JP4752570B2 - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
被写体輝度を取得する被写体輝度取得手段と、
前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段及び第2の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記表示手段の表示輝度を手動で調整する手動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合に、前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させ、
前記自動調整手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整するようにしてもよい。
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整し、
前記第1の記憶制御手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合は、その都度前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させるようにしてもよい。
前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値、又は、前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前後の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値の平均値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値の平均値、又は、前記手動調整手段による手動調整中に周期的に得られた前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて前記テーブルに記憶させるようにしてもよい。
1つの前記表示手段の表示輝度を示す輝度値に対応する被写体輝度を示す輝度値が複数ある場合、又は、1つの被写体輝度を示す輝度値に対応する前記表示手段の表示輝度を示す輝度値が複数ある場合は、最新の値、又は、その平均値を対応付けて記憶させるようにしてもよい。
前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
被写体輝度を取得する被写体輝度取得処理と、
前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御処理と、
前記第1の記憶制御処理による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御処理手段と、
前記第1の記憶制御処理及び第2の記憶制御処理により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整処理と、
を含むことを特徴とする。
[実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り兼用シャッタ4、CCD5、TG(timing generator)6、ユニット回路7、CPU8、DRAM9、メモリ11、ROM10、キー入力部12、フラッシュメモリ13、画像表示部14から構成されている。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいい、シャッタとは、CCD5に光を当てる時間を制御する機構のことをいい、CCD5に光を当てる時間は、シャッタの開閉の速度(シャッタ速度)によって変わってくる。算出された露出量EV値に基づいてこの絞りとシャッタ速度が定められる。
特にCPU8は、撮像された画像データの輝度成分に基づいて露出量EVの算出、そのシーンの明るさBVsの算出、及び、該算出されたBVsに適切な画像表示部(ファインダー)14の表示輝度BVfを算出して画像表示部14のバックライトの明るさを調整する機能を有する。
ROM10には、CPU8によるデジタルカメラ1の各部の制御に必要なプログラム、及び各部の制御に必要なデータが記録されており、CPU8は、このプログラムにしたがって処理を行う。
キー入力部11は、電源On/Offキー、シャッタボタン、モード切替キー、ファインダー表示輝度調整ボタン等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU8に出力する。
画像表示部(ファインダー)14は、カラーLCDとその駆動回路を含み、電池設定メニューや電池残量を表示させたり、撮影待機状態にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示させる。また、このカラーLCDは、バックライトを有し、CPU8の制御によりこのバックライトの明るさ(以下、ファインダー表示輝度)が調整される。
次に、本発明の特徴となる構成の機能について説明する。
CPU8は、CCD5により撮像された画像データの輝度成分に基づいて露出量EV値を算出するとともに、感度SV値を求める。この感度とは、画像を明るくさせる作用のことをいい、CDS回路より増幅されるゲイン量や、画素加算駆動によりCCD5から画像データを読み出す場合は、該加算する画素の数によって定められる。
そして、CPU8は、該算出したBVs値に対応するファインダー表示輝度BVf値(ファインダーの表示輝度を示す輝度値)を、次に説明するBVテーブルに基づいて線形補間により算出し、該算出したBVfとなるようにファインダー輝度(LCDのバックライトの明るさ)を変更する。
予めBVテーブルには、BVs値とBVf値とが対応付けられた複数の組が記憶されている。このBVsは、BVs値の大きさに応じて一定の範囲k(=0、1、2、・・・、n)毎に分けられ、各範囲k内のあるBVs値とそれに対応するBVfが、一対一対応で1つの組として記憶されており、各範囲k内には2以上の組が記憶されることはない。これにより、記憶させるデータの容量を少なくすることができる。
図2(b)は、BVテーブルに記憶されている各BVの組の関係グラフ及び線形補間により求められた線を示すものである。
また、図にある線は、このBVテーブルに記憶されている各組のBVs値とBVf値とに基づいて線形補間により求められた近似線である。
この線により、それぞれのBVs値とそれに対応するBVf値が定まることになる。
なお、ここでは線形補間により記憶されている組データ以外のBVsとBVfの値を求めるようにしたが、最小2乗法により直線近似を求めるようにしてもよいし、スプライン近似により近似線を求めるようにしてもよい。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図3のフローチャートに従って説明する。
ファインダーの動作(例えば、ファインダーにスルー画像を表示させる動作)を開始すると、CPU8は、BVs値の算出を開始する(ステップS1)。この算出は一定周期毎(撮像周期毎でもよい)に行われる。なお、ユーザのキー入力部12の電源On/Offキーの操作により電源がOnされるとCPU8は、ファインダーの動作を開始させる。
ステップS2で、手動調整が行なわれたと判断すると、手動調整時に算出(取得)されたBVs値が属する範囲kの組データの記憶を更新させる(ステップS3)。
具体的に説明すると、手動調整時に算出されたBVs値が属する範囲kに属する組データに替えて、該算出されたBVs値と手動調整されたBVf値(手動調整直後のBVf値)とを対応付けた1つの組データをBVテーブルに記憶させる。
例えば、手動調整時に算出されたBVs値が属する範囲kをk=2とした場合は、k=2に属する組データ、つまり、既にBVテーブルに記憶されている複数の組データのうち、BVs値がk=2の範囲に属する組データ2に替えて、該算出されたBVs値と手動調整後のBVf値とを対応付けた組データ2´をBVテーブルに記憶させる。
これにより、ユーザの好みに合うようにBVテーブルの記憶を更新することができ、ユーザに特化したBVテーブルに修正することができる。
このように、手動調整がされた範囲の組データだけではなく、その周辺の組データの記憶も更新させるので、他の組データとの整合性が保たれ、一度の調整で複数の範囲の組データの記憶も更新させることができ、ユーザの好みに合うようにBVテーブルのデータの記憶を修正することができる。
ステップS5に進むと、CPU8は、現在BVテーブルに記憶されている複数の組データに基づいて線形補間により近似線を求め、該求められた近似線に基づいて、現在算出(取得)されたBVs値に対応するBVf値を算出する。
このように、BVテーブルに記憶されている複数の組データに基づいて線形補間により近似線を求めるようにしたので、全てのBVsとそれに対応するBVfを記憶する必要がなく、記憶するデータ量を軽減することができる。
つまり、ステップS2で、手動調整が行なわれた場合は、該手動調整にしたがってファインダー輝度を調整し、ステップS2で手動調整が行なわれない場合は現在のBVs値に応じたファインダー輝度を自動調整することになる。
ステップS7で、ファインダー表示を終了しないと判断するとステップS2に戻り、ステップS7で、ファインダー表示を終了すると判断すると、ファインダー動作を終了する。
E.上記実施の形態は以下のような変形例も可能である。
(1)上記実施の形態においては、ファインダー輝度の自動調整と、手動調整を混在させるようにしたが、ユーザが手動操作により選択可能なモードとして、手動調整モード、自動調整モードというものを別個に設け、手動調整モード時にのみファインダー輝度の手動調整を行なうことができるようにし、自動調整モード時に場合は自動調整しかできないようにしてもよい。この場合、手動調整モード時において手動調整されたときのBVs値とBVf値を用いて自動調整モード時に使用されるBVテーブルのデータの記憶を更新することになる。
また、手動調整モードと自動調整モードとを別個に設け、手動調整モードに設定されると、周期的にBVs値とBVf値とを取得してBVテーブルの記憶を更新させるようにしてもよい。つまり、手動調整モードに設定されると手動調整が行なわれているか否かに拘らず周期的にBVテーブルの記憶を更新させることになる。
図4(b)は、そのときの様子を示すものであり、ここではBVf値は3段階(r=0、1、2)で調整可能である。この場合は、手動調整により変更された組データが属する範囲kの周辺の範囲kの組を単調増加させて記憶更新させるようにしてもよいし、単調増加させずに単に手動調整が行なわれた組データのみを更新させるようにしてもよい。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り兼用シャッタ
5 CCD
6 TG
7 ユニット回路
8 CPU
9 DRAM
10 ROM
11 メモリ
12 キー入力部
13 フラッシュメモリ
14 画像表示部
Claims (6)
- 被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
被写体輝度を取得する被写体輝度取得手段と、
前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御手段と、
前記第1の記憶制御手段及び第2の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記第1の記憶制御手段は、
前記表示手段の表示輝度を手動で調整する手動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合に、前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させ、
前記自動調整手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記自動調整手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記第1の記憶制御手段により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整し、
前記第1の記憶制御手段は、
前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整モード時に、前記手動調整手段により前記表示手段の表示輝度の手動調整が行われた場合は、その都度前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時の前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記第1の記憶制御手段は、
前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値、又は、前記手動調整手段による手動調整の終了時点の前後の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値の平均値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値の平均値、又は、前記手動調整手段による手動調整中に周期的に得られた前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と前記被写体輝度取得手段により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて前記テーブルに記憶させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。 - 前記第1の記憶制御手段は、
1つの前記表示手段の表示輝度を示す輝度値に対応する被写体輝度を示す輝度値が複数ある場合、又は、1つの被写体輝度を示す輝度値に対応する前記表示手段の表示輝度を示す輝度値が複数ある場合は、最新の値、又は、その平均値を対応付けて記憶させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 被写体を撮像し、画像データを出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力された画像データを表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度をユーザが手動で調整するための手動調整手段と、
前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とが対応付けられた組が複数記憶可能なテーブルと、
を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
被写体輝度を取得する被写体輝度取得処理と、
前記手動調整手段により手動調整された前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と、該手動調整時に前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値とを対応付けて1つの組として前記テーブルに記憶させる第1の記憶制御処理と、
前記第1の記憶制御処理による制御が行われた際に、既に記憶されている他の組の前記表示手段の表示輝度を示す輝度値と被写体輝度を示す輝度値とを単調増加又は減少させることにより該記憶されている他の組の値を更新させる第2の記憶制御処理手段と、
前記第1の記憶制御処理及び第2の記憶制御処理により記憶された前記テーブルを用いることにより、前記被写体輝度取得処理により取得された被写体輝度を示す輝度値に基づいて、前記表示手段の表示輝度を自動調整する自動調整処理と、
を含むことを特徴とするプログラム。
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JP2006091536A JP4752570B2 (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 撮像装置及びそのプログラム |
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JP2006091536A JP4752570B2 (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 撮像装置及びそのプログラム |
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