JP2009265236A - トナー供給ローラ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芯金の外周に形成されたポリウレタンスポンジ層が、少なくとも下記の成分を含むポリウレタン原材料を発泡硬化して形成されたものであり、かつ、その表面のセル開口率が、20%以上90%以下であること。
(A)エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤:総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(B)アクリル樹脂を主成分とする分散剤:総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(C)DBP吸収量300cm3/100g以上550cm3/100g以下であるカーボンブラック:総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上15質量部以下。
【選択図】図1
Description
(A)エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(B)アクリル樹脂を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(C)DBP吸収量300cm3/100g以上550cm3/100g以下であるカーボンブラック:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上15質量部以下。
(A)エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(B)アクリル樹脂を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(C)DBP吸収量300cm3/100g以上550cm3/100g以下のカーボンブラック:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上15質量部以下。
(工程1)分散剤(A)をポリオール成分及びカーボンブラック(C)とプレミックスする工程。
(工程2)工程1で得たプレミックスにさらに分散剤(B)を添加し、混合攪拌する工程。
(工程3)工程2で得たプレミックスポリオールにイソシアネート成分を添加し混合攪拌してポリウレタン原材料を得る全混合攪拌工程。
(工程4)工程3で得たポリウレタン原材料を成形型内に注入し、発泡硬化する工程。
本発明のトナー供給ローラの一例の斜視図を図1に示す。
芯金2としては、従来のトナー供給ローラ用の芯金を支障なく用いることができる。芯金2は、例えば、鉄等の金属で作製することができる。芯金2の外径は、通常、2mm以上10mm以下とすることが好ましい。
ポリウレタンスポンジ層3は、ポリウレタンスポンジの製造に用いられるポリオール成分、イソシアネート成分、ウレタン化触媒、発泡剤等と共に、少なくとも以下の成分を含むポリウレタン原材料を発泡硬化させて得られるものである。
(A)エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤。
(B)アクリル樹脂を主成分とする分散剤。
(C)カーボンブラック。
本発明では、分散剤(A)は、ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下、好ましくは1質量部以上5質量部以下で用いられる。分散剤(A)がポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上含まれると、ポリウレタン原材料の粘度が上昇するのを抑制することができる。これにより、ポリウレタンスポンジ層の成形が容易になる。また、分散剤(A)がポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し10質量部以下ならば、分散剤(A)が染み出しトナー供給ローラと当接している現像ローラを汚染することもない。
本発明では、分散剤(B)は、ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下、好ましくは1質量部以上5質量部以下で用いられる。分散剤(B)がポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上含まれると、該ポリウレタン原材料の粘度が上昇するのを抑制することができる。これにより、ポリウレタンスポンジ層の成形が容易になる。また、分散剤(B)が該ポリウレタン原材料中のポリオール成分100質量部に対し10質量部以下ならば、分散剤(B)が染み出しトナー供給ローラと当接している現像ローラを汚染することもない。粘度の上昇は、高分子化や見かけの高分子化によると思われる。これに対して、分散剤(B)は、高分子に配位して、高分子同士が凝集するのを防ぎ、見かけの高分子化を抑制し、流動性を高めているためと考えられる。
本発明で用いるカーボンブラックは、DBP吸収量300cm3/100g以上550cm3/100g以下のものである。DBP吸収量がこの範囲にあるカーボンブラックを用いると、ポリウレタンスポンジ層を低抵抗化することができる。カーボンブラックのDBP吸収量が300cm3/100g未満であると、導電性が得られにくいため、多量のカーボンブラックを添加しなくてはポリウレタンスポンジ層を低抵抗化できないので、ポリウレタンスポンジ層の硬度が高くなり過ぎてしまうおそれがある。また、DBP吸収量が550cm3/100g超のカーボンブラックは、極めて高ストラクチャーであり、表面の凹凸が大きい構造である。カーボンブラックのDBP吸収量が増加するにつれ、カーボンブラックを含むポリウレタン原材料は激しく増粘し、本発明で用いる分散剤(A)及び分散剤(B)を添加しても粘度を成形が容易な粘度まで低減させることは難しくなる。なお、本発明で用いるカーボンブラックは、BET比表面積が1000m2/g以上1400m2/g以下であるものが好ましい。
本発明で用いるポリオール成分は、ウレタン発泡体を弾性層とする弾性ローラの製造に使用されるものであれば、特に制限は無く、使用できる。具体的には、例えば、以下のものをあげることができる。ポリエーテルポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、THF−アルキレンオキサイド共重合体ポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリオレフィンポリオール、エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分鹸化物、フォスフェート系ポリオール、ハロゲン含有ポリオールなど。
本発明では、イソシアネート成分についても特に制限はない。例えば、汎用であるトルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、粗製−MDI(ポリメリックMDI)、及び変性MDIだけでなく、特殊なイソシアネートも用いることができる。特殊なイソシアネートしては、例えば、以下のものが挙げられる。1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添−XDI、水添−MDI、リジンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジイソシアナト−4−イソシアナトメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロへプタントリイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなど。
本発明では、必要に応じて触媒を用いる。触媒の種類には特に制限は無く、従来公知のものを適宜選択して、使用しても良い。アミン系触媒としては、例えば、以下のものが例示できる。トリエチレンジアミン、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサンジアミン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)ノネン−5、1,2−ジメチルイミダゾール、N−エチルモルホリン、N−メチルモルホリンなど。また、有機金属系触媒としては、例えば、以下のものが使用可能である。オクチル酸錫、オレイン酸錫、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、テトラ−i−プロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘキシルオキシ)チタンなど。さらに、これらアミン系触媒や有機金属系触媒の初期活性を低下させた酸塩触媒(カルボン酸塩や蟻酸塩、オクチル酸塩、ホウ酸塩等)も用いることができる。触媒は一種を用いても良く、また、二種以上を組み合せて用いても良い。
本発明に使用する発泡剤としては、特に限定するものではなく、各種発泡剤を用いることができる。特に、水は、ポリイソシアネートと反応して炭酸ガスを発生すること及び大気汚染もないことから、発泡剤として好適である。
本発明では、必要に応じて整泡剤を用いることもできる。整泡剤としては、ポリジメチルシロキサンとエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合物から得られる水溶性ポリエーテルシロキサン、スルホン化リシノール酸のナトリウム塩とポリシロキサン・ポリオキシアルキレンコポリマーとの混合物等がある。これらの整泡剤の中で、ポリジメチルシロキサンとエチレンオキサイド/プロピレンオキサイド共重合物から得られる水溶性ポリエーテルシロキサンが好ましい。
本発明では、その他、架橋剤、難燃剤、着色剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、酸化防止剤、カーボンブラック以外の導電性付与剤等を必要に応じて適量用いることができる。これらの助剤を必要に応じて添加しても何等本発明の主旨を損なうものではない。
本発明のトナー供給ローラの製造方法において、前記ポリウレタンスポンジ層の前記ポリウレタン原材料のプレミックスポリオールは以下のようにして調製する。分散剤(A)をポリオール成分及びカーボンブラック(C)とプレミックスする工程(工程1)の後、工程1で得たプレミックスにさらに分散剤(B)を添加し混合攪拌する工程(工程2)によりプレミックスポリオールが得られる。
ポリウレタンスポンジ層2の形成には、芯金を内蔵した成形型を用いて行うことが好ましく、さらに、該成形型は、内表面が、エチレングリコールの接触角で85度以上であることが好ましい。これは、内表面が、エチレングリコールの接触角で85度以上であると、成形型の少なくともキャビティ内面を構成する表面と、そのポリウレタン原材料との非相溶作用乃至は表面張力作用により、ポリウレタン原材料の不存在部分が生じる。通常、ポリウレタン原材料の不存在部分は、液状のポリウレタン原材料の発泡硬化にて生じるセルの成形型内表面に最も近接する部分、換言すればスキン層の厚さが最も薄くなるセル中央部相当部位に生じる。これによって、形成されるポリウレタンスポンジ層表面のスキン層が開口し、セルが外部に開口するようになる。
トナー供給ローラの表面のセル開口度は、トナー供給ローラのポリウレタンフォーム層の全表面積に対する開口した部分(セル)の占める面積の割合であり、ローラ表面の光学顕微鏡や電子顕微鏡等の写真映像から算出した。
別途作製した厚さ2mmのシートを23℃/55%RH(N/N)環境下にて24時間置いた後、同環境下にて、印加電圧500Vとして、JIS K6911に記載の方法で体積固有抵抗率を測定し、ポリウレタンフォーム層の電気抵抗値とした。なお、体積固有抵抗値の測定には、ダイアインスツルメンツ株式会社製の高抵抗抵抗率計「ハイレスタ」(商品名)を用いた。
実施例、比較例で作製したトナー供給ローラの軸方向に3ヶ所、周方向に4ヶ所(90度毎)、計12ヶ所において、トナー供給ローラを押圧していく時の荷重−変形量曲線を、図2に示すようにして、測定した。図2において、トナー供給ローラ1を、芯金2の両端部において圧縮試験機(不図示)の芯金支持体4で支持した。また、圧縮試験機に長さ50mm(トナー供給ローラ長手方向)×幅10mm×厚さ10mmの板状押圧面を有する冶具5を取り付けた。次に、圧縮試験機にて、温度23℃、相対湿度53%の環境下で、10mm/minの速度で冶具5を移動させ、トナー供給ローラを2mm押圧変形させた。このとき得られた荷重−変形量曲線から、押圧して変形量Δ=1mmとなった時にトナー供給ローラ表面にかかっている荷重S1(N)を求め、下記式にて硬度(N/mm)を求めた。12箇所の測定値の平均値を当該トナー供給ローラのローラ硬度とした。この数値が大きくなるほど、ポリウレタンフォーム層3が硬いことを示している。
硬度(N/mm)=S1/Δ
実施例、比較例で作製したトナー供給ローラを、レーザービームプリンター「hp color Laser Jet4600」(商品名、日本ヒューレット・パッカード株式会社製)用のカートリッジを改造して、組み込んだ。この改造したカートリッジを該レーザービームプリンターに搭載し、10℃/15%RH(L/L)の環境下に1週間静置した後、10℃/15%RH(L/L)環境下で、50枚プリントを行った。得られたプリントの画像の濃度ムラや濃淡を目視で観察し、得られた結果から下記基準に基づき画像評価を行った。
○:濃度ムラや濃淡に問題がなく、画像良好。
△:濃度ムラや濃淡が僅かに認められるが、使用に支障ない程度。
×:濃度ムラや濃淡が認められ、不具合がある。
(1)ポリオール成分
・ポリエーテルポリオール「アクトコールEP−550N」(商品名、三井化学ポリウレタン株式会社製、粘度530mPa・s(25℃)、OH価54±2mgKOH/g)。
(2)イソシアネート成分
・イソシアネート「コスモネートTM−20」(商品名、三井化学ポリウレタン株式会社製、変性MDI、NCO%=44.5)。
(3)カーボンブラック
・ECP:カーボンブラック「EPC」(商品名、ケッチェン・ブラック・インターナショナル社製、DBP吸収量360cm3/100g、BET比表面積800m2/g)。
・ECP600JD:カーボンブラック「EPC600JD」(商品名、ケッチェン・ブラック・インターナショナル社製、DBP吸収量495cm3/100g、BET比表面積1270m2/g)。
(4)分散剤
・分散剤(A):エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤「NUOLSPERSE FA196」(商品名、エレメンティス ジャパン株式会社製)。
・分散剤(B):アクリル樹脂を主成分とする分散剤「NUOLSPERSE FX9086」(商品名、エレメンティス ジャパン株式会社製)。
(5)整泡剤
・シリコーン系整泡剤「SRX274C」(商品名、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)。
(6)触媒
・触媒ET:ウレタン化触媒「TOYOCAT−ET」(商品名、東ソー株式会社製)。
・触媒L:ウレタン化触媒「TOYOCAT−L33」(商品名、東ソー株式会社製)。
(プレミックスポリオールの調製)
ポリオール成分 100質量部、整泡剤 1質量部、触媒ET 0.1質量部、触媒L 0.5質量部及び発泡剤(水) 2.0質量部に、カーボンブラックECP600JD 3質量部及び分散剤(A) 1質量部を加え、混合して、プレミックスを得た。なお、混合には、付属のピンタイプのローターを備えたアイリッヒミキサーR02型を用いた。また、ローター回転数は1500rpm、パン回転数は40rpm、分散時間は5分間とした。
次いで、このプレミックスに分散剤(B) 3質量部を加え、ローター回転数3000rpm、パン回転数40rpmで10分間分散して、プレミックスポリオールを得た。
上記で得たプレミックスポリオールに、イソシアネート成分を、イソシアネートインデックスが90になるように、25℃で加え、撹拌混合して、ポリウレタン原材料を得た。
直径5mmの鉄製芯金を、内径15mmの円筒上のキャビティを有する円筒状金型のキャビティ内にキャビティの中心線と、中心線が一致するように配置した。なお、この金型のキャビティ表面は、弗素樹脂PFAにてコーティングされ、エチレングリコールの接触角で85度以上になっている。このキャビティ内へ、上記で調製したポリウレタン原材料を、形成されるポリウレタンスポンジ層の密度が0.10g/cm3になるように注入した。次いで、円筒状金型を、60℃のオーブン中で30分間加熱して、発泡硬化させた。その後、脱型して、トナー供給ローラを得た。
カーボンブラック、分散剤(A)及び分散剤(B)を、表1に示すようにする他は実施例1と同様にしてトナー供給ローラを得、各種測定及び画像評価を実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
カーボンブラックを用いなかったこと以外は実施例1と同様にしてトナー供給ローラを得、前記実施例と同様にして得られたトナー供給ローラを得、各種測定及び画像の評価を実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、分散剤(A)を用いずにカーボンブラックをまず分散し、次いで分散剤(B) 10質量部を用いてプレミックスポリオールを作成し、以下実施例1と同様にしてトナー供給ローラを得、各種測定の画像評価を実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
実施例1において、分散剤(A)10質量部を用いてカーボンブラックを分散した後、分散剤(B)を用いずに、さらにローター回転数3000rpm、パン回転数40rpmで10分間分散してプレミックスポリオールを得た。その後、イソシアネート成分を加えてポリウレタン原材料を調整して、実施例1と同様にしてトナー供給ローラを作成することを試みたが、ポリウレタン原材料の増粘がひどくなり、円筒状金型のキャビティ内に注入することが不可能であった。
表1に示すカーボンブラック、分散剤(A)及び分散剤(B)を表1に示す量用い、実施例1と同様にしてトナー供給ローラを作成することを試みたが、ポリウレタン原材料の増粘がひどく、円筒状金型のキャビティ内に注入することが不可能であった。
カーボンブラック、分散剤(A)及び分散剤(B)を表1に示す量にした以外は実施例1と同様にしてトナー供給ローラを得、各種測定及び画像の評価を実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
2 芯金
3 ポリウレタンスポンジ層
4 芯金支持体
5 押圧し冶具
Claims (4)
- 芯金の外周に形成されたポリウレタンスポンジ層を有するトナー供給ローラであって、
該ポリウレタンスポンジ層が、少なくとも下記の成分を含むポリウレタン原材料を発泡硬化して形成されたものであり、かつ、
該ポリウレタンスポンジ層の表面のセル開口率が、20%以上90%以下である、
ことを特徴とするトナー供給ローラ。
(A)エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(B)アクリル樹脂を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(C)DBP吸収量300cm3/100g以上550cm3/100g以下であるカーボンブラック:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上15質量部以下。 - ポリウレタンスポンジ層を構成するポリウレタンスポンジの体積固有抵抗値(23℃/55RH%)が、105.0Ω・cm以上108.5Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1に記載のトナー供給ローラ。
- ローラ硬度が0.981N/mm以上2.94N/mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー供給ローラ。
- 芯金の外周に形成されたポリウレタンスポンジ層を有するトナー供給ローラの製造方法であって、
ポリウレタンスポンジ層のポリウレタン原材料が、少なくとも下記の成分を含み、かつ、
少なくとも下記工程からなることを特徴とするトナー供給ローラの製造方法。
(A)エトキシレート型非イオン界面活性剤を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(B)アクリル樹脂を主成分とする分散剤:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上10質量部以下。
(C)DBP吸収量300cm3/100g以上550cm3/100g以下のカーボンブラック:ポリウレタン原材料中の総ポリオール成分100質量部に対し1質量部以上15質量部以下。
(工程1)分散剤(A)をポリオール成分及びカーボンブラック(C)とプレミックスする工程。
(工程2)工程1で得たプレミックスにさらに分散剤(B)を添加し、混合攪拌する工程。
(工程3)工程2で得たプレミックスポリオールにイソシアネート成分を添加し混合攪拌してポリウレタン原材料を得る全混合攪拌工程。
(工程4)工程3で得たポリウレタン原材料を成形型内に注入し、発泡硬化する工程。
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