JP2004289302A - 利用者制限システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ネットワークに接続されている画像処理装置11に適用される利用者制限システムにおいて、ネットワーク内のサーバにログインし、サーバ内にある利用者データベースにアクセスし、そのアクセス権に応じて画像処理装置11の機能を制限する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されている画像処理装置に適用される利用者制限システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置(例:MFP(Multi Function Peripheral))には、画像処理装置内に登録された利用者ごとのアクセス権データベースに基づいて、画像処理装置を利用する利用者により使用できる機能を制限する「利用者制限」機能が搭載されている。このアクセス権データベースをネットワーク上のサーバに持たせ、ネットワーク内の画像処理装置が共通のアクセス権データベースを使用することができるようにした技術は公知である。
具体的には、Windows(登録商標)NTのドメインが管理するデータベース、NDS(NetWare Directory Service)が管理するデータベースにログインすることで認証(利用者として認められる)するという技術がある。
これにより、複数台のMFPでデータベースを共通化することができるととに、例えばWindows(登録商標)のユーザ管理データベースとも共通化できるという効果がある。また、ネットワーク上のPCからの印刷要求の受け付け可否を、ネットワーク上のサーバのアクセス権データベースで判断する方式は、特許文献1により公知である。
【特許文献1】特開2002−063008公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、画像処理装置を使用する利用者の制限はできたが、利用者ごとに、画像処理装置の機能を制限することはできなかった。
本発明では、ネットワーク上に利用者制限データベースを持ち、このデータベースの利用者ごとに、画像処理装置の機能のアクセス権を持たせることにより、機器の使用制限だけではなく、機能の使用制限を行うことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ネットワークに接続されている画像処理装置に適用される利用者制限システムにおいて、ネットワーク内のサーバにログインし、サーバ内にある利用者データベースにアクセスし、そのアクセス権に応じて画像処理装置の機能を制限する利用者制限システムを最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、初期設定機能、及びアドレス帳機能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、コピー機能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、ドキュメントボックス機能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、ファクス機能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、スキャナ機能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、プリンタ機能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者データベースにグループの登録が可能で、グループごとにアクセス権の登録が可能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、ネットワーク上のパソコンからの利用が可能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の利用者制限システムにおいて、異なるドメインに所属するユーザの利用が可能である利用者制限システムを主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は画像処理装置が接続された利用者制限システム(ネットワークシステム)の構成図である。Aドメイン(A.DOM)1とBドメイン(B.DOM)2がネットワーク接続されている。Aドメイン1は、画像処理装置11、複数のパソコン12、ドメインコントローラ13を有する。Bドメイン2は、複数のPCA21、ドメインコントローラ22を有する。
図2は画像処理装置の機能ブロック図である。画像処理装置11は、システム制御部31、システムメモリ32、パラメータメモリ33、時計回路34、スキャナ35、プロッタ36、網制御装置37、G3FAXモデム38、LAN伝送制御部39、画像蓄積装置40、符号化復号化部41、操作表示部42を有する。
本実施形態では、画像処理装置11は、コピー機能、ファクス機能、カラー/モノクロプリンタ機能、カラー/モノクロスキャナ機能、ドキュメントボックス機能を搭載したMFPであるものとする。このMFPのオペレーションパネル(操作表示部42が有する)の例を図3に示す。
また、以下の実施例でのアクセスデータベースは、Windows(登録商標)NTのドメインにて管理されているものとし、Windows(登録商標)NT内のデータベースは、LDAPサービスで管理されているものとする。あらかじめ、MFP11には、利用者の認証を受けるためのドメイン名(A.DOM)、LDAPサーバアドレスが設定されているものとする。LDAPサーバのユーザAの情報は、図4のように設定されているものとする。
【0006】
まず第1実施例を説明する。
図6は第1実施例の制御フローチャートである。ユーザAは、MFP11の初期設定項目である例:IPアドレスを変更するため、図3の「初期設定キー」を押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。
MFP11は、これを基に、A.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S8)。
初期設定機能に関する許可がされていなければ(S9でN)、「初期設定は許可されていません」エラーメッセージを表示する(S10)。ユーザAは、IPアドレス画面に進み、変更キーを押下するが(S11)、ユーザAは、初期設定に関してリード権限しか所有していないため、「変更が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S12、S13)。
同様に、ユーザBがIPアドレス画面に進み、変更キーを押下した場合、ユーザBは、初期設定に関して「リード/ライト/印刷」権限を所有しているため、IPアドレスを変更することが可能となる(S14、S15)。またMFP11内アドレス帳アクセスに関する利用者制限も同様な制限が考えられる。
【0007】
次に第2実施例を説明する。
図7は第2実施例の制御フローチャートである。ユーザAは、MFP11にてカラーコピーを使用するため、「カラーコピーキー」を押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。MFP11は、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S8)。
コピー機能に関する許可がされていなければ(S9でN)、「コピーは許可されていません」エラーメッセージを表示する(S10)。ユーザAは、コピー機能に関してモノクロコピー権限しか所有していないため、「カラーコピーが許可されていない」エラーメッセージを表示する(S11、S12、S13)。
同様に、ユーザBが「カラーコピーキー」を押下した場合、ユーザBは、コピー機能に関して「カラー/モノクロ」権限を所有しているため、カラーコピーを実行することが可能となる(S14、S15)。コピー機能に関してのアクセス制限は、この他、コピー出力用紙に関する制限、画像変換に関する制限、コピー部数に関する制限等が考えられる。
【0008】
次に第3実施例を説明する。
図8、図9は第3実施例の制御フローチャートである。図8に示す蓄積処理において、ユーザAは、MFP11のドキュメントボックスに原稿を蓄積するため、「ドキュメントボックス」キーを押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。MFP11は、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S8)。
ユーザAは、原稿をセットし蓄積キーを押下する。ユーザAは、ドキュメントボックス機能に関して蓄積権限を所有していないため、「ドキュメントボックスの使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S9〜S13)。
同様に、ユーザBが、「ドキュメントボックス」蓄積を選択した場合、ユーザBは、ドキュメントボックス機能に関して「表示/蓄積/削除/印刷/配信」権限を所有しているため、蓄積することが可能となる(S14、S15)。この際、ドキュメントボックス内に蓄積された文書には、ユーザBのアクセス制限がつけられる。
【0009】
次に図9に示す表示処理において、ユーザAは、MFP11にてMFP内ドキュメントボックスに蓄積されたユーザBの蓄積データを印刷するため、「ドキュメントボックスキー」を押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。MFP11は、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S8)。
ユーザAは、表示キーを押下する。ユーザAは、ドキュメントボックス機能に関して「表示」権限を有しているが、蓄積されているデータは、ユーザBアクセス制限があるため、表示することができない(S9〜S13)。
同様に、ユーザBが、「ドキュメントボックスキー」を押下した場合、ユーザBは、ドキュメントボックス機能に関して「表示/蓄積/削除/印刷/配信」権限を所有しているとともに、蓄積されているデータは、ユーザBのアクセス制限のため、データを表示、選択するとともに印刷することが可能となる(S14、S15)。
【0010】
次に第4実施例を説明する。
図10は第4実施例の制御フローチャートである。ユーザAは、MFP11にて海外へファクス送信するため、「ファクスキー」を押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。MFPは、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S8)。
ファクス機能に関する許可がされていなければ(S9でN)、「ファクスは許可されていません」エラーメッセージを表示する(S10)。この後、ユーザAは原稿をセットし、海外宛先番号を入力し、「スタートキー」を押下するがユーザAは、ファクス機能に関して国内送信権限しか所有していないため、「海外送信は許可されていない」エラーメッセージを表示する(S11〜S13)。
同様に、ユーザBが「ファクスキー」を押下した場合、ユーザBは、ファクス機能に関して「国内送信/海外送信」権限を所有しているため、海外宛先へ送信を実行することが可能となる(S14、S15)。ファクス機能に関してのアクセス制限は、この他、回線種別(G3、G4、インターネットファクス、T.38)での制限が考えられる。
【0011】
次に第5実施例を説明する。
図11は第5実施例の制御フローチャートである。ユーザAは、MFP11にて「Scan To E−Mail」にてカラー送信するため、「スキャナキー」を押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。MFP11は、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S8)。
スキャナ機能に関する許可がされていなければ(S9でN)、「スキャナは許可されていません」エラーメッセージを表示する(S10)。この後、ユーザAは原稿をセットし、相手先メールアドレスを入力し、「スタートキー」を押下するがユーザAは、スキャナ機能に関してモノクロ読み取り権限しか所有していないため、「カラーモードでの送信は許可されていない」エラーメッセージを表示する(S11〜S13)。
同様に、ユーザBが「スキャナキー」を押下した場合、ユーザBは、スキャナ機能に関して「カラー/モノクロ」権限を所有しているため、カラーにて、「Scan To E−Mail」を実行することが可能となる(S14、S15)。スキャナ機能に関してのアクセス制限は、この他、プロトコル種別(FTP、SMB、NCP等)での制限が考えられる。
【0012】
次に第6実施例を説明する。
図12は第6実施例の制御フローチャートである。あらかじめ、ユーザAは、MFP11と同一のネットワークに接続されているPC(パソコン)12で、ドメイン:A.DOMに、ユーザAのユーザID、パスワードでログインしているものとする。
ユーザAが自分のPC12上のアプリケーションで作成したカラーデータを、PC12からポートモニター等でMFP11に送信し、プリンタドライバ経由で、印刷を行う場合、プリンタドライバは、印刷データの先頭部分に、A.DOMにログインした際のユーザID、パスワードを付加してプリントデータを作成し、ポートモニター経由で、印刷データがMFP11に送信される(S1)。
MFP11は、このデータを受信し、ユーザID、パスワードを取得し(S2、S3)、これを基にA.DOMのドメインコントローラに対し、ログインを試みる(S4)。ログインができなければ(S5でN)、受信データを印字せず、PC12に対してエラー応答を行う(S6)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S7)。
プリンタ機能に関する許可がされていなければ(S8でN)、PC12に対してエラー応答を行う(S9)。ユーザAは、プリンタ機能に関してモノクロ印刷権限しか所有していないため、PC12に対してエラー応答を行う(S10〜S12)。
同様に、ユーザBが印刷指示を行った場合、ユーザBは、プリンタ機能に関して「カラー/モノクロ」権限を所有しているため、カラーにて、正常に印刷される(S13〜S15)。スキャナ機能に関してのアクセス制限は、この他、プロトコル種別(FTP、SMB、NCP等)での制限が考えられる。
【0013】
次に第7実施例を説明する。
図13は第7実施例の制御フローチャートである。ユーザAは、MFP11にてカラーコピーを使用するため、「カラーコピーキー」を押下する(S1)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S4)。MFP11は、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。
ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得するとともに(S8)、ユーザAが所属するグループを調査し(S9)、グループ所属でなければ、エラー表示する(S10)。ユーザAが所属するグループ「GROUP−A」の情報も取得する(S11)。
GROUP−Aの情報に、コピー機能に関する許可がされていなければ(S12でN)、「コピーは許可されていません」エラーメッセージを表示する(S13)。GROUP−Aは、コピー機能に関して「カラー/モノクロ」権限を所有しているため、カラーコピーを実行することが可能となる(S14〜S18)。ユーザBも同様である(S17、S18)。この例では、ユーザ情報よりもグループ情報が優先順位が高い場合の処理を記載したが、ユーザ情報の優先順位を高くする、双方を比較し、OR条件で判断する等の処理も考えられる。
【0014】
次に第8実施例を説明する。
図14は第8実施例の制御フローチャートである。ユーザAは、MFP11の初期設定項目である例:IPアドレスを変更するため、MFP11と同一ネットワーク上の自分のPC12からWEBブラウザでMFP11にアクセスし(S1)、「初期設定ボタン」を押下する(S2)。MFP11はこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S3)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面をPC12に表示する(S4)。
ユーザAは、ドメイン名:A.DOMでの自分のユーザID、パスワードを入力する(S5)。MFP11は、これを基にA.DOMのドメインコントローラ13に対し、ログインを試みる(S6)。ここでログインできなければ(S7でN)、ユーザAに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S8)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザAの情報を取得する(S9)。
初期設定機能に関する許可がされていなければ(S10でN)、「初期設定は許可されていません」エラーメッセージを表示する(S11)。ユーザAは、IPアドレス画面に進み、変更キーを押下するが(S12)、ユーザAは、初期設定に関してリード権限しか所有していないため、「変更が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S13、S14)。
同様に、ユーザBがIPアドレス画面に進み、変更キーを押下した場合(S15)、ユーザBは、初期設定に関して「リード/ライト/印刷」権限を所有しているため、IPアドレスを変更することが可能となる(S16、S17)。
この実施例では、MFP11へのアクセスをWEBブラウザ(HTTP)で記載したが、専用のPCアプリケーションを用いてもよい。また、ユーザAの情報をWEBブラウザに表示、ユーザAに入力させたが、ユーザAがPC12へログインした際のユーザID、パスワードを用いてもよい。
ネットワーク上のPC12からMFP11にアクセスする機能として、PC−FAX送信、アドレス帳操作、ドキュメントボックス操作、スキャナ、プリンタ等もあり、処理は同様である。
【0015】
図15は第9実施例の制御フローチャートである。ユーザCは、Aドメイン1にはユーザ登録されておらず、Bドメイン2にユーザ登録されている。ユーザCは、MFP11の初期設定項目である例:IPアドレスを変更するため、「初期設定キー」を押下する(S1)。MFPはこの要求を受け付け、利用者制限機能の有無をチェックする(S2)。機能が有効であった場合、図5に示すようなユーザID、パスワード入力画面を表示する(S3)。
この際、ユーザID入力時に、「B.BOM¥USER−C」のように、ユーザIDの前に自分が所属するドメイン+セパレータ(¥)を付加して入力する(S4)。MFP11は、これを基にB.DOMのドメインコントローラ22に対し、ログインを試みる(S5)。ここでログインできなければ(S6でN)、ユーザCに「機器の使用が許可されていない」エラーメッセージを表示する(S7)。ログインが成功した場合、LDAPサーバに接続し、ユーザCの情報を取得する(S8)。
初期設定機能に関する許可がされていなければ(S9でN)、「初期設定は許可されていません」エラーメッセージを表示する(S10)。ユーザCは、IPアドレス画面に進み、変更キーを押下した場合(S11)、ユーザCは、初期設定に関して「リード/ライト/印刷」権限を所有しているため、IPアドレスを変更することが可能となる(S12〜S15)。利用者制限がない場合も同様である(S14、S15)。
この実施例では、MFP11に初期設定されている以外のドメインのユーザの認証も許可する例を記載したが、MFP11に初期設定されているドメイン以外のユーザのMFP11の使用を「許可する/しない」の設定を設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ネットワークに接続されている画像処理装置において、画像処理装置を使用する利用者が、自分のユーザID、パスワードを入力し、画像処理装置は、この入力情報からネットワーク内のサーバにログインし、サーバ内にある利用者データベースにアクセスし、そのアクセス権に応じて、画像処理装置の機能を使用することができるので、画像処理装置の管理者は、画像処理装置へのアクセス権を画像処理装置ごとに設定する必要がなくなるとともに、機能ごとのアクセス権を管理することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、初期設定機能、アドレス帳機能をユーザごとに管理することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、コピー機能をユーザごとに管理することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、ドキュメントボックス機能をユーザごとに管理することが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、ファクス機能をユーザごとに管理することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、スキャナ機能をユーザごとに管理することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、プリンタ機能をユーザごとに管理することが可能となる。
請求項8記載の発明によれば、グループごとに画像処理装置の機能のアクセス権を設定できるので、画像処理装置の管理者は、ユーザごとのアクセス権設定を簡単に行うことが可能となる。
請求項9記載の発明によれば、ネットワーク上のPCからユーザログイン情報を取得し、画像処理装置の機能ごとにアクセス権を管理することが可能となる。
請求項10記載の発明によれば、異なるドメインのユーザでもネットワーク上のPCからユーザログイン情報を取得し、画像処理装置の機能ごとにアクセス権を管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置が接続された利用者制限システム(ネットワークシステム)の構成図である。
【図2】画像処理装置の機能ブロック図である。
【図3】画像処理装置のオペレーションパネルを示す図である。
【図4】LDPAサーバ情報を示す図である。
【図5】認証画面を示す図である。
【図6】第1実施例の制御フローチャートである。
【図7】第2実施例の制御フローチャートである。
【図8】第3実施例の制御フローチャートである。
【図9】第3実施例の制御フローチャートである。
【図10】第4実施例の制御フローチャートである。
【図11】第5実施例の制御フローチャートである。
【図12】第6実施例の制御フローチャートである。
【図13】第7実施例の制御フローチャートである。
【図14】第8実施例の制御フローチャートである。
【図15】第9実施例の制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 Aドメイン
2 Bドメイン
11 画像処理装置
12 パソコン
13 ドメインコントローラ
21 PDA
22 ドメインコントローラ
31 システム制御部
35 スキャナ
36 プロッタ
40 画像蓄積装置
42 操作表示部
Claims (10)
- ネットワークに接続されている画像処理装置に適用される利用者制限システムにおいて、ネットワーク内のサーバにログインし、サーバ内にある利用者データベースにアクセスし、そのアクセス権に応じて画像処理装置の機能を制限することを特徴とした利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、利用者制限の対象が、初期設定機能、及びアドレス帳機能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、前記利用者制限の対象が、コピー機能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、前記利用者制限の対象が、ドキュメントボックス機能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、前記利用者制限の対象が、ファクス機能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、前記利用者制限の対象が、スキャナ機能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、前記利用者制限の対象が、プリンタ機能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、前記利用者データベースにグループの登録が可能で、グループごとにアクセス権の登録が可能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、ネットワーク上のパソコンからの利用が可能であることを特徴とする利用者制限システム。
- 請求項1記載の利用者制限システムにおいて、異なるドメインに所属するユーザの利用が可能であることを特徴とする利用者制限システム。
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