JP4749023B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、画像処理装置、より詳細には、入力された画像データを記憶するためのハードディスクなどの記憶手段を備える画像処理装置に関する。
近年、スキャナ機能,コピー機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能など、複数の機能を備え、さらに、外部機器とネットワーク等を介して通信し、各種データの送信/受信を行う機能を備えたデジタル複合機(MFP)が商品化されている。特に、最近のデジタル複合機の中には、文書データや画像データを記憶するためのハードディスクなどの記憶手段を備え、各機能を並行して実行できるようにしたものもある。
このようなデジタル複合機の新たな機能として、画像データをハードディスクなどの記憶手段に記憶しておき、記憶された画像データを必要に応じて用紙に印字出力したり、外部に接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PC)等の装置へ送信することを可能とし、当該デジタル複合機を画像データのサーバ装置として機能させることが提案されている。例えば、特許文献1には、スキャナを用いて取り込んだ画像データ、あるいは、ファクシミリ通信によって受信した画像データを記憶しておき、必要に応じて画像データを読み出して画像を出力する指示を行う電子ファイリング機能を備えた画像データ出力制御装置が開示されている。これにより、一度利用した画像データの再利用が可能となり、使用者は所望の文書データまたは画像データを必要なときに取り出して出力することができる。
特開平6−178041号公報
しかしながら、画像処理装置が扱うデータには、企業秘密などを記載した文書データや、機密性を有する画像データが含まれる場合があり、画像処理装置において画像データの無制限な記憶や出力を可能にすると、情報の漏洩や情報の不正使用などのセキュリティ上の問題が発生する。
機密データの保護を目的として、ハードディスクなどの記憶手段を備える画像処理装置には、その記憶手段に、任意の利用者がアクセス可能な共有領域と、パスワードなどで保護されて特定の利用者のみがアクセス可能なセキュア領域とを設定できるものがある。この場合、利用者は、共有領域に一旦記憶されたデータのうち、機密性が高いと思われるデータを手動で選択して共有領域からセキュア領域に移動させて、パスワードなどで保護していたため、利用者に作業の負担がかかっていた。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、任意の利用者がアクセス可能なように画像データを記憶しておくための共有の記憶領域と、特定の利用者のみがアクセス可能なように画像データを記憶しておくためのセキュアな記憶領域とからなる記憶手段を備え、画像データの入力時に取得される入力元情報に応じて、当該画像データの記憶先となる記憶領域を選択できるようにすると共に、記憶手段の記憶容量を効率的に利用できるようにした画像処理装置を提供すること、をその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、画像データを入力する入力手段と、該入力した画像データを処理する処理手段とを備える画像処理装置において、任意の利用者がアクセス可能なように画像データを記憶しておく共有領域と、特定の利用者のみがアクセス可能なように画像データを記憶しておく制限領域とからなる記憶手段と、画像データの入力元に関する入力元情報に前記共有領域又は前記制限領域のいずれかを対応付けて設定する設定手段と、画像データの入力時に取得される前記入力元情報により、前記設定手段の設定内容を参照し、該設定内容に基づいて、前記共有領域及び前記制限領域の中から前記画像データの記憶先となる記憶領域を選択する選択手段と、前記記憶手段に画像データを記憶させる際の条件として、所定の圧縮形式を設定する手段とを備え、前記選択手段により選択された記憶領域に前記所定の圧縮形式で圧縮した画像データを記憶することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記入力元情報は、利用者のIDコード、IPアドレス、電子メールアドレス、ファクシミリ番号のいずれかであることを特徴としたものである。
本発明の画像処理装置は、任意の利用者がアクセス可能なように画像データを記憶しておくための共有の記憶領域と、特定の利用者のみがアクセス可能なように画像データを記憶しておくためのセキュアな記憶領域とからなるハードディスクなどの記憶手段を備え、画像データの入力時に取得される入力報に応じて、当該画像データの記憶先となる記憶領域を選択できるようにしたものである。上記セキュアな記憶領域には、利用者毎に特定のフォルダ(保存領域)が設けられ、フォルダの利用者のみがそのフォルダに管理される画像データにアクセスできるように構成されている。
また、本発明の画像処理装置は、画像データの入力報と、当該画像データの記憶先となる記憶領域とを予め対応付けて設定する手段を備えている。この入力情報と記憶領域との対応付けは、利用者により任意に設定可能であるが、便利さが要求されるデータ(すなわち、機密性の低いデータ)の入力元、セキュリティが要求されるデータ(すなわち、機密性の高いデータ)の入力元などを考慮して、どの記憶領域に記憶するか決定するようにしてもよい。
本発明によれば、任意の利用者がアクセス可能なように画像データを記憶しておくための共有の記憶領域と、特定の利用者のみがアクセス可能なように画像データを記憶しておくためのセキュアな記憶領域とからなる記憶手段を備え、画像データの入力時に取得される入力元情報に応じて、当該画像データの記憶先となる記憶領域を選択するため、利用者に負担をかけることなく、機密性の高い画像データとそうでない画像データを区別して管理することができ、さらに、画像データをそのまま記憶せずに、データ量を低減してから記憶できるため、記憶手段の記憶容量を効率的に利用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成例を示すブロック図で、図中、1は画像処理装置、11は電話回線網、20はLAN等で構成されたネットワーク、12は電話回線網11に接続されたファクシミリ装置、21,22はネットワーク20に接続された端末装置、30はインターネット、31はインターネット30に接続されたファクシミリ装置、32はインターネット30に接続された端末装置を示す。画像処理装置1は、ファクシミリ装置12,31との間でFAXによる画像データの送受信を可能とし、端末装置21,22,32との間で電子メール等を利用した画像データの送受信を可能とする。ここで、本発明の画像データは、画像データに限らず、文書データ、あるいは画像及び文書からなるデータを含むものとする。
尚、本実施形態の画像処理装置1としては、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能のいずれか複数の機能を備えたデジタル複合機を適用した場合を代表例とし、以下、デジタル複合機1として説明する。
図1において、デジタル複合機1は、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部2と、デジタル複合機1が備える各機能を制御する機器制御部3と、ユーザ入力を受け付ける操作部4と、LAN等のネットワーク20を介して端末装置21,22と通信し、インターネット30を介してファクシミリ装置31,端末装置32と通信する通信部5と、画像データの印刷処理を行うデータ処理手段である画像形成部6と、画像データを記憶するためのハードディスク(HD)7と、デジタル複合機1の制御情報や設定情報などを記憶するメモリである管理部8と、電話回線網11を介してファクシミリ装置12と通信するためのFAXモデム9と、HD7内の画像データを消去する消去手段10と、を備えている。
デジタル複合機1は、画像読み取り部2を用いて取り込んだ画像データ、あるいは、ネットワーク通信やファクシミリ通信によって受信した画像データを記憶しておき、必要に応じて画像データを読み出して画像を出力する指示を行うドキュメントファイリング機能を備えているものとする。
以下、図1に示すデジタル複合機1の各部について詳細に説明する。まず、画像読み取り部2は、原稿を読み取って画像データを入力する入力手段であり、例えば、画像読み取り手段としてのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)2aと、原稿台や自動原稿送り装置(ADF)などにセットされた原稿を検知する原稿検知センサ2bとを備えている。
操作部4は、各種入力キーなどを備えた入力部4aと、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示部4bとを備えており、デジタル複合機1に対して操作の入力や、各種設定の入力を行う。また、入力部4aには、デジタル複合機1を利用する利用者の認証情報を入力する認証情報入力手段を配置するようにしてもよい。利用者の認証情報の入力方法としては、例えば、利用者コードの直接入力、IDカードの情報読み取り入力、利用者の生体情報(指紋などの)読み取り入力など様々である。これらのいずれかの方法により、デジタル複合機1の利用者認証を行えるようにする。
画像形成部6は、画像データを処理(出力)するデータ処理(出力)手段であり、ページメモリであるメモリ6aと、LSU(Laser Scanning Unit:レーザ走査ユニット)などの印字部6bと、画像データに対して処理を行う画像処理部6cと、を備えている。画像処理部6cは、メモリ6aに一旦記憶された画像データを暗号化してHD7に記憶し、また、HD7に暗号化して記憶した画像データを復号してメモリ6aに送り、印字部6bに転送して印字出力する。
HD7は、入力された画像データを一時記憶するための記憶手段であり、複数の記憶領域からなる。このHD7は、磁気記憶媒体を備えた記憶手段として構成することで、大量の画像データ(データ容量)を蓄積して順次処理していくことが可能となり、複数の利用者からの指示を効率良く処理することができる。
以下、デジタル複合機1が搭載している画像処理モードに関する動作例について簡単に説明する。
(コピーモード)
本実施形態に係るデジタル複合機1を複写機として利用する場合には、画像読み取り部2で読み取られた原稿の画像データが、画像形成部6から複写物として出力される。
画像読み取り部2には、CCD2aが備えられており、読み取り位置にセットされた原稿の画像を電子的に読み取ることができる。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。その後、操作部4から指示された処理モードに基づいて、HD7に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読み出されてメモリ6aに送られる。そして、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて画像データがメモリ6aから印字部6bへと転送される。
また、読み取った画像データを複数枚印字する場合も、同様に出力データとしてページ単位でHD7へ記憶され、出力するモードに合わせてHD7からメモリ6aに送られ、出力枚数の分だけ繰り返し、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて印字部6bへ転送される。
(プリンタモード)
次に、本実施形態に係るデジタル複合機1をプリンタとして利用する場合には、通信部5から受信した画像データがメモリ6aなどを介して画像形成部6から出力される。
通信部5は、有線あるいは無線を利用してネットワーク20と接続されており、ネットワーク20上に接続された外部機器である端末装置21,22から画像データを受信する。このように受信された画像データは、出力する画像データとしてページ単位にメモリ6aに送られ、一旦HD7へ記憶される。そして、画像データは、再びHD7からメモリ6aに送られ、前述した複写機として利用する場合と同様にして印字部6bへと転送される。
(スキャナモード)
また、本実施形態に係るデジタル複合機1をネットワークスキャナとして利用する場合には、画像読み取り部2において読み取られた原稿の画像データを、通信部5からネットワーク20を介して任意の端末装置21,22へ送信することができる。ここでも、画像読み取り部2に備えられたCCD2aにより原稿を電子的に読み取る。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。そして、再びHD7からメモリ6aに送られ、操作部4を介して指示された送信先との通信を確立させた上で通信部5から目的の送信先へと送信される。
(ファクシミリモード)
さらに、通信部5は、ネットワーク20,インターネット30を介してファクシミリ装置31と接続されている。また、FAXモデム9は、電話回線網11を介してファクシミリ装置12と接続するようにしてもよい。本実施形態に係るデジタル複合機1をファクシミリ装置として利用する場合にも同様の動作が行われ、外部機器との間で画像データの送信及び受信が可能となる。
本実施形態に係るデジタル複合機1の各構成部は、機器制御部3により制御され、操作部4に設けられたタブレット,キー群などの入力部4aからの操作指示を監視すると共に、表示部4bを介してデジタル複合機1の状態に関する情報などのユーザに通知すべき情報を的確に案内表示する。また、管理部8には、機器制御部3により制御されている各構成部に関する情報が管理されており、これら情報をもとに、機器制御部3がデジタル複合機1全体の動作を制御する。
図2は、図1に示したデジタル複合機1が備える入力手段、処理手段、及びHDの構成例を詳細に説明するための図である。デジタル複合機1は、画像データを入力する複数の入力手段と、入力された画像データを処理する複数の処理手段とを備え、HD7は、入力された画像データを記憶するための複数の記憶領域(共有領域7a、制限領域7b)から構成されている。
デジタル複合機1が備える入力手段としては、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部2、外部の端末装置からネットワークを介して画像データを受信する通信部5、外部のファクシミリ装置から画像データを受信するFAXモデム9、あるいはメモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを入力する入出力インタフェイス(図示せず)などが該当する。また、処理手段としては、画像データを印字出力する印字部6b、外部の端末機器にネットワークを介して画像データを送信する通信部5、外部のファクシミリ装置に画像データを送信するFAXモデム9、あるいはメモリカードなどの記憶媒体に画像データを出力する入出力インタフェイス(図示せず)などが該当する。
画像読み取り部2、通信部5、FAXモデム9のいずれかの入力手段から入力された画像データは画像処理部6cに入力され、画像処理部6cは、機器制御部8からの制御情報に基づいて、印字部6b、通信部5、FAXモデム9のいずれかの処理手段から画像データを出力する。そして、処理した後の画像データをHD7に一時的に記憶して再利用できるようにしている。
HD7は、入力された画像データを任意の利用者が利用可能なように記憶しておくための一時記憶領域である共有領域7aと、特定の利用者のみが画像データにアクセス可能なように記憶しておくためのセキュア領域である制限領域7bとから構成される。この制限領域7bには利用者毎にフォルダが設定されており、各フォルダにアクセスするためには、その利用者の認証情報(生体情報、パスワードなど)を入力する必要がある。従って、この制限領域7bに記憶された画像データは、利用者本人以外の第三者によりアクセスすることができないため、画像データが無断で使用されることがない。なお、共有領域7aと制限領域7bを管理するために必要な管理情報や、制限領域7bに設定される認証情報などは管理部8で管理される。
機器制御部3は、画像データの入力時に取得される入力情報に応じて、該画像データの記憶先となる記憶領域を選択する手段を備える。この入力情報は、例えば、画像データの入力元(利用者個人や部門など)、入力手段(画像読み取り部2、通信部5、FAXモデム9)、宛先(個人や部門など)、処理手段(印字部6b、通信部5、FAXモデム9)のいずれか又は複数に関する情報である。機器制御部3は、この入力情報と、画像データの記憶先となる記憶領域(共有領域7a、制限領域7b)とを予め対応付けて設定する手段を備え、その設定内容を管理部8に記憶する。機器制御部3は、管理部8に記憶した設定内容に基づいて、画像データの記憶先となる記憶領域を選択し、選択した記憶領域に画像データを記憶するように制御する。
なお、画像データの入力元は、例えば、利用者のIDコード(社員コードなど)や、IPアドレス、電子メールアドレス、ファクシミリ番号などにより特定することができる。また、画像データの宛先は、ファクシミリ送信や、ネットワーク送信を行う際に指定される宛先情報(ファクシミリ番号、電子メールアドレスなど)から特定することができる。また、処理手段は、画像データの入力元から指定される処理モード(コピー、プリント出力、ファクシミリ送信、ネットワーク送信など)から特定することができる。また、原稿に記載された入力元や宛先を文字認識により認識し、入力元や宛先を特定するようにしてもよい。
上述した入力情報と記憶領域との対応付けは、利用者により任意に設定可能であるが、便利さが要求されるデータ(機密性の低いデータ)の入力元、セキュリティが要求されるデータ(機密性の高いデータ)の入力元などを考慮して、どの記憶領域に記憶するか決定するようにしてもよい。具体的には、例えば、画像データの入力元が部長や課長などの管理職の場合、HD7の制限領域7bに記憶するように設定する。また、画像データの入力手段が画像読み取り部2やFAXモデム9の場合、HD7の共有領域7aに記憶し、通信部5から入力された場合、HD7の制限領域7aに記憶するように設定してもよい。また、画像データの宛先が所定の宛先(例えば、部長などの管理職宛)の場合、HD7の制限領域7bに記憶する、また、画像データに指定された処理モードがプリント出力の場合、制限領域7bに記憶するように設定してもよい。
また、機器制御部3は、HD7に画像データを記憶させる際の条件を設定する手段を備えるようにしてもよい。この条件とは、例えば、データ形式(圧縮形式)、ページ数、解像度、集約(所謂、Nin1機能)などを含むものとする。機器制御部3(及び画像処理部6c)は、入力された画像データを、上記条件に従って、変換、加工等の処理を行って、HD7に記憶させる。具体的には、例えば、画像データを所定の圧縮形式で圧縮して記憶する、画像データの最初のページだけを選択して記憶する、画像データの解像度を下げて記憶する、画像データの4ページ分を1ページに集約して記憶する、などの処理を行うことができる。このように、入力された画像データをそのままHDに記憶せずに、データ量を低減してから記憶できるため、HDの記憶容量を効率的に利用することができる。
図3は、デジタル複合機1の表示部4bに表示される管理者操作画面の一例を示す図で、図中、40は管理者操作画面で、該管理者操作画面40は、スキャナ設定部41、保存先設定部42、利用者情報設定部43、及び処理モード設定部44を有する。この管理者操作画面40は、スキャナ、すなわち画像読み取り部2で取得した画像データを、どの記憶領域に記憶させるか設定するためのもので、機器制御部3が表示部4bに表示させ、システム管理者等が画面に従って操作入力する。機器制御部3は、管理者操作画面40の設定内容に基づいて、入力された画像データの記憶先となる記憶領域を選択し、選択した記憶領域に画像データを記憶するように制御する。
スキャナ設定部41において、「全て」がチェックされた場合、画像読み取り部2で取得した画像データを全て制限領域7bに記憶するように設定される。この際、保存先となる制限領域7bのフォルダ名は保存先設定部42で設定される。
また、「利用者単位」がチェックされた場合、画像読み取り部2で取得した画像データを利用者単位で制限領域7bに記憶するように設定される。この際、利用者単位の保存先となる制限領域7bのフォルダ名は利用者情報設定部43で設定される。入力欄43aは社員コードなどの利用者の固有情報を入力する欄で、入力欄43bは利用者毎に制限領域7bのフォルダ名を入力する欄である。この利用者情報設定部43により登録された利用者が入力した画像データは制限領域7bに記憶するように設定される。具体例として、デジタル複合機1は、画像読み取り部2により画像データを読み取って入力する際に、利用者に社員コードの入力を要求する画面を表示部4bから表示し、社員コードの入力を受け付ける。入力された社員コードが利用者情報設定部43で登録された社員コードの場合、画像データは制限領域7bに記憶される。また、そうでない場合、画像データは共有領域7aに記憶される。
また、「モード」がチェックされた場合、画像読み取り部2で取得した画像データを、コピー処理、FAX送信処理、ネットワーク送信処理などの処理モードに応じて、制限領域7bに記憶するように設定される。この際、処理モード毎の保存先となる制限領域7bのフォルダ名は処理モード設定部44で設定される。入力欄44aは処理モード毎に制限領域7bのフォルダ名を入力する欄である。例えば、コピー処理あるいはFAX送信処理した画像データを制限領域7bに記憶するといった設定が可能である。
図4は、デジタル複合機1の表示部4bに表示される管理者操作画面の他の例を示す図で、図中、50は管理者操作画面で、該管理者操作画面50は、プリンタ設定部51、保存先設定部52、及び利用者情報設定部53を有する。この管理者操作画面50は、プリンタ、すなわち印字部6bから出力した画像データを、どの記憶領域に記憶させるか設定するためのもので、機器制御部3が表示部4bに表示させ、システム管理者等が画面に従って操作入力する。機器制御部3は、管理者操作画面50の設定内容に基づいて、入力された画像データの記憶先となる記憶領域を選択し、選択した記憶領域に画像データを記憶するように制御する。
プリンタ設定部51において、「全て」がチェックされた場合、印字部6bで印字出力した画像データを全て制限領域7bに記憶するように設定される。この際、保存先となる制限領域7bのフォルダ名は保存先設定部52で設定される。
また、「利用者単位」がチェックされた場合、印字部6bで印字出力した画像データを利用者単位で制限領域7bに記憶するように設定される。この際、利用者単位の保存先となる制限領域7bのフォルダ名は利用者情報設定部53で設定される。入力欄53aはIPアドレスなどの利用者の固有情報を入力する欄で、入力欄53bは利用者毎に制限領域7bのフォルダ名を入力する欄である。この利用者情報設定部53により登録された利用者から送信されてきた画像データは、印字出力後に制限領域7bに記憶するように設定される。
図5は、デジタル複合機1に接続可能な端末装置に表示されるフォルダ名変更画面の一例を示す図で、図中、60はフォルダ名変更画面で、該フォルダ名変更画面60は、利用者情報設定部61、フォルダ名変更部62を有する。このフォルダ名変更画面60は、利用者が使用する端末装置から、デジタル複合機1に設定されているフォルダ名を変更するためのもので、端末装置が備える表示手段から表示される。利用者情報設定部61に利用者の社員コードなどを入力し、フォルダ名変更部62に表示されているコピー、FAX送信、ネットワーク送信、プリンタに対応する各フォルダ名の入力欄62aに、変更したいフォルダ名を入力し、フォルダ名変更情報としてデジタル複合機1に送信する。デジタル複合機1では、端末装置から受信したフォルダ名変更情報に従って、該当する社員コードの利用者に設定されているフォルダ名を変更する。
図6は、本発明のデジタル複合機1における画像データの保存処理の一例を説明するためのフロー図である。尚、本例は、図1に示した装置構成に基づいて説明する。まず、デジタル複合機1は、画像読み取り部2、通信部5、FAXモデム9のいずれかの入力手段から処理データを入力し(ステップS1)、その処理データの処理内容(コピー処理、プリント処理、FAX送信処理、ネットワーク送信処理など)を確定し(ステップS2)、データ処理を行う(ステップS3)。
次に、デジタル複合機1は、入力された画像データの入力手段あるいは入力元を確認し(ステップS4)、その入力手段あるいは入力元に対応するフォルダが制限領域7bに設定されているかどうかを判断し(ステップS5)、制限領域7bにフォルダが設定されている場合(YESの場合)、制限領域7bの所定のフォルダに画像データを保存する(ステップS6)。また、ステップS5において、制限領域7bにフォルダが設定されていない場合(NOの場合)、画像データを共有領域7aに保存して終了する。
以上説明したように、本発明によれば、任意の利用者がアクセス可能なように画像データを記憶しておくための共有の記憶領域と、特定の利用者のみがアクセス可能なように画像データを記憶しておくためのセキュアな記憶領域とからなる記憶手段を備え、画像データの入力時に取得される入力元情報に応じて、当該画像データの記憶先となる記憶領域を選択するため、利用者に負担をかけることなく、機密性の高い画像データとそうでない画像データを区別して管理することができ、さらに、画像データをそのまま記憶せずに、データ量を低減してから記憶できるため、記憶手段の記憶容量を効率的に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成例を示すブロック図である。 図1に示したデジタル複合機が備える入力手段、処理手段、及びHDの構成例を詳細に説明するための図である。 デジタル複合機の表示部に表示される管理者操作画面の一例を示す図である。 デジタル複合機の表示部に表示される管理者操作画面の他の例を示す図である。 デジタル複合機に接続可能な端末装置に表示されるフォルダ名変更画面の一例を示す図である。 本発明のデジタル複合機における画像データの保存処理の一例を説明するためのフロー図である。
符号の説明
1…画像処理装置(デジタル複合機)、2…画像読み取り部、2a…CCD、2b…原稿検知センサ、3…機器制御部、4…操作部、4a…入力部、4b…表示部、5…通信部、6…画像形成部、6a…メモリ、6b…印字部(LSU)、6c…画像処理部、7…ハードディスク(HD)、7a…共有領域(一時記憶領域)、7b…制限領域(セキュア記憶領域)、8…管理部、9…FAXモデム、10…消去手段、11…電話回線網、20…ネットワーク、21,22,32…端末装置、30…インターネット、12,31…ファクシミリ装置、40,50…管理者操作画面、41…スキャナ設定部、42,52…保存先設定部、43,53,61…利用者情報設定部、43a,43b,44a,53a,53b,62a…入力欄、44…処理モード設定部、51…プリンタ設定部、60…フォルダ名変更画面、62…フォルダ名変更部。

Claims (2)

  1. 画像データを入力する入力手段と、該入力した画像データを処理する処理手段とを備える画像処理装置において、
    任意の利用者がアクセス可能なように画像データを記憶しておく共有領域と、特定の利用者のみがアクセス可能なように画像データを記憶しておく制限領域とからなる記憶手段と、
    画像データの入力元に関する入力元情報に前記共有領域又は前記制限領域のいずれかを対応付けて設定する設定手段と、
    画像データの入力時に取得される前記入力元情報により、前記設定手段の設定内容を参照し、該設定内容に基づいて、前記共有領域及び前記制限領域の中から前記画像データの記憶先となる記憶領域を選択する選択手段と
    前記記憶手段に画像データを記憶させる際の条件として、所定の圧縮形式を設定する手段とを備え、
    前記選択手段により選択された記憶領域に前記所定の圧縮形式で圧縮した画像データを記憶することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記入力元情報は、利用者のIDコード、IPアドレス、電子メールアドレス、ファクシミリ番号のいずれかであることを特徴とする画像処理装置。
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