JP4749113B2 - トンネル掘削機のカッタビット交換装置 - Google Patents

トンネル掘削機のカッタビット交換装置 Download PDF

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Description

本発明は、トンネル掘削機の掘削装置に装備されるカッタビット交換装置に関する。
従来、長距離のトンネル掘削途中でカッタヘッドに取り付けられたカッタビットが磨耗した場合、磨耗した使用済のカッタビットを新規のカッタビットと交換するカッタビット交換装置が、たとえば特許文献1や特許文献2に提案されている。特許文献1は、カッタヘッドの回転中心位置に筒状の回転体を設け、前記回転体にカッタビット装填口を形成するとともに、回転体の外周部から放射方向に延びるカッタビット収容溝を形成し、前記カッタビット装填口から押し出されるカッタビットをカッタビット収容溝に収容するものであり、磨耗したカッタビットはカッタビット収容溝からカッタヘッドの外周部外側の地山中に押し出される。
また特許文献2は、シールド本体の前部に、カッタヘッドの下方に出退自在なカッタビット回収部を設け、このカッタビット回収部によりカッタビット収容溝から押し出された磨耗した使用済のカッタビットを受け取り回収するものである。
特開2003−232192 特開2004−100328
磨耗したカッタビットを地山中に打ち捨ててもよいが、長距離のトンネルを掘削する場合、使用済のカッタビットを回収してその磨耗状況を検査することで、掘削する地山の土質状況を判断し、次のカッタビットの交換時期を予測できるため、磨耗した使用済のカッタビットを回収することは必要なことである。
特許文献1および特許文献2は、それぞれ使用済のカッタビットをその外周の地山中に押し出して排出するため、地山の土質状況によってはかなりの駆動力が必要で、硬質の地山では困難なことがある。また特許文献2ではカッタビット回収部を地山側に突出させるのに多大な駆動力を要することがある。
本発明は上記問題点を解決して、交換用ビットの交換作業がカッタヘッド内ですべて実施でき、回収および装填作業が容易で、交換のための駆動力も小さいトンネル掘削機のカッタビット交換装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、カッタヘッド内に、回転軸心近傍に設けられて交換用ビットを供給・回収するビット給排出部と、前記ビット給排出部からカッタヘッドの外周端近傍に形成されたビット収容通路を有するビット装着部と、前記ビット収容通路の外周端部から後方に形成されたビット引抜通路および当該ビット引抜通路から前記ビット給排出部に接続されたビット回収通路を有するビット回収部とを具備し、前記ビット給排出部に、新規の交換用ビットを前記ビット収容通路に装填するビット装填装置を設け、前記ビット回収部に、前記ビット収容通路の外周端部に配置された使用済の交換用ビットを前記ビット引抜通路に引き抜くビット抜出装置と、当該ビット抜出装置に保持された使用済の交換用ビットを前記ビット回収通路から前記ビット給排出部に回収するビット離脱回収装置とを設けたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、ビット引抜通路を、カッタヘッドの回転軸心側後方に所定の傾斜角で傾斜して形成したものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、ビット抜出装置に、ビット収容通路の外周端部で掘削する交換用ビットを保持し、かつ交換時に前記交換用ビットを保持した状態で前記ビット収容通路の外周端部からビット引抜通路に後退可能なビットホルダーを設けたものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、ビットホルダーがビット収容通路の外周端部に配置された時に、当該ビットホルダーの周囲とビット引抜通路の入口部との間で止水するホルダー保持部用シール装置を設けたものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、ビット給排出部から、ビット収容通路、ビット引抜通路、ビット回収通路を介して前記ビット給排出部に至る交換用ビットの循環通路に、少なくとも1つの止水用のゲート装置を設けたものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、ビット給排出部内に、ビット装填装置によりビット収容通路に装填される新規の交換用ビットを含む前部空間と、当該前部空間の後方の後部空間との間を止水する装填用シール装置を設けたものである。
請求項7記載の発明は、請求項2乃至6のいずれかに記載の発明において、交換用ビットのビット本体をビット収容通路にスライド可能に配列収容し、前記ビット本体のカッタヘッドの回転軸心側の底面と外周側の天面とを、互いに平行でビット引抜通路に平行または略平行な傾斜面に形成したものである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、ビット収容通路の両側に、交換用ビットの装填方向に沿ってガイド部をそれぞれ形成し、交換用ビットのビット本体に、前記ガイド部にそれぞれスライド自在に嵌合される被ガイド部を形成し、前記ビット本体の天面と底面の少なくとも一方に、ビット装填装置による交換用ビットの装填方向に垂直な面または線を介して隣接するビット本体に当接する当接部を形成したものである。
請求項1記載の発明によれば、カッタヘッド内にビット給排出部とビット装着部とビット回収部とを設け、ビット収容通路に保持された交換用ビットによりトンネルを掘削した後、交換時に、最も外周側で掘削距離が長くかつ磨耗の激しいビット収容通路外周端の(使用済の)交換用ビットを、ビット抜出装置によりビット引抜通路に引き抜いて回収し、さらにビット離脱回収装置により、ビット抜出装置の使用済の交換用ビットをビット回収通路を介してビット給排出部に回収する。そしてビット装填装置により新規の交換用ビットをビット給排出部からビット収容通路に装填する。このように、カッタヘッド内にビット収容通路、ビット引抜通路、ビット回収通路からなる循環通路を形成して、カッタヘッド内で交換用ビットの装填と回収とを行えるので、地山の土質に関係なく小さい駆動力で使用済の交換用ビットを確実かつ容易に交換することができる。また、カッタヘッド内にのみに配置することで、カッタビット交換装置をコンパクトに構成することができる。
請求項2記載の発明によれば、ビット引抜通路を、ビット収容通路の外周端部からカッタヘッドの回転中心側後方に傾斜させることで、ビット収容通路をカッタヘッドの外周縁部まで接近して形成して交換用ビットをカッタヘッドの外周縁に接近して配置することができるので、カッタヘッドで掘削距離が最も長く磨耗の激しい外周縁部分を交換用ビットにより掘削することができ、長距離のトンネル掘削を行うトンネル掘削機に最適な構造となる。
請求項3記載の発明によれば、ホルダー保持部用シール装置により、掘削中にビット収容通路の外周端のビットホルダーの周囲からビット引抜通路に浸入する泥水などを効果的に止水することができる。
請求項4記載の発明によれば、ビット抜出装置のビットホルダーをビット収容通路の外周端部に配置し、ビットホルダーに保持された交換用ビットにより掘削し、磨耗した使用済の交換用ビットをビットホルダーごとビット引抜通路に引き抜くことができるので、使用済の交換用ビットを容易かつ確実に回収することができる。
請求項5記載の発明によれば、交換用ビットの交換時に、止水用ゲート装置により、地山からカッタビット交換装置内に浸入する泥水などを効果的にシールすることができる。
請求項6記載の発明によれば、装填用シール装置により、ビット給排出部からビット収容通路に新規の交換用ビットを装填する時に、ビット給排出部内に流入する泥水などを効果的に止水することができる。
請求項7記載の発明によれば、交換用ビットのビット本体の天面と底面とを、ビット引抜通路の傾斜方向に沿う傾斜面とすることで、ビット収容通路にビット本体を効率よく配列・収容することができ、さらに傾斜するビット引抜通路に交換用ビットをスムーズに引き抜くことができる。またビット引抜通路の空間の横断面を最小にすることができ、コンパクト化に寄与することができる。
請求項8記載の発明によれば、新規の交換用ビットをビット収容通路に装填する時に、ビット収容通路内の各交換用ビットが、それぞれ当接部を介して外周側にそれぞれ押し込まれるので、その押圧力が、天面と底面の傾斜面の影響を受けることなく、装填方向に沿ってのみ働き、スムーズに外周側にスライドさせることができる。これにより、被ガイド部やガイド部への負担を少なくして被ガイド部やガイド部の磨耗や損傷を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1,図2に示すように、このカッタビット交換装置1は、シールド掘進機のカッタヘッド2に設けられたものである。
(シールド掘進機について)
このシールド掘進機のシールド本体3の前部には、地山の崩壊土圧を支持する圧力室4と、掘削したトンネルを介して地上側に連通される大気室5とを区画する圧力隔壁6が設けられており、この圧力隔壁6に旋回軸受7を介して回転筒体8がシールド軸心(回転軸心)O周りに回転自在に支持され、この回転筒体8の前部にカッタヘッド2が取り付けられている。前記圧力隔壁6の大気室5側には、カッタヘッド2を回転駆動するカッタ駆動装置9が設けられており、このカッタ駆動装置9は、回転筒体8の後端部周囲に設けられたリングギヤ9aと、リングギヤ9aに噛合される駆動ピニオン9bと、駆動ピニオン9bを回転駆動するカッタ駆動モータ9cとで構成される。また前記圧力隔壁6の下部には、カッタヘッド2により掘削した土砂を排出するスクリュ式の排土装置10が貫設されている。
前記カッタヘッド2には、回転筒体8の前部に取り付けられたセンター筒体11がシールド軸O(回転中心部)上に配置され、センター筒体11の前面にセンタービット12が設けられている。またセンター筒体11からシールド軸心Oを中心として等角度ごとに放射(半径)方向に延びる複数本(図では3本)カッタスポーク13が設けられ、これらカッタスポーク13には複数(図では5個)の交換用ビット20が長さ方向(後述する装填方向)に配列されている。そして前記センター筒体11内とカッタスポーク13内とに本発明に係るカッタビット交換装置1が設けられている。
(カッタビット交換装置1の全体構造について)
このカッタビット交換装置1は、カッタヘッド2内で新規の交換用ビット20の装填と使用済の交換用ビット20の回収とを行うことができるように構成した点に特徴を有している。
すなわち、カッタビット交換装置1は、シールド軸心O上のセンター筒体11内に設けられて交換用ビット20を供給、排出するビット給排出部30と、各カッタスポーク13に長さ方向に沿って形成され複数の交換用ビット20を配列収容するビット収容通路51を有するビット装着部50と、ビット収容通路51の外周端部からシールド軸心O側後方に傾斜角θで傾斜されたビット引抜通路61および前記ビット引抜通路61とビット給排出部30とを接続するビット回収通路71を有するビット回収部60とで構成されている。
以下に、交換用ビット20、ビット給排出部30、ビット装着部50、ビット回収部60および交換用ビット20の交換作業について詳細を説明する。
(交換用ビット20について、その1)
前記交換用ビット20は、図5,図6に示すように、ブロック形のビット本体21の前面でカッタヘッド2の外周側(図では上部)に切刃22が突設され、またビット本体21の左右の側面に、ガイド溝(被ガイド部)23が装填方向にそれぞれ形成されている。さらに、ビット本体21の背面の所定位置に位置決め穴24が形成されている。さらにまた、ビット本体21の天面25と底面26が後部内周側(図では下方)に傾斜されて、ビット引抜通路61の傾斜角θに同じか、または近似する傾斜角の傾斜面に形成されている。
(ビット給排出部30について)
前記ビット給排出部30は、図2,図3に示すように、各カッタスポーク13のビット収容通路51にそれぞれ交換用ビット20を装填、回収するために、センター筒体11内にシールド軸心O周りに回転自在に配置された回転調整筒34と、回転調整筒34を回転させる回転調整装置35とを設け、この回転調整装置35により回転調整筒34を回転させて回転調整筒34に設けられたビット装填装置43による交換用ビット20の装填方向を、各カッタスポーク13のビット収容通路51にそれぞれ対向させることができる、いわゆるリボルバー形式に構成されている。なお、ここでは交換する目的の交換用ビット20を有するカッタスポーク13を、上方に向く垂直姿勢で停止させて交換作業が行われる。
すなわち、センター筒体11には、各カッタスポーク13にそれぞれビット収容通路51に臨む供給用開口部32が形成され、各供給用開口部32をそれぞれ開閉する止水用の第1ゲート装置(止水用のゲート装置)33が設けられている。前記第1ゲート装置33は、供給用開口部32を開閉自在でシール可能なシャッター板33aと、このシャッター板33aを出退する開閉用ジャッキ33bから構成される。
またセンター筒体11内に回転自在に内装された回転調整筒34には、前記供給用開口部32に重なって連通可能な1つのビット装填口36と、ビット回収通路71に連通可能なビット回収口49とが形成されている。前記回転調整装置35は、調整用モータ35aにより回転駆動される調整用ピニオン35bと、回転調整筒34の後端部外周に設けられて調整用ピニオン35bが噛み合うリングギヤ35cとを具備し、この回転調整装置35により回転調整筒34を回転させることにより、ビット装填口36を供給用開口部32に重ね合わせて回転調整筒34内とビット収容通路51とを連通させるとともに、ビット回収口49を介して回転調整筒34内とビット回収通路71とを連通させることができる。
前記回転調整筒34内にビット装填口36側(図では上面)が開放されたチャンネル形断面の区画板37が前後方向に傾斜して設けられ、その内部空間がビット装填口36側のビット給排出室34aと、ビット装填口36と反対側のビット装填室34bとに区画されている。そして回転調整筒34の後部には、ビット出し入れ室39を形成するビット給排出筒38が着脱可能に取り付けられており、前記ビット給排出室34aとビット出し入れ室39とが回転調整筒34背面の連通開口部34cを介して連通されている。前記ビット給排出筒38には、交換用ビット20を出し入れするための出し入れ用開口部40が設けられ、この出し入れ用開口部40にシャッター板41aと開閉用シリンダ41bからなる止水用の第2ゲート装置(止水用のゲート装置)41が設けられている。
前記ビット装填室34bには、ビット収容通路51に交換用ビット20を装填するビット装填装置43が設けられ、またビット給排出室34aとビット出し入れ室39には、新規の交換用ビット20を送り込むとともに使用済の交換用ビット20を取り出すビット供給回収装置42が設けられている。
前記ビット装填装置43は装填用ジャッキ48からなり、ビット装填室34b内でビット装填口36に対向する位置にジャッキ本体48aが立設され、ジャッキ本体48aにより出退駆動される装填用ロッド48bが区画板37に形成された貫通穴37aを介して突出される。これによりビット給排出室34aの前部(後述する装填回収位置)に待機された新規の交換用ビット20をビット装填口36および供給用開口部32を介してビット収容通路51に装填することができる。
前記ビット供給回収装置42は、ビット給排出室34aとビット出し入れ室39とにわたって左右一対のガイドレール44が配設され、前記ガイドレール44に、連結部材46bを介して一体に連結されたビット保持具45とビット回収具46が移動自在に配置されている。そして、ビット保持具45およびビット回収具46を、図3で実線で示すビット給排出室34a内の装填回収位置と、図3に仮想線で示すビット出し入れ室39内の供給排出位置の間で往復移動させる供給回収用ジャッキ47が給排出筒38から後方に突設されている。
前記ビット保持具45は、図7,図8に示すように、たとえば前面と上面が開放されて交換用ビット20を保持可能な箱形に形成され、左右の外側面にガイドレール44に案内される被ガイド部45aが設けられている。またビット保持具43の左右の内側面に交換用ビット20のガイド溝23にスライド自在に嵌合する保持凸部45bが形成され、その底部に交換用ビット20を落下止めするとともに、装填用ジャッキ48の装填用ロッド48bが通過可能な開口部45cが形成されている。
ところで、新規の交換用ビット20の装填時には、第1ゲート装置33が開放されることから、ビット装填口36から泥水などがビット給排出室34aに流入するおそれがあり、これをビット給排出室34aの前部空間内で止水するために、装填用シール装置(止水用のシール装置)31が設けられている。この装填用シール装置31は、ビット給排出室34aの前部で装填回収位置のビット保持具45の後部周囲に所定の隙間をあけて接近するようにシール用開口部31bを形成し、ビット保持具45の後部周囲に前記シール用開口部31bに接触するシール材31aを取り付け、ビット保持具45が装填回収位置に待機された時に、ビット給排出室34aの前部空間とその後方の後部空間との間で止水することができる。
また前記ビット回収具46は、図7,図8に示すように、ビット回収通路71からビット回収口49を介して落下した交換用ビット20を受け止める上面開放の容器状に形成され、左右の外側面にガイドレール44に案内される被ガイド部46aがそれぞれ設けられている。
また前記ビット給排出筒38には、バルブ付き配水管38aが着脱可能に接続され、ビット給排出室34aおよびビット装填室34bからビット出し入れ室39に流入する泥水などを排出することができる。
上記構成で回転調整筒34から後方に張り出すビット給排出筒38などの部材が掘削時に支承をきたす場合には、ビット給排出筒38とガイドレール44の一部を除くビット供給回収装置42が取り外される。この時には回転調整筒34の連通開口部34cに閉鎖板(図示せず)が取り付けられてシールされる。またビット供給回収装置42の供給回収用ジャッキ47のみを取り外してもよい。
(ビット装着部50について)
ビット装着部50のビット収容通路51は、図2,図4,図10〜図12に示すように、各カッタスポーク13に長さ方向に沿って地山を掘削する交換用ビット20を1列で複数個(図では4個)を保持するビット収容溝52と、ビット収容通路51の外周端部で後述するビットホルダー63を介して交換用ビット20(図では1個)を保持するホルダー保持部53が設けられており、前記ビット収容溝52とホルダー保持部53は、それぞれカッタスポーク13の前面に開口されている。
前記ビット収容溝52には、左右の内側面に交換用ビット20の装填方向に沿うガイド用の凸条部(ガイド部)54が互いに対向して形成され、これら凸条部54がビット本体21のガイド溝23内にスライド自在に嵌合されて交換用ビット20がビット収容溝52内に保持される。
また前記ビット収容溝52には、内周端の交換用ビット20を位置決め固定するロック装置55が設けられている。このロック装置55は、図9に示すように、カッタスポーク13に支持ピン55aが幅方向に設けられ、この支持ピン55aにビット本体21の位置決め穴24に嵌合可能な係止爪55bが回転自在に支持されている。この係止爪55bは、コイルばね55cにより矢印a方向に回転付勢され、また位置決め穴24を介してビット本体21を係止する位置で、矢印a方向の回転を規制するストッパ55dが設けられている。したがって、ビット給排出部30からビット収容溝52に新規の交換用ビット20が押し込まれると、ビット本体21の背面部が係止爪55bの遊端部に当接し係止爪55bを矢印aと反対方向に回転させて後退させ、ビット本体21の押し込みを許容する。ビット本体21が収容位置に達して係止爪55bが位置決め穴24に臨むと、コイルばね55cにより係止爪55bが矢印a方向に回転されて、係止爪55bの遊端部が位置決め穴24の外周側縁部に係合される。これにより内周端の交換用ビット20が位置決めされてビット収容溝52内とビットホルダー63内のすべての交換用ビット20がそれぞれ固定される。
(交換用ビット20について、その2)
交換用ビット20の装填時に、内周側のビット本体21の天面25が、外周側に隣接するビット本体21の底面26を押圧してビット収容溝52に沿って外周側に押し込まれる。この時、前記天面25と前記底面26とが傾斜角θで傾斜する傾斜面で互いに面接触していると、図6(d)に示すように、装填方向の押圧力F0は傾斜面に垂直な斜め方向に働き、ビット本体21を装填方向に推し進める分力Fvと、後方に押される分力Faが発生する。すなわち、各ビット本体21に作用する力は、前後から挟まれることにより、回転力が発生し、その効力としてガイド溝23と凸条部54に摩擦力が発生してスムーズな装填が困難になり、これによりガイド溝23と凸条部54に磨耗や損傷が発生するおそれがある。
本発明では、これを防止するために、ビット本体21の天面25と底面26とに、それぞれ装填方向および前後方向に対して垂直な線状または平面状の当接部(図では線状の湾曲面)25a,26aを互いに対応する位置に形成し、隣接する交換用ビット20のビット本体21同士が前記当接部25a,26aを介して接触するように構成している。これにより、押圧力F0は当接部25a,26aを介して装填方向に働き交換用ビット20を後方に押し出す力Faが発生せず、ビット本体21をスムーズに押し込むことができるとともに、ガイド溝24や凸条部54の磨耗や損傷を防止することができる。
(ビット回収部60について)
ビット回収部60には、図4,図10〜図13に示すように、ビット引抜通路61とビット回収通路71とを具備し、ビット抜出装置62とビット離脱回収装置67とが設けられている。
前記ビット引抜通路61は、ビット収容通路51のホルダー保持部53からシールド軸心O側後方に傾斜角θで傾斜して形成されている。ビット抜出装置62はビット収容通路51のホルダー保持部53からカッタヘッド2の外周端の使用済の交換用ビット20をビット装着部50からビットホルダー63を介してカッタスポーク13内に引き込むように構成されている。ところで、カッタヘッド2において外周縁部を掘削するカッタビットは掘削距離も長く磨耗も激しい。このため最も外周縁に接近して交換用ビット20を配置するのが望ましいが、あまり外周縁に接近すると、交換用ビット20を引き抜くビット引抜通路61が地山側に露出するおそれがある。これを回避するために、本発明ではビット引抜通路61をシールド軸心O側後方に傾斜させている。これによりカッタビット2の外周縁にできるだけ接近して交換用ビット20を配置することができる。
前記ビット抜出装置62は、ホルダー保持部53とビット引抜通路61の間でガイドレール61aに沿ってスライド自在に配置され交換用ビット20を保持可能なビットホルダー63と、このビットホルダー63を出退駆動するホルダー引き込みジャッキ64とで構成されている。前記ビットホルダー63は、図10に示すように、前面と上面が開放されたチャンネル形断面で交換用ビット20を収容可能な収容空間63aが形成され、ホルダー保持部53ではビット収容溝52に連続する位置に配置される。そして、この収容空間63aの左右の対向面に、ビット収容溝52の凸条部(ガイド部)54に連続する保持用凸部(ガイド部)63bがそれぞれ形成され、これら保持用凸部63bにビット本体21のガイド溝23が嵌合されて交換用ビット20が保持される。なお、図4に示すように、カッタスポーク13の外周端に、交換用ビット20の外周端側への移動限となる規制部13aが設けられている。また前記収容空間63aには、収容空間63aの背面に交換用ビット20を引き落とすための引出し用空間63cが形成される。
前記ホルダー引き込みジャッキ64は、ジャッキ本体64aの前端部にビットホルダー63が取り付けられ、ジャッキ本体64aがスライドガイド64cを介してビット引抜通路61に沿ってスライド自在に支持されている。またジャッキ本体64aから後方に突出された出力ロッド64bは、その先端部が反力受け部材64dを介して支持されており、これら出力ロッド64bおよび反力受け部材64dは、カッタスポーク13の背面に設けられたカバー部材65に覆われている。したがって、このホルダー引き込みジャッキ64により、ビットホルダー63をホルダー保持部53とビット引抜通路61後部(ビット回収通路71の上方部)との間で出退移動させることができる。
またホルダー保持部53にビットホルダー63が配置される掘削中に、ビット引抜通路61の入口を止水するホルダー保持部用シール装置69が設けられている。このホルダー保持部用シール装置69は、ビットホルダー63の後部にシール受部69bが形成され、ビット引抜通路61の入口部の周壁部にシール材69aが設けられ、シール材69aをシール受部69bに当接させてビットホルダー63の外周の隙間からビット引抜通路61に泥水などが浸入するのを防止することができる。
さらに前記ホルダー保持部53とビット引抜通路61の間には、ビット引抜通路61の入口を開閉自在な止水用の第3ゲート装置(止水用のゲート装置)66が設けられており、この第3ゲート装置66は、ビット収容溝52の後側でカッタスポーク13の長さ方向にスライド自在に配置されたシャッター板66aと、このシャッター板66aを出退駆動する開閉用ジャッキ66bとで構成されている。
前記ビット回収通路71は、ビット収容通路51の背面側に互いに平行に設けられて、ビット引抜通路61とビット給排出部30とを接続している。このビット回収通路71に設けられたビット離脱回収装置67は、ビット引抜通路61でビットホルダー63に保持された使用済の交換用ビット20を、ビット回収通路71に引き落とすためのもので、ビット回収通路71には、使用済の交換用ビット20のガイド溝23に所定の隙間をあけて係合しその落下を案内する左右一対の回収用レール69が配設され、これに回収用レール69により交換用ビット20をスムーズに案内して落下させ回収することができる。
前記ビット離脱回収装置67は、ビット回収通路71に沿って前面側に配置された左右一対の離脱用ジャッキ67aと、下方に出退される離脱用ジャッキ67aの出力ロッドの先端部に取り付けられて交換用ビット20が通過可能な空間部が形成されたU字形の連結部材67bと、ビット回収通路71の背面側で落下回収方向に沿って配置されガイド部材67dに出退自在に支持される引き出しロッド67cと、前記引き出しロッド67cの先端部(外周側端部)に設けられた掛止爪67eとを具備している。
前記掛止爪67eは、図13に示すように、引き出しロッド67cの上端部に幅方向の支持ピン67fを介して回動自在に支持され、コイルばねにより矢印b方向に回動付勢されている。そして、引き出し用空間63cに挿入される時に、掛止爪67eの遊端部がビット本体21の背面に当接されて矢印bと反対方向に回動されて後退され、これにより引き出し用空間63cに挿入される。さらに引き出しロッド67cが挿入されて掛止爪67eが位置決め穴24に臨む位置に達すると、コイルばねにより掛止爪67eが矢印b方向に回動されて位置決め穴24内に突出されその遊端部が係合可能となる。
したがって、ビットホルダー63に保持された使用済の交換用ビット20が、ホルダー保持部53からビット引抜通路61に引き出されると、離脱用ジャッキ67aを収縮して引き出しロッド67cを上昇させ、掛止爪67eをビットホルダー63の引き出し用空間63cに挿入し、掛止爪67eを使用済の交換用ビット20の位置決め穴24に係合させる。そして離脱用ジャッキ67aを進展させてビットホルダー63の収容空間63aに保持された使用済の交換用ビット20を下方に引き出し、ビット回収通路71に沿って落下させ、ビット回収口49からビット回収具46に収容する。
また、ビット引抜通路61とビット回収通路71の間には、ビット回収通路71の入口を開閉自在な止水用の第4ゲート装置(止水用のゲート装置)68が設けられており、この第4ゲート装置68は、ビット回収通路71の入口を開閉可能なシャッター板68aと、前記カバー部材65内に配置されてシャッター板68aを出退駆動する開閉用ジャッキ68bとで構成されている。
(交換用ビット20の交換作業について)
上記構成における交換用ビット20の交換手順を図14〜図19を参照して説明する。
まず、カッタ駆動装置9により交換しようとする目的の交換用ビット20を有するカッタスポーク13を上方に向く位置で停止させる。ついで、回転調整装置35により回転調整筒34を回転させてビット装填口36をそのカッタスポーク13の供給用開口部32に合致させる。掘削状態では、第1ゲート装置33が閉、(第2ゲート装置41が閉)、第3ゲート装置66が開、第4ゲート装置68が閉で、ホルダー保持部用シール装置69によりビット引抜通路の入口が止水されている。そして、回転調整筒34にビット給排出筒38が取り付けられビット供給回収装置42が組み立てられる。
1.新規の交換用ビット20の供給
図14に示すように、第1ゲート装置33により供給用開口部32が閉じられ、第4ゲート装置68によりビット回収通路71の入口が閉じられて止水されている。まずバルブ付き配水管38aのバルブを開けて回転調整筒34およびビット給排出筒38内から排水する。ついで第2ゲート装置41を開動して出し入れ用開口部40を開け、この出し入れ用開口部40から新規の交換用ビット20をビット出し入れ室39に搬入しビット保持具45に保持させる。第2ゲート装置41を閉動して出し入れ用開口部40を閉じた後、供給回収用ジャッキ47を進展させて、ビット保持具45およびビット回収具46をビット出し入れ室39の供給排出位置からビット給排出室34aの装填回収位置に移送する。この時、装填用シール装置31によりビット給排出室34aの前部が閉鎖され止水される。
2.使用済の交換用ビット20の引き抜き
図15に示すように、ビット回収部60において、ホルダー引き込みジャッキ64を収縮してビットホルダー63をホルダー保持部54からビット引抜通路61に後退させ、使用済の交換用ビット20を引き出す。ビットホルダー63が引き出されると、第3ゲート装置66を閉動してビット引抜通路61の入口を閉鎖し止水する。ここでは、カッタスポーク13の外周端の交換用ビット20のみの後退であるため、地山への影響が最小限に抑えられる。なお、カッタヘッド2の前面に充填剤や泥しょう(泥水)を注入して土砂と置換することにより、ビット引抜通路61への土砂の浸入を効果的に防止することができる。
3.使用済の交換用ビット20の回収
図16に示すように、第4ゲート装置68を開動してビット回収通路71の入入口を開放し、ビット引抜通路61とビット回収通路71とを連通させる。ついでビット離脱回収装置67を作動してビットホルダー63から使用済の交換用ビット20を引き落としビット回収通路71に落下させ、ビット回収口49からビット出し入れ室39のビット回収具46に回収される。
4.新規の交換用ビット20の装填
図17に示すように、第4ゲート装置68を閉じた後、第3ゲート装置66を開動してビット引抜通路61の入口を開放し、ついでホルダー引き込みジャッキ64を進展してビットホルダー63をホルダー保持部54に移動して待機させ、ホルダー保持部用シール装置69によりビット引抜通路61の入口を止水する。さらに図18に示すように、第1ゲート装置33を開動して供給用開口部32を開放するとともに、装填用ジャッキ48を進展させてビット保持具45に保持された新規の交換用ビット20をビット装填口36および供給用開口部32からビット収容溝52に装填する。これによりビット収容溝52内に収容された交換用ビット20をそれぞれ外周側にスライドさせて、外周端の交換用ビット20をビットホルダー63の収容空間63aに装填する。さらに装填用ジャッキ48を収縮させた後、第1ゲート装置33を閉動して供給用開口部32を閉じる。
5.使用済の交換用ビット20の排出
図19に示すように、供給回収用ジャッキ47を収縮してビット保持具45およびビット回収具46を供給排出位置に後退させる。ついで第2ゲート装置41を開動して出し入れ用開口部40を開放し、ビット回収具46から使用済の交換用ビット20を回収する。さらにバルブ付き配水管38aをあけてビット出し入れ室39から排水する。
同様にして、次の使用済の交換用ビット20の交換や、別のカッタスポーク13の使用済の交換用ビット20の交換を行う。
交換作業後、ここではビット供給回収装置42が分解されて取り外され、回転調整筒34からビット給排出筒38が取り外されて搬出される。
(実施の形態の効果)
上記実施の形態によれば、カッタヘッド2の回転中心に配置された回転筒体8内にビット給排出部30を設け、各カッタスポーク13内に、複数の交換用ビット20を配列して収容するビット収容通路51を有するビット装着部50と、ビット引抜通路61およびビット回収通路71とを有するビット回収部60とを設け、ビット収容通路51の外周端の使用済の交換用ビット20を、ビット抜出装置62によりビット引抜通路61に引き抜き、さらにビット装填装置43により新規の交換用ビット20をビット給排出部30からビット収容通路51に装填する。さらにビット離脱回収装置67により、ビット抜出装置62から使用済の交換用ビット20をビット回収通路71を介してビット給排出部30に回収する。このようにカッタヘッド2内で交換用ビット20をビット給排出部30からビット収容通路51、ビット引抜通路61、ビット回収通路71を介してビット給排出部30に循環移動させる循環通路を形成したので、使用済の交換用ビット20をカッタヘッド2外周の地山に排出する必要がなくなり、小さい駆動力で、交換用ビット20をビット収容通路51に容易に装填し、使用済の交換用ビット20を確実に回収することができる。これにより掘削する地山の土質に影響されることがない。
また、ビット引抜通路61をビット収容通路51のホルダー保持部53からシールド軸心O側の後方に傾斜させることで、ビット収容通路51のホルダー保持部53をカッタヘッド2の外周縁に接近して配置することができ、外周縁に接近して配置されたホルダー保持部53から交換用ビット20をカッタスポーク13内に引き抜いて容易に回収することができる。したがって、カッタヘッド2のカッタビットのうち、最も距離が長く磨耗の大きい外周端のカッタビットを、交換用ビット20とすることができ、長距離のトンネル掘削に最適なカッタビット交換装置1を提供できる。
さらに、ビット抜出装置62のビットホルダー63を、ビット収容通路51のホルダー保持部53とビット引抜通路61の間で出退自在に設け、ホルダー保持部53でビットホルダー63に保持された交換用ビット20により掘削するように構成したので、ホルダー保持部53からビットホルダー63ごと後退して、磨耗した使用済の交換用ビット20をビット引抜通路61に引き抜くことにより、使用済の交換用ビット20を容易かつ確実に小さい駆動力で回収することができる。またホルダー保持部用シール装置69により、ホルダー保持部53にビットホルダーを配置する掘削状態で、ビット引抜通路61の入口を止水することができ、掘削時のシールを効果的に行うことができる。
さらにまた第1ゲート装置33,第3ゲート装置66および第4ゲート装置68を、交換用ビット20の装填と回収に対応して開閉動作し、さらに装填用シール装置31によりビット給排出室34a内を止水することにより、地山からカッタビット交換装置1内に浸入する泥水などを効果的に止水することができる。
また、交換用ビット20のビット本体21の天面25と底面26とを、ビット引抜通路61の傾斜方向に沿う傾斜面とすることで、ビット収容通路51から傾斜するビット引抜通路61にスムーズに引き抜くことができるとともに、ビット引抜通路61の横断面を最小にしてカッタスポーク13内の占有容積を削減することができ、コンパクト化を図ることができる。
さらに、ビット本体21の左右の側面に、ビット収容通路51の凸条部54とビットホルダー63の保持用凸部63bにそれぞれ嵌合されて保持されるガイド溝23をそれぞれ形成し、交換用ビット20をビット収容通路51に装填する時に、ビット収容通路51内の交換用ビット20の天面25と底面26とを、それぞれ当接部25a,26aを介して互いに当接させ駆動力を伝達するように構成したので、新規の交換用ビット20の装填時に前記天面25と底面26の傾斜面によりビット本体21がカッタヘッド2の後方に押し出されることがなくなり、凸条部54や保持用凸部63bとガイド溝23への負荷を軽減してスムーズな装填が可能になるとともに、凸条部54や保持用凸部63bとガイド溝23に磨耗や損傷が生じることがない。
本発明に係るカッタビット交換装置を有するシールド掘進機を示す全体縦断面図である。 同シールド掘進機のカッタヘッドを示す正面図である。 同カッタビット交換装置のビット給排出部を示す縦断面図である。 同カッタビット交換装置のビット回収部を示す縦断面図である。 同カッタビット交換装置の交換用ビットの背面側斜視図である。 同交換用ビットを示す説明図で、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は底面図、(d)は交換用ビットに加わる力の説明図である。 同ビット給排出部のビット保持具とビット回収具を示す縦断面図である。 同ビット保持具とビット回収具を示す平面図である。 同カッタビット交換装置のビット装着部に設けられたビット係止具を示す一部を切り欠いた拡大側面図である。 図4に示すA−A断面図である。 図10においてビットホルダーを後退した状態の断面図である。 図4に示すB−B断面図である。 同ビット離脱回収装置の掛止爪とその動作を説明する一部切欠き側面図である。 同カッタビット交換装置による交換用ビットの交換手順を示し、新規の交換用ビットの待機状態を説明する縦断面図である。 同カッタビット交換装置による交換用ビットの交換手順を示し、ビット抜出装置による使用済の交換用ビットの引き抜き状態を説明する縦断面図である。 同カッタビット交換装置による交換用ビットの交換手順を示し、ビット離脱回収装置による使用済の交換用ビットの離脱状態を説明する縦断面図である。 同カッタビット交換装置による交換用ビットの交換手順を示し、ビット離脱回収装置による使用済の交換用ビットの回収状態を説明する縦断面図である。 同カッタビット交換装置による交換用ビットの交換手順を示し、ビット装填装置による新規の交換用ビットの装填状態を説明する縦断面図である。 同カッタビット交換装置による交換用ビットの交換手順を示し、ビット装填装置による使用済の交換用ビットの排出状態を説明する縦断面図である。
符号の説明
1 カッタビット交換装置
2 カッタヘッド
8 回転筒体
11 センター筒体
13 カッタスポーク
20 交換用ビット
21 ビット本体
22 切刃
23 ガイド溝
24 位置決め穴
25 天面
25a 当接部
26 底面
26a 当接部
30 ビット給排出部
31 装填用シール装置
32 供給用開口部
33 第1ゲート装置
34 回転調整筒
35 回転調整装置
36 ビット装填口
37 区画板
38 ビット給排出筒
39 ビット出し入れ室
40 出し入れ用開口部
41 第2ゲート装置
42 ビット供給回収装置
43 ビット装填装置
44 ガイドレール
45 ビット保持具
46 ビット回収具
47 供給回収用ジャッキ
48 装填用ジャッキ
49 ビット回収口
50 ビット装着部
51 ビット収容通路
52 ビット収容溝
53 ホルダー保持部
54 凸条部
60 ビット回収部
61 ビット引抜通路
62 ビット抜出装置
63 ビットホルダー
64 ホルダー引き込みジャッキ
65 カバー部材
66 第3ゲート装置
67 ビット離脱回収装置
68 第4ゲート装置
69 ホルダー保持部用シール装置
71 ビット回収通路

Claims (8)

  1. カッタヘッド内に、回転軸心近傍に設けられて交換用ビットを供給・回収するビット給排出部と、前記ビット給排出部からカッタヘッドの外周端近傍に形成されたビット収容通路を有するビット装着部と、前記ビット収容通路の外周端部から後方に形成されたビット引抜通路および当該ビット引抜通路から前記ビット給排出部に接続されたビット回収通路を有するビット回収部とを具備し、
    前記ビット給排出部に、新規の交換用ビットを前記ビット収容通路に装填するビット装填装置を設け、
    前記ビット回収部に、前記ビット収容通路の外周端部に配置された使用済の交換用ビットを前記ビット引抜通路に引き抜くビット抜出装置と、当該ビット抜出装置に保持された使用済の交換用ビットを前記ビット回収通路から前記ビット給排出部に回収するビット離脱回収装置とを設けた
    トンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  2. ビット引抜通路を、カッタヘッドの回転軸心側後方に所定の傾斜角で傾斜して形成した
    請求項1記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  3. ビット抜出装置に、ビット収容通路の外周端部で掘削する交換用ビットを保持し、かつ交換時に前記交換用ビットを保持した状態で前記ビット収容通路の外周端部からビット引抜通路に後退可能なビットホルダーを設けた
    請求項1または2記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  4. ビットホルダーがビット収容通路の外周端部に配置された時に、当該ビットホルダーの周囲とビット引抜通路の入口部との間で止水するホルダー保持部用シール装置を設けた
    請求項3に記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  5. ビット給排出部から、ビット収容通路、ビット引抜通路、ビット回収通路を介して前記ビット給排出部に至る交換用ビットの循環通路に、少なくとも1つの止水用のゲート装置を設けた
    請求項1乃至4のいずれかに記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  6. ビット給排出部内に、ビット装填装置によりビット収容通路に装填される新規の交換用ビットを含む前部空間と、当該前部空間の後方の後部空間との間を止水する装填用シール装置を設けた
    請求項1乃至5のいずれかに記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  7. 交換用ビットのビット本体をビット収容通路にスライド可能に配列収容し、
    前記ビット本体のカッタヘッドの回転軸心側の底面と外周側の天面とを、互いに平行でビット引抜通路に平行または略平行な傾斜面に形成した
    請求項2乃至6のいずれかに記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
  8. ビット収容通路の両側に、交換用ビットの装填方向に沿ってガイド部をそれぞれ形成し、
    交換用ビットのビット本体に、前記ガイド部にそれぞれスライド自在に嵌合される被ガイド部を形成し、
    前記ビット本体の天面と底面の少なくとも一方に、ビット装填装置による交換用ビットの装填方向に垂直な面または線を介して隣接するビット本体に当接する当接部を形成した
    請求項7記載のトンネル掘削機のカッタビット交換装置。
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