JP4751249B2 - ライティングユニット、及びその組み立て方法 - Google Patents

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本発明は、携帯電話機などに使用されるライティングユニットに関する。詳しくは、LEDとLGPの相対位置精度を向上させたライティングユニット等に関する。
一般に携帯電話機等では、LCD(Liquid Crystal Display)により所望の画面を表示する。かかる携帯電話機等には、暗所でも画面を表示できるようにするため、LCD背面又は前面にライティングユニット(所謂、「バックライト」、「フロントライト」)が設けられている。
図8は、かかるライティングユニット400の従来の構成例を示す図である。ライティングユニット400は、点光源であるLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)410と、断面コ字状のホルダ420と、ホルダ420内にあってプリズム面により点発光された光を線状光に変換するLGP(Light Guide Pipe)430、及びLGP430からの線状光をプリズム面により面発光させる導光板440とを備える。
図9(a)乃至図9(c)と、図10(a)乃至図10(c)は、発光面からの輝度分布を示す図である。このうち、図9(a)乃至図9(c)は、LGP430のプリズム面を構成するV溝を略一定の形状にした場合の輝度分布を示す。一方、図10(a)乃至図10(c)は、LGP430のプリズム面を構成するV溝を、LED410からの光が略全て導光板440の「+Y軸」方向に平行に反射するように設計した場合の輝度分布を示す。
いずれの図面も、横軸は距離「mm」を示し、縦軸は輝度(「nit」=「cd/m」)を示す。ここで、距離とは、LED410のセンターポジションとLGP430のセンターポジションとが一致する位置(例えば、図8の位置)を原点としたときに、LED410を各軸方向に沿って移動させたときの距離を示す。
また、中心輝度(図中、実線で示す)は導光板440の略中央位置における輝度を示し、平均輝度(図中、点線で示す)は導光板440の略中央位置を含む複数位置における輝度の平均を示す。
図9(a)乃至同図9(c)に示すように、いずれの場合も、LED410を原点から移動させたときその輝度は除々に減少する傾向にある。一方、図10(a)乃至図10(c)の場合も、同様に、原点からLED410を移動させるとその輝度は減少する傾向にあるが、図9(a)乃至同図9(c)と比較して全般的に輝度は高くなっている。LGP340からの反射光が「+Y軸」方向に平行に導光板440に向かうよう、LGP340のV溝が設計されているためである。
図10(a)乃至同図(c)は、更に、原点からの距離が遠いほど、輝度の落ち込みは大きく、所謂、「感度が良い」状態となっている。LEDの位置がある位置で固定されているものとしてLGPのV溝を設計しているため、LEDの位置を移動させると、LGPからの光の輝度が落ちるためである。
一方、従来におけるライティングユニット400の組み立て工程は、以下のようになる。即ち、ホルダ420にLED410が取り付けられた状態で、断面コ字状のホルダ420の挿入口よりLGP430を手作業で挿入する。その後、ホルダ420の挿入口より、導光板440を手作業により挿入し、ライティングユニット400を組み立てる。
尚、このような組み立て工程は、組み立て作業指導書など組み立て作業現場の内部資料に属するものであり、外部に公開された資料は見当たらない。従って、参照する特許文献や非特許文献は省略した。
しかしながら、従来の組み立て工程では、手作業で行われていたため、LED410とLGP430の位置関係が、ライティングユニット400ごとにまちまちであった。そのため、LED410とLGP430の相対位置関係がずれ、図9(a)等に示すように、原点位置から離れた位置にLED410が位置する状態と同じ状態になる。従って、発光面からの輝度が減少してしまう問題があった。
特に、昨今のライティングユニット400は高輝度化を図るものが多く、かかるライティングユニット400では、図10(a)等に示すように、原点位置から離れるにしたがい輝度の落ち込みは大きくなる。従来の組み立て工程では、LED410とLGP430との相対位置が、原点を中心に「±0.4mm」程度のずれてしまうものもあり、発光面からの輝度が20〜30%も落ちるライティングユニット400もある。
また、従来の組み立て工程では、手作業で行われていたため、作業に手間がかかり、ライティングユニット400の量産を行うことができなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものでその目的は、LEDを精度良く位置決めすることでLEDとLGPの相対位置精度の向上を図るようにしたライティングユニット、及びその組み立て方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、組み立て易いライティングユニット等を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、LED光源のライティングユニットにおいて、前記LEDが実装された回路基板と、前記LEDからの光を線状光に変換するLGPと、前記LGPからの光を面状光に変換する導光板と、前記回路基板が貼り付けられた下側ホルダと、前記下側ホルダと組み合わせて固定することで、前記LGPと前記導光板とを保持する上側ホルダとを備えることを特徴とする。
また、本発明の他の実施態様によれば、前記ライティングユニットにおいて、前記回路基板に実装された前記LEDは、位置出し用治具のガイド穴に挿入され、その位置出しがなされた状態のまま前記下側ホルダに貼り付けられることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記LEDが実装された前記回路基板は、前記位置出し用治具の吸着部により前記位置出しがなされた状態のまま吸着され、前記下側ホルダに貼り付けられた両面テープにより前記回路基板が前記下側ホルダに貼り付けられることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記回路基板は、前記LEDの位置出しが自在にてきるようフレキシブルな形状であることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記回路基板は、異なる方向に切り欠かれた左右一対の切欠き部を備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記上側ホルダには前記上側ホルダ内に折り曲げ可能な爪を備え、前記上側ホルダは前記爪を折り曲げることで前記下側ホルダと固定されることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記回路基板が貼り付けられた前記下側ホルダに前記LGPと前記導光板とが載置された状態で前記上側ホルダは、前記下側ホルダと固定されることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記上側ホルダ又は前記下側ホルダは、光の反射率が高い材質から構成されることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記上側ホルダ又は前記下側ホルダには、前記導光板を押圧するためのバネ部を備えることを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記下側ホルダには、前記LGPが前記下側ホルダに載置されたときに前記LGPの位置決めを行う位置決め部を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、LEDが実装された回路基板と、前記LEDからの光を線状光に変換するLGPと、前記LGPからの光を面状光に変換する導光板と、下側ホルダと、上側ホルダと、を備えるライティングユニットの組み立て方法において、前記回路基板は位置出し用治具のガイド穴に挿入されて前記LEDの位置出しがなされ、前記LEDが位置出しされた状態のまま前記回路基板が前記位置出し用治具に吸着され、前記位置出し用治具により前記下側ホルダに前記回路基板を貼り付け、前記下側ホルダに前記LGPと前記導光板とが載置され、前記上側ホルダと前記下側ホルダとを組み合わせて固定することを特徴とする。
更に、本発明の他の実施態様によれば、前記上側ホルダと前記下側ホルダの固定は、前記上側ホルダに設けられた爪を折り曲げることで固定されることを特徴とする。
本発明によれば、LEDを精度良く位置決めすることでLEDとLGPの相対位置精度が向上したライティングユニット、及びその組み立て方法を提供することができる。また、本発明によれば、組み立て易いライティングユニット等を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明が適用されるライティングユニット100の構成例を示す図である。ライティングユニット100は、FPC(Flexible Printed Circuit)10と、下側ホルダ20と、LGP30と、上側ホルダ40、及び導光板50を備える。
尚、LCDは図面上ライティングユニット100の下側(視点位置から最も遠い位置)に配置される。本実施例におけるライティングユニット100は、所謂、フロントライト方式である。
FPC10は、両側にLED11を実装した回路基板である。FPC10は、ある程度弾力性があり、撓ませる等することができる。尚、LED11は本ライティングユニット100の点光源となる。
また、FPC10は、略中央付近に一対の切欠き12a、12bを有する。切欠き12a、12bは互いに異なる方向に切り欠かれており、近接して設けられている。FPC10は、この切欠き12a、12bにより、フレキシブルな形状となる。この切欠き12a、12bにより、後述する組み立て治具においてLED11の位置出しが自在にでき、位置出しの際の歪みをバランス良く吸収し、そのストレスをFPC10の略中央で逃がすことができる。
尚、FPC10は、ライティングユニット100において、図面上最も下部に配置され、LCDに最も近い位置に配置される。
下側ホルダ20は、上側ホルダ40と組み合わせて、LGP30と導光板50とを保持する。下側ホルダ20は、反射率の高い材質でできており、リフレクタ(反射用部材)を兼ねる。LGP30から漏れた光を反射して再度LGP30に光を出光させる。
また、下側ホルダ20は、鉛直方向に第1の面21と第2の面22を備える。第1の面21と第2の面22の機能は後述する。尚、第2の面22の裏面は、導光板50を下側ホルダ20に挿入する際のガイド面の役割を果たす。
更に、下側ホルダ20には、鉛直方向に曲げ起こした左右一対の板金23を備える。この板金23は、下側ホルダ20にLGP30を置いたとき、LGP30のプリズム面31に当接する。この板金23により、LGP30を精度良く位置決めすることができる。LGP30の位置決め部材である。また、LGP30を下側ホルダ20に時間をかけずに容易に置くことができる。
更に、下側ホルダ20には、やや鉛直方向に反り上がったバネ部24を備える。バネ部24は、そのバネのフリクションにより、導光板50が抜けないように導光板50を押圧(又は保持)するとともに、導光板50を交換する必要があるとき自在に導光板50を抜いて交換することもできる。
LGP30は、LED11から点発光された光を導光板50に向けて線状に発光させるためのものである。そのため、LGP30は導光板50の配置された位置とは反対方向に、半円状にプリズム面31を備える。LED11からの光がこのプリズム面31に反射することで、反射光が導光板50に向かうことになる。
例えば、プリズム面31のV溝は、LED11からの光がすべて導光板50に向かうように設計されている。ライティングユニット100の高輝度化を図るためである。
上側ホルダ40は、下側ホルダ20と組み合わさることで、LGP30と導光板50とを保持する。上側ホルダ40には、左右に夫々第1の爪41と、第2の爪42、及び第3の爪43を供える。各爪41〜43は、上側ホルダ40と下側ホルダ20とが組み合わさったときに、上側ホルダ40の内部に向けて容易に折り曲げられるように構成される。
即ち、第1の爪41は各ホルダ20、40が組み合わさったとき下側ホルダ20の第1の面21に向けて折り曲げられ、第1の爪41の先端が第1の面21の方向に向かう、或いは、第1の面21に当接する。また、第2の爪42と第3の爪43は、下側ホルダ20の第2の面22に向けて折り曲げられ、第2の爪42と第3の爪43の先端が第2の面22の方向に向かう、或いは、第2の面22に当接する。
このように、各爪41〜43を折り曲げることで、下側ホルダ20にLGP30と導光板50とが載置された状態で下側ホルダ20をかしめて、第1の面21と直交する面21aと第2の面22と直行する面22aとが第1乃至第3の爪41〜43と嵌合され、両ホルダ20、40を固定することができる。
また、上側ホルダ40は、下側ホルダ20と同様に反射率の高い素材で構成され、リフレクタ(反射用部材)を兼ねる。
導光板50は、LGP30からの線状光をLCDに向けて面発光させるためのものである。そのため、導光板50の上側(視点位置側)にはプリズム面51を備える。導光板50の厚さは、LGP30側から除々にその厚みを増し、略中央で最も厚くなり、LGP30から遠くなるに従い除々に薄くなっている。これにより、プリズム面51から反射した光は効率的にLCD側の方向(図面上、下側方向)に向かうことになる。
このように、本ライティングユニット100は、ホルダの構成を、下側ホルダ20と上側ホルダ40の2ピースから構成される。2ピース構成としたことで、1ピース構成と比較して容易にライティングユニット100を組み立てることができる。
次に、このように構成されたライティングユニット100の組み立て方法について説明する。
図2は、LED11を実装したFPC10を下側ホルダ20に貼り付けるための第1の治具(又は装置)200の正面図である。LED11を精度良く下側ホルダ20に位置出しするための治具である。LED11を正しい位置に位置出しするようにした治具である。
第1の治具200は、固定アーム210、220と、移動アーム230と、吸着保持部240と、レール250、260、ガイド251、261、及び台部270を備える。
固定アーム210、220は、例えば手動により、レール250、260に沿って移動できる。移動方向は、図面上、手前から奥又は奥から手前の方向である。固定アーム210、220に固定された移動アーム230は、鉛直方向(図面上、上下方向)に移動できる。
移動アーム230の先端には吸着保持部240があり、台部270に載置されたFPC10を吸着して移動させることができる。吸着保持部240には、空気孔があり、減圧によりFPC10を吸着することができる。尚、吸着保持部240には、FPC10を吸着させたとき、LED11の位置で吸着できるよう、2つの凸部241、242を備える。
図3(a)乃至同図(b)は、台部270を上面から見た図である。台部270には、FPC10に実装されたLED11が挿入される第1及び第2のガイド穴271、272と、下側ホルダ20が挿入されるホルダ位置決め穴273を備える。
第1及び第2のガイド穴271、272は、その幅がLGP30の幅に略一致し、FPC10のLED11が、図1に示すFPC10とは反対向き(LED11が下向き)に挿入される。この2つのガイド穴271、272により、LED11が正しく位置決めされる。
一方、ホルダ位置決め穴273は、下側ホルダ20がそのまま載置できるような形状で穴が設けられている。下側ホルダ20は、ホルダ位置決め穴273に、図1に示すホルダ20とは反対向き(図1の板金23が下向き)に載置される。
尚、ホルダ位置決め穴273に下側ホルダ20が載置された状態で、下側ホルダ20の上面(図1の下側ホルダ20の裏面)には両面テープが貼られる。但し、この両面テープは下側ホルダ20の略中央付近にはなく、両側に張られている。FPC10を下側ホルダ20に固定したときに、FPC10の切欠き12a、12bに、両面テープが接触させないようにするためである。
この状態から、まず、図3(a)に示すように、固定アーム210、220をレール250、260に沿ってFPC10の両端に移動させる。そして、移動アーム230により吸着保持部240をFPC10の上面に接触させる。その状態で、減圧することで、吸着保持部240はFPC10を吸着保持する。この際、吸着保持部240の2つの凸部241、242が夫々、第1及び第2のガイド穴271、272の上部で(LED11が配置される位置で)、FPC10を吸着保持する。
この場合、第1及び第2のガイド穴271、272によりLED11が正しく位置決めされた状態で、吸着保持部240がFPC10を吸い上げることになる。
移動アーム230が台部270から離れる方向に移動し、更に、固定アーム210、220をレール250、260に沿って、ホルダ位置決め穴273の両端の位置まで移動させる。
そして、移動アーム230の移動により、吸着保持部240に吸着保持されたFPC10が、ホルダ位置決め穴273に配置された下側ホルダ20に接触する。下側ホルダ20の両面テープにより、FPC10が下側ホルダ20に固定される。この場合、図1に示す、FPC10と下側ホルダ20とは逆向きに固定される。その後、吸着が解除され、吸着保持部240からFPC10が離れる。
このように、FPC10に実装されたLED11は、第1及び第2のガイド穴271、272により精度良く位置決めされ、更に、吸着保持部240により吸着されたときに、位置決めされた状態のまま吸着されて、下側ホルダ20に固定されることになる。従って、LED11は予め設計された位置に略位置決することができる。設計された原点位置(LGP30とLED11との両者のセンターラインが一致する位置)に対して、「±0.1mm」の精度で、LED11が位置決めされる。
その後、ユニット組み立て治具である第2の治具(又は装置)により、ライティングユニット100が組み立てられる。図4は、かかる第2の治具300の構成例を示す図である。
第2の治具300は、第1の治具200と同様に、固定アーム310、320と、移動アーム330と、吸着保持部340と、レール301、302を備え、更に、上側ホルダ40が載置される第1の台部350と、FPC10が固定された下側ホルダ20とLGP30、及び導光板50が載置される第2の台部360を備える。
固定アーム310、320と、移動アーム330、及びレール301、302の動作は第1の治具200と同様である。
図5(a)は、第1の台部350を上面から見た図である。第1の台部350には、上側ホルダ40を位置決めするためのホルダ位置決め穴351を備える。このホルダ位置決め穴351は、上側ホルダ40がそのまま載置できる形状で穴が設けられている。上側ホルダ40は図1に示す向きでこの位置きめ穴351に挿入できる。
図5(b)は、第2の台部360を上面から見た図である。第2の台部360には、FPC10が固定された下側ホルダ20を載置するための凹部361と、ユニット押さえクランプ362を備える。
凹部361は、下側ホルダ20を、第1の治具200で固定したときの向きと逆向き(図1に示す向きと上下同じ向き)にして載置できる。下側ホルダ20を凹部361に載置して固定した後、LGP30を下側ホルダ20の上部に置く。このとき、LGP30は下側ホルダ20の板金23により位置決めされる。その後、導光板50を下側ホルダ20のガイド面(第2の面22と反対の面)に沿って、LGP30と接触するように配置する。導光板50は、ユニット押さえクランプ362により正しく位置決めされる。
そして、第1の台部350に載置された上側ホルダ40と、第2の台部360に載置されたFPC10、下側ホルダ20、LGP30、及び導光板50と、を組み立てる動作を行わせる。図6(a)乃至図7(b)はその動作例を示す図である。
まず、図6(a)に示すように、固定アーム310、320を移動させて、吸着保持部340を第1の台部350の上部に位置させる。
そして、移動アーム330を第1の台部350に近づく方向に移動させ、吸着保持部340は、第1の台部350に載置された上側ホルダ40と接触する。移動アーム330は吸着位置で固定され、吸着保持部340は上側ホルダ40を吸着する。吸着は、第1の治具200と同様に、吸着保持部340内の空気孔を減圧することで行われる。
その後、図6(b)に示すように、固定アーム310、320を移動させる。移動アーム330が第2の台部360の上面に位置するまで移動させる。そして、移動アーム330を第2の台部360の方向に移動させる。移動アーム330は、吸着保持部340に吸着保持された上側ホルダ40が、第2の台部360に載置されたLGP30等に接触する位置まで、移動する(図7(a)参照)。
そして、上側ホルダ40と下側ホルダ20とを挟み込むように組み合わせることができる。このとき、第2の台部360に設けられた第1乃至第3のカシメブロック370〜390が、ホルダ20、40載置された方向に夫々移動する。
図7(b)に示すように、第1のカシメブロック370の先端には2つのカシメ用凸部371、372があり、第2のカシメブロック380の先端にも2つのカシメ用凸部381、382が設けられている。
第1及び第2のカシメブロック370、380の、ホルダ20、40側への移動により、例えば、第2のカシメブロック380のカシメ用凸部381が、上側ホルダ40の第2の爪42(図1参照)をホルダ40内へと捻じ曲げる。また、カシメ用凸部382が、第3の爪43をホルダ40内へと捻じ曲げる。
更に、第3のカシメブロック390の、ホルダ20、40側への移動により、カシメ用凸部391、392が上側ホルダ40の第1の爪41をホルダ40内へ捻じ曲げることができる。
このように、カシメブロック370〜390の移動により、上側ホルダ40と下側ホルダ20とを同時にかしめることができる。そして、ライティングユニット100の組み立てが終了する。完成したライティングユニット100は第2の台部360から取り出すことができる。
本ライティングユニット100の組み立ては、LED11を実装したFPC10を下側ホルダ20に貼り付け、この下側ホルダ20にLGP30と導光板50とを置き、その上から上側ホルダ40を置き、その状態でかしめる、所謂「積み上げ構造」で組み立てることになる。
以上説明してきたように、本実施例では、第1の治具200により精度良くLED11が位置決めされる。また、LGP30は下側ホルダ20の板金23により位置決めされるため、LED11とLGP30との相対位置関係は、略設計通りに配置され、例えば、原点位置から「±0.1mm」程度のずれで抑えることができる。従って、LED11とLGP30の相対位置精度を向上させることができる。
また、図10(a)等に示すように、原点位置(横軸「0」の位置)から「±0.1mm」程度の位置ずれが生じたとき、従来の「±0.3mm」から「±0.4mm」程度の位置ずれと比較して、輝度の落ち込みは少なく、高輝度化を図ったライティングユニット100を提供できる。
更に、ライティングユニット100のホルダを2ピース構成(下側ホルダ20と上側ホルダ40)としたため、第1及び第2の治具200、300により容易に組み立てることができる。従来の手作業による場合と比較して、格段に量産化を図ることができる。
更に、導光板50の傷等により交換する際に、上側ホルダ40の爪41〜43をはがすだけで交換でき、他の部品10等を新規に交換する必要はない。LED11等の高価な部材を廃却する必要もなく、交換の際のコスト削減や部品交換の手間を省くこともできる。
尚、本実施例において、下側ホルダ20のバネ部24はホルダ20の底面側に位置するものとして説明した。勿論、バネ部24を下側ホルダ20の側面部に設けるようにしてもよい。この場合でも、バネ部24のリフレクションにより、導光板50をホルダ20、40から抜けないように保持できるとともに、交換時には容易にホルダ20、40から抜くことができる。更に、このバネ部24が上側ホルダ40に設けられていてもよい。
また、上側ホルダ40と下側ホルダ20とをかしめるための爪41〜43は、本実施例では上側ホルダ40に設けているものとして説明したが、勿論、下側ホルダ20の設けるようにしてもよい。また、爪の個数も左右含めて全部で「6個」の例で説明したが、「7個」以上や「5個」以下でもよい。第2の治具300のカシメブロック370〜390を各爪に対応するように、凸部を設けるようにすれば実施可能である。この場合でも、上述した例と同様の作用効果を奏する。
本ライティングユニットは、例えば、携帯電話機やPDAなどの情報携帯端末の表示部や、カーナビゲーション装置等の車載用の表示部に利用される。
図1はライティングユニットの構成例を示す図である。 図2は第1の治具の構成例を示す図である。 図3(a)及び同図(b)は台部の上面図である。 図4は第2の治具の構成例を示す図である。 図5(a)は第1の台部の上面図、同図(b)は第2の台部の上面図である。 図6(a)及び同図(b)はライティングユニットの組み立て動作を説明するための図である。 図7(a)及び同図(b)はライティングユニットの組み立て動作を説明するための図である。 図8は従来のライティングユニットの構成例を示す図である。 図9(a)乃至同図(c)は輝度分布を示す図である。 図10(a)乃至同図(c)は輝度分布を示す図である。
符号の説明
10 FPC、 11 LED、 12a、12b 切欠き、 20 下側ホルダ、 23 板金、 24 バネ部、 30 LGP、 31 プリズム面、 40 上側ホルダ、 41〜43 第1〜第3の爪、 50 導光板、 51 プリズム面、 100 ライティングユニット、 200 第1の治具、 240 吸着保持部、 271、272 第1、第2のガイド穴、 273 ホルダ位置決め穴、 300 第2の治具、 350 第1の台部、 360 第2の台部、 370〜390 第1乃至第3のカシメブロック部、 371、372、381、382、391、392 カシメ用凸部

Claims (10)

  1. LED光源のライティングユニットにおいて、
    前記LEDが実装された回路基板と、
    前記LEDからの光を線状光に変換するLGPと、
    前記LGPからの光を面状光に変換する導光板と、
    前記回路基板が貼り付けられた下側ホルダと、
    前記下側ホルダと組み合わせて固定することで、前記LGPと前記導光板とを保持する上側ホルダと、
    を備え
    前記回路基板は異なる方向に切り欠かれた左右一対の切り欠き部を備え、前記下側ホルダは前記LGPが前記下側ホルダに載置されたときに前記LGPの位置決めを行う位置決め部を備えることを特徴とするライティングユニット。
  2. 前記回路基板に実装された前記LEDは、位置出し用治具のガイド穴に挿入され、その位置出しがなされた状態のまま前記下側ホルダに貼り付けられることを特徴とする請求項1記載のライティングユニット。
  3. 前記LEDが実装された前記回路基板は、前記位置出し用治具の吸着部により前記位置出しがなされた状態のまま吸着され、前記下側ホルダに貼り付けられた両面テープにより前記回路基板が前記下側ホルダに貼り付けられることを特徴とする請求項2記載のライティングユニット。
  4. 前記回路基板は、前記LEDの位置出しが自在にてきるようフレキシブルな形状であることを特徴とする請求項1記載のライティングユニット。
  5. 前記上側ホルダには前記上側ホルダ内に折り曲げ可能な爪を備え、前記上側ホルダは前記爪を折り曲げることで前記下側ホルダと固定されることを特徴とする請求項1記載のライティングユニット。
  6. 前記回路基板が貼り付けられた前記下側ホルダに前記LGPと前記導光板とが載置された状態で前記上側ホルダは、前記下側ホルダと固定されることを特徴とする請求項1記載のライティングユニット。
  7. 前記上側ホルダ又は前記下側ホルダは、光の反射率が高い材質から構成されることを特徴とする請求項1記載のライティングユニット。
  8. 前記上側ホルダ又は前記下側ホルダには、前記導光板を押圧するためのバネ部を備えることを特徴とする請求項1記載のライティングユニット。
  9. LEDが実装された回路基板と、前記LEDからの光を線状光に変換するLGPと、前記LGPからの光を面状光に変換する導光板と、下側ホルダと、上側ホルダと、を備えるライティングユニットの組み立て方法において、
    前記回路基板は位置出し用治具のガイド穴に挿入されて前記LEDの位置出しがなされ、
    前記LEDが位置出しされた状態のまま前記回路基板が前記位置出し用治具に吸着され、
    前記位置出し用治具により前記下側ホルダに前記回路基板を貼り付け、
    前記下側ホルダに前記LGPと前記導光板とが載置され、
    前記上側ホルダと前記下側ホルダとを組み合わせて固定し、
    前記回路基板は異なる方向に切り欠かれた左右一対の切り欠き部を備え、前記下側ホルダは前記LGPが前記下側ホルダに載置されたときに前記LGPの位置決めを行う位置決め部を備える
    ことを特徴とするライティングユニットの組み立て方法。
  10. 前記上側ホルダと前記下側ホルダの固定は、前記上側ホルダに設けられた爪を折り曲げることで固定されることを特徴とする請求項記載のライティングユニットの組み立て方法。
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