JP3624577B2 - バックライト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動無線機や携帯電話機などの無線機に好適なバックライト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動無線機はもちろん特に携帯電話機などは、携帯性重視のため小形化、軽量化が望まれており、形状も種々工夫されている。また、本体の薄型化が商品としての魅力の重要な要因の一つとなっている。従って、これに伴いこの種の表示パネル部の照光装置であるバックライト装置についても、本体と同様に小形化、薄型化、軽量化が進んでいる。
【0003】
図17は携帯電話機を表した斜視図である。図17において、無線機本体の筺体は上ケース20、下ケース21により構成されており、その内部に配置する回路基板1と、これに平行に載置された表示パネル部としての液晶表示装置2と、この液晶表示装置2の裏面側に配置し、この液晶表示装置2を保持・固定し且つ照光させるための導光体であるバックライト4と、このバックライト4を照光させるための光源3と、液晶表示装置2を駆動させるための集積回路22を搭載し、液晶表示装置2と回路基板1とを接続するためのフレキシブル回路基板23と、上ケース20に貼着されたパネル24とによって構成されている。
【0004】
図18は、光源3に発光ダイオードであるLED素子25が複数封着されたLED基板26を用いた場合のバックライト装置の構成である。液晶表示装置2はバックライト4に保持・固定されている。このバックライト4は、略長方形を呈しており、その長辺のうち一辺に光源3が設けられ、液晶表示装置2を保持・固定するためのホルダー27とLED基板26からの出射光を導光させるための導光板28とによって構成され、LED基板26はその発光部を液晶表示装置2の発光面側内側に向けた状態で、ホルダー27と導光板28との間に貼着されており、接続用の端子26−aと回路基板1の接続ランド1−aとはハンダ付けなどによって接続されている。ホルダー27は白系に着色されており、導光板28の各端縁側側面部から漏れる光を内側に反射させている。また、バックライト4と回路基板1との位置決めは、バックライト4側の位置決めピン19を、回路基板1側の位置決め穴1−bに挿入することにより行われる。
【0005】
また、従来装置として、図18のバックライト4を構成するホルダー27と導光板28とが一体となったものも存在していた。
【0006】
さらに、図19乃至図21に示すようなものがあり、図19は、図18におけるホルダー27と導光板28が一体となってバックライト4を構成されているものであるが、このバックライト4に、液晶表示装置2がリブ9及び固定爪10などによって保持・固定されている。バックライト4は、略長方形を呈しており、その両短辺の端縁部には、それぞれ液晶表示装置2の発光面方向に向けて光源3であるLED素子25が封着されたLED基板26が貼着されており、回路基板1にハンダ付けによって接続されている。バックライト4の裏面には白色に着色された反射シート5が貼着されている。バックライト4と回路基板1との位置決めは、位置決めピン19と位置決め穴1−bとで行うこと図18の場合と同様である。
【0007】
図20に示すものは、バックライト4の光源として回路基板1に表面実装された発光ダイオードであるチップLED29を用いた場合であり。また、図21は、前記チップLED29を、略長方形を呈するバックライト4の両短辺の端縁部から発光させるように構成したもので、その他の構成については図19の例とほぼ同じである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、図18に示すものの場合には、LED基板26は、LED素子25をプリント基板上に熱硬化性樹脂等によって複数個封着させたもので、組立工数がかかり、高コストの部品であるといえる。また、LED基板26を導光板28に貼着させた後、ホルダー27に組み込むといった手間のかかる作業となるため、組立工数がかかってしまう。また、LED基板26、ホルダー27、導光板28を組立てたバックライト4を回路基板1上へ配置する際に、LED基板26の接続端子26−aと回路基板1とをハンダ付けなどによって機械的、電気的に接続させる必要があるため作業性が悪く、ここでも組立工数がかかってしまう。また、LED基板26、ホルダー27、導光板28といった構成部品が多いため、バックライト4としての部品コストも上昇してしまう。また、ホルダー27の材質としての樹脂を用いているために、その肉厚が成形性を考慮するとある程度必要となるので、ホルダー27の底面の肉厚と導光板28の肉厚とが二重になってしまうため、バックライト4としての薄型化、軽量化を妨げている。
【0009】
次に、図18の変形例としてのホルダー27と導光板28とが一体となってバックライト4を構成し、このバックライト4の長辺側の一辺の端縁部に複数個のLED素子を封着させたLED基板25を貼着させた場合では、バックライト装置の材料としては、透明の樹脂を用いるため、LED基板による光源の近傍では高輝度が得られるが、光源から離隔するに従って、輝度が低下してしまう。そして、バックライト4の光源と反対側端縁部からは光源から導光してきた光が外へ漏れていってしまう。また、LED基板26の発光指向性によって光源近傍の各LED素子間で極端に輝度が落ちてしまい、全体として輝度の低下及び輝度ムラが発生してしまう。また、LED基板26をバックライト4に貼着させ且つ回路基板1とはハンダ付け等によって固定・接続させるため非常に作業性が悪く量産性に乏しくなってしまう。また、LED基板26はコストが高いため、バックライト4としての部品コストも高くなってしまう。
【0010】
図19に示すように、バックライト4の端辺両端縁部にLED基板26を貼着させた場合では、輝度、輝度ムラともに改善されているのであるが、LED基板26を2個使用するため、バックライト装置としての部品単価は高くなってしまう。また、LED基板26を2個使用するため、バックライト4としての部品単価は非常に高くなってしまう。また、LED基板26の回路基板1への接続では、ハンダ付け箇所が増加するため、片側発光方式(図18の場合)に比べて作業性が悪く工数も増えてしまうため、製造コストの上昇を引き起こしてしまう。また、ロボットによる自動組立も非常に難しく、量産性に乏しく、作業能率も悪くなってしまう。
【0011】
次に、ホルダー27と導光板28とが一体となったバックライト4と、光源3に表面実装可能なチップLED29を回路基板1上に実装した図20に示す場合では、バックライト4の材料が、図18の変形例の場合と同様、透明樹脂のため光源のチップLED29から発光した光はチップLEDと反対側端縁部から外に逃げてしまい、バックライト4として十分な輝度を得ることができない。
【0012】
また、図20の他に、図21の場合を含めて、チップLED19を光源として使用する場合、光源から遠い部分やチップLEDの発光指向性の範囲外の部分は暗くなってしまい、輝度の必要な所要の発光領域内において、輝度ムラとなって現れるため、暗所における液晶表示装置の視認性を著しく低下させてしまう。
【0013】
また、上記従来例に共通の問題点として、バックライト装置に液晶表示装置を保持・固定するために設けられている固定リブ、固定爪或いは回路基板1などとの位置決めのために設けられた位置決めピン等の外形形状の凸凹部が形成されると、その付近では、光源からの光が固定リブ、固定爪等に反射して乱反射を起こし、所要の発光領域内に反射光が侵入してしまい、その部分が強く発光するために、輝度バラツキや輝度ムラを発生させてしまうことが考えられる。
【0014】
本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、簡素化された構造で、外形形状に影響されず、高輝度で且つ輝度バラツキや輝度ムラの少ないバックライトを実現でき、軽量化や組立性にも優れた無線機用のバックライト装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的に鑑み、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡って断面略凹状溝部を設けたバックライト装置において、前記断面略凹状溝部は、光源部を備えていない側面については、光源部から遠ざかるほどに深さを深くし、光源部を備えていない光源部の対面については、中央部を浅く、かつ、該中央部両端を深く構成したことを特徴とするバックライト装置を提供するものである。また、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けると共に、前記導光体の裏面に設けられた反射部材は反射シートであって前記導光体の面積よりも広くなるように構成して光源部側外縁部以外の端縁に張出し端縁部を設け、前記張出し端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させたことを特徴とするバックライト装置を提供するものである。さらに、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の相対する2側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けると共に、前記導光体の裏面に設けられた反射部材は反射シートであって前記導光体の面積よりも広くなるように構成して光源部側外縁部以外の端縁に張出し端縁部を設け、前記張出し端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させたことを特徴とするバックライト装置を提供するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡って断面略凹状溝部を設けて構成するものであり、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発光領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラの補正を発光面の全面に渡って細かく調整することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の相対する2側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡って断面略凹状溝部を設けて構成するもので、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発光領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラを低減できる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、前記断面略凹状溝部の深さが変化して構成するもので、所要の発光領域で輝度バラツキや輝度ムラの補正を発光面の全面に渡って細かく調整することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けて構成するもので、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発光領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラを低減できる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の相対する2側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けて構成するもので、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発光領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラを低減できる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けると共に、前記反射部材の前記光源側以外の端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させて構成するもので、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発光領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラの補正を発光面の全面に渡って細かく調整することができる。
【0023】
請求項7に記載の発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の相対する2側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けると共に、前記反射部材の前記光源側以外の端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させて構成するもので、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発光領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラの補正を発光面の全面に渡って細かく調整することができる。
【0024】
次に、本発明の実施の形態を図1乃至図14を用いて説明する。なお、従来例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
【0025】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるバックライト装置の構成を示したものである。図1に示すが如く、液晶表示装置2を保持・固定するためのホルダー27と液晶表示装置2を照光させるための導光体である導光板28とが一体に形成された略長方形のバックライト4と、このバックライト4の裏面には、反射シート5が貼着されている。ここで、この反射シート5は通常白色に着色されているが、これに限らず他の色調でも使用可能である。
【0026】
また、回路基板1には、光源3としてのチップLED29が表面実装されている。バックライト4は、液晶表示装置2を保持・固定可能なように、4辺に箱状のリブ9が設けられており、その中の一辺には、液晶表示装置2を固定するために先端が内方に折曲された固定爪10が立設している。バックライト4の裏面には、チップLEDからの光を反射させ、バックライト4の所要の範囲を効率よく照光させるための光を反射シート5が貼着されている。
【0027】
バックライト4の両短片には、回路基板1にバックライト4を持着させるための先端が内方に折曲されたバックライト固定爪11が突設されている。回路基板1には、バックライト4を照光させるための光源であるチップLED29がバックライト4の短辺の入光部12の近傍に位置するように表面実装されている。ここで、チップLEDは回路基板1と平行でバックライト4の入光部12に向かって照光する側面発光型が望ましい。バックライト4には、所要の発光範囲を示す発光領域13が設定されており、この発光領域13内で所要の輝度及び所要限度内の輝度バラツキ、輝度ムラが得られるように、LED29の位置、電流値或いはバックライト4の入光部の形状等を決定する。また、バックライト4の裏面には、発光領域13の外周縁に沿って略平行に、断面略凹状溝部6が設けられており、この断面略凹状溝部6の内壁面はチップLEDより出射された出射光14を効率よく全反射させるために鏡面に形成されている。
【0028】
次に、上記実施の形態における動作について、図2乃至図5を用いて説明する。図2乃至図4において、チップLED29から発光した出射光14は、バックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、先ず断面略凹状溝部6の端縁壁面15で一部反射16される。この反射光16は発光領域13内に再度入光する。このとき、図3に示すように反射光16は断面略凹状溝部6で、発光領域13の長辺部に位置する長辺部側断面略凹状溝部6−a及び6−cにおいてそれぞれ反射光16−a及び16−cのような反射光が得られる。また、光源3と相対する短辺部に位置する短辺部側断面略凹状溝部6−bにおいては、反射光16−bのような反射光が得られる。反射されなかった通過光17(17ーa,17−b,17−c)はさらに外側へ進行し、バックライト4の外形端縁部から外に放射される。断面略凹状溝部6で反射した反射光16(16−a,16−b,16−c)は、発光領域13内へ再入光する。
【0029】
従って、この実施の形態によれば、発光領域13の外縁部の略平行方向で、光源3側外縁部以外の周囲に渡って断面略凹上溝部6を設けることにより、図1に示すようなバックライト4が液晶表示装置2を保持・固定可能な固定爪やリブ9、或いは位置決めピン19などといった複雑な形状をしている構成物が存在する場合でも、これらの構成物によって発生する乱反射の影響を受けずに発光領域13の輝度を高めると共に、輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。
【0030】
また、発光領域13の輝度が向上すると共に、通常光源3から遠くなればなるほど、発光領域13の輝度は低くなってしまうが、断面略凹状溝6を発光領域の周囲に設けたことにより、この反射光16が発光領域13の低輝度の領域を改善する。
【0031】
さらに、液晶表示装置2を保持・固定するためのホルダー27と、液晶表示装置2を照光させるための導光部である導光体28とを一体化させたことにより、バックライト4としての部品の構成を簡素化できると共に、部品の厚みも導光板28の厚みのみとなり、薄型化が可能である。また、断面略凹状溝6の体積分が肉ヌスミとなるため、軽量化に非常に有効である。
【0032】
なお、バックライト4の材質としては、透明PC、PMMA、ABS、PC/ABCアロイ、PS,PPなどで、できるだけ透明なものが好ましい。また、断面略凹状溝6の深さはバックライト4の導光体28の厚さtに対して、0.2t〜0.5tが望ましい。ただし、板厚t自体が薄い場合、例えば、t=0.8以下の場合では、断面略凹状溝6をあまり深くしてしまうと、残りの肉厚が薄くなり成形性に支障を来す場合があるので、この点を考慮して調整を図ることが必要である。
【0033】
なお、本実施の形態1では、図3のように、光源3がバックライト4の一短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の一長辺の近傍に設けられた場合でも同様な効果が得られる。
【0034】
前述の断面略凹状溝6の深さは一定として説明したが、図5に示す場合は、断面略凹状溝6の深さを発光領域13の外縁部で変化している場合を示している。
【0035】
図5に示すごとく、バックライト4の片側短辺部近傍には、チップLED29と、このチップLED29からの出射光14をバックライト4の導光部へ導光するための入光部12が設けられており、この入光部12以外の位置で発光領域13の外周に沿って断面略凹状溝部6が設けられており、その深さが全周に渡って変化している。
【0036】
この図5の場合、チップLED29から発光した出射光14はバックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、断面略凹状溝6の端縁壁面15(図4参照)で一部反射される。ここでもともとの発光領域13内に部分的な輝度バラツキや輝度ムラをなくす必要がある。そこで、図5(2)(3)に示すように、断面略凹状溝6の深さを部分的に変化させることにより、輝度ムラの補正を可能にすることができる。即ち、出射光14はバックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、断面略凹状溝6の端縁壁面15で一部反射される。ここで、断面凹状溝6は図5(2)(3)のように、その深さをcからdへ(ここでc<dである)、またdからeへ(e<dである)と変化させて形成する。この結果、この反射光16は断面略凹状溝6の深さが浅い部分(c或いはe部)では低反射となって、また深い部分(d部)では高反射となって発光領域13内に再度入光する。従って、もともと輝度が低かった部分の近傍の断面略凹状溝部6の深さを深くさせておけば、反射光16は、発光領域13内へ再入光する率が高いため発光領域13の輝度が低かった部分を補正することができる。
【0037】
従って、図5の場合、断面略凹状溝6の深さを全面に渡って変化させたことにより、輝度の補正を発光領域13の全面に渡って細かく調整することができるので、輝度ムラやバラツキを改善することができる。
【0038】
なお、本実施の形態では、図5のように光源3がバックライト4の一短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の一長辺の近傍に設けられた場合でも同様の効果が得られる。
【0039】
(実施の形態2)
図6は、光源部3がバックライト4の相対する2側面の近傍に設けられ、断面略凹状溝6がバックライト4の裏面で発光領域13の外縁部で、光源3以外の相対する2辺の位置に設けられた場合を示す平面図である。
【0040】
図6に示すごとく、バックライト4の両側短辺部近傍には、チップLED29と、このチップLED29からの出射光14をバックライト4の導光部へ導光するための入光部12が設けられており、この入光部12以外の相対する2辺の位置で発光領域13の外縁部に断面略凹状溝部6が設けられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
【0041】
次に、記実施の形態2における動作について、図6を用いて説明する。チップLED29から発光した出射光14は、バックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、先ず断面略凹状溝部6の端縁壁面15で一部反射16される。この反射光16は、発光領域13内に再度入光する。反射されなかった通過光17はさらに外側へ進行し、バックライト4の外形端縁部から外に放射される。断面略凹状溝部6で反射した反射光16は、発光領域13内へ再入光するため、発光領域13の輝度が向上すると共に、通常光源3から遠くになればなるほど発光領域13の輝度は低くなってしまうが、断面略凹状溝6を設けることにより、この反射光16が発光領域13の低輝度の領域を改善する。
【0042】
従って、この実施の形態2によれば、バックライト4の相対する2側面の近傍に光源3が設けられ、この光源3以外の相対する2辺の位置に断面略凹状溝6を設けたことにより、液晶表示装置2を保持・固定可能な固定爪10やリブ9、或いは位置決めピン19などといった複雑な形状をしている構成物が存在する場合でも、これらの構成物によって発生する乱反射の影響を受けずに発光領域13の輝度を高めると共に、輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。
【0043】
また、液晶表示装置2を保持・固定するためのホルダー27と、液晶表示装置2を照光させるための導光部である導光体28とを一体化させたことにより、バックライト4としての部品の構成を簡素化できると共に、部品の厚みも導光板28の厚みのみとなり、薄型化が可能である。また、断面略凹状溝6の体積分が肉ヌスミとなるため、軽量化に非常に有効である。
【0044】
なお、実施の形態2では、光源3がバックライト4の相対する短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の相対する長辺の近傍に設けられる場合でも同様な効果を得られる。
【0045】
(実施の形態3)
図7乃至図10は、本発明の実施の形態3におけるバックライト装置の構成を示すもので、バックライト4には発光領域13の光源3以外の外周に沿って、上記2つの実施の形態の断面略凹状溝6に代えて、スリット7が設けられており、このスリット7の内壁面15は、鏡面になるように形成されている。図7に示すごとく、ホルダー27と導光板28が一体となってバックライト4を構成しており、このバックライト4の裏面には反射シート5が貼着されている。また、回路基板1には、光源3としてチップLED29が表面実装されている。その他、液晶表示装置2、チップLED29、バックライト4の構成については、実施の形態1と同様である。
【0046】
次に、実施の形態3の動作について、図8乃至図10を用いて説明すると、チップLED29から発光した出射光14は、バックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、先ずスリット7の内壁面15で一部反射16される。この反射光16は、発光領域13内に再度入光する。反射されずに通過した通過光17はさらに外側へ進行し、バックライト4の外形端縁面から外に放射される。スリット7で反射した反射光16は、発光領域13内へ再入光するため、発光領域13の輝度が向上すると共に、通常光源3から遠くなればなるほど発光領域13の輝度は低くなってしまうが、スリット7を設けることにより、この反射光16が発光領域13の輝度の低い部分を改善する。
【0047】
従って、この実施の形態3によれば、発光領域13の外周にスリット7を設けることにより、液晶表示装置2を保持・固定可能な固定爪10やリブ9、或いは位置決めピン19などといった複雑な形状をしている構成物が存在する場合でも、これらの構成物によって発生する乱反射の影響を受けずに発光領域13の輝度を高めると共に、輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。
【0048】
また、液晶表示装置2を保持・固定するためのホルダー27と、液晶表示装置2を照光させるための導光部である導光体28とを一体化させたことにより、バックライト4としての部品の構成を簡素化できると共に、部品の厚みも導光板28の厚みのみとなり、薄型化が可能である。また、断面略凹状溝6の体積分が肉ヌスミとなるため、軽量化に非常に有効である。スリット7の幅Hは、0.5mm〜1mmが望ましい。また、スリット7の両端縁部はスリット幅のRを設けた方がよい。
【0049】
なお、実施の形態3では、光源3がバックライト4の相対する短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の相対する長辺の近傍に設けられる場合でも同様な効果を得られる。
【0050】
(実施の形態4)
図11は、光源3がバックライト4の相対する2側面の近傍に設けられ、スリット7がバックライト4の裏面で発光領域13の外縁部で、光源3以外の相対する位置に設けられた場合であり、バックライト4の両側短辺部近傍には、チップLED29と、チップLEDからの出射光14をバックライト4の導光部へ導光するための入光部12が設けられており、この入光部12以外の2辺の位置で発光領域13の外縁部にスリット7が設けられている。その他の構成については、実施の形態3と同様である。
【0051】
次に、実施の形態4の動作について、図11及び実施の形態3と同様な断面図となるため図10を用いて説明する。
【0052】
図10及び図11において、チップLED29から発光した出射光14は、バックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、先ずスリット7の端縁壁面15で一部反射16される。この反射光16は、発光領域13内に再度入光する。反射されずに通過した通過光17はさらに外側へ進行し、バックライト4の外形端縁面から外に放射される。スリット7で反射した反射光16は、発光領域13内へ再入光するため、発光領域13の輝度が向上すると共に、通常光源3から遠くになればなるほど発光領域13の輝度は低くなってしまうが、スリット7を設けることにより、この反射光16が発光領域13の低輝度領域を改善する。
【0053】
従って、この実施の形態4によれば、バックライト4の相対する2側面の近傍に光源3が設けられ、この光源3以外の相対する2辺の位置にスリット7を設けたことにより、液晶表示装置2を保持・固定可能な固定爪10やリブ9、或いは位置決めピン19などといった複雑な形状をしている構成物が存在する場合でも、これらの構成物によって発生する乱反射の影響を受けずに発光領域13の輝度を高めると共に、輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。
【0054】
また、液晶表示装置2を保持・固定するためのホルダー27と、液晶表示装置2を照光させるための導光部である導光体28とを一体化させたことにより、バックライト4としての部品の構成を簡素化できると共に、部品の厚みも導光板28の厚みのみとなり、薄型化が可能である。
【0055】
なお、実施の形態4では、光源3がバックライト4の相対する短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の相対する長辺の近傍に設けられる場合でも同様な効果を得られる。
【0056】
(実施の形態5)
図12乃至図15は、本発明の実施の形態5におけるバックライト装置の構成を示すもので、図12に示すごとく、ホルダー27と導光板28が一体となってバックライト4を構成しており、このバックライト4の裏面には反射シート5が貼着されている。また、回路基板1には、光源3としてのチップLED29が表面実装されている。そして、バックライト4には、発光領域13の光源3以外の外周に沿ってスリットが設けられており、このスリット7の内壁面15は鏡面になるように形成されている。また、光源3以外の3辺端縁部を略直角に立設させた反射片部8を有する反射シート5をバックライト4の裏面に貼着させ、この反射片部8をバックライト4に設けたスリット7に遊挿させている。その他、液晶表示装置2、チップLED29、バックライト4の構成については、実施の形態1と同様であるが、
次に、実施の形態5の動作について、図13乃至図15を用いて説明すると、チップLED29から発光した出射光14は、バックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、先ずスリット7の端縁壁面15で一部反射16される。この反射光16は、発光領域13内に再度入光する。反射されずに通過した通過光17はスリット7内を進行していくが、スリット7内に遊挿されている反射シート5の反射片部8によって再度反射される。ここで反射された再反射光18は、スリット7の端縁壁面15から再入光し、発光領域13内へ入射される。このとき、図14に示すように、反射光16はスリットで発光領域13の長辺部に位置する長辺部スリット7−a及び7−cにおいてそれぞれ反射光16−a及び16−cのような反射光が得られる。また、光源3と相対する短辺部に位置する短辺部スリット7−bにおいては、反射光16−bのような反射光が得られる。反射されなかった通過光17−a,17−b,17−cはさらにスリット7内を進行していくが、スリット7内の遊挿されている反射片部8−a,8−b,8−cによって再反射される。ここで反射された再反射光18−a,18−b,18−cはスリット7の端縁壁面15から再入光し、発光領域13内へ入射される。これによって発光領域13の輝度が向上すると共に、通常光源3から遠くなればなるほど発光領域13の輝度は低くなってしまうが、スリット7及び反射片部8を設けることにより、この再反射光18が発光領域13の低い部分を改善する。
【0057】
従って、この実施の形態5によれば、発光領域13の光源以外の外周に沿ってスリット7を設け、さらに光源3以外の3辺端縁部を略直角に立設させた反射片部8を有する反射シート5をバックライト4の裏面部に貼着させ、この反射片部8をバックライト4に設けたスリット7に遊挿させたことにより、通常発光領域13の輝度は光源3から離隔するに従って低くなってしまうが、この実施の形態5によれば、この低くなった部分の輝度を改善することができ、また、バックライト4に構成されている液晶表示装置2を保持・固定可能な固定爪やリブ9、或いは位置決めピン19などといった複雑な形状をしている構成物が存在する場合でも、これらの構成物によって発生する乱反射の影響を受けずに発光領域13の輝度を高めると共に、輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。
【0058】
また、反射シート5から立設させた反射片部8によって入射光14を反射させるため、効率よく反射できると共に、発光領域13の高輝度化を実現できる。
【0059】
なお、実施の形態5では、光源3がバックライト4の1短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の1長辺の近傍に設けられる場合でも同様な効果を得られる。
【0060】
(実施の形態6)
図16は、スリット7及び反射シート5の反射片部8をバックライト4の裏面で発光領域13の外縁部で、光源3以外の相対する2辺の位置に設けられた場合であり、バックライト4の両側短辺部近傍には、チップLED29と、チップLEDからの出射光14をバックライト4の導光部へ導光するための入光部12が設けられており、この入光部12以外の2辺の位置で発光領域13の外縁部にスリット7が設けられている。そして、入光部12以外の相対する2辺の位置の端縁部を略直角に立設させた反射片部8を有する反射シート5がバックライト4の裏面部に貼着されており、この反射片部8はバックライト4に設けたスリット7に遊挿されている。その他の構成については、実施の形態5と同様である。
【0061】
次に、実施の形態6の動作について、図16及び実施の形態5と同様な断面図となるため図15を用いて説明する。
【0062】
図15及び図16において、チップLED29から発光した出射光14は、バックライト4の入光部12よりバックライト4内に入光し、発光領域13内を通過してゆき、先ずスリット7の端縁壁面15で一部反射16される。この反射光16は、発光領域13内に再度入光する。反射されずに通過した通過光17はスリット7内を進行していくが、スリット内に遊挿されている反射片部8によって再度反射される。ここで反射された再反射光18はスリット7の端縁壁面15から再入光し、発光領域13内へ入射される。これによって発光領域13の輝度が向上すると共に、通常光源3から遠くになればなるほど発光領域13の輝度は低くなってしまうが、スリット7及び反射片部8を設けることにより、この反射光18が発光領域13の輝度の低い部分を改善する。
【0063】
従って、この実施の形態6によれば、バックライト4の相対する2辺の近傍に光源3が設けられ、この光源3以外の相対する2辺の位置にスリット7を設け、さらに光源3以外の相対する2辺の端縁部を略直角に立設させた反射片部8を有する反射シート5をバックライト4の裏面部に貼着させ、この反射片部8を有するバックライト4に設けたスリット7に遊挿させたことにより、通常発光領域13の輝度は光源3から離隔するに従って低くなってしまうが、この実施の形態6の場合も、この低くなった部分の輝度を改善することができ、また、液晶表示装置2を保持・固定可能な固定爪10やリブ9、或いは位置決めピン19などといった複雑な形状をしている構成物が存在する場合でも、これらの構成物によって発生する乱反射の影響を受けずに発光領域13の輝度を高めると共に、輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。
【0064】
また、反射シート5から立設させた反射片部8によって入射光14を反射させるため、効率よく反射できると共に、発光領域13の高輝度化を実現できる。
【0065】
なお、実施の形態6では、図16に示すように、光源3がバックライト4の相対する短辺の近傍に設けられた場合について説明したが、光源3がバックライト4の長辺の近傍に設けられる場合でも同様な効果を得られる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明した本発明は、透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡って断面略凹状溝部を設けたバックライト装置において、前記断面略凹状溝部は、光源部を備えていない側面については、光源部から遠ざかるほどに深さを深くし、光源部を備えていない光源部の対面については、中央部を浅く、かつ、該中央部両端を深く構成したことを特徴とするバックライト装置としたので、簡素化された構成で、外形形状の影響を受けずに所要の発行領域で高輝度が得られ、且つ輝度バラツキや輝度ムラを改善し、均一な輝度を得ることができる。さらに、前記導光体の裏面に設けられた反射部材を反射シートとして前記導光体の面積よりも広くなるように構成して光源部側外縁部以外の端縁に張出し端縁部を設け、前記張出し端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させたことを特徴とするバックライト装置としたので、反射シートから立設させた反射片部で入射光を反射させるために、効率よく反射でき、所要の発光領域内の高輝度化を実現できると共に、別部品で反射させる必要もないという特段の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態におけるバックライト装置の構成を示す分解斜視図
【図2】同要部断面図
【図3】同平面図
【図4】図2における動作を説明するための拡大図
【図5】本発明の実施の形態1の変形例を示す図で、
(1)は図3と同じ平面図
(2)は(1)のA−A断面図
(3)は(1)のB−B断面図
【図6】本発明の実施の形態2におけるバックライト装置の構成を示す平面図
【図7】本発明の実施の形態3におけるバックライト装置の構成を示す分解斜視図
【図8】同要部断面図
【図9】同平面図
【図10】図7における動作を説明するための拡大図
【図11】本発明の実施の形態4におけるバックライト装置の構成を示す平面図
【図12】本発明の実施の形態5におけるバックライト装置の構成を示す分解斜視図
【図13】同要部断面図
【図14】同平面図
【図15】図13における動作を説明するための拡大図
【図16】本発明の実施の形態6におけるバックライト装置の構成を示す平面図
【図17】従来のバックライト装置の構成を示す斜視図
【図18】従来のバックライト装置の1態様を示す分解斜視図
【図19】従来のバックライト装置の他の態様を示す分解斜視図
【図20】従来のバックライト装置の更に他の態様を示す分解斜視図
【図21】従来のバックライト装置のまた更に他の態様を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 回路基板
2 液晶表示部
3 光源(光源部)
4 バックライト
5 反射シート(反射部材)
6 断面略凹状溝部
7 スリット
8 反射片部
13 発光領域
27 ホルダー
28 導光板(導光体)
Claims (3)
- 透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡って断面略凹状溝部を設けたバックライト装置において、
前記断面略凹状溝部は、光源部を備えていない側面については、光源部から遠ざかるほどに深さを深くし、光源部を備えていない光源部の対面については、中央部を浅く、かつ、該中央部両端を深く構成したことを特徴とするバックライト装置。 - 透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の少なくとも1側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けると共に、
前記導光体の裏面に設けられた反射部材は反射シートであって前記導光体の面積よりも広くなるように構成して光源部側外縁部以外の端縁に張出し端縁部を設け、前記張出し端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させたことを特徴とするバックライト装置。 - 透光性を有する導光体と、この導光体の裏面に設けた反射部材と、前記導光体の相対する2側面に近設されてこの導光体を照光する光源部とを備え、前記導光体の裏面において、その発光領域の外縁部に略平行に、前記光源部側外縁部以外の全周囲に渡ってスリット部を設けると共に、
前記導光体の裏面に設けられた反射部材は反射シートであって前記導光体の面積よりも広くなるように構成して光源部側外縁部以外の端縁に張出し端縁部を設け、前記張出し端縁部を略直角に立設させて反射片部を形成し、この反射片部を前記スリット部に遊挿させたことを特徴とするバックライト装置。
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