JP4753331B2 - ウレタンローラの注型方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はウレタンローラ(以下、単に「ローラ」とも称する)に関し、詳しくは、抵抗値や硬度等のローラ性能に局所的なバラツキがなく、電子写真装置や静電記録装置において各種ローラとして好適に使用することのできるウレタンローラを、効率的かつ低コストで製造することができるウレタンローラの注型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンター、ファクシミリ等の電子写真装置や静電気録装置等においては、電子写真プロセスにおける帯電、トナー層形成、現像、クリーニング、給紙、搬送等の各工程で、トナー供給ローラ、現像ローラ、転写ローラ、給紙ローラ、搬送ローラ等の、弾性材料や樹脂材料からなるローラが多様な役割を果たしている。
【0003】
これらの各種ローラ部材において多く使用されているのが、ローラ軸の外周に、ウレタン材料を主成分とするウレタンフォーム層が形成されてなるウレタンローラである。かかる各種ローラ部材としてのウレタンローラにおいては、ウレタンフォーム層が均一な内部および表面構造を有しており、抵抗値や硬度等のローラ性能に局所的なバラツキがないことが要求される。
【0004】
一方、これら各種ローラ部材として用いるウレタンローラの製造方法としては、ローラ軸の表面にウレタンフォーム体を担持させ、このウレタンフォーム体の外面を加工して円筒状のローラ形状に成形する方法や、ウレタンフォーム層を金軸と一体で筒型内において発泡成形する方法(特開平9−274373号、特開平5−188774号公報等)等が提案されている。
【0005】
しかし、このうち前者の方法においては、ローラ表面に研磨等の後加工による毛羽立ち等が残るために表面性が悪化して、実機搭載時に不良や欠陥等を生ずる原因となったり、製造工程が煩雑になるために生産効率が低下してしまうなどの問題があった。また、後者の方法においても、型内で発泡を行うために形成されたウレタンフォーム層において密度の不均一が生じたり、未充填部やエアの巻き込みに起因する欠陥が発生するなどの問題があり、いずれにおいても高性能のウレタンローラを歩留良く製造できるものではなかった。
【0006】
これらの方法に対し、上記問題点を有しないウレタンローラの製造方法として、泡体をモールド内に圧入して微細セル構造を有するポリウレタンフォーム成形品を得る技術が提案されている(特許第2990616号公報)。これは、上述の水を発泡剤とする一般的な低圧発泡方法を用いた技術に対し、機械的撹拌により泡体を形成する技術(メカニカルフロス)を用いるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術によれば表面性やローラ性能に優れたウレタンローラを得ることはできるものの、撹拌により生成した泡体の最初と最後の部分については、完全に均一な泡体状態にはならず、従って性能的に問題が生じてしまうために、廃棄せざるを得なかった。即ち、低圧発泡方法の場合と同様に、産業廃棄物の発生を避けることができなかった。また、一般にローラとして使用する場合のウレタンフォーム層のセル径は細かければ細かい程良いが、これら従来の方法では平均セル径は通常100〜800μm程度であり、セル径100μm以下の微細なセルを有する発泡体ローラを形成することは非常に困難であった。更に、これらの技術はいずれも、連続的なローラ製造には適さないものであった。
【0008】
そこで本発明の目的は、上述の従来技術における問題点を解消して、表面性の悪化や密度の不均一、ローラ性能のバラツキ等の問題がなく、微細なセル径を有し、各種ローラ部材として好適に用いることのできるウレタンローラを、産業廃棄物を発生させずに、連続的に、かつ、歩留良く注型することができる、コスト性および生産性に優れたウレタンローラの注型方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、以下のとおりである。
(1)ポリオール成分系とイソシアネート成分系とからなるウレタン材料を筒型内に注入することによりウレタンフォーム層を形成するウレタンローラの注型方法において、
前記ポリオール成分系中にガスを注入するガス充填工程と、ガスが充填された該ポリオール成分系と前記イソシアネート成分系とを圧力50〜300kg/cm 2 にて衝突混合させる高圧発泡工程と、を含むことを特徴とするウレタンローラの注型方法である。
【0010】
(2)前記(1)の注型方法において、前記ガス充填工程において、前記ポリオール成分系中のガス含有量をモニターして、該ガス含有量が一定になるよう前記注入を制御する注型方法である。
【0011】
(3)前記(1)または(2)の注型方法において、芯金と、該芯金の外周に一体成形により設けられたウレタンフォーム層とを備えるウレタンローラの注型方法であって、前記筒型の中心線上に該芯金が貫設された状態にて前記注入を行う注型方法である。
【0012】
(4)前記(1)〜(3)のいずれかの注型方法において、前記ガスとして、ドライエアーまたは不活性ガスを充填する注型方法である。
【0013】
(5)前記(1)〜(4)のいずれかの注型方法において、前記ガスを、気泡径1〜100μmにて充填する注型方法である。
【0014】
(6)前記(1)〜(5)のいずれかの注型方法において、前記ガスを、前記ポリオール成分系の5〜50体積%にて充填する注型方法である。
【0015】
(7)前記(1)〜(6)のいずれかの注型方法において、前記注入を、前記ウレタン材料の供給量1〜50g/secにて行う注型方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照しつつ具体的に説明する。
本発明のウレタンローラの注型方法においては、ポリオール成分系とイソシアネート成分系とからなるウレタン材料を筒型内に注入することによりローラのウレタンフォーム層を形成するに際し、混合前のポリオール成分系中にガスを注入するガス充填工程と、このガス充填後のポリオール成分系とイソシアネート成分系とを高圧下で衝突混合させる高圧発泡工程とを行うことが重要である。即ち、本発明においては、上記ガス充填工程により、上述の従来技術では達成し得なかった平均セル径数十μmオーダーのウレタンフォーム層を実現することができるとともに、上記高圧発泡工程により、密度やローラ性能の不均一等の欠陥のない良質のウレタンローラを、低コストで、かつ、歩留良く製造することが可能となる。
【0018】
本発明に係るガス充填工程は、例えば、図1に示す装置により行うことができ、ポリオール成分系の貯蔵タンク1内に設置されるガス注入部2により、ガスの注入を行う。かかるガス注入部2としては、例えば、直径0.1〜100μm、特には0.5μmのスパージャ(多孔分散管)を用いることができ、これと併せて、例えば、攪拌機等の分散手段を用いることにより、ポリオール成分系中に、均一で微細な気泡を注入、分散することができる。従って、結果として得られるローラにおいて、従来になく微細なセル径を実現することが可能となる。かかるガスの気泡径は、好ましくは1〜100μm、より好ましくは20μm程度である。気泡径が大きすぎると、気泡同士が結合してしまうために好ましくない。
【0019】
また、本発明に係るガス充填工程においては、ポリオール成分系中のガス含有量を監視して、このガス含有量が一定になるよう、ガス注入部2からの注入を制御することが好ましい。具体的には、例えば、図示するように、ガス注入部2にモニター部3および注入制御部4を接続して、これらによりガス含有量のモニターおよびガス注入の制御を行えばよく、これにより、連続した製造ラインにおいてもポリオール成分系中のガス含有量を常に一定に維持することができ、ローラの品質安定性を確保することができる。かかるガス充填工程に好適に使用することのできる装置としては、具体的には、ガスマーアドミラル社製、ガスニュークリエーション制御装置が挙げられる。尚、図中の5は温度調整のための熱交換機であり、6は循環ポンプである。
【0020】
本発明において使用するガスとしては、ドライエアーおよび窒素ガス等の不活性ガスが好適であり、その含有量は、好ましくはポリオール成分系の5〜50体積%、より好ましくは30体積%である。この範囲内でポリオール成分系中にガスを充填することにより、最終的に得られるローラにおいて、全体に均一なウレタンフォーム層を実現することができる。
【0021】
ここで、ガスの充填をポリオール成分系のみに行い、イソシアネート成分系に行わないのは、これらのうち一方に充填すれば十分に本発明の所期の効果を得ることができることと、イソシアネート成分系は粘度が高いため、注入した気泡が保持されないことによる。
【0022】
次に、本発明に係る高圧発泡工程における高圧発泡とは、ウレタン材料としてのポリオール成分系とイソシアネート成分系とを、高圧下、好適には圧力50〜300kg/cm2、特には100〜200kg/cm2にて衝突混合させ、発泡させることをいう。本発明においては、かかる高圧発泡を用いることにより、密度やローラ性能の均一性を確保できるとともに、従来の低圧発泡やメカニカルフロスの技術で生じていた廃棄材料の発生を防止することができる。
【0023】
かかる高圧発泡によるローラの製造に使用することのできる注型装置としては、例えば、図2に示すものが挙げられる。図示する注型装置は、ポリオール成分系の貯蔵タンク12と、イソシアネート成分系の貯蔵タンク13と、吐出ヘッド11と、両成分系を夫々独立に循環させるための一対の油圧ピストン14a、14bとを備えている。かかる一対の油圧ピストン14a、14bにより高圧で循環される両成分系は、貯蔵タンク12、13と油圧ピストン14a、14bとを結ぶ循環流路17a、17bから、分岐部16a、16bを介して吐出流路18a、18bへと流通し、吐出ヘッド11に流入する。
【0024】
かかる吐出ヘッド11の例としては、図3(イ)、(ロ)に示すものを挙げることができ、(イ)はいわゆるストレート型ヘッド、(ロ)はL型ヘッドを示している。図示するように、吐出ヘッド11には、ポリオール成分系およびイソシアネート成分系の流入口19、20が、互いに対向する位置に設けられており、かかる流入口19、20から両成分系を流入させる際の圧力を上記所定の高圧範囲に調整することにより、両成分系を対向する方向から噴射混合することで、本発明に係る高圧発泡を行うことができる。
【0025】
この場合に圧力50〜300kg/cm2が好適であるのは、圧力がこれよりも高圧であると吐出ヘッド1からの吐出液の供給量が多すぎて、ウレタンローラの製造には適さないためである。本発明の注型方法におけるウレタン材料の好適供給量は、1〜50g/sec、特には3〜10g/secであるが、従来の高圧発泡機の場合、供給量では200g/sec、圧力では100kg/cm2が下限であり、ローラの製造に使用できるものではなかった。本発明の装置においては、図2に示すように、油圧ピストン14a、14bが油圧回路の間にオイルバイパス15a、15bを有しているために、油圧ピストン14a、14bに供給されるオイルの量が減少してシリンダー速度が低下し、結果として装置内の流量と、それに伴い吐出ノズルからの供給量をも低減することができる。かかる供給量の少量化により、本発明の方法に好適に使用できる装置が実現できたものである。
【0026】
この場合、少ない流量でも各成分系を安定して循環させるために、配合比率の低いイソシアネート成分系側の油圧ピストン14bを、ポリオール成分系側の油圧ピストン14aよりも小型化することが好ましい。これにより、少量供給を安定的に行うことができる。
【0027】
また、吐出時において流量を安定化するために、吐出ヘッド11のイソシアネート成分系側の流入口20に設置するオリフィス(図示せず)として、ポリオール成分系側よりも小径化した、少量吐出に適した口径のものを用いることが好ましい。ポリオール成分系側と同じ大口径オリフィスのままで、ニードルにより流量を絞ることも可能であるが、これは非常に微妙な調整が必要であるうえに材料中の異物により隙間が詰まって流量が不安定になるなどの問題があるため、小口径オリフィスを用いることが好適である。この場合、更に、対応するイソシアネート成分系側の循環流路17bと吐出流路18bとの分岐部16bに、小径オリフィスに合った微細ストレーナーを設けることが好ましい。
【0028】
ウレタン材料として用いることのできるポリオール成分としては、特に制限はなく、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、THF−アルキレンオキサイド共重合体ポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリオレフィンポリオール、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分鹸化物、フォスフェート系ポリオール、ハロゲン含有ポリオール等を好適に用いることができる。
【0029】
また、イソシアネート成分についても特に制限はなく、汎用であるTDI、MDI、粗製−MDI(ポリメリックMDI)、および変性MDIだけでなく、特殊なイソシアネートを用いても差し支えない。特殊なイソシアネートしては、例えば、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン1,4ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添−XDI、水添−MDI、リジンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフェスフェート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロへプタントリイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられ、これらも好適に用いることができる。
【0030】
ウレタン材料としては、これらポリウレタン原料に加え、架橋剤、発泡剤(水、低沸点物等)、界面活性剤、触媒等を添加することができ、これにより所望に応じた特性とすることができる。また、難焼剤や充填材、イオン導電剤や電子導電剤等の導電剤、公知の充填剤や架橋剤等を適宜使用することも可能である。イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウム(例えば、ラウリルトリメチルアンモニウム)、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、オクタデシルトリメチルアンモニウム(例えば、ステアリルトリメチルアンモニウム)、ベンジルトリメチルアンモニウム、変性脂肪酸ジメチルエチルアンモニウムなどの過塩素酸塩、塩素酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、硫酸塩、エチル硫酸塩、カルボン酸塩、スルホン酸塩などのアンモニウム塩、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ金属やアルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩、塩酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、ホウフッ化水素酸塩、トリフルオロメチル硫酸塩、スルホン酸塩などが挙げられる。
【0031】
また、電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等の導電性カーボン;SAF、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF、FT、MT等のゴム用カーボン;酸化処理を施したインク用カーボン、熱分解カーボン、天然グラファイト、人造グラファイト;酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛等の導電性金属酸化物;ニッケル、銅、銀、ゲルマニウム等の金属などを挙げることができる。
【0032】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
実施例
図2に示す、ポリオール成分系の貯蔵タンク12と、イソシアネート成分系の貯蔵タンク13と、吐出ヘッド11と、一対の油圧ピストン14a、14bと、油圧ピストン14a、14bの油圧回路間に設けられたオイルバイパス15a、15bとを備えた注型装置を用い、この貯蔵タンク12に、ガスマーアドミラル社製、ガスニュークリエーション制御装置を取付けて、ウレタンローラの注型を行った。吐出ヘッド11としては図3(イ)に示すストレート型のものを用い、吐出ヘッド11内における噴射圧力100kg/cm2、吐出ヘッド11からの供給量10g/secとした。筒型としては、中心線上に径6.0mmの芯金を貫設した内径20.0mm、長さ300mmの筒型を用いた。ウレタン材料のポリオール成分系およびイソシアネート成分系の配合内容は下記の表1に示す通りである。
【0033】
【表1】
【0034】
まず、ガス充填工程として、ガス注入部2から貯蔵タンク12中に、気泡径20μmのドライエアーを注入し、モニター部3および注入制御部4により、ガス含有量がポリオール成分系の40体積%となるよう調整した。その後、ガスを充填した該ポリオール成分系とイソシアネート成分系とを吐出ヘッド11内で衝突混合させる高圧発泡工程を経て、ウレタン材料を筒型内に注入することにより、実施例のウレタンローラを得た。
【0035】
上記工程により得られたウレタンローラは、約50μmの微細なセル径を有し、密度およびローラ性能が均一で、欠陥等もない良質なものであり、各種ローラ部材として好適に使用可能であった。また、吐出されたウレタン材料の最初と最後の部分についてもローラの製造に使用することができ、これにより得られたローラについても品質、性能的に問題はなかった。
【0036】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、表面性の悪化や密度の不均一、ローラ性能のバラツキ等の問題がなく、微細なセル径を有し、各種ローラ部材として好適に用いることのできるウレタンローラを、産業廃棄物を発生させずに、連続的に、かつ、歩留よく製造することができる、コスト性および生産性に優れたウレタンローラの注型方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス充填工程に用いることのできる装置の一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係る注型装置の一例を示す説明図である。
【図3】吐出ヘッドの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ポリオール成分系の貯蔵タンク
2 ガス注入部
3 モニター部
4 注入制御部
5 熱交換機
6 循環ポンプ
11 吐出ヘッド
12 ポリオール成分系の貯蔵タンク
13 イソシアネート成分系の貯蔵タンク
14a、14b 油圧ピストン
15a、15b オイルバイパス
16a、16b 分岐部
17a、17b 循環流路
18a、18b 吐出流路
19、20 流入口
Claims (7)
- ポリオール成分系とイソシアネート成分系とからなるウレタン材料を筒型内に注入することによりウレタンフォーム層を形成するウレタンローラの注型方法において、
前記ポリオール成分系中にガスを注入するガス充填工程と、ガスが充填された該ポリオール成分系と前記イソシアネート成分系とを圧力50〜300kg/cm 2 にて衝突混合させる高圧発泡工程と、を含むことを特徴とするウレタンローラの注型方法。 - 前記ガス充填工程において、前記ポリオール成分系中のガス含有量をモニターして、該ガス含有量が一定になるよう前記注入を制御する請求項1記載の注型方法。
- 芯金と、該芯金の外周に一体成形により設けられたウレタンフォーム層とを備えるウレタンローラの注型方法であって、前記筒型の中心線上に該芯金が貫設された状態にて前記注入を行う請求項1または2記載の注型方法。
- 前記ガスとして、ドライエアーまたは不活性ガスを充填する請求項1〜3のうちいずれか一項記載の注型方法。
- 前記ガスを、気泡径1〜100μmにて充填する請求項1〜4のうちいずれか一項記載の注型方法。
- 前記ガスを、前記ポリオール成分系の5〜50体積%にて充填する請求項1〜5のうちいずれか一項記載の注型方法。
- 前記注入を、前記ウレタン材料の供給量1〜50g/secにて行う請求項1〜6のうちいずれか一項記載の注型方法。
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