JP4751155B2 - ミシン - Google Patents
ミシン Download PDFInfo
- Publication number
- JP4751155B2 JP4751155B2 JP2005265171A JP2005265171A JP4751155B2 JP 4751155 B2 JP4751155 B2 JP 4751155B2 JP 2005265171 A JP2005265171 A JP 2005265171A JP 2005265171 A JP2005265171 A JP 2005265171A JP 4751155 B2 JP4751155 B2 JP 4751155B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid transport
- hook
- sewing machine
- sewing
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
また、図8に示すように、2本針ミシンにおけるミシンベッド部101の内部には、図示しない2本のミシン針の各々と対応する2つの釜部102,103が設けられており、これら釜部102,103には、図示しない水平釜と、水平釜を支持する釜土台104,105とが具備されている。このような釜土台102,103は、上述した各ミシン針の左右方向Xへの移動動作に応じて、作業者が各釜部102,103を左右方向Xに移動するようになっている。
さらに、水平釜には、可撓性を有する樹脂等によって成形された流体輸送チューブ106,107がそれぞれ2本ずつ接続されており、これら流体輸送チューブ106,107の他端は、縦胴部側に設けられた図示しないポンプと接続されている。
これを防止するために、作業者は、釜移動後に流体輸送チューブ106,107の経路を構成部品に接触しない位置に案内する、または弛みのでない長さのチューブに変更する必要が生じ、これらの作業に伴って作業工数が増大するといった問題が生じている。
また、作業者の熟練度に応じて、変更作業に費やされる時間等が異なり、作業効率にばらつきが発生するといった問題も生じている。
水平方向に延在する上軸と、
前記上軸に対して平行に設けられた釜駆動用下軸と、
前記上軸により2本のミシン針を上下方向に駆動する針棒と、
前記2本のミシン針の先端部と対向する位置に設けられ、当該2本のミシン針と協働して縫目を形成する2つの釜と、
前記2つの釜が上部に設けられ、前記釜駆動用下軸の軸心に沿って移動する2つの釜土台と、
一端が前記2つの釜と接続され、潤滑油を輸送する複数の流体輸送チューブと、
支軸によって回動可能に支持された基体部及び当該基体部に設けられ前記複数の流体輸送チューブの中途部と係合して当該複数の流体輸送チューブの位置保持を行う係合部を備える係合部材とを具備し、
前記係合部材が、前記2つの釜土台の少なくとも1つと連動して回動し、前記係合部と係合する流体輸送チューブの経路を案内することを特徴とする。
そのため、ミシン本体の内部のレイアウトに応じて、係合部が回動動作の前後で流体輸送チューブを適切に移動させるように保持位置を適宜選択することにより、ミシンの各構成部品との接触を自動的に回避し、作業効率の向上を図ることができる。
そのため、上述した理由による流体輸送チューブの損傷をより効果的に防止することができる。
そのため、上述した理由による流体輸送チューブの損傷をより効果的に防止することができる。
そのため、ミシンの製造コストの抑制及び小型化を図ることができる。
一方、ミシンテーブル3の下部には、押動可能な電源スイッチ5と、ミシン1を操作するためのペダル6と、ミシン1の各部の動作制御を行うための制御部7とがそれぞれ設けられている。
また、還流管13の中途部には、油タンク12に貯溜された潤滑油を吸引するとともに、還流タンク14に貯溜された余剰な潤滑油を油タンク12に排出するポンプとしての還流装置15が接続されている。還流装置15には、潤滑油を給油する2本の給油チューブ16と、潤滑油を排油する2本の排油チューブ17の一端がそれぞれ接続されている。
一方、図1に示すように、上軸19の他端には、図示しないカムやロッド等を介して2つの針棒21,22が連結されており、これら針棒21,22の下部には、交換可能なミシン針23がそれぞれ具備されている。このような構成からなる針棒21,22は、縫製作業の種類に応じて左右方向Xに移動調節を行うために、互いに近接又は離間可能となっている。また、ミシンベッド部10における針棒21,22及びミシン針23の下方には、被縫製物を布送りする布送り機構24が設けられている。
このように構成された第1釜部29及び第2釜部30は、上述した各針棒21,22に設けられたミシン針とミシン針との間の距離(以下、針幅という。)に応じて、左右方向Xに移動し、各ミシン針23の先端部の下方に配置されるようになっている。
このように構成された水平釜には、給油チューブ16を介して潤滑油が給油され、外釜の溝を通過することで内釜との摺動部を潤滑な状態とするとともに、排油チューブ17を介して余剰する潤滑油を還流タンク14へと戻すようになっている。
一方、係合板36の他端部には、挿通孔41が穿設された第1係合片42が延設されており、挿通孔41には、第1釜部29と接続された給油チューブ16と、排油チューブ17とが挿通されている。また、係合板36の中途部には、先端が直角に屈曲形成された第2係合部としての第2係合片43が延設され、この第2係合片43の先端部は、第2釜部30と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17がそれぞれ当接するようになっている。
このような構成からなる係合板36は、第2釜部30の左右方向Xの移動動作に伴って、連結ピン35が左右方向Xに移動することで、連結ピン35が係合板36における基体部37の内周壁面を左右方向Xに押圧することにより、係合板36が回動ピン39を中心に反時計方向である矢印R2方向又は回動ピン39を中心に時計方向である矢印R3方向に回動する。そして、回動ピン39を中心に反時計方向である矢印R2方向の回動により、第1係合片42が第1釜部29と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17を緊張するとともに、第2係合片43が第2釜部30と接続された給油チューブ16及び排油チューブ17を変位するようになっている。
使用者が電源スイッチ5を押動することによってONとすると、ミシンモータ18が給電され、ペダル6の操作に伴ってミシンモータ18が回転駆動し、各針棒21,22が上下動する、すなわち運針が開始される。また、運針の開始と同期して、操作パネル5で設定されたデータに基づいてミシンモータ18や布送り機構24が制御され、所定の布送りピッチで被縫製物を布送りすることにより、縫製作業が実行される。
その後、所望の縫製が得られるまで同様の作業が繰り返し実行され、一連の縫製作業が完了する。
まず始めに、針幅を拡大させる場合について説明する。
図6に示すように、針幅の設定値等に応じて、各針棒21,22が左右方向Xへと相互に離反するように調節を行うと、この針棒21,22の移動量に応じて、第1釜部29及び第2釜部30をミシンベッド部10の内部で釜駆動用下軸28に沿って左右方向Xに相互に離反するように移動調節する必要が生ずる。
4 ミシン本体
10 ミシンベッド部
15 還流装置
16 給油チューブ
17 排油チューブ
19 上軸
21,22 針棒
23 ミシン針
29 釜駆動用下軸
29 第1釜部
30 第2釜部
31,32 釜土台
35 連結ピン
36 係合板
37 基体部
40 連結孔
41 挿通孔
42 第1係合片
43 第2係合片
X 左右方向
Claims (4)
- 水平方向に延在する上軸と、
前記上軸に対して平行に設けられた釜駆動用下軸と、
前記上軸により2本のミシン針を上下方向に駆動する針棒と、
前記2本のミシン針の先端部と対向する位置に設けられ、当該2本のミシン針と協働して縫目を形成する2つの釜と、
前記2つの釜が上部に設けられ、前記釜駆動用下軸の軸心に沿って移動する2つの釜土台と、
一端が前記2つの釜と接続され、潤滑油を輸送する複数の流体輸送チューブと、
支軸によって回動可能に支持された基体部及び当該基体部に設けられ前記複数の流体輸送チューブの中途部と係合して当該複数の流体輸送チューブの位置保持を行う係合部を備える係合部材とを具備し、
前記係合部材は、前記2つの釜土台の少なくとも1つと連動して回動し、前記係合部と係合する流体輸送チューブの経路を案内することを特徴とするミシン。 - 前記係合部材は、一方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第1の係合部と、他方の釜と接続された流体輸送チューブの位置保持を行う第2の係合部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
- 前記複数の流体輸送チューブは、各流体輸送チューブの他端が潤滑油を排出及び吸引するポンプと接続され、当該ポンプの配置位置からより遠方に配置された釜と接続された流体輸送チューブの方が、他の釜と接続された流体輸送チューブと比較して変位量が大きくなるように、前記係合部と係合することを特徴とする請求項2に記載のミシン。
- 前記係合部材は、前記基体部に形成された連結孔及び一の釜土台に設けられた連結ピンを介して当該一の釜土台と連動することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005265171A JP4751155B2 (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005265171A JP4751155B2 (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007075263A JP2007075263A (ja) | 2007-03-29 |
JP4751155B2 true JP4751155B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=37936149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005265171A Expired - Fee Related JP4751155B2 (ja) | 2005-09-13 | 2005-09-13 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4751155B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3522558B2 (ja) * | 1998-12-18 | 2004-04-26 | ブラザー工業株式会社 | 2本針ミシンの釜位置調節機構 |
JP2003144787A (ja) * | 2001-11-12 | 2003-05-20 | Juki Corp | 2本針ミシンの給油装置 |
JP2003164689A (ja) * | 2001-11-29 | 2003-06-10 | Juki Corp | ミシンのオイルタンク |
JP4419497B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2010-02-24 | ブラザー工業株式会社 | 縫製装置 |
-
2005
- 2005-09-13 JP JP2005265171A patent/JP4751155B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007075263A (ja) | 2007-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4106308B2 (ja) | トーションレース機 | |
JP5528316B2 (ja) | 部品供給装置、電子部品実装機、部品供給方法 | |
JP6010755B2 (ja) | テープフィーダおよびテープセット方法 | |
JP2022069564A (ja) | 交換装置 | |
JP2015053309A (ja) | リール保持具および部品実装装置 | |
JP2008085141A (ja) | 部品供給装置、表面実装機、及び部品供給装置におけるリールの保持方法 | |
JP6280937B2 (ja) | 編地の引下げ装置 | |
CN101035943B (zh) | 链式线迹缝纫机 | |
JP4751155B2 (ja) | ミシン | |
CN111094642A (zh) | 缝纫机 | |
JP5241406B2 (ja) | ループ材供給装置 | |
JP5544056B2 (ja) | 飾り縫いミシン | |
KR20010098350A (ko) | 재봉틀용 바늘판 | |
JP4650172B2 (ja) | ミシンのルーパー土台への給油装置 | |
JP5374069B2 (ja) | 送り出し腕型ミシン | |
US8250998B2 (en) | Sewing machine provided with auxiliary table | |
JP2008173440A (ja) | ミシンの縫製枠駆動装置 | |
JP2007020708A (ja) | ミシンの給油機構 | |
JP2014105416A (ja) | 刺繍枠移送装置及びミシン | |
JP2722778B2 (ja) | ミシンの加工布送り装置 | |
JP2008284018A (ja) | ミシンの糸通し装置 | |
US8100071B2 (en) | Sewing machine with large stitch width | |
KR200384071Y1 (ko) | 스팽글 봉착이 가능한 고메즈 자수기 | |
US4038932A (en) | Chain carriage system | |
KR100687888B1 (ko) | 자동자수기용 윗실 공급장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110510 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4751155 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |