JP4751155B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンに係り、特に、2本のミシン針によって縫製作業を行う2本針ミシンに関する。
従来、工業用ミシンにおける摺動部には、ミシンの運転に伴って発生する過熱による焼きつき等の不具合を防止するために、オイルタンクから潤滑油が断続的に給油され、この潤滑油によって潤滑な状態を維持するようになっており、例えば、内釜と外釜とを備える釜機構では、内釜と外釜との嵌合部等に潤滑油を給油して内釜に対する外釜の回転を円滑に行わせている。
上述した潤滑油の給油方法としては、ポンプを設けて、強制的に潤滑油を供給する方法や、油芯を介して接続し、この油芯に潤滑油を伝わらせてオイルタンクから釜給油箇所に供給する方法等が挙げられる。また、近年では、潤滑油の排出を容易に行うとともに、給油する潤滑油に対するごみの混入を防止し潤滑油を還流させることが可能なオイルタンクとして、上部に空気孔が形成された還流タンクと、還流ポンプとを釜部より下方に配置し、釜部に給油された余分な潤滑油をミシン本体における縦胴部の内部に配置したオイルタンクが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−164689号公報
ところで、2本針の本縫いを行うことが可能な2本針ミシンの場合、縫製作業の種類等に応じて、針棒に設けられた2本のミシン針をミシンベッド部の長手方向(以下、左右方向Xという。)に沿って移動させ、隣接するミシン針との間の距離(以下、針幅という。)を適宜変更するようになっている。
また、図8に示すように、2本針ミシンにおけるミシンベッド部101の内部には、図示しない2本のミシン針の各々と対応する2つの釜部102,103が設けられており、これら釜部102,103には、図示しない水平釜と、水平釜を支持する釜土台104,105とが具備されている。このような釜土台102,103は、上述した各ミシン針の左右方向Xへの移動動作に応じて、作業者が各釜部102,103を左右方向Xに移動するようになっている。
さらに、水平釜には、可撓性を有する樹脂等によって成形された流体輸送チューブ106,107がそれぞれ2本ずつ接続されており、これら流体輸送チューブ106,107の他端は、縦胴部側に設けられた図示しないポンプと接続されている。
しかしながら、各釜部102,103の左右方向Xへの移動に伴って、水平釜と接続された流体輸送チューブ106,107も移動するため、流体輸送チューブ106,107の経路が変更されてしまう。その結果、流体輸送チューブ106がミシンベッド部101に配設された各構成部品と接触し易い。
これを防止するために、作業者は、釜移動後に流体輸送チューブ106,107の経路を構成部品に接触しない位置に案内する、または弛みのでない長さのチューブに変更する必要が生じ、これらの作業に伴って作業工数が増大するといった問題が生じている。
また、作業者の熟練度に応じて、変更作業に費やされる時間等が異なり、作業効率にばらつきが発生するといった問題も生じている。
本発明は、前記した点に鑑みてなされたものであり、流体輸送チューブの損傷の防止とともに、作業効率の向上を図ることが可能な流体輸送チューブ案内装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るミシンは、
水平方向に延在する上軸と、
前記上軸に対して平行に設けられた釜駆動用下軸と、
前記上軸により2本のミシン針を上下方向に駆動する針棒と、
前記2本のミシン針の先端部と対向する位置に設けられ、当該2本のミシン針と協働して縫目を形成する2つの釜と、
前記2つの釜が上部に設けられ、前記釜駆動用下軸の軸心に沿って移動する2つの釜土台と、
一端が前記2つの釜と接続され、潤滑油を輸送する複数の流体輸送チューブと、
支軸によって回動可能に支持された基体部及び当該基体部に設けられ前記複数の流体輸送チューブの中途部と係合して当該複数の流体輸送チューブの位置保持を行う係合部を備える係合部材とを具備し、
前記係合部材が、前記2つの釜土台の少なくとも1つと連動して回動し、前記係合部と係合する流体輸送チューブの経路を案内することを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係るミシンは、前記係合部材が、一方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第1の係合部と、他方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第2の係合部とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係るミシンは、前記複数の流体輸送チューブが、各流体輸送チューブの他端が潤滑油を排出及び吸引するポンプと接続され、当該ポンプの配置位置からより遠方に配置された釜と接続された流体輸送チューブの方が、他の釜と接続された流体輸送チューブと比較して変位量が大きくなるように、前記係合部と係合することを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係るミシンは、前記係合部材が、前記基体部に形成された連結孔及び一の釜土台に設けられた連結ピンを介して当該一の釜土台と連動することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、係合部材は、釜土台と連動して回動し、係合部と係合する流体輸送チューブを変位させ、流体輸送チューブの経路を案内するので、釜土台の移動に伴い流体輸送チューブの経路が変更されることによって生ずる流体輸送チューブの弛みの発生を抑制することが可能となる。
そのため、ミシン本体の内部のレイアウトに応じて、係合部が回動動作の前後で流体輸送チューブを適切に移動させるように保持位置を適宜選択することにより、ミシンの各構成部品との接触を自動的に回避し、作業効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、係合部材が、一方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第1の係合部と、他方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第2の係合部とを備えるので、各釜と接続された流体輸送チューブの経路を、係合された係合部毎に独立して案内することで、釜の移動態様や、流体輸送チューブの配置態様等に応じて、各係合部に係合された流体輸送チューブの経路を案内することが可能となる。
そのため、上述した理由による流体輸送チューブの損傷をより効果的に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、複数の流体輸送チューブが、各流体輸送チューブの他端が潤滑油を排出及び吸引するポンプと接続され、ポンプの配置位置からより遠方に配置された釜と接続された流体輸送チューブの方が、他の釜と接続された流体輸送チューブと比較して変位量が大きくなるように、係合部と係合するので、長さ寸法が大きく、弛みが生じ易い流体輸送チューブの変位量を大きくすることで、流体輸送チューブの弛みの発生を効果的に抑制することが可能となる。
そのため、上述した理由による流体輸送チューブの損傷をより効果的に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、係合部材が、基体部に形成された連結孔及び一の釜土台に設けられた連結ピンを介して一の釜土台と連動するので、別途新たな装置を設けることなく、簡易な構造によって係合部材を自動的に回動させることで、装置の製造コストの抑制とともに、構造の簡素化を図ることが可能となる。
そのため、ミシンの製造コストの抑制及び小型化を図ることができる。
以下、図1から図5を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1に示すように、本実施形態におけるミシン1は、4本の脚部2に支持された略長方形状のミシンテーブル3と、このミシンテーブル3の上面に配置されたミシン本体4と、ミシン本体4の各機構部に種々の縫製動作を実行させる縫製データを設定入力するための図示しない入力部と、この縫製データを表示する図示しない表示部とを備えている。
一方、ミシンテーブル3の下部には、押動可能な電源スイッチ5と、ミシン1を操作するためのペダル6と、ミシン1の各部の動作制御を行うための制御部7とがそれぞれ設けられている。
また、図2に示すように、ミシン本体4には、その外形が正面視にて略コ字状に成形されたミシンフレーム8が具備されている。このミシンフレーム8は、ミシン本体4の上部をなしミシンテーブル3の長手方向に延在するミシンアーム部9と、ミシン本体4の下部をなしミシンテーブル3と対向するミシンベッド部10と、ミシンアーム部9とミシンベッド部10とを連結しミシンアーム部9及びミシンベッド部10の長手方向と直交する方向に延在する縦胴部11とから構成されている。
縦胴部11の下部には、図3に示すように、潤滑油を貯溜する油タンク12が設けられ、この油タンク12には、ミシン本体4の各摺動部に潤滑油を給油する図示しない給油装置が設けられている。給油装置には、潤滑油を還流する還流管13の一端が接続され、この還流管13の他端には、給油する潤滑油や、排油された潤滑油を一時的に貯溜するための還流タンク14が接続されている。
また、還流管13の中途部には、油タンク12に貯溜された潤滑油を吸引するとともに、還流タンク14に貯溜された余剰な潤滑油を油タンク12に排出するポンプとしての還流装置15が接続されている。還流装置15には、潤滑油を給油する2本の給油チューブ16と、潤滑油を排油する2本の排油チューブ17の一端がそれぞれ接続されている。
縦胴部11の上部には、縫製作業の動力源となるミシンモータ18が設けられ、このミシンモータ18には、ミシンアーム部9の内部を長手方向に沿って延在する上軸19の一端が接続されている。また、上軸19におけるミシンモータ18との接続箇所の近傍には、上軸スプロケット20が取り付けられている。
一方、図1に示すように、上軸19の他端には、図示しないカムやロッド等を介して2つの針棒21,22が連結されており、これら針棒21,22の下部には、交換可能なミシン針23がそれぞれ具備されている。このような構成からなる針棒21,22は、縫製作業の種類に応じて左右方向Xに移動調節を行うために、互いに近接又は離間可能となっている。また、ミシンベッド部10における針棒21,22及びミシン針23の下方には、被縫製物を布送りする布送り機構24が設けられている。
ミシン本体4におけるミシンベッド部10の内部には、図2及び図3に示すように、ミシンベッド部10の長手方向に沿って延在する下軸25が設けられ、この下軸25の一端には、下軸スプロケット26が取り付けられている。この下軸スプロケット26と、上述した上軸スプロケット20には、タイミングベルト27が掛架されており、タイミングベルト27を介して上軸19と下軸25とが連結されるようになっている。また、下軸25における下軸スプロケット26の取付箇所の近傍には、偏心カムやギア等が取り付けられ、図示しない複数の送り軸や、図4に示すように、ミシンベッド部10の長手方向(以下、左右方向Xという。)に延在する釜駆動用下軸28と連結されている。
釜駆動用下軸28には、左右方向Xに移動可能な第1釜部29と、第2釜部30とが配設されており、これら第1釜部29及び第2釜部30には、上面が開口した略箱状の釜土台31,32が備えられている。また、釜土台31,32の壁面には、給油口33及び排油口34がそれぞれ形成され、これら給油口33及び排油口34には、上述した給油チューブ16と、排油チューブ17とがそれぞれ接続されている。さらに、第2釜部30の釜土台33の一面には、この一面と直交する方向に突出する連結ピン35が設けられている。
このように構成された第1釜部29及び第2釜部30は、上述した各針棒21,22に設けられたミシン針とミシン針との間の距離(以下、針幅という。)に応じて、左右方向Xに移動し、各ミシン針23の先端部の下方に配置されるようになっている。
上述した釜土台31,32の内部には、図示しない外釜と、この外釜に内嵌された内釜とから構成された水平釜が収容されており、上述したミシンモータ18の回転駆動に伴って回転するようになっている。また、外釜の内周壁面には、内釜との摺動部に潤滑油を給油する図示しない溝が形成されており、この溝には、各釜土台31,32の給油口33及び排油口34が接続されている。
このように構成された水平釜には、給油チューブ16を介して潤滑油が給油され、外釜の溝を通過することで内釜との摺動部を潤滑な状態とするとともに、排油チューブ17を介して余剰する潤滑油を還流タンク14へと戻すようになっている。
また、ミシンベッド部10の内部には、給油チューブ16及び排油チューブ17の経路を案内する係合部材としての係合板36が設けられている。係合板36には、所定の長さ寸法を有する細板状の基体部37を備えられ、この基体部37の一端部は、略円形状に成形され、図5に示すような略円形状の回動孔38が穿設されている。回動孔38には、図4に示すように、ミシンフレーム8に固定された回動ピン39が軸通されており、回動ピン39によって係合板36が回動可能に軸支されるようになっている。また、基体部37の中途部には、図5に示すように、長手方向に沿って開口する連結孔40が形成されており、この連結孔40には、図4に示すように、上述した第2釜部30の連結ピン35が導通され、伝達機構を構成している。
一方、係合板36の他端部には、挿通孔41が穿設された第1係合片42が延設されており、挿通孔41には、第1釜部29と接続された給油チューブ16と、排油チューブ17とが挿通されている。また、係合板36の中途部には、先端が直角に屈曲形成された第2係合部としての第2係合片43が延設され、この第2係合片43の先端部は、第2釜部30と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17がそれぞれ当接するようになっている。
このような構成からなる係合板36は、第2釜部30の左右方向Xの移動動作に伴って、連結ピン35が左右方向Xに移動することで、連結ピン35が係合板36における基体部37の内周壁面を左右方向Xに押圧することにより、係合板36が回動ピン39を中心に反時計方向である矢印R方向又は回動ピン39を中心に時計方向である矢印R方向に回動する。そして、回動ピン39を中心に反時計方向である矢印R方向の回動により、第1係合片42が第1釜部29と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17を緊張するとともに、第2係合片43が第2釜部30と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17を変位するようになっている。
なお、本実施形態における係合板36は、所定の長さ寸法を有する基体部37を備えているが、給油チューブ16及び排油チューブ17の長さ寸法に応じて、基体部37の長さ寸法を適宜変更することが可能である。例えば、第1釜部29の左右方向Xへの移動量が大きい場合には、第1釜部29の水平釜に接続される給油チューブ16及び排油チューブ17の長さ寸法は大きくなるため、基体部37の長さ寸法を大きくすることで、第1係合片42の挿通孔41と係合された給油チューブ16及び排油チューブ17の変位量を増加させることができる。
また、本実施形態における係合板36には、回動ピン39及び連結孔40を介して第2釜部30と連結されているが、各釜部30,31と連動して回動し、給油チューブ16及び排油チューブ17の経路を案内することができれば、特に限定されるものではなく、例えば、係合板36を回動させるように係合板36と第2釜部30とを連結してもよいし、平面カム等を介して係合板36を回動させるように係合板36と第2釜部30とを連結してもよい。
次に、図6及び図7を参照しながら、本実施形態におけるミシン1の作用について説明する。
使用者が電源スイッチ5を押動することによってONとすると、ミシンモータ18が給電され、ペダル6の操作に伴ってミシンモータ18が回転駆動し、各針棒21,22が上下動する、すなわち運針が開始される。また、運針の開始と同期して、操作パネル5で設定されたデータに基づいてミシンモータ18や布送り機構24が制御され、所定の布送りピッチで被縫製物を布送りすることにより、縫製作業が実行される。
その後、所望の縫製が得られるまで同様の作業が繰り返し実行され、一連の縫製作業が完了する。
上述したような縫製作業においては、縫製作業の種類等に応じて、針幅を変更する必要が生ずる。そこで、以下においては、針幅を拡大させる場合と、縮小させる場合とに分けて説明する。
まず始めに、針幅を拡大させる場合について説明する。
図6に示すように、針幅の設定値等に応じて、各針棒21,22が左右方向Xへと相互に離反するように調節を行うと、この針棒21,22の移動量に応じて、第1釜部29及び第2釜部30をミシンベッド部10の内部で釜駆動用下軸28に沿って左右方向Xに相互に離反するように移動調節する必要が生ずる。
このとき、第2釜部30が左右方向Xに移動することによって、第2釜部30の連結ピン35が係合板36における基体部37の内周壁面を右方向である矢印A方向に押圧することにより、係合板36が回動ピン39を中心に反時計方向である矢印R方向に回動する。この係合板36の回動動作に伴い、図7に示すように、第1係合片42の挿通孔41に係合された第1釜部29の給油チューブ16及び排油チューブ17が、右方向である矢印A方向に緊張され変位されるとともに、第2釜部30の給油チューブ16及び排油チューブ17が、第2係合片43によって矢印B方向に押動され変位される。
一方、針幅を縮小させる場合には、図7に示すように、針幅の設定値等に応じて、各針棒21,22が左右方向Xへと相互に近接するように移動すると、この針棒21,22の移動動作と同期して、第1釜部29及び第2釜部30がミシンベッド部10の内部を釜駆動用下軸28に沿って左右方向Xに移動する。
このとき、第2釜部30が左右方向Xに移動することによって、第2釜部30の連結ピン35が係合板36における基体部37の内周壁面を左方向である矢印C方向に押圧することにより、係合板36が回動ピン39を中心に時計方向である矢印R方向に回動する。この係合板36の回動動作に伴い、図6に示すように、第1係合片42の挿通孔41に係合された第1釜部29の給油チューブ16及び排油チューブ17が、左方向である矢印C方向に緊張され変位されるとともに、第2釜部30の給油チューブ16及び排油チューブ17が、第2係合片43による押圧状態から開放されて、ミシンの布送り方向である矢印D方向に変位される。
以上より、本実施形態におけるミシン1によれば、針幅を拡大させる場合には、第2釜部30の水平釜と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17の管長さを調節しながら経路が案内されて、弛みの発生が抑制されることで、給油チューブ16及び排油チューブ17がミシンベッド部101に配設された各構成部品と接触を自動的に回避し、作業効率の向上を図ることができる。
ミシンの構成を示す正面図である。 ミシン本体の外観構成を示す斜視図である。 ミシン本体の内部構成を示す縦断面図である。 ミシンベッド部の内部構成を示す斜視図である。 係合板の外観構成を示す斜視図である。 針幅縮小時における係合板、供給管及び排油チューブの態様を示す斜視図である。 針幅拡大時における係合板、供給管及び排油チューブの態様を示す斜視図である。 ミシンベッド部における給油チューブ及び排油チューブの引き回し態様を示す斜視図である。
符号の説明
1 ミシン
4 ミシン本体
10 ミシンベッド部
15 還流装置
16 給油チューブ
17 排油チューブ
19 上軸
21,22 針棒
23 ミシン針
29 釜駆動用下軸
29 第1釜部
30 第2釜部
31,32 釜土台
35 連結ピン
36 係合板
37 基体部
40 連結孔
41 挿通孔
42 第1係合片
43 第2係合片
X 左右方向

Claims (4)

  1. 水平方向に延在する上軸と、
    前記上軸に対して平行に設けられた釜駆動用下軸と、
    前記上軸により2本のミシン針を上下方向に駆動する針棒と、
    前記2本のミシン針の先端部と対向する位置に設けられ、当該2本のミシン針と協働して縫目を形成する2つの釜と、
    前記2つの釜が上部に設けられ、前記釜駆動用下軸の軸心に沿って移動する2つの釜土台と、
    一端が前記2つの釜と接続され、潤滑油を輸送する複数の流体輸送チューブと、
    支軸によって回動可能に支持された基体部及び当該基体部に設けられ前記複数の流体輸送チューブの中途部と係合して当該複数の流体輸送チューブの位置保持を行う係合部を備える係合部材とを具備し、
    前記係合部材は、前記2つの釜土台の少なくとも1つと連動して回動し、前記係合部と係合する流体輸送チューブの経路を案内することを特徴とするミシン。
  2. 前記係合部材は、一方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第1の係合部と、他方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第2の係合部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記複数の流体輸送チューブは、各流体輸送チューブの他端が潤滑油を排出及び吸引するポンプと接続され、当該ポンプの配置位置からより遠方に配置された釜と接続された流体輸送チューブの方が、他の釜と接続された流体輸送チューブと比較して変位量が大きくなるように、前記係合部と係合することを特徴とする請求項2に記載のミシン。
  4. 前記係合部材は、前記基体部に形成された連結孔及び一の釜土台に設けられた連結ピンを介して当該一の釜土台と連動することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のミシン。
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