JP4752570B2 - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置及びそのプログラムに係り、詳しくは、バックライトの明るさを自動調整する撮像装置及びそのプログラムに関する。
近年、画像などを表示する表示部のバックライトの明るさを調整する技術において、明るさのデータとバックライトの輝度設定データの対応を任意に設定変更可能な輝度設定記憶部を備え、算出された明るさデータを基に輝度設定記憶部から輝度設定データを検索し、該検索した結果に応じてバックライトの明るさを調整するというものがある(特許文献1)。
公開特許公報 特開2005−286417
しかしながら、上記技術によれば、輝度設定記憶部の記憶内容を可変に設定することができるという記載がされているが、その具体的な方法については一切記載されておらず、ユーザの好みに対応した自動輝度調整を簡単に行なうことができない。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの好みに合った自動輝度調整を簡単に行なうことができる撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
被写体輝度を取得する被写体輝度取得手段と、
前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段及び第2の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、例えば、請求項に記載されているように、前記第1の記憶制御手段は、
前記表示手段の表示輝度を手動で調整する手動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合に、前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させ、
前記自動調整手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整するようにしてもよい。
また、例えば、請求項に記載されているように、前記自動調整手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整し、
前記第1の記憶制御手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合は、その都度前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項に記載されているように、前記第1の記憶制御手段は、
前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値、又は、前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前後の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値の平均値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値の平均値、又は、前記手動調整手段による手動調整中に周期的に得られた前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて前記テーブルに記憶させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項に記載されているように、前記第1の記憶制御手段は、
1つの前記表示手段の表示輝度を示す輝度値に対応する被写体輝度を示す輝度値が複数ある場合、又は、1つの被写体輝度を示す輝度値に対応する前記表示手段の表示輝度を示す輝度値が複数ある場合は、最新の値、又は、その平均値を対応付けて記憶させるようにしてもよい。
上記目的達成のため、請求項記載の発明によるプログラムは、被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
被写体輝度を取得する被写体輝度取得処理と、
前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御処理と、
前記第1の記憶制御処理による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御処理手段と、
前記第1の記憶制御処理及び第2の記憶制御処理により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整処理と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、被写体輝度を取得する被写体輝度取得手段と、前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御手段と、前記第1の記憶制御手段による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御手段と、前記第1の記憶制御手段及び第2の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整手段と、を備えるようにしたので、ユーザの好みに合ったファインダー輝度となるように自動で調整することができる。
以下、本実施の形態について、本発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した一例として図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り兼用シャッタ4、CCD5、TG(timing generator)6、ユニット回路7、CPU8、DRAM9、メモリ11、ROM10、キー入力部12、フラッシュメモリ13、画像表示部14から構成されている。
撮影レンズ2は、図示しないフォーカスレンズ、ズームレンズを含み、レンズ駆動ブロック3が接続されている。レンズ駆動ブロック3は、図示しないフォーカスレンズ、ズームレンズをそれぞれ光軸方向に駆動させるフォーカスモータ、ズームモータと、CPU8からの制御信号にしたがってフォーカスモータ、ズームモータをそれぞれ光軸方向に駆動させるフォーカスモータドライバ、ズームモータドライバから構成されている。
絞り兼用シャッタ4は、図示しない駆動回路を含み、駆動回路はCPU8から送られてくる制御信号にしたがって絞り兼用シャッタを動作させる。この絞り兼用シャッタは、絞りとシャッタとして機能する。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいい、シャッタとは、CCD5に光を当てる時間を制御する機構のことをいい、CCD5に光を当てる時間は、シャッタの開閉の速度(シャッタ速度)によって変わってくる。算出された露出量EV値に基づいてこの絞りとシャッタ速度が定められる。
CCD5は、撮影レンズ2、絞り兼用シャッタ4を介して投影された被写体の光を電気信号に変換し、撮像信号としてユニット回路7に出力する。また、CCD5は、TG6によって生成された所定周波数のタイミング信号にしたがって駆動する。TG6にはユニット回路7が接続されている。
ユニット回路7は、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行うAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5の撮像信号は、ユニット回路7を経てデジタル信号としてCPU8に送られる。
CPU8は、ユニット回路7から送られてきた画像データの画像処理(画素補間処理、γ補正、輝度色差信号の生成、ホワイトバランス処理、露出補正処理等)、画像データの圧縮・伸張(例えば、JPEG形式やMPEG形式の圧縮・伸張)の処理などを行う機能を有するとともに、デジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。
特にCPU8は、撮像された画像データの輝度成分に基づいて露出量EVの算出、そのシーンの明るさBVsの算出、及び、該算出されたBVsに適切な画像表示部(ファインダー)14の表示輝度BVfを算出して画像表示部14のバックライトの明るさを調整する機能を有する。
DRAM9は、CCD5によって撮像された後、CPU8に送られてきた画像データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、CPU8のワーキングメモリとして使用される。
ROM10には、CPU8によるデジタルカメラ1の各部の制御に必要なプログラム、及び各部の制御に必要なデータが記録されており、CPU8は、このプログラムにしたがって処理を行う。
メモリ11には、デフォルト値として、後述するシーンの明るさを示すBVsとファインダー輝度を示すBVfとを対応付けたBVテーブルを有している。このBVテーブルに記憶されたデータは書き換え可能である。
キー入力部11は、電源On/Offキー、シャッタボタン、モード切替キー、ファインダー表示輝度調整ボタン等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU8に出力する。
フラッシュメモリ13は、CCD5によって撮像された画像データなどを保存しておく記録媒体である。
画像表示部(ファインダー)14は、カラーLCDとその駆動回路を含み、電池設定メニューや電池残量を表示させたり、撮影待機状態にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示させる。また、このカラーLCDは、バックライトを有し、CPU8の制御によりこのバックライトの明るさ(以下、ファインダー表示輝度)が調整される。
B.本発明の特徴となる構成の機能
次に、本発明の特徴となる構成の機能について説明する。
CPU8は、CCD5により撮像された画像データの輝度成分に基づいて露出量EV値を算出するとともに、感度SV値を求める。この感度とは、画像を明るくさせる作用のことをいい、CDS回路より増幅されるゲイン量や、画素加算駆動によりCCD5から画像データを読み出す場合は、該加算する画素の数によって定められる。
そして、CPU8は、算出したEV値と求めたSV値とを用いて、その画像のシーンの明るさBVs値(被写体輝度を示す輝度値)を算出する。この算出は、BVs=EV−SV、によって求めることができる。なお、BV、EV、SV等は、APEX規格で定められた単位である。
そして、CPU8は、該算出したBVs値に対応するファインダー表示輝度BVf値(ファインダーの表示輝度を示す輝度値)を、次に説明するBVテーブルに基づいて線形補間により算出し、該算出したBVfとなるようにファインダー輝度(LCDのバックライトの明るさ)を変更する。
次に、BVテーブルについて説明する。
予めBVテーブルには、BVs値とBVf値とが対応付けられた複数の組が記憶されている。このBVsは、BVs値の大きさに応じて一定の範囲k(=0、1、2、・・・、n)毎に分けられ、各範囲k内のあるBVs値とそれに対応するBVfが、一対一対応で1つの組として記憶されており、各範囲k内には2以上の組が記憶されることはない。これにより、記憶させるデータの容量を少なくすることができる。
図2(a)は、メモリ11に記憶されているBVテーブルの様子を示す図である。図2(a)を見ると、BVs値とBVf値とが、一定の範囲k毎に対応付けて記憶されているのが分かる。
図2(b)は、BVテーブルに記憶されている各BVの組の関係グラフ及び線形補間により求められた線を示すものである。
図2(b)の各点(黒点)は、BVテーブルに記憶されている各組のBVs値とBVf値とで定められる点である。図を見るとわかるようにBVs値は、一定の範囲k毎に分けられており、各範囲k内のあるBVs値とそれに対応するBVf値とが、一対一対応になっている。
また、図にある線は、このBVテーブルに記憶されている各組のBVs値とBVf値とに基づいて線形補間により求められた近似線である。
この線により、それぞれのBVs値とそれに対応するBVf値が定まることになる。
また、このBVテーブルに記憶されているBVs値とBVf値の組データは、記憶更新可能であり、ユーザの手動操作によってファインダー輝度の調整が行なわれた場合は、該調整にしたがって、BVs値とBVf値との記憶が更新される。このとき、ファインダー輝度調整が行なわれた場合は、該調整時のBVs値と調整後のBVf値とを、該調整時のBVs値が属する範囲kに記憶されている組に替えて、記憶更新させる。つまり、BVs値の各範囲kには、1つの組データしか記憶させないので、調整後は、調整前の組データを捨てて、調整後のBVsとBVfとの組データを記憶させることになる。
なお、ここでは線形補間により記憶されている組データ以外のBVsとBVfの値を求めるようにしたが、最小2乗法により直線近似を求めるようにしてもよいし、スプライン近似により近似線を求めるようにしてもよい。
C.デジタルカメラ1の動作
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図3のフローチャートに従って説明する。
ファインダーの動作(例えば、ファインダーにスルー画像を表示させる動作)を開始すると、CPU8は、BVs値の算出を開始する(ステップS1)。この算出は一定周期毎(撮像周期毎でもよい)に行われる。なお、ユーザのキー入力部12の電源On/Offキーの操作により電源がOnされるとCPU8は、ファインダーの動作を開始させる。
次いで、CPU8は、ユーザのファインダー表示輝度調整ボタン操作によってファインダー輝度の手動調整が行なわれたか否かを判断する(ステップS2)。
ステップS2で、手動調整が行なわれたと判断すると、手動調整時に算出(取得)されたBVs値が属する範囲kの組データの記憶を更新させる(ステップS3)。
具体的に説明すると、手動調整時に算出されたBVs値が属する範囲kに属する組データに替えて、該算出されたBVs値と手動調整されたBVf値(手動調整直後のBVf値)とを対応付けた1つの組データをBVテーブルに記憶させる。
図4(a)は、手動調整時のBVテーブルに記憶されている各BVの組データの関係グラフ及び線形補間により求められた線を示すものである。
例えば、手動調整時に算出されたBVs値が属する範囲kをk=2とした場合は、k=2に属する組データ、つまり、既にBVテーブルに記憶されている複数の組データのうち、BVs値がk=2の範囲に属する組データ2に替えて、該算出されたBVs値と手動調整後のBVf値とを対応付けた組データ2´をBVテーブルに記憶させる。
これにより、ユーザの好みに合うようにBVテーブルの記憶を更新することができ、ユーザに特化したBVテーブルに修正することができる。
次いで、CPU8は、該更新された組データが属する範囲kのBVs値とBVf値の増加率に応じて、該更新された組が属する範囲kの周辺の範囲kに属する組データを単調増加(又は減少)となるように記憶を更新させて(ステップS4)、ステップS5に進む。
図4(a)を見るとわかるように、範囲k(=2)に属する組データの記憶が手動調整により更新されたので、該範囲k(=2)の周辺の範囲k、ここでは、k=1及びk=3の範囲に属する組データを単調増加となるように記憶を更新させる。このとき、更新された組データが属する範囲kのBVs値とBVf値の増加率は、手動調整前の組データ2のBVs値及びBVf値と、手動調整後の組データ2´のBVs値及びBVfとから、BVs値とBVf値の増加率が求められる。
そして、該求められた増加率に応じて、周辺の範囲kの組データのBVs値とBVf値とを更新させて記憶する。図4(a)を見ると、組データ1が単調増加されて組データ1´になり、組データ3が単調増加されて組データ3´になっているのがわかる。
このように、手動調整がされた範囲の組データだけではなく、その周辺の組データの記憶も更新させるので、他の組データとの整合性が保たれ、一度の調整で複数の範囲の組データの記憶も更新させることができ、ユーザの好みに合うようにBVテーブルのデータの記憶を修正することができる。
一方、ステップS2で、手動調整されていないと判断するとそのままステップS5に進む。
ステップS5に進むと、CPU8は、現在BVテーブルに記憶されている複数の組データに基づいて線形補間により近似線を求め、該求められた近似線に基づいて、現在算出(取得)されたBVs値に対応するBVf値を算出する。
このように、BVテーブルに記憶されている複数の組データに基づいて線形補間により近似線を求めるようにしたので、全てのBVsとそれに対応するBVfを記憶する必要がなく、記憶するデータ量を軽減することができる。
次いで、CPU8は、該算出されたBVf値に基づいてファインダー輝度を変更させる(ステップS6)。
つまり、ステップS2で、手動調整が行なわれた場合は、該手動調整にしたがってファインダー輝度を調整し、ステップS2で手動調整が行なわれない場合は現在のBVs値に応じたファインダー輝度を自動調整することになる。
次いで、CPU8は、ファインダー動作を終了するか否かを判断する(ステップS7)。この判断は、電源On/Offキーの操作により電源がOffに対応する操作信号がキー入力部12から送られてきた場合は、ファインダー動作を終了すると判断する。
ステップS7で、ファインダー表示を終了しないと判断するとステップS2に戻り、ステップS7で、ファインダー表示を終了すると判断すると、ファインダー動作を終了する。
D.以上のように、実施の形態においては、手動調整が行なわれた場合は、手動調整時に算出されたBVsが属する範囲kの組データに替えて、該手動調整時のBVsと手動調整されたBVfとを対応付けて1つの組データとして記憶させることによりBVテーブルのデータの記憶を更新させていき、該BVテーブルに基づいてファイダー輝度を変更させるようにしたので、特別なBVテーブルの記憶更新操作を行わなくてもBVテーブルの記憶更新が簡単に行えるようになり、ユーザの好みに合ったファインダー輝度となるように自動で調整することができる。
[変形例]
E.上記実施の形態は以下のような変形例も可能である。
(1)上記実施の形態においては、ファインダー輝度の自動調整と、手動調整を混在させるようにしたが、ユーザが手動操作により選択可能なモードとして、手動調整モード、自動調整モードというものを別個に設け、手動調整モード時にのみファインダー輝度の手動調整を行なうことができるようにし、自動調整モード時に場合は自動調整しかできないようにしてもよい。この場合、手動調整モード時において手動調整されたときのBVs値とBVf値を用いて自動調整モード時に使用されるBVテーブルのデータの記憶を更新することになる。
(2)また、上記実施の形態においては、BVテーブルに予めデフォルト値として複数の組データを記憶させ、手動調整が行なわれた場合は、該手動調整後の組データを記憶させることにより、BVテーブルに記憶されている組データを更新させるようにしたが、予めデフォルト値である複数の組データを記憶させたBVテーブルと、手動調整が行なわれた後の組データを記憶させる手動BVテーブルとを設け、BVテーブルと手動BVテーブルを用いて近似線を算出してファインダー輝度を調整するようにしてもよい。
(3)また、上記実施の形態においては、手動調整が行なわれると、手動調整後のBVs値とBVfとを対応付けた組データの記憶させることによりBVテーブルの記憶を更新するようにしたが、手動調整完了前後のBVs値の平均値とBVf値の平均値とを対応付けた組データを記憶させることによりBVテーブルの記憶を更新するようにしてもよい。
また、手動調整モードと自動調整モードとを別個に設け、手動調整モードに設定されると、周期的にBVs値とBVf値とを取得してBVテーブルの記憶を更新させるようにしてもよい。つまり、手動調整モードに設定されると手動調整が行なわれているか否かに拘らず周期的にBVテーブルの記憶を更新させることになる。
(4)また、上記実施の形態においては、ファインダー輝度を連続的に変化させることが可能であったが、飛び飛び(段階的)に変化できるようにしてもよい。
図4(b)は、そのときの様子を示すものであり、ここではBVf値は3段階(r=0、1、2)で調整可能である。この場合は、手動調整により変更された組データが属する範囲kの周辺の範囲kの組を単調増加させて記憶更新させるようにしてもよいし、単調増加させずに単に手動調整が行なわれた組データのみを更新させるようにしてもよい。
(5)また、上記実施の形態においては、BVsとBVfとを対応付けて1つの組データとして記憶させるようにしたが、EV値(被写体輝度を示す輝度値)とBVf値を対応付けて1つの組データとして記憶させるようにしてもよい。
(6)また、上記実施の形態においては、CCD5により得られた画像データに基づいてEV値を求めるようにしたが、測光センサを設け、該測光センサに基づいてEV値やBVsを求めるようにしてもよい。
(7)また、上記実施の形態においては、CCD5により撮像された画像データに基づいてBVs値を算出(取得)するようにしたが、記録された動画データや静止画像データに基づいてBVs値を取得して、ファインダーの自動調整、手動調整を行なうようにしてもよい。
(8)また、上記実施の形態におけるデジタルカメラ1は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA、カメラ付きパソコン、カメラ付きICレコーダ、又はデジタルビデオカメラ等でもよく、要は被写体を撮像し、該撮像された画像を表示させる機能を備えた機器であれば何でもよい。
本発明の実施の形態のデジタルカメラのブロック図である。 メモリ11に記憶されているBVテーブルの様子及びBVテーブルに記憶されている各BVの組の関係グラフ及び線形補間により求められた線を示す図である。 実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。 実施の形態の手動調整時、及び、変形例のBVテーブルに記憶されている各BVの組の関係グラフ及び線形補間により求められた線を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り兼用シャッタ
5 CCD
6 TG
7 ユニット回路
8 CPU
9 DRAM
10 ROM
11 メモリ
12 キー入力部
13 フラッシュメモリ
14 画像表示部

Claims (6)

  1. 被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
    被写体輝度を取得する被写体輝度取得手段と、
    前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
    前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御手段と、
    前記第1の記憶制御手段による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御手段と、
    前記第1の記憶制御手段及び第2の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の記憶制御手段は、
    前記表示手段の表示輝度を手動で調整する手動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合に、前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させ、
    前記自動調整手段は、
    前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記自動調整手段は、
    前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整し、
    前記第1の記憶制御手段は、
    前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合は、その都度前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の記憶制御手段は、
    前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値、又は、前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前後の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値の平均値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値の平均値、又は、前記手動調整手段による手動調整中に周期的に得られた前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて前記テーブルに記憶させることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の撮像装置。
  5. 前記第1の記憶制御手段は、
    1つの前記表示手段の表示輝度を示す輝度値に対応する被写体輝度を示す輝度値が複数ある場合、又は、1つの被写体輝度を示す輝度値に対応する前記表示手段の表示輝度を示す輝度値が複数ある場合は、最新の値、又は、その平均値を対応付けて記憶させることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載の撮像装置。
  6. 被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
    前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
    を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
    被写体輝度を取得する被写体輝度取得処理と、
    前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御処理と、
    前記第1の記憶制御処理による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御処理手段と、
    前記第1の記憶制御処理及び第2の記憶制御処理により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整処理と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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