JP4749768B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents
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Description
デジタル放送受信装置は、映像の劣化状態が第1劣化状態である場合、フレーム内符号化画像(Iピクチャ)とフレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)を用いて、復号化映像データを作成し、その復号化映像データにしたがって映像を表示する。
第2劣化状態より映像が劣化して、映像の劣化状態が第3劣化状態になると、予めメモリに格納している良好な画質の画像データにしたがって完全静止画を表示する。あるいは、映像の表示を停止して、画質の低下を抑制する(例えば、特許文献1参照)。
図1はこの発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置を示す構成図であり、図において、MPEG−TS分離部1は例えばチューナからデジタル放送波の復調信号であるMPEG(Moving Picture Expert Group)−TSデータを受けると、そのMPEG−TSデータに多重化されているMPEGビデオデータ(MPEG圧縮映像データ)などを分離する処理を実施する。
MPEGビデオデコード部2はMPEG−TS分離部1からMPEGビデオデータを受けると、映像表示切替部5により指定された表示単位(スライス単位S1、ピクチャ単位S2又はシーケンス単位S3)で、そのMPEGビデオデータを復号化するとともに、その復号化の過程でエラーが発生すると、エラーが発生した旨を復号化エラーカウント部3に通知する処理を実施する。
なお、MPEG−TS分離部1及びMPEGビデオデコード部2から復号化手段が構成されている。
映像表示判定部4は復号化エラーカウント部3によりカウントされたエラー回数Xに応じて映像の表示単位を決定する処理を実施する。
映像表示切替部5は映像表示判定部4から映像の表示単位の通知を受けると、その表示単位の復号化処理をMPEGビデオデコード部2に指示する処理を実施する。なお、映像表示判定部4及び映像表示切替部5から表示単位切替手段が構成されている。
映像表示部6はMPEGビデオデコード部2により復号化されたMPEGビデオデータにしたがって映像を表示する処理を実施する。なお、映像表示部6は映像表示手段を構成している。
映像表示判定部4のエラーカウント閾値抽出部12はエラーカウント閾値制御表格納部11に格納されているエラーカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出する処理を実施する。
映像表示判定部4のエラーカウント判定部13はエラーカウント閾値抽出部12により抽出された閾値と復号化エラーカウント部3によりカウントされたエラー回数Xを比較し、その比較結果に応じて映像の表示単位を決定する処理を実施する。
映像表示判定部4のエラーカウント表示切替指示部14はエラーカウント判定部13により決定された映像の表示単位を映像表示切替部5に通知する処理を実施する。
図において、スライス単位S1はMPEGビデオデコード部2がスライス毎にMPEGビデオデータを復号化して、その復号化データを映像表示部6に出力する単位である。
ピクチャ単位S2はMPEGビデオデコード部2がIピクチャ/Pピクチャ/Bピクチャ/毎にMPEGビデオデータを復号化して、その復号化データを映像表示部6に出力する単位である。
シーケンス単位S3はMPEGビデオデコード部2がシーケンス毎にMPEGビデオデータを復号化して、その復号化データを映像表示部6に出力する単位である。
a2はピクチャ単位S2からシーケンス単位S3に状態遷移することを示している矢印である。
b1はピクチャ単位S2からスライス単位S1に状態遷移することを示している矢印である。
b2はシーケンス単位S3からピクチャ単位S2に状態遷移することを示している矢印である。
MPEG−TS分離部1は、例えば、チューナがフェージングノイズなどが起こる環境下でデジタル放送波を受信して、そのデジタル放送波を復調し、そのデジタル放送波の復調信号であるMPEG−TSデータを出力すると、そのMPEG−TSデータに多重化されているMPEGビデオデータを分離する処理を実施する。
即ち、MPEGビデオデコード部2は、映像表示切替部5からスライス単位S1の復号化処理の指示を受けると、MPEGビデオデータをスライス単位S1で復号化して、その復号化データを映像表示部6に出力する。
また、映像表示切替部5からピクチャ単位S2の復号化処理の指示を受けると、MPEGビデオデータをピクチャ単位S2で復号化して、その復号化データを映像表示部6に出力する。
また、映像表示切替部5からシーケンス単位S3の復号化処理の指示を受けると、MPEGビデオデータをシーケンス単位S3で復号化して、その復号化データを映像表示部6に出力する。
MPEGビデオデコード部2は、その復号化の過程でエラーが発生すると、エラーが発生した旨を復号化エラーカウント部3に通知する。
復号化エラーカウント部3は、予め設定された周期で、復号化過程のエラー回数Xを映像表示判定部4に通知する。
なお、復号化エラーカウント部3は、復号化過程のエラー回数Xを映像表示判定部4に通知すると、自己が記憶しているエラー回数Xを0クリアする(映像の表示単位が切り替えられた場合にも、自己が記憶しているエラー回数Xを0クリアする)。
即ち、映像表示判定部4のエラーカウント判定部13は、復号化エラーカウント部3から復号化過程のエラー回数Xを受けると、閾値の抽出処理をエラーカウント閾値抽出部12に依頼する。
映像表示判定部4のエラーカウント閾値抽出部12は、エラーカウント判定部13から閾値の抽出依頼を受けると、エラーカウント閾値制御表格納部11に格納されているエラーカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出する処理を実施する。
例えば、現在の表示単位がスライス単位S1であれば、閾値A1を抽出し、現在の表示単位がピクチャ単位S2であれば、閾値A2と閾値B1を抽出し、現在の表示単位がシーケンス単位S3であれば、閾値B2を抽出する。
ここでは、説明の便宜上、A1<B1<A2<B2の関係があるものとする。
例えば、現在の表示単位がスライス単位S1であれば、閾値A1とエラー回数Xを比較し、その比較結果がX≦A1であれば、デジタル放送波の受信状況が良好であると考えられるので、表示単位を変更しないものと決定する。
一方、その比較結果がX>A1であれば、デジタル放送波の受信状況が悪化していると考えられるので、表示単位をa方向、即ち、表示単位をスライス単位S1からピクチャ単位S2に変更するものと決定する。
その比較結果がX≦B1であれば、デジタル放送波の受信状況が改善していると考えられるので、表示単位をb方向、即ち、表示単位をピクチャ単位S2からスライス単位S1に変更するものと決定する。
その比較結果がB1<X≦A2であれば、デジタル放送波の受信状況に変化がないので、表示単位を変更しないものと決定する。
その比較結果がX>A2であれば、デジタル放送波の受信状況が悪化していると考えられるので、表示単位をa方向、即ち、表示単位をピクチャ単位S2からシーケンス単位S3に変更するものと決定する。
その比較結果がX≦B2であれば、デジタル放送波の受信状況が改善していると考えられるので、表示単位をb方向、即ち、表示単位をシーケンス単位S3からピクチャ単位S2に変更するものと決定する。
一方、その比較結果がX>B2であれば、デジタル放送波の受信状況が不良であると考えられるので、表示単位を変更しないものと決定する。
映像表示切替部5は、映像表示判定部4から映像の表示単位の通知を受けると、その表示単位の復号化処理をMPEGビデオデコード部2に指示する。
即ち、映像表示部6は、MPEGビデオデコード部2から出力された復号化データであるMPEGビデオデータを内部のフレームバッファに保存し、そのMPEGビデオデータに対する色空間変換処理や、NTSCなどのフォーマットの生成処理を実施する。
例えば、処理後のMPEGビデオデータを必要に応じてD/A変換し、アナログ信号で、あるいは、デジタル信号で映像信号を出力する。
図4はこの発明の実施の形態2によるデジタル放送受信装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
表示フレームカウント部7は映像表示部6により表示された映像のフレーム数Yをカウントする処理を実施する。なお、表示フレームカウント部7はフレームカウント手段を構成している。
映像表示判定部8は復号化エラーカウント部3によりカウントされたエラー回数Xに応じて映像の表示単位を決定するとともに、表示フレームカウント部7によりカウントされたフレーム数Yに応じて映像の表示単位を決定する処理を実施する。なお、映像表示判定部8及び映像表示切替部5から表示単位切替手段が構成されている。
映像表示判定部8のフレームカウント閾値抽出部22はフレームカウント閾値制御表格納部21に格納されているフレームカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出する処理を実施する。
映像表示判定部8のフレームカウント判定部23はフレームカウント閾値抽出部22により抽出された閾値と表示フレームカウント部7によりカウントされたフレーム数Yを比較し、その比較結果に応じて映像の表示単位を決定する処理を実施する。
映像表示判定部8のフレームカウント表示切替指示部24はフレームカウント判定部23により決定された映像の表示単位を映像表示切替部5に通知する処理を実施する。
MPEG−TS分離部1は、例えば、チューナがフェージングノイズなどが起こる環境下でデジタル放送波を受信して、そのデジタル放送波を復調し、そのデジタル放送波の復調信号であるMPEG−TSデータを出力すると、そのMPEG−TSに多重化されているMPEGビデオデータを分離する処理を実施する。
また、MPEGビデオデコード部2は、その復号化の過程でエラーが発生すると、上記実施の形態1と同様に、エラーが発生した旨を復号化エラーカウント部3に通知する。
復号化エラーカウント部3は、予め設定された周期で、復号化過程のエラー回数Xを映像表示判定部8に通知する。
なお、復号化エラーカウント部3は、復号化過程のエラー回数Xを映像表示判定部8に通知すると、自己が記憶しているエラー回数Xを0クリアする(映像の表示単位が切り替えられた場合にも、自己が記憶しているエラー回数Xを0クリアする)。
表示フレームカウント部7は、予め設定された周期で、映像のフレーム数Yを映像表示判定部8に通知する。
なお、表示フレームカウント部7は、映像のフレーム数Yを映像表示判定部8に通知すると、自己が記憶しているフレーム数Yを0クリアする(映像の表示単位が切り替えられた場合にも、自己が記憶しているフレーム数Yを0クリアする)。
以下、映像表示判定部8の処理内容を具体的に説明するが、この実施の形態2では、a方向の変更処理は、エラー回数Xに応じて変更し、b方向の変更処理は、フレーム数Yに応じて変更する。
映像表示判定部8のエラーカウント閾値抽出部12は、エラーカウント判定部13から閾値の抽出依頼を受けると、上記実施の形態1と同様に、エラーカウント閾値制御表格納部11に格納されているエラーカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出する処理を実施する。ただし、この実施の形態2では、b方向の変更処理は、エラー回数Xではなく、フレーム数Yに応じて変更するので、閾値B1,B2は抽出しない。
ここでは、説明の便宜上、A1<A2の関係があるものとする。
例えば、現在の表示単位がスライス単位S1であれば、閾値A1とエラー回数Xを比較し、その比較結果がX≦A1であれば、デジタル放送波の受信状況が良好であると考えられるので、表示単位を変更しないものと決定する。
一方、その比較結果がX>A1であれば、デジタル放送波の受信状況が悪化していると考えられるので、表示単位をa方向、即ち、表示単位をスライス単位S1からピクチャ単位S2に変更するものと決定する。
その比較結果がX≦A2であれば、デジタル放送波の受信状況に変化がないので、表示単位を変更しないものと決定する。
その比較結果がX>A2であれば、デジタル放送波の受信状況が悪化していると考えられるので、表示単位をa方向、即ち、表示単位をピクチャ単位S2からシーケンス単位S3に変更するものと決定する。
映像表示判定部8のフレームカウント閾値抽出部22は、フレームカウント判定部23から閾値の抽出依頼を受けると、フレームカウント閾値制御表格納部21に格納されているフレームカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出する処理を実施する。
例えば、現在の表示単位がピクチャ単位S2であれば、閾値F1を抽出し、現在の表示単位がシーケンス単位S3であれば、閾値F2を抽出する。なお、現在の表示単位がスライス単位S1であれば、閾値の抽出処理は実施しない。
ここでは、説明の便宜上、F1F2の関係があるものとする。
例えば、現在の表示単位がピクチャ単位S2であれば、閾値F1とフレーム数Yを比較する。
その比較結果がYF1であれば、デジタル放送波の受信状況が改善して、エラー回数Xが減少していると考えられるので、表示単位をb方向、即ち、表示単位をピクチャ単位S2からスライス単位S1に変更するものと決定する。
一方、その比較結果がYF1であれば、デジタル放送波の受信状況が悪化して、エラー回数Xが増加していると考えられるので、映像の表示単位を変更しないものと決定する。
その比較結果がYF2であれば、デジタル放送波の受信状況が改善して、エラー回数Xが減少していると考えられるので、表示単位をb方向、即ち、表示単位をシーケンス単位S3からピクチャ単位S2に変更するものと決定する。
一方、その比較結果がYF2であれば、デジタル放送波の受信状況が悪化して、エラー回数Xが増加していると考えられるので、映像の表示単位を変更しないものと決定する。
映像表示切替部5は、映像表示判定部4のエラーカウント表示切替指示部14又はフレームカウント表示切替指示部24から映像の表示単位の通知を受けると、その表示単位の復号化処理をMPEGビデオデコード部2に指示する。
また、映像表示部6は、映像を表示する毎に、その映像のフレーム数を表示フレームカウント部7に通知する処理を実施する。
図6はこの発明の実施の形態3によるデジタル放送受信装置を示す構成図であり、図において、図4と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
スライス表示位置検出部31はMPEGビデオデコード部2における復号化過程でエラーが発生すると、そのエラーが発生しているスライスを特定し、そのスライスの表示位置を検出する処理を実施する。
エラー未カウント指示部32はスライス表示位置検出部31により検出されたスライスの表示位置が予め設定されている表示範囲内に含まれている場合、復号化エラーカウント部3におけるエラー回数Xのカウント処理を行わせないように制御する処理を実施する。
なお、スライス表示位置検出部31、エラー未カウント指示部32及び復号化エラーカウント部3からエラーカウント手段が構成されている。
具体的には、以下の通りである。
エラー未カウント指示部32は、スライス表示位置検出部31が、エラーが発生しているスライスの表示位置を検出すると、そのスライスの表示位置が予め設定されている表示範囲内に含まれているか否かを判定する。
例えば、フレームの上下に多くのエラーが発生していても、フレームの中央に発生しているエラーの回数が少なければ、比較的見易いと映像と考えられるので、そのスライスの表示位置が予め設定されているフレームの中央領域に含まれているか否かを判定する。
復号化エラーカウント部3は、MPEGビデオデコード部2からエラー通知を受ける毎に、MPEGビデオデコード部2における復号化過程のエラー回数Xをカウントアップするが、エラー未カウント指示部32からカウントを禁止する制御信号を受けると、そのエラー回数Xをカウントアップしないようにする。
その他は、上記実施の形態2と同様であるため説明を省略する。
図7はこの発明の実施の形態4によるデジタル放送受信装置を示す構成図であり、図において、図6と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
動きベクトル抽出部33はMPEGビデオデコード部2から復号化過程で用いられる動きベクトルを1フレーム分取得して、その1フレームの動きベクトルの平均値を算出する処理を実施する。
動きベクトル閾値決定部34は動きベクトル抽出部33により算出された動きベクトルの平均値と予め設定された閾値を比較し、その比較結果に応じた閾値増減量Rを映像表示判定部8のエラーカウント閾値抽出部15及びフレームカウント閾値抽出部25に出力する。
なお、動きベクトル抽出部33及び動きベクトル閾値決定部34は表示単位切替手段を構成している。
映像表示判定部8のフレームカウント閾値抽出部25はフレームカウント閾値制御表格納部21に格納されているフレームカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出するとともに、その閾値を動きベクトル閾値決定部34から出力された閾値増減量Rで補正し、補正後の閾値をフレームカウント判定部23に出力する処理を実施する。
具体的には、以下の通りである。
動きベクトル閾値決定部34は、動きベクトル抽出部33が1フレームの動きベクトルの平均値を算出すると、その動きベクトルの平均値と予め設定された閾値を比較する。
動きベクトル閾値決定部34は、動きの少ない映像では、再生するフレームにエラーが大量に発生すると、映像が極めて見難くなるので、その動きベクトルの平均値が予め設定された閾値より小さい場合には、閾値A1,A2,B1,B2,F1,F2を下げる閾値増減量Rをエラーカウント閾値抽出部15及びフレームカウント閾値抽出部25に出力して、映像があまり再生させないようにする。
一方、動きの多い映像では、再生するフレームにエラーが大量に発生しても、出来る限り、映像を再生した方が動きが見やすくなるので、その動きベクトルの平均値が予め設定された閾値より大きい場合には、閾値A1,A2,B1,B2,F1,F2を上げる閾値増減量Rをエラーカウント閾値抽出部15及びフレームカウント閾値抽出部25に出力して、映像を出来る限り再生させるようにする。
その他の処理は、上記実施の形態3と同様であるため説明を省略する。
図8はこの発明の実施の形態5によるデジタル放送受信装置を示す構成図であり、図において、図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
番組情報抽出部35はMPEG−TSデータに含まれている番組情報を抽出する処理を実施する。
番組情報閾値決定部36は番組情報抽出部35により抽出された番組情報から番組のジャンルを特定し、そのジャンルに応じた閾値増減量Pを映像表示判定部8のエラーカウント閾値抽出部16及びフレームカウント閾値抽出部26に出力する。
なお、番組情報抽出部35及び番組情報閾値決定部36は表示単位切替手段を構成している。
映像表示判定部8のフレームカウント閾値抽出部26はフレームカウント閾値制御表格納部21に格納されているフレームカウント閾値制御表の中から、現在の表示単位に対応する閾値を抽出するとともに、その閾値を動きベクトル閾値決定部34及び番組情報閾値決定部36から出力された閾値増減量R,Pで補正し、補正後の閾値をフレームカウント判定部23に出力する処理を実施する。
具体的には、以下の通りである。
番組情報閾値決定部36は、番組情報抽出部35から番組情報を受けると、その番組情報から番組のジャンルを特定する。即ち、映像の変動が大きいジャンルであるか否かを特定する。
番組情報閾値決定部36は、予め、ジャンル毎に定義された閾値増減量Pを記憶しており、その特定した番組のジャンルに対応する閾値増減量Pを映像表示判定部8のエラーカウント閾値抽出部16及びフレームカウント閾値抽出部26に出力する。
なお、映像の変動が大きいジャンルには、閾値A1,A2,B1,B2,F1,F2を上げる閾値増減量が定義され、映像の変動が小さいジャンルには、閾値A1,A2,B1,B2,F1,F2を下げる閾値増減量が定義されている。
Claims (7)
- デジタル放送波に含まれている映像データを指定の表示単位で復号化する復号化手段と、上記復号化手段における復号化過程のエラー回数をカウントするエラーカウント手段と、上記復号化手段により復号化された映像データにしたがって映像を表示する映像表示手段と、上記映像表示手段により表示された映像のフレーム数をカウントするフレームカウント手段と、上記エラーカウント手段によりカウントされたエラー回数及び上記フレームカウント手段によりカウントされたフレーム数に応じて映像の表示単位を決定し、その表示単位の復号化処理を上記復号化手段に指示する表示単位切替手段とを備えたデジタル放送受信装置。
- 表示単位切替手段は、エラーカウント手段によりカウントされたエラー回数に応じて映像の表示単位を決定する際、現在の表示単位に対応する閾値と上記エラーカウント手段によりカウントされたエラー回数を比較し、その比較結果に応じて映像の表示単位を決定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- 映像表示手段は、映像の表示単位をスライス単位、ピクチャ単位又はシーケンス単位のいずれかに決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載のデジタル放送受信装置。
- 表示単位切替手段は、フレームカウント手段によりカウントされたフレーム数に応じて映像の表示単位を決定する際、現在の表示単位に対応する閾値と上記フレームカウント手段によりカウントされたフレーム数を比較し、その比較結果に応じて映像の表示単位を決定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- エラーカウント手段は、復号化手段における復号化過程でエラーが発生すると、そのエラーが発生しているスライスを特定し、そのスライスの表示位置が予め設定されている表示範囲内に含まれている場合、エラー回数をカウントしないことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
- 表示単位切替手段は、映像の表示単位を決定する際、復号化手段から復号化過程で用いられる動きベクトルを取得し、その動きベクトルの大きさに応じて現在の表示単位に対応する閾値を補正することを特徴とする請求項2または請求項4記載のデジタル放送受信装置。
- 表示単位切替手段は、映像の表示単位を決定する際、デジタル放送波に含まれている番組情報を抽出し、その番組情報が示す番組ジャンルに応じて現在の表示単位に対応する閾値を補正することを特徴とする請求項2、請求項4または請求項6記載のデジタル放送受信装置。
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