JP4752290B2 - 自己流動性水硬性組成物の製造方法 - Google Patents

自己流動性水硬性組成物の製造方法 Download PDF

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本発明は、一般建築物の主に床下地調整に使用できる自己流動性の優れるセルフレベリング材として用いることができる、アルミナセメントとポルトランドセメントとを含む水硬性成分を用いた自己流動性水硬性組成物及びその製造方法、及びこの自己流動性水硬性組成物及びその製造方法より製造された自己流動性水硬性組成物と、水とを含む配合物の硬化体からなるコンクリート硬化体に関する。
セルフレベリング性の自己流動性水硬性組成物として、特許文献1にアルミナセメント、ポルトランドセメント、石膏、高炉スラグからなる水硬性成分と、リチウム塩とホウ酸化合物よりなる凝結調整剤と、減水剤と、増粘剤とからなる組成物が開示されている。
特許文献2には、アルミナセメント、ポルトランドセメント、石膏、高炉スラグからなる水硬性成分と、減水剤と、増粘剤とからなる組成物が開示されている。
特許文献3には、カルシウムアルミネート、ポリアクリル酸類、及びホウ酸類を含有してなるセメント組成物が開示されている。
特開2000−211961号 特開2000−302519号 特開平6−157097号
セルフレベリング性の自己流動性水硬性組成物(セルフレベリング材)は、水と混練して流し込むだけで面精度の優れた平面を形成できるため、その自己平滑性を利用してコンクリート構造物の表面仕上げ作業の省力化、効率化のため、建築用左官工事仕上げ工法を主体として広く普及している。
セルフレベリング材は、アルミナセメントとポルトランドセメントなどの水硬性成分と、減水剤及び/又は増粘剤などの添加剤とを配合して製造され、高い流動性と、高精度に平滑な面を有することが必須の要件である。
しかしアルミナセメントを水硬性成分の一成分として用いる場合、アルミナセメントの製造ロット間で、水と配合して得られるスラリーの流動性にばらつきが認められ、そのため、製品歩留まりが悪くなり、生産性及び経済性に問題が生じる。
本発明は、アルミナセメントとポルトランドセメントとを水硬性成分として含むセルフレベリング材において、用いるアルミナセメントの製造ロット間で、スラリーの流動性にばらつきがなく、流動性が安定し、さらに製造時の製品歩留まりが向上した自己流動性水硬性組成物、及びこの製造方法を提案することを目的とした。
本発明の第一は、アルミナセメント及びポルトランドセメントとを含む水硬性成分と、減水剤及び/又は増粘剤とを含むことを特徴とする自己流動性水硬性組成物において、
アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が下記数式(1)を満たすアルミナセメントを用いることを特徴とする自己流動性水硬性組成物を提供することである。
Figure 0004752290
本発明の第一の自己流動性水硬性組成物の好ましい態様を以下に示す。好ましい態様は複数組み合わせることができる。
1)水硬性成分は、ポルトランドセメント10〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜90質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜90質量%(但し、90質量%を除く)(但し、ポルトランドセメント、アルミナセメント及び石膏の合計は100質量%である。)であること。
2)ポルトランドセメントは、ポルトランドセメントに含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のポルトランドセメントを用いること。
3)自己流動性水硬性組成物は、さらに無機成分を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、無機成分を10〜350質量部含むこと。
4)自己流動性水硬性組成物は、さらに細骨材を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、細骨材を50〜500質量部含むこと。
5)自己流動性水硬性組成物は、さらに凝結調整剤を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、凝結調整剤0.05〜5質量部を含むこと。
6)水硬性成分100質量部に対して、減水剤0.01〜1質量部及び/又は増粘剤0.05〜1質量部含むこと。
7)自己流動性水硬性組成物は、さらに消泡剤を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、消泡剤2質量部以下を含むこと。
8)セルフレベリング性のSL比(L30/L0)が0.9以上であること。
本発明の第ニは、アルミナセメント及びポルトランドセメントとを含む水硬性成分と、減水剤及び/又は増粘剤を配合することを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法において、
アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量(Al)及び酸化カルシウム量(CaO)を測定し、
酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントを用いることを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法を提供することである。
Figure 0004752290
好ましくは本発明の第ニは、アルミナセメント及びポルトランドセメントとを含む水硬性成分と、減水剤及び/又は増粘剤を配合することを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法において、
アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量(Al)及び酸化カルシウム量(CaO)並びに、ポルトランドセメントに含まれる遊離酸化カルシウム量を測定し、
酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントを用い、ポルトランドセメント100質量%中に1.23質量%以下の遊離酸化カルシウム量を含むポルトランドセメントを用いるることを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法を提供することである。
Figure 0004752290
本発明の第二の自己流動性水硬性組成物の製造方法の好ましい態様を以下に示す。好ましい態様は複数組み合わせることができる。
1)水硬性成分は、ポルトランドセメント10〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜90質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜90質量%(但し、90質量%を除く)(但し、ポルトランドセメント、アルミナセメント及び石膏の合計は100質量%である。)であること。
2)自己流動性水硬性組成物は、さらに無機成分を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、無機成分を10〜350質量部含むこと。
3)自己流動性水硬性組成物は、さらに細骨材を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、細骨材を50〜500質量部含むこと。
4)自己流動性水硬性組成物は、さらに凝結調整剤を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、凝結調整剤0.05〜5質量部を含むこと。
5)水硬性成分100質量部に対して、減水剤0.01〜1質量部及び/又は増粘剤0.05〜1質量部含むこと。
6)自己流動性水硬性組成物は、さらに消泡剤を含むこと。特に自己流動性水硬性組成物は、水硬性成分100質量部に対し、消泡剤2質量部以下を含むこと。
7)セルフレベリング性のSL比(L30/L0)が0.9以上であること。
本発明においてアルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量(Al)及び酸化カルシウム量(CaO)とは、JIS R・2522−1995の「耐火物用アルミナセメントの化学分析方法」に記載の方法を適用して求める値である。
但し、測定に用いるアルミナセメントの重量を100%とする。
本発明においてポルトランドセメントに含まれる遊離酸化カルシウム量とは、セメント協会標準試験方法JCAS I−01−1997の「遊離酸化カルシウムの定量方法 グリセリン−アルコール法(B法)」に記載の方法を適用して求める値である。そのため本発明の遊離酸化カルシウム量は、遊離酸化カルシウム量とともに水酸化カルシウムの定量値も含む値である。
但し、測定に用いるポルトランドセメントの重量を100%とする。
本発明の第三は、本発明の第一の自己流動性水硬性組成物及び、本発明の第ニの自己流動性水硬性組成物の製造方法より製造された自己流動性水硬性組成物と、水とを含む配合物の硬化体からなることを特徴とするコンクリート硬化体を提供することである。
本発明の自己流動性水硬性組成物は、アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量とが特定の割合で含むものを用いることにより、セルフレベリング材スラリーの流動性の安定した製品が得られ、製造ロット間での品質が安定し、生産時の歩留まりが向上し、その結果生産性、経済性及び品質の優れる自己流動性水硬性組成物の製造方法である。
特に本発明の自己流動性水硬性組成物では、水硬性成分の必須成分として用いるポルトランドセメントがポルトランドセメント100質量%中に含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のものと併用して用いることにより、さらにセルフレベリング材スラリーの流動性の安定した製品が得られ、製造ロット間での品質が安定し、生産時の歩留まりが向上し、その結果生産性、経済性及び品質の優れる。
本発明の自己流動性水硬性組成物の製造方法は、アルミナセメントとポルトランドセメントとを含む水硬性成分を用いる自己流動性水硬性組成物を製造する上で、アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量及び酸化カルシウム量を測定する工程を加え、アルミナセメントとして、アルミナセメントに含まれる酸化カルシウム量と酸化アルミニウム量とが特定割合の範囲のものを用いることにより、セルフレベリング材スラリーの流動性の安定した製品が得られ、製造ロット間での品質が安定し、生産時の歩留まりが向上し、その結果生産性、経済性及び品質の優れる自己流動性水硬性組成物の製造方法である。
特に本発明の自己流動性水硬性組成物の製造方法では、水硬性成分の必須成分として用いるポルトランドセメントがポルトランドセメント100質量%中に含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のものを配合することにより、さらにセルフレベリング材スラリーの流動性の安定した製品が得られ、製造ロット間での品質が安定し、生産時の歩留まりが向上し、その結果生産性、経済性及び品質の優れる製造方法を提供することができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物及び本発明の自己流動性水硬性組成物の製造方法において、数式(1)の(X/Y)の値が、1.05以上であり、好ましくは1.06以上であり、さらに好ましくは1.07以上であり、より好ましくは1.09以上であり、特に好ましくは1.10以上では優れた効果が得られる。
Figure 0004752290
水硬性成分は、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントと、ポルトランドセメントとを含み、さらに必要に応じて石膏を含むことができる。
特にポルトランドセメントは、ポルトランドセメント100質量%中に含まれる遊離酸化カルシウム量を1.23質量%以下のポルトランドセメントを用いることが、さらに優れた効果を有するために好ましい。
水硬性成分は、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントと、ポルトランドセメント、好ましくは遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下を含むポルトランドセメントとの2成分を含み、
さらに酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントと、ポルトランドセメント、好ましくは遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下を含むポルトランドセメントと、さらに石膏との3成分を含むものである。
水硬性成分は、
好ましくはポルトランドセメント10〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜90質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜90質量%(但し、90質量%を除く)であり、
さらに好ましくはポルトランドセメント10〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜80質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜70質量%であり、
より好ましくはポルトランドセメント10〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜70質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜60質量%であり、
特に好ましくはポルトランドセメント20〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜60質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜50質量%である(但し、ポルトランドセメント、アルミナセメント及び石膏の合計は100質量%である。)2成分又は3成分を含むものを用いることができる。
水硬性成分は、ポルトランドセメント100質量%中に含まれる遊離酸化カルシウム量が、好ましくは1.23質量%以下、さらに好ましくは1.10質量%以下、より好ましくは1.08質量%以下、特に好ましくは1.00質量%以下のポルトランドセメントを用いることにより、製造ロット間での品質が安定し、生産時の歩留まりが向上し、その結果生産性、経済性及び品質の優れる自己流動性水硬性組成物を製造することができる。
アルミナセメントは鉱物組成が異なるものが数種知られ市販されており、何れも主成分はモノカルシウムアルミネート(CA)であるが、強度および着色性の面からは、CA成分が多く且つCAF等の少量成分が少ないアルミナセメントが好ましい。
アルミナセメントは、アルミナセメント中に含まれる酸化アルミニウム量(Al)は、アルミナセメント中好ましくは35〜50質量%、さらに好ましくは36〜45質量%、特に好ましくは38〜40質量%のものを用いることができる。
アルミナセメントは、アルミナセメント中に含まれる酸化カルシウム量(CaO)は、アルミナセメント中好ましくは33〜40質量%、さらに好ましくは33〜39質量%、特に好ましくは34〜38質量%のものを用いることができる。
ポルトランドセメントは、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメントなどを用いるができる。水硬性成分としてポルトランドセメントを用いることにより、コスト低減に効果が認められ好ましい。
石膏は、無水、半水等の各石膏がその種を問わず1種又は2種以上の混合物として使用できる。石膏は急硬性であり、また、硬化後の寸法安定性保持成分として働くものである。
本発明の自己流動性水硬性組成物は、必要に応じて無機成分を本発明の特性を損なわない範囲で含むことができる。
無機成分としては、高炉スラグなどのスラグ、シリカフューム、シリカダスト、フライアッシュなどを用いることができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物において、無機成分は、水硬性成分100質量部に対して、10〜350質量部、好ましくは30〜300質量部、さらに好ましくは40〜250質量部、より好ましくは50〜200質量部、特に好ましくは60〜150質量部を含むことができる。
特に無機成分としては、高炉スラグが好ましく、乾燥収縮による硬化体の耐クラック性を高めるだけでなく、アルミナセメントの硬化体強度を向上させる効果も有している。
高炉スラグは、JIS・A−6206に規定されるブレーン比表面積3000cm/g以上のものを用いることができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物において、必要に応じて細骨材を本発明の特性を損なわない範囲で含むことができる。
細骨材としては、粒径2mm以下の骨材、好ましくは粒径0.1〜2mmの骨材、さらに好ましくは粒径0.2〜2mmの骨材、特に好ましくは0.3〜2mmの骨材を主成分としている。
細骨材としては、珪砂、川砂、海砂、アルミナクリンカー、シリカ粉、粘土鉱物、廃FCC触媒、石灰石などの無機質材、ウレタン砕、EVAフォーム、発砲樹脂などの樹脂粉砕物などを用いることができる。
特に細骨材としては、珪砂、川砂、海砂、石英粉末、アルミナクリンカーなどが好ましく用いることが出来る。
細骨材の粒径は、JIS Z−8801で規定される呼び寸法の異なる数個のふるいを用いて測定する。
本発明の自己流動性水硬性組成物において、細骨材は、水硬性成分100質量部に対し50〜500質量部、好ましくは100〜400質量部、さらに好ましくは110〜350質量部、より好ましくは120〜330質量部、特に好ましくは150〜300質量部含むことができる。
自己流動性水硬性組成物は、必要に応じて本発明の特性を損なわない範囲で消泡剤、凝結促進剤や凝結遅延剤などの凝結調整剤、エマルジョン(粉体状を含む)などを少なくとも1成分含むことができる。
増粘剤は、セルロース系、蛋白質系、ラテックス系、および水溶性ポリマー系などを用いることが出来、特にセルロース系などを用いることが出来る。
増粘剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して0.05〜1質量部、さらに0.1〜0.7質量部、特に0.2〜0.5質量部含むことが好ましい。増粘剤の添加量が多くなると、流動性の低下を招く恐れがあり好ましくない。
増粘剤及び消泡剤を併用して用いることは、骨材分離の抑制、気泡発生の抑制、硬化体表面の改善に好ましい効果を与え、セルフレベリング材としての特性を向上させるために好ましい。
減水剤(流動化剤)は、ナフタレン系、メラミン系、ポリカルボン酸系など市販又は公知のものを用いることが出来、併用する増粘剤との最適な組合わせとなるのは、ポリカルボン酸系が好ましい。
減水剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して0.01〜1質量部、さらに0.02〜0.5質量部、特に0.05〜0.2質量部が好ましい。
消泡剤は、シリコン系、アルコール系、ポリエーテル系、鉱油系などの合成物質又は植物由来の天然物質など、公知のものを用いることが出来、これらは単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
消泡剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して、2質量部以下、さらに1質量部以下、特に0.2質量部以下が好ましい。消泡剤の添加量は、上記より多く添加する場合、消泡効果の向上がみとめられない場合がある。
凝結調整剤は、凝結促進を行う成分である凝結促進剤、凝結遅延を行う成分である凝結遅延剤などを、各々単独で、又は双方を併用して、本発明の特性を損なわない範囲で用いることが出来る。
自己流動性水硬性組成物において、凝結調整剤は、水硬性成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以下、さらに好ましくは0.05〜5質量部、より好ましくは0.1〜2質量部の範囲で添加することができる。
凝結促進剤としては、公知の凝結促進剤を用いることが出来る。凝結促進剤の一例として、炭酸リチウム、塩化リチウム、硫酸リチウム、硝酸リチウム、水酸化リチウム、酢酸リチウム、酒石酸リチウム、リンゴ酸リチウム、クエン酸リチウムなどの有機酸などの、無機リチウム塩や有機リチウム塩などのリチウム塩を用いることが出来る。特に炭酸リチウムは、効果、入手容易性、価格の面から好ましい。
固形の凝結促進剤を用いる場合は、特性を妨げない粒径を用いることが好ましく、粒径は50μm以下にするのが好ましい。
凝結遅延剤としては、公知の凝結遅延剤を用いることが出来る。凝結遅延剤の一例として、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムなど有機酸などの、無機ナトリウム塩や有機ナトリウム塩などのナトリウム塩などを用いることが出来る。特に重炭酸ナトリウムや酒石酸ナトリウムは、効果、入手容易性、価格の面から好ましい。
凝結調整剤としてリチウム塩とナトリウム塩を用いる場合、リチウム塩とナトリウム塩の合量が、水硬性成分100質量部に対して0.05〜5質量部、さらに0.1〜2質量部、特に0.30〜1.00質量部の範囲で添加することが好ましい。
本発明の自己流動性水硬性組成物の製造方法の一例を示す。
(製造例1)
1)アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量及び酸化カルシウム量を測定し、
2)アルミナセメントは、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たす場合、製造に使用し、(測定したアルミナセメントが、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たさない場合、製造に使用しない。)、
3)数式(1)を満たすアルミナセメントと、ポルトランドセメントと、減水剤及び/又は増粘剤と、必要に応じて石膏などの水硬性成分、細骨材、高炉スラグなどの無機成分、消泡剤、凝結促進剤や凝結遅延剤などの凝結調整剤などの成分を、配合することにより、又は配合して攪拌機や混合機を用いて、混合攪拌することにより製造することができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物の別の製造方法の一例を示す。
(製造例2)
1)アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量及び酸化カルシウム量並びに、ポルトランドセメントに含まれる遊離酸化カルシウム量を測定し、
2)アルミナセメントは、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たす場合、製造に使用し(但し、アルミナセメントは、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たさない場合、製造に使用しない。)、
ポルトランドセメントは、ポルトランドセメント100質量%中に含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のものを使用し(但し、ポルトランドセメントは、ポルトランドセメント100質量%中に含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%を超える場合、製造に使用しない。)、
3)数式(1)を満たすアルミナセメントと、遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のポルトランドセメントと、減水剤及び/又は増粘剤と、必要に応じて石膏などの水硬性成分、細骨材、高炉スラグなどの無機成分、消泡剤、凝結促進剤や凝結遅延剤などの凝結調整剤などの成分を、配合することにより、又は配合して攪拌機や混合機を用いて、混合攪拌することにより製造することができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物の別の製造方法の一例を示す。
(製造例3)
1)アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量及び酸化カルシウム量を測定し、
2)アルミナセメントは、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たす場合、製造に使用し(但し、アルミナセメントは、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たさない場合、製造に使用しない。)、
3)数式(1)を満たすアルミナセメントと、遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のポルトランドセメントと、減水剤及び/又は増粘剤と、必要に応じて石膏などの水硬性成分、細骨材、高炉スラグなどの無機成分、消泡剤、凝結促進剤や凝結遅延剤などの凝結調整剤などの成分を、配合することにより、又は配合して攪拌機や混合機を用いて、混合攪拌することにより製造することができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物の製造方法において、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たさないアルミナセメント(アルミナセメントのロット)は、別の酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たすアルミナセメント(別のアルミナセメントのロット)と混合し均質化して、酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量の割合が数式(1)を満たすようにすることで、本発明に利用することができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物の製造方法において、ポルトランドセメント100質量%に含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%を超えるポルトランドセメント(ポルトランドセメントのロット)は、別のポルトランドセメント100質量%に含まれる遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下のポルトランドセメント(別のポルトランドセメントのロット)と混合し均質化して、遊離酸化カルシウム量が1.23質量%以下とすることで、本発明に利用することができる。
本発明により得られる自己流動性水硬性組成物は、所定量の水と混合して得られるスラリーのフロー値が、好ましくは190mm以上、さらに好ましくは200mm以上、特に好ましくは210mm以上に調整されていることが、施工の容易さ及び平滑性の高い硬化体表面を得られやすいという理由により好ましい。
本発明により得られる自己流動性水硬性組成物は、所定量の水と混合して得られるスラリーのSL値(L0)は、好ましくは400mm以上、さらに好ましくは420mm以上、より好ましくは440mm以上、特に好ましくは470mm以上であり、SL値(L30/L0)(但し、SL値のL30の値を、SL値のL0の値で除した値)は、好ましくは0.90以上、さらに好ましくは0.91以上、より好ましくは0.92以上、特に好ましくは0.93以上に調整されていることが、施工の容易さ及び平滑性の高い硬化体表面を得られやすいという理由により好ましい。
本発明の自己流動性水硬性組成物は、所定量の水を配合し混練することによりスラリーを得ることが出来、例えば、自己流動性のセルフレベリング材として用いる場合、水は自己流動性水硬性組成物100質量部に対し、95〜120質量部、さらに95〜115質量部、特に100〜110質量部配合して、スラリーを得ることができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物は、公知の方法でセルフレベリング材として施工することが出来る。例えば施工の一例として、特開2001−040862号公報などに開示されている。
本発明の自己流動性水硬性組成物は、一般建築物の主に床下地調整に使用されるセルフレベリング材として用いることができる。
本発明のセルフレベリング材は、コンクリートの表面仕上げ材として広く使用することができ、一般の建築用左官材料、例えばPータイル貼、長尺シート、じゅうたん、ウレタン等の合成樹脂塗り床の下地の施工にも使用することができる。
本発明の自己流動性水硬性組成物及び自己流動性水硬性組成物の製造方法より製造された自己流動性水硬性組成物と、水とを含む配合物又は混練物(スラリー)を硬化させてコンクリート硬化体を得ることができる。このコンクリート硬化体は、例えばPータイル貼、長尺シート、じゅうたん、カーペット、フローリング、畳敷き、ウレタン等の合成樹脂塗り床の下地などの新築や補修工事に用いることができる。
以下、本発明を実施例に基づき、さらに詳細に説明する。但し、本発明は下記実施例により制限されるものでない。
(1)ブレーン比表面積の評価法:JIS・R−5201に規定されているブレーン空気透過装置を使用して測定する。
(2)アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量及び酸化カルシウム量の測定方法:JIS R の「耐火物用アルミナセメントの化学分析方法」に記載の定量方法に従い測定する。
(3)ポルトランドセメント中に含まれる遊離酸化カルシウム量の測定方法:セメント協会標準試験方法JCAS・I−01−1997遊離酸化カルシウムの定量方法に準拠して測定する。
(3)スラリーの評価:評価は、温度20℃で行う。
・フロー値: JASS・15M−103に準拠して測定する。厚さ5mmのみがき板ガラスの上に内径50mm、高さ51mmの塩化ビニル製パイプ(内容積100ml)を置き練り混ぜたコンクリート組成物を充填した後、パイプを引き上げる。広がりが静止した後、直角2方向の直径を測定し、その平均値をフロー値とする。
・セルフレベリング性: 図1に示すSL測定器を使用し、幅30mm×高さ30mm×長さ750mmのレールに、先端より長さ150mmのところに堰板を設け、混練直後のスラリーを所定量満たして成形する。成形直後に堰板を引き上げて、スラリーの流れの停止後に、標点(堰板の設置部)からスラリー流れの最短部までの距離を測定し、その値(SL値)をL0とする。
同様に成形後30分後に堰板を引き上げて、スラリーの流れの停止後に、標点(堰板の設置部)からスラリー流れの最短部までの距離を測定し、その値(SL値)をL30とする。
(4)表面状態(水浮き、骨材分離、白華の有無、凹凸、気泡痕):
骨材分離は、(3)のセルフレベリング性において、スラリーの流れ停止後にスラリーの途中で骨材が停止していないかどうかを触診で観察する。
水浮きは、堰板引き上げ後のブリージング水がスラリー自体よりも早く流れて水分だけが長く流れていないかどうか、また、白華の有無、凹凸、及び気泡痕は、上記(2)で得られるスラリーを、30cm×30cmのコンクリート板へ厚さ10mmで流し込み、硬化終了後、目視で観察した。評価は以下の通りとした。
○:無し、×:有り。
(5)使用材料:以下の材料を使用した。
1)水硬性成分
・アルミナセメント:ブレーン比表面積3,600cm/g、モノカルシウムアルミネート含有量45質量%。
・ポルトランドセメント:早強セメント、ブレーン比表面積4,500cm/g。
・石膏:II型無水石膏、ブレーン比表面積3,300cm/g。
2)無機成分
・高炉スラグ:ブレーン比表面積4,400cm/g。
3)細骨材
・珪砂:4号珪砂(市販品)。
・廃FCC触媒:(市販品)。
4)凝結調整剤
・炭酸リチウム(市販品)。
・重炭酸ナトリウム(市販品)。
・酒石酸ナトリウム(市販品)。
5)混和剤
・減水剤:ポリカルボン酸系減水剤(市販品)。
・増粘剤:メチルセルロース系増粘剤(市販品)。
・消泡剤:ポリエーテル系消泡剤(市販品)。
(アルミナセメントとポルトランドセメント)
アルミナセメントは表1に示す酸化アルミニウム量及び酸化カルシウム量を有するものを、ポルトランドセメントは表2に示す遊離酸化カルシウム量を有するものを用いた。
実施例1:水硬性組成物及びスラリーの調製、評価
水硬性成分として表1に示すアルミナセメント(AC−1)、表2に示すポルトランドセメント(HC−1〜HC−5)及び石膏、高炉スラグ、細骨材、減水剤、増粘剤、凝結調整剤、消泡剤とを表3に示す割合で配合し(総量:1.5kg)、ケミスタラーを用いて混練し、水硬性組成物を調整した。さらに水390gを加えて3分間混練して、スラリーを得た。水硬性組成物及びスラリーの調整は、20℃で行った。スラリーのフロー値、SL値(L0)及びSL値(L30)と、スラリーの硬化体の表面状態について評価を行い、結果を表4に示す。
実施例2:水硬性組成物及びスラリーの調製、評価
アルミナセメントとして実施例1のアルミナセメント(AC−1)に代えて表1に示すアルミナセメント(AC−2)を用いた以外は、実施例と同様にして、水硬性組成物及びスラリーを調整した。スラリーのフロー値、SL値(L0)及びSL値(L30)と、スラリーの硬化体の表面状態について評価を行い、結果を表5に示す。
実施例3:水硬性組成物及びスラリーの調製、評価
アルミナセメントとして実施例1のアルミナセメント(AC−1)に代えて表1に示すアルミナセメント(AC−3)を用いた以外は、実施例と同様にして、水硬性組成物及びスラリーを調整した。スラリーのフロー値、SL値(L0)及びSL値(L30)と、スラリーの硬化体の表面状態について評価を行い、結果を表6に示す。
比較例1:水硬性組成物及びスラリーの調製、評価
アルミナセメントとして実施例1のアルミナセメント(AC−1)に代えて表1に示すアルミナセメント(AC−5)を用いた以外は、実施例と同様にして、水硬性組成物及びスラリーを調整した。スラリーのフロー値、SL値(L0)及びSL値(L30)と、スラリーの硬化体の表面状態について評価を行い、結果を表7に示す。
比較例2:水硬性組成物及びスラリーの調製、評価
アルミナセメントとして実施例1のアルミナセメント(AC−1)に代えて表1に示すアルミナセメント(AC−4)を用いた以外は、実施例と同様にして、水硬性組成物及びスラリーを調整した。スラリーのフロー値、SL値(L0)及びSL値(L30)と、スラリーの硬化体の表面状態について評価を行い、結果を表8に示す。
Figure 0004752290
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実施例1〜3の実験番号1−1から3−5では、用いるポルトランドセメントに含まれる遊離酸化カルシウム量に大きな影響を受けずに、フロー値が190mm以上、L0が400mm以上、(L30/L0)値が0.90以上のスラリーを製造できた。
SL測定器を用いて、セルフレベリング性評価の概略示す図である。

Claims (8)

  1. アルミナセメント及びポルトランドセメントとを含む水硬性成分と、減水剤及び/又は増粘剤を配合することを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法において、
    アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量(Al )及び酸化カルシウム量(CaO)を測定し、
    酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントを用いることを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法。
    Figure 0004752290
  2. アルミナセメント及びポルトランドセメントとを含む水硬性成分と、減水剤及び/又は増粘剤を配合することを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法において、
    アルミナセメントに含まれる酸化アルミニウム量(Al )及び酸化カルシウム量(CaO)並びに、ポルトランドセメントに含まれる遊離酸化カルシウム量を測定し、
    酸化アルミニウム量と酸化カルシウム量が数式(1)を満たすアルミナセメントを用い、
    ポルトランドセメント100質量%中に1.23質量%以下の遊離酸化カルシウム量を含むポルトランドセメントを用いることを特徴とする自己流動性水硬性組成物の製造方法。
    Figure 0004752290
  3. 水硬性成分は、ポルトランドセメント10〜100質量%(但し、100質量%を除く)、アルミナセメント0〜90質量%(但し、0質量%を除く)及び石膏0〜90質量%(但し、90質量%を除く)(但し、ポルトランドセメント、アルミナセメント及び石膏の合計は100質量%である。)であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自己流動性水硬性組成物の製造方法。
  4. 自己流動性水硬性組成物は、さらに無機成分を含み、
    水硬性成分100質量部に対し、無機成分が10〜350質量部を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己流動性水硬性組成物の製造方法。
  5. 自己流動性水硬性組成物は、さらに凝結調整剤を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自己流動性水硬性組成物の製造方法。
  6. 自己流動性水硬性組成物は、さらに細骨材を含み、
    細骨材が、水硬性成分100質量部に対し、50〜500質量部を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自己流動性水硬性組成物の製造方法。
  7. 水硬性成分100質量部に対して、減水剤0.01〜1質量部及び/又は増粘剤0.05〜1質量部含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自己流動性水硬性組成物の製造方法。
  8. セルフレベリング性のSL比(L30/L0)が0.9以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自己流動性水硬性組成物の製造方法。
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