JP4749689B2 - メモリ制御回路及びメモリ制御方法 - Google Patents

メモリ制御回路及びメモリ制御方法 Download PDF

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本発明は、メモリへのアクセスを確実かつ高速化できるメモリ制御回路及びメモリ制御方法に関する。
図3に、メモリに対して電子データを書き込み及び読み出しを行う際に用いられるメモリ制御回路の構成を示す。図3では、2つのメモリ10a,10bに対してアクセスを行う回路を例示している。
メモリ10a,10bは、アドレスバスADRS、データバスDA及び制御信号ラインCS,WE/REによって中央処理装置(CPU)12及びアドレスデコーダ14と接続される。アドレスバスADRSは、メモリ10a,10bのアクセス対象となるアドレスをCPU12から指定するバスである。データバスDAは、メモリ10a,10bから読み出されたデータをCPU12に出力する、又は、メモリ10a,10bに書き込まれるデータをCPU12から入力するために用いられるバスである。
また、アドレスバスADRSは、アドレスデコーダ14の入力に接続される。アドレスデコーダ14は、アドレスバスADRSに設定されたアドレス値を受けて、メモリ10a,10bのいずれの素子がアクセス対象となるかを決定し、アクセス対象となるチップに接続されたチップセレクトCSをアクティブとしてチップを選択する。チップセレクトCSがアクティブとなったチップのみが他の信号によって動作を行える状態となる。
このように、CPU12からアドレス値を指定することによって、アクセス対象となるチップが選択され、書込/読出フラグ(WE/REフラグ)をローレベル又はハイレベルとすることにより、選択されたチップにおける指定されたアドレスへデータバスDAのデータの書き込み、又は、選択されたチップにおける指定されたアドレスからデータバスDAへデータの読み出しを行うことができる。
図4に、メモリ10a又は10bにアクセスする際のタイミングチャートを示す。メモリ10a,10bへのアクセスはシステムクロックに同期して行われる。メモリ10a又は10bからデータを読み出す際には、周期T0においてCPU12からアドレスバスADRSに読み出し対象となるメモリ要素のアドレス値A0が設定される。それと共に、WE/REフラグが読出許可を示すハイレベルとされる。アドレス値A0が設定されると、アドレスデコーダ14でメモリ10a,10bのいずれかがチップセレクトCSにより選択される。そして、選択されたチップにおけるアドレス値A0で特定されるメモリ要素からデータがデータバスDAへ読み出される。読み出し処理は比較的高速に行うことができるので、システムクロックの1周期(周期T0)内に完了することができる。
周期T1では、メモリ10a又は10bへのデータの書き込みが行われる。システムクロックが立ち上がると、CPU12からアドレスバスADRSに書き込み対象となるメモリ要素のアドレス値A1が設定される。それと共に、WE/REフラグが書込許可を示すローレベルとされる。アドレス値A1が設定されると、アドレスデコーダ14でアクセス対象となるチップが選択される。続いて、データバスDAに書き込むデータW1が設定される。そして、チップの選択がなされた後に、指定されたアドレス値A1のメモリ要素にデータバスDAに設定されたデータW1が書き込まれる。
ところが、上記書き込み処理では、アドレスバスADRSへのアドレス値の設定に続いてデータバスDAへのデータの設定を行う必要があり、処理をシステムクロックの1周期内(周期T1)で完了することができない。従って、図4に示すように、周期T1の書き込み処理に続いて周期T2において読み出し処理を行おうとすると、周期T1から開始されたデータの書き込み処理が完了する前にデータの読み出し処理が開始しなくてはならなくなり、書き込み処理と読み出し処理とが重複し、処理エラーが発生してしまう。
これに対して、システムクロックの周期を書き込み処理を行うに十分な時間に延長する対策を採ることができる。しかしながら、システムクロックの周期を長くすると、読み出し処理に不要に時間を掛けることとなり、システム全体として高速のアクセスを実現することができなくなる。また、データバスを2系統以上設けることにより、データの設定を速く行うようにしたデュアルバスメモリも実現されている。しかしながら、メモリの構成が複雑となり素子サイズが増大し、製造コストも増加する等の問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、アクセスを確実かつ高速化させたメモリ制御回路及びメモリ制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、周期的なクロックに同期して入力される書込/読出フラグに基づいてメモリに対してデータの書き込み処理及び読み出し処理を行うメモリ制御回路であって、書き込み処理が指示された場合に、書き込み処理対象となるメモリ要素のアドレス値を受けて、当該アドレス値を一時的に保持及び出力するアドレスバッファ回路と、書き込み処理が指示された場合に、書き込み対象となるデータを受けて、当該データを一時的に保持及び出力するデータバッファ回路と、を備え、書き込み処理が指示された際に、前回の書き込み処理において前記アドレスバッファ回路に保持されたアドレス値で特定されるメモリ要素に前記データバッファ回路に保持されたデータを格納させ、その後新たな書き込み処理の対象となるアドレス値及びデータを前記アドレスバッファ回路及びデータバッファ回路にそれぞれ保持させることを特徴とする。
すなわち、書き込み処理が指示された際に、前回の書き込み処理において前記アドレスバッファ回路に保持されたアドレス値で特定されるメモリ要素に前記データバッファ回路に保持されたデータを格納させる第1の工程と、前記第1の工程の後、新たな書き込み処理の対象となるアドレス値及びデータを前記アドレスバッファ回路及びデータバッファ回路にそれぞれ保持させる第2の工程と、を行うことによって、書き込み処理をずらして実行し、メモリへのアクセスを確実かつ高速にすることができる。
より具体的には、前記クロックに同期して書込/読出フラグを保持し、前記クロックの1周期分だけ遅延させて出力するフラグラッチ回路と、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合に、前記アドレスバッファ回路及び前記データバッファ回路に対して前記クロックの変化より所定時間だけ遅れてアドレス値及びデータのバッファリングを指示する書込信号を出力するコントローラと、を備え、前記アドレスバッファ回路及び前記データバッファ回路は、前記書込信号が出力されたタイミングに同期してアドレス値及びデータを保持する。
さらに、前記クロックに同期して処理対象となるメモリ要素のアドレス値を保持し、前記クロックの1周期分だけ遅延させて出力するアドレスラッチ回路と、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合には前記アドレスバッファ回路の出力をメモリのアドレスバスに接続し、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが読み出し処理を示している場合には前記アドレスラッチ回路の出力をメモリのアドレスバスに接続する第1のスイッチと、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合には前記データバッファ回路の出力をメモリのデータバスに接続し、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが読み出し処理を示している場合にはメモリのデータバスを直接外部出力に接続する第2のスイッチと、を備え、前記アドレスバッファ回路は、前記アドレスラッチ回路から出力されるアドレス値を受けて、当該アドレス値を一時的に保持及び出力する。
本発明によれば、書き込み処理をずらして行うことによって、メモリへのアクセスを確実かつ高速に行うことができる。このとき、メモリ素子や制御素子(CPU)は従来と同等の素子を用いることができる。
本発明の実施の形態におけるメモリ制御回路は、図1に示すように、メモリ10a,10b、CPU12、アドレスデコーダ14、アドレスラッチ回路20、アドレスバッファ回路22、データバッファ回路24、スイッチ26,28、フラグラッチ回路30及びコントローラ32を含んで構成される。本実施の形態では、メモリ10a,10bの2つのメモリチップに対してアクセス可能な回路を例として説明を行うが、さらに多くのメモリチップを備える回路においても本発明の思想を適用することができる。なお、図1において、従来のメモリ制御回路と同様の構成要素には同一の符号を付している。
メモリ10a,10bは、アドレスバスADRS、データバスDA及び制御信号ラインCS,WE/REによって制御される。メモリ10a,10bは、システムクロックと同一周期を有し、位相が遅れ時間D1だけ遅れたメモリクロックに同期して書き込み処理及び読み出し処理を行う。メモリ10a,10bは、チップセレクトCSがアクティブとなっているときに、書込/読出フラグ(WE/REフラグ)がローレベルで入力されるとアドレスバスADRSに設定されているアドレス値で特定されるメモリ要素にデータバスDAに設定されている書込データを書き込む。また、メモリ10a,10bは、チップセレクトCSがアクティブとなっているときに、WE/REフラグがハイレベルで入力されるとアドレスバスADRSに設定されているアドレス値で特定されるメモリ要素からデータを読み出し、データバスDAにそのデータを出力する。
CPU12は、外部から入力されるシステムクロックに応じて、メモリ10a,10bに対する読み出し処理及び書き込み処理を指示する。メモリ10a又は10bからデータを読み出すときには、アドレスバスADRSに読み出し対象となるメモリ要素を特定するアドレス値を出力すると共に、WE/REフラグをハイレベルにする。メモリ10a又はメモリ10bにデータを書き込むときには、アドレスバスADRSに書き込み対象となるメモリ要素を特定するアドレス値を出力し、さらに書き込み対象となるデータをデータバスDAに出力すると共に、WE/REフラグをローレベルにする。
アドレスデコーダ14は、アドレス値を受けると、そのアドレス値に基づいてメモリ10a,10bのいずれの素子がアクセス対象となるかを決定し、アクセス対象となるチップに接続されたチップセレクトCSをアクティブとしてチップを選択する。チップセレクトCSがアクティブとなったチップのみが他の信号によって動作を行える状態となる。
アドレスラッチ回路20は、CPU12からアドレスバスADRSに出力されたアドレス値を受けて、システムクロックの1周期分だけ遅らせてそのアドレス値を出力する。アドレスラッチ回路20の出力は、スイッチ26の端子a及びアドレスバッファ回路22に入力される。
アドレスバッファ回路22は、コントローラ32からアドレス書込信号を受けると、アドレスラッチ回路20から入力されたアドレス値をバッファメモリに格納及び保持する。そして、バッファリングされたアドレス値をスイッチ26の端子bへ出力する。
データバッファ回路24は、コントローラ32からデータ書込信号を受けると、CPU12からデータバスDAに設定された書き込みデータをバッファメモリに格納及び保持する。そして、バッファリングされたデータをスイッチ28の端子cへ出力する。また、CPU12のデータバスDAはスイッチ28の端子dへ直接接続される。
スイッチ26,28は、コントローラ32から切替信号を受けて、出力端子と端子a,d又はb,cとを接続する。スイッチ26の切り替えにより、アドレスラッチ回路20又はアドレスバッファ回路22の出力のいずれか一方がメモリ10a,10bのアドレスバスADRS及びアドレスデコーダ14の入力に接続される。また、データバッファ回路24の出力又はCPU12のデータバスDAのいずれか一方がメモリ10a,10bのデータバスDAに接続される。
フラグラッチ回路30は、CPU12から出力されるWE/REフラグを受けて、システムクロックの1周期分だけ遅らせてその値を出力する。フラグラッチ回路30の出力は、コントローラ32及びメモリ10a,10bに入力される。
コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されている1周期前のWE/REフラグを受けて、アドレスバッファ回路22、データバッファ回路24及びスイッチ26,28に対してそれぞれアドレス書込信号、データ書込信号及び切替信号を出力する。これらの制御信号の出力タイミングについては後述する。
次に、図2のタイミングチャートを参照して、本実施の形態におけるメモリ制御方法について説明する。図2には、システムクロック、WE/REフラグ、CPU12から出力されるバスアドレス値、CPU12のデータバス上のバスデータ値、アドレスラッチ回路20でラッチ出力されるラッチアドレス、フラグラッチ回路30でラッチ出力されるラッチWE/REフラグ、アドレスバッファ回路22にバッファリングされるバッファアドレス値、データバッファ回路24にバッファリングされるバッファデータ値、メモリクロック、メモリ10a,10bのデータバス上に出力される読出データ値、及び、メモリ10a,10bのデータバス上に設定される書込データ値が表されている。
CPU12は、システムクロックの各周期T0,T1・・・において、メモリ10a,10bに対する書き込み処理又は読み出し処理のアクセスを行う。なお、初期状態では、コントローラ32からアドレス書込信号及びデータ書込信号は出力されておらず、スイッチ26は端子aに接続されており、スイッチ28は端子cに接続されているものとする。
周期T0では、CPU12は、読み出し処理を行うためにアドレスバスADRSに読み出し対象となるメモリ要素を特定するためのアドレス値A0を出力すると共に、WE/REフラグを読み出し処理を示すハイレベルに設定する。アドレス値A0及びWE/REフラグは、アドレスラッチ回路20及びフラグラッチ回路30にそれぞれラッチされる。
周期T1では、アドレスデコーダ14は、アドレスラッチ回路20から1周期分だけ遅延されたアドレス値A0を受けて、アドレス値A0に対応するメモリ要素を含むメモリチップに対するチップセレクトCSをアクティブにする。そして、フラグラッチ回路30から1周期分だけ遅延されたラッチWE/REフラグに従ってスイッチ28は端子dに接続されると共にメモリ10a,10bで読み出し処理が行われる。チップセレクトCSによって選択されたメモリ10a又は10bは、アドレスラッチ回路20から出力されたアドレス値A0を受けて、システムクロックとは遅れ時間D1だけ位相がずれたメモリクロックに従ってアドレス値A0で特定されるメモリ要素に格納されているデータR0を読み出し、データバスDAに出力する。
また、CPU12は、書き込み処理を行うためにアドレスバスADRSに書き込み対象となるメモリ要素を特定するアドレス値A1を出力すると共に、WE/REフラグを書き込み処理を示すローレベルに設定する。アドレス値A1及びWE/REフラグはアドレスラッチ回路20及びフラグラッチ回路30にそれぞれラッチされる。続いて、CPU12はデータバスDAに書き込み対象となるデータW1を出力する。
データバスDAへのデータの設定は、クロックパルスの1周期(周期T1)内に完了することができず、次の周期(周期T2)にずれ込んで行われる。従って、周期T1では、データバスDAに読み出されたデータR0が出力され、所定の遅れ時間後に書き込み対象となるデータW1が設定されることとなる。
周期T2では、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがローレベルになると、切替信号をスイッチ26,28へ出力する。スイッチ26,28は、切替信号を受けて、端子b及び端子cをそれぞれ出力端子に接続する。これによって、アドレスバッファ回路22の出力がメモリ10a,10bのアドレスバスADRS及びアドレスデコーダ14に接続され、データバッファ回路24の出力がメモリ10a,10bのデータバスDAに接続される。しかし、現時点でアドレスバッファ回路22及びデータバッファ回路24にはアドレス値及びデータはバッファリングされていないので書き込み処理は行われない。
続いて、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがローレベルになった時刻から遅れ時間D2後にアドレス書込信号及びデータ書込信号をアドレスバッファ回路22及びデータバッファ回路24へ出力する。これによって、アドレスラッチ回路20から出力されているアドレス値A1がアドレスバッファ回路22に格納及び保持され、データバスDAに設定されている書き込み対象のデータW1がデータバッファ回路24に格納及び保持される。
このとき、遅れD2は、遅れD1よりも大きく、データバスDAへ書き込みデータW1が設定され続けている次の周期(周期T2)へのずれ込み時間D3よりも小さくすることが好適である。
一方、CPU12は、システムクロックに同期して、読み出し処理を行うためにアドレスバスADRSに読み出し対象となるメモリ要素を特定するアドレス値A2を出力すると共に、WE/REフラグを書き込み処理を示すハイレベルに設定する。アドレス値A2及びWE/REフラグはアドレスラッチ回路20及びフラグラッチ回路30にそれぞれラッチされる。
周期T3では、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがハイレベルになると切替信号を停止させる。スイッチ26,28は、端子a及び端子dをそれぞれ出力端子に接続する。これによって、アドレスラッチ回路20の出力がメモリ10a,10bのアドレスバスADRS及びアドレスデコーダ14に接続され、CPU12のデータバスDAがメモリ10a,10bのデータバスDAに直接接続される。
アドレスデコーダ14は、アドレスラッチ回路20から1周期分だけ遅延されたアドレス値A2を受けて、アドレス値A2に対応するメモリ要素を含むメモリチップに対するチップセレクトCSをアクティブにする。そして、フラグラッチ回路30から1周期分だけ遅延されたラッチWE/REフラグに従ってメモリ10a,10bで読み出し処理が行われる。チップセレクトCSによって選択されたメモリ10a又は10bは、アドレスラッチ回路20から出力されたアドレス値A2を受けて、メモリクロックに従ってアドレス値A2で特定されるメモリ要素に格納されているデータR2を読み出し、データバスDAに出力する。
また、CPU12は、書き込み処理を行うためにアドレスバスADRSに書き込み対象となるメモリ要素を特定するアドレス値A3を出力すると共に、WE/REフラグを書き込み処理を示すローレベルに設定する。アドレス値A3及びWE/REフラグはアドレスラッチ回路20及びフラグラッチ回路30にそれぞれラッチされる。続いて、データバスDAに書き込み対象となるデータW3が出力される。このときも、周期T1と同様に、データバスDAへのデータの設定は次の周期(周期T4)にずれ込んで行われる。
周期T4では、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがローレベルになると切替信号をスイッチ26,28へ出力する。スイッチ26,28は、切替信号を受けて、端子b及び端子cをそれぞれ出力端子に接続する。これによって、アドレスバッファ回路22の出力がメモリ10a,10bのアドレスバスADRS及びアドレスデコーダ14に接続され、データバッファ回路24の出力がメモリ10a,10bのデータバスDAに接続される。
アドレスバッファ回路22及びデータバッファ回路24にはアドレス値A1及びデータW1がバッファリングされている。アドレスデコーダ14は、アドレスバッファ回路22からアドレス値A1を受けて、アドレス値A1に対応するメモリ要素を含むメモリチップに対するチップセレクトCSをアクティブにする。そして、フラグラッチ回路30から1周期分だけ遅延されたラッチWE/REフラグに従ってメモリ10a,10bで書き込み処理が行われる。チップセレクトCSによって選択されたメモリ10a又は10bは、アドレスバッファ回路22から出力されたアドレス値A1を受けて、メモリクロックに従ってアドレス値A1で特定されるメモリ要素にデータバッファ回路24から出力されたデータW1を格納する。
続いて、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがローレベルになった時刻から遅れ時間D2後にアドレス書込信号及びデータ書込信号をアドレスバッファ回路22及びデータバッファ回路24へ出力する。これによって、アドレスラッチ回路20から出力されているアドレス値A3がアドレスバッファ回路22に格納及び保持され、データバスDAに設定されている書き込み対象のデータW3がデータバッファ回路24に格納及び保持される。
一方、CPU12は、システムクロックに同期して、次の書き込み処理を行うためにアドレスバスADRSに書き込み対象となるメモリ要素を特定するアドレス値A4を出力すると共に、WE/REフラグを書き込み処理を示すローレベルに維持する。アドレス値A4及びWE/REフラグはアドレスラッチ回路20及びフラグラッチ回路30にそれぞれラッチされる。
周期T5では、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがローレベルであるので切替信号をスイッチ26,28へ出力する。スイッチ26,28は、切替信号を受けて、端子b及び端子cをそれぞれ出力端子に接続し続ける。
アドレスバッファ回路22及びデータバッファ回路24にはアドレス値A3及びデータW3がバッファリングされている。従って、周期T4と同様の処理によって、アドレス値A3で特定されるメモリ要素にデータW3が書き込まれる。
続いて、コントローラ32は、遅れ時間D2後にアドレス書込信号及びデータ書込信号をアドレスバッファ回路22及びデータバッファ回路24へ出力する。これによって、アドレスラッチ回路20から出力されているアドレス値A4がアドレスバッファ回路22に格納及び保持され、データバスDAに設定されている書き込み対象のデータW4がデータバッファ回路24に格納及び保持される。
また、CPU12は、システムクロックに同期して、次の読み出し処理を行うためにアドレスバスADRSに読み出し対象となるメモリ要素を特定するアドレス値A5を出力すると共に、WE/REフラグを読み出し処理を示すハイレベルに設定する。アドレス値A5及びWE/REフラグはアドレスラッチ回路20及びフラグラッチ回路30にそれぞれラッチされる。
周期T6では、コントローラ32は、フラグラッチ回路30から出力されるWE/REフラグがハイレベルになると切替信号を停止させる。スイッチ26,28は、端子a及び端子dをそれぞれ出力端子に接続する。これによって、アドレスラッチ回路20の出力がメモリ10a,10bのアドレスバスADRS及びアドレスデコーダ14に接続され、CPU12のデータバスDAがメモリ10a,10bのデータバスDAに直接接続される。
アドレスデコーダ14は、アドレスラッチ回路20から1周期分だけ遅延されたアドレス値A5を受けて、アドレス値A5に対応するメモリ要素を含むメモリチップに対するチップセレクトCSをアクティブにする。そして、フラグラッチ回路30から1周期分だけ遅延されたラッチWE/REフラグに従ってメモリ10a,10bで読み出し処理が行われる。チップセレクトCSによって選択されたメモリ10a又は10bは、アドレスラッチ回路20から出力されたアドレス値A5を受けて、メモリクロックに従ってアドレス値A5で特定されるメモリ要素に格納されているデータR5を読み出し、データバスDAに出力する。
以下、周期T7以降も上記周期T1〜T6の処理と同様にWE/REフラグの変化に応じて書き込み処理又は読み出し処理を続行することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、書き込み処理対象となるアドレス値及びデータ値をバッファリングしておくことにより、書き込み処理に続いて読み出し処理が指示された場合でも読み出し処理の次の書き込み処理においてバッファリングされているアドレス値及びデータ値を用いて書き込み処理を行うことができる。これによって、確実かつ高速にメモリへのアクセスを行うことができる。
本発明の実施の形態におけるメモリ制御回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるメモリ制御のタイミングチャートを示す図である。 従来のメモリ制御回路の構成を示す図である。 従来のメモリ制御のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
10a,10b メモリ、14 アドレスデコーダ、20 アドレスラッチ回路、22 アドレスバッファ回路、24 データバッファ回路、26,28 スイッチ、30 フラグラッチ回路、32 コントローラ。

Claims (3)

  1. 周期的なクロックに同期して入力される書込/読出フラグに基づいてメモリに対してデータの書き込み処理及び読み出し処理を行うメモリ制御回路であって、
    書き込み処理対象となるメモリ要素のアドレス値を受けて、当該アドレス値を一時的に保持及び出力するアドレスバッファ回路と、
    書き込み対象となるデータを受けて、当該データを一時的に保持及び出力するデータバッファ回路と、
    前記クロックに同期して書込/読出フラグを保持し、前記クロックの1周期分だけ遅延させて出力するフラグラッチ回路と、
    前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合に、前記アドレスバッファ回路及び前記データバッファ回路に対して前記クロックの変化より所定時間だけ遅れてアドレス値及びデータのバッファリングを指示する書込信号を出力するコントローラと、を備え、
    書き込み処理が指示された際に、前回の書き込み処理において前記アドレスバッファ回路に保持されたアドレス値で特定されるメモリ要素に前記データバッファ回路に保持されたデータを格納させ、その後新たな書き込み処理の対象となるアドレス値及びデータを前記書込信号が出力されたタイミングに同期して前記アドレスバッファ回路及びデータバッファ回路にそれぞれ保持させることを特徴とするメモリ制御回路。
  2. 請求項1に記載のメモリ制御回路において、
    前記クロックに同期して処理対象となるメモリ要素のアドレス値を保持し、前記クロックの1周期分だけ遅延させて出力するアドレスラッチ回路と、
    前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合には前記アドレスバッファ回路の出力をメモリのアドレスバスに接続し、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが読み出し処理を示している場合には前記アドレスラッチ回路の出力をメモリのアドレスバスに接続する第1のスイッチと、
    前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合には前記データバッファ回路の出力をメモリのデータバスに接続し、前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが読み出し処理を示している場合にはメモリのデータバスを直接外部出力に接続する第2のスイッチと、を備え、
    前記アドレスバッファ回路は、前記アドレスラッチ回路から出力されるアドレス値を受けて、当該アドレス値を一時的に保持及び出力することを特徴とするメモリ制御回路。
  3. 書き込み処理対象となるメモリ要素のアドレス値を受けて、当該アドレス値を一時的に保持及び出力するアドレスバッファ回路と、
    書き込み対象となるデータを受けて、当該データを一時的に保持及び出力するデータバッファ回路と、
    周期的なクロックに同期して書込/読出フラグを保持し、前記クロックの1周期分だけ遅延させて出力するフラグラッチ回路と、
    前記フラグラッチ回路から出力される書込/読出フラグが書き込み処理を示している場合に、前記アドレスバッファ回路及び前記データバッファ回路に対して前記クロックの変化より所定時間だけ遅れてアドレス値及びデータのバッファリングを指示する書込信号を出力するコントローラと、
    を用いて、前記書込/読出フラグに基づいてメモリに対してデータの書き込み処理及び読み出し処理を行うメモリ制御方法であって、
    書き込み処理が指示された際に、前回の書き込み処理において前記アドレスバッファ回路に保持されたアドレス値で特定されるメモリ要素に前記データバッファ回路に保持されたデータを格納させる第1の工程と、
    前記第1の工程の後、新たな書き込み処理の対象となるアドレス値及びデータを前記書込信号が出力されたタイミングに同期して前記アドレスバッファ回路及びデータバッファ回路にそれぞれ保持させる第2の工程と、
    を備えることを特徴とするメモリ制御方法。
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