JP4750329B2 - ディテント構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディテント構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、図5に示すディテント構造10は、油圧緩衝器たるフロントフォークの上端部に具現化されているが、内周側軸部材たる減衰力調整用アジャスター(以下、減調アジャスターと略称する)1を外周側軸部材たるバネアジャスター2の軸芯部で回動させると共に、バネアジャスター2の回動時に減調アジャスター1を連れ回動させる。
【0003】
すなわち、このディテント構造10は、減調アジャスター1の上端部に径方向に開穿された横穴1aに出没可能に収装される鋼球11と、同じくこの横穴1aに収装されてこの横穴1aから鋼球11を突出させるように背後から附勢するコイルバネ12とを有してなる。
【0004】
そして、このディテント構造10では、減調アジャスター1を回動操作して鋼球11を水平方向に移動、すなわち、旋回させるときに、たとえば、90度毎の旋回停止を可能にするように、鋼球11を接触させるノッチケース13を有している。
【0005】
ちなみに、このノッチケース13は、減調アジャスター1の上端部とバネアジャスター2の上端部との間に挿入されており、下端側の内周に周方向の等間隔に複数形成される縦溝13aを有していて、この縦溝13aに鋼球11が位置決められるとき、鋼球11の旋回を停止させるとしている。
【0006】
それゆえ、このディテント構造10によれば、減調アジャスター1をバネアジャスター2の軸芯部で回動させると共に、バネアジャスター2の回動時に減調アジャスター1を連れ回動させ得ることになる。
【0007】
なお、図示するところでは、バネアジャスター2は、車体側チューブ3の上端開口を閉塞するキャップ4の軸芯部に螺装されていて、外部からの操作で回動してキャップ4に対して図中の上下方向に出没するとしている。
【0008】
そして、このバネアジャスター2の下端に当接されたバネホルダー5を介して懸架バネ6の上端を上下動させる、すなわち、懸架バネ6の初期荷重を高低変更させるとしている。
【0009】
また、減調アジャスター1は、同じく外部からの操作で回動してバネアジャスター2に対して図中の上下方向に出没し、このとき、バネアジャスター2に連結されたピストンロッド7の軸芯部を挿通するコントロールロッド8を上下動させるとしている。
【0010】
そして、コントロールロッド8の上下動で、図示しないが、たとえば、ピストンに配在の減衰バルブを迂回するバイパス路中に配在されているニードル型のバルブを進退させる、すなわち、バイパス路を開閉することで、発生減衰力を高低変更し得るとしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したディテント構造10は、油圧緩衝器たるフロントフォークへの組付作業を面倒にし、その結果、作業者が熟練者でない場合には、所定の組付作業にいたずらな手間を要することになると指摘される可能性がある。
【0012】
すなわち、上記のディテント構造10の組付作業は、従来から、手作業で行われるとしており、まず、減調アジャスター1に開穿の横穴1aにコイルバネ12を収容した後に、このコイルバネ12を縮めるようにして鋼球11を横穴1aに収装する。
【0013】
そして、この状態のまま、すなわち、鋼球11がコイルバネ12のバネ力で横穴1aから飛び出さないようにしたまま、減調アジャスター1をバネアジャスター2の軸芯部に螺装する。
【0014】
そしてさらに、ノッチケース13を所定位置に挿入して、減調アジャスター1の回動時に鋼球11がノッチケース13に形成の縦溝13aに位置決められるか否か、また、外力作用で減調アジャスター1が回動されるか否かを点検し、所定のディテント機能が発揮されることを確認する。
【0015】
以上からすれば、作業者が熟練者である場合には、従来のディテント構造10であっても、比較的簡単に組付作業を実行できるが、熟練者でない場合には、かなりの時間を要すことになる。
【0016】
それゆえ、熟練者でない者からはもちろんのこと、熟練者からしても、簡単な組付作業で所定のディテント機能を発揮し得る新たなディテント構造の提案が望まれていた。
【0017】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、簡単な組付作業で所定のディテント機能を発揮し得る新たなディテント構造を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、車体側チューブの上端を閉塞するキャップと、このキャップの軸芯部に上下移動自在に螺装したバネアジャスタと、このバネアジャスタの軸芯部に回転自在に螺装された上下移動自在な減衰力調整用アジャスタと、上記バネアジャスタの下端にバネホルダを介して当接させた懸架バネと、上記減衰力調整用アジャスタの上下動がコントロールロッドを介して伝達されて発生減衰力を調節するバルブとを有しているフロントフォークにおいて、上記バネアジャスタの内周と上記減衰力調整用アジャスタの外周との間に介装した板バネを備え、上記バネアジャスタは軸本体と、上記軸本体の内周に形成した環状凹部とを有し、上記減衰力調整用アジャスタは軸本体と、この軸本体の外周に円周方向に沿って等間隔に形成した複数の水平面からなる断面多角形状の異形外周面部とを有し、上記板バネは上記環状凹部の内周に圧接して保持されたCリング状のバネ本体と、このバネ本体の一部を上記異形外周面部方向に屈曲して形成されて上記水平面のいずれか一つに選択的に係合する屈曲部とで構成され、上記バネアジャスタを回動した時上記板バネを介して上記減衰力調整用アジャスタが追従して回動し、上記減衰力調整用アジャスタを回動した時当該減衰力調整用アジャスタのみが回動して上記水平面のいずれか一つを上記屈曲部に係合させることを特徴とするものである。
【0019】
そして、このディテント構造が油圧緩衝器たるフロントフォークに具現化される場合には、外周側軸部材が車体側チューブの上端開口を閉塞するキャップの軸芯部に臨在されるバネアジャスターとされ、このとき、このバネアジャスターは、下端で懸架バネの上端を係止すると共に下端部にピストンロッドを連結させるとする。
【0020】
また、内周側軸部材は、バネアジャスターの軸芯部に挿通されながら下端がピストンロッドの軸芯部を挿通するコントロールロッドの上端に当接される減衰力調整アジャスターとされるとする。
【0021】
このとき、コントロールロッドは、たとえば、回動することでピストンロッドに連設のピストンに配在の減衰バルブを迂回するバイパス路中に配在されているロータリー型のバルブを回動させ、あるいは、回動しながら上下動することで上記バイパス路に配在されているニードル型のバルブを上下動させて、すなわち、バイパス路を開閉し、あるいは、バイパス路における開度を変更して発生減衰力を高低変更するとする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
本発明のディテント構造が適用されるフロントフォークは、車体側チューブ3の上端を閉塞するキャップ4と、このキャップ4の軸芯部に上下移動自在に螺装した外側軸部材たるバネアジャスタ2と、このバネアジャスタ2の軸芯部に回転自在に螺装された上下移動自在な内周側軸部材たる内側減衰力調整用アジャスタ1と、上記バネアジャスタ2の下端にバネホルダ5を介して当接させた懸架バネ6と、上記減衰力調整用アジャスタ1の上下動がコントロールロッド8を介して伝達されて発生減衰力を調節するバルブとを有しているものである。
本発明の基本構造は、図1、図2、および図3、図4に示すように、バネアジャスタ2と、このバネアジャスタ2の軸芯部に回転自在に螺装された減衰力調整用アジャスタ1と、上記バネアジャスタ2の内周と上記減衰力調整用アジャスタ1の外周との間に介装した板バネ14とを備えている。
この場合、上記バネアジャスタ2は軸本体と、上記軸本体の内周に形成した環状凹部2dとを有し、上記減衰力調整用アジャスタ1は軸本体と、この軸本体の外周に円周方向に沿って等間隔に形成した複数の水平面からなる断面多角形状の異形外周面部1cとを有し、上記板バネ14は上記環状凹部2d内に保持されて当該環状凹部2dの内周に接触するCリング状のバネ本体と、このバネ本体の一部を上記異形外周面部1c方向に屈曲して形成されて上記水平面のいずれか一つに選択的に係合する屈曲部14aとで構成されている。
そして、上記バネアジャスタ2を回動した時上記板バネ14を介して上記減衰力調整用用アジャスタ1が追従して回動し、上記減衰力調整用アジャスタ1を回動した時当該減衰力調整用アジャスタ1のみが回動して上記水平面のいずれか一つを上記屈曲部14aに係合させるようになっている。
以下、油圧緩衝器たるフロントフォークに具現化したディテント構造に基づいて詳細に説明する。
この場合、バネアジャスタ2を外周側軸部材2、減衰力調整用アジャスタ1を内周側軸部材2として説明する。
【0023】
それゆえ、この発明によるディテント構造およびこれが具現化されるフロントフォークについての以下の説明において、その構成が前記した従来の場合と同様となるところについては、図中に同一の符号を付するのみとして、要する場合を除き、その詳しい説明を省略し、以下には、この発明において特徴となるところを中心に説明する。
【0024】
すなわち、図1および図3に示すように、この発明によるディテント構造10も、内周側軸部材たる減調アジャスター1と外周側軸部材たるバネアジャスター2とを有してなる。
【0025】
このとき、減調アジャスター1は、バネアジャスター2の軸芯部に螺装されているが、図1に示すところでは、下端螺合部1bがバネアジャスター2における下端側部2aの内周に螺合することで、バネアジャスター2の軸芯部への螺装が実現されている。
【0026】
それに対して、図3に示すところでは、バネアジャスター2は、上端部を除く軸芯部のほぼ全長に亙って螺条2bを形成していて、この螺条2bに減調アジャスター1における下端螺合部1bを螺合させることで、バネアジャスター2の軸芯部への螺装が実現されている。
【0027】
ちなみに、図1に示すところでは、減調アジャスター1における下端螺合部1bが螺合する同じバネアジャスター2における下端側部2aにピストンロッド7の上端螺合部7aが螺着し、この螺着状態を維持すべく同じくピストンロッド7の上端螺合部7aに螺合されたロックナット9がバネアジャスター2の下端に当接している。
【0028】
そして、図3に示すところでも、減調アジャスター1における下端螺合部1bが螺合する同じバネアジャスター2における螺条2bにピストンロッド7の上端螺合部7aを螺着させ、この螺着状態を維持すべく同じくピストンロッド7の上端螺合部7aに螺合されたロックナット9がバネアジャスター2の下端に当接している。
【0029】
その結果、減調アジャスター1にあって、図1に示すところでは、図3に示すところに比較して、長尺傾向に形成されて上端側がバネアジャスター2の上端側操作軸部2cの内周に摺接する状態に維持されるから、減調アジャスター1の回動が安定傾向になる点で有利となる。
【0030】
それに対して、図3に示すところでは、図1に示すところに比較して、短尺傾向に形成されてバネアジャスター2の上端側操作軸部2cにおける上端に近いところの内周で螺合するとしているから、減調アジャスター1自体を短くすることによる部品重量の低減を図る上で有利となる。
【0031】
ちなみに、減調アジャスター1の下端に上端が当接されるコントロールロッド8は、バネアジャスター2の下端側部2aの内周に上端螺合部7aが螺着されるピストンロッド7における軸芯部に開穿の透孔7bに挿通されている。
【0032】
そして、このコントロールロッド8は、図中で上下となる進退時に、図示しないが、たとえば、ピストンロッド7の下端に保持されているピストンにおける減衰バルブを迂回するバイパス路中に配在されているニードル型のバルブを進退させる、すなわち、バイパス路を開閉するとする。
【0033】
それゆえ、この発明による油圧緩衝器あっても、バネアジャスター2を回動することで、バネホルダー5を介してであるが、懸架バネ6の上端位置を上下動させ、この懸架バネ6における初期荷重を高低変更し得ることになる。
【0034】
また、減調アジャスター1を回動することで、バネアジャスター2に連結されたピストンロッド7の軸芯部を挿通するコントロールロッド8を上下動させて、たとえば、ピストンに配在の減衰バルブを迂回するバイパス路を開閉して、発生減衰力を高低変更し得ることになる。
【0035】
そして、バネアジャスター2の回動時には、ディテント構造10で減調アジャスター1の自由回動が阻止されるから、減調アジャスター1が単独で回動することはなく、バネアジャスター2と一体となって回動する。
【0036】
ところで、この発明によるディテント構造10は、図1に示す油圧緩衝器の場合には、図2に示す断面構造を呈するように構成され、図3に示す油圧緩衝器の場合には、図4に示す断面構造を呈するように構成されている。
【0037】
少し説明すると、まず、図1に示すところでは、外周側軸部材たるバネアジャスター2の軸芯部に同軸に臨在される内周側軸部材たる減調アジャスター1は、その下端螺合部1bの図中でやや上方となる近傍に、図2に示すように、図示するところでは、八角形となる複数角形の断面形状を形成する異形外周面部1cを有してなるとしている。
【0038】
それに対して、外周側軸部材たるバネアジャスター2は、その上端側操作軸部2cに形成の環状凹部2dに拡径するようにして嵌装されて保持されながら上記の異形外周面部1cに接触する板バネ部材14を有してなるとしている。
【0039】
このとき、板バネ部材14は、横断面形状をCリング状にするように形成されていながら中央部を部分的に内周側に屈曲して屈曲部14aを形成し、この屈曲部14aが上記の異形外周面部1cに接触する構成としている。
【0040】
なお、バネアジャスター2にあっては、図示するところでは、上端側操作軸部2cを外周側から切削するようにして欠落面2eを形成し、この欠落面2eに露呈する開口から環状凹部2dを形成するとしている。
【0041】
このとき、この板バネ部材14にあっては、両端部14bが環状凹部2dから突出し、しかもこのときに、この両端部14bがいわゆる外周側に折り曲げられていて、環状凹部2dと欠落面2eの境界部分に係止されるとしている。
【0042】
その結果、この板バネ部材14は、環状凹部2dに言わば固定状態に定着されることになり、したがって、屈曲部14aが異形外周面部1cに接触している状態下に、異形外周面部1cが、すなわち、減調アジャスター1が回動されるとしても、板バネ部材14が連れ回動し得ないことになる。
【0043】
それゆえ、この図1および図2に示すように構成されるディテント構造10にあっては、その組付け作業の際に、欠落面2eに露呈する開口から環状凹部2dに板バネ部材14を収装し、この収装された板バネ部材14の内周側に異形外周面部1cを臨在させるようにすれば足りるから、その組付作業が容易になる。
【0044】
つぎに、図3に示すところでは、内周側軸部材たる減調アジャスター1は、その下端螺合部1bの図中でやや上方となる近傍に、図3に示すように、図示するところでは、四角形となる複数角形の断面形状を形成する異形外周面部1cを有してなるとしている。
【0045】
それに対して、外周側軸部材たるバネアジャスター2は、前記した図1に示すバネアジャスター2と同様に、上端側操作軸部2cに形成の環状凹部2dに異形外周面部1cに接触する板バネ部材14を有している。
【0046】
このとき、板バネ部材14は、前記した図2に示す板バネ部材14と同様に形成されていて、環状凹部2d内で拡径するようにして嵌装されるとしている。
【0047】
なお、バネアジャスター2にあっては、図示するところでは、環状凹部2dが上端側操作軸部2cの上端に近いところに位置するから、前記したような欠落面2eを形成せずして、環状凹部2dを形成し得るし、上端側操作軸部2cの上端から環状凹部2dに板バネ部材14を配在し得る。
【0048】
また、この実施形態にあっても、板バネ部材14の両端部14bが環状凹部2dの言わば内壁に噛むようになることを期待できるから、この限りにおいて、異形外周面部1cが、すなわち、減調アジャスター1が回動されるとしても、板バネ部材14が連れ回動し得ないことになる。
【0049】
それゆえ、この図3および図4に示すように構成されるディテント構造10にあっては、その組付け作業の際に、バネアジャスター2における上端側操作軸部2cの上端から環状凹部2dに板バネ部材14を収装し、この収装された板バネ部材14の内周側に異形外周面部1cを臨在させるようにすれば足り、前記したところと同様に、その組付作業が容易になる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように、この発明にあっては、バネアジャスタの内周と上記減衰力調整用アジャスタの外周との間に介装した板バネを備え、上記バネアジャスタは軸本体と、上記軸本体の内周に形成した環状凹部とを有し、上記減衰力調整用アジャスタは軸本体と、この軸本体の外周に円周方向に沿って等間隔に形成した複数の水平面からなる断面多角形状の異形外周面部とを有し、上記板バネは上記環状凹部の内周に圧接して保持されたCリング状のバネ本体と、このバネ本体の一部を上記異形外周面部方向に屈曲して形成されて上記水平面のいずれか一つに選択的に係合する屈曲部とで構成され、上記バネアジャスタを回動した時上記板バネを介して上記減衰力調整用アジャスタが追従して回動し、上記減衰力調整用アジャスタを回動した時当該減衰力調整用アジャスタのみが回動して上記水平面のいずれか一つを上記屈曲部に係合させるようにしたことで、所定のディテント機能を発揮し得るから、その組付作業が容易になる。
【0051】
そして、上記のディテン構造が具現化されるフロントフォークにあっては、所定のディテント機能の発揮が妨げられないのはもちろんのこと、ディテント構造の組付けに伴う作業遅れが危惧されないから、フロントフォークの組付作業が遅延化されない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるディテント構造を具現化した油圧緩衝器たるフロントフォークの上端螺合部を一部破断して示す部分正面図である。
【図2】図1中のX−X線位置で示すディテント構造を具現化した部位の横断面図である。
【図3】他の実施形態によるディテント構造を具現化した状態を図1と同様に示す図である。
【図4】図3中のY−Y線位置で示すディテント構造を具現化した部位の横断面図である。
【図5】従来のディテン構造を具現化した状態を図1と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 内周側軸部材たる減衰力調整用アジャスター
1b 下端螺合部
1c 異形外周面部
2 外周側軸部材たるバネアジャスター
2a 下端側部
2b 螺条
2c 上端側操作軸部
2d 環状凹部
2e 欠落面
3 車体側チューブ
4 キャップ
5 バネホルダー
6 懸架バネ
7 ピストンロッド
7a 上端螺合部
7b 透孔
8 コントロールロッド
9 ロックナット
10 ディテント構造
14 板バネ部材
14a 屈曲部
14b 両端部

Claims (1)

  1. 車体側チューブの上端を閉塞するキャップと、このキャップの軸芯部に上下移動自在に螺装したバネアジャスタと、このバネアジャスタの軸芯部に回転自在に螺装された上下移動自在な減衰力調整用アジャスタと、上記バネアジャスタの下端にバネホルダを介して当接させた懸架バネと、上記減衰力調整用アジャスタの上下動がコントロールロッドを介して伝達されて発生減衰力を調節するバルブとを有しているフロントフォークにおいて、上記バネアジャスタの内周と上記減衰力調整用アジャスタの外周との間に介装した板バネを備え、上記バネアジャスタは軸本体と、上記軸本体の内周に形成した環状凹部とを有し、上記減衰力調整用アジャスタは軸本体と、この軸本体の外周に円周方向に沿って等間隔に形成した複数の水平面からなる断面多角形状の異形外周面部とを有し、上記板バネは上記環状凹部の内周に圧接して保持されたCリング状のバネ本体と、このバネ本体の一部を上記異形外周面部方向に屈曲して形成されて上記水平面のいずれか一つに選択的に係合する屈曲部とで構成され、上記バネアジャスタを回動した時上記板バネを介して上記減衰力調整用アジャスタが追従して回動し、上記減衰力調整用アジャスタを回動した時当該減衰力調整用アジャスタのみが回動して上記水平面のいずれか一つを上記屈曲部に係合させることを特徴とするフロントフォークにおけるディテント構造。
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