JP4755935B2 - 無線基地局及び無線通信用パラメータの重複検出方法 - Google Patents

無線基地局及び無線通信用パラメータの重複検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動局との無線通信を実行する無線基地局及び無線通信用パラメータの重複検出方法に関し、特に、無線基地局ごとに割り当てられる拡散コードなどの無線通信用パラメータが重複して複数の無線基地局に割り当てられていることを検出する無線基地局及び無線通信用パラメータの重複検出方法に関する。
無線基地局と複数の移動局との間において、同時期に複数の通信が実行される多元接続型の無線通信システムでは、それぞれの通信に用いられる無線通信路を識別することが必要となる。例えば、符号分割多元接続方式(CDMA)にしたがった無線通信システム(いわゆる第3世代移動体通信システム)では、それぞれの無線通信路は、ランダムな符号系列である拡散コード(無線通信用パラメータ)により識別される。具体的には、拡散コードとして、ユーザデータの広帯域拡散に用いられるチャネライゼーションコードと、セル間における混信の防止に用いられるスクランブリングコード(ScC)とが設定される。
第3世代移動体通信システムのひとつであるW−CDMAでは、512種類のスクランブリングコード(下り方向)が規定されている。このように、スクランブリングコードは有限であるため、近隣のセルに同一のスクランブリングコードを割り当てないようにしつつ、システム内において同一のスクランブリングコードが繰り返し割り当てられる。
従来、スクランブリングコードの割り当てでは、計算機を用いたシミュレーションにより電波の到達エリアがオーバラップすると推定された無線基地局には同一のスクランブリングコードを割り当てないようにする対応がとられてきた。このため、トラヒックの増加に応じて新たに無線基地局を設置する場合、スクランブリングコードの割り当てを再検討する必要があった。さらに、計算機を用いたシミュレーションによる電波の到達エリアと、実際の電波の到達エリアとに誤差が生じた場合もスクランブリングコードの割り当てを再検討する必要があった。
そこで、無線通信システム(無線基地局及び移動局)が、自律的にスクランブリングコード(下り方向)を決定する方法が開示されている(例えば、特許文献1)。具体的には、無線基地局が、スクランブリングコード(下り方向)を自律的に決定する。移動局は、当該無線基地局と、当該無線基地局の周辺に位置する他の無線基地局とが用いているスクランブリングコード(下り方向)の重複を検出する。移動局は、スクランブリングコードが重複していることを、スクランブリングコードを自律的に決定した無線基地局に通知する。移動局から当該通知を受信した無線基地局は、異なるスクランブリングコード(下り方向)に変更する。
特開2005−175611号公報(第9−10頁、第6図)
しかしながら、上述した従来のスクランブリングコードを決定する方法には、次のような問題があった。すなわち、スクランブリングコードなど、無線基地局ごとに割り当てられる無線通信用パラメータの重複を検出するためには、移動局が当該機能を具備する必要がある。つまり、W−CDMAなど、既にサービスが提供されている現行の無線通信システムにおいて当該方法を採用することは、移動局の置換や改修を伴うため、現実的ではない。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、無線基地局ごとに割り当てられる無線通信用パラメータの重複を検出する機能を移動局に具備することなく、無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していることを検出することができる無線基地局及び無線通信用パラメータの重複検出方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、移動局(移動局300A〜300N)との無線通信を実行する無線基地局(例えば、無線基地局100D)であって、セル(セル10)内に位置する全ての前記移動局に対して共通に用いられる共通制御チャネル(共通制御チャネルCH)を、前記無線基地局ごとに割り当てられる所定の無線通信用パラメータ(スクランブリングコードC)を用いて送信する共通制御チャネル送信部(共通制御チャネル送信部114)と、所定の送信パターン(送信パターンP1)にしたがって、前記共通制御チャネルを前記共通制御チャネル送信部から送信させる送信パターン制御部(送信レベル決定部110)と、少なくも何れかの前記移動局が受信した前記共通制御チャネルの受信レベルを取得する共通制御チャネル受信レベル取得部(受信部104及び受信レベル観測部108)と、前記共通制御チャネル受信レベル取得部が取得した前記受信レベルと、前記所定の送信パターンとに基づいて、前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)と重複しているか否かを判定する重複判定部(重複判定部106)とを備えることを要旨とする。
このような無線基地局によれば、移動局が受信した共通制御チャネルの受信レベルと、所定の送信パターンとに基づいて、拡散コードなど、所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複しているか否かが判定される。なお、移動局による共通制御チャネルの受信レベルの測定は、移動局の既存機能を用いて実現できる。
このため、無線基地局ごとに割り当てられる無線通信用パラメータの重複を検出する機能を移動局に具備することなく、無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していることを検出することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記重複判定部によって前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していると判定された場合、前記所定の無線通信用パラメータの値を変更するパラメータ変更部(パラメータ変更部116)をさらに備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記パラメータ変更部によって前記所定の無線通信用パラメータの値が変更された場合、変更後の無線通信用パラメータを前記他の無線基地局に通知するパラメータ通知部(パラメータ通知部118)をさらに備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記送信パターン制御部は、前記共通制御チャネルの送信と、前記共通制御チャネルの送信停止とを繰り返す前記所定の送信パターンにしたがって、前記共通制御チャネルを前記共通制御チャネル送信部から送信させることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記共通制御チャネルの送信停止が継続される時間は、前記移動局が前記セル外に移動したと判定するまでの時間、または前記移動局が他の無線基地局を介した通信に移行すると判定するまでの時間(区間S1)よりも短いことを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記重複判定部は、前記共通制御チャネルの送信停止時における前記受信レベルが第1の閾値(重複判定閾値1)以上である場合、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複していると判定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記共通制御チャネル受信レベル取得部は、前記他の無線基地局が形成するセル(例えば、セル10)内に位置する移動局が前記他の無線基地局から受信した共通制御チャネル(共通制御チャネルCH)の受信レベルを、前記他の無線基地局から取得することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、前記重複判定部は、前記他の無線基地局が共通制御チャネルを連続して送信している間において、前記他の無線基地局によって形成されるセル内に位置する前記移動局の受信レベルのパターンが、前記所定の送信パターンと一致する場合、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複していると判定することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第8の特徴に係り、前記重複判定部は、前記受信レベルが第2の閾値(重複判定閾値2)以下となるタイミングが、前記共通制御チャネルの送信停止時と同期する場合、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複していると判定することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記送信パターン制御部は、前記セル内に位置する前記移動局の数が所定数以上になった場合、前記所定の送信パターンにしたがって、前記共通制御チャネルを前記共通制御チャネル送信部から送信させることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、移動局との無線通信を実行する無線基地局ごとに割り当てられる所定の無線通信用パラメータが重複して割り当てられていることを検出する無線通信用パラメータの重複検出方法であって、前記無線基地局によって形成されるセル内に位置する全ての前記移動局に対して共通に用いられる共通制御チャネルを、所定の送信パターンにしたがって送信するステップと、少なくも何れかの前記移動局が受信した前記共通制御チャネルの受信レベルを取得するステップと、前記取得するステップにおいて取得された前記受信レベルと、前記所定の送信パターンとに基づいて、前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複しているか否かを判定するステップとを備えることを要旨とする。
また、前記判定するステップにおいて前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していると判定された場合、前記所定の無線通信用パラメータの値を変更するステップをさらに備えてもよい。
さらに、前記変更するステップにおいて前記所定の無線通信用パラメータの値が変更された場合、変更後の無線通信用パラメータを前記他の無線基地局に通知するステップをさらに備えてもよい。
また、前記送信するステップでは、前記無線基地局が、前記所定の送信パターンにしたがって前記共通制御チャネルを送信し、前記取得するステップでは、前記無線基地局から送信された前記共通制御チャネルを受信した前記移動局から前記受信レベルを取得し、前記判定するステップでは、前記無線基地局から送信された前記共通制御チャネルを受信した前記移動局から取得した前記受信レベルに基づいて、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複しているか否かを判定してもよい。
さらに、前記送信するステップでは、前記無線基地局が、前記所定の送信パターンと異なり、前記共通制御チャネルを連続して送信し、前記取得するステップでは、前記他の無線基地局から送信された前記共通制御チャネルを受信した前記移動局から前記受信レベルを取得し、前記判定するステップでは、前記他の無線基地局から送信された前記共通制御チャネルを受信した前記移動局から取得した前記受信レベルに基づいて、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複しているか否かを判定してもよい。
本発明の特徴によれば、無線基地局ごとに割り当てられる無線通信用パラメータの重複を検出する機能を移動局に具備することなく、無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していることを検出することができる無線基地局及び無線通信用パラメータの重複検出方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(無線アクセスネットワークの概略構成)
図1は、本実施形態に係る無線アクセスネットワークの概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る無線アクセスネットワークは、CDMAを用いる無線通信システムを構成する。本実施形態では、無線アクセスネットワークには、無線基地局100A〜100D、及び制御ルータ200A,200Bが含まれる。
無線基地局100A〜100Dは、CDMAにしたがって移動局300A、300B及び300Nとの無線通信を実行する。また、無線基地局100A〜100Dは、セル内に位置する全ての移動局に対して共通に用いられる共通制御チャネルCH〜CHを送信することができる。
制御ルータ200Aは、無線基地局100A、100B及び100Dと接続される。制御ルータ200Bは、無線基地局100Cと接続される。また、制御ルータ200Aと制御ルータ200Bとは、通信可能に接続される。
制御ルータ200A,200Bは、無線基地局100A〜100Dが送受信する制御用のパケットなどのルーティング処理を実行する。なお、無線基地局、制御ルータ及び移動局の数は、図1に示した数に限定されるものではない。
本実施形態に係る無線アクセスネットワークでは、CDMAのFDD(frequency Division Duplex)方式、または同TDD(Time Division Duplex)方式が用いられる。また、無線基地局100A〜100Dには、無線基地局ごとに異なる拡散コード、具体的には、スクランブリングコード(ScC)が設定される。
図1に示すように、無線基地局100AのスクランブリングコードCは、ScC#1に設定される。また、無線基地局100BのスクランブリングコードCは、ScC#2に設定される。さらに、無線基地局100CのスクランブリングコードCは、ScC#3に設定される。つまり、送信する電波の到達エリア(セル)がオーバラップする無線基地局100A〜100Dでは、同一のスクランブリングコードは設定されず、異なるスクランブリングコードが設定される。
ここで、無線基地局100Dは、既設の無線基地局100A〜100Cに加え、新たに設置された無線基地局である。無線基地局100DのスクランブリングコードCは、当初無線基地局100Dにより自律的にScC#1に設定される。無線基地局100Dは、スクランブリングコードCをScC#1に自律的に設定後、ScC#1がスクランブリングコードCと重複していることを検出し、無線基地局100A〜100Cにおいて用いられていないScC#4をスクランブリングコードCとして設定する。
(機能ブロック構成)
次に、上述した無線アクセスネットワークに含まれる無線基地局100D、及び制御ルータ200Aの機能ブロック構成について説明する。なお、無線基地局100A〜100Cも無線基地局100Dと同様の機能ブロック構成を有する。また、制御ルータ200Bも制御ルータ200Aと同様の機能ブロック構成を有する。
また、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、無線基地局100D及び制御ルータ200Aは、当該装置としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
(1)無線基地局100D
図2は、無線基地局100Dの機能ブロック構成図である。図2に示すように、無線基地局100Dは、送信部102、受信部104、重複判定部106、受信レベル観測部108、送信レベル決定部110、受信レベル要求通知部112、共通制御チャネル送信部114、パラメータ変更部116及びパラメータ通知部118を備える。
送信部102は、受信レベル要求通知部112またはパラメータ通知部118から出力された指示に基づいて、所定の無線信号を送信する。また、送信部102は、制御ルータ200Aに向けて各種パケットを送信する。
さらに、送信部102は、共通制御チャネル送信部114から出力された共通制御チャネル信号を無線信号に変調し、変調した無線信号を送信する。なお、本実施形態では、共通制御チャネル送信部114から出力された共通制御チャネル信号を無線信号に変調し、変調した無線信号を送信することを、「共通制御チャネルを送信する」と適宜表現する。
受信部104は、移動局300A、300Bまたは300Nから送信された無線信号を受信する。また、受信部104は、制御ルータ200Aから各種パケットを受信する。
重複判定部106は、無線基地局100Dの下り方向のスクランブリングコードCが、他の無線基地局に設定されているスクランブリングコードと重複しているか否かを判定する。具体的には、重複判定部106は、受信レベル観測部108が移動局(例えば、移動局300A)から取得した当該移動局の受信レベルと、送信部102から送信された共通制御チャネルの送信パターンP1(所定の送信パターン、図6参照)とに基づいて、スクランブリングコードC(所定の無線通信用パラメータ)が他の無線基地局と重複しているか否かを判定する。
より具体的には、重複判定部106は、共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局の受信レベルが重複判定閾値1(第1の閾値)以上である場合(図8参照)、スクランブリングコードCが他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)と重複していると判定することができる。一方、重複判定部106は、共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局の受信レベルが重複判定閾値1未満である場合(図10参照)、スクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していないと判定することができる。
なお、移動局は、スクランブリングコードごとの受信レベルを示す情報を、スクランブリングコードの種別(例えば、ScC#1)とともに無線基地局に送信する。重複判定部106は、移動局から受信した受信レベル及びスクランブリングコードの種別に基づいて、当該受信レベルと共通制御チャネルCHの送信パターンP1とを比較することによって、スクランブリングコードが他の無線基地局と重複しているか否かを判定する。
また、重複判定部106は、他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)が共通制御チャネル(共通制御チャネルCH)を連続して送信している間において、当該他の無線基地局によって形成されるセル(セル10)内に位置する移動局の受信レベルの受信パターンP2(図9参照)が、送信パターンP1と一致する場合、スクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していると判定することができる。具体的には、重複判定部106は、移動局の受信レベルが重複判定閾値2(第2の閾値)以下となるタイミングが、共通制御チャネルCHの送信停止時と同期する場合(図9参照)、スクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していると判定する。
受信レベル観測部108は、移動局300A、300Bまたは300Nが受信した共通制御チャネルCHの受信レベルを観測する。具体的には、受信レベル観測部108は、
移動局300A、300Bまたは300Nが受信した共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報を、当該移動局から受信する。本実施形態では、受信部104と受信レベル観測部108とによって、共通制御チャネル受信レベル取得部が構成される。
また、受信レベル観測部108は、他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)が形成するセル内に位置する移動局が受信した共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報を、当該他の無線基地局から取得することもできる。
送信レベル決定部110は、送信部102を介して共通制御チャネル送信部114から送信される共通制御チャネルCHの送信レベル(送信電力)を決定する。具体的には、送信レベル決定部110は、送信パターンP1(図6参照)にしたがって、共通制御チャネルCHを共通制御チャネル送信部114から送信させる。本実施形態において、送信レベル決定部110は、送信パターン制御部を構成する。
図6に示すように、送信レベル決定部110は、共通制御チャネル信号が変調された無線信号の送信電力を送信パターンP1に基づいて、所定の周期で変化させる。具体的には、送信レベル決定部110は、共通制御チャネルCHの送信と、共通制御チャネルCHの送信停止とを繰り返す送信パターンP1にしたがって、共通制御チャネルCHを共通制御チャネル送信部114から送信させる。
なお、図7に示すように、共通制御チャネルCHの送信停止が継続される時間は、移動局(例えば、移動局300A)が無線基地局100Dのセル10(図5(a)参照)外に移動したと判定するまで(図中のタイミングt1)の時間、または移動局が他の無線基地局を介した通信に移行すると判定するまでの時間(図中の区間S1)よりも短く設定される。具体的には、図7に示すように、移動局が在圏している無線基地局(在圏基地局)の共通制御チャネルの受信レベルが、一定のヒステリシス時間(つまり、区間S1に相当)継続して小さくなることによって、当該移動局が他の無線基地局に変更したり、または圈外と判定したりしないように、共通制御チャネルの送信停止が継続される時間は、当該ヒステリシス時間より短く設定される。
また、送信レベル決定部110は、送信パターンP1と異なり、共通制御チャネルCHを連続して共通制御チャネル送信部114から送信させること(図9参照)もできる。
さらに、送信レベル決定部110は、無線基地局100Dのセル10(図5(a)参照)内に位置する移動局の数が所定数以上になった場合、送信パターンP1にしたがって、共通制御チャネルCHを共通制御チャネル送信部114から送信させることもできる。
受信レベル要求通知部112は、受信レベル観測部108からの指示に応じて、セル10内に位置する移動局に、共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報の報告を要求する受信レベル要求通知を生成する。生成された受信レベル要求通知は、送信部102を介して移動局に送信される。さらに、受信レベル要求通知部112は、共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報を定期的に報告するように、移動局に要求することもできる。
また、受信レベル要求通知部112は、受信レベル観測部108からの指示に応じて、他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)が形成するセル内に位置する移動局が受信した共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報の報告を、当該他の無線基地局に要求する受信レベル要求通知を生成することもできる。生成された当該受信レベル要求通知は、送信部102及び制御ルータを介して他の無線基地局に送信される。
さらに、受信レベル要求通知部112は、他の無線基地局から受信レベル要求通知を受信した場合、セル10内に位置する移動局が受信した共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報を当該他の無線基地局に報告することもできる。
共通制御チャネル送信部114は、送信レベル決定部110によって決定された送信レベルに基づいて、スクランブリングコードCを用いて共通制御チャネルCHを送信する。
パラメータ変更部116は、重複判定部106によってスクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していると判定された場合、スクランブリングコードCの値を変更する。例えば、パラメータ変更部116は、当初ScC#1に設定したスクランブリングコードCが、無線基地局100AのスクランブリングコードCと重複していると判定された場合、スクランブリングコードCの値をScC#4に変更する。
パラメータ通知部118は、パラメータ変更部116によってスクランブリングコードCの値が変更された場合、変更後の無線通信用パラメータを他の無線基地局に通知する。
(2)制御ルータ200A
図3は、制御ルータ200Aの機能ブロック構成図である。図3に示すように、制御ルータ200Aは、通信インタフェース部202A〜202N及び中継処理部204を備える。
通信インタフェース部202A〜202Nは、無線基地局100A、100B及び100Dとの間の通信回線を接続する。
中継処理部204は、通信インタフェース部202A〜202Nを介して送受信されるパケットの中継処理を実行する。特に、本実施形態では、中継処理部204は、無線基地局100A〜100Dによって送受信される受信レベル要求通知や、受信レベルを示す情報を含むパケットの中継処理を実行する。
(無線基地局の動作)
次に、上述した無線基地局100Dの動作について説明する。具体的には、無線アクセスネットワークにおいて、無線基地局100Dが新たに設置された場合の動作について説明する。
無線基地局100Dは、当初設定したスクランブリングコードCが無線基地局100AのスクランブリングコードCと重複することを検出し、スクランブリングコードCの値を変更する。
(1)動作フロー
図4は、無線基地局100Dの動作フロー図である。図4に示すように、ステップS102において、新たに設置された無線基地局100Dは、周波数などともに、下り方向のスクランブリングコードCを設定する。ここでは、無線基地局100Dは、スクランブリングコードCとして、ScC#1を設定する。
ステップS104において、無線基地局100Dは、設定したスクランブリングコードC(ScC#1)を用いて、共通制御チャネルCHの送信など、無線基地局としての運用を開始する。
ステップS106において、無線基地局100Dは、セル10内に位置する移動局の数が所定値以上であるか否かを判定する。
セル10内に位置する移動局の数が所定値未満の場合(ステップS106のNO)、ステップS108において、無線基地局100Dは、他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)から、移動局における共通制御チャネルCHの受信レベルを定期的に報告する受信レベル要求通知を受信したか否かを判定する。
受信レベル要求通知を受信した場合(ステップS108のYES)、ステップS110Aにおいて、無線基地局100Dは、セル10内に位置する移動局(例えば、移動局300A)に、共通制御チャネルCHの受信レベルの定期的な報告を要求する受信レベル要求通知を送信する。
受信レベル要求通知を受信しない場合(ステップS108のNO)、無線基地局100Dは、ステップS106からの処理を繰り返す。
ステップS116Aにおいて、無線基地局100Dは、移動局から送信される共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報及びスクランブリングコードの種別を取得する。無線基地局100Dは、取得した情報に基づいて、移動局における共通制御チャネルCHの受信レベルを観測する。
ステップS118において、無線基地局100Dは、移動局における共通制御チャネルCHの受信レベルが重複判定閾値2(図9参照)以下となるタイミングが、共通制御チャネルCHの送信停止時と同期するか否かを判定する。
一方、セル10内に位置する移動局の数が所定値以上の場合(ステップS106のYES)、ステップS110Bにおいて、無線基地局100Dは、ステップS110Aと同様に、セル10内に位置する移動局(例えば、移動局300A)に、共通制御チャネルCHの受信レベルの定期的な報告を要求する受信レベル要求通知を送信する。
ステップS112において、無線基地局100Dは、他の無線基地局、例えば、無線基地局100A)が形成するセル10(図5(b)参照)内に位置する移動局(例えば、移動局300B)が受信した共通制御チャネルCHの受信レベルを示す情報の報告を、当該他の無線基地局に要求する受信レベル要求通知を、他の無線基地局に送信する。
ステップS114において、無線基地局100Dは、所定の送信パターン、具体的には、送信パターンP1にしたがって、共通制御チャネルCHを送信する。
ステップS116Bにおいて、無線基地局100Dは、ステップS116Aと同様に、移動局における共通制御チャネルCHの受信レベルを観測する。
ステップS120において、無線基地局100Dは、共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局の受信レベルが重複判定閾値1以上か否かを判定する。
共通制御チャネルCHの受信レベルが重複判定閾値2以下となるタイミングが、共通制御チャネルCHの送信停止時と同期する場合(ステップS118のYES)、または共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局の受信レベルが重複判定閾値1以上である場合(ステップS120のYES)、ステップS122において、無線基地局100Dは、新たなスクランブリングコードに変更する。具体的には、無線基地局100Dは、スクランブリングコードCの値を、近隣の何れの無線基地局においても用いられていないScC#4に変更する。
ステップS124において、無線基地局100Dは、近隣の無線基地局(無線基地局100A〜100C)に、新たなスクランブリングコード(ScC#4)を通知する。
一方、共通制御チャネルCHの受信レベルが重複判定閾値2以下となるタイミングが、共通制御チャネルCHの送信停止時と同期しない場合(ステップS118のNO)、または共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局の受信レベルが重複判定閾値1未満である場合(ステップS120のNO)、無線基地局100Dは、スクランブリングコードの重複検出動作を終了する。
(2)具体的な動作例
次に、上述した無線基地局100Dの具体的な動作例について説明する。図5(a)は、近隣の無線基地局、具体的には、無線基地局100A及び無線基地局100Dが同一のスクランブリングコード(を用いており、無線基地局100Dが、送信パターンP1(図6参照)にしたがって共通制御チャネルCHをセル10内に位置する移動局300Aに送信している状態を示す。
図5(b)は、無線基地局100A及び無線基地局100Dが同一のスクランブリングコードを用いており、無線基地局100Aが、共通制御チャネルCHを、セル10内に位置する移動局300Bに連続して送信している状態を示す。
図5(c)は、無線基地局100A及び無線基地局100Dが異なるスクランブリングコードを用いており、無線基地局100Dが、送信パターンP1(図6参照)にしたがって共通制御チャネルCHをセル10内に位置する移動局300Nに送信している状態を示す。
また、上述したように、無線基地局100A〜100Dは、図6に示すように、送信パターンP1を共通して保持し、送信パターンP1にしたがって、共通制御チャネル(共通制御チャネルCH〜CH)を送信することができる。さらに、上述したように、共通制御チャネルの送信停止が継続される時間は、図7に示すように、移動局が無線基地局のセル外に移動したと判定するまで(図中のタイミングt1)の時間、または移動局が他の無線基地局を介した通信に移行すると判定するまでの時間(図中の区間S1)よりも短く設定される。
図8は、図5(a)に対応する。具体的には、図8は、無線基地局100Dから、送信パターンP1にしたがって送信される共通制御チャネルの送信レベルと、移動局300Aが受信する共通制御チャネルの受信レベルとを示す。
無線基地局100Dは、共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局300Aの受信レベルが重複判定閾値1以上(図中のサークルCR1部分)である場合、スクランブリングコードCが他の無線基地局(例えば、無線基地局100A)と重複していると判定する。
図9は、図5(b)に対応する。具体的には、図9は、無線基地局100Aから連続して送信される共通制御チャネルの送信レベルと、移動局300Bが受信する共通制御チャネルの受信レベルとを示す。
無線基地局100Dは、無線基地局100Aが共通制御チャネルCHを連続して送信している間において、セル10内に位置する移動局300Bの受信レベルの受信パターンP2が、送信パターンP1と一致する場合、スクランブリングコードCが無線基地局100Aと重複していると判定する。具体的には、無線基地局100Dは、移動局300Bの受信レベルが重複判定閾値2以下となるタイミングが、共通制御チャネルCHの送信停止時と同期する場合、スクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していると判定する。なお、移動局300Bの受信レベルは、無線基地局100Aから無線基地局100Dに送信される。
図10は、図5(c)に対応する。具体的には、図10は、無線基地局100Dから、送信パターンP1にしたがって送信される共通制御チャネルの送信レベルと、移動局300Nが受信する共通制御チャネルの受信レベルとを示す。
共通制御チャネルCHの送信停止時における移動局300Nの受信レベルが重複判定閾値1未満(図中のサークルCR2部分)である場合、スクランブリングコードCが無線基地局100Aと重複していないと判定する。
なお、無線基地局100Aと無線基地局100Dとが異なるスクランブリングコードを用いており、共通制御チャネルを送信している無線基地局(例えば、無線基地局100D)のセル10D内に移動局が位置する場合でも、当該共通制御チャネルの受信パターンが当該共通制御チャネルの送信パターンと同期しなければ、無線基地局は、スクランブリングコードは重複していないと判定する。
(作用・効果)
無線基地局100A〜100Dによれば、移動局が受信した共通制御チャネルの受信レベルと、送信パターンP1とに基づいて、スクランブリングコードが他の無線基地局と重複しているか否かが判定される。なお、移動局による共通制御チャネルの受信レベルの測定は、移動局の既存機能を用いて実現できる。
このため、無線基地局ごとに割り当てられるスクランブリングコードの重複を検出する機能を移動局に具備することなく、無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していることを検出することができる。
無線基地局100A〜100Dによれば、スクランブリングコードが他の無線基地局と重複していると判定された場合、スクランブリングコードの値が自動的に変更される。このため、無線基地局の運用者によるスクランブリングコードの設定作業を回避できる。さらに、計算機を用いたシミュレーションによるスクランブリングコードの割り当てを必ずしも行わなくてもよい。
無線基地局100A〜100Dによれば、スクランブリングコードの値が変更された場合、変更後のスクランブリングコードが他の無線基地局に通知される。他の無線基地局は、スクランブリングコードの重複割り当てが回避されたことを速やかに認識できる。このため、当該他の無線基地局によって、不要なスクランブリングコードの変更が行われることを回避できる。
また、送信パターンP1では、共通制御チャネルの送信と、共通制御チャネルの送信停止とが繰り返される。このため、無線基地局は、共通制御チャネル信号が変調された無線信号の送信レベル(送信電力)を変化させる場合よりも、移動局の受信レベルが送信パターンP1と一致するか否かを容易に判定することができる。
さらに、共通制御チャネルの送信停止が継続される時間は、移動局がセル外に移動したと判定するまでの時間、または移動局が他の無線基地局を介した通信に移行すると判定するまでの時間よりも短い。このため、共通制御チャネルの送信が停止されることによって、移動局がセル外に移動したと誤判定したり、移動局が他の無線基地局を介した通信に移行すると誤判定したりすることを防止できる。
無線基地局100A〜100Dによれば、他の無線基地局が共通制御チャネルを連続して送信している間において、当該他の無線基地局によって形成されるセル内に位置する移動局の受信レベルのパターンが、送信パターンP1と一致する場合、スクランブリングコードが当該他の無線基地局と重複していると判定される。このため、自局ではなく、他の無線基地局によって形成されるセル内に位置する移動局の受信レベルに基づいて、スクランブリングコードが他の無線基地局と重複しているか否かを判定することができる。
無線基地局100A〜100Dによれば、セル内に位置する移動局の数が所定数以上になった場合、送信パターンP1にしたがって共通制御チャネルが送信される。このため、共通制御チャネルの送信レベル(送信電力)を変化させる機会を、所定数以上の移動局から共通制御チャネルの受信レベルを観測することによって、より精度よよくスクランブリングコードの重複を判定できる場合のみに限定することができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の実施形態では、移動局300Bの受信レベルが重複判定閾値2以下となるタイミングが、共通制御チャネルCHの送信停止時と同期する場合(図9参照)、スクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していると判定した。しかしながら、重複判定閾値2に代えて、受信レベルの変化のパターンが、所定のパターンにマッチングするか否かを判定することによって、スクランブリングコードCが他の無線基地局と重複していると判定してもよい。
上述した実施形態において無線基地局100Dに備えられていたパラメータ変更部116やパラメータ通知部118は、必ずしも備えられていなくても構わない。この場合、スクランブリングコードの重複検出に伴うスクランブリングコードの変更は、無線基地局の運用者、または他のシステムによって行ってもよい。
また、共通制御チャネルの送信パターンは、図6に示した送信パターンP1に限られず、送信レベルを変化させるパターンであってもよい。さらに、共通制御チャネルの送信停止が継続される時間は、必ずしも図7に示した区間S1より短くなくても構わない。
また、上述した実施形態では、CDMAを用いる無線通信システムにおいて、周辺ゾーンテーブルに下り方向のスクランブリングコードが含まれていることを前提としている。しかしながら、本発明の適用範囲は、CDMAを用いる無線通信システムに限定されない。例えば、本発明は、TDMAを用いる無線通信システムやFDMAを用いる無線通信システムにも適用することができる。すなわち、TDMAでは、新たに設置される無線基地局が報知する周辺ゾーンテーブルに下り方向のタイムスロットが含まれる場合、また、FDMAでは、新たに設置される無線基地局が報知する周辺ゾーンテーブルに下り方向の周波数帯域が含まれる場合についても同様に、周辺ゾーンテーブルの内容を自動的に変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る無線アクセスネットワークの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る制御ルータの機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の動作フロー図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の動作を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る共通制御チャネルの送信パターンの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動局が在圏する無線基地局から送信される共通制御チャネルの受信レベルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局が無線通信用パラメータの重複を検出する動作を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局が無線通信用パラメータの重複を検出する動作を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局が無線通信用パラメータの重複を検出する動作を説明する説明図である。
符号の説明
10,10…セル、100A〜100D…無線基地局、102…送信部、104…受信部、106…重複判定部、108…受信レベル観測部、110…送信レベル決定部、112…受信レベル要求通知部、114…共通制御チャネル送信部、116…パラメータ変更部、118…パラメータ通知部、200A,200B…制御ルータ、202A〜202N…通信インタフェース部、204…中継処理部、300A,300B,300N…移動局、C〜C…スクランブリングコード、CH〜CH…共通制御チャネル

Claims (11)

  1. 移動局との無線通信を実行する無線基地局であって、
    セル内に位置する全ての前記移動局に対して共通に用いられる共通制御チャネルを、前記無線基地局ごとに割り当てられる所定の無線通信用パラメータを用いて送信する共通制御チャネル送信部と、
    所定の送信パターンにしたがって、前記共通制御チャネルを前記共通制御チャネル送信部から送信させる送信パターン制御部と、
    少なくも何れかの前記移動局が受信した前記共通制御チャネルの受信レベルを取得する共通制御チャネル受信レベル取得部と、
    前記共通制御チャネル受信レベル取得部が取得した前記受信レベルと、前記所定の送信パターンとに基づいて、前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複しているか否かを判定する重複判定部と
    を備える無線基地局。
  2. 前記重複判定部によって前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複していると判定された場合、前記所定の無線通信用パラメータの値を変更するパラメータ変更部をさらに備える請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記パラメータ変更部によって前記所定の無線通信用パラメータの値が変更された場合、変更後の無線通信用パラメータを前記他の無線基地局に通知するパラメータ通知部をさらに備える請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記送信パターン制御部は、前記共通制御チャネルの送信と、前記共通制御チャネルの送信停止とを繰り返す前記所定の送信パターンにしたがって、前記共通制御チャネルを前記共通制御チャネル送信部から送信させる請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記共通制御チャネルの送信停止が継続される時間は、前記移動局が前記セル外に移動したと判定するまでの時間、または前記移動局が他の無線基地局を介した通信に移行すると判定するまでの時間よりも短い請求項4に記載の無線基地局。
  6. 前記重複判定部は、前記共通制御チャネルの送信停止時における前記受信レベルが第1の閾値以上である場合、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複していると判定する請求項4に記載の無線基地局。
  7. 前記共通制御チャネル受信レベル取得部は、前記他の無線基地局が形成するセル内に位置する移動局が前記他の無線基地局から受信した共通制御チャネルの受信レベルを、前記他の無線基地局から取得する請求項1に記載の無線基地局。
  8. 前記重複判定部は、前記他の無線基地局が共通制御チャネルを連続して送信している間において、前記他の無線基地局によって形成されるセル内に位置する前記移動局の受信レベルのパターンが、前記所定の送信パターンと一致する場合、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複していると判定する請求項7に記載の無線基地局。
  9. 前記重複判定部は、前記受信レベルが第2の閾値以下となるタイミングが、前記共通制御チャネルの送信停止時と同期する場合、前記所定の無線通信用パラメータが前記他の無線基地局と重複していると判定する請求項8に記載の無線基地局。
  10. 前記送信パターン制御部は、前記セル内に位置する前記移動局の数が所定数以上になった場合、前記所定の送信パターンにしたがって、前記共通制御チャネルを前記共通制御チャネル送信部から送信させる請求項1に記載の無線基地局。
  11. 移動局との無線通信を実行する無線基地局ごとに割り当てられる所定の無線通信用パラメータが重複して割り当てられていることを検出する無線通信用パラメータの重複検出方法であって、
    前記無線基地局が、前記無線基地局によって形成されるセル内に位置する全ての前記移動局に対して共通に用いられる共通制御チャネルを、前記無線基地局ごとに割り当てられる所定の無線通信用パラメータを用いて送信するステップと、
    前記無線基地局が、所定の送信パターンにしたがって、前記共通制御チャネルを送信するステップと、
    前記無線基地局が、少なくも何れかの前記移動局が受信した前記共通制御チャネルの受信レベルを取得するステップと、
    前記無線基地局が、前記取得するステップにおいて取得された前記受信レベルと、前記所定の送信パターンとに基づいて、前記所定の無線通信用パラメータが他の無線基地局と重複しているか否かを判定するステップと
    を備える無線通信用パラメータの重複検出方法。
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