の再入力を促して、ステップB3の処理に戻る。なお、住戸番号の再入力を所定回数繰り返した場合、ステップB3に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
ステップB9で、受取人により入力された音声を認識して得たテキストデータと生体情報テーブル66に登録された開錠キーワードとが一致しなかった場合は、例えば図11(h)に示す画面を操作方法指示用ディスプレイ57に表示し(ステップB19)、入力されたキーワードに誤りがある旨を表示し開錠キーワードの再入力を促して、ステップB7に戻る。なお、開錠キーワードの再度入力を所定回数繰り返した場合、ステップB7に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
ステップB10で、受取人の音声から得た生体情報が生体情報テーブル66に予め登録された生体情報のいずれとも一致しないと判断した場合は、例えば図11(i)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップB20)、入力された音声が予め登録された音声と異なる旨を表示し、ステップB7に戻る。なお、開錠キーワードの再入力を所定回数繰り返した場合、ステップB7に戻らず、処理を終了するようにしてもよい。
続いて、本発明の第2の実施の形態の、荷物の受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作について、図8を参照して説明する。
図8は、本発明の第2の実施の形態である、受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作を示すフローチャートである。図8において、図7と同様に、中央の破線の左側は受取人の動作を、右側は宅配便ボックス10の動作を示す。第2の実施の形態では、受取人の住戸番号入力方式が、第1の実施形態とは異なっている。すなわち、第1の実施の形態ではキー入力であるところ、第2の実施の形態では音声入力である。
図8に示されるステップC1、C2、C5、C6、C8乃至19、C21及びC22は、図7に示されるステップB1、B2、B5、B6、B7乃至18、B19及びB20とそれぞれ同一であるので、冗長を避けるため、それらの説明を省略する。
図8のステップC2でキー情報取得部50が取出キー42の押下を検出すると、宅配便ボックス10は例えば図11(b)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示し、自分の住戸番号を音声で入力するよう受取人に促す(ステップC3)。受取人が自分の住戸番号を生体特徴入力部58に音声入力し、確定キー44を押すと(ステップC4)、生体情報照合部55は利用者情報テーブル64または生体情報テーブル66を参照し、入力された音声を認識して得たテキストデータで表される住戸番号が実在するか否かを判断する(ステップC5)。住戸番号が実在する場合は(ステップC5でYES)、音声入力された住戸番号宛の荷物が預け入れられているか否かを判断する(ステップC6)。荷物が預け入れられている収納室番号が実在する場合は(ステップC6でYES)、生体情報照合部55は、受取人の音声入力した住戸番号の生体情報が、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報のいずれかと一致するか否かを判断する(ステップC7)。
両者が一致しないと判断した場合は(ステップC9でNO)、例えば図11(j)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップC20)、入力された音声が予め登録された音声とは異なる旨を表示し住戸番号の再入力を促す。一方、一致する生体情報があった場合は(ステップC7でYES)、例えば図11(c)に示す画面を操作表示ディスプレイ57に表示し(ステップC8)、収納室20の開閉ドアを開錠する開錠キーワードの入力を促す。
続いて、本発明の第3の実施の形態の、荷物の受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作について、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第3の実施の形態である、受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作を示すフローチャートである。図9において、図8と同様に、中央の破線の左側は受取人の動作を、右側は宅配便ボックス10の動作を示す。
第3の実施形態が第2の実施形態と異なるのは、第2の実施形態のステップC8乃至11、C21及びC22に応当するステップが省かれている点である。第3の実施形態では、受取人が入力した音声から得た生体情報によって本人確認ができた時点で、開閉ドアを開錠する。これにより、第3の実施形態では、収納室の開閉ドアを開錠するための音声入力を1回だけ実施する構成としたので、宅配便ボックス10の操作を簡素化でき、利便性が向上している。具体的には、ステップD7において、生体情報照合部55は、受取人によって入力された音声の生体情報が、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報のいずれかと一致した場合は(ステップD7でYES)、利用者情報テーブル64の第1の収納室番号、第2の収納室番号に格納された収納室番号に対応する収納室20の開閉ドアを開錠する(ステップD8)。
本発明の宅配便ボックス10は、マンション、アパート、オフィスビル、テナントビル等のエントランスに限定されず、例えば、いわゆる戸建ての住宅に設置されてもよい。
また、本発明では、予め登録された開錠キーワードに基づいて、受取人の入力した音声を認識して得たテキストデータが一致するかを評価するので、発話した開錠キーワードを周囲の第三者に知られる虞がある。そこで、開錠キーワードの漏洩を防ぐために、受取人は当該開錠キーワードを含む文章を発話して入力できるようにすることが考えられる。この場合、本発明の宅配便ボックス10は、受取人の入力した文章中に含まれる開錠キーワードを検出し、開錠するよう構成する。
また、本発明は、生体特徴の一例として音声を採用したが、これに何ら限定されず、例えば、指紋、掌形、手の甲の静脈パタ−ン、耳介、網膜パターン、虹彩、顔形、署名(サイン)などを用いてもよい。生体特徴としてこれら用いた場合の生体特徴入力部58、生体情報生成部59および生体情報照合部55の構成について以下に説明する。
生体特徴として指紋を用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、CCDカメラを用いた光学式のセンサ、または、半導体チップを用いた静電式、感熱式、電界式及び圧力式等のセンサによって構成することができる。例えば、生体特徴入力部58がCCDカメラである場合、CCDカメラは隆線と谷線によって形成される指紋を撮影し、撮影した指紋の画像データを生体情報生成部59に出力する。生体情報生成部59は、CCDカメラから入力した画像データを処理して、隆線のパターンを2値画像化して抽出、細線化し、これを生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、細線化した画像から特徴点(指紋に於ける隆線の分岐点、端点、三角州、湧出、ドット等の総称)を抽出し、数値化して、生体情報として制御回路ユニット51に出力するよう構成してもよい。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として掌形を用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、CCDカメラで構成することができる。生体特徴入力部58は、掌形を撮影し、撮影した掌形の画像データを生体特徴生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した掌形の画像データから指の各関節部の太さ、各指の長さ、掌の表面積及び掌の厚みなどを測定し、それらを数値化して、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として手の甲の静脈パタ−ンを用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、赤外線CCDカメラで構成することができる。生体特徴入力部58は、手の甲の静脈パタ−ンを撮影し、撮影した手の甲の静脈パタ−ンの画像データを生体特徴生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した画像データに画像処理を施して、静脈部分を細線化し、静脈の分岐点から次の分岐点、分岐点から最後点までの線をたどり、分岐点の座標、長さ、分岐点と分岐点の間の分岐角度などを分析し、数値化して、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として耳介を用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、CCDカメラで構成することができる。生体特徴入力部58は、耳介を撮影し、撮影した耳介の画像データを生体情報生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した画像データから耳介の軟骨の隆起および陥没の状況、軟骨の張り出し状態、軟骨の輪郭形状、陥没の状態、軟骨の接続状態および頭部との接続状態などを分析し、数値化して、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として網膜の血管パターンを用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、CCDカメラで構成することができる。生体特徴入力部58は、被験者の網膜上を赤外線で円形に走査して、走査円と血管との交差パターン(網膜上では明るく、血管との交点では暗くなる輝度変動の波形)のデータを生体特徴生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した交差パターンのデータを高速フーリエ変換(FFT)により特徴データに変換し、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として虹彩を用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、デジタルカメラで構成することができる。生体特徴入力部58は、被験者の虹彩を撮影し、その画像データを生体特徴生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した画像データから虹彩の濃淡の変化を抽出し、デジタル符号化し、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として顔形を用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、デジタルカメラで構成することができる。生体特徴入力部58は、利用者の顔を撮影し、画像データを生体特徴生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した画像データから顔領域を抽出し、正規化して、幾何学的特徴(目、鼻などの形状、それらの相対的位置関係等)またはパターン分布特徴(顔表面の色や濃淡分布等)などの特徴量を抽出し、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
生体特徴として署名(サイン)を用いる場合、生体特徴入力部58は、例えば、ペン内に圧力センサや加速度センサなどを組み込んだ電子ペン、またはペンタブレットで構成することができる。生体特徴入力部58は、利用者の署名を入力し、入力した署名の画像データを生体特徴生成部59に出力する。生体情報生成部59は、生体特徴入力部58から入力した画像データから署名全体の長さや筆記時間、縦横比、スラント(斜め文字)角度、筆記速度の平均値や最大・最小値との差、ストロークごとの向きや曲率または局所的パターン等の特徴量を分析し、生体情報として制御回路ユニット51に出力する。また、生体情報照合部55は、生体情報生成部59から出力された受取人の生体情報と、生体情報テーブル66に予め登録された生体情報とを照合する。
本発明の宅配便ボックスの外観を示す図である。 図1に示された収納室20及びコントロールボックス30の詳細を説明する図である。 図2に示された操作入力キー40の一例を示す図である。 図2に示されたコントロールボックス30の内部構成を示すブロック図である。 利用者情報テーブル64、収納室情報テーブル65及び生体情報テーブル66における情報の格納例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態である、配送人が収納室20に荷物を預け入れる際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態である、受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態である、受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態である、受取人が収納室20から荷物を取り出す際の動作を示すフローチャートである。 本発明の宅配便ボックス10に荷物を預け入れる際の操作表示ディスプレイ57の表示例である。 本発明の宅配便ボックス10から荷物を取り出す際の操作表示ディスプレイ57の表示例である。
符号の説明
10 宅配便ボックス
20 収納室
21 表示部
30 コントロールボックス
31 コンピュータ
40 操作入力キー
41 預入キー
42 取出キー
43 数字キー
44 確定キー
45 訂正キー
46 取消キー
50 キー情報取得部
51 制御回路ユニット
52 情報記憶装置
53 利用者情報照合部
54 収納室情報照合部
55 生体情報照合部
56 情報表示部
57 操作表示ディスプレイ
58 生体特徴入力部
59 生体情報生成部
60 電気錠制御部
61 電気錠
62 情報出力部
63 プリンタ
64 利用者情報テーブル
65 収納室情報テーブル
66 生体情報テーブル
67 汎用情報記憶部
68 スイッチ部
69 マグネット部

Claims (12)

  1. 声紋データ及びキーワードを登録する登録手段と、
    物品を収納する収納手段と、
    前記収納手段の開口部を閉塞する閉塞手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段により入力された前記音声を音声認識し文字情報に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記文字情報と前記登録手段に登録された前記キーワードとを照合する第1の照合手段と、
    前記音声入力手段により入力された前記音声より声紋データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記声紋データと前記登録手段により登録された前記声紋データとを照合する第2の照合手段と、
    前記第1及び第2の照合手段の結果に基づき前記閉塞手段を開錠する開錠手段とを有する収納装置であって、
    識別情報を入力する識別情報入力手段と、
    前記識別情報入力手段により入力された前記識別情報に対して前記物品が預けられているか否かを検索する検索手段と、
    前記検索手段の結果に基づき前記音声の入力を促す画面を表示する表示手段とを有することを特徴とする収納装置
  2. 前記識別情報の入力を音声により行うことを特徴とする請求項記載の収納装置。
  3. 声紋データ及びキーワードを登録する登録手段と、
    物品を収納する収納手段と、
    前記収納手段の開口部を閉塞する閉塞手段と、
    音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段により入力された前記音声を音声認識し文字情報に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された前記文字情報と前記登録手段に登録された前記キーワードとを照合する第1の照合手段と、
    前記音声入力手段により入力された前記音声より声紋データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記声紋データと前記登録手段により登録された前記声紋データとを照合する第2の照合手段と、
    前記第1及び第2の照合手段の結果に基づき前記閉塞手段を開錠する開錠手段とを有する収納装置であって、
    識別情報を音声により入力する識別情報入力手段と、
    前記識別情報入力手段により入力された前記識別情報に対して前記物品が預けられているか否かを検索する検索手段と、
    前記識別情報の入力に用いた前記音声より生成された声紋データと前記登録手段により登録された前記声紋データとを照合する第3の照合手段と、
    前記検索手段の結果及び前記第3の照合手段の結果に基づき前記音声の入力を促す画面を表示する表示手段とを有することを特徴とする収納装置
  4. 前記登録手段が前記識別情報に対して複数の前記声紋データを登録し、前記第2の照合手段が登録された複数の前記声紋データと前記生成手段により生成された前記声紋データとをそれぞれ照合することを特徴とする請求項乃至記載の収納装置。
  5. 前記物品が前記収納手段に収納されているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段の結果に基づき前記閉塞手段を施錠する施錠手段とを有することを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  6. 前記検出手段は、動体センサ、赤外線式人体感知センサまたは重量センサであることを特徴とする請求項記載の収納装置。
  7. 予め定められた条件を満たした場合に、前記収納手段への前記物品の預け入れを拒否する旨の画面を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  8. 声紋データ及びキーワードを登録する登録ステップと、
    収納室の閉塞部を施錠する施錠ステップと、
    音声を入力する音声入力ステップと、
    前記音声を音声認識し文字情報に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップにて変換した前記文字情報と前記登録ステップにて登録した前記キーワードとを照合する第1の照合ステップと、
    前記音声から声紋データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにて生成した前記声紋データと前記登録ステップにて登録した前記声紋データとを照合する第2の照合ステップと、
    前記第1及び第2の照合ステップの結果に基づき前記収納室の前記閉塞部を開錠する開錠ステップとを有する収納装置の収納室の閉塞部開錠方法であって、
    識別情報を入力する識別情報入力ステップと、
    前記識別情報に対して前記物品が預けられているか否か検索するステップと、
    前記検索ステップの結果に基づき前記音声の入力を促す画面を表示する表示ステップとを有することを特徴とする収納装置の収納室の閉塞部開錠方法
  9. 前記識別情報の入力は、音声により行うことを特徴とする請求項記載の収納装置の収納室の閉塞部開錠方法。
  10. 前記登録ステップは、前記識別情報に対して複数の前記声紋データを登録し、前記第2の照合ステップは、登録された複数の前記声紋データと前記生成ステップにて生成された前記声紋データとをそれぞれ照合することを特徴とする請求項または記載の収納装置の収納室の閉塞部開錠方法。
  11. 前記物品が前記収納室に収納されているか否かを検出する検出ステップを有し、
    前記施錠ステップは、前記検出ステップの結果に基づき前記閉塞部を施錠することを特徴とする請求項記載の収納装置の収納室の閉塞部開錠方法。
  12. 予め定められた条件を満たした場合に、前記収納室への前記物品の預け入れを拒否する旨の画面を表示するステップを有することを特徴とする請求項記載の収納装置の収納室の閉塞部開錠方法。
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