JP4748946B2 - 照明制御装置、照明装置、照明制御システム及び照明システム - Google Patents

照明制御装置、照明装置、照明制御システム及び照明システム Download PDF

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Description

本発明は、人感センサ及び照度センサの各検出値や外部信号に基づいて照明器具の点灯、消灯及び明るさ等を制御する照明制御装置、この照明制御装置を備えた照明装置、複数の照明制御装置からなる照明制御システム及びこの照明制御システムを備えた照明システムに関する。
従来の照明制御装置は、人感センサが人体を検知し、かつ、外部信号が入力されない場合、被照射面の照度が目標照度範囲内になるように、照度センサの検出値に基づいて光源の光出力を制御している。一方、外部信号が入力された場合、この照明制御装置は、照度センサ及び人感センサよる制御を無視して、入力された外部信号に設定されている優先順位に応じて予め決められた点灯状態にしている。また、この照明制御装置では、外部信号がオンからオフへと切り替わる場合に、照度センサ及び人感センサによる制御レベルまで光源の光出力がフェードイン又はフェードアウトするようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−302969号公報([0018]〜[0020],[0026]〜[0028]、図1,図2)
ところで、照明器具を構成する蛍光ランプは、始動時に電極に塗布されている電子放射物質が消耗するため、一般に、その点滅回数が多くなるとランプ寿命は短くなる。例えば、蛍光ランプを1日に20〜30回も点滅させると、1回も点滅させない場合に比べて、その寿命は半減してしまう。しかし、人の不在時には蛍光ランプを消灯しておく方が電気代がかからないことはいうまでもない。これに対し、蛍光ランプを調光した場合、ランプ寿命への影響はないが、調光率を25%とすると、調光率を100%としたときの35%の電力消費がある。ここで、調光率とは、蛍光ランプが全光点灯した場合の明るさを100%としたときの明るさの度合いをいい、調光率が70%とすると、蛍光ランプの明るさの度合いは70%になることを意味する。以下、蛍光ランプのランプ寿命の延長を図ることと消費電力の削減を図ることとを併せて省エネルギー化を図ると呼ぶことにする。
一方、蛍光ランプの点滅や調光によって人が感じる感覚は、同一の建物内であっても以下に示すように異なっている。すなわち、多くの人が着席して業務を遂行しているオフィスのフロア等、人が長時間同一箇所に留まっており、人の動きが比較的少ない箇所では、あるエリア(第1エリア)では人が在席しているのにその第1エリアに隣接しているエリア(第2エリア)で人が退席する際に直ちに当該第2エリアの蛍光ランプを消灯すると、第1エリアに在席している人にとっては、不安感、寂寥感、疎外感などの違和感を感じる。これに対し、トイレ、廊下、エレベータホール等、他の場所に比べて人の出入りや通行は多いが、人が長時間留まることがない箇所では、人が全くいない状態でその箇所に人が進入した際に蛍光ランプが消灯していると上記した違和感を感じるが、蛍光ランプが最低照度で点灯している状態で人の進入と同時に蛍光ランプを最大照度に調光し、人がいなくなると直ちに最低照度に戻しても、上記した違和感を感じることはない。
さらに、照度変化に対して人が感じる感覚については、通常、いわゆるS曲線特性と呼ばれるものがある。すなわち、照度を変化させる場合、人は、比較的高い照度範囲では照度変化に対する感覚は鈍いが、比較的低い照度範囲では照度変化に対する感覚が鋭い。例えば、太陽が高い時間帯では多少日が陰っても人はあまり気にならないが、夕方の時間帯では少しでも暗くなると人は気になってしまう。これは、蛍光ランプの調光により照度を変化(フェードイン又はフェードアウト)させる時間(フェードイン時間及びフェードアウト時間)に関わってくる。
以上説明したように、省エネルギー化と照明の調光に対する人の感覚(快適性)とは、様々な要素が複雑に絡んでおり、両立させることは簡単ではない。さらに、火災発生等の緊急時には、省エネルギー化及び照明の調光に対する人の感覚(快適性)を考慮することなく、直ちに調光率100%で蛍光ランプを点灯しなければならない。
ところが、上記した従来の照明制御装置では、省エネルギー化を図ることについては何ら考慮されておらず、フェード時間も固定されていることから調光に対する人の快適性についても何ら考慮されていない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、省エネルギー化を図りつつ、照明の調光に対する人の感覚(快適性)も向上させることができる照明制御装置、照明装置、照明制御システム及び照明システムを得るものである。
本発明に係る照明制御装置は、人体の有無を検出する人感センサからの人体検出信号と、検知エリア内の照度を検知する照度センサからの検出値とに基づいて、照明器具の点灯、消灯及び明るさを制御するものであり、人体検出信号の値を無効とする動作モード0と、人体検出信号の値が人体検知状態から人体非検知状態に変化した場合、照明器具が点灯している状態から第1フェードアウト時間をかけて照明器具を調光制御して消灯する動作モード1と、人体検出信号の値が人体検知状態から人体非検知状態に変化した場合、照明器具が点灯している状態から第2フェードアウト時間をかけて照明器具を調光制御して中間調光率に到達させた後、保持時間だけ保持し、その後、照明器具を調光制御して消灯する動作モード2と、人体検出信号の値が人体検知状態から人体非検知状態に変化した場合、照明器具が点灯している状態から第4フェードアウト時間をかけて照明器具を調光制御して下限調光率に到達させる動作モード3とを有し、そのうちの少なくとも1つの動作モードが実行可能かつ選択可能に構成され、第1フェードアウト時間、第2フェードアウト時間、第4フェードアウト時間、及び保持時間の少なくとも1つが設定可能に構成されているものである。
本発明は、照明器具を設置するエリアに合わせて動作モードを選択するとともに、第1乃至第4フェードアウト時間、保持時間の少なくとも1つを設定することにより、省エネルギー化を図りつつ、照明の調光に対する人の感覚(快適性)も向上させることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における照明装置を示すものである。この例の照明装置は、照明制御装置1と、人感センサ2と、照度センサ3と、火災感知器4と、タイマ51及び52と、照明器具61〜6n(nは自然数)と、照明リモコン7と、調光信号線8とから構成されている。照明制御装置1は、人感センサ2の人体検出信号SH、照度センサ3の検出値DL、タイマ51及び52からの時刻到達信号ST1及びST2、火災感知器4からの火災感知信号SF、照明リモコン7からのコマンド信号SCIに基づいて、照明器具61〜6nの点灯、消灯及び明るさ等を制御する。
人感センサ2は、検知エリア内で人体が動くことによって生じる温度変化に応じて動作し、人体を検出した場合には"H"レベルの人体検出信号SHを、人体を検出しない場合には"L"レベルの人体検出信号SHを照明制御装置1に供給する。人感センサ2は、具体的には、例えば、2mの距離で約30cmの手の動きを検知することができ、高さ2.5mの天井に取り付けられた場合、検知エリアは、その直下の床面上を中心とする5m×7m程度の長方形を底面とし、人感センサ2を頂点とした四角錐状である。
照度センサ3は、検知エリア内の平均照度(ターゲットは床面又は机上面)を検知してその平均照度に応じた電圧値である検出値DL(0〜5V)を照明制御装置1に供給する。照度センサ3は、例えば、人の目に近い感度で明るさを検知するような受光感度を有するフォトダイオード、フォトトランジスタ等の光電変換素子と、検知エリア内のどの位置からの光もほぼ均等な重みで捉えるための平均化フィルタとから構成されている。
火災感知器4は、例えば、赤外線センサや温度センサ等のように熱式に火災が発生したことを感知したり、光電式センサやイオン化式センサ等のように煙式に火災が発生したことを感知して、"H"レベルの火災感知信号SFを照明制御装置1に供給する。タイマ51は、夜用であり、例えば、日没(午後5時頃〜午後7時半頃)から午後11時頃までの間に"H"レベルの時刻到達信号ST1を照明制御装置1に供給する。タイマ52は、深夜用であり、例えば、午後11時頃から日出(午前5時頃〜午前7時半頃)までの間に"H"レベルの時刻到達信号ST2を照明制御装置1に供給する。
照明器具61〜6nは、蛍光ランプ、インバータ回路等を有し、照明制御装置1と調光信号線8を介して接続されている。照明器具61〜6nは、照明制御装置1から調光信号線8を介して供給されるPWM(Pulse Wide Modulation)の調光信号SCLに基づいてその光量が連続的に変化させられる。なお、各照明器具61〜6nを総称する場合には、単に照明器具6と呼ぶ。照明リモコン7は、操作者が照明制御の各種設定操作を行う際に用いるものであり、上記操作に応じた赤外線のコマンド信号SCIを照明制御装置1に供給する。なお、照明リモコン7の構成及び機能の詳細については、例えば、特開2002−299071号公報を参照されたい。
照明制御装置1は、外部入力部11と、制御部12と、調光信号出力部13と、送受信部14と、記憶部15とから構成されている。外部入力部11は、火災感知器4からの火災感知信号SF、タイマ51からの時刻到達信号ST1及びタイマ52からの時刻到達信号ST2をフィルタリングした後、制御部12に供給する。制御部12は、中央処理装置(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、シーケンサ等からなり、記憶部15に記憶されている照明制御プログラム等に基づいて、照明制御処理等を実行することにより、装置各部を制御する。すなわち、例えば、照明制御プログラムが読み出されると、制御部12に読み込まれ、制御部12の動作を制御する。制御部12は、照明制御プログラムが起動されると、照明制御プログラムの制御により、後述する照明制御処理を実行するのである。照明制御処理は、人体検出信号SH、検出値DL、時刻到達信号ST1及びST2、火災感知信号SF、送受信部14からのコマンド信号SCE(後述)に基づいて、照明器具61〜6nの点灯、消灯及び明るさ等を制御する処理である。
調光信号出力部13は、制御部12からの調光率の調光指令に基づいて、PWMの調光信号SCLを生成して調光信号線8を介して照明器具61〜6nに出力する。送受信部14は、照明リモコン7からの赤外線のコマンド信号SCIを受信して電気信号のコマンド信号SCEに変換して制御部12に供給するとともに、制御部12から供給される現在の調光率を示す電気信号の調光率信号SRを赤外線の調光率信号SRIに変換して照明リモコン7に送信する。
記憶部15は、RAMやROM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリからなる。記憶部15には、上記した制御部12が実行すべき上記照明制御プログラムその他の各種プログラムが予め記憶されているとともに、制御部12が上記照明制御プログラムその他の各種プログラムを実行する際に作業用として用いるワーキング記憶領域が確保されている。
図2は、上記構成の照明装置が適用されたあるビルディングのあるフロアの概略平面図である。このフロアは、就業エリア21と、廊下エリア22と、トイレエリア231〜233と、エレベータエリア24と、階段エリア25と、給湯エリア26とから構成されている。就業エリア21は、図3に示す5m×5mの正方形状の床面からなる9個の就業エリアブロック41に分割されている。各就業エリアブロック41の床面には、9個の机42が3行3列のマトリックス状に配置されているとともに、各机42に対応して9個の椅子43が同じく3行3列のマトリックス状に配置されており、就業者が割り当てられた机42で担当の業務を遂行するようになされている。一方、各就業エリアブロック41の天井には、図4に示すように、略中央に形成された略円形の埋め込み穴に、略円筒状のハウジングに収容された照明制御装置1が埋め込まれている。ハウジングには、略中央に照度センサ3が取り付けられているとともに、照度センサ3の近傍に人感センサ2が取り付けられている。また、各就業エリアブロック41の天井には、照明制御装置1の近傍に略円形の埋め込み穴が形成され、この埋め込み穴に火災感知器4が埋め込まれている。さらに、各就業エリアブロック41の天井には、4個の照明器具61〜64が略対称となる位置に取り付けられている。図4に示す各照明器具61〜64は、2本の直管40w形の蛍光ランプ44や図示せぬインバータ回路等を有している。
廊下エリア22の天井は、図5に示すように、5m×5mの正方形状の天井面からなる2個の廊下エリアブロック45と、約4.6m×約2.4mの長方形状の天井面からなる1個の廊下エリアブロック46とに分割されている。2個の廊下エリアブロック45における照明制御装置1等の取り付け状態及び構成は、図4に示す各就業エリアブロック41における照明制御装置1等の取り付け状態及び構成と同様である。一方、廊下エリアブロック46の天井における照明制御装置1等の取り付け状態は、図4に示す各就業エリアブロック41における照明制御装置1等の取り付け状態と相対的に同様であるが、各照明器具61〜64は、2本の直管20w形の蛍光ランプ47や図示せぬインバータ回路等を有している。
各トイレエリア231〜233の床面には、図4に示すように、それぞれ洋式便器27が取り付けられた2つの個室28が設けられているとともに、各個室28の入口にはドア29が取り付けられている。一方、各トイレエリア231〜233の天井には、図5に示すように、略中央に形成された略円形の埋め込み穴に、略円筒状のハウジングに収容された照明制御装置1が埋め込まれている。ハウジングには、略中央に照度センサ3が取り付けられているとともに、照度センサ3の近傍に人感センサ2が取り付けられている。また、各トイレエリア231〜233の天井には、2個の照明器具61及び62が各個室28の略中央となる位置に取り付けられている。図5に示す各照明器具61及び62は、天井に埋め込まれたダウンライト形であり、いずれも図示しないが、1本のコーンタイプ42w形の蛍光ランプやインバータ回路等を有している。
エレベータエリア24には、図2に示すように、2機のエレベータ30が設置されている。なお、各エレベータ30は上下階にわたって設置されているので、図5に示すように、天井がなく、照明制御装置1も取り付けられていない。階段エリア25の一方の壁面には、照明器具61が取り付けられている。照明器具61は、いずれも図示しないが、略角枡形状のカバーと、1本の円形32w形の蛍光ランプと、インバータ回路等とを有している。一方、階段エリア25の上階との間に設けられた階段下面には、図5に示すように、中央寄りに略円筒状のハウジングに収容された照明制御装置1が取り付けられている。ハウジングには、略中央に照度センサ3が取り付けられているとともに、照度センサ3の近傍に人感センサ2が取り付けられている。
給湯エリア26には、図2に示すように、その奥の壁に沿ってガスレンジ31及びシンク32が設けられているとともに、入口にはドア33が取り付けられている。一方、給湯エリア26の天井には、図5に示すように、略中央に照明器具61が取り付けられている。照明器具61は、2本の直管20w形の蛍光ランプ47や図示せぬインバータ回路等を有している。また、給湯エリア26の天井には、トイレエリア233寄りに形成された略円形の埋め込み穴に、略円筒状のハウジングに収容された照明制御装置1が埋め込まれている。ハウジングには、略中央に照度センサ3が取り付けられているとともに、照度センサ3の近傍に人感センサ2が取り付けられている。さらに、給湯エリア26の天井には、廊下エリアブロック45寄りに略円形の埋め込み穴が形成され、この埋め込み穴に火災感知器4が埋め込まれている。
次に、上記構成の照明装置の動作について説明する。まず、照明制御装置1の動作モードとして、以下に示す4つがあり、操作者が照明リモコン7を操作して設定する。なお、照明リモコン7の操作方法及びコマンド信号SCIの照明制御装置1への供給方法等の詳細については、例えば、上記した特開2002−299071号公報を参照されたい。
(i)動作モード0(M0)
この動作モード0は、人感センサ2からの人体検出信号SHの値を無効とする動作モードである。この動作モード0は、例えば、照明の調光に対する人の感覚(快適性)の向上を犠牲にして省エネルギー化を最大源に図ることを目的とする場合に採用すれば良い。また、この動作モード0は、例えば、デパートメントストアやスーパーマーケット等の売り場など、人の出入りは激しいが、人体検出信号SHに基づいた処理を行ったのでは不都合が生じるエリアに照明装置を設置した場合に採用しても良い。
(ii)動作モード1(M1)
この動作モード1は、例えば、図6に示すように、人感センサ2からの人体検出信号SHが"H"レベル(人体検知状態)から"L"レベル(人体非検知状態)に変化した場合、第1フェードアウト時間TFO1をかけて対応する照明器具6を調光制御して消灯(フェードアウト)するとともに、人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した場合、対応する照明器具6を点灯させて第1フェードイン時間TFI1をかけて調光制御して第1調光率RCL1に到達させる(フェードイン)動作モードである。ここで、フェードアウト時間及びフェードイン時間とは、PWMの調光信号SCLの値が1%だけ変化するのに要する時間をいう。また、第1調光率RCL1や後述する第2調光率RCL2等を総称する場合には、単に調光率RCLと呼ぶ。調光率RCLは、照度センサ3の検出値DLを用いる場合には、式(1)により求め、照度センサ3の検出値DLを用いない場合には、式(2)により求める。
CL=目標照度(ルクス)/初期照度(ルクス)×100 …(1)
CL=現在の照度(ルクス)/現在の最大出力時の照度(ルクス)×100 …(2)
この動作モード1は、例えば、図2に示す廊下エリア22、トイレエリア231〜233、階段エリア25、給湯エリア26など、他の場所に比べて人の出入りや通行は多いが、人が長時間留まることがない箇所において、照明の調光に対する人の感覚(快適性)の向上を犠牲にして省エネルギー化を図ることを目的とする場合に採用すれば良い。第1フェードアウト時間TFO1及び第1フェードイン時間TFI1としては例えば、0.1秒程度とする。また、到達させる第1調光率RCL1は、例えば、70%とする。
(iii)動作モード2(M2)
この動作モード2は、例えば、図7に示すように、人感センサ2からの人体検出信号SHが"H"レベルから"L"レベルに変化した場合、第2フェードアウト時間TFO2をかけて対応する照明器具6を調光制御して中間調光率RCLMに到達させた後、保持時間TKだけ保持し、第3フェードアウト時間TFO3をかけて対応する照明器具6を調光制御して消灯(フェードアウト)するとともに、人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した場合、対応する照明器具6を点灯させて第2フェードイン時間TFI2をかけて調光制御して第2調光率RCL2に到達させる(フェードイン)動作モードである。
この動作モード2は、例えば、図2に示す就業エリア21など、人が長時間同一箇所に留まっており、人の動きが比較的少ない箇所において、省エネルギー化と照明の調光に対する人の感覚(快適性)とを両立させることを目的とする場合に採用すれば良い。第2フェードアウト時間TFO2としては例えば、20.0秒程度、保持時間TKとしては例えば、10.0秒程度、第3フェードアウト時間TFO3としては例えば、100秒程度、第2フェードイン時間TFI2としては例えば、0.1秒程度とする。また、到達させる中間調光率RCLMは、例えば、50%、第2調光率RCL2は、例えば、70%とする。つまり、第2調光率RCL2(70%)から中間調光率RCLM(50%)まで下げるのに20秒かける、すなわち、1秒かけて調光率RCLを1%下げることになる。また、中間調光率RCLM(50%)から消灯するのに100秒かける、すなわち、2秒かけて調光率RCLを1%下げることになる。これらは、上記した、照度変化に対する人の感覚に関するS曲線特性にほぼ沿ったものである。
(iv)動作モード3(M3)
この動作モード3は、例えば、図8に示すように、人感センサ2からの人体検出信号SHが"H"レベルから"L"レベルに変化した場合、第4フェードアウト時間TFO4をかけて対応する照明器具6を調光制御して下限調光率RCLLに到達させる(フェードアウト)とするとともに、人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した場合、第3フェードイン時間TFI3をかけて対応する照明器具6を調光制御して第3調光率RCL3に到達させる(フェードイン)とする動作モードである。
この動作モード3は、例えば、図2に示す廊下エリア22、トイレエリア231〜233、階段エリア25、給湯エリア26など、他の場所に比べて人の出入りや通行は多いが、人が長時間留まることがない箇所において、省エネルギー化と照明の調光に対する人の感覚(快適性)とを両立させることを目的とする場合に採用すれば良い。第4フェードアウト時間TFO3としては例えば、0.1秒程度、第3フェードイン時間TFI3としては例えば、10.0秒程度とする。また、到達させる下限調光率RCLLは、例えば、5%、第3調光率RCL3は、例えば、70%とする。
次に、図2に示す就業エリア21を構成する9個の就業エリアブロック41に設置されている9個の照明装置の動作について、図9〜図11を参照して説明する。各照明装置の動作モードとして、上記したように、動作モード2を採用したものとする。まず、図9に示すように、9個の就業エリアブロック411〜419のいずれにおいても、少なくとも1人の就業者が割り当てられた机42で担当の業務を遂行しており、対応する就業エリアブロック41の天井に取り付けられている各照明器具61〜64の調光率RCLは、対応する照明制御装置1により70%に調光制御されているものとする。
次に、9個の就業エリアブロック411〜419のうち、3個の就業エリアブロック415、417及び418において、いずれの就業者も退席したために、対応する照明装置の人感センサ2の人体検出信号SHが"H"レベルから"L"レベルに変化したものとする。これにより、当該照明装置を構成する照明制御装置1の制御部12は、設定されている動作モード2に基づいて、第2フェードアウト時間TFO2(今の場合、20.0秒)をかけて、対応する照明器具61〜64を調光制御して調光率RCLを、70%から50%に到達させる(図10参照)。図10において、就業エリアブロック415、417及び418に斜線を施しているのは、これらのエリアの照明器具61〜64の調光率RCLが50%であることを示している。
このように、照明器具61〜64の調光率RCLを、70%から50%まで下げるのに20秒かける、すなわち、1秒かけて調光率RCLを1%下げている。これは、上記した、照度変化に対する人の感覚に関するS曲線特性にほぼ沿ったものであるので、就業エリアブロック415、417及び418に隣接する就業エリアブロック412、414、416及び419でまだ就業している就業者は、就業エリアブロック415、417及び418において照明器具61〜64の調光率RCLが下がったことにほとんど気づかない、すなわち、違和感がない。
また、この場合、就業エリアブロック415、417及び418に設置されている照明装置を構成する照明制御装置1の制御部12は、照度センサ3からの検出値DLを無効とする。このような処理をするのは、以下に示す理由による。すなわち、照度センサ3からの検出値DLに基づいて照明器具61〜64を調光制御すると、当該就業エリアブロック41に隣接する就業エリアブロック41で点灯している照明器具6の光が当該就業エリアブロック41に漏れ込んでくることにより、照度センサ3がその漏れ込んだ光に応じた検出値DLを制御部12に供給する。これにより、当該制御部12は、50%にしなければならない調光率RCLを50%より低い値に制御しようとしてしまう。そこで、制御部12は、照度センサ3からの検出値DLを無視して、照明器具61〜64の調光率RCLを強制的に50%に下げるのである。
次に、就業エリアブロック415、417及び418に設置されている照明装置を構成する照明制御装置1の制御部12は、設定されている動作モード2に基づいて、保持時間TK(今の場合、10.0秒)だけ保持した後、第3フェードアウト時間TFO3(今の場合、100秒)をかけて、対応する照明器具61〜64を調光制御して調光率50%から消灯させる(図11参照)。図11において、就業エリアブロック415、417及び418に格子線を施しているのは、これらのエリアの照明器具61〜64が消灯している(調光率0%)であることを示している。
このように、照明器具61〜64を、調光率50%から消灯するのに100秒かける、すなわち、2秒かけて調光率RCLを1%下げているのは、上記したS曲線特性にほぼ沿ったものとするためである。また、この場合、就業エリアブロック415、417及び418に設置されている照明装置を構成する照明制御装置1の制御部12は、照度センサ3からの検出値DLを無視しているが、その理由も上記した場合と同じである。
一方、就業エリアブロック415、417及び418に隣接する就業エリアブロック412、414、416及び419に設置されている照明装置を構成する照明制御装置1の制御部12は、初期照度補正(図12参照)と同様な補正を行って、対応する照明器具61〜64の上限調光率70%が初期照度補正における調光信号出力の変化と同様となるように制御する(図13参照)。これにより、就業エリアブロック412、414、416及び419の照度が、これらに隣接する就業エリアブロック411及び413の照度より大きくなり過ぎるのを防止することができる。ここで、初期照度補正とは、図12に示すように、新設時の照明器具が保守率を見込んでいることより生じる過剰な明るさを調光により抑制することをいう。保守率とは、照明器具をある期間使用した後のターゲット上の平均照度と初期照度との比をいう。
以上説明した動作が順次行われることにより、図2に示す就業エリア21においては、省エネルギー化と照明の調光に対する人の感覚(快適性)とを両立させることができる。
なお、図2に示す廊下エリア22を構成する各廊下エリアブロック45及び46、各トイレエリア231〜233、階段エリア25、給湯エリア26においても、それぞれのエリア又はエリアブロックに設置されている照明装置を構成する照明制御装置1の制御部12は、設定されている動作モードに応じて、上記した就業エリア21における動作と同様の動作を行う。
このように、この例の構成によれば、人感センサ2の人体検出信号SHと関連付けて照明制御装置1の動作モードを4つ設けるとともに、各動作モードにおけるフェードイン時間及びフェードアウト時間を操作者が照明リモコン7を操作して設定可能に構成している。したがって、照明装置を設置したエリアの性格に最もふさわしい動作モードを選択して設定することにより、省エネルギー化を図りつつ、照明の調光に対する人の感覚(快適性)も向上させることができる。また、照明装置を設置したエリアの性格よりも使用者の意図(省エネルギー重視か快適性重視か等)を考慮して動作モードを選択して設定することもできる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、照明制御装置1の4つの動作モードは、外部信号とは特に関連づけていない例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、以下に示すように、照明制御装置1の4つの動作モードを外部信号と関連づけても良い。なお、図1に示す照明制御装置1を構成する記憶部15には、以下に示す設定テーブル(図14参照)が記憶される。
(i)動作モード0(M0)
この動作モード0は、外部信号の入力状態と組み合わせる場合には、例えば、図14に示す設定テーブルの(b)及び(f)のように、火災感知器4から"H"レベルの火災感知信号SFが供給された場合、人体検出信号SHの値、照度センサ3の検出値DL、あるいは火災感知信号SF以外の他の外部信号の値にかかわらず、予め設定された第4フェードイン時間TFI4をかけて対応する照明器具6を調光制御して上限調光率RCLHに到達させる(フェードイン)場合に採用すれば良い。第4フェードイン時間TFI4としては、例えば、0.1秒程度とする。また、到達させる上限調光率RCLHとしては、例えば、100%とする。図14において、「*」印は、「Don't care」(不問)、すなわち、時刻到達信号ST1及びST2であれば"H"レベルでも"L"レベルでも良いこと、検出値DLであればどのような値でも良いことを意味している。
(ii)動作モード1(M1)
この動作モード1は、外部信号の入力状態と組み合わせる場合には、例えば、図14に示す設定テーブルの(c)及び(g)のように、火災感知器4から"L"レベルの火災感知信号SFが供給され、かつ、タイマ51から"H"レベルの時刻到達信号ST1が供給されている状態において、人体検出信号SHが変化する場合に採用すれば良い。第1フェードアウト時間TFO1としては例えば、5.0秒程度、第1フェードイン時間TFI1としては例えば、10.0秒程度とする。また、到達させる第1調光率RCL1は、例えば、50%とする。
(iii)動作モード2(M2)
この動作モード2は、外部信号の入力状態と組み合わせる場合には、例えば、図14に示す設定テーブルの(a)及び(e)のように、火災感知器4から"L"レベルの火災感知信号SFが供給され、タイマ51から"L"レベルの時刻到達信号ST1が供給され、かつ、タイマ52から"L"レベルの時刻到達信号ST2が供給されている状態において、人体検出信号SHが変化する場合に採用すれば良い。第2フェードアウト時間TFO3としては例えば、2.0秒程度、保持時間TKとしては例えば、10.0秒程度、第3フェードアウト時間TFO3及び第2フェードイン時間TFI2としては例えば、0.5秒程度とする。また、到達させる中間調光率RCLMは、例えば、50%、第2調光率RCL2は、例えば、70%とする。この動作モード2における外部信号としては、例えば、玄関等のドアに取り付けられた電気錠を施錠したことを示す施錠信号があり、制御対象の照明器具が設置されたエリアとしては、ドアの内側の室内、ドアの外側の廊下などがある。この場合、保持時間TKは、施錠者が当該ドア近くのエレベータに搭乗するまでの時間や、当該ドアから立ち去るまでの時間が目安となる。
(iv)動作モード3(M3)
この動作モード3は、外部信号の入力状態と組み合わせる場合には、例えば、図14に示す(d)及び(h)のように、火災感知器4から"L"レベルの火災感知信号SFが供給され、タイマ51から"L"レベルの時刻到達信号ST1が供給され、かつ、タイマ52から"H"レベルの時刻到達信号ST2が供給されている状態において、人体検出信号SHが変化する場合に採用すれば良い。第4フェードアウト時間TFO4としては例えば、5.0秒程度、第3フェードイン時間TFI3としては例えば、10.0秒程度とする。また、到達させる下限調光率RCLLは、例えば、5%、第3調光率RCL3は、例えば、50%とする。
このように、この例の構成によれば、人感センサ2の人体検出信号SHと関連付けて照明制御装置1の動作モードを4つ設け、かつ、この4つの動作モードと外部信号の入力状態と組み合わせるとともに、各動作モードにおけるフェードイン時間及びフェードアウト時間を操作者が照明リモコン7を操作して設定可能に構成している。したがって、上記した実施の形態1で得られる効果はもちろん得られるが、その他、外部信号の性格や使用用途に応じた動作モードの割り当てが可能となる。
実施の形態3.
上述した実施の形態1及び2において示した照明制御装置1の4つの動作モードは、主に過渡的な状態(過渡的状態)での動作を示しているため、ある調光率RCLを保持すべき状態(調光保持状態)での照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作については、一部の例外を除いては特に言及していない。しかし、本発明では、過渡的状態及び調光保持状態のいずれの状態においても、照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作を行っても良いし、調光保持状態のみにおいて、照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作を行っても良いし、過渡的状態及び調光保持状態のいずれの状態においても、照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作を行わなくても良い。また、実施の形態2においては、外部信号の入力状態のパターンごとに、照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作の有効又は無効を別個に設定できるようにしても良い。これらの設定は、いずれも、操作者が照明リモコン7を操作して行う。このように構成すれば、よりきめ細やかな照明制御を行うことができる。
実施の形態4.
上述した各実施の形態では、人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した際の照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作については特に言及していない。しかし、本発明では、以下に示す制御を行っても良い。
(i)動作モード1(M1)
人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した際、照度センサ3の検出値DLが第1調光率RCL1に対応した照度より高いことを示す場合には、人感センサ2からの人体検出信号SHの値を無効とする。
(ii)動作モード2(M2)
人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した際、照度センサ3の検出値DLが第2調光率RCL2に対応した照度より高いことを示す場合には、人感センサ2からの人体検出信号SHの値を無効とする。
(iii)動作モード3(M3)
人感センサ2からの人体検出信号SHが"L"レベルから"H"レベルに変化した際、照度センサ3の検出値DLが第3調光率RCL3に対応した照度より高いことを示す場合には、人感センサ2からの人体検出信号SHの値を無効とする。
このように構成すれば、自然な照明制御を行うことができる。
実施の形態5.
上述した各実施の形態では、照明制御装置1の4つの動作モードは、一度設定されると固定される例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、制御部12にスケジュール管理機能を付加しても良い。すなわち、ある照明制御装置1において、スケジュールに応じて、4つの動作モードを切り替えたり、照度センサ3の検出値DLに基づいた調光制御動作の有効又は無効を切り替えたり、各動作モードにおけるフェードイン時間、フェードアウト時間を変更したりしても良い。例えば、図2に示す就業エリア21においては、24時間を、就業開始時刻から昼休み開始時刻まで(例えば、動作モード2)、昼休み時間(例えば、タイマからの信号に基づく調光率50%とする制御)、昼休み終了時刻から終業時刻まで(例えば、動作モード2)、終業時刻から翌日の就業開始時刻まで(例えば、動作モード1)、と分割し、各時間帯で動作モード等の切り替えを行う。また、1週間を、出勤日(例えば、月曜日から金曜日)と休日(例えば、土曜日及び日曜日)とに分割し、各時間帯で動作モード等の切り替えを行う。このように構成すれば、よりきめ細やかな照明制御を行うことができ、省エネルギーの効果も上げることができる。
実施の形態6.
上述した各実施の形態では、照明制御装置1の4つの動作モードにおけるフェードイン時間、フェードアウト時間及び調光率RCLを照明リモコン7の操作者が1つ1つ設定する例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、各動作モードごとに、統計や顧客の要望に応じた推奨値を予め記憶部15のプリセット領域に記憶しておき、操作者が推奨値からの変更を希望するフェードイン時間、フェードアウト時間、あるいは調光率RCLのみを設定変更するように構成しても良い。
この場合、単に、動作モード0〜3とするのではなく、就業エリアブロック41や廊下エリアブロック45等、各エリア又はエリアブロックごとに適した動作モードをプリセットしておいても良い。そして、照明装置の設置後の照明リモコン7を用いた初期設定を行う際に、例えば、「設置エリアの選択」項目として、「就業エリア」、「廊下エリア」、「トイレエリア」等を設け、「就業エリア」を選択すれば動作モード2が、「廊下エリア」及び「トイレエリア」を選択すれば動作モード3が自動的に設定されるように構成する。また、各エリアごとの動作モードについても、1種類ではなく、省エネルギー化を重視するモード、照明の調光に対する人の快適性を重視するモード、省エネルギー化と照明の調光に対する人の快適性の両立を図るモードなど何種類かをプリセットしても良い。このように構成すれば、よりきめ細やかな照明制御を行うことができるとともに、操作性も向上する。
実施の形態7.
上述した各実施の形態では、蛍光ランプの調光率RCLを照明制御装置1から調光信号線8を介して供給されるPWMの調光信号SCLに基づいて制御する例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、位相制御端末器により調光信号SCLを位相制御調光信号に変換し、位相制御調光信号に基づいて白熱灯やハロゲン照明器具、あるいは、位相制御調光方式の蛍光ランプを調光制御するように構成しても良い。このように構成すれば、汎用性が向上する。
実施の形態8.
上述した各実施の形態では、照明装置はそれぞれ独立しており、当該照明装置を構成する照明制御装置1が対応するエリア又はエリアブロックに設置されている照明器具のみを制御する例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、就業エリア21の各就業エリアブロック411〜419に設置されている9個の照明制御装置1と、これら9個の照明制御装置1を制御する中央制御装置とを信号線で接続するとともに、すべての就業者の出社時刻及び退社時刻を記録するタイムレコーダを中央制御装置に接続する。
また、中央制御装置を構成する記憶部には、各就業者に付与された社員コードごとに、所属部署、割り当てられた机42が配置されている就業エリアブロック41の位置、申請されている出社時間帯及び退社時間帯(フレックスタイム制の場合)、出張の予定などが記憶されるように構成する。そして、各就業者が出社し、上記社員コードが記録されている社員証等をタイムレコーダの挿入口に挿入して自己の出社を登録すると、中央制御装置は、タイムレコーダからの社員コードに基づいて、上記記憶部を検索して、当該就業者が当該就業エリアブロック41で就業する複数の就業者のうち、最初に出社した就業者である場合には、当該就業者に割り当てられている机42が配置されている就業エリアブロック41の照明器具6を制御する照明制御装置1に最初の就業者が出社した旨を通知する。この通知を受けた照明制御装置1は、設定されている動作モードに応じて、上記就業エリアブロック41の照明器具6の調光制御を開始する。
一方、ある就業エリアブロック41で就業する複数の就業者のうち、最後まで就業していた就業者が退社する際にタイムレコーダの挿入口に社員証等を挿入して自己の退社を登録すると、中央制御装置は、タイムレコーダからの社員コードに基づいて、上記記憶部を検索して、当該就業者に割り当てられている机42が配置されている就業エリアブロック41の照明器具6を制御する照明制御装置1に最後の就業者が退社した旨を通知する。この通知を受けた照明制御装置1は、設定されている動作モードに応じて、上記就業エリアブロック41の照明器具6を調光制御する。
なお、図2に示す廊下エリア22、トイレエリア231〜233、階段エリア25及び給湯エリア26に設置された各照明制御装置1も上記中央制御装置に信号線を介して接続しても良い。この場合、上記就業エリア21で就業する複数の就業者のうち、いずれかが最初に出社し当該フロアの出入口の施錠を解除し、その旨を示す信号が上記中央制御装置に供給されると、各エリアに設置された各照明制御装置1が就業時間帯用に設定された動作モードでの動作を開始する。一方、上記就業エリア21で就業する複数の就業者のうち、いずれかが最後に退社し当該フロアの出入口を施錠し、その旨を示す信号が上記中央制御装置に供給されると、各エリアに設置された各照明制御装置1が就業後の時間帯用に設定された動作モードでの動作を開始する。このように、この例の構成によれば、当該フロアに設置されているすべての照明器具の調光制御を統一的に行うことができる。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述した各実施の形態では、動作モードやフェードイン時間、フェードアウト時間は、ワイヤレスの照明リモコン7により設定する例を示したが、これに限定されず、照明装置1と信号線を介して接続された設定器により設定しても良い。
また、上述した各実施の形態では、外部信号として、タイマ51及び52からの時刻到達信号ST1及びST2、火災感知器4からの火災感知信号SF、あるいは施錠信号を用いる例を示したが、これに限定されない。外部信号は、例えば、窓に設置された防犯スイッチが当該窓が開いていることを検知して出力する窓開放検知信号、給湯エリア26のガスレンジ31近傍に設置されたガス漏れ検知器がガスレンジ31におけるガス漏れを検知して出力するガス漏れ検知信号等であっても良い。なお、タイマ51及び52からの信号は、所定時間の経過を示す時間経過信号でも良い。
また、上述の各実施の形態では、照明制御装置1は、動作モード0〜動作モード3の4つすべてを有する例を示したが、これに限定されず、いずれか1つを有する場合でも良く、また5つ以上有しても良い。さらに、動作モードの内容も上記動作モード0〜動作モード3に限定されることはない。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1を示す照明装置のブロック図である。 照明装置が適用されたあるビルディングのあるフロアの概略平面図である。 就業エリアブロックの構成を示す概略図である。 就業エリアブロックの天井への照明装置の取付例を示す概略図である。 廊下エリアブロック、トイレエリア、階段エリア、給湯エリアの各天井への照明装置の取付例を示す概略図である。 動作モード1に設定された場合の照明制御装置の動作を説明するための図である。 動作モード2に設定された場合の照明制御装置の動作を説明するための図である。 動作モード1に設定された場合の照明制御装置の動作を説明するための図である。 就業エリアを構成する9個の就業エリアブロックに設置されている9個の照明装置の動作を説明するための概略図である。 就業エリアを構成する9個の就業エリアブロックに設置されている9個の照明装置の動作を説明するための概略図である。 就業エリアを構成する9個の就業エリアブロックに設置されている9個の照明装置の動作を説明するための概略図である。 照明器具の点灯時間に対する光束維持率の変化の一例を示す図である。 照明器具の点灯時間に対する調光信号出力の変化の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2である照明装置を構成する照明制御装置に記憶される設定テーブルの構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 照明制御装置、2 人感センサ、3 照度センサ、4 火災感知器、51,52 タイマ、6,61〜6n 照明器具、7 照明リモコン、8 調光信号線、11 外部入力部、12 制御部、13 調光信号出力部、14 送受信部、15 記憶部、21 就業エリア、22 廊下エリア、231〜233 トイレエリア、24 エレベータエリア、25 階段エリア、26 給湯エリア、27 洋式便器、28 個室、29,33 ドア、30 エレベータ、31 ガスレンジ、32 シンク、41,411〜419 就業エリアブロック、42 机、43 椅子、44,47 蛍光ランプ、45,46 廊下エリアブロック。

Claims (12)

  1. 人体の有無を検出する人感センサからの人体検出信号と、検知エリア内の照度を検知する照度センサからの検出値とに基づいて、照明器具の点灯、消灯及び明るさを制御する照明制御装置において、
    前記人体検出信号の値を無効とする動作モード0と、
    前記人体検出信号の値が人体検知状態から人体非検知状態に変化した場合、前記照明器具が点灯している状態から第1フェードアウト時間をかけて前記照明器具を調光制御して消灯する動作モード1と、
    前記人体検出信号の値が人体検知状態から人体非検知状態に変化した場合、前記照明器具が点灯している状態から第2フェードアウト時間をかけて前記照明器具を調光制御して中間調光率に到達させた後、保持時間だけ保持し、その後、前記照明器具を調光制御して消灯する動作モード2と、
    前記人体検出信号の値が人体検知状態から人体非検知状態に変化した場合、前記照明器具が点灯している状態から第4フェードアウト時間をかけて前記照明器具を調光制御して下限調光率に到達させる動作モード3とを有し、
    そのうち少なくとも1つの動作モードが実行可能かつ選択可能に構成され、
    前記第1フェードアウト時間、前記第2フェードアウト時間、前記第4フェードアウト時間、及び前記保持時間の少なくとも1つが設定可能に構成されていることを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記動作モード1では、前記人体検出信号の値が人体非検知状態から人体検知状態に変化した場合、前記照明器具を点灯させた後、第1フェードイン時間をかけて調光制御して第1調光率に到達させ、
    前記動作モード2では、前記人体検出信号の値が人体非検知状態から人体検知状態に変化した場合、前記照明器具を点灯させた後、第2フェードイン時間をかけて調光制御して第2調光率に到達させ、
    前記動作モード3では、前記人体検出信号の値が人体非検知状態から人体検知状態に変化した場合、前記照明器具を点灯させた後、第3フェードイン時間をかけて調光制御して第3調光率に到達させ、
    前記第1乃至第3フェードイン時間の少なくとも1つが設定可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  3. 前記動作モード1では、前記人体検出信号の値が人体非検知状態から人体検知状態に変化した際、前記照度センサの前記検出値が前記第1調光率に対応した照度より高いことを示す場合には、前記人体検出信号の値を無効とし、
    前記動作モード2では、前記人体検出信号の値が人体非検知状態から人体検知状態に変化した際、前記照度センサの前記検出値が前記第2調光率に対応した照度より高いことを示す場合には、前記人体検出信号の値を無効とし、
    前記動作モード3では、前記人体検出信号の値が人体非検知状態から人体検知状態に変化した際、前記照度センサの前記検出値が前記第3調光率に対応した照度より高いことを示す場合には、前記人体検出信号の値を無効とする
    ことを特徴とする請求項2記載の照明制御装置。
  4. 外部信号の値又は複数の外部信号の値の組み合わせごとに、前記動作モードのいずれかを割当て可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明制御装置。
  5. 外部信号の値又は複数の外部信号の値の組み合わせごとに、割り当てられた動作モードにおいて前記照度センサからの前記検出値を有効とするか無効とするかを選択可能に構成されていることを特徴とする請求項4記載の照明制御装置。
  6. 前記照明器具が設置されるエリアと前記動作モードとが予め対応付けられており、前記エリアの選択により対応した前記動作モードが選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の照明制御装置。
  7. スケジュールに応じて、前記動作モードの切り替え、前記照度センサからの検出値の有効又は無効の切り替え、前記第1フェードアウト時間、前記第2フェードアウト時間、前記第4フェードアウト時間、前記保持時間、前記第1乃至第3フェードイン時間の変更の少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の照明制御装置。
  8. 前記スケジュールは、24時間周期であることを特徴とする請求項7記載の照明制御装置。
  9. 前記スケジュールは、1週間周期であることを特徴とする請求項6又は7記載の照明制御装置。
  10. 少なくとも1つの照明器具と、請求項1乃至9のいずれかに記載の照明制御装置とを備えたことを特徴とする照明装置。
  11. 複数の就業エリアブロックに設けられた請求項1乃至9のいずれかに記載の複数の照明制御装置と、前記複数の照明制御装置を制御する中央制御装置と、就業者の出社時刻及び退社時刻を記録するタイムレコーダと、前記就業者に付与されたコードごとに当該就業者が就業する前記就業エリアブロックが記憶された記憶部とを備え、
    前記タイムレコーダは、前記就業者の操作に応じて前記コードを前記中央制御装置に供給し、前記中央制御装置は、前記タイムレコーダからの前記コードに基づいて、上記記憶部を検索して、当該就業者が当該就業エリアブロックで就業する複数の就業者のうち、最初に出社した就業者である場合には、当該就業エリアブロックに設けられた前記照明制御装置にその旨を通知し、当該就業者が当該就業エリアブロックで就業する複数の就業者のうち、最後に退社した就業者である場合には、当該就業エリアブロックに設けられた前記照明制御装置にその旨を通知し、前記照明制御装置は、前記通知に基づいて設定されている前記動作モードを実行することを特徴とする照明制御システム。
  12. 少なくとも1つの照明器具と、請求項11記載の照明制御システムとを備えたことを特徴とする照明システム。
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