JP4749905B2 - スライダの製造方法 - Google Patents

スライダの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4749905B2
JP4749905B2 JP2006081952A JP2006081952A JP4749905B2 JP 4749905 B2 JP4749905 B2 JP 4749905B2 JP 2006081952 A JP2006081952 A JP 2006081952A JP 2006081952 A JP2006081952 A JP 2006081952A JP 4749905 B2 JP4749905 B2 JP 4749905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
protective film
cutting
etching
plasma etching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006081952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007257752A (ja
Inventor
剛 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAE Magnetics HK Ltd
Original Assignee
SAE Magnetics HK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAE Magnetics HK Ltd filed Critical SAE Magnetics HK Ltd
Priority to JP2006081952A priority Critical patent/JP4749905B2/ja
Publication of JP2007257752A publication Critical patent/JP2007257752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4749905B2 publication Critical patent/JP4749905B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

本発明はスライダの製造方法に関し、特にスライダの媒体対向面の面取り加工方法に関する。
ハードディスクドライブに用いられる薄膜磁気ヘッドは、薄膜集積工程によって作製されたウエハから、ローバーと呼ばれる短冊状のバーを切り出し、半導体エッチング技術を用いて媒体対向面を形成した後、個々のスライダに切断分離して製作されるのが一般的である。
ローバーのスライダへの切断分離工程は、通常ダイヤモンドブレードを用いて行われるが、図14に示すように、切断の際、ブレードの切断抵抗などによって、切断面17にクラック41や欠け42が生じることがある。また、切断面17と平行に、エッジジャンプと呼ばれる突起43(切断ばり)が生じることもある。これらの現象はヘッドの信頼性を著しく阻害するため、切断後に、切断面17の研磨や媒体対向面ABSのエッジ部16の面取り加工が行われる。
通常、ローバーは、幅0.85〜1.25mm、長さ50〜70mm、厚さ0.2〜0.3mm程度のものが利用されている。このため、例えば長さ70mmのローバーでは、60個から80個程度のスライダが配列することになる。ローバーは、切断治具に装着されて切断され、切断後のスライダも、ローバーにおける配列状態をほぼ維持したまま、切断治具上に接着されている。これは、後工程である切断面の研磨、面取り加工や洗浄を数十のスライダを一括しておこなえる点で有利である。しかし、面取り加工はダイヤモンドブレードなどを用いておこなわれ、しかも切り代(スライダ間の間隔)は60〜150μm程度と狭いため、面取り加工は非常に煩雑で、歩留りの悪化の原因となっていた。
そこで、特許文献1には、砥粒を用いて面取り加工をおこなう技術が開示されている。具体的には、媒体対向面を、エッジ部を除いてマスクで覆い、所定の方向から砥粒を吹き付ける。砥粒はエッジ部に衝突し、エッジ部は面取り加工される。この方法によれば、スライダが密に配列した状態でも、エッジ部を一括して面取り加工することが可能である。
特開2001−43520号公報
このように、従来技術では、面取り加工は機械的手段によっておこなわれてきた。このような機械的手段では、ブレード等の粒子が被加工面と接触することによって研磨や研削がおこなわれるため、ブレード等の砥粒が破砕脱落する可能性が高い。破砕脱落した砥粒が媒体対向面に付着すると、媒体対向面の平坦性が悪化する。近年、スライダの低浮上化に伴い、媒体対向面の機械加工精度の一層の向上が求められているため、このような原因による媒体対向面の平坦性悪化は防止する必要性が高い。しかし、従来技術では、面取り加工にダイヤモンド粒子を使用するため、破砕されたダイヤモンド粒子の発生は不可避であり、根本的な防止は困難であった。また、従来技術では、破砕粒子の洗浄が必要となるが、この作業は煩雑であり、しかも、完全に残渣を除去することは困難であった。以上の点は特許文献1に記載の技術でも同様である。さらに、以上の課題を解決するにあたっては、切断時のばり等の発生を防止することも重要である。
本発明は、これらの従来技術の課題に鑑み、スライダへの切断時のばり等の発生を抑え、かつ、簡易なプロセスで破砕粒子の発生を防止し、媒体対向面の面取り加工ができる、スライダの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、薄膜磁気ヘッドを含むスライダとなるべき複数の素子と、スライダへの切断時の切り代とが互いに隣接して配列形成されたローバーから、スライダを製造する方法である。本発明は、スライダの媒体対向面となるべき面を含むローバーの面に、保護膜を形成するステップと、保護膜が形成されたローバーを、切り代に沿って、保護膜とともに切断し、個々のスライダに分離するステップと、分離されたスライダに形成されている保護膜のうち、切断面に沿ったエッジ部を覆っている部分を、プラズマエッチングによって除去するステップと、エッジ部の保護膜が除去されたスライダのエッジ部を、反応性イオンエッチングによって、面取り加工するステップと、を有している。
スライダに形成された保護膜は、等方性エッチングを実現するプラズマエッチングによって、エッジ部の保護膜だけが除去され、エッジ部が露出した状態が生じる。この状態で、異方性エッチングを実現する反応性イオンエッチングをおこなうことによって、露出したエッジ部が面取り加工される。また、ローバーは保護膜が形成された状態で切断されるので、スライダの切断面には、ばり等の欠陥が生じにくくなる。
保護膜を形成するステップは、プラズマエッチングによって除去可能な有機材料を塗布することを含んでいてもよい。
保護膜はレジストであってもよく、この場合、プラズマエッチングに先立ち、塗布されたレジストを露光することが望ましい。
保護膜を形成するステップは、プラズマエッチングによって除去可能な有機材料からなるフィルムを貼付することを含んでいてもよい。
保護膜を除去するステップは、プラズマエッチングによってスライダの切断面をエッチングすることを含んでいてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、プラズマエッチングと反応性イオンエッチングとを組み合わせた簡易なプロセスを用いて、スライダの媒体対向面のエッジ部を、機械的手段によらずに面取り加工することができるため、破砕粒子の発生が防止できる。また、スライダへの切断時のばり等の発生を抑えることも容易である。このため、本発明によれば、信頼性の高い薄膜磁気ヘッドを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明のスライダの製造方法について詳細に説明する。図1には、本発明のスライダの製造方法の対象となるスライダの斜視図を示す。スライダ1は、アルティック(Al23・TiC),アルミナ(Al23)等のセラミック材料からなる基板2と、積層体からなる薄膜磁気ヘッド部3とを備えている。スライダ1の上方(下方となる場合もある。)に、回転駆動される円盤状の記録媒体(図示せず)が設けられる。スライダ1はほぼ六面体形状をなし、六面のうちの一面が記録媒体と対向する媒体対向面ABSを形成している。媒体対向面ABSには、薄膜磁気ヘッド部3の読込み素子および書込素子が設けられたリードライト部4と、レール部5a、5bとが設けられている。読込み素子としては、AMR(異方性磁気抵抗効果)素子、GMR(巨大磁気抵抗効果)素子、またはTMR(トンネル磁気抵抗効果)素子等の磁気抵抗効果を示す感磁膜を用いた素子(以下、MR素子ともいう。)を用いることができる。書込素子には、誘導型磁気変換素子が用いられ、記録媒体の面内方向への記録を行なう水平記録方式と、記録媒体の面外方向への記録を行なう垂直記録方式のいずれでもよい。
記録媒体が回転すると、空気流は、スライダ1の空気流流入方向側6から進入し、薄膜磁気ヘッド部3が設けられた記録媒体進行方向zの下流側端部からスライダ1外へ抜ける。すなわち、空気流は、レール部5bと記録媒体との間のわずかな隙間に入り、レール部5a,5bで整流され、リードライト部4と記録媒体との間の隙間に入る。この空気流によって、y方向下向きの揚力が生じ、スライダ1は、記録媒体の表面から浮上する。
媒体対向面ABSは、レール部5aが記録媒体に対して最も突出し、リードライト部4は、レール部5aよりもわずかに記録媒体に対して引込んでいる。レール部5a、5bの段差は必ずしも必要ではない。スライダ1の媒体対向面ABSの裏面はスライダ1を支持するフレクシャ(図示せず)との接触面となる。
次に、以上説明したスライダの製造方法を、図2のフロー図、および図3以下の図面を参照して説明する。
(ステップ101)まず、図3のように、ウエハ11の上にスライダ1となるべき複数の素子13を薄膜工程によって積層し、切断ブレード26を用いて、図4のように、ウエハ11を、素子13が長手方向に配列形成された長尺状のローバー12に切断する。同図(a)は、図3と同じ方向から見たローバーの斜視図を、同図(b)は、同図(a)中の矢印の向きにローバーを回転させたときのローバーの斜視図を示す。ローバー12は、媒体対向面ABSとなるべき面が切断面Tに現れる向きに切断される。
(ステップ102)次に、ローバー12をラッピングして媒体対向面ABSを形成する。具体的には、MR素子が所定のMR高さに、および書込素子が所定の高さのスロートハイトとなるように、ローバー12の切断面Tを研磨する。さらに、研磨された切断面Tに、イオンミリング等によってレール部5a,5bを形成する。
(ステップ103)次に、ローバー12を切断用治具21に取付ける。切断用治具21は、図5(a)に示すように、支持板23の上に、互いにギャップ25を介して、スライダ支持部22が一列に配列されたものである。ローバー12は、切り代14がギャップ25と一致するように位置決めされて、媒体対向面ABSを上側にして、スライダ支持部22の固定面24に接着剤によって固定される。切断用治具21は後述するプラズマエッチング工程および反応性イオンエッチング工程においても、スライダ1を保持する治具として用いることができる。
さらに、スライダ1の媒体対向面ABSとなるべき面を含むローバー12の面、すなわち、媒体対向面ABSが形成された切断面Tに保護膜Pを塗布する。図5(b)は図5(a)の5b−5b線から見たローバーと保護膜の側面図であり、隣接する2つの素子13を抜き出して表示している。保護膜Pは媒体対向面ABSの全面に形成され、図5(b)に示すように、切り代14の上部も覆っている。保護膜Pは、後述のプラズマエッチングによって除去可能な有機材料からなる。保護膜Pはレジストでもよい。この場合は、レジストを塗布後露光するのが望ましい。あるいは、保護膜Pとしてプラズマエッチングによって除去可能な有機材料からなるフィルムを貼付してもよい。いずれの場合でも、保護膜Pの形成厚さは10〜50μm程度が望ましい。なお、保護膜Pの形成は、ローバー12を切断用治具21に取り付ける前におこなってもかまわない。
(ステップ104)次に、図6(a)に示すように、ローバー12を切り代14で切断して、スライダ1に分離する。切断には、回転ブレード27が用いられる。あらかじめ切り代14がギャップ25と一致するように位置決めされているので、回転ブレード27はギャップ25の中を通り、切断用治具21のスライダ支持部22には接触しない。このため、ローバー12は、スライダ支持部22に保持された状態で切断される。図6(b)は、図5(b)と同じ方向から見たスライダと保護膜の側面図である。分離されたスライダ1は、隣接するスライダ1と、切り代14に相当する空間15をあけて、互いに隣接して保持される。空間15のローバー長手方向の幅Dは、一例では約0.15mmである。
保護膜Pも、ローバー12とともに切断される。回転ブレード27の位置は、保護膜Pがローバー12よりも先に切断されるように調整されている。このため、保護膜Pは回転ブレード27の切断抵抗を吸収する切断保護膜として機能し、スライダ1の切断面17には、クラックやばりなどの切断に伴う欠陥が生じにくくなる。切断後の保護膜Pは、各スライダ1の切断面17に沿ったエッジ部16を覆っている。
回転ブレード27は、ダイヤモンドで形成され、回転速度は5000〜20000rpm程度である。回転ブレード27は、図6(a)の白抜き矢印の向きに動かされ、ローバー12を順次スライダ1に切断する。
(ステップ105)次に、保護膜Pのうち、分離されたスライダ1のエッジ部16に沿った部分を覆っている部分を、プラズマエッチングによって除去する。図7は、プラズマエッチングをおこなうことのできるドライエッチング装置の概念図である。チャンバ31内に上部電極32と下部電極33が対向して設置され、下部電極33にRF(radio Frequency)電源34が接続されている。スライダ1は、切断用治具21に保持されたまま、媒体対向面ABS、すなわち保護膜Pが上部電極32と対向するように、下部電極33に支持される。この結果、ローバー12はアノード側に接続され、いわゆるプラズマエッチングモードとなる。
図8(a)は、プラズマエッチングがおこなわれているときのスライダ1の状況を示す側面図である。スライダ1に形成された保護膜Pは、プラズマエッチングによって、エッジ部16から除去されていく。このため、保護膜Pは、エッジ部16からスライダ1の中央部分に向けて後退していく。この理由は以下のとおりである。ドライエッチング装置では、アノード側、すなわちRF電源34が接続されていない電極側では電位勾配が緩い。このため、図7に示すように、被エッチング対象をアノード側に設置すると(プラズマエッチングモード)、イオンの衝突による物理的エッチング効果が小さく、主に化学的エッチングが進行し、等方性のエッチング形状が得られやすくなる。一方、カソード側、すなわちRF電源34が接続された電極側では電位勾配が急となる。このため、図9に示すように、被エッチング対象をカソード側に設置すると(反応性イオンエッチングモード)、化学的エッチング効果だけでなく、物理的エッチング効果が増大し、異方性のエッチング形状が得られやすくなる。本ステップはプラズマエッチングモードでおこなわれるため、等方性エッチングが卓越し、保護膜Pは、媒体対向面ABSの4つのエッジ部から中央部に向けてエッチングされていく。
図8(a)に示すように、スライダ1間には空間15が形成されているため、プラズマエッチングをおこなう際には、保護膜Pだけでなく、切断面17もエッチングされる。図8(b)は図8(a)中、A部の拡大図である。切断面17の近傍には、切断に起因する加工歪(図中ハッチングで示す。)が発生している。また、図10は、従来技術によって得られるスライダの切断面の断面図である。切断面付近の厚さ1μm程度の範囲には、ばりの影響による表面形状の急激な変化が見られ、この範囲では、加工歪も大きくなっている。しかし、1μm程度の範囲をエッチングすることによって、加工歪をほぼ完全になくすことができる。図11は、本発明の一実施例による、切断面のエッチング後の状態を示す図である。同図(a)は、スライダの奥行き方向をx方向としたときの、切断面表面の凹凸分布図であり、同図(b)は、切断面のAFM(原子間力顕微鏡)による写真である。図中の矢印は、同図(a)の矢印部と対応している。本実施例では、基板としてアルティックを用いている。アルティックの場合、TiCが選択的にエッチングされるため、図11(a)に示すように、切断面17が、部分的に鋭角的に除去されるような断面を示す。図11(b)では、この部分は黒い影の部分として示されている。このように切断面17が選択的にエッチングされることによって、エッチングされた部分で応力が分断・解放され、保護膜Pのエッチング工程と同時に、切断面17の応力も除去される。
(ステップ106)次に、反応性イオンエッチングによって、エッジ部16の保護膜Pが除去されたスライダ1の面取り加工をおこなう。本ステップは、図9に示すように、スライダ1をカソード側に接続しておこなう。反応性イオンエッチングモードとプラズマエッチングモードの切り替えをエッチング装置側でおこなうようにすれば、スライダ自体の付け替えは不要である。上述のように、反応性イオンエッチングでは異方性エッチングが卓越する。このため、図12に示すように、保護膜Pが除去されたスライダ1のエッジ部16は、先端部から徐々にエッチングされる。図13は、面取り加工が終了したときの、スライダのエッジ部の写真を示す。基板2がアルティックの場合は、同図(a)に示すように曲面形状に面取りされ、基板2がアルミナの場合は、同図(b)に示すように直線状に面取りされる。媒体対向面ABSを囲む4つのエッジ部が、同時に、同様に面取りされることはいうまでもない。
その後、詳細は省略するが、スライダを切断用治具21から取り外し、保護膜Pを除去し、洗浄、検査などをおこない、スライダが完成する。
以上説明したように、本発明のスライダ製造方法によれば、スライダへの切断前にローバーに有機保護膜が形成され、スライダへの切断後にプラズマエッチングおよび反応性イオンエッチングが順次おこなわれる。これによって、ヘッド流入端(リーディングエッジ)と、ヘッド流出端(トレーリングエッジ)のエッジ部が同時に面取り加工され、かつ、これと同時に切断面の応力除去がおこなわれる。しかも、この間のプロセスでは研磨が不要であるため、ダイヤモンド粒子も発生せず、残渣不良をなくすことができる。また、スライダの洗浄も、簡略化することができ、場合によっては不要とすることもできる。さらに、保護膜を形成してから切断するため、切断によるばりやクラックの発生も抑えることができる。
本発明のスライダの製造方法の対象となるスライダの斜視図である。 スライダの製造方法を示すフロー図である。 複数の素子が形成されたウエハの斜視図である。 ウエハから分離されたローバーの斜視図である。 切断用治具および、切断用治具に取り付けられたローバーの斜視図および部分側面図である。 スライダに分離されたローバーの斜視図および部分側面図である。 プラズマエッチングモードのドライエッチング装置の概念図である。 プラズマエッチングがおこなわれているときのスライダの側面図である。 反応性イオンエッチングモードのドライエッチング装置の概念図である。 従来技術によって得られるスライダの切断面の断面図である。 本発明の一実施例による、切断面のエッチング後の状態を示す図である。 反応性イオンエッチングがおこなわれているときのスライダの側面図である。 面取り加工が終了したときの、スライダのエッジ部の写真である。 従来技術により切断されたスライダの斜視図である。
符号の説明
1 スライダ
2 基板
3 薄膜磁気ヘッド部
11 ウエハ
12 ローバー
13 素子
14 切り代
15 空間
16 エッジ部
17 切断面
21 切断用治具
ABS 媒体対向面
P 保護膜
T 切断面

Claims (5)

  1. 薄膜磁気ヘッドを含むスライダとなるべき複数の素子と、スライダへの切断時の切り代とが互いに隣接して配列形成されたローバーから、スライダを製造する方法であって、
    スライダの媒体対向面となるべき面を含むローバーの面に、保護膜を形成するステップと、
    前記保護膜が形成された前記ローバーを、前記切り代に沿って、該保護膜とともに切断し、個々のスライダに分離するステップと、
    分離された前記スライダに形成されている前記保護膜のうち、切断面に沿ったエッジ部を覆っている部分を、プラズマエッチングによって除去するステップと、
    前記エッジ部の前記保護膜が除去された前記スライダの該エッジ部を、反応性イオンエッチングによって、面取り加工するステップと、
    を有する方法。
  2. 前記保護膜を形成するステップは、プラズマエッチングによって除去可能な有機材料を塗布することを含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記保護膜はレジストであり、前記プラズマエッチングに先立ち、塗布されたレジストを露光するステップを有している、請求項2に記載の方法。
  4. 前記保護膜を形成するステップは、プラズマエッチングによって除去可能な有機材料からなるフィルムを貼付することを含んでいる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記保護膜を除去するステップは、前記プラズマエッチングによって前記スライダの前記切断面をエッチングすることを含んでいる、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
JP2006081952A 2006-03-24 2006-03-24 スライダの製造方法 Expired - Fee Related JP4749905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081952A JP4749905B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 スライダの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081952A JP4749905B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 スライダの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007257752A JP2007257752A (ja) 2007-10-04
JP4749905B2 true JP4749905B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38631834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006081952A Expired - Fee Related JP4749905B2 (ja) 2006-03-24 2006-03-24 スライダの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4749905B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5340066B2 (ja) * 2009-07-27 2013-11-13 日本発條株式会社 ヘッドサスペンションの再生方法及びリワーク用切断治具

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01128216A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Sumitomo Metal Ind Ltd 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2964722B2 (ja) * 1991-09-11 1999-10-18 松下電器産業株式会社 浮上型薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP3052945B2 (ja) * 1997-10-15 2000-06-19 ヤマハ株式会社 薄膜磁気ヘッドスライダの製造方法
JPH11232625A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Read Write Smi Kk 磁気ヘッドの製造方法
JP2000195030A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Read Rite Smi Kk 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2000298819A (ja) * 1999-04-09 2000-10-24 Daido Steel Co Ltd 接触型磁気ヘッドの製造方法
JP4271359B2 (ja) * 2000-10-25 2009-06-03 電気化学工業株式会社 金属ベ−ス回路基板の製造方法
JP4423656B2 (ja) * 2002-01-25 2010-03-03 Tdk株式会社 磁気ヘッドの製造装置及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007257752A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7474507B2 (en) Storage device having slider with sacrificial extension aligned with channel on opposite surface
JP2005317188A (ja) 平面型垂直記録用ヘッド
US7100269B2 (en) Method of manufacturing slider of thin-film magnetic head
US7360296B2 (en) Method for reducing damage to sliders during lapping
JP4749905B2 (ja) スライダの製造方法
US7240418B2 (en) Method of manufacturing slider of thin-film magnetic head
US7185416B2 (en) Method of manufacturing a slider for a thin-film magnetic head
US7607214B2 (en) Method of manufacturing a silicon slider by an alkaline etch
JP3332222B2 (ja) スライダ用素材の製造方法、スライダの製造方法およびスライダ用素材
JP2006277794A (ja) スライダの製造方法
US6958888B2 (en) Slider of thin-film magnetic head and method of manufacturing same
US7461445B2 (en) Method of manufacturing a magnetic head with a deposited shield
JP5199542B2 (ja) スライダの製造方法
JP5147467B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP5388586B2 (ja) 磁気ヘッドを有するスライダの製造方法
JP2003022638A (ja) 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法
JP2004259366A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2003326453A (ja) 磁気ヘッドおよび磁気ディスク装置ならびに磁気ヘッドの製造方法および研磨装置
CN1734559A (zh) 一种磁头的制造方法
JP2006236501A (ja) 磁気ヘッドおよびその製造方法
JP2009217858A (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JP2004087056A (ja) 薄膜磁気ヘッド及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees