JP4749451B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態に係る冷蔵庫の正面図である。冷蔵庫100は最上段に冷蔵室101を備えており、冷蔵室101は冷蔵室扉111を有している。冷蔵室101の下には、製氷室扉112を有する製氷室102、野菜室扉113を有する野菜室103、冷凍室扉114を有する冷凍室104、及び、切替室扉115を有する切替室105がそれぞれ備えられている。冷蔵室扉111には、操作パネル1が取り付けられている。また、各貯蔵室には、扉の開閉を検知するドアスイッチ23(後述の図4参照)、及び、各貯蔵室内の温度を検知する温度センサ24(後述の図4参照)が備えられている。
冷蔵室101が開いた場合には冷蔵室101内の庫内灯が点灯する。
冷却器3、圧縮機4等から構成される冷凍サイクルによって生成された冷気は、ファン5によって冷蔵庫内の風路を循環する。また、制御装置2は、温度センサ24を介して、各貯蔵室内の温度を取得し、その温度が、設定した温度になるように、各貯蔵室へ通じる風路に取り付けられた開閉弁(図示省略)の開け閉めを行う。さらに、制御装置2は、圧縮機4やファン5の駆動のON/OFF等の制御を行う。
冷蔵庫の負荷レベルが小さい場合には、全ての運転状態ランプ16a、16b及び16cが点灯し、逆に、負荷レベルが大きい場合は、全ての運転状態ランプ16a、16b及び16cが消灯する。また、負荷レベルが中間の場合は、その負荷レベルに応じて、運転状態ランプ16aのみ、又は運転状態ランプ16aと16bが点灯する。
扉開回数カウント手段26及び扉開時間計測タイマ27は、ドアスイッチ23による各貯蔵室の扉の開閉の検出結果に基づいて、それぞれ、扉が開かれた回数をカウント、及び、扉が開かれている時間を計測する。温度センサ24は、各貯蔵室内の温度を検出し、制御装置2にその温度を出力する。同様に、外気センサ25は、外気温度を検出し、制御装置2にその外気温度を出力する。操作パネル1は、使用者によって操作又は設定した情報を制御装置2に出力し、制御装置2は、その情報を記憶装置21に記憶する。逆に、制御装置2は、冷蔵庫の運転状態や設定内容等の情報を操作パネル1に出力し、操作パネル1は、受信した情報を表示部15に表示する。また、制御装置2は、圧縮機4及びファン5に対し駆動信号を出力し駆動させる。回転数検出手段28は、圧縮機4の回転数を検出し、運転時間計測タイマは、圧縮機4の運転時間を計測する。
また、図5では、運転負荷状態の判定が4段階に区別されているが、これに限らず、任意の段階に区別されるものとしてもよく、その他の方法により区別されてもよい。例えば、図7で示されるように、上記の図5における説明において、負荷レベルαが3以上の場合に、さらに、記憶装置21に記憶された別の所定の値(例えば6)より小さいかの判定が行われるものとして(S14)、6未満の場合に、運転負荷状態が「大」と判定され、負荷レベルαが6以上の場合には、運転負荷状態が「極大」と判定されるものとしてもよい(S15)。このとき、図6において、運転状態表示部16は、運転負荷状態を区別して表示するため、運転状態ランプ16a、16b及び16cの3つのランプの点灯の組み合わせにより表示していたが、これに限らず、異なる数のランプを設置して、任意の段階に区別して表示するものとしてもよく、又は、異なる模様や形状のランプその他の表示手段を設置して表示するものとしてもよい。また、運転負荷状態が段階的に区別されて表示されるのではなく、連続的な数値によって表示するものとしてもよく、その他の方法により表示されてもよい。
また、図5では、負荷レベルA、B、C、D、Eの順序で算出が行われているが、これに限らず、図8で示されるように、各要因による負荷レベルの算出順序は、任意の順序としてもよい。
図9は、各貯蔵室の設定温度に基づく負荷レベルAの算出(S1)のフローチャートである。使用者は、予め、操作パネル1の部屋選択スイッチ11を操作することにより、設定温度を設定する貯蔵室として、冷蔵室101を選択し、次に、温度設定スイッチ12を操作することにより、冷蔵室101の設定温度を「弱」(高温)から「強」(低温)まで数段階(例えば5段階)の中から選択しておくことが可能である。制御装置2は、その設定温度が「中」(真ん中の設定)より低いかどうかの判定を行う(S101)。その設定温度が「中」よりも低いと判定した場合は、冷蔵室101内の温度がより低温に調節されなければならないため、負荷レベルAを+1する(S102)。以下、設定温度の判定及び負荷レベルAの算出は、制御装置2が実施するものとする。また、低くないと判定された場合は、その設定温度が「中」より高いかどうかの判定が行われる(S103)。その設定温度が「中」よりも高いと判定された場合は、冷蔵室101内の温度があまり冷却されなくてよいため、負荷レベルAが−1される(S104)。高くないと判定された場合は、「中」が選択されているため、負荷レベルAはそのままとされる。ここで、上記では、「中」が基準とされているが、これに限らず、別の設定温度が基準とされてもよい。
また、どの貯蔵室の設定温度に基づく負荷レベルAの算出においても、負荷レベルAが±1されているが、これに限らず、例えば、冷蔵室101の設定温度に基づく負荷レベルAの算出においては±2、冷凍室104の設定温度に基づく負荷レベルAの算出においては±3というように、各貯蔵室毎に負荷レベルAの算出に重みをつけてもよい。
さらに、図9では、冷蔵室101、切替室105、野菜室103、冷凍室104の順番で、それぞれの設定温度に基づいて負荷レベルAの算出が行われているが、これに限らず、任意の順番で算出されてもよい。
また、図11では、特定の貯蔵室の扉が1回開かれた場合の開時間によって、負荷レベルBの判定が行われているが、これに限らず、扉開時間計測タイマ27によって、例えば、霜取り開始から次回の霜取り開始までの、特定の貯蔵室の扉についての累積した開時間が計測されるものとしてもよい。このとき、制御装置2は、その累積した扉開時間が、記憶装置21に記憶された所定の時間(例えば20分)を超えたかどうかの判定を行い、超えたと判定した場合は、負荷レベルBを+1するものとしてもよい。
また、図12で示されるように、上記で説明した特定の貯蔵室の扉の開閉回数と開時間の両方が、負荷レベルBの判定材料とされるものとしてもよい(S221〜S226)。このとき、図12では、開時間についての判定(S223、S224)がされた後に、開閉回数についての判定(S225、S226)がされているが、逆の順序にしてもよい。このとき、開時間及び開閉時間がリセットされるタイミングは図10及び図11と同様である(S221、S222)。
また、ここまでの説明において、制御装置2が、霜取りが開始されたと判定した場合に、特定の貯蔵室の扉の開閉回数及び開時間をリセットしているが、これに限らず、他の条件によってリセットするものとしてもよい。
また、ここまでの説明において、特定の貯蔵室の扉の開閉回数又は開時間が、負荷レベルBの判定材料とされているが、これに限らず、複数の、又は、すべての貯蔵室の扉の開閉回数又は開時間が、負荷レベルBの判定材料とされるものとしてもよい。
さらに、ここまでの説明において、負荷レベルBが算出される場合、+1されるものとしているが、これに限らず、例えば+2、+3というように重みを変えてもよい。
また、図14では、圧縮機の1回の連続運転時間によって、負荷レベルCの判定が行われているが、これに限らず、運転時間計測タイマ29によって、圧縮機の累積した運転時間が計測されるものとしてもよい。このとき、制御装置2は、その累積した運転時間が、記憶装置21に記憶された所定の時間(例えば10時間)を超えたかどうかの判定を行い、超えたと判定した場合は、負荷レベルCを+1するものとしてもよい。
また、図15で示されるように、上記で説明した圧縮機の回転数と連続運転時間の両方が、負荷レベルCの判定材料とされるものとしてもよい(S321〜S324)。このとき、図15では、回転数についての判定(S321、S322)がされた後に、連続運転時間についての判定(S323、S324)がされているが、逆の順序にしてもよい。
さらに、ここまでの説明において、負荷レベルCが算出される場合、+1されるものとしているが、これに限らず、例えば+2、+3というように重みを変えてもよい。
さらに、ここまでの説明において、負荷レベルDが算出される場合、+1されるものとしているが、これに限らず、例えば+2、+3というように重みを変えてもよい。
また、どの貯蔵室の急冷操作が実施されても負荷レベルEが+1されているが、これに限らず、例えば、冷蔵室101の急冷操作が実施されると+2、冷凍室104の急冷操作が実施されると+3というように、各貯蔵室毎に負荷レベルEの算出に重みをつけてもよい。
さらに、図18では、冷蔵室101、製氷室102、切替室105、野菜室103、冷凍室104の順番で、それぞれの貯蔵室の急冷操作の実施状況に基づいて負荷レベルEの算出が行われているが、これに限らず、任意の順番で算出されてもよい。
Claims (9)
- 複数の貯蔵室と、
前記貯蔵室を冷却するための、圧縮機を含む冷凍サイクルと、
各種設定及び各種操作を行う操作手段と、
前記操作手段によって設定された情報及び冷蔵庫の運転状態を表示する表示手段と、
前記操作手段によって設定された情報を記憶する記憶手段と、
前記冷凍サイクル及び前記表示手段を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記冷蔵庫の使用状況を判定するための複数の判定事項における判定結果に対して、所定の重みを付加したものに基づいて、前記冷蔵庫の現在の負荷レベルを算出し、その負荷レベルに基づいて、前記冷蔵庫の現在の運転負荷状態を判断し、
前記表示手段は、前記運転負荷状態を表示する
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記制御装置は、前記負荷レベルに基づいて、前記冷蔵庫の現在の運転負荷状態を数段階に区別して判断する
ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 前記記憶手段は、所定の基準設定温度を記憶し、
前記操作手段は、複数の前記貯蔵室のうちいずれか又は全てについて、設定温度を設定し、
前記制御装置は、前記設定温度を前記判定事項とし、前記設定温度が、前記基準設定温度よりも低いと判定した場合には、前記負荷レベルを増加させ、前記基準設定温度よりも高いと判定した場合には、前記負荷レベルを減少させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷蔵庫。 - 複数の前記貯蔵室の扉のうちいずれか又は全てについて、開かれた回数をカウントする扉開回数カウント手段を備え、
前記記憶手段は、所定の基準扉開回数を記憶し、
前記制御装置は、前記扉開回数カウント手段によってカウントされた前記開かれた回数を前記判定事項とし、該回数が、前記基準扉開回数を超えたと判定した場合に、前記負荷レベルを増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 複数の前記貯蔵室の扉のうちいずれか又は全てについて、1回開かれたときの開時間、又は、累積した開時間を計測する扉開時間計測手段を備え、
前記記憶手段は、所定の基準扉開時間を記憶し、
前記制御装置は、前記扉開時間計測手段によって計測された前記開時間を前記判定事項とし、該開時間が、前記基準扉開時間を超えたと判定した場合に、前記負荷レベルを増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 前記圧縮機の回転数を検出する回転数検出手段を備え、
前記記憶手段は、所定の基準回転数を記憶し、
前記制御装置は、前記回転数検出手段によって検出された前記回転数を前記判定事項とし、該回転数が、前記基準回転数を超えたと判定した場合に、前記負荷レベルを増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 前記圧縮機の、一度起動してから次に停止するまでの運転時間、又は、累積した運転時間を計測する運転時間計測手段を備え、
前記記憶手段は、所定の基準運転時間を記憶し、
前記制御装置は、前記運転時間計測手段によって計測された前記運転時間を前記判定事項とし、該運転時間が、前記基準運転時間を超えたと判定した場合に、前記負荷レベルを増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 前記冷蔵庫が設置された場所の外気温度を検出する外気温度検出手段を備え、
前記記憶手段は、所定の基準外気温度を記憶し、
前記制御装置は、前記外気温度検出手段によって検出された前記外気温度を前記判定事項とし、該外気温度が、前記基準外気温度を超えたと判定した場合に、前記負荷レベルを増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 前記制御装置は、前記操作手段によって急冷操作が実施されたか否かを前記判定事項とし、前記操作手段によって、急冷操作が実施されたと判定した場合に、前記負荷レベルを増加させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の冷蔵庫。
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